NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年01月31日 (木) | 編集 |

第101話

里やで目を覚ました晴海は、自分の居場所が分からずパニックに陥る。そんな晴海の姿に、純は衝撃を受ける。

(2012年1月25日 NHKネットステラ)


おじい、お母ちゃんにウチのホテルに来てもらうことになりました。

純は晴海を部屋に案内しました。

「 … やることない時さ、下の食堂に来たらいいいじゃん、あそこはウチのロビーみたいなもんだから」

それから、 純が少し躊躇しながら、晴海に渡したものは、名前と住所が書かれたIDカードでした。

「もし、帰り道とかわからなくなった時、これ誰かに見せたら、大丈夫だから … いやかもしれないけど、念のためね … 」

礼を言って受け取った晴海ですが、内心はどんな気持ちだったでしょうか。

はぁ、おじい、もっと、お母ちゃんを笑顔にするようなこと、してあげたいのに …

… … … … … …

一日一行でも日記を書くと、記憶する力が強くなると聞いた純は、晴海のためにまっさらな日記帳を用意しました。

「家族の顔とか今まであったことを忘れないように、何度も見せるといいんだって」

そう言って、古いアルバムも引っ張り出してきました。

アルバムをめくりながら、愛が言いました。

「純さん、小さい頃は、女の子みたいですね」

… … … … … …

「お借りしたタオルとTシャツ、お返ししようと思って」

隣の山田の訪問でした。

「どういうこと? 何で隣の山田さんが、いとしくんのTシャツ返しに来るのよ?」

「誤解しないでください。風邪ひいて寝込んでて、一人じゃ大変だからって、看病しに行っただけなんで」


~ 他人の看病しに行くこと自体、おかしくない? いとしくん …

… … … … … …

「里や」の食堂。

晴海は、カウンターでセニョールが作った料理を味見しています。

「わかります? 何で、お客が微妙に残すのか」

サトが、意見を求めました。

「たぶん、味が薄いんじゃないかな?」

我が意を得たサト。

「どういう味付けにしたらいいか、自信なくて … 」

恐縮するセニョールに、晴海は言い聞かせるように言いました。

「そんなこと言ったら、ダメよ。 … 料理は、自分が美味しいと思うものを出すことじゃない?」

… … … … … …

自分の顔を見て、純が笑っているのに気付いた晴海。

「どうしたの? 純」

楽しそうにしている晴海を見るのがうれしい純でした。

「あんたが言った通り、ここにいると、宮古にいるみたいで、本当にいい気持になるね」

… … … … … …

「お水、頂戴」

「笑わせてほしい」女性客は、まだ滞在しています。失敗続きのミッションも継続中でした。

純は、コップに水を差しながら、「あれ … 」と言いながら、女性客の顔の横に手を伸ばしました。

その指をひねると小さな花が! … おじい譲りのマジックです。

「あら、こんなところにも … こんなところにも」

別のテーブルの客の前でも、また別の客にもと、次から次へと、純の手から花が飛び出しました。

最後には、花束が現れました。

拍手喝采 … ただひとり無表情のままの女性客は、水を飲み干しました。

やっぱり笑わない …

… … … … … …

「懐かしい … 」

微笑みながら、アルバムをめくっていく晴海。

「正は、産まれた時、色が白くてさ … 剛はさ、産まれてからすぐミルクもよく飲むし … 」

晴海は、息子たちが生まれたころの写真を見ながら、思い出話を語りました。

純は、自分のことも気になって晴海に聞きました。

「あんたは … あれ、何だっけ?」

考え込んでしまう晴海。

「ああ、思い出した。 … 純が生まれたとき、とにかくお父さんが喜んでね。ずっと、あんたを抱いて、離さなかったよ」

意外な話を聞き、驚く純。

「お父さん、顔中くしゃくしゃにして、“純は良い子だな、いい子だな”って」

純が動物園を好きだと知ると、休みの日に何処かへ行くといったら、いつも動物園でした。

… 純の脳裏に善行に動物園で手を引かれた幼い頃の記憶が …

「純、これだけは忘れたらだめだよ。 … お父さんは、あんたのこと、本当は誰よりも、愛してるよ」

… … … … … …

その父・善行は、人目をはばかりながら、「里や」の前に立っていました。今日は、小さな花束を抱えています。

あと一歩が踏み出せない善行に純からのメールが届きました。

『お母ちゃんは、今ウチのホテルにいます。 … 何処にいるの? 早く、会いに来て』

メールを読み終えた善行。

「 … そう言われると、逆に行きにくい」

「里や」の入り口に花束を置いて、そのまま帰ろうとした善行。

ふと、何となく向かいのたこ焼き屋を見ると、 … 店先でたこ焼きを焼いているのは、剛でした。

善行は、逃げるように立ち去りました。

~ “101話めのプロポーズ”とはいきませんでしたね、善行さん。

… … … … … …

「たこ焼き、頂戴」

… 誠でした。

「あんた、何でここで働いてるの?」

それは、晴海のなるべく近くにいようと思ってのことでした。

誠は、愛から、落ち込んでいる剛を励ましてほしいと頼まれて来たと言い、外に出るように手招きしました。

つられて外に出てきた剛の顔に、誠はいきなり平手打ちを食らわせました。

「励ましてくれるんじゃなかったの?」

… … … … … …

「気合い入れとんのじゃ」

まるで、そのスジのお方のような、振る舞いと口調の誠。

「あんたは、笑ってナンボやろ? … そんな、辛気臭い顔せんと、どんな時もアホのまんま、突っ走らんかい!」

もう一発、叩きました。

… … … … … …

そんな誠自身も悩んでいました。

謙次と離婚してしまった多恵子が、誠に弁護士にならなくてもいいと言い出したのです。 … 誠には、母がもうどうでもいいという顔をしているように見えたのでした。

「そんなこと言われたら、逆にこっちはどうしたらいいか、わからへんし … 」

 … 思い立った剛は、焼き立てのたこ焼きを誠に差し出しました。

「まずは、食べよう。 … 腹が減っては、なんちゃらだよ」

誠は、「あほ」と言いながらも、まんざらでもなさそうに、剛の思いやりを頬張りました。

… … … … … …

『今日は 純と アルバムを見て 楽しかった。』

そう日記につづった晴海。

薬を運んできながら、今日は「里や」に泊まると言う純を晴海は、愛の待つアパートに帰しました。

「私は、大丈夫だから … 純の方が病人みたいな顔してるよ」

… … … … … …

「お母ちゃんにすっかり見抜かれちゃったよ、疲れているの」

寝物語に愛にそう話す純。

「でも今日は、別に変なこともなかったし、症状が良くなっているのかもしれない … これから、どんどんよくなるかも … 」

純は眠りに落ちて行きました。

… … … … … …

「純は、ええ子やなあ、ベッピンさんになるでえ … 」

満面の笑顔の善行 … うなされる純 …

「純さん、起きてください。純さん!」

愛に揺り起こされた純 … 夢でした。

「それどころじゃないです、純さん。 … 今、“里や”の女将さんから電話がかかってきて、お義母さんが!」

… … … … … …

「純、純、何処?!」

「里や」の食堂で、泣きながら、純の名を呼ぶ晴海。

サトや住み込みのセクシー、チュルチュルが懸命になだめても、晴海は娘の姿を探します。

ようやく駆けつけた純と愛

「お母さん、起きたら、自分がどこにいるのか分からなくなっちゃったみたいで … 」

晴海は、母を見つけた迷い子のように、純に抱きついてきました。

「お母ちゃん、ここは、あたしが働いているホテルでしょ? … ほら、お母ちゃんは、ここに泊まるって言ってたでしょ?」

「起きたとき、あんた、いなかったさあぁ」


… … … … … …

「ごめん、ごめん、あたしも今日は、いっしょに泊まるから … 」

「イヤぁ! おうちに帰りたい!!」


絶叫する晴海。

「あんたは、何で私の言うこと聞かないの? 昔から、何で母親苦しめるようなことばっかりするのお!!」

純を労ってくれた、昼間の晴海ではありません。

家に帰りたい、正に会いたい、剛に会いたいとだだっ子のように泣きじゃくる晴海。

おじい、どうしていいか、わからないよ

晴海は、うずくまってしまいました。

「助けてぇ … 」

~ 純が、晴海のためにとしたこと … 「里や」に泊めたこと、IDカードを持たせたこと、日記を書かせたこと … 結局は、剛の動物療法や音楽セラピーと同じだったのでしょう。

娘が自分のためにしてくれることだからと我慢して笑顔を装っていた晴海 …

悲しいことですが、喜んでいたのは、本当は純だけだったのかもしれません。

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2013年01月30日 (水) | 編集 |

第100話

正(速水もこみち)と剛(渡部秀)が、純に「もう何もするな」と通告。だが、2人ともどこか頼りない。そこで純は、「里やに来ないか」と晴海に申し出る。

(2012年1月25日 NHKネットステラ)


うつろな目をしてイスに腰掛ける晴海、見守るマリヤ、純と愛

帰ってきた正と剛は、ただごとではない雰囲気を感じました。

「どうしたの? … 母さん」

声をかけても無反応な晴海、剛が純に問いただすように聞きました。

「また、お姉がなんかやったんだろう?!」

~丸投げしておいて、その言いぐさがあるか!

何が起こったのか、マリヤが説明しました。

「もういいよ … 冷静に考えても … もう、宮古に帰るのは、無理なんだから」

ようやく、晴海が口を開きました。

… … … … … …

「全部、お姉のせいだぞ! 勝手に部屋、変えたりするから」

「大体な、お前はいつも自分が正しいと思って、暴走しすぎなんだ!」


兄弟が口を揃えて、純のことを非難しました。

~どの口で、そんなことが言える立場でしょう?

「こういう時は、俺たち兄弟に相談してもらわないとさ!」

バカ弟の言葉で、純の我慢は限界を超えました。

「何よ、二人して勝手なこと、言っちゃっちゃってさ!」

… … … … … …

「とにかく、これから家のことは、俺が“長男”として決めるから!」

都合のいい“長男”宣言です。

兄弟がいたわるように晴海を寝床に連れて行きました。

おじい、何でいつのまにか、あたしが悪者になっているわけ?

… … … … … …

何だかおもしろくない純、それでもコンシェルジュとしての仕事も待っています。

「笑わせてほしい」女性客の依頼を果たさなければ…

いつのまにか、嫌がるセニョールを相棒にしての一発芸で責めましたが、「…数打ちゃ当たる」というわけにはいかないようです。

「バカだね」と言いながらも、笑ってくれたのは、サトだけ。

「退場」

チュルチュルの一言で、あえなく閉幕…

… … … … … …

純がどことなくヤケになっているように感じたサトが気遣いました。

純は、誰かに聞いてほしかった、家族~待田家の男どもに対する不満を愚痴りはじめました。

話しているうちに、怒りのエネルギーがこみ上げてきて、どうにもこうにも … 頭をかきむしる純。

「はいはいはい、落ち着いて、どうどうどう … 」

まるで、興奮した動物をなだめるようなサトです。

… … … … … …

「純ちゃん、ちょっといい?」

勇気を連れたマリヤが「里や」にやってきました。

もしや、母に何かが…

「実は、剛君が … ずっと、お義母さんのそばにいるって張り切っているのはいいんだけど … 」

ペット療法、音楽セラピーなど、病気に良いと思いついたことに、晴海を無理やりつれまわしているのでした。

剛のことが好きな晴海は、何でも言うなりになってしまって…

「 … 結構、ストレスたまっていると思うんだよね」

剛なりの親孝行なのですが、それがストレスになっているのだとしたら、逆効果です。

… … … … … …

今すぐにでも飛んで行って、止めさせたい純ですが、正たちに言われたことが気になって躊躇していました。

「 … 純ちゃんいなかったら、ダメになるよ、ウチの家族」

お姉ちゃんだけだよ、そんなこと言ってくれるの

マリヤの言葉が、純に再び“やる気”を呼び戻しました。

… … … … … …

マンションに駆けつけると、剛は、リビングの床に寝転んで一心不乱に絵を描いている最中でした。

「絵を描くのも、脳の活性化になるって聞いたから、お母ちゃんと一緒にやってたんだ」

しかし、肝心な晴海の姿が見当たりません。

「あれ? さっきまでいたんだけど」

部屋中探してもどこにもいません。

「純ちゃん、お義母さんのクツがないから、外に出たのと違う?」

… … … … … …

「わかりました。じゃあ、僕も探してみます」

愛にも応援を頼んだ純は、もしかしたら、晴海は「里や」に来るかも知らないので、そちらに向かいました。

… … … … … …

留守になったマンションに、ひょっこり、善行が帰ってきました。

晴海がいると思って、名前を呼びました。手には土産に買ってきた焼き芋が握られています。

「一緒に食べへんか?」

少しバツが悪そうな善行。

返事がありません。家にいるはずの妻の姿が見当たらないのです。

その時、善行の携帯が鳴りました。

純からのメールで、晴海が行方不明になったことを知った善行は、マンションを飛び出しました。

… … … … … …

「何処行っちゃったのよ? … お母ちゃん」

… もう、宮古の海、見られないのかね …

ふと、母の言葉を思い出した純は、海の見える公園まで行き、母の名を呼び続けました。

しかし、晴海の姿は、見つかりませんでした。

… … … … … …

その頃、晴海は、両手に買い物をぶら下げて、家路を急いでいました。

車が来ているかどうかも確認もせずに、車道に踏み出して …

急ブレーキをかけて止まった車に乗っていたのは、… 愛の母・多恵子でした。

… … … … … …

愛から連絡を受けた純は、大急ぎで「里や」に戻ってきました。

何故か外で待ってた愛が、「里や」に入ろうとする純を止めました。

「いきなりどこに行っていたのって、聞いちゃうと、お義母さん、家族に心配かけたと傷ついてしまうと思うんです」

そのことを純に伝えるために外で待っていたのでした。愛の心遣いです。

「それと … ウチの母と楽しそうにしゃべっているんですけど」

… … … … … …

純と愛が、扉の隙間から中をそっと覗くと、向かい合って座った晴海と多恵子が何やら笑顔で話をしていました。

「本当にすみません、いつも純が迷惑をかけて」

「もう慣れましたから」


厳しい答えですが、いつもと違って穏やかな多恵子です。

「そちらこそ、愛に迷惑しているんじゃないですか? 本性が見えるとか言って」

「いいえ、でも昔からあんな感じの変わった息子さんだったんですか?」


そう無邪気に聞く晴海からは、悪意のかけらも見えません。多恵子は素直に答えました。

「いえ、小さい頃は、ニコニコ笑顔を絶やさない優しい子で、何で私みたいな女から、あんなにいい子が生まれたんだろうって、不思議でした」

… … … … … …

「私も同じです。何で私みたいな女から、純が生まれたんだろうって … 純がいてくれて、本当に助かりました。」

優しいけど、頼りない息子たち。純は、善行に対して、自分が言えないことを代わりに全部言ってくれる。

「あの子がいつも頑張ってくれるから、どんなに落ち込んでいても、たくさん元気もらえて …

純が生まれてきてくれて、本当に良かった」


おかあちゃんはわかっていてくれた … おかあちゃんありがとう …

… … … … … …

「おいおいおい、何やってるんだよ?」

遅れて駆けつけてきた正と剛が、純と愛が止めるのも聞かず、「里や」に飛び込んで行きました。

「何やってるの? あんたたち」

いきなり入ってきた息子たちに驚く晴海。

「お母ちゃんこそ、何処に行ってたの?!」

剛、NGワード … ポカーンとする晴海。

「待ち合わせして、ふたりで会ってたのよ」

多恵子がそう言いました。

「 … もちろん、あなたたちの悪口を言う為によ、ねっ?」

多恵子が目くばせすると、晴海は、うれしそうにうなずきました。

お義母さんが、お母ちゃんをかばってくれた … 純は、多恵子に感謝して、深く頭を下げて礼を言いました。

「別にあなたにお礼を言ってもらえるようなことは、していませんから」

純に対する言葉からも、今日は何故だかトゲが感じられません。

「 … それより、せっかく家族がそろったんだから、皆で食事でもしたら?

