NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2012年11月30日 (金) | 編集 |

第53回

どうにかこうにかロビーウエディング開催が決定。純は、準備にてんてこまいになる。

(2012年11月22日 NHKネットステラ)


「しかたない、君にはこの企画から外れてもらうしかないですね。
…皆で決めたことに従えないなら出て行きなさい。」

「ちょっと待ってくださいよ、総支配人!」

「いいかげんにしろ!」


露木が純を制し、米田がドアを開けて会議室から出るように促しました。

沈黙…

(おじい、やっぱ無理だよ)

… … … … … …

純が、あきらめて外に出ようとしたその時です。

「申し訳ありませんが、私もこの企画から降ろさせていただきます」

桐野が席を立ちました。驚く純。

「もし私が結婚するなら、こういう結婚式にはでたくないからです。 …実際に私が結婚できるかは、別の話ですが」

そう言うと、さっさと出口に向かって歩き出しました。

露木が、代わりに池内に新郎新婦と連絡をとるように指示を与えました。

「すみませんが、お断りいたします。私は、おふたりを説得する自信はありませんし、ブライダルの人間として、待田の言っていることに反論できないからです」

池内と桐野は、同期であり、しかも二人とも独身でした。

二人に続いて、千香も席を立ちました。

「あの、すみません。私も独身で、待田さんと同期なので。私なんかどうせ、いなくても困らないと思いますけど…」

純は、首を振りました。

「何を言うてるんや?!お前ら、いい加減にしろ!」

露木がまた怒鳴りましたが、明らかにうろたえています。

中津留が、民子が中心になって企画を進めるように指示しました。

「私も取材抜きで、おふたりのためだけに結婚式をした方が、オオサキの本当の宣伝になるような気がしてきました」

これ以上、異を唱える者はひとりもいませんでした。

中津留は、黙って会議室を出て行きました。

(おじい、あたしやっぱこのホテル、好きかも

…純が、女性スタッフたちに先代大先社長の精神を呼び覚ました。…

… … … … … …

(今度こそ、本当に絶対、ロビーウエディングができます。結婚式を挙げたくても、できないふたりのために…)

浮かれる純に桐野がくぎを刺しました。

「何、感傷に浸っているの?あと二日しかないのよ、式まで」

(でも、いざ準備を始めると、何から何まで大変で)

ロビーのセッティングから撤収の段取り、必要な人員の確保、予算の枠内できる限りの花をリクエストしたり…

… … … … … …

帰宅後、どっと倒れこむ純。

「もう~あと二日しかないのに、予算もないし、みんないろいろ言うし… 一番怖いのは、桐野さんのダメ出し」

『当日、新郎様と新婦様の控室は確保しているの?』
『インカムがないと、スタッフの声が騒々しくてお客様の迷惑になるわよ』
『ちゃんと、三つの流れを考えてる? サービス員の流れ、新郎新婦の流れ、参列者の流れ、もっとしっかり考えなさい、失敗は許されないのよ』

「それは、きっと愛の鞭ですよ」

「おかげでさ、常に何か忘れてるんじゃないかと… あっ!」


急に思い出して大声を上げる純。

「牧師さん。予算がないから、本物頼めないから、どうにかしなきゃならないんだけど」

そんな純の顔を見て噴き出す愛。

「いろいろ言っているけど、何か純さん幸せそうだなって思って」

「あっ! 音楽。予算がないから、それも頼まなきゃいけないのよ、どうしよう…」

「その二つなら大丈夫ですよ」


…愛の第六感?…

… … … … … …

式前日、打ち合わせ。

「いよいよ、結婚式が明日に迫りました。そういうことで今日は、最終確認…」

「待田さん、牧師さんの件はどうなったの?」


桐野がいきなり確認してきました。

「やはり、本物の牧師さんに頼むのは無理なので、水野さんにお願いしたいなと思っています」

水野は、シビルウエディングミニスター~宗教に関係なく結婚式を取り仕切ることができる資格を持っていました。…愛が調べてくれた情報です。

渋る水野でしたが、三名のお局たちからもご指名されて、素直に引き受けてくれました。

音楽も、アマチュアのピアノとヴァイオリンとチェロを弾ける人を確保しました。

「あ、コーラスもあった方がいいと思いませんか?」

ここでは、広報の民子が名乗り出ました。

「あの、実は五年前に廃部になったんですけど、コーラス部のメンバーが三人ほど残っているんですけど、私を入れて」

願ったりかなったりです。

「他の二人にもお願いしてもらえませんか?」

「その必要はありません。 …ここにいるからです


桐野が立ち上がりました。

もう一人のメンバーは、池内でした。

… … … … … …

ロビーの階段あたりで、当日のシミュレーションをする純。

その様子を見ていた大先社長に気付きました。

「いよいよ明日だね。ロビーウエディング …しかし、水臭いよ。最初から俺に言ってくれれば、すぐに許可したのに」

大先は少し寂しそうに言いました。

「そうしようと思いましたよ、何べんも。でも社長も今大変な時期だし、甘えちゃいけないなと思って。 

…あの、その代わりと言ったら何なんですけど、一つお願いが。
明日、両家のご家族がいらっしゃらないかもしれないので、そしたら、花嫁さんと一緒にヴァージンロード歩いていただけませんか?」

「本当?喜んで。何だか俺だけ蚊帳の外みたいで寂しかったんだよ」


… … … … … …

「もしかして、難航しているんですか? 外資との合併の話」

「今の世の中、何でも効率第一で、苦しくなったら、リストラすればいいっていうのも何か安易な考え方のような気がするんだよな。

ホテルの存在意義ってただ単に利益を上げるだけじゃなって、そこに来た人に特別な時間と空間を提供することのような気がするし…

それに、俺やっぱ経営するより、泊まるほうが好きなんだよな、ホテルに」

「結構良いこと言っているのに、最後に尻すぼみしないでくださいよ」

「しゃちょうといると元気が出るよ」


… … … … … …

大先が急に直立不動になりました。純が振り返ると、桐野が立っていました。

「明日、ホテル各所に出す掲示なんだけど、違うんじゃないの、これ?」

『本日ロビーでウエディングをとりおこないます。ご迷惑をおかけしますが、ご容赦ください』

何が違うか、純にはわかりませんでした。

「それじゃ、まるで悪いことをしているみたいでしょ? “皆様もぜひ祝福の輪にご参加ください”にすべきじゃない? 他のお客様にも幸せな気持ちになってほしいのなら」

純も大先もうなずきました。

「早速、直してきます!」

… … … … … …

(おじい、桐野さんのダメ出しは、ギリギリまで厳しかったけど、いよいよ結婚式の日がやってきました)

スタッフとスタジオで最終確認をする純。

「花嫁さんと花婿さんは今、予定通りスタンバイなさっています。このあと、一度ここに誘導してから、“せっかくですんで、ロビーで写真撮影しませんか”とお誘いします。

で、おふたりがロビーに来たら、目の前にはヴァージンロード、鳴り響く音楽、スタッフの拍手、びっくりするおふたり…そして、感激の涙。って感じで行きたいと思います」


ドアがいきなり開いて、慌てた千香が飛び込んできました。

「大変です!新郎様と新婦様が結婚式に出たくないと言い出して」

「えっ?!」


…今回は、オオサキの女性スタッフ、特にお局様たちの男前っぷりが、清々しく感じた回でした!…それに比べて、男性陣のだらしのないこと…

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2012年11月29日 (木) | 編集 |

第52回

オオサキの広報・民子(むかいさとこ)が創業60周年記念のイベント企画に頭を悩ませていることを知った純。「ぴったりの企画がある」とロビーウエディングを提案する。

(2012年11月22日 NHKネットステラ)


(おじい、何なの、一体? どいつもこいつも役所のたらいまわしみたいなこと)

「相変わらず、呼び鈴を押して、もめ事探すみたいなことやってるのね、あなた」

企画書をめくりながら、多恵子が後からついてきました。

「企画書の冒頭に総支配人の座右の銘を入れたまではよかったのに」

“ホテルマンに不可能はない。みんなが一丸となって、同じ目的に向かえば”

「だから、良い企画書だっていってくれたんだ」

自分で書いたのに知らないのかと、怪訝な顔の多恵子。

「…いとしくんが、こっそり足してくれたんで。

あたしが、オオサキを“まほうのくに”にすること応援してくれてるから」


あきれた顔の多恵子。企画書を純に突っ返しました。

「そんなこと頑張っても無駄よ、どうせ不可能だから。
…このホテルが外資系のホテルと合併することは知ってるわよね? そこの代理人なの私。

いくらあなたが頑張っても夢や浪漫で経営が成り立つ時代は、終わってるのよ」


… … … … … …

露木、米田両部長の許可が下りなければ、話を進めることができません。しかし、二人ともこれ以上、純の話に耳を貸そうとはしませんでした。

どうしようもない、気持ちを抱えて帰宅した純は、いきなりトイレに閉じこもりました。

「顔見られたくないの、今。会社の奴らに対する怒りとかイライラとか諦めとか寂しさとか殺意とか絶望感で、あたしの醜くて凶暴で悪魔のような本性がむき出しだと思うから! 

あんなホテルなんか、いとしくんママに乗っ取られちゃえばいいんだよ」

「ウチの母に会ったんですか?」


興奮して思わず、多恵子のことを口に出してしまいました。愛の声が曇りました。

「うん、今度吸収合併する外資系ホテルの代理人なんだって…

やっぱ、味方は、いとしくんだけだよ。 それに比べてホテルの奴らときたら…」

「大丈夫ですよ。純さんのことわかってくれる人が、必ずいます」


そう慰められ、愛の作ってくれた夕飯を食べて、少し元気になった純でした。

… … … … … …

(でも、何処にいるんだろう? あたしの気持ちを分かってくれる人が…)

純は、ロビーを見渡してみました。

そんな人がすぐに見つかるわけが …ふと、スタッフの女性が一人、難しい顔をしながらキョロキョロとロビーを見て回っているのが目に入りました。

「あのう、どうかしたんですか? 相当悩んでいる顔してたんで」

純に声を掛けられた女性はちょっと照れくさそうに答えました。

「あ、私、広報にいるんだけど、オオサキの創業60周年企画でロビーを使った何かイベント考えないといけないんだけど、全然思いつかなくて…」

「!!」


余りのグッドタイミング、声が詰まって言葉がなかなか出てこない純。

過呼吸かと心配する女性に純は、やっとのことで持っていた企画書を差し出しました。

「ぴったりの企画があるんです!見てください!ロビーのウエディングなんです」

企画書に目を通した女性~広報の民子は、即座にこの企画を気に入ってくれました。

… … … … … …

(おじい、信じられないけど、それからはアレヨアレヨって感じで…)

「マスコミに売り込めば、オオサキのイメージアップになりますよ」

民子の後について、営業部長の許可をとった純は、露木と米田の判もあっけなく貰うことに成功しました。

そして、中津留総支配人の元へと。

「現場全員の総意です」

中津留も判を押し、決済が下りました。

「ありがとうございます!」

… … … … … …

「えっ、じゃあ、結婚式できるんですか?」

電話の向こうから、純の明るい笑い声が聞こえてきます。

「決まる時はあっという間に決まるもんなんだね。会社っていうのは宣伝になるとか利益が見込めるとか、そういうことで動くんだね、ちょっと寂しいけど」

「そうですか、よかった…ですね」


純は、思ったよりも愛が喜んでいないように感じました。

「何か、このままでは済まないような…あとまだ一山も二山もありそうな…」

「何?それ、どういう意味…」


純が愛の言葉の意味を確かめようとした時、民子が打ち合わせの時間だと声を掛けました。

電話を切った愛を胸騒ぎが襲いました。

…愛は人の本性を読む他に、予知能力もあるのでしょうか? イワユル第六感が鋭くなったということ…

… … … … … …

打ち合わせ、会議室には各部署の責任者、担当が勢揃いしていました。

(やっとのことで、ロビーウエディングができることになり、段取りが次々と決まっていくのに、いとしくんの言葉が引っ掛かるのは何故?)

「じゃあ、その件は頼んだぞ。待田」

うわの空だった純は、露木の話を聞いていませんでした。

「新郎様と新婦様に早く伝えておけ、結婚式やることを」

「カメラが入って、取材することを事前に言っておかないと、トラブルになったら困るでしょ?」


民子が付け加えました。

話が純の思惑と違った方向に進んでいました。

「でも、それじゃあ、サプライズにならないですよね?」

「そこにこだわる必要があるのか?」


当然のことのように米田。

「それって、本当におふたりを祝福することになるんですかね?
今、気づいたんですけど、これって、お客さんの結婚式をホテルの宣伝に利用しているだけじゃないですか?」


… … … … … …

「お客さんのための結婚式を、ホテルのための結婚式になっていませんか、これ?」

困っている民子。

「もし、もしお客さんが、取材は一切しないでほしいって言ったらどうしますか?」

誰も答えることができません。

「すみません、あたしから企画持ち込んだのに。でも、あたしは、元々このふたりが、これから人生の大変な船出をはじめるから、それを励ましたかっただけなんです。

ホテルの利益とか宣伝とか、そういうのを度外視するから、オオサキが素晴らしいホテルだって、思ってくれるんじゃないですかね」


皆、黙って聞いています。

「またここに来ようって思うんじゃないですかね、そういうのが結局、宣伝とか利益になる

…ことに決めました、あたし。だから、取材は一切なしで、おふたりを祝福してあげませんか?」


口を切ったのは露木と米田でした。

「いいかげんにしろ、いまさら何言うてるんや!」
「そうだよ、皆協力してやっているのに」


純も引き下がりません。

「でも、総支配人は年頭のあいさつで言っていたじゃないですか、“ホテルマンに不可能はない。みんなが一丸となって、同じ目的に向かえば”って、あたしは、その言葉を証明したいんです。オオサキで働いている皆で」

… … … … … …

純の話が終わるのを待っていたように、中津留総支配人が会議室に入ってきました。

「打ち合わせは順調かと思って」

「それがですね、不測の事態というか、余計なことをいうやつがいまして…」

「…知っています。外まで聞こえてましたから。彼女の真剣な声が」


(もしかして、あたしを応援しに来てくれたんですか? 総支配人)

… … … … … …

「待田君」

純は、期待して返事をしました。しかし…

「しかたない、君にはこの企画から外れてもらうしかないですね」

部屋の空気が凍りつきました。

(嘘、この人は分かってくれると思ったのに…)

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2012年11月28日 (水) | 編集 |

第51回

料飲部長・露木(や乃えいじ)に「他部署の許可を取ってこい」と言われた純。愛(いとし・風間俊介)が加筆した企画書を手に方々を回るが、うまくいかない。

(2012年11月22日 NHKネットステラ)


「とにかく企画書を見てください」

純の企画書に目を通す、露木。

「もちろん、他のお客さんの邪魔にならないように、ロープで仕切ってスペースは確保します。それに、ウエディングドレスの花嫁さんに見たら、何かいいことに出会ったような気持になると思うんです…」

このプランについて熱く語る純。

「無理だ」

と、露木は一言。

「そんなん前例がないし、第一ロビーでやるとなると、他の部署の協力も必要やぞ。
…それに、ロビーは宿泊部の管理なんや」

「じゃあ、宿泊部長のOK貰えれば、許可してくれるんですね?」


(やってやろうじゃないの!見ててね、おじい)

… … … … … …

宿泊部長の米田は、純の企画書をざっとめくっただけで、放り返しました。

「こんなもん、許可できるわけないだろうが。 …クレームが来た時、対応するのはウチの人間だし、警備だって嫌がるんだよ」

「皆さんには極力ご迷惑かけないようにしますから、何とかおふたりのために結婚式を開いて、ホテル全体で祝福してあげませんか? お願いします」

「こういうことは、まずお前のところの部長の許可とってくるのが筋だろう?」


席を立って、携帯をかけながら部屋を出て行く米田。

そばにいた水野に協力してほしいと頼みましたが、「忙しいから」とむげなく断られてしまいました。

諦めきれない純は、千香にも協力を求めます。

純の案は、良いと思うけど、自分は何もできないと言う千香。

「そんなことないよ、いっぱいあるよ」

「例えば?」


千香のできること、 …急に聞かれて、全く思いつかない純(汗)

「もう、ええわ!」

…切れると地(関西弁)が出る千香ちゃん…

(何やっているんだい、あたしは…)

… … … … … …

ロビーで見つけた桐野、純の顔を見ただけで、

「協力できないわよ、ロビーウエディングなら」

純は、“歩みいる者に安らぎを、去りゆく者に幸せを”と書かれたプレートを指しながら言いました。

「これって、ウチのホテルの精神なんですよね? だったら、皆、なんで前例がないとか、仕事が増えるとか、リスクはどうするとか言うんですか?」

「組織なんて、しょせんそんなものなの」


純は引き下がりません。

「桐野さんは、オオサキは良いホテルだと思いますか? わたしは、思います …と、信じたいんです」

「そんなこと言ってるからダメなのよ。

あなたは、自分が言っていることは、正しいんだから、人は協力してくれるだろうとか、協力してくれるべきだって、希望的観測で動いているだけじゃない! そんな甘い考えで人が説得できると思う?

協力は、期待するものでも要求するものでもなく、うまく引き出すものよ」


… … … … … …

次の日の朝。

「純さん、これなんですけど。 …出過ぎたマネかと思ったんですけど」

愛が純に分厚い書類を渡しました。

純の作った企画書に、イメージしやすいように表紙にカップルの写真をつけ、押しつけがましい文章をソフトにして、他の人が恐れているリスクやコストに関する安心感を与える記述を加え、このロビーウエディングが、いかにホテルにとってメリットがあるかを強調させた大改訂版でした。

「いい!凄いこれ!」

「あとは、純さんの情熱で他の人を説得してください」


… … … … … …

純は、出社すると、愛が手直ししてくれた企画書を持って、社長の部屋に向かいました。

(やっぱ、社長に頼むしかないか、物事を決めるにはトップダウンが一番って言うし)

しかし、いざドアの前に立つと、躊躇してしまう純。

(ああ、でも何かちょっと卑怯な気がするのは何故?)