お母さん、あなたたちを仲直りさせようと、ナベ作ろうとしていたみたいだから」


その材料を買うための外出だったのです。

… … … … … …

そんな「里や」の様子を外からうかがう、もう一つの影 … 善行でした。

手には晴海に渡すはずの焼き芋が握られたままです。

中から誰かが出てくる気配を感じて、身を隠しました。

「お母さん」

「里や」をあとにする多恵子を愛が呼び止めました。

「僕に何かできることがあったら、何でも言ってください」

「じゃあ、一緒に家に帰ってナベでも食べる?」


思いもよらなかった返事に一瞬、とまどう愛。

「 … 冗談よ、ナベ嫌なこと、知ってるでしょ?」

コートを翻し、帰って行きました。

… … … … … …

「里や」の食堂では、待田一家(-善行)にサトとセニョールも加わって、ナベ・パーティです。

和気藹々の雰囲気。

カーテンの隙間から覗いていた善行が、思い切って中に入ろうと、扉を開けました。

そんなことには気づかない純が晴海に切り出しました。

「ねえ、お母ちゃん、“里や”に来ない? … ここなら、宮古の雰囲気も何となく味わえるし、必ず誰かいるから、お母ちゃんひとりぼっちになることもないでしょ?」

… サトに迷惑をかけるからと、晴海は遠慮しました。

「ウチはもう全然。 あ、ちょうどいいから、セニョールに宮古の料理、教えてやってくださいよ」

いつも客が、微妙に残すことが気になっているとサトが言い、セニョールも頭を下げました。

… … … … … …

「ねえ、お兄ちゃん、剛、いいでしょ?」

今度は、兄弟の意見もきちんと確認しました。

「今のところ、ベストチョイスかな」

正は、賛成し、剛も、晴海がいいのならと、口をとがらせながらも同意しました。

純があらためて晴海の目を見つめると、笑ってうなずきました。

「じゃあ、決まりね、お母ちゃん」

… … … … … …

皆の輪に入るタイミングを逸した善行。

静かに扉を閉めると、寂しい背中は、夜の街に消えていきました。

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2013年01月29日 (火) | 編集 |

第99話

晴海にせめて宮古島の雰囲気を味わってもらおうと、愛(風間俊介)のアイデアで部屋を宮古風に模様替えをする。だが、それを見た善行は「俺は宮古には帰らんからな」と激怒する。

(2012年1月25日 NHKネットステラ)


「純さん、明日も早いんだし、もう寝た方がいいんじゃないんですかね」

晴海のために認知症のことを少しでも知ろうと、専門書を読みあさって勉強している純です。

気が付けば、深夜になっていました。

「お義母さんのことが心配なのはわかりますけど、一人で抱え込まない方がいいんじゃないでしょうか?」

愛が純の心身のことも気遣いました。

「あたしはね、お母ちゃんのあの笑顔がなくなるのが嫌なの。一分でも一秒でも、お母ちゃんのあの笑顔が見れるのなら、できることは何でもやるつもり」

… … … … … …

「あんた、あのお客さんを笑わせる方法、考えたの?」

サトにそう聞かれて、純はうなずきました。

件の“自分を笑わせてほしい”と依頼した客の前の席に腰掛けた純。

傍らには、あつあつに煮込んだおでんの入った鍋を持ったセニョールを従えています。

「今から、このあつあつおでんを一気に食べてみせます!」

大きく開けた純の口に、串に刺さったおでんを恐る恐る近づけるセニョール、おでんが純の唇に触れる…

「ああっ、あちあちあち…」

のけぞった純の姿を見て、吹出した…のは、サトだけでした。

女性客は、無表情のままでつぶやくように言いました。

「お酒、ちょうだい」

… … … … … …

すごすごと引き下がってきた純に「バカだねえ」と言いながら、おでんに手を伸ばすサト。

あまりの熱さに飛び跳ねたサトのリアクションの方が数段に面白い…と純は、セクシーに指摘される始末。

「同感」

そこに剛が飛び込んできました。挨拶もそこそこにいきなり…

「お姉、お姉、すげえ、いいこと考えたんだけど、聞く?」

… … … … … …

「お母ちゃん、宮古に帰りたいって言ってたでしょ? だったら、俺が一緒に住んで、お母ちゃんの面倒みようと思ってさ」

いきなりのダメだしです。

「そんなに簡単に言わないでよ、何処に住むのよ? …アンタが介護なんかできるわけないんだし、ちゃんと考えてから言ってよ、そういうことはさ」

自分なりに考えた案を端から否定されて、今日の剛は純に食って掛かりました。

「なんで、お姉は昔から、俺の言うこといちいちバカにするんだよ?」

「しょうがないでしょ、アンタが昔から何かやりたいって、自分から言いだすとロクなことないんだから」


山でUFO探しに行くって言って迷子になったり、沈んだ船の宝を探しに行くって言って海でおぼれたり…

「俺は、お母ちゃんに良くなって長生きしてほしいんだよ。 …なんでわかってくれないんだよ、お姉ぇ」

カウンターに突っ伏して、声を上げて泣き出しました。

おいおい、ここで泣くか?

… … … … … …

傍で聞いていても、実現性の乏しい剛の考えですが、母を思う気持ちは伝わってきました。

話をまともに聞こうともせず、 人を見下すような純の態度もあまり褒められたものではありません。

見かねたサトが、口を挟みました。

「この子の言うことも一理あるよ、大阪にいるより宮古に帰った方が、病気が良くなる可能性が高いって言ってるんでしょ? お医者さんも」

それは、純も承知していることなのですが、問題は善行でした。

「放っておけばいいじゃん、あんな奴」

剛が憎々しげに言い捨てました。

「そういうわけにはいかないでしょ、夫婦なんだから」

純がそう言うのを待っていましたとばかりの剛。

「じゃあ、お姉が代わりにおとうちゃん説得してよ。 じゃあ、あとはよろしく!」

まんまと一番やっかいなことをおしつけられた、純でした。

サトが感心したように言いました。

「優しい弟さんだねえ」

~ええ、そうなの?

… … … … … …

「お兄ちゃんから言ってよ、お父ちゃんに宮古に帰るようにさ」

持て余した純は、正に電話をかけて助けを求めました。

しかし、就職が決まったことを口実に忙しいからと正は渋ります。

正の就職先。 …ホテルと同じサービス業には違いありませんが、ホストクラブでした。

~わざわざトラブルの種になるような職業を選ばなくてもいいのに…

「しょうがないだろ! お母さんの病院代とか、勇気のミルク代とか稼がないといけないんだから!」

横にいたマリヤが正の胸倉をつかんで、恐ろしい顔で睨んで凄みました。

「浮気したら、ぶっ殺すからね」

… … … … … …

「お母さんには心配するから言うなよ。じゃあ、お父さんの方、よろしくな」

おまけに店での源氏名を“待田純”にしたと事後報告。

調子よく電話を切ってしまいました。

まったく、狩野家の男どもときたら…

… … … … … …

ホテルの仕事も一段落した頃。

純は、「里や」の様子を外からうかがっている晴海を見つけました。

「どうしたの? お母ちゃん」

晴海は、申し訳なさそうに純に言いました。

「ごめんね、純。この前、私ひどいこと言ったでしょ?」

そのことが気になってここまで来たのですが、なかなか入ることができずにいたようです。

純は、かぶりを振りました。

「私のこと嫌にならないでね」

いつもの優しい母でした。

「何言ってるのよ、なるわけないでしょ」

純は、晴海を店内に引き入れました。

… … … … … …

「あら、何よ? 晴海」

晴海を見つけた師匠がうれしそうに寄ってきました。

「あんたさ、病気だって聞いてたけど、元気そうじゃない?」

晴海もうれしそうです。

昔話に花を咲かせるふたり。

若かりし頃の母の思い出話に興味津々の純。

「エイサーの夜、初めてデートしたんだけどさ。 …無理やりチュウしちゃったの、あたし」

師匠の暴露話にころころと笑う晴海。

「私も先輩に憧れてたから、男らしくてねぇ、カッコよかったよ」

話に加わったサトが不思議そうな顔をして言いました。

「若い頃の師匠、想像できないから、まったく理解不能なんだけど、お母さんの恋心が」

カウンターにいたセクシー。

「きっと、男の趣味が悪かったんじゃないですか? …私みたいに」

チュルチュルが一言。

「納得」

… … … … … …

「ねえ、晴海、いっしょに踊らない? …昔を思い出してさ」

恥ずかしがる晴海を、純も急き立てます。

タイミングよく、サトが三線を鳴らしはじめました。

師匠に手を引かれて立ち上がった晴海は徐々にリズムに乗って踊り始めました。

「さあ、皆も踊って、踊って」

食堂にいた他の宿泊客、「里や」のスタッフも踊りに加わります。厨房からセニョールも駆り出されました。

楽しそうに満面の笑顔で踊る晴海を見て、純もうれしくなりました。

まるで、故郷の宮古島に帰ったような…幸せな夜でした。

… … … … … …

アパートに帰っても、純の興奮は冷めません。

愛にエイサーを教えながら、今日の出来事を報告しました。

「純さん、踊りには、病気の進行を遅らせる効果があるそうです。 …それに、お友達と会うのもいいみたいです。脳を活性化するって」

「やっぱりさ、お母ちゃん、宮古に戻った方がいいんだよ」


…つくづく思う、純です。

しかし、ネックになる善行は逃げたまま、説得も何もできない状況でした。

「せめて、お母ちゃんをさ、踊っていた時みたいな笑顔にしたいわけよ。家にいる時とかにもさ」

愛が何か思いついたようです。

「それなら、いいアイデアが」

… … … … … …

晴海は、波の音で目が覚めました。

波の音に誘われて、部屋の扉を開けると …リビングには、宮古の写真やポスターが貼られ、シーサーや沖縄の衣装をまとった人形が置かれていました。

花や貝殻に囲まれた父の写真に、そっと手をやる晴海。

「どういうこと? 私、夢見ているの?」

… … … … … …

「純ちゃんと愛君がやってくれたんです。お母さんに少しでも宮古の気分を味わってもらいたいって」

リビングに入ってきたマリヤが説明しました。

マリヤがふたりの名前を呼ぶと、カウンターの奥から小豆入りの柳行李を揺すって波の音を奏でながら純と愛が現れました。

「ふたりともありがとう」

晴海は、涙ぐみながら、喜んでいます。

「お母ちゃん、しばらくこれで我慢してくれるかな? お父ちゃんには、宮古に帰るよう、あたしが説得するから」

うれしそうにうなずく晴海です。

「ありがとう」

… … … … … …

「お義父さん?!」

驚いた表情の善行が、いつのまにか入口に立っていたのをマリヤが見つけました。

「お父さん、純と愛さんが、私のためにここを宮古みたいにしてくれたんです」

晴海が、善行にもうれしそうに報告しました。

リビングを見渡す善行。 …形相が変わります。

「おい、学芸会やないど、我が家は! それにな、宮古には絶対帰らん」

棚の上に飾ってあったハイビスカスの花を手で弾き飛ばしました。

晴海から笑顔が消え、こわばった表情のまま、固まってしまいました。

… … … … … …

「お父ちゃん、何やってるの?!」

純と愛が止めに入りました。

「言うとくがな、人の家を勝手に模様替えするな、お前たちは!」

我慢しきれず、純が善行を責めます。

「何でこんなことするのよ? お母ちゃんが病気になってから、逃げまわってばかりで…

お母ちゃんのために何一つしてあげてないじゃない、お父ちゃん!」


善行は、持っていた缶ビールをあおり、怒鳴り散らしました。

… … … … … …

「純 … いいよ」

晴海が振り絞るような声で話しはじめました。

「私、宮古に帰るの … あきらめたから」

動揺した善行の顔。

「お父さん … それでいいですよね」

泣き崩れる晴海。

マリヤと純が駆け寄りました。

純は、振り向き、善行をにらみました。

何か優しいこと言ってあげてよ、お父ちゃん

純の心の叫びは届かず、善行は、何も言わずに出て行ってしまいました。

… … … … … …

何で逃げるの?

善行が忘れていった紙袋の上に一枚の紙があるのを見つけた愛。

手に取って、その内容を見て、瞬時に善行が何をしていたかを理解したようです。

「純さん…」

純に渡したその紙に書かれてあったことは…

善行の文字で神経科などの病院の住所が何軒も羅列してありました。

「お義父さん、お義母さんのために、認知症の専門医、一生懸命探していたみたいです」

~愛を伝えることが不器用な父に投げつけてしまった言葉。

後悔とやるせない思いに苛まれる純でした。

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2013年01月28日 (月) | 編集 |

第98話

晴海(森下愛子)が若年性のアルツハイマー型認知症と診断された。純(夏菜)は、専門書を読みあさり、病気について調べる。かたや善行(武田鉄矢)は逃げてばかり。そんな中、里やのある女性客(朝加真由美)が、純に「私を笑わせて」と依頼してくる。

(2012年1月25日 NHKネットステラ)


おじい、お母ちゃんが若年性のアルツハイマー型認知症と診断されてしまいました。

通院に付き添い、会計を済ませた純に晴海が申し訳なさそうに言いました。

「ごめんね、純。これからいろいろ迷惑かけると思うからさ…」

「何言ってるの! これからは、あたしにド~ンとまかせてよ」


自分を頼って、微笑む晴海。純の好きな母の笑顔でした。

… … … … … …

マンションに帰ると、知らせを聞いた剛が戻ってきていました。

「お母ちゃん、お母ちゃん大丈夫? もう心配しないでね。俺がずっとそばにいるからさ」

うれしい晴海は、早速、小遣いを渡します。

ちゃっかり受け取った剛、すでにバレエは辞めていたことを知った純が小言を言うと、晴海が庇いました。

晴海に剛を甘やかすことを咎めると…

「いいかげんにして、何で余計なことばっかり言うの? 私のことは、構わないでちょうだい」

ええっ?! さっきは、頼りにしてるって、言ったじゃん

… … … … … …

これからのことを相談するため、狩野家は家族会議です。

「一番問題なのは、これからお母ちゃんの面倒をどうやって看るかってことなんだけど」

晴海に一番好かれているという自負がある剛が、自分がずっとそばにいると名乗りを上げました。

娘である純がいつもそばにいられたらいいのですが、仕事があるし、マリヤは、勇気の世話とパートがあります。

時間がある愛も手を上げましたが、晴海は愛の能力を好んでいません。

長男の正は、晴海が認知症になったことがショックで、考え込むばかりです。

「だから、俺が面倒看るって!」

剛のやる気はありがたいのですが、そう簡単にはいきません。 …もしかしたら、シモの世話まで看なければいけなくなるかもしれないのです。

そこまでは、考えが及んでいなかった剛…

… … … … … …

肝心の善行は、家を飛び出したまま、行方不明。

電話にも出ません。 …留守電にメッセージを入れる純でした。

すかさず、純の携帯に着信!

…「里や」からでした。

… … … … … …

「24時間コンシェルジュに頼みたいってお客さんがいるけど、どうする?」

後ろ髪をひかれながらも、駆けつける純です。
~勤務先が「里や」で、よかったですね。他だったら、就業時間内に、こんなに自由にはいきませんよ。

「里や」に戻ると、ひとりの女性客が純のことを待っていました。酒を相当、飲んでいるようです。

「あの、わたしに何か用があると、うかがったんですけれども…」

女性客は、酔って座った眼で純を見ながら言いました。

「笑わせて、私を」

「里や」に来て、いつも楽しげに仕事をしている純を見ていたら、自分がもう何年も笑っていないことに気づいた…どうやったら、笑えるのか思い出せない…女性客はそう言いました。

「あなたの辞書に“無理”って言葉はないんでしょう?」

… … … … … …

「わかりました」

こんなことコンシェルジュに頼む方も頼む方だけど、引き受ける方も…

いきなり、客の目の前で“変顔”を始める純。

ニコリともしません。

引き続き、エッチラコッチラ踊り出し、奇声を上げる純。

女性客どころか、傍観していたサトやセクシーにさえ、笑ってもらうことができない、純のパフォーマンス(?)

「お酒、ちょうだい…」

すごすごと厨房に引き下がる純。

「撃沈」

一言、チュルチュル。

「しゃちょう、適当にあしらっておけば? あの人いろいろあって、人を信じられなくなっているみたいだからさ」

サトから話を聞いているところに、正からの着信です。

今、職場に戻ったばかりなのに、 …晴海に何事か?!

「お母さんじゃなくて、お父さんが!!」

… … … … … …

神妙な面持ちで椅子に腰かける善行。場所は、辞めたはずの警備会社です。

頭を下げながら、入ってきた純に責任者の職員が事情を説明します。

「いきなり乗り込んできて、お前らにクビにされてから、俺の人生めちゃくちゃやって、暴れ出すんだから」

~クビ? 辞職じゃなかったのね。

元社員であり、酔った上のことなので、警察沙汰にはされずに済んだ善行。

引き取って帰る純は、あきれて責めました。

「何やってるのよ、こんな時にさ」

「酔っぱらってて、何やったかよう覚えてへんのや」


… … … … … …

「なあ、お母ちゃんの病気、ホンマに治らへんのかな?」

純に連れられて戻ってきたマンションのドアの前で、善行はあきらめきれないように言いました。

「とにかく家族が協力して、進行を遅らせるしかないの」

ふたりが部屋に戻ると、マリヤ一緒に食事の支度をしていた晴海が、明るい声で善行を迎えました。

「お前、そんなことやって大丈夫なのか?」

「正も剛も一生懸命仕事を探しているから、ごちそうでも作らないと罰が当たると思いまして。 …お父さんの好きなダシ巻玉子もありますよ」


…ご機嫌です。

「あいつ、ホンマに病気なんか? お前、ちょっと騒ぎ過ぎと違うか?」

楽しそうに料理する晴海を見て、怪訝そうに純に尋ねました。

純にしてみても、そう思いたいのですが…

… … … … … …

「お義母さん、さっきお塩入れましたよ」

マリヤが慌てて止めましたが、晴海は聞かずに入れてしまいました。

味見する晴海が、顔をしかめました。 …しょっぱ過ぎるのです。

「違うよ、今日はちょっと味付け変えようと思っただけでしょ」

次に何をしたらいいのかわからなくなった晴海がイライラして声をあげました。

「アンタたちが余計なこと言うから、度忘れしたさあ!」

… … … … … …

パニックになりかけた晴海、手をやった鍋のふたが熱くて落としてしまいます。

「何をやってんねん、何をやってんねん?!」

オロオロしだす善行。

見かねた純が口を出します。

「料理はもうお姉ちゃんに任せて、お母ちゃん」

晴海は、悲しそうな顔で純をにらみつけました。

「何でそんなこと言うの? 私にはもう料理なんてできないって言うの? 

何でそう病気扱いするのぉ?!」


… … … … … …

ちょうど、そこへ、剛が帰ってきました。

「あら、剛、帰ってきたの?」

ケロッと忘れたかのように、うれしそうな晴海。

「ああ、そうだ! お小遣いあげようねぇ

えっ??

「だって、バレエやってるから、お金いるでしょ?」

ニコニコしながら、自分のバッグを手にして、財布を出そうと…

… … … … … …

「ちょっと、純、私のお財布知らない?」

財布が見つからないようです。もちろん、純には、心当たりがありません。

「もういいよ、さっき剛にお金あげてたでしょ? ねっ」

そう言い聞かせる純に向かって、急に怖い顔をして言いました。

「お財布、アンタが取ったんじゃないの?」

… … … … … …

唖然とする純、すぐに否定しましたが、晴海は信じていないようです。

「アンタが、私のお財布からお金取って、コソコソお菓子買っているの知ってるよ」

子供の時の話を持ち出す晴海、純の手をつかんで揺すります。

「…返しなさい!お財布、いいから返しなさい!!」

必死になだめる純。

騒ぎに勇気が泣き出し、マリヤが飛んでいきます。

… … … … … …

晴海は、チェストの引き出しを次から次へと開けて探しはじめました。

中身をかっ散らかす…止めようとする純と剛。

オロオロするばかりの善行。

「ちょっと、買い物に行ってくるわ」

そう言うや否や、部屋から出て行ってしまいました。

また、逃げるのかよ、アンタは!

… … … … … …

善行の後を追おうとして純は、玄関の所に置いてあった財布を見つけました。

「お母ちゃん、あった、あった!玄関に落っこちてた」

晴海に渡そうとすると、急に泣き出して、剛に抱きつきました。

「純がいじめる、純がいじめるぅ」

… … … … … …

剛の後ろに隠れるようにして、子供のように泣き続ける晴海。

「お母ちゃん、ごめんね。お財布見つかってよかったね」

懸命に平静を装う純。

おじい、こんなのへっちゃらだよ …お母ちゃんの笑顔を取り戻すためなら

~冒頭では、純に頼っていたのに、一度スイッチが入ると、一気に加速した晴海の壊れ具合。 頼りになるべき善行はまた逃亡 …どうするの、純?

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2013年01月27日 (日) | 編集 |
さて、次回の「純と愛」は…

… … … … … …

第18週「えがおのゆくえ」

向き合う勇気

若年性認知症と診断された晴海に、もう一度笑顔を取り戻してもらいたい。
そう願う純は、寝る間も惜しんで走り回る。


… … … … … …

「おウチに帰りたい!」

ますますひどくなる物忘れ、誰かにものを盗まれた妄想、突然起こるパニック……。晴海(森下愛子)の認知症の症状がどんどん深刻化してきた。これまで見たことのなかった母の姿に驚く純(夏菜)。

「お前はいつも自分が正しいと思って、何でもかんでも暴走しすぎなんだよ!」

だが、やることなすこと全て裏目に出て、純は正(速水もこみち)や剛(渡部秀)から、もう手を出すなと言われてしまう。

「宮古には、絶対帰らない」

しかも、肝心の善行(武田鉄矢)は全く頼りにならない。突然発覚した妻の病気におろおろするばかりで、あげくの果てには酒に逃げる始末。どうすれば、お父ちゃんにお母ちゃんと向き合ってもらえるんだろう……。

「今こそ本当の意味で、大人になるべきじゃないんでしょうか?」

焦る純に、愛(いとし・風間俊介)は告げる。「おじいなら、言うんじゃないでしょうか。今こそ成長して、本当の“大人”になるんだよって──」

「明日は、晴れるって信じたい」

(2012年1月25日 NHKネットステラおよび公式サイトを参考)

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2013年01月26日 (土) | 編集 |

第97回

純と愛に連れられ、再び病院を訪れた晴海。診察の結果は……。

(2012年1月18日 NHKネットステラ)


愛の提案で、晴海は、簡単な認知症のテストを試してみることになりました。

「これから言う三つの言葉を覚えておいてください。あとで聞きますから。 桜、自転車、猿」

緊張した面持ちで、愛の質問に耳を傾ける晴海です。

「これから言う数字を逆に言ってみてください。6、8、9」

最初の質問は、難なくクリアできたのですが、問題を重ねるうちに、答えが覚束なくなってきました。

「先ほど言った、三つの言葉を教えてください」

「え? さ、さくら …」


必死に思い出そうとしているのですが、あとが出てきません。

愛が問題を打ち切って、立方体の簡単な透視図が書かれた紙を見せました。

「この図形を見本に同じように書いてみてください」

ペンを手にしましたが、紙を前に何をどうしたらいいのか思いつきません。

「できないさ、こんなの! …何でこんないじめみたいなことするの?!」

突然泣き出す晴海を純は、抱きしめました。

「お母ちゃん、お願い、落ち着いて…」

「純、どうしたらいいの?」


純にしがみつきながら、晴海は泣き続けています。 一番、ショックを受けているのは、晴海本人かもしれません。

「ここに行ってごらん、いい先生だから」

サトが一枚の名刺を差し出しました。

… … … … … …

サトに紹介された医師の診察を受けた晴海。

病院を後にした晴海、純と愛は、海の見える公園にいました。

「ねえ、純。 …私、もう宮古の海、見られないのかねぇ…」

海を眺めながら、寂しそうにそう尋ねる晴海。やるせない気持ちになる純…

… … … … … …

マンションでは善行も戻ってきていて、晴海たちの帰りをやきもきしながら待っていました。

「ただいま」

晴海は、いつもと変わらない明るい声で部屋に入ってきました。

帰る早々、お茶の支度を始めた晴海に正が心配そうに診察の結果を尋ねました。

「純、悪いけど、あんたが話してくれる?」

… … … … … …

「お母ちゃんは、 …若年性の認知症だって」

ある程度、予想はしていたかもしれませんが、家族にとって恐れていた結果でした。

「病気の進行は遅らせることはできるんだけど、完全に治るのは無理だって…」

正の質問にそう答えた純、善行は動揺しているようでした。

… … … … … …

「そんな深刻な顔しないよ、病気になったものは仕方ないさ」

お茶を運んできた晴海は、明るく振る舞って言いました。

「今までずっと不安だったけど、病気ってわかったら、くよくよしても仕方ないと思ってさ」

複雑な表情の善行。

「剛にも知らせんといけないさね、何してるかねぇ?」

フラを始めたはずの剛、今はクラシックバレエの裏方のようです…

… … … … … …

「お父ちゃん、何か言わないの?」

さっきから、晴海のことをまともに見ようともせず、いたわる言葉をかけることもできない、苦虫をつぶしたような顔をしている善行に純が口を開きました。

「うん、そうやな…せやからな、まあ、泰然自若としてだな、この難関を…」

お茶を口に含んだと思ったら、熱くて吹出してしまいました。

… … … … … …

「お父さん、お願いがあるんですけど」

晴海も善行の目を見ないで、話しはじめました。

「…宮古に、帰りましょう。もう大阪にいる必要はないし、このマンション売って、また宮古で皆で暮らしませんか?」

晴海の切実な願いでした。

「お父ちゃん、病気のこと考えたら、先生もその方がいいって言ってたよ」

純がそう言い、正とマリヤも、宮古に帰ることに賛成しました。

「俺は…」

急に落ち着きがなくなった善行。

… … … … … …

「俺は、アスファルトが好きなんや」

純は、耳を疑いました。

「俺はな、文化のある街が好きなんや、田舎とは違う、俺が住みたい所は」

うつむいてしまった晴海。

~善行が、宮古島を嫌うのは、何かもっと複雑な理由があるようにも思えるのですが…

… … … … … …

「いい加減にしてよ、お母ちゃんが病気になったのは、お父ちゃんにも責任があるって思わないの?」

善行は、純を睨み返して立ち上がり、ソッポを向きました。

「だまれ!」

「何でこんな状況なのに、そんなことが言えるの? …お母ちゃんを愛してないのは、本当はお父ちゃんなんじゃないの?!」

振り向いた善行は、激高して、湯呑みを床に叩きつけました。

割れた破片が飛んで、純の頬を切りました。

「純さん?!」

… … … … … …

今度は、愛が切れます。

「何度も言いましたよね? お義父さん、純さんを傷つけたら、僕が許さないって!」

言い争いはじめた善行と愛を純が止めます。

「やめてよ! お母ちゃんが泣いているでしょ」

テーブルに突っ伏してすすり泣いている晴海の背中をマリヤが優しくなでていました。

我に返った愛は、謝りましたが、居場所がなくなったように感じた善行は、部屋を出て行ってしまいました。

… … … … … …

おじい、あたしたちはもしかして…

マンションを出てきた善行は、公園にいました。

ふいにへたり込んだ善行は、泣いていました。

言うべきじゃなかったことを言ってしまった後悔と…

… … … … … …

待田家。

家を出る準備をしている謙次に、多恵子が自分の署名を終えた離婚届を渡していました。

言うべきだった言葉を言えなかった後悔が…繰り返しながら生きているのかもしれない。
… … … … … …

だから、いつも自分の気持ちを隠さず、ちゃんと伝えよう

自分たちの部屋に戻った純と愛

愛に頬の傷の手当てをしてもらいながら、純が少しおどけて言いました。

「いとしくんは、あたしのナイチンゲールだね」

「僕は、鳥のナイチンゲールも好きです」


愛は、ナイチンゲールという、生涯、夫婦で添い遂げる鳥の話をしました。

「じゃあ、ナイチンゲールに負けないようにしないとね」

「負ける気がしないです」


見つめあうふたり、純は愛の胸元のJのネックレスを触りました。

「いとしくん、好きだよ。本当に好き」

純を抱擁する愛。

「僕も、本当に純さんのことが好きです」

愛を誓い合ったふたりなのに、悲しげな表情に見えるのは…善行と晴海、謙次と多恵子、お互いの両親のことを想ってのことなのでしょうか?

愛は永遠には続かない…ふたりにも、そんな日が来るのだとしたら…

目を閉じる純…

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2013年01月25日 (金) | 編集 |

第96回

一方、晴海(森下愛子)のもの忘れの症状が深刻に。家族にないしょで病院に向かった晴海は、善行(武田鉄矢)の意外な事実を知る。

(2012年1月18日 NHKネットステラ)


「ふたりとも早く気づいたら? …あなたたちの愛も永遠には続かない」

多恵子の言葉が、純の耳に残っています。

あれから、多恵子にメールを何回も送りました。まだ離婚届を出すことを迷っているかもしれないと…

愛は、自分がしている腕時計は、高校の入学祝に多恵子にもらったものだと説明しました。

家を出た時から動かなくなってしまっているのですが、 …この時計が、動いていた時まで、家族が幸せだったなと思うと捨てることができずにいるのでした。

「ねえ、あたしたちの愛もさ、永遠には続かないのかな?」

「はい」


即答する愛に戸惑う純。

「普通に考えたら、どちらか先に亡くなっちゃうんで…」

「そういうこと、聞いてるんじゃないの!」


愛の空気を読まない返事が無性に腹の立った純でした。

… … … … … …

「もしもしお姉ちゃん、どうしたの?」

マリヤからかかってきた電話は、良い知らせではありませんでした。

パートを始めたマリヤ、働いている間、勇気を晴海が預かることになったのですが…

「お義母さん、子守しているのを忘れて、勇気を公園に置いてきちゃって」

幸い、近所の人が見つけてきてくれたので、事なきを得たのですが、善行や正にはこのことを言わないでくれと、泣きながら頼むのです。困ったマリヤは純を頼って電話をしてきたのでした。

「わかった、あたしから電話しておく、お母ちゃんには」

… … … … … …

次の日。

自分でも異変を感じている晴海は、密かに病院を訪れました。

しかし、診察を受けることができませんでした。窓口に出した保険証が使用できなかったのです。

…予想もしなかった事実が発覚します。

「資格が失効しているみたいで、ご主人が会社を辞められたのでは?」

… … … … … …

純は、コインランドリーで洗濯機を回していました。

仕事の手が空いた時を見計らって、何回か晴海に電話をかけているのですが、 …やっと通じました。

「あのさ、大事な話があるから、今日会えないかな?」

晴海は、了解しましたが、待ち合わせの時間も場所も決めないうちに、「じゃあね」と言って切ってしまいました。

仕方なく、店を出ると… 何故か、店の前の通りに愛に連れられた晴海が立っていました。

「お義母さん、道に迷われたみたいです」

… … … … … …

純は、晴海と話をするため、「里や」の一角を借りました。

~「里や」が暇でよかったね。

「純、大変なのよ」

席につくや否や晴海が切り出しました。

「あのさ、そのことなんだけど… お母ちゃん、あんまり落ち込まない方がいいからね」

「えっ、あんた知ってるの? …お父さんのこと」


話がかみ合っていません。

「お父ちゃんが、どうかしたの?!」

「それがさ、 …何だったっけ?」


純に説明しようと思うが言葉が出てこない…愛が助け舟を出して、晴海から聞いていた今日の出来事を純に話しました。

「今、電話したら、お義父さん、結構前に仕事辞めちゃっているみたいで…」

何だか申し訳なさそうに愛が言いました。

… … … … … …

「今でも、毎日、会社行くふりしてるさ、お父さん。 …どうしよう、純」

善行にハッキリ言うしかないという純の意見を待ちかねていたかのように…。

「じゃあ、お願いね、純」

すでにここに来るように呼んであると、晴海はニッコリ。

こういうのは、フットワーク軽いんだから(汗) お母ちゃん

… … … … … …

いかにも忙しそうなそぶりの善行が、「里や」に入ってきました。

「あら~、こちらが噂のお父さん? しゃちょうそっくり」

人懐っこく挨拶してくるサトに見せかけの愛想をふりまく善行。

「ちゃらちゃらした経営者やな、それにこれがホテルか? …ただの大衆食堂やないか」

お茶を入れにサトが引っ込むと途端に陰口を言いだす始末、カウンターに腰掛けているチュルチュルが従業員だということも知らずに…

「偽善」

… … … … … …

「ねえ、アンタやっぱり晴海よね?」

離れた席から様子をうかがっていた師匠が、声をかけてきました。

「高校が一緒だった志道さ、わからないねえ?」

「金城先輩?!」


何と、師匠は晴海の高校時代の先輩でした。

再会を喜ぶふたり。偶然に驚く一同。

「何を隠そうアタシの初恋の人、でもそのあとすぐアタシ、男に目覚めちゃったから…だから、アタシにとって、この子は、たったひとりの女なの

面白くない善行。

… … … … … …

「早よう、用を言え、何や?」

「あのさ、お父ちゃん、気にしなくていいからね。 だから

…会社辞めたこと、気にしなくていいから!」


腰が抜けてへたり込む善行。

「お母ちゃんももう知ってるの、だからもうウソつくの止めてくれない?」

「何故、言ってくれなかったんですか?」


純や晴海の言葉が、善行には、まるで責められているように聞こえました。

「俺が悪いんやない、俺が悪いんやない!」

まるで駄々っ子です。

「俺の能力を引き出すことができん会社という組織が悪いんや!」

… … … … … …

「俺のこと、頼りにならん奴やと、思うてるやろ? お前ら」

責任転嫁の次は八つ当たりです。

以前、愛が見抜いた晴海の本性を引き合いに出し…

「俺と一緒におるのが、うっとおしいんやろ? …離婚したってもええで」

身内としては、悲しいくなるやら、情けなくなるやら、それほど善行は取り乱しています。

呆気にとられる純たちを見向きもせずに、扉を開けて一目散に走って行ってしまいました。

… … … … … …

「本当に離婚しようとか、思っていないよね?」

「まさかぁ」


ため息。

「すいません、前に僕が余計なこと言っちゃったから…」

「あなたが、悪いわけじゃないけど…」


明らかに不満そうな表情をしています。

… … … … … …

「お母ちゃん、何で病院、行ったの?」

えっ?

「お姉ちゃんも心配してたよ。お母ちゃんが最近、物忘れが激しくて、落ち込んでるって」

マリヤの勘違いだと誤魔化そうとする晴海。

「正直に言って!」

「純も変なこと言うのよしなさい」


… … … … … …

しかし、不安を隠しきれない晴海でした。

「お義母さん、ネットにある簡単な認知症のテストを受けてみたらどうでしょうか?