考え直して、踵を返した瞬間、後ろに立っていたのは大先社長本人でした。

… … … … … …

テーブルやソファの上まで雑然と広げられた書類の山、いつもの社長の部屋と違いました。

思わず目的を忘れて、たずねる純。

「もしかして、例の外資との合併の話ですか?」

「そうなんだよ…詳しく契約書見たら、対等合併じゃなくて、吸収合併みたいになっててさ
…向こうの要求通りにすると、徹底したリストラと無駄の排除ってことで、ブライダルやレストランまで外部に委託することになりかねない。

先代が残したオオサキの理念や浪漫が全然残らないんだよ、このままじゃ」


…そんな重要なこと、一介の新人社員に話しちゃってもいいんですか?…

「じゃあ、どうするんですか?」

「まあ、本当一応は考えていることは、あるんだけどさ」


… … … … … …

大先が次の間の引き戸を全開にすると、そこには、どこかで見たことがあるような~純が何回か目撃した大先が、この部屋で密会していた~顔ぶれが並んでいました。

風水、占星術、タロット、夢占い、お香、姓名判断、手相、パウル(タコ占い)…純が愛人だと勘違いしていた人たちは、実はいろいろな占い師だったのでした。

「“人事を尽くして天命を待つ”皆さん、是非力をお貸しください!」

「ちょ、ちょ、ちょっと、社長。」


… … … … … …

「こんなことしてたら、先代に笑われますよ! …本当に人事を尽くしたんですか?
あたしにできることだったら、何でもしますから。

お父さんが作ったオオサキを守るためにも、頑張ってください。社長」


オオサキは、まるで叱られた子供みたいな顔で黙って聞いています。

「あたし、本当にこのホテル大好きなんです。社長のお蔭でここに入ることができて、良かったって感謝しているんです。だから、お願いですから守りましょう」

「わかった。ありがとう」


… … … … … …

結局、社長に企画書のことを言い忘れてしまった純、ため息…

「げっ、いとしくんママ」

ロビーに降りた純は、多恵子と総支配人の中津留に出くわしました。

「あら、あなた、まだ生きていたの? ストーカーに殺されたかと思っていたのに」

(いきなり先制パンチ…)

「安心してください、お母さん。これからは、いとしくんが何があっても、あたしのこと守ってくれますから」

純も負けてはいません。

「お願いだから、人前でその呼び方するの止めてくれる? あなたがその名札つけてるだけでも不愉快なんだから」

『待田 純』の名札に顎をしゃくりました。

…多恵子が、中津留と頻繁に会っていた理由は、やはり合併がらみの件でしょうか?…

「君、失礼がないようにね。大事な方なんだから」

(あ、影薄いから忘れてた。)

総支配人のことを忘れていました。純は無理やりに中津留に企画書を読んでくれるよう頼みこみました。

… … … … … …

「いい企画書じゃないか」

一通り企画書を読み終えた中津留は、そう褒めました。

「じゃあ、許可してもらえるんですか? ロビーでの結婚式」

純がまだ、各部署に根回しが済んでいないことを知ると、中津留が言いました。

「だったら、早くOKを取ってきなさい。すぐに許可するから」

露木も米田も相手にしてくれないことを訴えようとした時、待ちくたびれてこちらを睨んでいる多恵子と目が合いました。

「そこを何とかするのが、企画立案者のやる気と熱意でしょ?」

そう言い、ミーティングルームに入っていく中津留に、せめてもと企画書を預けました。

(おじい、何なの、一体? どいつもこいつも他の人の許可とって来いって)

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2012年11月27日 (火) | 編集 |

第50回

やはり撮影だけでなく式を挙げてあげたい。そう思った純は、2人にないしょで、ロビーでサプライズ結婚式を挙げることを考案。早速、企画書を書く。

(2012年11月22日 NHKネットステラ)


「あんまりに花嫁さんが綺麗だったもんで、手が震えちゃって」

ウエディングドレスについたジュースの汚れが完全に落ちるまで一週間はかかるとのことでした。写真撮影は、もうあきらめるというカップルを説得して、一週間後に日を改めて撮影をする運びとなりました。

… … … … … …

「すみません。撮影を延ばすのこれくらいのことしか思いつかなくて」

「ようするに、ウエディングドレスが綺麗になるまでに、結婚式ができるようにしろってことね、あたしに

よし!こうなったら、オオサキを“まほうのくに”にするプロジェクト第一弾だ!!」


(おじい、頑張るからさ、応援してね)

… … … … … …

スタッフルーム。

「お願いします!一週間あれば、何とか準備も間に合うし、おふたりのためにサプライズで結婚式挙げてあげませんか?」

純は、露木に再び談判しましたが、渋い顔をするだけです。

「気持ちはわかるけど無理ね、来週の今日はチャペルが一日使えません。イベントが入っているので」

それでも、中々引き下がらない純を池内が一喝しました。

「いい加減にしなさい!お客様はその方たちだけじゃないのよ」

… … … … … …

「とほほだよ。まさかチャペルが使えないなんて」

おまけにクリーニング代と撮影代を純が負担したために、待田家の食事は切り詰めて質素にならざるを得ませんでした。

「すみません、あんなことしか思いつかなくて、やっぱり余計なことだったんじゃ?」

「そんなことないよ。新郎さんたちは一週間待つって言ってくれているんだし …なんかいいアイデアない?」

「チャペルが使えないんだったら、別の場所ではできないですかね? お兄さんたちが、ビーチでやったみたいに。 …誰か相談できないですかね?」


水野は、口もきいてくれないし、そういう相談ができる友達が一人もいないことを実感する純でした。

… … … … … …

「宮古のお母さんに電話してみたらどうですか?」

晴海がいいアイデアを持っているとは思えませんでした。

「でも、心配しているんでしょ? この間来た時、お母さん元気がなかったから」

「もしかして、何か見えたの?」

「噴火寸前の火山みたいに、体中から今までの人生への思いが噴き出していました。

それに、この前、僕がみんなの前で本性言っちゃったから、僕のこと相当嫌っているみたいで…」


… … … … … …

実家に電話してみると、思いもかけない人物が出ました。那覇にマリヤといるはずの正です。

「いやあ、那覇に俺にジャストフィットする仕事がないって言ったら、お母さんに“またウチのホテルで働けばいいじゃないか”って頼まれてさ。それにマリヤが子供産むときにこっちにいた方が安心だしな」

怒っていたはずの善行も大先社長からの融資のお蔭で設備投資したホテルには、人手が必要だったために戻ることを許しました。

正が純からの電話だと伝えたとき、晴海は台所でマリヤと仲良く夕餉の支度をしていていました。

電話にやっと出た晴海は、この前逢った時とは別人のように明るく楽しそうでした。正たちに加えて剛も帰っていたのです。

(結局、再び家族大集合かよ)

「毎日忙しくて目が回りそうさ~」

口でそう言いながら、すっかり元気になっている晴海でした。

… … … … … …

その上、善行までご機嫌で電話に代わりました。

「こっちは危急存亡の時や、深謀遠慮をめぐらして、艱難辛苦をともにのり越え、肩部頂礼を誓いおうとる時や。

おい、今月から倍々で稼いで、借金すぐに返すって、社長にそう言うといてくれ」


数件の結婚式、地元のフォークシンガーのミニライブ、観光課のかりゆしのファッションショーとイベント目白押しの状況でした。

「人手が足りんでな、剛のアホたれを結婚式のキャメラマンに使うつもりや」

“お姉ちゃん”からとニコニコしながら、剛に受話器を渡しました。

「お姉!俺、いい写真撮るよ~」

… … … … … …

バラバラになりかけた家族が、また集まって仲良くやっている…喜ぶべきことなのに、何故だか純は少し面白くありませんでした。

「何よ!あたしだって大変なんだからね~今。結婚式を挙げられないお客様のために、ホテル一丸となって皆で結婚式をサプライズで挙げてあげようプロジェクトの責任者になったんだからね!」

(何言ってるんだ、あたしは… 本当は、結婚式やる目途なんか全然立ってないからさ)

… … … … … …

ホテルのロビー。

依然として、これといった案が思い浮かばない純、ため息…

目の前で、同じようにため息をつく人物がもう一人。大先社長でした。

「あの、社長どうかしました?」

「それがさ、占い見てもらったら、俺は徳川慶喜の生まれ変わりって言われちゃってさ。…徳川幕府最後の将軍ってことは、俺もそういう運命にあるのかなって」


遠い目をしてそんな話をする社長に純は心配になりました。

「もしかして、外資との合併の話で何か問題でもあったんですか?」

否定しながら、足元に転がってきたボールを拾って、客の子供に渡す大先。

「子供の頃、俺もよくここで遊んで、怒られたな親父に。そうだ、これ知ってた?」

大先が指したその柱には、何やら文字が刻まれたプレートが埋め込まれてありました。

「PAX INTRANTIBVS SALVS EXEVNTIBVS」

「ラテン語で“歩みいる者に安らぎを、去りゆく者に幸せを”って書いてある。先代が好きな言葉でさ、これがウチのホテルの精神だって、いつも言ってた」

… … … … … …

「…人は人生を旅する旅人だ。だからオオサキに来た人みんなにこういう気持ちになってほしいって。

ここは、ただの玄関じゃないんだ。たくさんの人が出合い、いろんな人生が交錯する場所なんだ。

本当はもっと椅子とかおいて、ゆっくりくつろいだり、語り合ったりしてほしいんだ、お客様に」


大先の言葉を聞いていて、純が何かひらめきました。

「ここだ~!!」

純のとんでもない大声がロビー中に響き渡り、一同がこちらを見ています。

「社長、社長のお蔭でいいアイデアが浮かびました。ありがとうございます」

そう言い終わるより先に走り出した純、大先が読んでいるけれど、もう耳には入りません。

… … … … … …

それから、鬼のような勢いで作成した企画書。

「お願いします!」

『ハッピー ロビー ウエディング』と表紙に書かれたそれを自信満々で露木部長に提出しました。

「例のお客さんの結婚式、ロビーでやったらどうですか?

おふたりには、サ・プ・ラ・イ・ズで!」


困惑した表情の露木。

「とにかく企画書を見てください」

(おじい、これは絶対いけるよ、きっと!)

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2012年11月26日 (月) | 編集 |

純が新たに担当したカップルが、突然結婚式をキャンセル。
「経済的に難しくなってしまって……」という2人のため、純は「ロビーウエディング企画」を考案する。
オオサキを「魔法の国」にすべく、純は大きな一歩を踏み出す!?


第49回

経済的理由で式をキャンセルしたいというカップルに、純(夏菜)は「せめてウエディング姿で写真撮影を」と申し出る。

(2012年11月22日 NHKネットステラ)


(おじい、あたしが、この前ストーカーにあってから、いとしくんは毎日トレーニングを始めました。無鉄砲なあたしが、これからどんな危険な目にあっても、“自分が守るんだって”、心に決めて…)

早朝トレーニングでひと汗かいた愛が部屋に戻ってみると…

寝ているはずの純が、朝食の準備をしていました。

「たまには、朝ご飯とか作ったりしないと、バチ当たるかな~と思って」

しかし、目玉焼きもトーストもまっ黒焦げ…結局、愛がすべて作り直しました。

…トーストをまっ黒焦げになるまで焦がすって、相当なものですよ…

(朝陽が差し込む中、いとしくんが注いだ牛乳を飲み、トーストの匂いを嗅ぐだけで、なんて幸せ者なんだと思う。

おじい、あたし決めたよ。いとしくんのためにも、もう絶対負けない。ウチのホテルを“まほうのくに”にするために、死ぬ気で頑張るから)

ブライダルサロン、笑顔でテキパキと仕事をこなす純。

… … … … … …

先週、式の予約をしたカップルが、うかない顔でサロンを訪れ、突然キャンセルをしたいと言ってきました。

新郎の父が経営していた会社が倒産し、自殺未遂を起こしたことで、新婦の両親が、娘の将来に不安を感じて、結婚に反対しだしたこと。そのことで、新郎の両親も同じように…
結婚することはするのですが、経済的事情もあって、婚姻届を提出するだけにした、というのがキャンセルする理由でした。

(おじい、悲しいよこんなの。本当は結婚式挙げたいんだろうな…)

母親の着たウエディングドレスを着て、式を挙げることが、耳の不自由な新婦の夢だったと知った純の提案で、写真撮影だけは、ホテルのスタジオで行うことになりました。

… … … … … …

露木部長に報告する池内と純。

「あの、写真撮影だけじゃなく、式も挙げるわけにはいかないでしょうか?」

露木と池内に即却下される純。

「…そこを何とか、できませんか?」

思わず吹き出す露木。

「何とかって、どんな最上級の魔法を使うつもりや? それでなくて、こっちは忙しいんや! オオサキ60周年のイベント企画考えないかんし…ハ~クション!

それに、変な噂もあるしな…」

「なんですか?“変な噂”って?」


… … … … … …

(結局、“そんなことも知らないのか?”って教えてもらえなかった)

コンシェルジュ・スペースで業務に就いている水野。

(あ、あの人なら知っているかも、“変な噂”って何か…でも、この前あんなことあったしな…)

普段通りにいこうと思い直して、声を掛けますが、顔も見ずに仕事を続ける水野。

「気を使って、話しかけなくてもいいよ、俺なんかに」

席を立って歩き出す水野に千香が駆け寄りランチへ誘いました。

「悪いけど、先約があるから」

不愛想に断って、立ち去る水野。

残された千香が、ちらっと純の顔を見ました。

(あ、きっと、あたしのせいだと思っているんだろうな…)

…水野と一緒の職場がつらくて、ホテルを辞めようとまで思っていた(はずの)千香。愚痴を純に聞いてもらうための約束もストーカー騒ぎでそのまま(?)…

… … … … … …

ため息をつく純。

ふと、メインの階段を同じようにため息をつきながら下りてくる大先社長です。

「あの、社長。ひとつ聞いてもいいですか? みんな落ち着きがないんですけど、何かあったんですか?」

「知らないの? …ウチのホテルが、外資系のホテルに吸収合併されるっていう記事が出たんだよ」


持っていた経済紙の見出しを見せる大先社長。驚く純。

「でも、安心して。オオサキの文化や名前は残す対等合併だし、まあ基本的には今までと何も変わらないから」

口ではそう言っていますが、大先社長の背中を見送る純は、いつもはない深刻な雰囲気を感じました。

(だから、この頃、体全体から哀愁を漂わせてたのね…)

… … … … … …

帰宅後、愛にマッサージを受けながら、今日の出来事を話す純。

「本当に大丈夫なんですか? その新聞によると完全に吸収合併って感じですけど」

「あたしは、社長を信じることにする…ことに決めたの!

それよりさ、どう思う?さっきの話」


式を挙げないで、写真だけ撮ることにしたカップルの話です。

「あたしたちと同じでこれから大変できっとつらいこといっぱいあると思うからさ。せめて旅立ちだけは応援したいわけよ。いいアイデアないかな~?」

マッサージを続けながら、「ハッ」と、思いつく愛。

「じゃあ、明日お弁当を忘れてください。大丈夫です。撮影の時にまでは届けます。

…純さんは知らない方が。何か知っていると、変な芝居とかしそうだし。」


何か企んでいる愛の楽しそうな表情。

(何それ?気になる~)

… … … … … …

撮影当日。

母のウエディングドレスを着飾った新婦。隣の新郎が手話で話しかけます。

「ごめんな、式あげられなくて」

首を振る新婦。

(いとしくん、早くしないと終わっちゃうよ!)

ノックの音がして、やっと愛が着きました。

「すいません、いつも妻がお世話になっています。待田純の夫です。妻がお弁当忘れちゃって」

変な芝居をしながら、どんどんスタジオの中に入ってきます。

「あ、きれいな花嫁さんと素敵な花婿さんですね。ひとことお祝いを言わせてもらってもいいですか?」

池内が断るのも無視して、新郎新婦の前に立つ愛。手話を交えてお祝いを述べました。

(手話もできるのかよ?あんた)

「今なんて言ったの?」

「ふたりのためにジュースを作ってきたんでぜひ飲んでくださいって」


水筒を取り出し、コップへジュースを注ぎました。

愛の行動の意味が、純にも何が何だかわかりません。

「純さん★」

愛は目くばせすると、ジュースの入ったコップを両手に持って、ふたりの方へ。

歩き出した途端…つまずき、倒れこむ愛。思いっきりジュースを花嫁に向かってぶちまけてしまいました。

ジュースの色(真っ赤)に染まったウエディングドレス!

「あ~~!!」

唖然とする一同。

「す、すみません」

(ちょ、ちょ、ちょっと、何やってるんだよ? いとしくん…)

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2012年11月24日 (土) | 編集 |

第48回

「純を守れるのは俺しかいない」と確信した水野は、愛に勝負を挑んで……。

(2012年11月16日 NHKネットステラ)


「また、いない…」

最近、愛が朝早く何処かに出掛けているようです。

純がまだ寝ているうちにこっそり出掛けて、朝食を準備するころに帰ってきます。

行く先をたずねても、「散歩していた」とかはぐらかして詳しいことは話しません。

(おじい、この頃、いとしくんは、顔をまともに見てくれません。それは、今のあたしが自分らしくないってことの証明で…

ストーカー事件があってから、人と接するのが怖くて…)

… … … … … …

相変わらず、パンフレットの封筒詰め等の雑用をして一日を過ごしている純です。

昼休み、愛の作った弁当にも余り食欲がわいてきません。 …ため息。

家出中の剛からの着信。

「ちょっと、あんた今どこにいるの?」

能天気な声が返ってきました。

「那覇だよ、那覇。ところで、お姉、見てくれた? …お姉の結婚式の動画をアップしたら、アクセスが半端なかったんだよ~ お蔭で俺、ビデオアーティストっていうのに眼覚めちゃってさ、絶好調!」

浜辺で水着の女の子たちとビデオカメラ片手にはしゃいでいます。

「勝手なことするのやめてよ、恥ずかしから!」

「そんなこと言うなよ。俺、お姉のこと見直したんだから。周りに何言われても、自分のこと貫き通すの凄いなって」


… … … … … …

携帯で動画をチェックする純。

結婚式で、純が多恵子に「命を懸ける」宣言している場面…

(ほんのちょっと前のことなのに、自分じゃない気がするのは何故?)

動画を見ていたら、正とマリヤのことが気になり、電話してみました。

正は、未だに仕事も決まっていないようですが、それなりに幸せそうな雰囲気が伝わってきます。

「お前と、いとしくんには負けるよ。純、お前たちは最高だよ!」

素直に喜ぶことができない純です。

… … … … … …

愛は、弟の純の墓前にいました。「ねむりひめ」の本をお供えします。

「愛ちゃん?」

誠でした。偶然に墓参りに来たのです。

「どうしたん? 愛ちゃん」

「誠の方こそ …お母さんに“司法試験止めたら、将来どうするんだ?”って言われて、答えられなくって、落ち込んで、純に逢いに来たのか」

「わたしのこころの声、聞いたわけ? …そっちこそ、今日は何か臭いで」


誠は、純がストーカーに逢ったことを知っていました。

「この前、ママがホテルで会って、酷いこと言ったみたい。

わたしが司法試験止めるって言い出したのも純さんのせいやって」


母の言いそうなことだ…うつむく愛。

「あの人が普通の奴みたいに臭くなったら、愛ちゃんのせいやから。

また、待田純って人間が不幸になってもいいの?」


… … … … … …

ホテルの退社時間。

純は、水野が車で送ってくれるというので駐車場までついてきました。

「あの、やっぱり悪いんで、今日バスで帰ります」

思い直して引き返そうとする純の手をつかんだ水野。

「やっぱりさ、愛と別れた方がいいんじゃないかな?

今からでも遅くないし、考え直した方がいいよ。

純のこと、守れるのは俺だけなんだからさ」


純は、きっぱりと言いました。

「あたし、いとしくん以外の人を好きになる気はないんで」

腕を解こうとすると却って強く、両方の腕をつかみました。

「俺にはどうしてもわからないんだよ、何であんな男にこだわるのか?」

…あなたこそ、何で純にこだわるの?…

(ちょ、ちょ、ちょ、完全にストーカーになっているよ、あんたが!)