…それで、不安がなくなるんだったら、それが一番だし」


愛の提案に純もうなずき、晴海に優しくに言いました。

「そうしよう、お母ちゃん…」


純と愛のまわりで、次から次へと、解決しない問題が後回しになって、少しずつ不幸が折り重なっていく…ようです。

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2013年01月24日 (木) | 編集 |

第95回

里やの一室で休む多恵子が目を覚ます。愛は母に「父へ思いを告げたらどうか」と告げる。

(2012年1月18日 NHKネットステラ)


「お母さん!」「多恵子!」

倒れた多恵子の元に駆け寄る謙次、純と愛

あ、おじい、どうしたんだろう? あたし…

多恵子の介抱をしようとした時、突然、純もめまいに襲われました。

意識が遠のいていく、フラフラ…

「純さん? 純さん!!」

… … … … … …

純が目を覚ましたのは、「里や」の一室でした。

ふと隣を見ると、同じように布団が敷かれていて、多恵子が横になっていました。

多恵子が倒れたのは、過労。純は“晴れ乞い”で雨に濡れたせいで風邪をひいたのが原因でした。

ちょうど、多恵子も目を覚ましたところのようです。

純は、体を起こして、多恵子にセクシーを助けてもらった礼を言いました。

「根本的な問題が解決したわけじゃないわ。十年くらい問題を先送りにしただけ」

そう言いながら、多恵子も身を起こして、立ち上がろうとしました。

「帰るに決まってるでしょ、あなたと布団を並べているなんて、耐えられないし」

引き留めようとする純、お互いにまだフラフラしているので、一緒に布団に倒れこんでしまいました。

そこに、愛がおかゆを運んできました。

… … … … … …

愛が訥々と、多恵子に話しはじめました。

「お父さんから聞きました。離婚したいって、言っているのは、お母さんじゃなくて、お父さんだと」

~意外な事実の発覚でした。

多恵子は、黙って聞いています。

「最近、見えにくくなっているんです。人の本性みたいなものが。 …それは、きっと、僕が純さんと暮らしていて幸せだからだろうって、推測したんですけど…」

でも、多恵子のことは、今でもハッキリと見えると愛は言いました。

「それは、きっと、お母さんが不幸に縛られて、身動きが取れなくなっているからじゃないかって。 …お母さんの苦しくて寂しい想いが、僕に聞こえているからじゃないかって…」

… … … … … …

「ママと話したいって人が、おるんやけど」

誠が連れてきたのは、セクシーでした。

深々と頭を下げて礼を言う、セクシー。

そして、額にかかっていた髪をあげて言いました。

「もう、この傷を隠すのをやめます、私。 この子のためにも…もっと強くならなければいけないから」

そう言って、セクシーは、傍らにいる士郎を見つめました。

… … … … … …

多恵子は、微睡の中、夢を見ていました。

それは、子供たちがまだ幼かった頃…

…ベッドの中で穏やかな寝顔の息子の純、それを見つめる優しい表情の多恵子。

少し咳き込む純、布団から出ていた腕をしまってあげます。

隣のベットの愛に目をやると、こちらを見ていました。

「いとし、眠れないの?」

うなずく愛は、布団の中から一冊の絵本を取り出しました。

“ねむり姫”

「しょうがないわね」

笑いながら、本を受け取り、愛の枕もとで読み始めました。

多恵子の手をにぎる、愛の小さな指、うれしそうな顔…

「いとし、純! ふたりともママを置いていかないで!」

… … … … … …

…夢から覚めた多恵子。一筋の涙。

「里や」をあとにしようと、身支度を整えて静かに部屋を出ました。

ハッとする多恵子。 …士郎が、横の階段に腰かけていました。

愛が持ってきていた“ねむり姫”の絵本を抱えています。

「眠れないの?」

思わず多恵子が尋ねると、士郎は小さくうなずきました。

… … … … … …

「ぼくのこころとからだは、えいえんにあなたのものです。こうしてふたりは、いつまでもなかよくくらしましたとさ…」

多恵子が読み聞かせるうちに、士郎は眠ってしまいました。

自分の手を握っていた士郎の指をほどいて、布団の中に入れる多恵子。

その表情は、幼い頃の息子たちに向けていたものと同じでした。

視線を感じて、振り向くと、入口に純が立っていました。

「そうやって、いとしくんにも読んであげてたんですね…」

自分の弱みを見られたような気がして、咎めるように純に言いました。

「何やってるの、あなた?」

… … … … … …

「あたしにできることがあったら、何でも言ってください」

そんな純の申し出に多恵子。

「じゃあ、あの頃に戻してくれる? …あたしたち家族を」

決して、いつものイジワルではなく、今の多恵子の本音なのでしょう。

「すいません、それは、無理です」

ため息をつく多恵子。

「それが、できるのは、お義母さんだけです。

…あの頃には戻れなくても、あの頃のような幸せな家族は、まだ作れるんじゃないですか? …お義母さんなら」


… … … … … …

「“愛は、ちゃんと伝えないと、何も始まらないよ” …と、おじいが言っていた気がします」

多恵子が振り返り、純の顔を見つめました。

「すみません…」

思わず、謝ってしまった純でした。

多恵子は、反論するでもなく、もう一晩泊まるので、もう一つ布団を敷くように頼みました。

「それから… 明日、ウチの人に迎えに来るように伝えて」

… … … … … …

次の朝。

謙次、愛、誠、そして純、待田家の家族が揃っているところへ、帰り支度をした多恵子が階段をゆっくりと下りてきました。

多恵子が椅子に座ると、謙次が近づいてきました。

「私は…」

多恵子が、何か話そうとした時、いきなり謙次が土下座しました。

「多恵子、頼む、別れてくれないか」

… … … … … …

驚きを隠せない家族。

「僕は、もうお前の愛に応える自信がないんだ。」

愛と誠が訳を問いただしました。

「母さんは、純粋すぎるんだ。 …もう自由にしてくれ。お前と一緒にいると、耳鳴りがひどくてたまらないんだ」

… … … … … …

「わかりました」

多恵子は、そう一言いうと、席を立ちました。

「離婚届にサインしておきます」

一度も謙次とは、目を合わせてはいません。

出口に向かって歩き出した多恵子に純は、訴えました。

「ちゃんと、自分の気持ち伝えてください」

… … … … … …

「ふたりとも早く気づいたら? …あなたたちの愛も永遠には続かない」

冷めた声でそう言って、「里や」を出ていく多恵子。

かける言葉も何も思い浮かばない、純…

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2013年01月23日 (水) | 編集 |

第94回

「どうやれば雨をやませられるのか」と思案する純と愛、里やの面々。奇想天外な“晴れ乞い”のおかげか、雨があがった! 多恵子は見事満田を蹴散らすが、日頃の過労がたたり倒れてしまう。

(2012年1月18日 NHKネットステラ)


「わかりました。 …明日の朝までに必ず雨をやませてみせます」

いつものように、根拠のない大見得を切ってしまった純。

取りあえず、したことは、…てるてる坊主をいくつも作ったことでした。

しかし、雨はかえって強くなる一方です。

… … … … … …

「里や」では、満田がいきなり火を点けたりしないように、男性陣が廊下で見張っていました。

「そんな約束しちゃったんですか?」

純から電話で報告を受けた愛は困惑してしまいました。

皆にも多恵子の提示した無理な条件を知らせると、失望の声があがりました。

そんな中で、セニョールの様子がおかしいことに愛は気づきました。

「もしかして、雨をやませる方法あるとか?」

… … … … … …

セニョールから聞き出した、テレビで見た“雨をやませる儀式”というのは、雨に打たれながら、ひたすら呪文を唱えて踊るものでした。

背に腹は代えられない純は、この“晴れ乞い”を行うことにしました。

「レサヨ~メア! ウヨイ~タロデ!!」 …雨よ、去れ! 出ろ、太陽!!…

ああ、おじい、何やってるんだろう? あたし…

… … … … … …

「純さん、お母さんに助けてもらいたくて必死なんです。お願いですから、純さんの気持ち、わかってもらえませんか?」

愛からの留守電を黙って聞いている、多恵子。

携帯にも、「助けてください、おかあさん」という愛からのメールが何通も着信しています。

… … … … … …

純の“晴れ乞い”は、続いていますが、雨は、一向にやむ気配はありません。

「ママ、いい加減に許してあげたら? あの人、確実に風邪ひくで」

誠がとりなしましたが、多恵子には、その気が無いみたいでした。

… … … … … …

おじい、お願い。 奇跡を起こしてくれないかな…

寒さと疲労でへたり込んだ、純。

傘をさしかける人が。 …愛でした。

「もう帰りましょう。セクシーさんが、あの人と一緒に行くって言ったんです。 …これ以上、迷惑かけたくないからって」

… … … … … …

純と愛は、「里や」に戻ってきました。 …多恵子を連れてくることはできませんでした…

二階から、満田にうながされて、セクシーと士郎が下りてきました。

「セクシーさん、すみません、お義母さんを呼んでこれなくて。 …でも、もう一度だけ、考え直してください。

このまま行ったら、きっと今までの繰り返しですよ」


純にそう言われても、悲しげな表情で見つめ返すことしかできないセクシーでした。

「いいかげんにしろ! 何なんだ、お前」

満田は、純をにらみつけると、勢いよく扉を開けて、セクシーの腕を引っ張って出て行きました。

… … … … … …

あきらめきれずに、背中を見送ろうとする純。

扉の隙間から、光が差し込んでいるのに気づきます。

「あ~!!」

扉を全開にして、表に飛び出て、空を仰ぎました。

「雨、やんでる!」

「里や」の面々もつられて表に出てきました。

「それが、どうしたんだよ!」

満田が、忌々しそうに吐きすてました。

… … … … … …

「お、お義母さん?!」

朝陽を浴びて、多恵子が誠を引き連れて、早足で向かって来るのが見えました。

満田のことをにらみつけると、純に確認しました。

「これが、例の男?」

何回もうなずく純。

… … … … … …

「さっさと、その汚い手を奥さんから離し、二度と現れないと誓って、ここから出て行きなさい!」

呆気にとられている満田に向かって、ものすごい勢いでまくしたてました。

「知ってる? 世の中には二種類の人間しかいないの、他人を傷つけても平気な人間と、そうじゃない人間。

…アンタは、他人を傷つけても何とも思わない、ロクでもない男よ」


セクシー~あゆみのことを愛していると反論する満田。

「私は、アンタみたいな男が、女を苦しめているのを、今まで散々見てきた。 …さっさと、その汚い手を奥さんから離し、二度と現れないと誓って、ここから出て行き…

一人で死になさい!!」


そう詰め寄る多恵子のことを、激高した満田が殴りました。

… … … … … …

倒れた多恵子に駆け寄る、謙次と純と愛

純が満田のことを非難するのを制して多恵子が言いました。

「いいのよ、これで。 …傷害罪で、刑務所にぶちこめるから」

謙次に支えられて、立ち上がりながら、多恵子は続けました。

「…接近禁止命令は、6ヵ月で終わっても、奥さんを殴った傷害罪の執行猶予はまだ残っているから、これで確実に実刑ね。

被害者は、私だから、覚悟しておきなさい」


多恵子の携帯は、警察につながりました。

「大正警察署ですか? 弁護士の待田です。署長、お願いします」

慌てた待田が携帯を取り上げようとするのを、かわして言いました。

「おとなしく出ていくなら、許してあげてもいいわよ」

殴られた時に切れた口のふちの血をぬぐい、あくまでも冷静に話します。

「言っとくけど、また戻っても無駄よ。傷害罪の時効は10年だから、その間こっちは、いつでも警察に訴えることができるんだから。 …わかったら、とっとと出て行きなさい。

この、く・そ・お・と・こ」


… … … … … …

「俺は、あきらめない…何年経っても、また会いに来る!」

満田が、セクシーに向かってそう言った時、サトが立ちはだかりました。

「その時は、あたしが相手するよ! …従業員と客を守るのが、あたしの仕事だからさ!」

それだけ言うと、セニュールの後ろに隠れました。

「私はこんな顔してますけど、喧嘩は弱いですけど、女将さんに何かあったら…」

威嚇する満田に怯えながらも必死にサトをかばっています。

師匠は、何かあったら、大阪中の業界の仲間を呼ぶと息巻いてみせます。

チュルチュルも、一歩歩み出て、満田をにらみつけて一言。

「抹殺」

… … … … … …

極めつけは、士郎が何か書いた紙を満田に向かって広げました。

ママは ぼくがまもる

拙い文字でそう書かれていました。

士郎を抱きしめるセクシー。

… … … … … …

「くそう…」

何回もそう叫びながら、走り去っていく、満田。

ようやく安堵の表情の一同。

勝利…

… … … … … …

「何、もう帰るの?」

さっさと歩き出した多恵子に誠が驚いています。

「忙しいの、私は」

振り向きもせず、来た道を引き返していく多恵子。

「待ってください、お義母さん

純が呼び止めました。まだ、きちんとした礼も言ってはいません。 

…その時です。

多恵子の歩みが、止まった一瞬、体が緩やかに崩れ落ちていくのが見えました。

「お母さん!」「多恵子!」

~都合が良すぎる、思った通りのストーリー展開でしたが、切れの良いタンカで満田を追い込んでいく、多恵子は惚れ惚れするほどの憎らしさで、スカッとしました。

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2013年01月22日 (火) | 編集 |

第93回

純たちは、どうにか士郎を奪還。逆上した満田は、「復縁しなければホテルを燃やす」と脅迫しだす。困った純は、愛(いとし・風間俊介)の案で、多恵子(若村麻由美)に助けを求める。すると「この雨をやませてくれたら助けてあげる」と無理難題を言いだして!?

(2012年1月18日 NHKネットステラ)


純は、扉の外から満田に話しかけました。

「あたしが身代わりになるんで、士郎君返してもらえませんか?」

何とか、士郎を取り戻そうと、いろいろ話しかけてはみたのですが…

満田にことごとく拒絶されて、純の頭で考えられることも底をついた頃、ようやく愛が駆けつけてきました。

チュルチュルから事情は、すべて聞いた(心の声?)愛が出したアイデアとは?

「今のところ、セクシーさんが身代わりになるしかないと思います。士郎君のために」

… … … … … …

「あたしだけど、あんたの言うとおりにするから、開けて」

満田は用心しながら、扉を少し開けると、セクシーがひとりきりで立っていました。

セクシーの手を取って、部屋の中に引っ張り込もうとしたその時です。

満田は、思いっきり突き飛ばされました。~セクシーに変装した純でした。

その隙に、本物のセクシーが士郎を連れ出し、奪還成功!

満田は、あとを追おうとしましたが、純と愛、セニョールが立ちはだかりました。

「奥さんと士郎君、もう自由にしてあげてください」

… … … … … …

「わかったよ、勝手にすればいいだろう」

満田はあっさり引き下がるようにみせかけて、部屋の中からストーブの灯油タンクを持ち出しと、あたりの廊下にまき散らしました。

「明日の朝まで時間をやるから、どっちにするか決めるんだな!

俺と一緒に帰るか、このホテルと一緒に俺を焼き殺すか!」


… … … … … …

「一難去って、また一難って感じだね」

さすがのサトもドラマチックとは言ってられないようです。

純がセクシーに、警察に通報することを勧めましたが、それがわかると、本当に火をつけかねない男だからと怯えています。

「あたしがここを辞めます。 …これ以上、女将さんに迷惑かけるわけにはいかないです」

意を決して、セクシーが言いました。

もし今度、士郎に暴力をふるうことがあったら、その時は満田を殺す決意まで口にしました。

「ダメです! お母さんが、刑務所に入って、士郎君よろこぶと思います?」

そう諌めた純ですが、かといって他に何かいい方法があるわけではありません。

愛に助けを求めようとした時、「里や」に誰かが入ってきました。

… … … … … …

愛の父、謙次でした。

「弁護士として、助けてくれないかと、お願いしました」

~親子の久しぶりの再会でもありました。

謙次が有名な弁護士であることを知ると、サトとセクシーが期待をこめて頭を下げました。

… … … … … …

「あなた、以前、奥さんと息子さんに暴力をふるって、裁判所から接近禁止命令が出ているはずですが」

扉の外から、謙次が満田に話しかけました。

「接近禁止期間は過ぎている、警察も呼びたければ呼べ、火をつけてやるから」

言い聞かせるように謙次は続けました。

「そんなことしたら、本当に奥さんと会えなくなるんですよ、それでもいいんですか?

このまま出て行ってくれたら、奥さんは訴えるようなことはしないと言っているんです。 …その気持ちを汲んで、もう自由にしてあげてくれませんか?

奥さんを本当に愛しているのなら…」


… … … … … …

扉が突然開いて、満田が現れました。

「暴力をふるったことは、本当に反省しているんです! …俺は、もう一度、家族三人でやりなおしたいんです!

これからは、心を入れ替えて、真人間になります! 信じてください、先生!!」


そう言って、謙次にすがりつきました。

… … … … … …

「そんな言葉、信じたんですか?」

セクシーは、非難と不信に満ちた目で謙次のことを見つめました。

「…反省していると言われると、私としては、引き離す手立てがなくて」

もうしわけなさそうに謙次は、恐縮しています。

「もういいです。」

あきらめたセクシーは、自分だけが満田と一緒に行くことにするので、士郎を預かってもらえないかと、サトに哀願しました。

「だって、もう他に方法がないじゃない」

… … … … … …

「母さんなら、何とかできると思っているんだろう? …僕もそう思うから、電話してみたら?」

謙次が愛に、そう促しました。

愛の母・多恵子も優秀な弁護士であると知ったサトが、思わず口を滑らせました。

「お父さんと違って?」

…皮肉だったのかも。

実は、すでに電話はしてあるのですが、まったく返事が返ってこないのです。

… … … … … …

あきらめムードになりかけた時、純が名乗りをあげました。

「あたし行ってくる! お義母さんを説得して、朝までに必ず連れてきます。 …だから、それまで待っていてください、セクシーさん」

24時間コンシェルジュの出番、腕の見せ所です。

… … … … … …

待田家。

深夜にもかかわらず、多恵子は家に持ち帰った仕事に取り掛かっていました。

そこに誠に案内された純が入ってきます。

あからさまに不快な表情をする多恵子に純は、頭を下げました。

「どうしても、お義母さん…待田先生にお願いしたいことがありまして…」

説明しようとすると、すでに愛からの留守電のメッセージで聞かされているからと遮りました。

純は、土下座しました。

「普段は、逆らうくせに、自分が困ったら、助けてくれってわけ?」

… … … … … …

「…この通り、私は忙しくて、そんな暇はないの!」

冷たく、そう言い捨てる多恵子。

「もしかして、自信がないんですか?」

おじいのホテルの売却契約の不備を見つける時に誠が使った作戦でした。

「私を誰だと思っているの? 簡単に追い出せるわよ、そんなDV男」

助けてくれたら、多恵子の言うことを何でも聞くと、純は懇願しました。

「じゃあ、愛と別れて」

… … … … … …

「…すみません、それだけは、除外してもらえますか?」

見かねた誠が助け舟を出しました。

「ママ、助けてあげたら? これだけ言ってるんやから」

深いため息をついた多恵子。

「本当に何でもする?」

… … … … … …

うなずく、純。

「じゃあ、雨、やませて」

えっ?

「こんなに降ってるのに出かけたくないし、雨がやんだら助けてあげるわよ。

DV男に困っているアンタの同僚を」


少し考えて、純は、きっぱりと答えました。

「わかりました。 …明日の朝までに必ず雨をやませてみせます」

「楽しみにしてるわ」


不敵に言い放った多恵子。

どうする?純 …今度こそ、本当に神頼み?

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2013年01月21日 (月) | 編集 |

鬼母が出した最恐の難題とは?!

純に対して高圧的に接してきた多恵子。
今週は、助けを求める純に更なる難題を突きつける。
あの鉄仮面の下に、どんな思いが隠されているのか!


… … … … … …

第92回

純(夏菜)の始めた24時間コンシェルジュが、インターネットで話題に。そのため、セクシーこと蘭(映美くらら)の夫・満田(金児憲史)が里やを訪れる。実は蘭は、夫の暴力から身を隠していたのだ。蘭に復縁を迫る満田は、息子の士郎(岡田篤哉)を人質にとり一室に立てこもる。

(2012年1月18日 NHKネットステラ)


おじい、あたしが24時間コンシェルジュをやっているのを面白がって、「里や」は、少しずつだけど、お客さんが増えてます。

客の一人が、「里や」に泊まった記念に純のことを撮ったビデオをインターネットに公開しました。

「これでお客さん増えたらいいけどさ」

このことが、後の事件の火種になるとは…

… … … … … …

最近、愛は気になっていることがあります。

謙次の浮気のせいで、別居している両親のことが心配で、それぞれにメールを送っているのですが、全然返信がありません。

「誠にふたりが別れないように説得してくれって、お願いしたんですけど…
純さんのお父さんとお母さんは、大丈夫ですか?」


心配なことに変わりはないのですが、復縁した正夫婦が同居することになったことで、取りあえずは大丈夫だと純は答えました。

… … … … … …

善行のマンション。

晴海とマリヤが、一緒に朝食の準備をしています。

すっかり子煩悩になった正、勇気が可愛くてしかたがありません。あとは、仕事を見つけるだけです。

「お父さんの会社で何とかなりませんかね? 正の就職」

ふいに晴海にそう切り出されて、答えに詰まる善行。

マリヤは、昼間の公園で求人誌を読みふける善行を見かけたことがあるので、複雑です。

「ここにいるおかげで家賃の心配もないのに、仕事まで世話になったら、罰当たっちゃうし…」

そんな正の言葉に、晴海が急に泣き出しました。

「あんたも長男らしくなってきたなと思ってさ」

うれし泣きだとわかり、ホッとする一同。

「そうだ、もうすぐ給料日さね。久しぶりに美味しいものでも食べに行きませんか? お父さん」

あまり乗り気でないような善行の様子を察してか、正が遠慮しました。

「俺の仕事が決まってからでいいんじゃない?」

… … … … … …

「ねえ、お父さんの会社で何とかなりませんかね? 正の就職」

一瞬、固まる一同。

さっきも同じことを言ったと善行が指摘しましたが、晴海は覚えていません。

「私はただ、隆の就職のこと、お願いしますって、念を押しただけ…」

少しずつ、不幸の足音…

… … … … … …

一方、「里や」にも、不気味な足音が近づいていました。

「しかし、よく降るねえ…こういう時は、ドラマだと起こるんだよね。不吉なことが…」

扉の外で、降りしきる雨を見ながらサトが言いました。

「止めてくださいよ」

苦笑いの純。

その時、扉を開けて、コートのフードをかぶった背の高い男が入ってきました。

「部屋、ありますか?」

… … … … … …

部屋に案内する時、純のことをネットで見た、と男が言いました。

「あの時、チラっと映っていた、もう一人の女の人は?」

セクシーのことでした。自分も撮られそうになると、過剰に反応してすぐに引っ込んでしまったため、ほんのわずかしか映っていなかったのですが…

… … … … … …

純が、一階に戻ると、ちょうど、セクシーが買い物から帰ってきたところでした。

「さっき、チェックインした男のお客さんが会いたがってましたよ」

ネットの効果があったことがうれしい純が能天気にセクシーに伝えました。

ドキッとするセクシー。

「どんな男だった? …そいつ」

怯えたように、男の風貌を尋ねました。

… … … … … …

「あゆみ、元気だったか?」

いつの間にか、一階に下りてきた男が、セクシーのことをそう呼びました。

驚愕の表情のセクシー。

「亭主に久しぶりに会ったのにそんな怖い顔するなよ」

男が近づくと、セクシーは、ものすごい勢いで部屋の反対側に逃げました。

「来ないで!」

一緒に帰ろうと懇願する男。

「アンタなんかと暮らす気は金輪際ないから!」

息をのむ、サトをはじめとする一同。

「…士郎のためにも、親子三人でやり直そう」

セクシーの視線が、男の後ろに。 …ぼんやりと士郎が立っていました。

「士郎、こっちおいで!」

… … … … … …

セクシーが、そう叫びましたが、一瞬早く、男が士郎を抱きかかえてしまいました。

そのまま二階へ駆け上がる男。

「何するの?! 待って、士郎!」

泣け叫び、あとを追うセクシー。

「里や」の面々も急いでそのあとから続きます。

… … … … … …

男の部屋の扉を叩くセクシー。

「士郎を返して!」

自分と一緒に帰ることを約束したら、返すという男に、警察を呼ぶと言うセクシー。

「そんなことしたら、士郎と死ぬぞ! …いいのか?」

泣き崩れるセクシー。

… … … … … …

「もしかして、あの男から逃げるために、天草蘭とか偽名使っていたの?」

セクシーは、サトの質問にうなずきました。

「士郎が生まれたころまでは、一緒に理髪店やりながら、優しかったんです…」

しかし、そのうちに暴力をふるうようになって… すぐに二度としないと反省して謝るので、許すことをズルズルと続けていたら、士郎にも暴力をふるうように…

「別れてくれって、頼んだんですけど、どうしてもダメで。 …逃げるしかなかったんです。

こんな傷を士郎につけるわけにはいかないんです」


セクシーが不自然に顔の左半分を隠していた長い髪の毛をかきあげると、額に痛々しい傷跡がありました。

… … … … … …

自分がビデオに撮られたことがきっかけだと、謝罪する純。

「それより、早く士郎を取り戻しに行かなきゃ」

そう言うサトには、何か妙案があるみたいです。すがりつくセクシー。

「それは、 …しゃちょうが考えるから」

自信満々に人に振るサト。

納得しかけて、慌てて否定する純。

「あんたの辞書に“無理”って言葉ないんだろ?」

痛いところをつかれました。

「士郎のために、あきらめちゃダメだよ。

女が諦めたら、世界が終わっちゃうんだろ?」


使えるものなら、人の格言でも何でも使うというのが、このドラマの登場人物です。

力なくうなずく純でした。

… … … … … …

いとしくん、SOS、すぐ来て!

“SOS、至急連絡ください”

神様、仏様、いとし様。困ったときの、いとし頼み…

純は、愛にメールを送りました。

… … … … … …

サトたちに背中を押されて、男~満田のいる部屋の前に来た純。

おじい、やっぱ、あたしの辞書に“無理”って、足しておこうかな…

~今週も、部屋にこもった人を説得して外に出すお話です。「二度あることは三度ある(作者)」「仏の顔も三度まで…(視聴者」)?!

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2013年01月19日 (土) | 編集 |

第91回

純と愛、そして里やの面々は、正とマリヤのために手を尽くすが……。

(2012年1月11日 NHKネットステラ)


「もう一度、チャンスをもらえませんか? …次で勇気ちゃんが笑わなかったら、その時は諦めますから」

勇気をベビーカーに乗せて、出ていく準備をしているマリヤに愛が頭を下げました。

愛が考えた最後の手段は、正がマリヤの服を着て勇気を抱けば泣かないのではないかというものでした。

セクシーとチュルチュルから、ウィッグをつけ、化粧もするという案が出ました。

ここまで来たら、何とかうまくいってほしいと、「里や」の皆も思っているのです。

「最後のチャンス、くれないかな? お姉ちゃん」

… … … … … …

女性陣の手を借りて、正は見事に女装しました。
…何故か、師匠だけ異常に喜んでいます。

「大丈夫です。きっと、うまくいきます」

「リラックスよ。あんた、父親なんだから」


皆から励ましの声をもらって、正はマリヤから勇気を受け取りました。

… … … … … …

いつもなら、正が抱いた途端に泣き出す勇気ですが、今回は平気な顔をしています。

ホッとする、正とマリヤ。

~やはり、マリヤも本音は元に戻りたかったのでしょう。

「お兄ちゃん、よかった…」

突然、打ち破るように勇気が泣き出しました。

… … … … … …

一転して、あせる正。

「勇気、何で泣くんだよ? 頼むから泣かないでくれ。 …じゃないとさ、このまま、ママとお前とも会えなくなちゃうんだよ」

おかまいなしに、泣きじゃくる勇気。

見かねたマリヤが、勇気を取り上げようとしましたが、正は拒みました。

「勇気。 …そんなにパパのことが嫌いか? パパはな、こんなにも、お前のことが好きなのに」

そう言いながら、勇気を抱いたまま、へたり込む正。

「…何、今頃になって気づいてるんだよ、俺は。お前をずっと、こうして抱いていたい。 何があっても守りたいんだよ、俺は。

なあ、勇気。 …ごめんな、こんなパパで」


失いそうになって、はじめて気づいた自分の愚かさを責める、正の目には涙があふれてきました。

勇気に頬を寄せ、それから、頭をやさしく何回もなでました。

それを見ていたマリヤの目からも涙がこぼれます。

「お兄ちゃん…」

… … … … … …

いつのまにか、勇気は、泣き止んでいました。

そして、正のことを見て、とてもかわいい顔で笑っています。

「勇気…」

正とマリヤは、顔を見合わせて微笑みました。

マリヤのネックレスが曲がっていることに気づいて、元の位置に直す正。

おじい、あたしは、今、愛が伝わる瞬間を見た…

「里や」の一同も安堵しています。もらい泣きする者も…

「ドラマチックだねえ、あたしも子供ほしくなっちゃったな」

… … … … … …

あたしたちは、気づいていないだけかもしれない。

もっと、もっと愛を伝える方法が、あることを…


… … … … … …

善行のマンション。

会話もなく、もくもくと食事をする善行と晴海のふたり。 …まさに、お通夜のよう。

純からの電話に晴海が出ました。

「あのさ、お母ちゃんから見たら、あたしは、頼りない娘かもしれないけど。

…何かあったら、いつでも言ってね。

ひとりで苦しまないで、あたしに甘えてね。 …親子なんだからさ」


唐突な純の話を黙って聞いている晴海。

善行が、心配そうな顔で見ています。

「…ありがとう」

そう言った、晴海の頬を一筋の涙が…

… … … … … …

取りあえず、今は、自分のできるやり方で、精一杯、愛を伝えよう…

… … … … … …

愛も誠に電話をしました。

誠は実家に戻っていました。

「彼氏と別れたか?」

電話から返ってきた誠の声は、強がっていますが、どことなく沈んでいました。

「誠から、お父さんとお母さんに別れないように、お願いしてもらえないかな?

今更なんだけどさ、ウチがおかしくなった原因は、俺にあるんだし、このまま逃げてちゃダメだなと思って」


誠が手にしたのは、兄の純が生きていた頃の家族写真でした。

病気の純を中心に、それでも幸せそうな顔の家族。両親の顔も穏やかに見えます。

… … … … … …

もしかして、あたしたちは、毎日試されてるのかもしれない、愛情を伝える勇気の量を…

… … … … … …

その夜、布団の中で愛が純に打ち明けました。

「実は、純さんに言ってなかったことがあります。 …最近、見えなくなってきているんです。

人の本性…みたいなものが」


驚きを隠せない純。

「推測するに、それはきっと…今、ぼくが、幸せだからじゃないでしょうか? …と、思うことに決めました」

純の口調を真似しました。

… … … … … …

「赤ちゃん、作ろうか?

赤ちゃんできたら、いとしくんのお母さんも、あたしといとしくんのこと許してくれるかもしれないでしょ?」


見つめあう、純と愛

「すごくうれしいです。 …でも、もう少し待ちませんか?」

正とマリヤのことが、純の脳裏に浮かびました。

「自分が、父親になるのが怖いの?」

愛は否定しました。

「純んさんが、“まほうのくに”を作るまでは、待ちませんか?」

… … … … … …

「いつになるか、わからないよ」

「待田純の辞書に“無理”って、言葉はないんでしょ?」


苦笑…

「ふたりの子供に早く会うために、これからもがんばりましょう! ふたりで」

うなずく純でした。

~“まほうのくに”は、純と愛のライフワーク。できた時には、子供作るのは遅かりし…ということもあり得ますね

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2013年01月18日 (金) | 編集 |

第90回

どうしても正のことが信用できないマリヤは、「勇気が泣きやんだら許す」と告げる。

(2012年1月11日 NHKネットステラ)


「話があるんだ。 マリヤ …さん」

マリヤは、ちらっと、正の顔を見ました。

「今までのことは、全部俺が悪かったって反省してる。あ、ちょっと待って…」

正の話に聞く耳を持たないマリヤは、二階へ上がって行きながら、純に言いました。

「純ちゃん、その人に言っておいて。私は、あなたの顔も見たくないし、口も利きたくないし、匂いもかぎたくないって」

純は、マリヤの後を追います。

… … … … … …

「お願い、話だけでも聞いてあげてよ。 …お兄ちゃんね、お姉ちゃんともう一回結婚したくて、プロポーズしようとしているの」

「私は、もう信じられないの、正が。 …裏切られるのが嫌なの」


正が帰るまで、出て行かないと宣言して、部屋にこもってしまいました。
~奇しくも「あまのいわと」205号室です。…こもり部屋

… … … … … …

純は、正にマリヤが言っていることを伝えました。

「俺には無理だから、あきらめるよ、男らしく」

と、男らしくないことを言う正を純は叱咤します。

「これくらいであきらめないでよ!…ちゃんと、二階に上がって、お姉ちゃんにプロポーズするの!」

サトが、楽しそうに口を挟みました。

「大丈夫よ、この前も部屋に閉じこもったお客さんがいたんだけど、あんたの妹が説得したら、ちゃ~んと出てきたから」

四の五の言って躊躇する正を、皆でよってたかって二階のマリヤのいる部屋に引きずって行きました。

… … … … … …

「マリヤ …さん、すみません、聞いていますか?」

扉の向こうからは、「帰れ!」と怒鳴り声。

めげそうになりながらも続ける正。

「話だけでも聞いてくれないかな? …今までのこと、俺が全部悪かったと、反省している」

… … … … … …

「…昨日、純たちと自分の良いところ考えたんだけど、全然思い浮かばなくて。…そうしたら、純が、“お兄ちゃんは、本当は優しいんだ”って言ってくれて。

何か、自分では全然そう思わないし。…でも、純といとしくんは、それでもいいって言うんだよ。

大事なのは、マリヤを心から愛することだって」


マリヤは、黙って聞いています。

いつのまにか、セクシーやチュルチュル、セニュールまで二階に上がってきて、成り行きを見守っています。

「…この世には、不完全な男と不完全な女しかいないから」

~出ました、水野直伝の伝家の宝刀。

イケメンが言うと効果が増すのでしょうか、「里や」の女性陣は、結構ぐぐっと来ているようです。

「…気づいたんだ、こんなダメな男を変えられるとしたら、世界中にマリヤしかいないって」

… … … … … …

「…そういうの“私の愛があなたを作り、あなたの愛が私を作る”って言うんだって」

~もう一発来た!