「やめてください」

… … … … … …

愛が立っていました。

「これから、毎日、純さんを迎えに来ようと来てみたら、思わぬ状況になっていたので」

愛に向かって歩き出した水野。

「お前に純、守れるのかよ?」

「頑張ります」

「だったら、やってみろよ。俺に勝ったら信じてやるよ、その言葉」

「わかりました」


純が止めるのを制して、ファイティングポーズをとる愛。

… … … … … …

愛は、パンチを繰り出しましたが、水野にかわされて、反対に投げられてしまいました。

水野は愛を引き起こします。

「高校の頃から、気に入らなかったんだよ」

足を払って倒し、また引き起こす。

「お前さえいなければ、俺が、ずっと一番だったのに」

…結局、そういうことですか…

パンチを入れる。

「俺が、純とつきあっていたはずなのに!」

足を掛けられてひっくり返る愛。

止めないと大変なことになる、純が叫びました。

「もう止めてください!」

… … … … … …

「純さん」

うずくまったままの愛が苦しそうな声で、振り絞るように言います。

「…あなたは、きっとこれからもたくさん損をすると思います。

そんな時は、あなたの盾になって、僕があなたを守りますから!


…20年以上前に、同じようなセリフを善行によく似た人が言っていたような…

ずっと、そのままでいてください。」

… … … … … …

「何、一人で盛り上がっているんだよ?」

尚も技をかけようと近づいてくる水野。愛が振り向きざまに放ったパンチがカウンター気味にヒットしました。

ぶっ倒れる、水野。…起き上がれません。

慌てて駆け寄る愛。

「ごめんなさい、水野君。大丈夫?」

クラクラしながら、やっと体を起こした水野。何かに納得したように数回うなずき、愛の肩をパンパンと叩くと、去っていきました。

… … … … … …

顔には殴られたアザ、よれよれになった愛。

「純さん、僕は、まっすぐにあなたを見ていたいんです。あなたが見れなくなるのがつらいんです。だから、胸を張ってください。

胸を張れ!待田純

そのために待田愛は生きているんだから」


… … … … … …

朝、純を起こさないようにベッドからそっと抜け出す愛。

ランニング、公園の鉄棒で懸垂、シャドーボクシング…

その様子をブランコから見ている純に気付いた愛。

「毎日朝早くから何しているのかな?って思っていたら、こういうこと?」

「すいません …強くなりますから、俺」


愛は、そのままランニング~走り出しました。その背中を愛おしく見つめる純。

… … … … … …

届け物のため、久しぶりに足を踏み入れたブライダルサロン。

純は途中で担当を外れていたカップルが、もめているのが目に入りました。思わず、口をはさみます。

「いいかげんにしたら? 自分たちがどれだけ幸せかわかってます? …世の中には好きな人と結婚できなくて、つらい思いをしている人がいっぱいいるのに。

…問題点は何?」


「じゃあ、相談に乗ってくれるんですか?」

「アドバイス欲しかったんです。待田さんの」

「もちろんです!」


(あたしも自分に負けるのだけは止める。勇気を失うことは自分を失うことだから、美味しいお弁当と ピッカピッカの靴と このぬくもりがあれば、乗り越えられるから…)

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2012年11月23日 (金) | 編集 |

第47回

純を助けられなかったことに引け目を感じ始める愛。2人の仲もギクシャクしてしまう。

(2012年11月16日 NHKネットステラ)


医務室で、怪我の手当をする純。

転んだ時にひねった足と、ネックレスを無理やりちぎり取られた時に少し首を切りました。

「今日は、ゆっくり休んだ方がいいよ」

「本当にありがとうございました」


職場に戻ろうとする水野に愛も礼を言いました。

何か言いたそうな雰囲気でしたが、一瞥しただけで、医務室を出ていきました。

「大丈夫ですか?」

「全然大丈夫。次来たら絶対ぶっとばしてやるんだから」


(おじい、本当は震えが止まらないの…)

… … … … … …

部屋に戻った純と愛

「何か作りますね、純さん何が食べたいですか?」

「何でもいい…あ、いや何でも食べられるし、ありがとう」


ふたりの間に微妙にぎこちない雰囲気…

その時、ドアのチャイムが鳴りました。

ドキッとする純、まだ何かに怯えています。

… … … … … …

愛がドアを開けると、純の母・晴海でした。

ソーキ汁、タコライス…みやげの手作り料理を冷蔵庫に収める晴海。

「純、あんた大丈夫? また襲われて怪我したらどうするの?」

「警備の人が捕まえて、警察に連れて行ってくれたから、絶対に二度とそういうことにならないから、大丈夫」


電話が鳴る。必要以上に驚く純。

「あたし、出るから」

… … … … … …

受話器の向こうからは、反応がありません。最近かかってくる無言電話です。

「あの、いたずらなら止めてもらえますか?」

「…俺や、俺や」

「? …あ、お父ちゃん?」


無言電話の犯人は父・善行でした。愛と話がしたくないので、彼が出るといちいち切っていたのです。 …ストーカー男とは無関係でした。

「あのな、そっちになあ、お母ちゃん行っていないか?」

純は「いる」とすかさず、返答してしまいました。

「子供たちに会ってきます…」とだけ書置きを残して出てきていた晴海は、いないと言ってほしかったのですが…

しかたなく受話器を受け取る晴海。

「すみません。剛がまた出て行ったから、純の所に聞いていないかと思って。それに正とマリヤさんのことも気になるから…」

「ホンマは、俺と二人きりで居とうなかったんやないか?」

「そんなことないですよ。 …それより、純が大変なんですよ」


話題を変えるために、純のことに話を振る晴海。

今度は純が、善行の耳に入れたくなかったことだったので、懸命に×サインを出しましたが、晴海には通じませんでした。

「何やと? ちょっと代われ! あいつや、亭主や」

… … … … … …

恐る恐る電話に出る愛です。

「この前、会うた時に偉そうに俺に向かって言うたやろ? あのアホたれ娘、“命に代えて守ります”って言うたやろ? それが何や、このザマは?」

横から耳をつけて聞いていた純が、謝っている愛から受話器を取ると抗議しました。

「しょうもない亭主と、のぼせ上がって一緒になるから、自業自得や!」

「それが傷ついている娘に使う言葉? そんなだからお母ちゃんに嫌われ…」


晴海が、慌てて受話器を奪い取りました。

「今日の最終便で帰りますから」

… … … … … …

外まで晴海を見送る純。

「お母ちゃん、大丈夫? 本当はさ、家出してきたんじゃないの?」

笑って否定する晴海。

「お母ちゃんさ、いとしくんが言っていたみたいに、お父ちゃんと結婚したの間違いだったと、思っているんじゃないの?」

「違うよ …あんたこそ大丈夫なの?

私はやっぱり、あんたが愛さんと結婚したの、間違いだと思う。

あの人と一緒にいても、あんたが幸せになれるって、どうしても思わないよ。今のあんたを見てるとそんな気がする …ごめんね」


(そんなこと言わないでよ、お母ちゃん)

…純の目から見ても幸せそうに見えない母からの言葉だから、今の純には余計に堪えたのでしょうか…

… … … … … …

あの一件以来、純は、客と接することが怖くなっていました。スタッフルームの席で雑用している方がホッとする自分がいました。

… … … … … …

「純さん、今日仕事で何かあったんですか?」

元気のない純のことを心配した愛の問いかけも、はぐらかしてしまいます。

「あのさ、今日ちょっと疲れているから、仕事の話しないで」

(ああ、何でこんな嫌な言い方しているんだろう? あたし…)

… … … … … …

愛が純の顔を見ないようにしていることに気付きました。

「ねえ、何であたしを見ないの? …またブレているの?」

「…ブレているっていうか …うすく見えます」


(何なのよ、それ? 人のこと馬鹿にして)

慌てて、取り繕う愛。

「うるさい! お願いだから、今日“こころの声”読まないで」

食事も途中で止めて、トイレに閉じこもってしまった純。

「純さん、出てきてください …実は、さっきから我慢しているんです」

… … … … … …

純と入れ替わりでトイレに入る愛、 …隅っこにうずくまりました。

ベッドに入り込んで、毛布をかぶる純。

(おじい、最悪だよ。いとしくんとも変になりそうで…)

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2012年11月22日 (木) | 編集 |

第46回

純を心配する水野(城田優)は、彼女を家まで送り、愛に「お前に純が守れるのか?」とすごむ。翌日、灰田に襲われた純を助けたのは、水野だった。

(2012年11月16日 NHKネットステラ)


「これは、どう見ても、あなたのことよね? …もしかして、あなたと結婚式を挙げたいとか言っていた人?」

うなずく純。

「何かしたんか? この男に」

露木部長が、純に問いただしました。

「昨日、家の前で待ち伏せしてたんで、もうこういうストーカーみたいなことは止めてくださいって、頼んだだけで…」

掲示板を見た客から、問い合わせやキャンセルの電話が続々と入り、ブライダル部は対応に大わらわです。

「お前にも隙があったんやないんか? 当分、お客様の前に出るな!」

… … … … … …

(おじい、何でこんな目に合わないといけないワケ?)

退社後。

コンビニで買い物を終えて、純は店の前に停めておいた自転車に乗ろうとして …「!」
後部タイヤが、刃物のようなもので切り裂かれているのに気づきました。

不安そうに辺りを見回す純。

仕方なく自転車を引きずって帰ります。

「誰かにつけられている?!」

そんな気配を感じ、自転車を抱えて、速足で家路を急ぎます。

人気のない通りに入り、そっと振り向くと …確かに後からついてくる影が見えました。

「あ~っ!!」

駆け出す純。影も走り出しました。 …その差がだんだん狭まって、

肩をつかまれた瞬間、純はめちゃめちゃに腕を振り回して抵抗しました。

「純! おれ、俺…」

純のことを心配して追ってきた水野でした。

… … … … … …

水野は部屋の前まで、ついてきてくれました。

「なんでストーカーとかするんでしょうね? …相手がどんだけ傷つくかとか考えたら、絶対にそんなことできないはずなのに」

「…人間なんて、だらしなくて嫉妬深くて、争いごとが好きなどうしようもない生き物だと思っているし …だから、頑張らなければいけないんだ、と思うようにしているけど、俺は。

…君のことストーカーしたくなるあの男の気持ち、ちょっとわかる気もするし…」


…自分の気持ちをアピールすることも忘れません…

外の気配を感じてか、愛がドアを開けて顔を覗かせました。

「水野さんが送ってくれたの」

… … … … … …

純を部屋に入れて、自転車の具合を見ていた愛のことを、帰ったはずの水野が手招きして呼びました。

「覚えているだろう? 俺、学生時代に柔道やっていたのを」

顔を見れば、水野が今、何を言いたいのかわかりますが…わざと聞きました。

「話の内容が全く見えてこないですけど」

「もし、純が襲われたら、お前どうするの? 守れるの? 守れるのかよ? 人の顔もロクに見れないくせに」


… … … … … …

朝。

まどろみの中、純がふと目を開けると、そこに…「!」

横たわり、こちらを凝視している灰田の顔!!

悲鳴を上げ、飛び起きる純 …夢でした。

でも、部屋のどこにも愛がいない。

… … … … … …

ほどなく部屋に戻ってきた愛は『防犯ブザー』を買ってきました。

「用心のために持っておいてください」

「いらないよ! こんなのなくたって、あたし、ストーカーなんて全然怖くないんだから」


ガチャン!

石が投げ込まれて、奥の部屋の窓ガラスが割れていました。

… … … … … …

(何でいちいちこんなに怖いんだろう?)

仕事に出ても、何かにつけて怯えてしまう純、精神的に追い込まれています。

あたりをキョロキョロ見ながら、歩いていたせいで誰かとぶつかってしまいました。

「気をつけなさいよ!」

「…お義母さん!」


ぶつかった相手は多恵子でした。バッグからこぼれた薬を拾いながら、

「お母さんなんて呼ばないで。あなたを義理の娘と認めた気はありませんから」

純の胸の『待田 純』という名札に目をやりました。

(許せないんだろうな。死んだ息子さん、同じ名前だから…)

「今日は、お仕事ですか? …そういえば、最近、総支配人とよくお会いになっているそうですね」

「あなたに関係ないでしょ! それより、小耳に挟んだんだけど、あなた、ストーカーに合っているらしいわね?」


(心配してくれてるんすか? …お義母さん)

… … … … … …

ところが、どっこい…

「これで少しは学習したかしら? 世の中には理不尽な恐怖や暴力が蔓延してるってことを。

あなたのような無防備で愚かな人間ほど、危険な場所に裸足で出て行って、ガラスを踏んで大けがするのよ。

せめて周囲の人間に被害が及ばないようにしてくれる?

誠が司法試験止めるって言い出したのも、あなたの悪影響のせいに決まっているし、愛が結婚したこと自体、被害をこうむっているんですから、こっちは!」


…お義母さん、長台詞が多くて大変ですね…と思ったかどうかはわかりませんが、呆気にとられる純。

『理不尽な恐怖や暴力…』は痛いほど身に染みています。

… … … … … …

エレベータを待つ純、人の気配を感じて振り向くと …愛でした。

「いとしくん …何やっているの?」

心配になって、家からずっと付いてきたそうです。

「っていうことは、あたしがお母さんと話しているのも見ていたってこと?」

「はい、すみません、ストーカーよりあっちの方が全然怖いので…」


(たしかに…)

「ありがとう、でももう大丈夫だから」

「わかりました。仕事がんばってください。家で待っています」


愛を笑顔で見送る純、エレベータの扉があきました。

… … … … … …

「!!!」

凍りつく純。

灰田が乗っていたのです。純の口を有無をも言わせずに手でふさいでエレベータの奥に押し込みました。

「こんなことしたくないんです。でも、僕のこと誤解しているみたいだから」

… … … … … …

地下の駐車場。

抵抗する純を自分の車に乗せようとした時、愛が駆けつけ、灰田に体当たりして、純から離しました。

「純さん、逃げて!」

走り出す純。

… … … … … …

純を追おうとする灰田を必死に抑えながら、愛は叫びます。

「あなたの気持ちはわかります! 両親や恋人に想いが届かなくて、寂しい思いをしてきたかもしれませんけど、こんなことはもう止めてください!」

本性を見透かされた灰田。

「本当の自分を分かってもらったつもりになったかもしれませんけど、純さんはただ、あなたに笑顔になってもらいたかっただけで…」

「うるさい!黙れ!」


愛は弾き飛ばされ、思い切り地面に叩きつけられました。

… … … … … …

無我夢中に逃げる純、灰田が追いかけくるのが見えます。

足をひねり倒れてしまった純。追いついた灰田。狂気の顔…

「あんたが悪いんだ! 僕を誘惑するから」

「あたしは、そんなことした覚えはないですから!!」


純に力ずくで覆いかぶさる灰田。純の胸元に見えたIのペンダントを無理やり引きちぎりました。

… … … … … …

その時、誰かの手が灰田を純から引き離し、放り飛ばしました。 …水野でした。

殴りかかってくるのをかわして、投げ飛ばし、倒れた灰田の胸倉を掴みました。

「俺がいる限り、純には指一本も触れさせない。わかったら二度と現れるな」

水野に凄まれて、怯えた顔の灰田。

… … … … … …

愛に先導されて、やっと来た警備員。

「俺は悪くないんだ! やめてくれ!」

喚きながら、連行されていきました。

… … … … … …

「大丈夫?」

呆然とする純を抱き起す水野。

その様子を見ているだけの愛。 …純さんを守ってあげることができなかった…

朝ドラ史上、屈指のハードな回でした…

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2012年11月21日 (水) | 編集 |

第45回

純の懸命さを自分への好意と勘違いした灰田は、純に「僕と結婚しましょう」と言いだす。純はきっぱり断るが、灰田は次々とストーカー行為を働く。

(2012年11月16日 NHKネットステラ)


「僕と結婚しましょう、待田純さん」

「ちょ、ちょっと待ってください。何でそうなるんですか?」

「昨日、あなたに言われることが、何で心に入ってくるんだろうって考えたら、わかったんです。

…あれは、僕に対するプロポーズだって」


物凄く勝手な解釈です。

「言ってくれたじゃないですか? 僕が振られたのは、運命の人と出会うためだって、それって貴方のことですよね?」

「だから、そうじゃなくって …あたし、結婚しているんで!」


… … … … … …

帰宅後、愛のマッサージを受けながら、純は今日の出来事を話しました。

「それで、その人は納得してくれたんですか?」

「ああ、なんとかね。同じ人間なら話せばわかるっていう感じ」

「本当にそうなら、いいですけどね …なんか、このままじゃすまないような気がするんです」


その時、電話が鳴りました。愛が出ると無言で切れてしまって…

(おじい、これが事件の始まりでした …何てことにならないよね?)

…まだ冗談を言う余裕がある純でした…

… … … … … …

次の日、純は社長室に呼ばれました。

「ご家族と喧嘩しちゃったんだって? 結婚式の後」

「ふたりとも勘当されちゃいました。
…社長には感謝しています。ウチの父にも融資してくださったんですよね」

「いやだったんだよね。君の“まほうのくに”がなくなっちゃうのが」


(何か今日は、哀愁を帯びているような気がするのは何故?)

次の間の扉が開き、何やら個性的な(怪しげな)女性が社長のことを呼びました。

「申し訳ない。すぐ行きます。 …ああ、思い出した。しゃちょう、天中殺だから、気を付けて」

… … … … … …

仕事に戻った純、担当するカップルとの打ち合わせもすこぶる順調です。

(何だよ?天中殺って、こんなに仕事もプライベートも充実しているっつうのに!)

そこに、また灰田が現れました。

純が接客中なのに構わずに近づいてきます。

「待田さん、やっぱり貴方と式を挙げたいので、式場の予約だけでもしてもらえますか?」

「あの、言いましたよね? あたし、結婚しているって!」

「予約するのは勝手ですよね? ホテルだって儲かるし、別にいいじゃないですか?」


予約金を渡そうとする灰田。

「…一緒に準備していけば、愛し合ってお互いが必要だって分かりますよ」

「だから、そういう問題じゃないって言っているじゃないですか!!」


… … … … … …

やっとのことで引き取ってもらった純。

休憩室で偶然一緒になった桐野に灰田のことを相談しました。

「部長たちには、散々嫌味言われて、あたしが余計なことするからだって
…あたしはただ、あのお客さんが振られて死にそうな顔していたから、励ましたかっただけなんです」


「お客様を友達か何かと勘違いしているんじゃないの?
…そういう人の心にズケズケ入っていくやり方が、相手にとってはた迷惑であったり、誤解を生むことをいい加減学んだら?」


いつもながら、手厳しい桐野の忠告。

(え~っ、悪いのは、あたしなワケ?)

… … … … … …

愛が心配していたように、灰田の行動はエスカレートしていきます。

…さすが経験者(?)…

仕事帰りの純を部屋の前で待ち伏せしていました。 …花束を抱えて。

「何やっているんですか? もしかして、家、調べたんですか?