「俺、頑張るからさ! もう世界中の他の女のことなんか、どうでもいい! …この世に女は、お前ひとりしか存在しないんだよ、俺には!」

ひたむきにマリヤに訴える正のことを純と愛は、少し見直しました。

「結構いけてるんじゃないの? お兄ちゃんのプロポーズ大作戦」

… … … … … …

「なあマリヤ、そこから出てきてくれないか? 頼む」

そう言うと、扉に向かって土下座しました。

長い沈黙…

扉は、開きませんでした。

よろよろと立ちあがった正。うなだれながら、マリヤの部屋の前を立ち去ろうとした、その時です。

… … … … … …

扉が開いて、勇気を抱いたマリヤが現れました。

マリヤに歩み寄る正。

しかし、マリヤの表情は固く、その口から出た言葉は…

「ごめん、まだ信じられない。

…今の言葉が、嘘じゃないって、勇気に証明して」


抱いていた勇気を正に渡すと、再び、「あまのいわと」の扉を閉めてしまいました。

突然、泣き出した勇気。

「勇気が泣き止んだら、信じてあげる」

扉の向うで、マリヤが、叫びました。おろおろする、正。

勇気は、正が抱くと、絶対に泣き止まないのでした。

「それは、勇気が知っているからでしょ? 父親が愛のない男だって」

… … … … … …

食堂で頭を抱える正。

「今度こそ無理だって、勇気は俺が抱くと絶対に泣くんだから」

勇気は、愛に抱かれてご機嫌です。

しかし、正に代わると… スイッチが入ったように、泣き出しました。

「勇気は、俺のことが世界一嫌いなんだよ。俺が父親になりたくないと、思っていたこと知っていて」

そう悲観する正でした。

… … … … … …

他の人が抱いたらどうなるかと、サトが正に代わって抱いてみると、ウソのように泣き止む勇気でした。

セクシー、チュルチュル、顔の怖いセニョール、師匠までが代わる代わるに抱いてみましたが、勇気は泣きませんでした。

以前、勇気を預かった時に、純が抱くと泣いたのを思い出して…今日は、少しも泣きません。

うれしいは、うれしいけど… 今は泣いてよ(汗)

益々、自信を無くす正を、愛がなぐさめました。

「あきらめないで、勇気ちゃんが泣かない方法を考えましょう」

… … … … … …

コンビニの袋の音、好きな動物… どんな方法で試してみても、正が抱いた途端に泣き出す勇気でした。

考えられることをやり尽くして、気が抜けたように座り込む一同。

~何だかんだ言っても、「里や」のスタッフは、協力的ですね。案外、いい奴ばかりなのかも…

純が、ふと思いつき、愛に抱かれた勇気のそばにいた士郎に聞きました。

「ねえ、士郎君。このおじちゃんのさ、どこがいけないんだと思う?」

すると、士郎は、丸めた紙を正めがけて投げつけました。 …顔面に命中。

広げてみると、そこに書かれていた文字は、「ウソっぽい」

的確に言い当てられて、ショックの正です。

… … … … … …

「本当に俺が悪いのか? …勇気が泣くのは、きっと生まれてきたくなかったからなんだよ。これからの未来は暗そうだし、地球温暖化とか、格差の広がりとか…」

開き直って、世間のせいにしだした、正。

その時、階段を下りてくる足音が…

身支度を整えたマリヤでした。

愛から受け取った勇気の顔を覗き込んで言いました。

「ママの国に帰ろう」

… … … … … …

「どういう意味、それ? …お姉ちゃん」

「これ以上、時間の無駄ね。皆さんに迷惑かけるわけ、いかないし …お世話になりました」


マリヤは、「里や」の面々に向かって、頭を下げました。

「純ちゃん、いろいろありがとうね」

純は、泣きそうです。

「そんなこと、言わないでよ。お姉ちゃん!」

最後にマリヤは、正を見つめて、静かに言いました。

「…さようなら」

言葉を失くしたのか? …何とか言え、正!

おじい、本当にこれで終わりなの?

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2013年01月17日 (木) | 編集 |

第89回

善行(武田鉄矢)に助けられたマリヤは、純の計らいで里やで働くことに。純と愛は、正に「マリヤに許してもらうため、改めてプロポーズを」と勧める。

(2012年1月11日 NHKネットステラ)


走ってくるダンプカーの前に歩み出たマリヤ…

間一髪、マリヤを歩道に引き戻して助けたのは、善行でした。

「何をしてんねん、お前は?!」

我に返り、勇気を抱きしめて、泣き出すマリヤ。

… … … … … …

幸い、マリヤと勇気に大した怪我はありませんでした。

晴海からの電話で純がマンションに駆けつけた時は、マリヤは鎮静剤で眠っていました。

「お父さんがいなかったら、大変なことになってたよ」

勇気を抱いてあやしながら、晴海が言いました。

そのことを聞き、純も今日ばかりは、本当に善行に感謝しました。

マリヤたちを助けた時に転倒して擦りむいたケガを手当てしながら、純は、ふと疑問に思いました。

「でもさ、何でそんな時間にそんなところにいたの?」

あやふやなことを言いつつ、逃げるようにトイレに行ってしまった善行でした。

… … … … … …

マリヤが目を覚ますと、枕元には純が座っていました。

「…何でこんなバカなことしたの? 勇気も死ぬところだったんだよ」

「放っておいてよ、他人なんだから。 …もう離婚届出したの、あたしは」


頑なな態度をとるマリヤを、純は諭します。

「何があっても、勇気は、あたしの可愛い姪だよ。マリヤさんのことを、たったひとりの本当のお姉ちゃんのように思っている。

…あたし、これから“お姉ちゃん”って呼ぶことに決めたから」


勇気が生まれた時、家族皆が集まることができて、笑顔になれたのも、マリヤのおかげだと話しました。

「お姉ちゃん、ひとりぼっちじゃないんだから」

そう言って、抱きしめる純。泣きじゃくるマリヤ。

「女が諦めたら、世界は終わっちゃうんだよ」

… … … … … …

純は、サトにマリヤと勇気をまたしばらくの間、「里や」に置いてもらえるように頼みました。

何もしないで世話になることはできないと、マリヤは、手伝いを始めました。

物凄い勢いで、片付けと掃除をするマリヤの手際の良さを見て、サトが感心しています。

~他の従業員は、やりにくそう…ですが。

… … … … … …

その時、連絡が全く取れなかった正が、息を切らせながら入ってきました。

「マリヤ!」

マリヤは、仕事の手を休めずに、素っ気なく言いました。

「あなたに呼び捨てにされる覚えないです」

… … … … … …

「マリヤ …さん

俺、向こうの人とは別れたから。 …信じてくれ、本当にもう何でもないんだ」


~あれっ? たしか結婚を申し込んでいたはず…

「だから何? あたしたち、もう離婚したの。あなたが誰と別れようと、もう関係ない」

そう冷たく言うと、自分の部屋に戻って行ってしまいました。

… … … … … …

今にも泣き出しそうな顔の正に、純は問い正しました。

「お兄ちゃん、本当にもう向こうの人に“別れよう”って言ってきたの?」

別れたことは、事実のようですが、こちらから別れたのではなく、向こうから振られたのだ言う、正にあきれる純でした。

浮気相手に離婚したと言った途端、「そんなつもりじゃなかった」とか「遊びだから」とか言いだして…

「もう、訳わかんないよ、女って奴は…」

頭を抱えている正に、サトが言いました。

「それは、リベンジしたかっただけだね、その人」

… … … … … …

「自分が、失ったものを奪い返したかっただけなのよ、向こうは。 …だから、手に入った瞬間、アンタみたいなどうしようもない男とつきあっても、不幸になるだけと、気がついちゃったのよ」

さすが、年がら年中ドラマを見続けているだけはある、サトの鋭い分析。

相当、ショックを受けている正。しかし、事実でしょう。

「一緒に考えよう、どうやったら、許してもらえるかを」

… … … … … …

情けない兄貴ですが、仕方なく、純は、愛の待つ家に連れて帰りました。

とは、言ったものの、いいアイデアが全然浮かばなくて…

マリヤに完全に愛想を尽かされたと思って、ビールをあおる正でした。

何とか、なぐさめようとする純と愛ですが、正の良いところがなかなか思いつかなくて…嫌なところなら、いくらでも挙げられるのにね。

「どうせ俺なんか、何の取柄もないですよ」

とうとう開き直ってしまいました。

「何か思いつかないの? 自分のことなんだからさ」

… … … … … …

「そうだ、思い出した」

そういうと正は、足を正座に直して、手を合わせて黙とうを始めました。

呆気にとられる純と愛

「お前、今日、1月17日だろ」

~阪神淡路大震災が起こった日です。

正は、毎年この日が来ると、こうやって黙とうしているのでした。

慌てて、純と愛も正に倣って手を合わせました。

… … … … … …

「あ、思い出した…」

あの頃、狩野家は、まだ大阪に住んでいました。

地震があった時、揺れが治まるまで、正が幼かった自分と剛のことを抱えて、ずっと守ってくれていたことを、純は思い出しました。

ただ、当の本人は、まったく覚えていないようです。

「優しくされた方は、覚えているけれど、優しくした方は、案外忘れちゃうんですよね。 …きっと、本能的に兄弟を守ろうとしたんですよ」

愛がフォローしました。

… … … … … …

「そうよ、お兄ちゃんはさ、自分が思っているより、本当は優しいんだよ。愛情もいっぱいあるんだよ。 …だから、お姉ちゃんもお兄ちゃんのことを好きになったんじゃない?」

居心地が悪そうな正。

「…何があっても、取り戻してよ。 いいじゃない、一度離婚した夫婦がまた結婚してもさ」

「そうですよ、もう一度、プロポーズしましょう」


純と愛が、発破をかけました。

「2回目は無理だって。 …だって、まだ1回もしてないし、プロポーズ」

前回は、プロポーズしたのは、マリヤの方でした。

「今まで愛をちゃんと伝えてなかったのが、一番の問題なんじゃないの?」

… … … … … …

次の朝。

スーツを着て、花束を抱えた正が、純と愛に付き添われて、「里や」の前に立っていました。

今にも逃げ出しそうな正を、なだめたり勇気付けたり…

「ごめんな、純。この前、ひどいこと言ってさ」

そんなこと、すっかり忘れていた純でした。

「それは、また後日… 今日は、頑張って」

純のエールにうなずいた正は、「里や」の扉を開けました。

「話があるんだ。 マリヤ …さん」

緊張した面持ちの正。

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2013年01月16日 (水) | 編集 |

第88回

離婚届に判を押してしまった正たち。放心状態のマリヤは、勇気とともにダンプカーの前へ飛び出す。

(2012年1月11日 NHKネットステラ)


離婚届を手にして、出て行ってしまった、マリヤ。

「お兄ちゃん、本当にこのままでいいの? まだ間に合うから、マリヤさんのこと連れ戻してよ」

詰め寄る純に、正は逆ギレします。

「うるさいよ、お前は! …妹だけど、俺はお前のことを可愛いとか、好きだとか、幸せになってほしいと思ったことも一度もないから!」

まるで八つ当たり、必要な時にだけ妹に頼り、都合が悪いと切れる…相変わらずな兄貴の言い分。

「これは、俺の人生なんだよ! お前なんかが二度と口出しするな」

そう言うと、出て行ってしまいました。

… … … … … …

「お母ちゃん、どうにかしてよ! どうするのよ、こんなになっちゃって」

晴海も、自分のことで精いっぱいなのか、同じように純に当たります。

「自分が正しいと思って、人のこと責めたり急かしたりするの悪い癖だよ、純!」

この母ありて、あの兄があり…

何で、お母ちゃんにまで、そんなこと言われなきゃ…

善行もいつもの勢いがありません。逃げるように部屋を出て行ってしまいました。

いたたまれない純。愛が肩を抱きました。

… … … … … …

純がマリヤに何回もメールを送っても、まったく返事は返ってきませんでした。

「里や」で働いていても、ため息ばかりが出ます。

「女将さんは、一度離婚しようとした夫婦を仲直りさせる方法なんて、知らないですよね?」

思い余って、サトにアドバイスを求める、純。

「知ってるわよ、たしかそんなドラマがあった気がするんだけど…ちょっと待ってて、今思い出すから」

考え込む、サト。

… … … … … …

セクシーが、つぶやくように言いました。

「別にいいんじゃないの? 別れたいなら、別れれば… 父親なんかいなくても、子供は立派に育つと思うけど」

自分の経験からの言葉なんでしょうか? …純が、セクシーの身の上に少し触れると、純をにらみつけて、ものすごい剣幕です。

「二度聞かないで、そのことは!」

~純の一言で、誰かがブチ切れってパターンが多いのは何故?

… … … … … …

気まずい雰囲気を変えようと、チュルチュルに両親のことを訪ねる、純。

「嫌悪」

また地雷を踏んだのか、チュルチュルも席を立って行ってしまいました。

「あの子、沖縄の家族と絶縁状態なのよ、今」

サトが事情を説明しました。

… … … … … …

独身のセニョールは、浮いた話ひとつないみたいで、頼りになりそうもありません。

「アンタ、どうでもいいけどさ、どうしてアタシには聞かないの?」

師匠が、不満そうに口を挟みましたが、具体的な案は持っていませんでした。

「沖縄は、離婚率が高いの知ってる? 
…アンタの兄嫁さんも、もうとっくに沖縄の人間になっちゃっているから、大丈夫よ、放っておいても」


… … … … … …

「あ~、思い出した! …さっき言った、別れた夫婦のドラマ」

考え込んでいたサトが、声をあげました。

「結局、別れた。 …っていうか、自殺しちゃうの、奥さんが」

答えを期待していた純の失望の大きさときたら…

… … … … … …

「やっぱ無理なのかな、あたしなんかが他の家の夫婦を、どうにかこうにかしようなんて思うことが間違っているのかな、最初から…」

弱音を吐く純にサトは言いました。

「あら、あんたの辞書には、“無理”って言葉は無いんじゃなかったの? …何とかしようと思い続けることが、大切なんじゃないの?」

~エールを送っているようですが、ここで純が諦めたら、おもしろくない、ドラマチックじゃなくなるから…というのが本音じゃないでしょうか?

「女が諦めちゃったら、世界は終わっちゃうのよ」

師匠の決め言葉でした。

… … … … … …

マリヤは区役所にいました。

係の職員に離婚届のチェックをしてもらっている最中でした。

携帯が鳴りました。 …正からではなく、純からでした。

「結構です」

離婚届に問題はありませんでした。

… … … … … …

『今、リコン届け 出しました。 さよなら。 マリヤ』

正の携帯にメールが届きました。

返信をしようと思いましたが、何てしていいのか…

「もしかして、奥さん?」

後ろから抱きついたのは、浮気相手でした。

正は、マリヤとの愛の巣に浮気相手を招き入れていたのでした。

「私と結婚してたら、もっと素敵な家にしていたのにな。 …正のことも、もっと幸せにするし」

正は、とんでもないことを口にしました。

「じゃあ、結婚しようか? …離婚したんだ、俺」

… … … … … …

区役所を出たマリヤの携帯に着信。

もしや正から? …期待はハズレ、純からでした。

あきらめて、携帯を閉じるマリヤ。ベビーカーの中の勇気は、スヤスヤと寝息を立てています。

「本当にひとりぼっちになっちゃったよ、ママ」

そう勇気に話しかけると、涙があふれてきました。

「ごめんね、勇気…」

静かに勇気を抱きかかえて、車道に歩み出すマリヤ。

一歩、二歩…

走ってくるダンプカー、マリヤをみとめてクラクションを鳴らしました。

… … … … … …

「里や」、食堂の掃除中の純の携帯が鳴りました。晴海からです。

「純、大変よ!マリヤさんが…」

… … … … … …

飛び出す純。急げ!