…いい加減にしてください! 言いましたよね? わたしは結婚しているって!」

「別れた方がいいって! 君のこと本当に分かって、幸せにできるのは僕しかいないんだから」


…どこかの誰かさんと同じようなことを…

「そういう気持ち悪いことするのも、気持ち悪いこと言うのも、止めてくださいよ!」

… … … … … …

「これが、正真正銘、わたしの夫、旦那、配偶者、ハニーです」

「こんばんは、愛と書いて“いとし”読みます…」


純に促されて、おどおどと自己紹介する愛を見た灰田。

「こんな情けない男 …誰がどう見ても、俺の方が全然いいじゃないですか?!」

… … … … … …

愛を馬鹿にされて腹を立てた純。

「はあ? 何言っているの? こんないい男、世界に一人しかいませんから…」

と、愛の良いところを次から次へと並べあげます。

「いとしくん、あたしゃ感謝してもしきれないよ。いつもありがとう。あたし、頑張るから一生そばにいてね

最後に頬っぺたにキスをしました。

「どうよ? こんなあたしたちの間に入る余地がありますか?」

有無を言わさず、ドアを閉めました。

… … … … … …

(おじい、何か今頃、怖くなってきた)

牛乳を注ぐ手が震えて止まりません。

「純さん、大丈夫ですか?」

純は平静を装いました。

「これで向こうもあんな馬鹿なこと止めてくれるよね?」

しかし、無言電話がまた…

… … … … … …

ベッドに入っても純は中々寝付けません。

「ねえ、いとしくん …あの人の本性、見えたの? …どんなだった?」

愛が言葉を探しているのを感じて

「やっぱいい、聞きたくないから、やっぱいい…おやすみ」

「あの純さん、気を付けてくださいね …あの人このまま大人しくしていてくれたらいいけど、何が起こるかわからないので」


…どんなおぞましい本性を見たのでしょう?…

… … … … … …

スタッフルーム。

いつもどこかで見られているような不安を感じてしまう純。

自分の席に座り、メールチェック。見慣れないアドレスからの受信…

『ドブス、絶対殺す』

「待田さん、ちょっと来て」

池内に呼ばれて、彼女のパソコン~とあるサイトの掲示板を見せられました。

『オオサキプラザホテルのブライダル係MJは態度が下品で最悪…』

「これは、どう見ても、あなたのことよね?」

(おじい、何でこうなるの?)

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2012年11月20日 (火) | 編集 |

第44回

式前日、灰田がオオサキにやってくる。宿泊を断れない純たちは、式が開かれている間、灰田を見張ることに。

(2012年11月16日 NHKネットステラ)


式当日の朝、純の弁当を詰めながら愛がたずねました。

「それで、その人、結局泊まっているんですか?」

「予約もしているからさ、ホテルとしては、断る理由がないんだよね。
…だから、部屋の前で見張って、もし出てきたら、式場に近づけさせないようにするしかなくてさ」


… … … … … …

ホテル、スタッフルーム。

ブライダルだけでなく、他の部署からも応援を呼んで、式の警護にあたることになりました。

純は、よりによって、水野と同じ場所で灰田の泊まっている部屋を見張ることになってしまいました。

「ねえ、あれからずっと考えたたんだけど …俺って、そんなに魅力ないかな?」

純が否定すると、

「じゃあ、君の男の趣味が悪いとか?」

面倒くさくなって、適当に返事をする純。

「もしかしたら、そうかもしれないですね」

なんだかんだ言いながら、どんどん迫ってくる水野…

… … … … … …

その時、部屋のドアが開き、…白いタキシード姿の灰田が出てきました。

(なんじゃあ? あの恰好は!)

急いで、灰田の前に立ちはだかる水野と純。

「お客様、失礼ですがどちらへ?」

「別に勝手でしょ? どこへ行こうが」

「あの、映画とかのマネして、花嫁さんを奪って逃げようとか考えてないですよね?」


図星…

「申し訳ありませんが、式場へ行くのはご遠慮いただけませんか?」

「邪魔しないでくれませんか? 彼女は一時の気の迷いで結婚しようとしているんです!」


力ずくで突破しようとする灰田を必死に阻止する水野と純。

「花嫁さんは、あなたが暴力をふるうから別れたって言っていました。 …ストーカーみたいなこともされたって、だからダメです!」

純の腕を振り払う灰田。

「誤解です!
彼女の方こそ、僕と何年もつきあって、結婚の約束もしていたのに、いきなり好きな人ができたから、別れてくれと一方的に言い出して …それ以来、いくら連絡しても逢ってくれなくて」


大の男が泣き崩れる。

「 …別れるにしても、本人の口から直接聞きたいんです」

「その気持ち、僕にもよくわかります!」


何故か、同意する水野。

(おい、おい、それ言うか? 今)

しかし、純もそんな灰田のことを少なからず哀れに感じてしまいました。

「お部屋で待ってもらえませんか? わたしが、花嫁さんに頼んでみますから」

… … … … … …

「何で、そんなことしないといけないの?
…あの人は、別れてくれって必死で頼んでも、“殺す”とか言って、何度もストーカーみたいなことしたのよ!」


花嫁は、頑として受け入れず、まるで鬼のような顔をして大声を出しました。

「このままじゃ、怖くて式が挙げられないじゃない!」

(あんたの方が、よっぽど怖い …とは、言えんしな)

… … … … … …

このことを伝えると、灰田はこれ以上は無理と悟ったのか、

「そうですか …式が終わるまで、この部屋から出ませんから、それでもいいですか?」

部屋の前で見張ることを条件に許可する水野。

(おじい、何だかせつない…元彼と花嫁さん、どっちの言っていることが本当なんだろう?)

… … … … … …

式は何事もなく無事に終了しました。

花嫁は、先ほど取り乱したことが嘘のように落ち着いた顔で、池内と純に「お世話になりました」と深々と頭を下げて、ハネムーンに出発していきました。

… … … … … …

ずっと大人しくしていた灰田、式が終わったことを伝えても部屋からは出てきません。

後片付けをしていた純を嫌な予感が襲いました。

千香と二人で様子を見に行きます。

ドアをいくらノックしても全く反応がありません。

(まさか、死のうなんて思ってないよね?)

止むを得ず、部屋に入ってみると …うす暗い灯りの中、タキシード姿のまま、ベッドに仰向けの灰田。

近づいてみると、目をつぶっている …手には、白い錠剤の入った薬瓶!

「灰田様、灰田様 …灰田さん! 何でこんなバカなことしたんですか?!」

反応がない! 灰田を思い切り揺する純。千香が慌てて、医務室へ医師を呼びに行きました。

… … … … … …

何回か揺すったあと …目を開ける灰田。怪訝そうな目で純を見ました。

「何をやっているんですか?」

「生きててよかった…」


ホッとする純。

「何なんですか、一体? 気持ちよく寝てたのに」

えっ?! 純は自分が勘違いしていたことに気付きました。

謝罪して、部屋を出ようとする純に灰田が話し始めました。

「嘘です。 …死のうとしたけど、できなかったんです。バカみたいでしょ?振られて当然ですよ」

自分をことを卑下する灰田。

( …いかん、何か言って、励まさないければ)

「ほら、あれですよ。あなたは愛があふれているから、それに気づいてくれる人が現れます。すぐに…

おじいは …祖父は、言っていました。この世に意味のないことは、一つもないって。
だから、灰田さんが、彼女に振られてしまったのも、きっと本当の運命の人と出会うためです」


純の言葉を真剣なまなざしで聞いている灰田。

「ありがとうございました。お蔭で吹っ切ることができました。 …あなたに逢えてよかった」

… … … … … …

「いやあ、よかったよ~本当に話が分かってくれてさ。
やっぱ、あたしさ、ブライダルに向いているのかもしれない」


すべてが丸く収まったことに純は、ご機嫌です。

しかし、純の話を聞いた愛は、一抹の不安のようなものを感じていました。

… … … … … …

次の日、ブライダルサロンに灰田が現れました。

「昨日、名刺をいただくのを忘れたから」

純は名刺を渡して名乗りました。

「実は、こちらで結婚式を挙げようと思って」

えっ?!もう相手がみつかったのかと驚く純。

「 …あなたです」

何を言っているのか、よくわからない。

「僕と結婚しましょう、待田純さん」

唖然…

(おじい、今何を言うた? …この人)

…ストーカーに好かれる体質の女 待田純。愛は、自分の経験を踏まえて、純の話から灰田の行動に危うさを感じたのでしょうか?…

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2012年11月19日 (月) | 編集 |

ブライダル客へのおせっかいが災いして、純がストーカーに襲われる!?
彼女を助けたのは、愛ではなく水野だった。
「お前に純は守れない!」
愛と水野、ついに2人が正面対決──!


第43回

新居へ引っ越した純(夏菜)と愛(いとし・風間俊介)。ある日、純がブライダルを担当することになった新婦(宮嶋麻衣)のもとに、元彼・灰田(中村昌也)から「結婚式メチャメチャにしてやる」とのメールが届く。

(2012年11月16日 NHKネットステラ)


新居で迎えた朝。

となりで眠る、愛の顔をのぞきこむ純。

(おじい、いとしくんと出会って、いろいろあったけどさ…)

出会ってから、今日までのふたりを思い返します。

( …実は、結婚して引っ越してから、よく眠れないんだ。 …もし目を開けて、いとしくんがいなかったらどうしようかと思って。)

いつの間にか目をつぶっていた純、「はっ」と気づくと …そこにいたはずの愛がいません。

「いとしくん!」

部屋中を探しても、愛の姿が見当たりません。途方に暮れる純…

「 …純さん、起きてください。遅刻しますよ」

「夢だあ、(時計を見せられ)やばい!」


… … … … … …

愛の作った朝食をとる純。弁当も用意され、仕事用の靴まできれいに磨いてありました。

「純さんには、いつもきれいでいてもらいたいんで」

(幸せすぎて怖い …いままさにラブストーリーの最終回って感じ?)

「水を差すようで、悪いんですけど …ドラマじゃないんで、結婚したらハッピーエンドってわけにはいかないと思いますよ。これからの方が大変なこといっぱいあると思うし…」

…ドラマです…

… … … … … …

ホテル、結婚式場。

(結婚した途端、ブライダルに移動するし、きっとこれは天職ってことなのね! 
…ブライダル最高~)

純は、結婚式を明日に控えたカップルの披露宴をサポートすることになりました。

今回は、ごく普通の仲のよさそうなふたりで、ホッとする純です。

「あの、私も実は新婚なんですよ。 …今日も朝から結婚してよかった~ってことばっかりで、本当結婚って最高ですよ…」

誰彼となく話したい気分 …話が脱線しそうになるのを池内に制されます。

打ち合わせは、滞りなく終わりました。

ただ、新婦の表情がメールが届くたびに曇るように見えたのが、純は気になりました。

(幸せな花嫁とは思えない、その曇った顔は… 止めておこう、きっと余計なおせっかいって言われるし)

しかし、首を突っ込まずにいられないのが純です。

新婦が一人になるのを見計らって…

「もしかして何か心配なことでもありますか? …よかったら、何でも言ってください。私にできることがあれば…」

新婦は、「彼にはないしょで」と念を押してから、純にメールの画面を見せました。

『結婚式 メチャメチャにしてやる』

… … … … … …

スタッフルーム。

新婦から預かった脅迫メールを送ってきた相手の写真を皆に配る純。

「この男性と、つい最近までつきあっていたそうなんですけど、新郎さんにプロポーズされて別れたそうです。」

露木部長が、「男を乗り換えた」と不適切な発言をして、池内に注意されました。

「最初は優しい人だと思ったんだけど、やたら嫉妬深いし、気に入らないことがあると、すぐ暴力をふるうって」

「全員、その写真を携帯して、その男が式場に入らんように見張るしかないな。 …警察沙汰にはしたくないっておっしゃっているし。 ハ、ハークション!」


… … … … … …

休憩室。

愛の作った弁当を食べながら、愛に携帯で報告する純です。

「…でもさ、悪い人に見えないんだよね。一度は愛し合っていた仲なんだし、彼女を不幸にするようなことしないと思うんだけどさ」

「でも、愛が憎しみに変わると怖いってよく言いますからね」

「あたしたちは、そんなことないよね


純からの電話をハンズフリーで相手している愛、家計の足しになるように始めた1個2円の玩具作りの内職(今日の目標、2,000個)のため手は休めません。

… … … … … …

「いとしくんの弁当、めちゃめちゃ美味しいよ」

痛い視線を感じて出入り口を見ると、悲しげな表情の水野がこちらの様子をうかがっていました。

そそくさと電話を切る純。

水野が同じテーブルに腰かけてきました。

「今のは愛? …籍、入れたんだ?」

純の胸の名札、「待田 純」に変わっています。

「俺のどこが悪いんだよお? 身長だって収入だって、愛よりずっと高いし …顔やスタイルだって、ずっと勝っていると思うし …社長になりたいって、夢とか目標だって一緒じゃん!俺たち」

…顔やスタイルについては何とも言えませんが、以前に愛に勝負を挑んだ時に何ひとつと敵わなかったことは、お忘れですか?…

「いや …水野さんが悪いとか、そういう話では…」

「愛と結婚したって、君が幸せになれるとは思えないだよね」


(いやいやいや、もう十分しあわせですから…)

水野は、深いため息をつきながら、席を立ち休憩室から出て行きました。

いちいち愛をけなされて、おもしろくない純。

… … … … … …

ロビー。

(もうすぐ帰るからね いとしくん

ふと、フロントに目をやると、 …憂鬱そうな表情の千香、ため息。

(ここにも暗い顔した人がいるけど …やめておこう。今度こそ、余計なおせっかいって言われるし)

しかし、放っておけないのが純です。

… … … … … …

「千香ちゃん、どうしたの? あ、田辺さん…」

「千香ちゃんでいいです。友達なんだから」


(そう?)

「私 …仕事辞めようかな …水野さんと同じ職場にいるのが、つらくて…」

「そんなこと言わないでよ! ね、元気出して」

「じゃあ、今晩付き合ってもらえますか?」

「あ、うん …あ、いいけど、いいけど…」


…結局は、千香も純しか友達と呼べるような存在がいないのでしょうか…

… … … … … …

「予約した灰田ですけど」

さっと、仕事モードに切り替える千香と純。

「灰田様、本日から二泊でございますね…」

(あれ? この顔…)

宿泊客~灰田の顔 …どこかで見た覚えがあるような気がします。

(この人は、もしかして…)

こっそりと、バインダーを広げると、先ほどの写真が挟んでありました。

(はっ!)

灰田の顔と写真を見比べる純。同一人物…

(うそ?! おじい、来ちゃったよお~)

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2012年11月16日 (金) | 編集 |

第42回

純たちの結婚式のためとも知らず、オオサキに呼ばれた善行(武田鉄矢)ら狩野家と、多恵子(若村麻由美)ら待田家。初めて顔を合わせた両家の間で、大乱闘が勃発し……。

(2012年11月9日 NHKネットステラ)


案内されるままについてきた先にウエディングドレスを着た純がいた…

「これはどういうことなんですか? わたしらねえ、ウチのホテルに融資をしてくださると言わはるから、わざわざこうやってねえ」

「その話は娘さんの式が終わったあとゆっくりと…」


…融資の話は嘘ではないのですね?…

「大事な仕事の話があるっておっしゃったはずですよね? 総支配人」

「もうしわけありません。社長がどうしてもこちらにご案内するようにと…」


一同の視線が大先社長へと…

多恵子、何かひらめき、教会の扉を思いっきり全開にしました。

花嫁入場と思って、振り向く参列者たち、ざわざわ…

タキシード姿の愛、両親の姿を見て息を飲む。

「こんなみっともないもの、見るに堪えないわ!」

悪態をついて、引き返そうとする多恵子、後ろにいた善行とぶつかり転倒してしまいました。 …ぶつかった方が文句を言っています。

「まあまあまあ、とにかく、なんとか式だけでも出てもらえませんか?」

なだめる大先社長。

「娘さんも息子さんも口には出さないけど、本当はご両親に出てほしいと思っているはずだし」

しばし考えて、やはり帰ろうとする善行。どうしていいのか、おどおどと後を追う晴海。

「残念だな~融資の話もなしになりますけど、いいんですか?」

わざとらしく大先社長が言うと、脱兎のごとく引き返してきました。

(金のために来たのかよ?)

「大先社長、人の貴重な時間を奪うのやめていただけませんか?忙しいので」

怒りが収まらない多恵子もとっとと帰ろうとします。こちらもおどおどと謙次。

「そんなこと言わないでください、先生。

最近、わたくし抜きでよく総支配人とお会いになっているみたいですけど」

「それは(汗)」


ここで、桐野が助け舟を出しました。

…まだお互い自己紹介も済んでいらっしゃらないようですので、別室でご両家のご家族にしばらくお話でもしていただけば?」

教会の中と外で顔を見合わせる純と愛。冷や汗…

(おじい、一体どうなるか? 考えただけで怖い)

…純の実家のホテルの経営状態や多恵子と総支配人の件、うるさ型の二人の弱みを握っていた大先社長の情報網、恐るべし…でいいんですよね? ところで多恵子と総支配人はどんな理由で会っていたのでしょうか?…

… … … … … …

別室。

並んで座る純と愛…身の置き場がない。テーブルの左右に両家の家族、お互いにひとことも言葉を発しません。

(空気が重い…それに息が苦しい)

「いやあ、ごめんごめん!遅くなって」

正とマリヤが能天気な声を上げて部屋に入ってきましたが、異様な雰囲気に飲まれて…およびじゃない?

それでも、どさくさにまぎれて両親に自分たちも正式に結婚したことを報告する正でした。

… … … … … …

「話しを戻して、要点を整理しましょう」

ふいに、多恵子が立ち上がり、純と愛に向かって切り出しました。

「あなたたちは、将来の見通しもないまま、単なる親への反発から激情的に結婚を決め、勝手に式をやろうとした。

でも、やっぱり親が出ないのは世間的にまずいと思い、ここのホテルの社長さんに頼んで、だまし討ちのように私たちを呼び出し、自分たちの結婚を認め、かつ祝福してもらおうとしている。

それでいいわね?」


…ここは法廷ですか?

「私の答えはこうよ!あなたたちを祝福するつもりは…一切ない!!

あなたたちの未来は暗い。いえ、未来なんてない!

わかったなら、愛のために別れなさい。あなたのせいでこの子の一生を台無しにする気?

あなた、いずれこのホテルの社長になるなんて言いふらしているみたいだけど…そんなの絶対無理よ。

あなたは、そんな器の人間ではない!」


一気にまくしたてる多恵子、まるで弁護士みたい…弁護士です。

(くそお…何か言い返さねば…)

「要点を整理しますと、あたしは愛君を愛していますから、何があっても彼と別れる気はありません。

愛君の一生を台無しにしたら、お母さんよりあたしの方がずっとつらいので、そんなこと命を懸けてもさせません。

このホテルの社長になれるかは、わからないですけど、理想と希望だけは持ち続けさせてもらいます。

…それくらいの権利はあると思うので…と、今決めました。以上です!」


少しでも多恵子に対抗しようと、精一杯理屈っぽく答えを返した純。

… … … … … …

ここまで黙って聞いていた善行が、今度は俺の番やと、愛に向かって話し始めました。

「少しこの男にもの聞かせてもらおうか …今日の俺の本性、言うてみ」

愛が答えようとするのを遮って、

「言わんでもいい! この間、言うたことあれは全部口から出まかせです…ここで前言訂正せい!」

愛に詰め寄る善行を止めようとする純、もみあいになります。

純がよろけたのを見て、顔色が変わる愛。善行の前に立ちふさがります。

「この間言ったはずですよ。僕のことはどんなふうに言ってもらってもかまわないけど、純さんを傷つけるのだけは許さないって!」

その迫力にしり込みをする善行 …しかし、ここで舐められるわけにはいかない。

「殴るんか?親を殴るんか? 面白い、やってみい!」

躊躇する愛を見て、嵩に懸かる善行。

「お前、あれか?お姫様守るおもちゃの兵隊にでもなったつもりか?

こいつはなあ、人一倍思い込みの強い奴や。これから先もずーっと、いろんな方にご迷惑をかける。

おい!自縄自縛って言葉知ってるか?

お前そのことわかってて、こいつと所帯持つんやな?」


形勢逆転 …いや、愛も負けられません。

「何があっても、僕が純さんを守りますから!」

「仕事もない!学歴もない!未来に対するビジョンもない!人の顔をまともに見れんような奴が、どうやってウチの娘守るんや?言うてみ!」


動物園、迷子の純を見つけ、手を握って離さなかった父 …あれは、父なりに自分を守ってくれたということなのかな? …そんな思いが純によぎりました。

振り絞るような声で愛が善行に答えました。

「美味しい料理をいっぱい作ります。疲れたときは一生懸命マッサージをします。愚痴があれば徹夜で聞きます。あとリクエストがあれば、歌ったり踊ったりします。純さんが寒いときは太陽になります。純さんが熱いときは扇風機になります…」

指折り数えていた善行ですが、途中でやめて、そっぽを向きだしました。

「…あの最後の方、自分でも何言っているか全然わからなくなってきましたけど、一つ言えるのは、

僕の夢は純さんの夢がかなうことと、いつかお父さんに認めてもらうことです。と、最後のはたった今決めました。…以上です!」


あきれた顔の多恵子。

マリヤが歓声をあげて拍手しました。誠も拍手しています。

「やかましい!やかましいお前ら、不愉快や、帰らしてもらうわ。剛帰るぞ!」

席を立つ善行。剛を連れて行こうとすると、誠のもとに逃げる剛。

「帰るわよ!誠」

多恵子も誠に命令しました。

「言ったやろ!わたしはもう弁護士にならへんて」

いきなり頬を思いっきり叩く多恵子。もみ合う母娘、止めにはいる謙次。

勢い余って多恵子がまた剛を引っ張る善行とぶつかりました。

… … … … … …

「う、生まれる!!」

突如、産気づくマリヤ…都合がよすぎるタイミング。

「ドラマで家族もめたとき、赤ちゃん生まれて、みんな仲直りするのを見たから」

今度は善行と多恵子のいがみ合いが勃発。両家族、入り乱れての大乱闘…もう何が原因でもめているかもわからなくなってきました。

蚊帳の外のふたり。

純が思わず、愛に聞きました。

「ねえ、何が見える?」

「怪獣大決戦みたいです」


… … … … … …

「残っている懸案事項を決めさせてください。 …呼び方のことなんですけど、“純さん”のままでもいいですか?」

「じゃあ、あたしも“愛くん”のままでいい?」

「もちろん …あと、指輪のことなんですけど、高いのは無理なんで、これにしたらどうかなって」


例の宮古で拾ったJとIのサンゴ、手作りのネックレスを取り出した愛。微笑む純。

「何か …結局、愛くんに全部決めて貰っちゃったね」

「純さんは、もっと大きなことを決めてください。これから僕たちが人生の岐路に立った時、どうするかを決めるのは全部純さんです。

僕はそれに従います」

「わかった」


手を取り合う純と愛 …ふたりには、周りの喧騒も今はもう聞こえていません。

… … … … … …

(おじい、このごろ考えるんだ。あたしたちダメな人間が、地球とか自然に誇れるものって何だろうって)

婚姻届を提出するために区役所を訪れるふたり、時間外窓口へ向かいます。

( …きっと、それはひとつしかなくて)

「これからは、待田純として幸せになりたいから …いいよね?」

「もちろん」


( …一生愛し合っていくことなんじゃないかな?)

届を受け取ると、「ご苦労様」の一言で、奥に引っ込んでしまった係員。

「あれ?」余りのあっけなさに顔を見合わせたふたりでした。

… … … … … …

新居に引っ越し、荷をほどいています。

「あ、まだありました。決めなきゃいけないこと。 

…新婚旅行どうしましょう?」

「それは …当分無理」


ふたりの幸せな笑い声が響きました。

…結局、両家の騒動はどう収拾がついたんでしょうか?
…善行は融資が受けられたのでしょうか?
純と愛はあのあと、式を挙げた…みたい?

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おまけ情報

久々の『梅ちゃん情報』です!

11月18日(日)午後4:00~5:28
総集編・前編「あたらしい朝が来た」がBSプレミアムで放送されます。後編「上を向いて歩こう」は次の週の同じ時間帯です。

また、総合でも、12月30日(日)に一挙放送されます!
前編・午後9:00~10:28、後編・午後10:40~0:08

年が明けて、1月14日(月・祝)には、結婚できない男と女スペシャルも一挙放送です!
前編・午前8:15~9:09、後編・午前9:48~10:08

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2012年11月16日 (金) | 編集 |

第41回

純は、新婦と元彼との結婚式を実現することに成功。すると、真一郎(舘ひろし)が、純たちの結婚式もオオサキで挙げようと言いだして!?

(2012年11月9日 NHKネットステラ)


「ちょっと、待って!待ってください!」

父親は、花嫁の手を引っ張り、どんどん出口に向かっていきます。

階段の下にいた愛とぶつかって転倒する父親。

「お父さん、お願いですから式に戻ってください!」

やっと追いついた純、父親と花嫁の間に入りました。

「誰が出るか!そんなもん」

「いい加減にしてよ!頭おかしいんじゃないの?」


… … … … … …

「あんな奴と結婚したって、幸せになれるはずないだろう! …俺はお前のためを思って言っているんだ!」

「昔からそればっかり …だったら消えてよ!私の人生から!」


娘の頬を叩く父。

「もうお前なんか、娘とは思わん」

(あ~おじい、どうしたらいいの?あたし)

… … … … … …

ホテルを出て行こうとする父親を必死で止めようとする純とホテルのスタッフ。

「ごめん心配かけて …戻ろう」

花嫁は、駆けつけた新郎にそう言うと式場に向かって歩き出しました。

新郎の顔をじっと見つめていた愛が彼に告げます。

「それを言ってください …あなたが今思っているその言葉を伝えてください」

… … … … … …

一瞬とまどいの表情を見せた新郎でしたが…

「止めよう!結婚式」

その大きな声に全員の動きが止まりました。

「やっぱり、お父さんが出ない式なんて、やっちゃダメだ。 …全部、俺が悪いんだから、認めてもらえるまで頑張るから」

振り向き、彼の顔を見つめる花嫁。

「お父さんに許してもらってから、結婚しよう。 …どんなことがあっても、絶対に逃げないから、俺」

うなずく花嫁。

… … … … … …

「バカか?!お前らは …俺がいくら反対したからって、どうせ結婚するんだろう? だったら

今やりゃ、いいだろう!」


(やったぜ!お父さん…)

…父親は、もしかしたら、この結婚を認めるきっかけを探していたのかもしれませんね…

… … … … … …

結婚式の仕切り直し。

父親に手を取られ花嫁はバージンロードを歩いていきます。

「ごめんね、お父さん …長い間、お世話になりました」

「うるさい」


父娘の目に涙。

もらい泣きする純の横には愛がいます。

「助けてくれて、ありがとう。本当に助かったよ」

(おじい、よかったよ)

ふいに純の袖を引く …大先社長。純に耳打ちしました。

「やりたくなったんじゃないの?結婚式 …ウチのホテルでやれば従業員割引で安くなるし…」

… … … … … …

「あなたが担当で本当に良かった」

式を終えたふたりが純にわざわざお礼を言いにきてくれました。満面の笑み。

「そんな …ありがとうございます。お幸せに」

(おじい、あたしはやっぱり、お客さんのこんな笑顔を見たいから、この仕事をやっているんだ …上司に怒られるのもどうでもいい …あたしは、自分にしかできないサービスを続けたい)

… … … … … …

「かんぱ~い!」

初めて担当した結婚式が大成功に終わったお祝いです。

愛が腕を振るったごちそうが並ぶテーブルを前にして、ご機嫌の剛。

「あのさ、悪いけど、いつまでもふたりをここに置いておくわけにはいかないからね」

不動産屋を経営する花嫁の父親から格安の良い物件を紹介してもらえたので、引っ越すことが決まったのでした。

「誠は、ちゃんと家に帰って、司法試験止めるのだったら、お母さんにちゃんと話さないと」

「剛、あんたもいつまでもフラフラしてないで、いいかげんに将来のこととか考えなさいよ」


兄貴風、姉貴風を吹かせるふたりでした。

ピンポ~ン♪

… … … … … …

今度は誰? ドアを開けると、 …桐野富士子が立っていました。

「ちょっといいかしら? …あなた、結婚するの? だったら、何で会社に報告しないの?」

「婚姻届、出してから報告するつもりだったんで …明日休みなんで、出しに行って来ます」

「明日は、出社しなさい」


ホテルで行われる模擬結婚式が終わったあと、会場や衣装を借りて…

「ちゃちゃっと、あのふたりの結婚式もやってあげてよ」

という、社長命令を桐野は伝えにきたのでした。

辞退しようとするふたりに居候たちが口を出しました。

「お言葉に甘えて、やったら?結婚式 …堂々と写真撮って、ママ等に送りつけたらいいやん」

「俺も見てみたいな、お姉えのウエディングドレス姿 …あ、でも似合わないだろうな~」


余計かたくなになる純ですが、誠の「だったら、証人になるのを辞める」の一言であえなく陥落。

… … … … … …

那覇の正に式に出席してくれるように電話する純。 …どうやら正とマリヤは幸せのようです。

「親父たちには、連絡したのか?」

「ううん …してない」


… … … … … …

宮古、サザンアイランド。

営業時間が終わった売店の電気を消す晴海。

ふとフロントを見ると、暗い表情の善行 …その手にあるのは、借金の督促状。

その時、電話が鳴りました。

「はい、ホテル・サザンアイランドでございますが …えっ?! …はい、わかりました。必ず伺います。 …どうもありがとうございました」

悪い知らせではないようですが…

「おい、明日ふたりで出かけるぞ。 …このホテルにな、融資してくださる方が見つかったんや」

… … … … … …

鏡に映るウエディングドレスを身にまとった自分の姿を見つめる純。(馬子にも衣装)

椅子に腰かけて何やら不安そうに見える愛。純が気遣って声を掛けます。

「今日、人たくさん来るけど、大丈夫?」

顔を上げて、純のウエディングドレス姿を改めて見直す愛 …笑顔

「頑張ります。一生に一度のことなんで」

やはり、両親には連絡はできませんでしたが…

… … … … … …

教会の中、招待客の代わりにホテルの従業員たちが列席しています。 …ちょっと迷惑そう?

花嫁~純を待つ新郎の愛に水野が近づいてきました。

「考え直すなら今だぞ …俺はまだあきらめてないから」

… … … … … …

扉の外の純。

「お待たせ」

大先社長登場 …その後から案内されて来たのは

「えっ? うそ!なんで?!」

善行と晴海~純の両親。ウエディングドレス姿の純に驚いています。

そして、反対側の通路から、総支配人が連れてきたのは

謙次と多恵子~愛の両親。こちらも何が何だかわからないっといった感じ。

(…どうなってるんだい? いったい!)


…謀りましたね、大先社長!…

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2012年11月15日 (木) | 編集 |

第40回

新婦と元彼は、結婚することを決意。元彼は、結婚を反対する新婦の父(蟷螂襲)の説得に、純も立ち会ってほしいと懇願する。

(2012年11月9日 NHKネットステラ)


「前よりももっと素敵な結婚式になると思います」

結婚式前の最終打ち合わせも無事終わりました。

…しかし、新婦の父親の出席は未定、このままでは、バージンロードを花嫁だけで歩くことになってしまいます。

「彼との結婚は絶対許さないって言ったんだし、 …来るわけないんだから」

(おじい、何も言えないよ。 …自分も同じこと言ったから。“ウチの親なんか来るわけない”って)

いざとなったら、大先社長が代役を務めることにはなったのですが…なんとかできないものかと悩む純。
… … … … … …

式の前日、新郎がひとりで純を尋ねてきました。

「やっぱり、彼女のお父さんが式に出ないのは良くないと思うので、 …明日の結婚式に出てもらえるよう、頼みに行こうと思うんです」

ひとりでは、自信がないので、純にも一緒に会ってほしい…と、情けないことを懇願しました。

純が返事をする暇もなく、その場に現れた新婦の父。

… … … … … …

「娘さんとの結婚を許してください。お願いします。」

蚊の鳴くような声でそう言い、花嫁の父に頭を下げました。

「あんた、この前、あいつを幸せにできるのかって聞いたとき、“はい”とは言わなかったよな? …どうやって、娘を食わせていく気だ?」

父親の顔を直視できず、ただ「すみません」を繰り返すだけの新郎。

「定職もなく、体も弱いのに …娘の幸せを考えるなら、こんな式、さっさと中止にしろ!」

彼の態度に怒りが頂点に達した父親は、そう怒鳴りつけると出て行ってしまいました。

(ちょっと、早く追いかけたら? …何やってるんだよ!)

父親の背中を呆然と見送るだけの新郎。業を煮やした純が追いかけます。

「ちょっと待ってください!」

… … … … … …

「何とかふたりの結婚を許していただけないでしょうか? …明日の式は娘さんが一所懸命に考えた、本当にいい式なんです…」

父親は、娘との思い出を静かに語り始めました。

「…あの子の手を取って歩きながら誓ったんだよ。何があっても、“この子を不幸にするわけにはいかん”って」

… … … … … …

純の脳裏に、あの光景~幼い頃、動物園で迷子になって、善行に手を引かれながら叱られた記憶~が浮かびました。

「だから、あんな男との結婚は、絶対に許すわけにはいかんのだ」

それだけ言うと、帰ろうとする父親。

「実は、わたしも結婚するんです。でも、式はあげません。父親に勘当されているので …きっと、ウチの父もお父さんと同じような想いをしていると思うんです。

“彼と結婚したって、絶対に幸せになれるわけない”って」


… … … … … …

「…でも、結婚って、幸せになるためにするものではなくて、
もしかして、“この人となら、不幸になってもいい”って、そう思えるような人とするものじゃないかなって …今、そう思いました」


少し考えていましたが、無言で立ち去る父親。

…純は、最初は担当しているカップルのために父親を説得しているつもりでしたが …途中から、自分自身が善行に言いたいことを話しているのに、気づいたのでしょうね…

… … … … … …

「大丈夫です。純さんの想いは、必ずお父さんに届いているはずです」

家事をしながら、純をなぐさめる愛。少し、元気を取り戻す純。

「どうでもいいけど、自分たちの結婚のことも少しは考えたら?」

風呂からあがってきた誠にきびしいところを突っ込まれたふたり。

「引っ越し先も決まってへんし、婚姻届もまだなんやろ? …苗字、決めてへんから …つまり、あんたらは現実逃避してんねん!逃げてんねん!逃げてんねん!」

言いたいことを言ったら、勝手に冷蔵庫を開けて、ビールをあおる誠。

(そういうあんたはいつまでいる気だよ? なんかこの頃、のびのびしちゃっているけど…)

ピンポ~ン♪ ピンポ~ン♪

… … … … … …

ドアを開けると、剛がズカズカと入ってきました。

「あのさ、しばらくまたここにおいてくれないかな?」

「え?あんた、また家出してきたの?」


正は駆け落ち、愛に本性を見抜かれた両親は雰囲気最悪、そうでなくても融資先が見つからず晴海に当たる善行…そんな家から逃げ出して来たのでした。

初対面で誠のことが気に入ったようで、俄然とはりきる剛。 …居候が2人に(いや、3人かな?)

… … … … … …

次の日、結婚式当日。

ウエディング姿の花嫁。父親の代役の社長。そわそわと落ち着かない純…

「ウチの父親を待っている気? …無駄だから、早く始めてください」

仕方なく、ウエディングマーチをスタートさせました。教会の扉が開く…

「待て!」

純が、必ず来ると信じていた花嫁の父親が現れました。

… … … … … …

急いで社長を退かせて、花嫁の横に父親を立たせました。

「扉お願いします」

教会の扉が開かれ、父親にエスコートされた花嫁の入場 …のはずが、父親は花嫁を反対の方向へと、ぐいぐい連れて行こうと…

(おいおい!ウソだろ?!)

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2012年11月14日 (水) | 編集 |

第39回

純は、新婦と彼女の元彼(小林ユウキチ)を再び会わせるが……。

(2012年11月9日 NHKネットステラ)


「…今すぐ式をキャンセルしてください」

ガーーーン!!

「何言っているの?!それがホテルのブライダルの人間が言う言葉?」

「…今まで担当として、こうやって打ち合わせさせてもらったからこそ、尚更そう思うんです。 …結婚式は、本当に好きな人とやるべきなんじゃないでしょうか?」


… … … … … …

「わかった …アンタみたいなおせっかい、担当から降りてくれる?」

新婦は、怒ってサロンを出て行ってしまいました。慌てて追いかける池内。

(おじい、結構いいこと言ったと思ったのにな)

… … … … … …

「何を考えてるんや、お前は?! ハ、ハークション!」

露木部長にどやされる純、担当を外されてしまいました。

(くそぅ、自分らしいサービスしようとするといつもこれだ…)

落ち込む純。

… … … … … …

「君は今、自分が立っている場所が、何ていうか知ってる?」

いつものように、声をかけてきたのは水野でした。答えに迷う純。

「岐路だよ。人生の岐路。」

水野の言っていることが、良く理解できない。

「このまま、愛と結婚しても、絶対後悔する。 …この世界で、君を幸せにできるのは、僕だけなんだよ」

(すいません、水野さん。今それどころじゃなくて …)

… … … … … …

「行きましょう。 …例の花嫁さんの所に。このまま黙って見ているんですか?好きでもない人と結婚するところを」

あの新婦のことが気になって、うわの空 …そんな純の背中を愛が押しました。

… … … … … …

純と愛は、式の段取りの打ち合わせ中の新婦を陰で覗き見る男~元彼に遭遇しました。

「彼女とはもう関係ないんで」

「…今でも彼女のことが好きで好きでたまらないくせに …あなたは、小説家を目指して、いろいろ頑張ってきたけど、もういい歳だし、 …心臓も弱いから、倒れたこともあるし」


…彼女を幸せにする勇気が持てずに、彼女の父親から手切れ金のようなものを受け取ってしまった …今更、彼女の前に現れることはできないと思っている …愛が元彼の本性を言い当てました。

「…僕には彼女を幸せにできない」

そのまま立ち去ろうとする元彼。

「ちょっと、待ったあ!!」

… … … … … …

「今、あなたが立っている場所、何ていうか知っていますか?」

…と、どこかで聞いたようなことを言う純。

「キロよ!人生のキロ」

立ち止まり、振り向く元彼。

「あなた、そのまま行っちゃったら、一生後悔しますよ!