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2013年01月15日 (火) | 編集 |

第87回

純と愛風間俊介)は、正たちから幼い娘・勇気を預かる。一方、晴海(森下愛子)は正夫婦を仲直りさせようと、家族みんなを夕食に呼ぶ。でも晴海の味付けが、いつもと全然違っていて……。

(2012年1月11日 NHKネットステラ)


勇気を預けたまま、正もマリヤも戻ってはきませんでした。

しかたなく、アパートへ連れて帰った、純と愛

ぐずり始めた勇気、純がいくらあやしても泣きやまなかったのですが、愛が代わると不思議と泣き止みました。

玄関のチャイム。正たちが勇気を迎えに来たのかもと、純がドアを開けると、愛に借りた醤油を返しに来た隣の山田でした。

愛想良く挨拶をする愛、純の冷めた視線を感じました。

「別に、鼻の下なんて伸びてないですよ(汗)」

「目じりが、下がってますから!」


… … … … … …

次の日、純が「里や」に出勤すると、晴海がサトと話をしていました。

驚く純。マリヤを仲直りさせるためにと、晴海に呼び出された正も、やがて現れました。

「あんた、一体何考えてるの?」

開口一番、晴海から叱られた正。

どうやら、マリヤには会えなかったようです。

「マリヤさんは、私が呼んでおくから、あんたは今すぐ浮気相手の所へ行って、別れてきなさい。

それが終わったら、マリヤさんに誓いなさいよ。もう二度と浮気なんかしないって」


言い訳することも許されず、正は、スゴスゴと出かけて行きました。

… … … … … …

あてもなく歩いているマリヤ。

公園の親子連れに目が行きます。丁度、勇気と同じくらいの赤ん坊。幸せそうに笑い合っている夫婦…

ふと、視線の先に見慣れた顔が。

ベンチに腰かけて、何やら雑誌を食い入るように見ている善行でした。

あきらめたように雑誌を置き、頭をうなだれる善行。 …元気がないように見えます。

その時、携帯に着信。晴海からでした。

… … … … … …

「マリヤさん、よく来たね」

晴海は、笑顔でマリヤを迎え入れました。

純と愛もすでに待っていました。

「お父さんももう帰ってくるし、皆で美味しく食べようと思ってさ」

愛が、抱いていた勇気をマリヤに返しました。

「今日は、どうしたんや? 敵も味方もエライそろっているやないか」

善行も帰ってきました。

… … … … … …

晴海は何かうれしそうです。ウキウキしています。このあと、深刻な話し合いが始まるかもしれないのですが…

「だってさ、こんなにぎやかなの久しぶりなのに。
これで、剛もいれば、家族全員集合なのにねえ」


…つい最近まで、「里や」にいて「カバディ」とか言っていた剛。今度は、アロハダンスに嵌っているようです。

… … … … … …

晴海が腕を振るった、料理を目の前に、正の帰りを待つ一同。

「もしかして、相手の女とうまいこと別れられへんかったのかな…」

なかなか帰ってこない正、善行が口を滑らせて、非難されました。

「…先、食べときましょうか?」

晴海がそう言い、先に始めることにしました。

「美味しいんだよ、お母ちゃんのご飯」

… … … … … …

一口食べて、固まる一同。

「何ですか? 何か変ですか?」

皆の態度がおかしいと感じた晴海が尋ねました。

皿にとった料理を自分も食べてみます。

自分が思っていたのとは、違う味…

玄関のチャイムが鳴ったので、愛が応対に出ました。

… … … … … …

「お母ちゃん、塩コショウ忘れた?」

遠慮がちに純が、そう尋ねました。

「違うさあ、お父さんの体のことを考えて、ちょっと味付けを薄くしてるだけさあ」

ムッとしながら、食卓にあった塩を取ると、料理にかけました。 …今度は、かけ過ぎ。

慌てて、止める純と善行。

「美味しくないって言ったのは、あんたたちでしょ!」

… … … … … …

正がリビングに入ってきたので、皆の注目がそちらに移りました。

「…別れるなら、死ぬとか言われて。 …じゃあ、死ねとは、言えないし…」

「じゃあ、別れていないってこと?」


あきれる、純です。

「しょうがないだろ。マリヤに会いに行くって言ったら、一緒に大阪来るとか言いだして、止めるのかなりハードだったんだから!」

黙って聞いていたマリヤが口を開きました。

「…もういい、わかった」

カバンから、1枚の書類を取り出し、正に差し出しました。 …離婚届でした。

「これにサインして。 …私は、もうしてあるから。
…慰謝料も養育費もいらないから。

その女と結婚すればいいじゃない。」

「いや、俺は、マインド的には、彼女と別れたっていうかさ…」


この期に及んで、あやふやな受け答えしかできない正。

見かねた善行が、正にきちんとマリヤに謝れと促しました。

「結局、アナタは何も変わっていない」

… … … … … …

「…父親になったら、もうちょっと、ちゃんとした男になると思ったけど、いつまで経っても何にも決められないし、トラブルからは、逃げようとしている。

アナタみたいな“優柔不断”が父親だと、勇気にも良くないから、こっちからお願いします。
…別れてください」


晴海と善行がなだめても耳を貸さず、正に離婚届にサインすることを急かす、マリヤ。

「別にいいじゃない? 父親になりたくなかったんでしょ、アナタ」

ためらう正に向かって、決定的なセリフを浴びせました。

「わかったよ!」

逆ギレした正が、皆が止めるのを振り切って、サインしてしまいました。

… … … … … …

離婚届を受け取り、家族に礼を言い、別れを告げて、出て行こうとするマリヤ。

「本当にこのままでいいの?」

純は、問いかけました。

「…いつか言ったよね? “家族を大切にしない人は、私は信じない”って。

その言葉、あたし、今でもずっと心に残っているんだよ」


そんな純の訴えもマリヤを引き留めることはできませんでした。

「関係ないでしょ? アナタは、もう“赤の他人”なんだから…」

そう言い切ると、ドアを出て行ってしまったマリヤ。

…誰一人も言葉なく、静まり返った時間が流れていました。

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2013年01月14日 (月) | 編集 |

純と愛のアパートに突然やってきたマリヤ。
「純ちゃん、私、正と離婚します」な、な、な、何──!?
正とマリヤ、まさかの離婚の危機!
純と愛は、2人を仲直りさせるために奔走するが……。


… … … … … …

第86回

純(夏菜)は、24時間コンシェルジュとして働き始める。突然、マリヤ(高橋メアリージュン)が純のアパートへ。妻を追って正(速水もこみち)も大阪へやってくるが、言い争いになってしまう。

(2012年1月11日 NHKネットステラ)


「皆さん、あたし、今日から24時間コンシェルジュを始めたいと思いますので、よろしくお願いします!」

純の宣言に「里や」の一同は、まったく反応がありません。興味がないというか、関わりたくない、面倒に巻き込まれたくないといったところでしょう。

おじい、「里や」で働きだしてから一週間、ここには制服もルールもないけど、24時間コンシェルジュとして、頑張ることに決めました。

深夜に、電話で買出しを頼まれたり、宿泊客(住人?)の面倒を見たり…コンシェルジュって雑用? …いっそ住み込みにしたら?

…おかげで、毎日くったくただけど、いとしくんのマッサージがあれば、疲れなんて、吹っ飛びます。

… … … … … …

「隣に引っ越してきた、山田と申します」

引っ越しの挨拶に来た女性に珍しく愛の視線がくぎ付けになっていました。

どんな本性が見えたのか尋ねると…

「あの人、見たまんま、さわやかな素晴らしい女性でした」

愛が、純以外の女性を褒めることなんて、滅多にないことです。

あまり面白くない純、将来のトラブルの火種になりそうな予感。

愛は、謙次の血を引いているわけですし…あの人にも「あなたは、そのままでいてください」とか言ったりして…

再び、ドアのチャイムが鳴りました。

… … … … … …

愛を押しのけて、純が応対に出ると…勇気を抱いた、マリヤが立っていました。

「純ちゃん…」

いきなり、泣き出すマリヤ。

「あたし、正と離婚します!」

… … … … … …

純は、アパートが狭いので、しばらくマリヤたちを「里や」に置いてもらえるように、サトに頼みました。

「実は、ウチの兄が浮気しているみたいで…その証拠を見つけて、問い詰めたら、逆切れされて…

しかも、その浮気相手っていうのが、もともと兄がお見合いで結婚しようとしていた人なんですよ」


純が、そう説明すると、サトが感心して言いました。

「相変わらず、ドラマチックだね、あんたの家族」

… … … … … …

「マリヤさん、ウチのホテルにいるから、早く連れ戻しに来てよ」

正は、純からの電話で、マリヤが大阪にいることを聞き、少し驚いたようでした。

しかし、浮気のことを非難され、マリヤが離婚すると言っていることを知ると…

「マリヤに言っておけ!どうしても別れたいなら、好きにしろって!」

… … … … … …

マリヤには、「すぐに迎えに来る」と正が言っていると、ごまかした純は、晴海に、正にきつく言い聞かせてくれるように電話で頼みました。

「わかった、すぐ電話するから、マリヤさんに早まったことしないでって言ってね」

… … … … … …

そう約束したはずの晴海でしたが、なかなか現れない正にしびれをきらした純からの催促の電話があるまで、すっかり忘れてしまっていました。

…相当、悪化している?

ウソをついていたことをマリヤに見破られってしまった、純。

「純ちゃん、昨日電話で本当は何て言ったの?正」

観念して、純がマリヤに本当のことを話したその時…

… … … … … …

愛に連れられた正が、「里や」に現れました。

「いとしくんに怒られちゃったからさ、ちゃんとコミュニケーションとらなきゃ、ダメだって」

~本当は、別れたあとの養育費や慰謝料のことで脅されて来たのですが~

「何で浮気するの、正。私のこともう愛してないの?」

否定した正ですが、ハッキリしない物言いに、マリヤはブチ切れます。

「何なのよ、一体? 正、何考えてるか、さっぱりわからないよ!」

… … … … … …

「勇気が、可愛そうと思わないの? こんな最低な父親持って!」

「俺は、まだ父親になんかなりたくなかったんだよ。でも、マリヤがどうしても産むって聞かないから」


激高するマリヤ、勇気が泣き出します。

最悪の雰囲気に、勘弁してほしい…「里や」の面々。

マリヤは、勇気を抱きかかえると、正に手渡しました。

「もう、知らない。あんたが育てれば?」

… … … … … …

そう言うと、マリヤは「里や」を飛び出して行ってしまいました。

「どうしよう?純」

「自分で何とかしないと、マリヤさん行っちゃったじゃない!」


おろおろしていた正は、うなずくと、無理やりに勇気を純に預け、マリヤの後を追って行きました。

呆気にとられる純と愛、「里や」一同。

「逃亡」

チュルチュルの一言。

おじい、泣きたいのは、あたしだよ…

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2013年01月12日 (土) | 編集 |

第85回

天野に生きる希望を見いだしてもらうため、純と愛は最後の作戦に出るが……。

(2012年12月28日 NHKネットステラ)


「…明日の朝まで、待ってください!

それまでに、生きる希望がわかなかったら、電車に飛び込もうが、何をしようが構いませんから!」


… … … … … …

と、言ってしまったものの、どうしたらいいのか、まったく当てがないのが、純のお決まりでした。

そこに、紙袋を抱えた愛が入ってきて、純の目の前に置きました。

「童話関係の本を片っ端から買ってきました」

天野の娘の目を見たときに、父親に本をたくさん読んでもらったことだけが、いい思い出として残っていることが、愛には見えていました。

「本を片っ端から読んでいったら、娘さんに会いたくなって出てきてくれると、思うんです」

… … … … … …

純は、童話の本を抱えて、“あかずのま”の前に立ちました。

「あたし、もう何を言ったらいいのかわからないので、代わりに本を読みます」

天野の返事は、ありません。

純は、扉の前に座り込み、1冊ずつ読み始めました。

「まずは、“北風と太陽”です」

… … … … … …

次から次に童話を読み続ける純。

階段の下では、愛とサトが心配そうに様子をうかがっています。

… … … … … …

夜も更けてきました。純の読み聞かせは、続いています。

…相変わらず、部屋からの反応はありません。

愛とサトだけでなく、「里や」のスタッフ一同、師匠や剛まで集まってきていました。

「何か、“アラビアンナイト”みたいだね」

サトがそうつぶやきました。

… … … … … …

純もだいぶ疲れてきています。

声がかすれたり、つっかえたりしながらも、必死に読み続けています。

睡魔が襲ってきて、ウトウトしはじめた純の頭に、丸めた紙クズが当たりました。

はっ、として気づくと、士郎が横に立って、純のことを見ています。

やれやれと、紙くずを開いてみると、そこには、「がんばれ バカ」と書かれていました。

思いもよらぬ、応援…

「ありがとう」

… … … … … …

夜が白んできた頃、ついに最後の1冊を読み終えてしまいました。

なくなっちゃった。おじい、どうしよう?

愛が、本を差し出しました。“ねむりひめ”です。

うなずいて、本を受け取り、読み始める、純。

「むかし、むかし、あるところに、小さな国がありました…」

… … … … … …

「…目を覚ましたお姫様に王子様が言いました。

“僕は、あなたのことが好きです。僕は、これから、あなたのことを自分のことより、もっと愛します。”

いつまでも仲良く、平和で幸せな暮らしを送りました」


そして、“ねむりひめ”も読み終えました。

“あかずのま”は、静まり返ったままです。

「これで、本当に終わりです。

…やっぱり、無理です」


純は、トイレに駆け込みました。読み聞かせの間、ずっと我慢していたようです。

~そういえば、最近、愛がトイレにこもることが、なくなりましたね。

… … … … … …

純が、スッキリして戻ってくると、「里や」のスタッフ一同が、“あかずのま”の前に勢ぞろいしていました。

「皆さん、どうしたんですか?」

愛が、もう1冊、純に手渡しました。

「日本の神話 あまのいわと」

~あまのいわと …アマノイワオ …天野巌?!

… … … … … …

「“あまのいわと”だよ、“あまのいわと”」

サトは、そう言うと、三線を弾き始めました。

それに合わせて、まず師匠が、剛に促されて皆も踊りだしました。

純も負けずと大きな声で“あまのいわと”を読みます。

「…アマテラスオオミカミは、あまのいわとにこもってしまい、この世は真っ暗になってしまいました」

… … … … … …

「…神々は、何とか出てきてもらおうと、歌い踊り、この世界が、いかに楽しいかを訴えました。

すると、その様子が気になったアマテラスオオミカミが、いわとを開けて出て来たので、世界はふたたびあかるくなったそうな…」


師匠が、踊りながら扉に向かって言いました。

「ねえ、あんた、沖縄の人っていうのはね、何もかも失って、ゼロになった人間を助けずにはいられないのよ!」

閉じこもっている天野の為だけでなく、純のためにも、皆は踊っているのでした。

それがわかった純は、皆に感謝しながらも、一心に祈りました。

「出てらっしゃいよ!」

… … … … … …

しばらくの間の後、“あかずのま”の扉が開きました。

「どかんかい」

そう言うと、部屋から出て来る天野。

「何処、行くんですか?」

「風呂に …入るんや!

娘に会いに行くのに、こんな恰好やったら、会いに行かれへんやろ…」


天野の頬を一筋の涙が流れました。

… … … … … …

風呂に入り、無精ひげもそり、髪も整え、スーツを着込んだ、天野は全くの別人のようでした。

「すっかり見違えたねえ、結構いい男だね、あんた」

サトが感心したように言いました。

深く頭を下げてから、去っていく天野の表情は晴れ晴れとしていました。

おじい、あの人がこれからどんな人生を歩んでいくのかわからないけど、太陽の光を浴びて、うつむかず胸を張り、大切な人を想い続ければ、生きる希望は必ず見つかる。 …と、あたしは、信じることに決めた。

… … … … … …

「こんなんでよろしかったら」

セニュールが、純の前に食事を持ってきてくれました。

「ありがとうございます!」

続けて、チュルチュルが、ジュースの瓶を置きました。そして、一言…

「大義」

…えっ、今、褒めてくれたの?


天野の部屋の掃除を終えた、セクシーが下りてきました。

「ティッシュの山で大変だったわよ。 …たぶん、一晩中、泣いてたんじゃないの、あんたの話聞いて」

言い方は、ぶっきらぼうでした。

「やっぱり、あんたがいると面白いねえ。ドラマチックで」

サトは、楽しそうに言いました。

初めて、皆から「里や」の一員と認められたような気がして、うれしい、純です。

… … … … … …

「あの、皆さん」

一同、純の方に振り返りました。

「あたし、もうお節介とかするの止めて、これからは、お客さんのリクエストとか、無理難題にも応えるような…」

話している間に思いつきました。

「24時間コンシェルジュ! …に、なりたいと思います!」

一同、ポカ~ン…

「キャッチフレーズは、“待田純の辞書に無理はない”ということで、

よろしくお願いします!


…お調子者

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2013年01月11日 (金) | 編集 |

第84回

純は、愛(いとし・風間俊介)とともに、生きる希望を感じてもらうため、あれこれ手を尽くすが、ことごとく失敗する。

(2012年12月28日 NHKネットステラ)


「わかりました。教えてあげます、生きる希望ってやつを」

受けてはみたものの、どうやったら天野に生きる希望を持って、部屋から出てきてもらえるのでしょうか…

作戦1.
愛が、扉の前で得意のモノマネをする。→有名人がいたら、会いたくなるから。

作戦2.
愛の作ったカレーの匂いで誘い出す。→食欲に訴える。

作戦3.
さんまを焼いた煙でいぶして、火事だと思わせる。→人間が、本当に生きたいと思うのは、自分の命が危ないと思った時だから。

純が、考えた作戦は、ことごとく…失敗に終わりました。
# ほんとにまじめに考えたの?