…彼女はね、あんたじゃなきゃダメなの!あんたに幸せにしてほしいのよ!!」


しかし、勇気を持ちきれない元彼は、逃げるようにホテルから出て行ってしまいました。

… … … … … …

「ようするに、その問題のふたりを合わせたらええんやろ?」

どうしたらいいかと悩む純に誠が教えた、その方法~『汚い手』とは…

… … … … … …

ホテル内の教会。

新郎(予定)と一緒に誓いの言葉の段取り中です。

「“この男を一生の夫とし、愛することを誓いますか?”と聞かれますので、“誓います”と、答えていただきます…」

池内がふたりに説明しています。

「異議ありぃ~!」

… … … … … …

教会の扉を思いっきり開けて、純が飛び込んできました。

「何なのよ、あなた?二度と私の目の前に現れるなって言ったでしょ!」

「すみません。でも、今連絡がありまして …前に付き合っていた方が、心臓発作で倒れたって」


… … … … … …

慌てて、階段を降りてくる新婦、ロビーの椅子に座る元彼を見つけてかけよります。

「大丈夫なの?あなたが発作で倒れたって」

「俺は、この人から君がどうしても会いたいって言ってるって」


元彼の向かいに申し訳なさそうな愛。

「すみません。式が近いので、どうしても、おふたりで直接会ってお話をしてもらいたかったんです」

「なんで、そうお節介なの、あんた?!」


(あ~、ダメだ。今までと同じようなことしか頭に浮かばない…)

頭から湯気を出して詰め寄ってくる新婦に対して、上手い言葉が見つかりません。

… … … … … …

「それは…」

純に代わって、愛が話し始めました。

「…僕たちも結婚するからです」

愛のことを見つめる新婦と元彼。

「僕も仕事をしていません。人には理解されない病気みたいなものもあります。 …それでも彼女は、僕と結婚することを決意してくれました。」

… … … … … …

「僕も自分なんかが、彼女を幸せにできるのかと思いました。 …でも、彼女は、僕が勇気が出るような言葉をたくさんくれました。

“この世には不完全な男と不完全な女しかいない”“私の愛があなたを作り、あなたの愛が私を作る”」


(ごめん、全部水野さんのパクリだけどね…)

そこまで話すと、愛はうずくまってしまいました。急いで、心配そうに背中をさする純。

「長いこと人の目を見てしゃべりすぎて …すみません」

愛の話を神妙に聞いていた元彼と彼女 …自分たちの境遇とダブらせているのでしょうか…

… … … … … …

元彼は、立ち上がり、彼女に向かって言いました。

「お願いだから、やめてくれないか …結婚式。

君のお父さんに許してもらえるよう頑張るから。

…こんな不完全な男でもよかったら、もう離れないでくれないか

俺は、君がいないとダメなんだ」


…愛があたえた勇気…

… … … … … …

「悪いけど、式は止めないから」

…がっかりする3人。

にっこり微笑んで彼女は、彼に向かって言いました。

「あなたとするの」

ポカーンとする彼。

「いやなの?」

「あ、ありがとう」


…喜びが込み上げてくる純。愛もうれしそう。

純と愛もふたりの境遇を自分たちとダブらせていたのでしょう …だから、もう一度やりなおすことになったことが、うれしい…

… … … … … …

「じゃあ、そういうことなんで、段取りよろしく。 …私の担当でしょ?あなた」

「はい!」


(おじい、よかったよ。 …汚い手、使ったけど)

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2012年11月13日 (火) | 編集 |

第38回

 純は、担当したカップルの新婦(長井梨紗)が実はほかの男性と結婚したいと思っていたことを知る。

(2012年11月9日 NHKネットステラ)


純のオフの日、結婚指輪を選ぶふたりです。

「は、8万?!」

「いいな」と思った指輪の値段を聞いてびっくり。ふたり分で純のひと月の給料がなくなります。

… … … … … …

不動産屋をめぐり、新居となる物件も見て廻りました。

家事担当(予定)の愛は、キッチンを入念にチェック。なかなか気に入った物件に当たりません。

「すいません。純さん、お仕事で疲れているのに」

「それもさ、止めない?“純さん”って呼ぶやつ …何かないの?」

「う~ん、僕的には、この間の“ベイビイ”っていうのが」


ニコニコと愛。いまいち純が乗り気でないとわかると不機嫌になる愛 …本気だったようです。

…普段の物腰は優しいのに、愛は結構短気です。怒り方もやや子供っぽい…

「あたしは、やっぱ呼び捨てがいいかな」

「わかりました。じゃあ、いきますよ …純」

「なあに?い・と・し


(不自然に感じてしまうのは何故?)

… … … … … …

先日の客との打ち合わせ。

やはり、新婦が一人でテキパキと話を進めて、新郎はうわの空で隣に座っているだけです。

…不審に思う純ですが、余計な口出しをして面倒を起こすなとくぎを刺されます。

「あなた、私の結婚に何か文句でもあるわけ?」

そこに乗り込んできたのは、花嫁の父でした。

…この花嫁、ずっと付き合っていた人と結婚したかったのですが、父親に反対されて …その腹いせに、好きでもない行きずりの男と結婚しようとしていたのです。

式をキャンセルしろ、しないの親子喧嘩です。

… … … … … …

「あ~~~」

休憩室、どっと疲れが …テーブルに突っ伏す純。

「みっともないから、止めなさい。ため息なんて」

いつの間に後ろにいた、桐野に注意されました。

先ほどの客について相談します。

「…好きにしなさい。私はもう直属の上司ではないし」

(おじい、ああ言われると、ちょっと寂しいのは何故?)

…桐野の態度、それは純を見放したからというのではなく、どこか認めたような、何かに期待しているような、そんなふうに感じました…

桐野に結婚の証人を頼もうと思っていたのですが …頼みそびれた純でした。

… … … … … …

「お疲れ様です」

偶然、エレベータに乗り合わせた大先社長。目ざとく、純が持っていた婚姻届の用紙に目を付けました。

「社長、結婚するの?! …じゃあ、お祝いしなきゃ」

(あ、この人がいた)

…と、いうことで、大先社長がもう一人の証人として快く署名してくれました。

社長室を兼ねたホテルの一室。

「俺、働くより泊まるのが好きだからさ」

そこには、創業時のホテルや先代の写真が飾られていました。

「式は… 挙げる予定はないです。あたしたちふたりとも …勘当されてるんですよ」

「だったら、尚更やったら?仲直りするために」


何か思うところがあるような、大先社長でした。

… … … … … …

宮古、純の実家。

正が出て行ってしまったので、善行と晴海のふたりきりの夕食です。

あの日~愛に本性を暴かれて~以来、気まずい雰囲気の夫婦、あまり強くない酒の量も増えがちな善行です。

「あいつ、言うとったな。お前は、俺と結婚したこと、後悔してるって」

笑って否定する晴海でしたが…

「…冗談や。そんなことよりも、どうやって借金返すかや …まったく、正にしろ純にしろ、お前はどうしてあんなロクでもない子しか産んでくれんのや」

突然、テーブルをドンと叩く晴海。その音にドキッとなる善行。

「…すみません」

… … … … … …

重い空気を押しのけるように、剛が帰ってきました。

「お母ちゃん、飯まだあ?」

相も変わらず、フラフラしている剛に善行の小言が降りかかります。

「おい!正おらんようになったんだから、ホテルの跡継ぎはお前や!明日から手伝え!!」

部屋を出ていく善行。剛がボソッとつぶやきました。

「やっぱ、俺も出て行こうかな…」

「それだけは、止めて!」


剛の腕をつかんだ晴海の顔は切実でした。

… … … … … …

「じゃ~ん!!明日、区役所に出しに行こう」

純は証人の揃った婚姻届を愛に見せました。愛は何かに躊躇しているようにみえます。

「でも …苗字どうしますか?」

「待田でいいんじゃないの? …あ、弟さんと同じ名前になっちゃうんだ」


… … … … … …

明日の仕事の下準備をする純。

「好きじゃない人と結婚しようとしているお客さんのことですか?」

「本当にこのままでいいのかな? …結婚って何なんだろうって、思っちゃうわよね。 …もっとこうシンプルでロマンチックなもんじゃないのかな?」


… … … … … …

「純 …お前は、お前にしかできない、サービスをすれば、いいさ~」

たどたどしい沖縄弁??愛の顔をじっと見る純。

「おじいだったら、そんなようなことを言うんじゃないかと思って」

(ああ、そういうことか…)

… … … … … …

翌日。

新婦との打ち合わせ、最終の確認が終わりました。

「あなたは、どう思う?私の考えたプラン」

そう、新婦が純に聞いてきました。

「とっても素敵な式になると思います…」

納得してうなずく新婦、純は続けました。

「相手が、本当に好きな人なら」

一転して表情が曇る新婦。

「こんな素敵な式、本当に好きな人とやるべきです。だから…

今すぐ式をキャンセルしてください」


(おじい、言っちゃったよ!)

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2012年11月12日 (月) | 編集 |

結婚を決意した純と愛は、ひょんなことからオオサキプラザホテルで結婚式を挙げることに。
結婚式当日、狩野家と待田家が初めて顔を合わせて──。
お祝いの席で、まさかの狩野家VS待田家の戦争勃発!?


第37回

結婚を決めた純(夏菜)と愛(いとし・風間俊介)だが、現実はそう甘くない。婚姻届提出のための証人、新居探しなど、やらなければいけないことが山積みで、2人は困惑気味。そんな中、純がブライダル部へ異動になる。

(2012年11月9日 NHKネットステラ)


区役所の窓口。

婚姻届を提出するためには、証人が二人必要なことを知る純と愛。その他にもいろいろ決めなければいけないことがありました。

新居、結婚指輪、経済的な問題…収入は、純の給料の手取り17万だけ。

「家事の分担は、全部僕がやるっていうことでいいですか?」

…結局、もともと愛が望んでいた生活に落ち着くということでしょうか?…

結婚式はどうするか?…ふたりとも勘当されている身なので、やらなくてもいいんじゃないか…と、いうことに。

ため息…

「おじい、もっと甘い新婚生活を満喫できると思ったのにな…」

… … … … … …

ピンポ~ン♪

「お世話になります!」

「家出してきたから、泊めてくれって言われて、断れなくって…」


愛のことを見切った多恵子の期待が自分に集中して、耐え切れなくなった誠が突然、転がり込んできました。

ふたりが本当に結婚することを知ると、

「別にいいんとちゃう?ふたりとも匂わへんということは、幸せなんだろうし」

結婚することを、はじめて誰かに認められた…ちょっとウレシイ。

そして、証人を一人ゲットできました。

… … … … … …

…もう一人がなかなか思いつきません。

職場、スタッフルーム。

いつになくご機嫌な米田部長が純を呼びました。

「この人には頼みたくないな…」

機嫌がいい理由は…純が、明日からブライダル部へ移動という辞令が下りたからでした。

「厄介払いできたと思って、露骨に喜んでやがる」

反対に移動先の露木部長は、露骨に嫌な顔。

… … … … … …

早速、コーディネーターの池内の補佐に就かされた純。

初めて担当を任された客~新婦が新郎を蔑ろにして暴走気味にどんどん話を進めようとすることに不自然さを感じた純ですが…

「あ~あ、また余計なことするなっていう顔されちゃったな…」

… … … … … …

「ブライダルに移ったんだって?…どうかな?これを機に僕たちのウエディングについても考えてみたら」

相変わらずの水野に純は愛と結婚することを告げました。理由がわからないという表情の水野にキッチリと言いました。

「もう離れないって決めたんんで、あたしたち」

恋敵がいなくなってうれしい千香が打算いっぱいの笑顔で祝福してくれました。

… … … … … …

「ねえ、やっぱ式はやった方がいいんちゃう?…一度きりのことやし」

どうせ誰も来ないからいいと言う純ですが、誠にウエディングドレスのことを切り出されて…

「そう言われると…複雑なおんなごころ」

… … … … … …

「大丈夫なん?ふたりとも。若いから勢いで結婚したいって言っているんとちゃう?」

生意気な誠に「兄貴らしくガツンと言ってやって」と、心の声で促す純…心を読まれることも慣れれば、意外と便利?…

「お前の方こそどうなんだよ?このままずっと、家出していていいわけないだろ?」

「8年も家出してた人に言われたくないんですけど」


愛、撃沈…

… … … … … …

誠に父・謙次から「多恵子とふたりではつらいから帰ってきてくれ」という電話です。

「だったら、パパも家出したら?浮気相手の所にでも…あ、ちょうどいいからママに言っておいて。愛ちゃん、純さんと結婚するみたい」

そう言うと、一方的に切ってしまいました。

…謙次が、ふたりの結婚のことを伝えても、多恵子は聞く耳を持ちません。

… … … … … …

「あたし、ホンマは弁護士になんてなりとうない」

思わず漏らした誠の本音でした。

「そういう大事なことはさ、お父さんとお母さんに言わなきゃダメだよ」

「自分だって結婚すること、親に知らせてないのに」


『ああ言えば、こう言う』の誠。でも、間違ったことではないので反論もできません。

面倒になり、トイレに逃げ込む誠…兄妹そろって同じとは。

… … … … … …

「やっぱり、純さんもご両親にちゃんと報告した方がいいんじゃないでしょうか。不本意ながら、僕はたった今、両親に知られてしまったわけで」

少し、戸惑う純ですが、あきらめたように言いました。

「いいの!どうせまたひどいこと言われるだけだから」

ブライダル部 狩野純


『結婚しようよ』は、純の母親・晴海役の森下愛子さんの旦那さん、吉田拓郎のヒット曲の題名です。このアルバムは、2008年に発売された、拓郎をリスペクトし、影響を受けたアーティストたちが多数参加したトリビュートアルバムです。

吉田拓郎トリビュート~結婚しようよ~

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2012年11月10日 (土) | 編集 |

第36回

互いに、家族からも見放された純と愛。2人は、思い出の砂浜で将来を誓い合う。

(2012年11月2日 NHKネットステラ)


「お前みたいな奴はな!生まれて来おへんがよかったんじゃい!!」

サザンアイランドが見える海に架かった橋の上、佇む純と愛

善行に言われた言葉、さすがにショックを隠せない純です。

「…面倒くさい家族と別れられて、せいせいしたって感じ」

心配する愛に強がりを言っても、落ち込んでいることを見透かされてしまいます。

… … … … … …

「あんたこそ、あたしと別れてから、ひとりで精神科通ってたの?」

「純さんの言うとおり、薬飲んで治るなら、それが一番だし…」


薬の袋を海に投げ捨てようとする純の手から奪って、愛はそれをゴミ箱に投げ捨てました。

「純さん、駄目です。自然を汚しちゃ」

そんな愛を見て、純はふと思いました。

「おじい、あたしは今自分の運命を決める決断をしなきゃいかないのかも」

… … … … … …

純の母校のグラウンド。

ハンドボール部だった純は、自分が優秀なキーパーだったことを自慢しました。

「信じてないでしょ?じゃあ、やってみる?絶対に入れさせないから、遠慮しないで!」

愛の投げたボールが、顔面を直撃して、純はぶっ倒れてしまいました。

「大丈夫ですか?」

鼻血がにじんでいる純に、ハンカチを差し出す愛。

ふいに…大粒の涙…純が泣き出しました。

ボールが当たって痛いからではありません。

「親父にあんなこと言われて、絶対泣かないって決めていたのに。
…これから、愛君に大事なこと言わなきゃいけないのに…こんな顔で言いたくない」


泣きじゃくる純、悲痛な表情で愛が言いました。

「純さん…だったら、涙が止まるまでに一本電話してもいいですか?
…ウチの母に、ちゃんと伝えておかなければいけないこと、まだ言ってなかったから」


… … … … … …

事務所。忙しそうにパソコンのキーを叩く多恵子。

愛からの着信に不機嫌そうに出ました。

「要件は?」

「…僕は、もう病院へは行きません。純さんといっしょにいれば辛くないし…」

「自分の言っている意味が分かっているの?必ず後悔する。あたしの方が正しいって気づく…」

「後悔するのは、お母さんの方です。…純さんは、たくさんの人を幸せにできる人間です」


心配そうに見ていた純は、顔を伏せました。

「それは、純さんが、たくさんの愛にあふれているからです…どんなに辛いことがあっても理想と希望を絶対に捨てないからです。

そのせいで、誰からも愛されなくなっても、その信念を曲げるくらいならば、ひとりぼっちを選ぶそんな強い人間だからです」


「だったら、今すぐ選びなさい!その女を選ぶか、私を選ぶか!」

愛の顔を見つめる純。

「僕は、純さんを取りま…」

愛の言葉が終わる前に、多恵子は電話を切ってしまいました。(愛の返事を最後まで聞きたはくない)

… … … … … …

ハート岩の砂浜。

お互いに親から絶縁されたふたり…膝を抱えてうずくまっている愛に純が駆け寄ってきました。

「ねえ、手を出して」

純は、愛の左の掌にアルファベットのIの形をした珊瑚のかけらを置きました。そして、右の掌にはJのかけらを。

「“いとし”のIと“じゅん”のJ」その間に愛が前に拾ったハートのかけらを置きました。

I ♥ J

「愛君、結婚しよう」

… … … … … …

「もう、私たち家族はいない。だから、家族になろう。ふたりで」

唐突な純からのプロポーズ。

「いいんですか?僕みたいな…」

「もうそれ言わないっていったでしょ!」


純は、愛に言い聞かせるように…

…行動的には男女逆転の純と愛、精神的には必ずしもそうではないですが…

「愛君、この前自分の本性はひどい人間だっていったでしょ?でも、あたしそうは思わない。
…たとえそうでも、あなたをそんな人間にさせない。
あなたをあたしが思っているような、優しくて心がきれいで誰よりも愛があふれた男にしてみせる」


立ち上がる純。

「愛と書いて“いとし”と読む、待田愛さん!あたしの家族になってください!」

純を見上げながら愛は答えました。

「僕の心と体は、永遠にあなたのものです」

… … … … … …

「ごめんなさい、もう一回やってもいいですか。今のねむりひめのパクリだったんで…」

なにやっているんだ、こいつ?

立ち上がり、改めて真剣な表情で始める愛。

「これから、本当にいろいろ大変なことがあると思うんです。だけど…

俺がついてるさベイビイ!」


…スベった?こんどは何のパクリ?

長い間(ま)のあと、笑い出した純。

「何で笑うんですか?」

ムッとして、純の肩を小突いた愛…すぐに笑顔になって、両腕を広げました。

飛び込む純。砂浜に倒れこむふたり。

… … … … … …

「おじい、この広い世界でふたりきりになっちゃったけど、あたしはこの人さえいれば、何もいらない」

~もし、ひとり闇に置き去りにされても、必ずあなたが道を照らして、答えのある方へ導いてくれる。愛するあなたが私とともに歩いてくれる~


純と愛』主題歌「いちばん近くに」、挿入歌「二人で行こう」が収録されるHYの8thアルバムです。

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おまけ情報
後半のストーリー&新キャストが発表されました。

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2012年11月09日 (金) | 編集 |

第35回

正の結婚を巡り、激しくぶつかる純と善行。それを見た愛は、善行たち狩野家の本性を次々まくしたてる。

(2012年11月2日 NHKネットステラ)


「おじい、ダメ兄貴が逃げちゃいました。好きな人を奪って…いや、奪われてか」

正の行く先を探して、あちこちに電話をかけまくっている善行。

「サザンアイランドさんとのお付き合いも今日限り…今後、二度とウチの会社に現れないでください!」

怒り心頭の花嫁の父から絶縁状を叩きつけられ、パニック状態の善行を見て純は、してやったりです。

… … … … … …

正たちが那覇に行くと踏んで、空港で待ち伏せる狩野家の面々。

純の携帯に着信、正からです。

「飛行機だと、きっと親父が追いかけてくるから、那覇に行く船に乗せてもらった方がいいって…」

電話の向こうからは、何か吹っ切れたような正の明るい声が聞こえてきます。

「ありがとうな、純。マリヤが、お前のおかげで勇気が出たって」

人が喜んでくれることができた…純にとっての一番の喜び…よかった、よかった、うれしい純。

「じゃあ悪いけど、お前からお父さんとお母さんに謝っといてくれよ」

『肝心なことは純まかせ』、調子の良さはそのままです。慌てる純を見て、善行が携帯を奪い取りました。

「正やな!お前、今どこにいるんや?」

「うるさい!くそじじい!!」


ふいにマリヤに怒鳴られて、耳を抑える善行。

… … … … … …

嵐の去った後のような披露宴会場。

「お前は、どんだけ俺の人生を邪魔したら気が済むんや?…あの女、焚き付けたのは、お前に決まってる。

…お前、このホテルつぶす気か?!」


全てが純のせいだと、ひとつひとつあげつらえながら、責める善行。

「息子を政略結婚みたいなことさせて、自分の借金を返そうなんて、姑息なことしようとするからいけないんでしょ…マリヤさんが子供堕していないことだって、お父ちゃん知っていたんでしょ?」

驚く、晴海。うろたえて、しらを切ろうとする善行。

「…愛君が全部見ていたんだからね!」

… … … … … …

「お前一体何者や?…こんな男引っ張り込んで…このホテル、乗っ取るつもりか?」

「できたら、そうしたいわよ!…昨日泊まってみて、改めて思った。…夢もロマンもない、あるのは金儲けをしたいっていう卑しい根性だけなの!

…こんなホテルにして、おじいに恥ずかしいと思わないの?お父ちゃん」


「ここは、俺のホテルだ!おじいのホテルだなんて二度と抜かすな!」

見かねた晴海が二人を止めに入りました。

「…お前とおるだけで、不愉快になる。出て行ってくれ!二度と俺の前に現れるな!!」

… … … … … …

純の脳裏に、ある光景~幼い頃の記憶がよみがえりました。

「お父ちゃん…あたしが小ちゃい頃さ、動物園で迷子になったこと覚えている?」

善行は、そっぽを向いたままです。

「…あたし今でもその夢見るの。“それはきっと、お父さんの愛情を感じたからですよ”って愛君は、言ってくれたけれど…

あなたには、愛情なんてひとつもないから!!


純につかみかかろうとする善行の前に愛が立ちはだかり腕を取りました。

「僕のことは何も言われても構いませんけど、純さんを傷つけるようなことがあったら、絶対に許しません!!」

手を振りほどいた勢いで、愛が何かを落としました。…精神科の薬。

「愛君は、病気じゃないから!…愛君には特殊な能力があって…人の本性が見えるの…相手の顔を見ると、その人が考えていることとか、秘密にしていることとか、そういうのが全部わかっちゃうの」

善行が嵩にかかって、つっかかってきました。

「おい、俺の本性、言うてみい!」

純が目で同意するのを確認した愛は、善行の顔を見て、話し始めました。

「お父さんは、悲痛な顔して叫んでいます。“俺をもっと見ろ”…“俺をもっと大事にしろ”…“俺のことを愛せ、愛せ”…特にお母さんに向かって」

否定するが、明らかにに動揺している善行。

能天気な剛が自分のことも聞いてきます。

「剛君は、飴を舐めている子供みたいに…お母さんに甘えています…」

的中したことに無邪気に驚く剛は、次に晴海の本性を見るようねだりました。

「お母さんは…」

愛の言葉を遮る晴海、懇願するように…

「お願いだからやめて」

… … … … … …

「いいから!その方がいいんだよ。お母ちゃんのためにも」

純は、そう言って、愛にうなずきました。

「目をギラつかせて、今にも飛び掛かりそうな野獣みたいです。
…それが、今にも破裂しそうで…“お父さんといるのは、もう疲れた”…“お父さんと結婚したのは、間違いだったかもしれない”…」


… … … … … …

大きく目を見開いた晴海、言葉を失う一同…

「やめい!」

善行が、大声を上げて打ち消しました。

「やめい、お前ら!…お前と一緒にいると、家族が不幸になる!二度とこの家に近づくな!!」

憎しみを込めた表情で純を指さしました。

「お前みたいな奴はな!生まれて来おへんがよかったんじゃい!!」

… … … … … …

部屋を飛び出す純、後を追っていく愛…

「おじい、ここまで親に言われたら…何も言えないよ」

…でも、純が今まで善行に言っていたことも、負けずと劣らないほどのレベルだと思うのですが…

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2012年11月08日 (木) | 編集 |

第34回

正の結婚式当日。愛に「式には出るべきだ」と言われた純は、しぶしぶ出席するが、とんでもない事態に!?

(2012年11月2日 NHKネットステラ)


笑いあうふたり。

「一緒に大阪帰ろう。最終便なら間に合うかもしれない」

「ダメです。純さんは、お兄さんの結婚式に出ないとダメです」


… … … … … …

愛も出席することを条件に純は、正の結婚式に出席することを承知しました。

「ねえ、あたし今どう見えてる?正直に言って」

「今のあなたは…本当の狩野純です」


… … … … … …

戻ってきた純を見て、善行は不機嫌そうに言いました。

「何や?まだ何か文句があるのか?」

「あたし、明日の式に出るから。愛君と一緒に」


純が愛と付き合っていることを知ると、善行はいきなり愛の職業をたずねてきました。

無職の上に高校も中退だと知り、あからさまに扱いが悪くなる善行。

「ええな!明日は大人しゅうしとけよ。明日はウチの大事な長男坊の結婚式や」

… … … … … …

夜、純は愛にホテルの中を案内しました。

「昔はさ、この辺におじいの集めた楽器がいっぱい置いてあって、おじいがお客さんに聞かせてあげてたの…」

懐かしそうに話す純。興味深そうに話を聞く愛。

「でも今は…おじいの集めたものの中で残っているのはこれくらい」

古ぼけたジュークボックスでした。今はもう動かない…

「ああ、何かむかつく。あった方がいいものが無くなって、無いほうがいいものばかりあるみたいだし…それもこれも全部おやじのせいだ」

… … … … … …

翌日、正の結婚式は滞りなく進行しています。

「もしこの結婚に異を唱える者があれば、今名乗り出よ。さもなくば、一生その口を閉じよ」

神父の言葉に飛び出していきたいのを、じっとこらえている純。

そんな気持ちを察して愛が言いました。

「いいんじゃないですか?言っても」

「心を読まないでよ」

「でも、純さんがどうしてもそうしたいのだったら」


意を決した純が立ち上がろうとした、その時…

… … … … … …

「異議あり!!」

バージンロードの後方にマリヤが立っていました。

何事が起きたのかと驚く参列者一同。

「マ、マリヤ…」

… … … … … …

「正、私と結婚して!あなたは父親なの、この子の…

…家族3人で一緒に暮らそう。私があなたを幸せにしてあげるから」


マリヤを見つめる正。

「どういうことか」と善行につめよる花嫁の父。

マリヤを取り押さえようする善行の行く手を阻んで純は、正に言いました。

「お兄ちゃん、放っておいていいの?まだマリヤさんのこと好きなんでしょ?」

「純、いい加減にせい!」

「あんたの名前は正でしょ!今ぐらい正しいことやれよ!ただし!!」


… … … … … …

ゆっくり歩き出した正、マリヤの前で立ち止まりました。

「マリヤのネックレスが曲がっているんだ。俺が直さなけりゃ」

ネックレスを治した正の手を握り、マリヤは微笑みました。

微笑み返す正。うれしくてしょうがない純。

呑気な剛は、止めもせずに一部始終をビデオに撮り続けています。

瞬間、マリヤは正の手をつかんだまま、逆方向に向かって走り出しました。

呆気にとられる一同、卒倒する善行。

「おじい、やったあ、“らぶすとーりー”だあ」

…はじめて、兄貴のことを見直したよ。まるで『卒業』だね。男女さかさまだけど…

… … … … … …

遠ざかるふたりに純は、大きく両手を何度も振りました。

「戻って来るなー!」

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2012年11月07日 (水) | 編集 |

第33回

住所の場所は、マリヤ(高橋メアリージュン)の引っ越し先だった。彼女が子どもをおろしていないと知った純は、すぐさま宮古島へ。そして、ハート岩の砂浜で愛と再会する。

(2012年11月2日 NHKネットステラ)


マリヤの部屋から追い出された純は、愛に電話を掛けます…留守電につながりました。

「どういうことなの?あんたがマリヤさんの住所なんか教えるから、那覇まで来ちゃったじゃない!…てか、あんたは今どこにいるのよ?!」

… … … … … …

実家のホテルでは、善行たちが明日の正の披露宴の準備に追われていました。

純の姿を見て、母は式に出席するために帰ってきたと思って喜んでいます。

「お兄ちゃん、知っているの?マリヤさんがお兄ちゃんの子供、堕していないこと」

正や晴海にとっては、寝耳に水でした。

「このまま、放っておいていいの?マリヤさん、お兄ちゃんのこと好きだよ、絶対…
お兄ちゃんが元気ないのもさ、マリヤさんのことをまだ忘れられないからじゃないの?」


煮え切らない態度の正に純の怒りが爆発しました。

「お兄ちゃんにとって、結婚ってなんなのよ?後悔しないの?明日、相手の前で愛、誓えるの?」

「いい加減にしてくれよ!借金ペイできなかったら、ウチのホテルがバーストするかもしれないんだぞ!」


会場を飾る花の追加注文で席を外していた善行が戻ってきました。

… … … … … …

「お父ちゃん、あたしはまだ反対だから、こんな式。自分の借金返すために息子を結婚させるなんて、父親として恥ずかしくないわけ?」

無視する善行。

「おじいのホテル、潰したら承知しないからね。家族みんなを不幸にしているのいい加減気づいたら?みんな、お父ちゃんのせいで辛い思いしているの!嫌なこと我慢しているのよ…」

晴海がたしなめても純は止めません。

「あたし、お父ちゃんみたいな人間にだけは、絶対になりたくない」

善行が純を睨み付け立ち上がりました。純を殴ろうと…

その善行を押しのけて、晴海が純のほほを叩きました。

「娘にそんなこと言われて、親がどれだけ傷つくかわかっているの?」

あっけにとられる善行、正…

「こんな式、絶対でないから、絶対でないから!」

…晴海は、自分が純を叩くことで、善行には手を出させない~これ以上、父子で争わせないための一芝居だったのではないでしょうか…

… … … … … …

ハート岩の浜辺。ひとり宮古のきれいな海を見つめる純。

「おじい、せっかく帰ってきたのに、このざまだよ」

愛に電話をかけても留守電につながるだけです。

「もしもし、あたし今結局、宮古にいます…あたし、愛君に言わなければいけないこと、忘れてた…」

「プープープー…」肝心なことを言う前に留守電が切れてしまいました。

「…ごめんね。愛君のこと信じきってあげられなくてごめんね」

涙がこみあげてきます。

「…自分が何やっているのか全然わからなくなっちゃったし、家族の前では、ものすごい嫌な子になっちゃったし…やっぱ、あんたがいないとダメなのかな?あたし」

自己嫌悪でいっぱいの純。波の音が返ってくるだけです。

「逢いたいよ、逢いたい…愛に逢いたいよぉ、何処?」

思わず叫んでいました。

「ここに、ここにいます」

… … … … … …

空耳?…その声に辺りを見回す純。

木の陰から申し訳なさそうに出てくる愛。

「ななな…何でここにいるの?」

純の勢いに、思わずしり込みしながら、

「前に純さんに宮古の海の話聞いてたら、どうしても見たくなって…ここは純さんの故郷だし、ここで考えるのが一番かなって思って」

まだ事の成り行きを理解できない純。

「何で…あなたのことを好きになったのかなって…本当にあなたのことが好きだったのかな…」

… … … … … …

「でも、マリヤさんの住所とか、結婚式のこととかメールしてきたじゃん」

「今、お宅に泊まらせてもらっているんで…それで色々なこと目撃して」


愛のまた別の能力~ストーカー、覗き見…

… … … … … …

「で、わかったの?…何であたしのこと好きかわかったかって聞いているの!」

「実はまだ…すみません」


再会してから謝ってばかりの愛でした。

「悪いけどね、あたしはあんたが出て行ってから、何も考えていないからね」

ハッキリしない愛にじれったくなってきている純。

「ただ愛君のこと思い出して、逢いたくて逢いたくて、でも逢えなかったらどうしようって考えると不安で不安で…それだけじゃダメなの?そういうの考えて胸がキューッと痛くなるの、それだけじゃダメなの?」

… … … … … …

純は愛の腕をつかんで何度も揺すぶりました。

「僕は…僕はもう、純さんと別れたくないです。もうひとりになるのは嫌です。あなたとずっと一緒にいたい。離れたくないです」

やっと、言えました。

「それだけでもいいですか?」

愛は、純の手を取り、掌に何か載せました。

それは…波がハート型に削った白い珊瑚のかけら。

自然に笑顔がこぼれる、うれしい…うなずく純。

「おじい、あたし…久しぶりに笑った気がする」

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2012年11月06日 (火) | 編集 |

第32回

愛から純へ、那覇のとある住所だけが記されたメールが届く。純がそこを訪れると……。

(2012年11月2日 NHKネットステラ)


「えっ!愛君、結婚するの?!」

純は思わず、誠に詰め寄ります。純のことが臭くてたまらない誠。

「するわけないやん…誰かおらへんの?そっちに結婚する人とか」

あ、アホ兄貴…

… … … … … …

純の部屋。

愛を精神科に連れて行ったことを問い詰められる純。

「あたしがあんたのこと臭いっていうのも病気やって言うの?」

信じたい。でも自分自身でもよくわからなくなっている純でした。

「情けない!この前、ウチに来たときはあんなに威勢良かったのに」

~あたしは、信じます。愛君の言っていること、全部信じます~

「いや、それは…大人になるといろいろあるっていうか…」

自分の嫌いな言葉を使って取りつくろうことしかできない純。自分でも情けない…

「ウチのママ、あんたと愛ちゃんが別れたって聞いたら、喜ぶやろな。ゴキブリ踏みつぶしたような顔して」

… … … … … …

自分の親に愛想を尽かしている…すべてお見通し…の誠。純のことも失望してしまったようです。

「帰る…匂いがたまらんわ。あたしが病気なんかもしれないけど」

… … … … … …

愛にメールを送っても送っても…一切返信はありません。延々と続く愛への送信履歴。

「あ~あ、あたしは、またストーカーやっているよ」

あかりをつけましょ、ぼんぼりに、おはなをあげましょ、もものはな

… … … … … …

「俺は、君が自分の魅力を取り戻すためなら、どんなことだってするから…愚痴でも何でも聞くし」

水野の優しい言葉に、心が揺れる純。

「だったら、今日つきあってもらえませんか?」

… … … … … …

カラオケボックス。

純はヤケになって『ひなまつり』を何回も歌っている、相当酔っているようです。

「あの言葉、言ってください。トルストイさんの…」

「私の愛があなたを作り、あなたの愛が私を作る」


水野の言葉と雰囲気にフラフラとする純…愛との初キッスの場面が脳裏に浮かぶ。

「すいません。トイレ」

… … … … … …

トイレの鏡に映る自分の顔。ためいき…

「今どんな顔しているのかな?愛君が見たら」

メール着信音…

『待田愛』!愛からのメールでした。

「来たあ!!」

急いでメールを開きましたが…本文には、『那覇市国際通…』那覇の住所が書かれているだけでした。ちょっとガッカリ。

「那覇にいるってことあいつ?」

… … … … … …

「あたし、今は何やっててもどうしても愛君のこと思い出しちゃうんです。こんな気持ちで水野さんとつきあうの失礼だと思うんです。だから…今日は、帰ります」

水野の「ウチに来ないか」という誘いを断り、純は先に店を出ます。立ち止まる。

「千香ちゃん…」

壁によりかかり千香がいました。

「じゃなくて…田辺さん」

千香は純を一瞥するとそっぽを向きました。何も言ってこないのがかえって不気味。

多少のうしろめたさはある純ですが、千香に言いました。

「安心して。水野さんとは何もないから」

純が立ち去った後、舌打ちをする千香。

… … … … … …

翌日。

とにかく、住所の場所に行ってみないと。

純はホテルを仮病で休み、那覇に飛びました。

「ここに愛君がいるわけ?」

チャイムを鳴らすと、出てきたのは…

「マ、マリヤさん!?」

… … … … … …

「何でここがわかったの?」

「実は、愛君がメールで教えてくれて…あ、まさか愛君がこっちにお邪魔しているなんてことは?」


そんなことがあるわけない、マリヤが愛のことを知る由もありません。

気まずい間が続く…純は、思い切ってマリヤに聞きました。

「あの、兄貴の結婚式が明日っていうのは?…」

「知っています…もう、関係ないし正と私」


素っ気ないマリヤ。純の「放っておけない」スイッチが入りました。

「マリヤさん、まだお兄ちゃんのこと好きなんじゃないですか?ウチの兄貴も…マリヤさんと別れて、初めて大事さに気付いたと思うんです」

純が話していること…自分自身にあてはまることでした。

「じゃあ聞くけど、正と結婚して、私が幸せになれると思う?」

一瞬、言葉に詰まる純。ここで引くわけにはいかない。

「…その子をひとりで産んだって、その子の父親はウチのダメ兄貴しかいないんですよ!」

純を追い出そうとするマリヤ。純は止めません。

「家族を大切にしない人は信じないって。…それって、その子を大切にしているってことなんですね!?」

結局、叩き出されてしまいました。

「マリヤさん…」

ドアの外でへたり込む純…

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2012年11月05日 (月) | 編集 |

第31回

愛(風間俊介)と別れてから1か月、純(夏菜)は心ここにあらずの状態。一方宮古島では、正(速水もこみち)の結婚話が進み、もう3日後には式を挙げることに!? 「世間体が悪いから、式にだけは出ろ!」と言う善行(武田鉄矢)に反発する純だったが、誠(岡本玲)から「式に出てくれ」という愛からの伝言を受け取る。

(2012年11月2日 NHKネットステラ)


「…何か考えていないと、すぐに愛のことを考えてしまう…おじい、あれから1ヶ月、あいつのいなくなった部屋は、やたらと広く感じるし…ああ、どうしよう…」

散らかった部屋、夕食はレトルト…

迷いに迷って、何回か送ったメールも愛からは一度も返信は来ません。生きているのやら…

着信があり、急いで取る純。

母から正の結婚に出席するようにと催促の電話でした。マリヤのことで腹を立てている純、出席しないと言ったものの、このまま放っておいていいのかどうか、迷ってもいました。

… … … … … …

「やあ、心配していたよ。病気になって休んでいるのかと思ったよ。最近さっぱり聞かないからさ、君がトラブル起こしたのを」

エレベータ待ちで一緒になった大先社長に純は思い切って聞いてみました。

「あの、社長はどうして結婚したんですか?」

「おやじの勧める相手と見合い。政略結婚みたいなもんだったんだけど、カミさんが可愛かったんで、まあいいかって」


…どこかの誰かと同じようなこと言っている。

「後悔していないんですか?他に誰か好きな人がいたとか…」

二人が何やら気配を感じて振り向くと、無表情の桐野が立っていました。

エレベータが着いたのに大先社長は、「忘れ物」とか適当な口実(?)で逃げるように部屋に戻って行ってしまいました。

「やっぱり、何かあるのかな?このふたり…」

… … … … … …

仕事をただそつなくこなしているだけの純。

めずらしく米田に褒められても少しもうれしくありません。

そんな純に水野が声を掛けます。

「何か君らしさが、どんどん無くなっている気がするけど、このごろ」

「オオサキプラザホテルの一員としてルールを守っているだけです。」


ありきたりな優等生的な純の返事に、表情が曇る水野。

「もうあきらめたんだ?社長になりたいの。うちのホテルを“まほうのくに”に変えたいって言っていたのも」

何も言えない…

しかし…純が愛と別れたことを知ると、一転して顔がほころび、早速食事に誘ってきました。

… … … … … …

善行は、那覇のマリヤの店にいました。

マリヤの腹部にふと目が行く善行。

「だいぶ目立ってきたでしょ。もう6ヶ月だから」

善行にしては、優しい口調でマリヤに話しました。

「正、今度の木曜日が結婚式や。…あんたのこと正に話す気はない。それを期待しても無駄や」

… … … … … …

「仕方ないんじゃないないかな?君が愛のことを病気と思うのは」

「でも、あいつが言うことは、いちいちあたっているんです」

「俺のことはなんて言っていたわけ?」


… … … … … …

言いにくそうに…

「水野さんが優しくしてくれるのは、エッチをしたいだけ…」

「いけないかな?好きな人とエッチをしたいってそんなにいけないこと?」


開き直った水野の潔さに、かえって魅力を感じてしまう純。

… … … … … …

マンションの前まで純を送ってきた水野は、いきなり純を抱きしめました。

「嫌ならやめるから」

嫌と言えない純、顔が近づいてくる。流れのまま…

「もう、男変えてんのや」

… … … … … …

入口に誠が立っていました。

「ま、誠ちゃん」

その少女~誠が愛の妹だと知ると、水野はあきらめてそそくさと帰って行きました。

… … … … … …

「愛ちゃんから伝言があるんやけど」

「えっ?あいつ生きてるの!」


何でもいい、愛のことを知りたい!慌てて、誠に駆けよる純。

「あんた、かなり臭い…」

…ルールにとらわれて本性を隠して過ごしているからでしょうか?…

「結婚式に出てくれって」

あまりにも唐突過ぎる愛からの伝言…

「どういう意味?愛君、誰かと結婚するの?」

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2012年11月03日 (土) | 編集 |

第30回

精神科を訪れた2人。だが、愛は「医師は、最初から自分を病気だと決めつけている」と激高。医師の心の声を、その場でまくしたてて……。

(2012年10月26日 NHKネットステラ)


精神科の待合室、純と愛

「前にさ、1回精神科に行った時、なんて言われたの?」
「統合失調症だそうです。…幻覚や幻聴が起こる一種の精神疾患です」


検査が終わったら…今日の食事は、自分が愛の好きなものを何でも作るという純に愛のリクエストは、

「…リンゴとバナナ」
「料理じゃないじゃん!…サルじゃん、それじゃ」


愛は自分の料理の腕を信用していない…ふくれっ面の純を見て、思わず吹き出す愛。久しぶりに見た気がする笑顔でした。

「あたしは、この人をこんな笑顔にしてあげたいのに。何やっているんだろう?こんなところで…」

検査を受ける愛。

「おじい、お願い。ここに来たのが間違いじゃないって言って」

… … … … … …

検査の結果は、統合失調症。病気なので深く考えず、薬を飲めば症状は楽になるという医師の診断でした。

薄笑いを浮かべながら、愛が医師に向かって言いました。

「薬なんか飲んでも、人の本性は見えると思うし。ここにはもう来ません。…最初から、統合失調症と決めつけているんですから」

無礼ともとれる態度をとり診察室を出ていこうとする愛に医師は答えました。

「じゃあ、私の本性が見えますか?言ってみてください」

ここぞとばかり愛は医師の本性をまくしたてました。病院の経営やプライベートなこと、聞くに堪えないことまで…

怯えるように席を立とうとする医師に尚も愛は詰め寄ります。純が止めているにもかかわらず。

「当たっています?俺、病気じゃないですよね?病気じゃないですよね?」

… … … … … …

純の部屋に帰って来たふたり。

カーテンを閉めようとして、窓ガラスに映った自分が目に入る愛。じっと動かない。

「一体どういうつもり?あんなことしたら逆に病気だって思われるじゃん。何であんなことするの?」

カーテンを閉めて、腰を下ろしながら、冷めた口調で答えました。

「あれが、あれが俺の本性だからです」

「え?」


いつもの愛とどこか違う。

「本当は母みたいに自分以外の人間を全員軽蔑していたり、父みたいに良い人のふりして、簡単に人のこと傷つける人間なんですよ、俺は。

愛と書いて“いとし”と読む名前つけられても迷惑なんだよなあ。

俺には愛なんてないし。自分以外の目に映る人間全員ぶち殺したくなるんですよ」


愛の変貌にとまどいながらも、

「あたしを見て愛君、あたしを見て!」

チラっと、純を見上げる愛。

「じゃあ、今のあたしはどう見えているの?」

立ち上がり、純の顔を見つめる愛。何かにとり憑かれたように話し始めました。

「あなた、顔がぶれまくって、どれが本当の顔かもうわかりません。

ホテルで働くのだったらルール守れなんて言われてビビっちゃって。そこらへんのつまらないサラリーマンみたいになってますよ」


… … … … … …

「それは、いろいろあるっていうか…実際働いてみると、大人にならなければ、いけないしさ…」

気にしていたことをつかれて、しどろもどろになる純、愛は続けます。

「何で、あなたがそんなこと言うんですか?そういうの一番嫌いだったんじゃないですか?

社長になりたいとか威勢のいいこと言っておいて、もう日和るんですか?

そんな情けない人間に“おじいのまほうのくに”作れるわけないでしょ!無理に決まっているでしょ!」


愛の口から純にとって一番傷つく言葉が…大きな目から涙がこぼれます。

「あなたが心配しているのは自分でしょ?結局、後悔しているんですよ。俺と付き合って…恥ずかしいと思っているんですよ。みっともないと思っているんですよ…」

耐えきれなくなって、愛の頬を叩く純。

「あんたは、やっぱりおかしいわよ!病気よ!絶対!」

一瞬、目を剥く愛。あきらめたように、

「じゃあ、もう止めましょう」

…双子の弟・純が死んでから人の本性が見えるようになった~その能力のせいで愛の心は病んでいます。いくつかの人格が潜んでいるような…病気に違いありません…

… … … … … …

手際よく鞄に荷物を詰め、出口に向かう愛。

「何しているの?ちょっと待ってよ」

ドアの前で立ち止まる愛。

「うれしかったんです…あなたに信じるって言われた時、本当にうれしかったんです。

自分でも病気じゃないかなってずっと思っていたから…あなたといたら、自分が思ういやな人間にならないで済むと思ったから。」


少し冷静に戻っているようです。

「でもそんな考えは甘いって、さっき窓に映る自分に言われました。いや…死んだほうの純にかな?」

ゆっくりと純の方に振り向きました。

「でも、そんなこと言っても、もう信じないんですよね?」

返事を返すことができない純。

「それじゃあ、お元気で…ありがとうございました」

合鍵を置いて出て行った愛。

… … … … … …

立ち尽くしている純、はっと何かに気づきました。

愛が忘れて行った『ねむりひめ』の絵本を手に取る純。

「純さんといると幸せだなって思って」

ふたりで寄り添って絵本を見ていた時の愛の言葉を思い出す…ページをめくってみる、涙がとめどなくあふれてきます。

「何やっているんだろう?あたし…結局、あたしが“きたかぜ”じゃん」

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2012年11月02日 (金) | 編集 |

第29回

なかなか仕事が決まらない愛。純は悩んだあげく、思い切って愛に「病院へ行こう」と告げる。

(2012年10月26日 NHKネットステラ)


「誤解しないで。あたしはこれ以上、愛君が苦しんでいるのを見るのが嫌なの…それに人の本性なんて、絶対見えないほうがいいんだし…一度、精神科の医師に相談したら?」


逃げ込んだトイレの中から愛が話します。

「…あるんです。一度、自分で精神科に行ったこと…精神科の先生の本性が見えてきて、それが余りにも酷くて…やめました。…病院だけは勘弁してもらえませんか…お願いします」

… … … … … …

朝食。昨夜のことがあって、ぎこちないふたり。無理に話題を探す純ですが、どこか空々しくて話が続きません。

「やっぱりダメですか?…ずっとここで純さんのために家事をするっていうのは?」

答えに困る純。

「すみません。やっぱ変ですよね…ヒモみたいだし。仕事探しに行きます、今日」

… … … … … …

通勤途中、気の抜けた表情の純。

純の自転車の前に千香が立ちはだかりました。昨日泣きじゃくっていた時とは別人のような怖い顔。

「どうしたの?千香ちゃん」

「千香ちゃんじゃなく、田辺さんって呼んでください。これからは」


意味がよく分からない純。斜に構えた千香は睨みつけながら言いました。

「昨日のことまだ謝ってもらってませんけど?あなたの恋人と称する人に言いがかりつけられたんですよ。私」

やっと理解できた。…謝ろうとする純を通りかかった水野が制します。

「その必要はないよ。…これ書いたの君じゃないの?」

例のクレームメールを懐から取り出し、千香にたずねました。固まる千香…

「この間、君からもらったメモと筆跡まったく同じなんだけど」

メールとメモを見比べる純。

「たしかに同じ…しかも仕事中にこんなラブラブメモ…」

動かぬ証拠を突きつけられて、どうしようもなくなった千香。何故、水野は純の肩を持つのだろう…くやしい…非は認めません。

「水野さんがいけないんです。こんな人好きになるから」

…入社試験~面接を並んで一緒に受けた仲ということで純は、千香に親しみや好感を抱いていたのでしょう。他の人に対してだったら、ブチ切れるようなことも千香がしたことだったら許してしまうような…

これからは、どう関わっていくのでしょう?…千香の嫉妬やいじわるもエスカレートしてきそうだし…

… … … … … …

職務に就いた純の前に今度は愛の母・多恵子が立ちはだかりました。

「どうやら私の言っていた通りになっているみたいね。さっさと別れて、愛を病院に連れて行きなさい!」

勝ち誇ったような多恵子にムカッときた純。

「あたしは、北風みたいなやり方したくないんです。お母さんみたいに!」

その場から逃げようとする純の首根っこを押さえて多恵子は言いました。

「あなたみたいな女に何がわかるの?!もしあなたの決断があの子の一生を台無しにしたら、その責任をとる覚悟はあるの?」

多恵子の剣幕に押され、言葉に詰まってしまう純でした。

「あなたは逃げ出せば済むことかもしれないけど、私はそうはいかないの!どんなにつらくても耐えていくしかないの!弱音を吐くわけにはいかないの!戦うしかないの!戦うためじゃなかったら…こんな薬なんか飲まないわよ!」

多恵子はバッグから薬の束を取り出し叩きつけました。彼女も他の家族と同じように傷つき、苦しんでいたのでした。

… … … … … …

多恵子との出来事、今までのように愛のことを信じていると自信を持って言えなかった自分。家に帰る足取りも重い…

母に電話をして聞いてもらいたい。でも、きついことを言って泣かせてしまったことで掛けにくくなっていました。

一方、宮古の母も、やはり純に電話することをためらっていました。

「この前、純に怒られちゃったからさ」

純の言葉が気になったのか、取引先の娘と婚約した正に対して、

「あんた、本当にいいの?まだマリヤさんのこと好きなんじゃないの?…あんたがどうしてもいやなら、お母さんがお父さんに頼んであげるからさ」

「何かお母さんがそんなこと言うの珍しいね」


… … … … … …

帰宅した純を、いつもよりご馳走を用意して愛が待っていました。

「凄い!もしかして仕事決まった?」

喜ぶ純に愛は、まとまった現金を差し出しました。

「麻雀やったんです。相手の待ちとか読みとか全部わかるんで楽勝でした」

…純と出会う前の愛がどうやって生活費を稼いでいたのか、何となく分かった気がします。…

冷めた顔で淡々と話す愛に純は叩き返しました。

「こんなの逃げてるのと一緒じゃない!」

…こんなことをしても、純が喜ぶはずがないことは知っていたはずなのに…

「ねえ、つらいのはわかるよ。だけど、どうして戦わないの?」

戦う…多恵子のことを思い出したから出てきた言葉でした。それを感じ取る愛。

「母にあったんですね」

「そうやってさ。心の声聞くのも止めてくれる!」
(…言ってしまった)

トイレに逃げ込もうとする愛より先に純が飛び込みました。

… … … … … …

ドアの外から愛が話しかけます。

「うちの母と同じように、僕のこと病気だと思っているんですか?純さんも…」

「そうじゃないけど…

あたしは、このまま愛君が一生うつむいていたらどうしようかと思うわけ…つきあっているなら普通のカップルみたいに堂々と顔をあげて歩きたいの…

だめかな?そういうの…」


… … … … … …

「わかりました…明日、病院に行ってきます」

ドアを開ける純。

「ふたりのためですものね…」

寂しそうに微笑む愛。

「おじい、お願い。この決断だけは間違いじゃないって言って」

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2012年11月01日 (木) | 編集 |

第28回

愛は、オオサキに出入りする電気修理会社で再び働き始める。だがそのやさき、千香(黒木華)の純へのいじわるを愛が暴露。そのせいで、またクビになる。

(2012年10月26日 NHKネットステラ)


「前、働いていた電気修理の会社がまた働いてもいいって」

愛は、ようやく仕事が決まりました。

「おじい、愛君の方は取りあえず、ホッとしたけど、自分の方は“ルールを守れ”とか“言葉づかいを治せ”とか言われてから、何か調子が出なくて…」

敬語が思うように使えず、ぎこちないおかしな話し方になってしまう純。

以前、研修の時に夜中にコーヒーを届けた~ホテルを辞めると言う寸前までいった騒動のきっかけ~の客に再会します。

再び、12時過ぎに部屋にコーヒーを届けてほしいと要望されますが、ルールを守ることを厳しく言いつけられている純は、今度は断ってしまいました。

「何か別人みたいですね、あなた…」

…“ルールを守ること”と“言葉づかい”を気にするがために仕事の調子が出ないと嘆くのはおかしいことですね。例えば、コーヒーの場合だったら、12時少し前に届けるとかルールの中でできる限りのサービスをするということは考えつかないのでしょうか…

… … … … … …

休憩室。

「何だか悲しいよ。最近、元気ないし、仕事ぶりもどんどん君らしさが無くなっていく気がして」

水野に痛いところをつかれた純。

「…やっぱり、愛と暮らし始めたのが良くないんじゃないの?…絶対君は僕と合うと思うんだけどな」

水野の言葉を遮り、純は席を立ってしまいます。

… … … … … …

純と入れ替わりに入ってきて、隣に座った彼女気取りの千香に水野は言い捨てました。

「悪いけど、僕は君に対して、大切な仲間以上の感情を持つことができないんだ。…だからもう、つきあっているって勘違いするのやめてもらえるかな」

… … … … … …

純はホテル内で作業中の愛を見かけます。何とかやっているようです。

「あのさ、あたしは愛君と暮らせて本当に良かったって思っているからね」

「どうしたんですか?何かあったんですか?」


ふたりの様子を遠巻きに覗いている…千香がいました。

… … … … … …

『ベルガールが仕事中にいちゃいちゃしています。不謹慎ではないでしょうか』

また、純に対してのクレームレターが届きました。

「覚えがないか、狩野?これで一体何回目だ?」

米田部長のねちねちとした注意(イヤミ)を受ける純。

その様子を見て、ほくそ笑む千香…

… … … … … …

「どうしたらいいの、おじい?毎日“とほほ”だよ…」

仕事をしていても、人の目が気になって、ややノイローゼ気味の純です。

「仕事で何かありましたか?」

心配をかけまいと、平静を装いますが…愛には隠すことはできません。

「純さん、僕にできることがあたら何でも言ってくださいね」
「大丈夫、愛君は自分の仕事のことだけ考えて」


… … … … … …

「どうしたの、社長?こころなしか元気ないけど」

美人の外国人女性を見送り、相も変わらず、ご機嫌な大先社長です。

「恋の悩みなら相談に乗るよ。仕事の悩みなら無理だけど」

エレベータの中で、大先、桐野、純の三人。

「男運の悪そうな顔しているから、社長は」
「失礼ですが、社員のことを社長とお呼びになるのはお止めになった方がいいと思います。」


桐野に注意されて、口答えひとつできず、先生に叱られた生徒のように従う大先社長。

「何なんだ?この異様な雰囲気は…」

… … … … … …

「狩野君、大変だ。愛がまたやったんだ」

スタッフルームに駆けつける純。

泣きじゃくっている千香。その前に座らされている愛がいました。

「どういうつもりだ?この男がいきなり、田辺に殴り掛かったんだよ」

「クレームを書いていたのはこの人なんです」


周りの目は、千香は被害者。不審者の愛の言葉に誰も耳を貸しません。

…おどおどしていても、案外すぐキレる愛。まず手が出てしまうようです。指輪を隠した子供の時のように口調も一変していたのでしょうか?…

… … … … … …

帰り道。

愛はまた職を失いました。

「すいませんでした、迷惑かけて…でも本当にクレームを書いていたの彼女なんです。何か怪しいなって思って、本性を見たらすぐわかって…」

純は、まともに愛の顔を見ることはできませんでした。

「信じてくれないんですか?」

顔をそらしたまま、「帰ろう」としか言えない純…

「おじい、どうしよう?100%信じられない自分がいる」

… … … … … …

部屋に戻ったふたり。

…純が信じてくれていない…ふてくされているようにも見える愛。

純は思い切って言いました。

「ねえ、愛君。一度、病院に行ってみない?」

「どういう意味ですか?」


…愛の能力を信じているからこそ、自分の心の声を聞かれているかもしれないとまで思っていたのではないの?何故、千香の件は信じてあげることができないの?…

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