… … … … … …

自分の作戦のあまりの酷さに落ち込む純。

愛の作ったカレーを食べながら、作戦の練り直しです。(取りあえず、スタッフ一同)

純は、それぞれに、どんな時に生きる希望を感じたか、尋ねました。

「いいドラマを見たとき」とサト、「男に目覚めたとき」と師匠、「ここにいるだけでいいんで…」セニュール。

チュルチュルにいたっては、「皆無」 …まったく参考になりません。

… … … … … …

天野の心を閉ざしている感じが、善行に似ているという愛の意見を聞いて、純は、父に電話をかけてみます。

「お父ちゃんが、今までで生きる希望を持ったのって、どんなとき?」

今の善行にとって、一番厳しい質問かもしれません。

仕事が忙しいからと、電話を切った善行が手にしていたのは、中高年向きの求人誌。

昼間の公園のベンチに腰掛けて、ページをめくる善行でした。

… … … … … …

善行に何かいつもと違う雰囲気を感じた純は、確かめようと、晴海に電話を掛けました。

「さあ?今日もいつも通り会社に行ったよ」

生きる希望について、質問をしようとしたとき、晴海の方から切り出しました。

「ねえ、純、ウチに引っ越してこないねえ?」

母の様子も、どこかおかしいと感じ、体の具合を尋ねました。

「母親が娘に一緒に住んでって頼んで、そんなに変ね? …もういいよ!」

晴海は、電話を切ってしまいました。

何か調べ物をしていた途中だったようです。

「家庭医学百科」…“アルツハイマー型認知症”のページが開いてありました。

… … … … … …

一方、愛の家族もいろいろ大変なことになっているようでした…

父・謙次と家政婦の浮気現場を母・多恵子が目撃してしまって、離婚問題に発展。

誠もつきあってた男に二股かけられていたことが判明したのですが、別れたくないと、泣きついている…

「皆、生きる希望どころじゃないね…」

どちらの実家も家族揃って、ほとんど不幸…

… … … … … …

サトが考えた、“風が吹けば、桶屋が儲かる”~天野がいないと困る人がいることを知ってもらう~作戦も、他人がどうなろうが関係ないという天野には通用しませんでした。

「ドラマだったらさ、主人公があれくらいいたら、相手は心開くんだけどねえ」

食堂の後片付けをしながら、セクシーが冷たく言いました。

「所詮、この人は、主人公になんか、なれないってことじゃないですか?」

士郎を連れて、自分の部屋に戻ろうとするセクシーにも、純は、生きる希望について尋ねました。

「そんなの決まってるでしょ」

士郎に目をやるセクシー。

… … … … … …

「それだ! …天野さんの娘さんに、お父さんに出てきてもらうよう説得してもらったらどうですか?」

愛の思いつきに、純は手を叩きました。

しかし、どうやって娘を探すのか?

天野の娘は、結婚する予定でした。大阪のホテルと結婚式場に片っ端から電話して、天野という女性が結婚式を挙げる予定がないかを、純は調べる気です。

待田純の辞書に“無理”という言葉はない!

… … … … … …

「盛り上がって来たのにさ、申し訳ないんだけど… この会社に勤めているみたいだからさ、娘さん」

サトは、1枚のメモを差し出しました。

「こんなこともあろうかと思って、一応」

サトの情報網、恐るべし!

… … … … … …

メモに書かれた住所を訪ねた純と愛

その会社の受付嬢が、天野の持っていた写真に写っていた女性、天野の娘でした。

「天野巌さんの娘さんですよね? お願いがあるんですけど」

… … … … … …

“あかずのま”の扉の前に立った、純。

天野に声を掛けました。

「実は、さっき、天野さんの娘さんのところに行って、お父さんに会ってもらえないかと頼んできたんです」

慌てたように、扉が開いて、天野が顔を出しました。

「でも、ダメでした」

一瞬、落胆の表情の後、あきらめたときにするような笑い顔になりました。

「当たり前やろ」

… … … … … …

「このままでいいんですか?」

純の問いかけに、天野は扉にガンガンと頭をぶつけた後、部屋から飛び出てきました。

「やかましい! もう、よけいなことするな!」

「何処へ行くんですか?」

「電車にでも飛び込んだる!」


… … … … … …

天野は、引き留めようとする純を思いっきり振り払いました。

転倒する純。

「一体、何なんや? お前は!」

痛みをこらえながら、純は立ち上がりました。

「…明日の朝まで、待ってください!

それまでに、生きる希望がわかなかったら、電車に飛び込もうが、何をしようが構いませんから!」


息をのむ天野。

「お願いします」

天野は、叫び声をあげながら、“あまずのま”に閉じこもってしまいました。

…どうする、どうする?

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2013年01月10日 (木) | 編集 |

第83回

閉じこもり客・天野から生きる希望がないと告げられた純は、「生きる希望を湧かせてみせる」と宣言する。

(2012年12月28日 NHKネットステラ)


「ほんとにいいんですか? 僕は、純さんに合ってると思います。ここのホテル」

「いいの。また明日から違うホテル探すから…」


未練を吹っ切るように、純がそう言いました。

「純さん!」

突然、愛が大声をあげ、「里や」の2階を指さしました。

カーテンをひいた窓に映っている影は、首つりをしようとしているように見えました。

「大変だ!」

… … … … … …

純と愛は、2階へ駆け上がり、世捨人の部屋の扉に体当たりして、中に飛び込みました。

今まさに吊るされる寸前の世捨人を押さえると、布団の上に倒れ落ちました。

「どうして、こんなことするんですか? いったい何があったんですか?!」

「生きる希望がないからや!」


世捨人~天野と名乗ったその男は、それ以上は頑なになって話そうとはしません。

「わかりました。じゃあ、ウチの旦那に教えてもらいます」

… … … … … …

愛は、天野の顔を覗き込むと、静かに語り始めました。

貧しい生まれだった俺は、苦学の末、就職、結婚、娘も儲けることができた。

しかし、信頼していた上司や親友、妻に裏切られ、傷害事件を起こしてしまった。

服役後、酒におぼれたが、娘の結婚を契機に立ち直ろうとした。だが、世間の風は冷たく、自分に負けて、また酒に手を出した俺を見て、娘は言った。


「もう、あなたと会うことはない…」

… … … … … …

「だから、俺は生きていても仕方ないんだ」

愛に本性を言い当てられて、驚愕する天野。サトも驚いています。

「ウチの旦那、人の本性みたいなものが見えるんです」

「あ、違うんです。今日はこれが、あったので」


天野が書いた遺書、娘らしき女性と天野…幸せそうに笑った写真でした。

愛の手から、奪い取る天野。

… … … … … …

「死ぬなんて、やっぱりダメですよ」

「何でや?!」


天野にそう聞かれても、咄嗟に返事が出てこない純、傍らのサトに助け舟を求めました。

「ああ、ドラマチックな人生だね」

この人、こればっか…

頼りにならない女将をあきらめて、純は言葉を探しながら天野に語りかけます。

「…ここに閉じこもっていたのだって、もう一度お酒やめて、何とか娘さんに会おうとしていたからじゃないんですか? …だったら、あたし、応援しますから。

あきらめないで頑張れば、きっと良いことありますよ」


… … … … … …

「お前みたいな人間が、一番腹が立つ。

頑張ったら、ええことあるとか、○×▲◎…そんなの愛されて、ぬくぬくと育った人間の戯言やあ!」


純の言葉が、気に障ったのか、天野は、大声をあげました。

「あたしは、ただ天野さんの為に…」

純の言葉を遮り、天野が言いました。

「人の為と書いて何て読むか知ってるか?」

“偽”(いつわり)でした。

「お前みたいな嘘くさい人間は、見ているだけで不愉快や! 出ていけ!」

… … … … … …

「じゃあ、これで失礼します」

サトに挨拶をして、去ろうとする純に愛は問いかけます。

「天野さん、どうするんですか? …逃げないでください!」

「だって、“いつわり”って言われちゃったんだよ。 …あたしのやっていることは、嘘くさいって言われたんだよ。天野さんに」

「何で簡単にあきらめるんですか? 助けたい人がいるのに」

「だって、また、あたしが何かやったら…たぶん、後悔するし」


今日の愛は、とことん引き下がりません。

「何もしない方が、絶対に後悔します」

「無理だよ!あたしにあの人を救うのは無理」


愛は、純の肩をつかみ目を見つめて言いました。

「待田純の辞書に“無理”って言葉はありません」

… … … … … …

「どうして、“ダメだ、助けられない”じゃなくて、“ヨシ、助けてあげよう”って思ってくれないんですか?」

「何でそんなに、今日はムキになってるわけ? いとしくん」


少し言いにくそうに愛は言いました。

「…純さんに出会ってなかったら、僕も天野さんと同じように生きる希望を持つことができなかったからです」

… … … … … …

愛は、天野に自分を重ねて見ていたのでした。

「…純さんと出会わなかったら、僕も天野さんみたいになっていたかもしれないからです」

純の心が揺れました。

「あのう、お邪魔して悪いけど、これは破っていいのかな?」

サトが、純の退職願を差し出しました。

うなずく、純。

「お願いします」

サトは、うれしそうにビリビリに破きました。

… … … … … …

純と愛は、再び“あかずのま”の前に立ちました。

扉の向こうの天野に話しかける、純。

「天野さん、…あたし、やっぱあきらめないことにしました。

“嘘くさい”とか、“いつわり”とか言われても構いません。

やっぱり間違っていると思います。そこに閉じこもって誰とも合わないなんて。 …わたしは、天野さんにそこから出てきてもらって、それから…

生きる希望を持ってほしいんです」


扉が、きしみながら少し開き、天野が顔を覗かせました。

「わかった。 …なあ、教えてくれ、“生きる希望”ってやつを。

それが、湧いてきたら、出て来たるわ」


そう言うと、扉を閉めました。

振り向き愛と顔を見合す純、うなづきあいました。

「わかりました。教えてあげます、生きる希望ってやつを」

… … … … … …

おじい、こうなったら、受けて立ってやろうじゃないの!

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2013年01月09日 (水) | 編集 |

第82回

里やで2か月も部屋から出てこない宿泊客(佐藤二朗)に出てきてもらおうと手を尽くす純。だが、そのせいで騒動に。

(2012年12月28日 NHKネットステラ)



「あの人、一体どういう人なんですか?」

宿泊台帳を確認すると、“あかずのま”の宿泊客の署名は、「世捨人」と明らかに偽名を使っていました。

部屋が、どうなっているのか心配な純ですが、女将のサトは、強引なことはしたくないようです。

「嫌いなのよね、織田信長みたいなやりかた。ここ大阪なんだし、太閤さんのやり方でいかないと。

“泣かぬなら、鳴くまで待とうホトトギス”ってやつ」


それは、徳川家康だと、セクシーに訂正されました。

「豊臣秀吉は、“鳴かせてみせようホトトギス”です。」

「じゃあ、しゃちょうも太閤さんに負けないで、頑張ってみたら?」

この人、本当にやる気あるのかな?


… … … … … …

純は、何とか世捨人に部屋から出てきてもらおうと、いろいろ試みますが…

「無駄」

… … … … … …

「どうやったら出てきてくれるんだろう? 他のスタッフも全然協力してくれないし、女将さんに言ってもテレビばっかり見てるし」

愛にこぼすしかない純でした。

そこに、マリヤからの着信。電話の向こうで大泣きです。

「正がね、浮気してるの、あのバカ」

しかも、こともあろうに浮気の相手は、マリヤに正を結婚式の最中に奪われた見合い相手。

「勇気といっしょに死にます!」

「ちょっと待って! マリヤさん、待って! 早まらないで!」


… … … … … …

純は、すぐに正に電話しました。

「お兄ちゃん、浮気してるって本当?」

ごまかそうとした正でしたが、ちょうど現れた浮気相手の声が聞こえてしまいました。

一方的に非難する純に正は、逆ギレします。

「人の心っていうのはな、お前が思ってるほど、イージーに割りきれるもんじゃないんだよ。

…所詮、お前は人の心の弱さが、わかんないんだよ!」


問題のすり替え。しかし、純の胸にはグサッとつき刺さりました。

… … … … … …

おじい、あれから、お兄ちゃんの言葉が頭から離れないよ…

“あかずのま”からは、相変わらず叫び声が聞こえます。

何かを思い、扉をノックした純。

「世捨人さん、…覚えてますか? 包丁持ってきたら、出てやるって、言ったこと。

…持ってきたら、どうしますか?」

「持ってきたら、教えたるわ」


純は、板場から無断で包丁を持ち出し、あかずのまの前に立ちました。

「約束ですよ、出てきてください」

扉がいつもより多めに開いて、世捨人の顔がはっきり見えました。

こうして見ると、やっぱ怖い。そして、臭い…

… … … … … …

「貸せ!」

「何に使うんですか?」

「死ぬんやあ!」

「あたしは、包丁を持ってくるとは言いましたけど、貸すとは一言も言ってませんから」


純が拒否すると、世捨人が初めて部屋の外まで出て来て、包丁を奪い取ろうとしました。

もみあう純と世捨人。

「ダメだって言ってるじゃないですか!」

純が、思いきってはねのけると、ちょうどそこにセクシーといる男の子~士郎がいて…

… … … … … …

幸い、四郎は、大した怪我もしていませんでしたが、セクシーの怒りは収まりません。

「いいかげんにして!
ここを笑顔でいっぱいにしたいとか、エラそうなこと言っていたけど。
アンタが来てから、誰か笑った? 皆が嫌な思いしてるだけじゃない!」


セクシーのヒステリーに低頭平身の純。

「今度、この子に何かあったら、 …殺すから」

物騒なセリフを吐いて、士郎を抱いたセクシーは、部屋に戻っていきました。

… … … … … …

頭を下げる純にセニョールは静かに言いました。

「二度と勝手に持ち出さないでくれますか」

大切な包丁を持ち出されて、純の前で初めて意思表示をしました。

「茶番」

そう、チュルチュルが一言。

… … … … … …

一日の仕事の終わり。

「女将さん、ちょっといいですか?」

純がサトに差し出したのは、「退職願」でした。

今日のことは、気にする必要はないと慰めるサト。

「それだけじゃないんです。ここには、私みたいな人間は必要がない気がして…」

否定するサトですが、気持ちのほとんどはテレビのドラマに入っているように見えます。

何故、自分のことを雇ってくれたのかと、純は問いかけました。

「決まっているじゃないの。面白そうだからよ」

… … … … … …

「アンタが来たら、何かドラマチックなことが起きるかなあって思ったの。
…こんなつまんないホテルにも」


サトの言葉は、純にとって意外なことでした。馬鹿にされたような…とても不真面目に感じられました。…サトの真意は違うのでしょうが、今の純には、そうとしか受け取ることができませんでした。

おじいのホテルを失くしてから、純は、些細な言葉にでも傷つくようになっています。

どんな障害も乗り越えるプラス思考が影をひそめて、後ろ向きに考えることが多い…まだ、完全に立ち直ることができていないのですね。

… … … … … …

「すいません、私には無理です」

純は、退職願を机の上に置くと頭を下げ、出口に向かいました。

「そう? あたしの見込み違いだったか…」

寂しそうにつぶやくサトの声に振り向き、もう一度深く頭を下げました。

… … … … … …

表に出て、改めて「里や」を見上げてみる純。

おじい、ここに来た意味あったかな? あたし…

振り向くと、そこに人影。 …愛でした。

「ほんとにいいんですか? それで」


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2013年01月08日 (火) | 編集 |

第81回

大阪で暮らし始めた善行(武田鉄矢)は、新しい職場になじめず早々に退職。かたや晴海(森下愛子)は、どんどん物忘れがひどくなる。

(2012年12月28日 NHKネットステラ)


「純さん、どうしたんですか? 昨日は、あんなにはりきってたのに」

「里や」で働きはじめて二日目にして、総スカンをくった純は、何とか理由をつけて仕事を休もうとしていました。

愛に励まされて、ようやく気を持ち直し、家を出た純でした。

… … … … … …

しかし、「里や」の雰囲気は、純にとっては最悪。

この人たち、純のことを無視しているというよりは、それぞれがてんでバラバラ、他人のことは我関せず…といった感じ。 …まともな挨拶ひとつできないみたいです。

おじい、あたしがこう見えても、傷つきやすいの全然わかってもらえないんだけど…

… … … … … …

仕方なく、表の掃除をしていた純に声をかけたのは、常連客の琉球舞踊の家元でした。

「あそこは、美人が多いので有名なのに、可愛そうねえ…」

純も宮古の出身だということを知ると、そう言いながら「里や」に入って行きました。

その時、純は、思いがけない人と出くわします。

「お姉、何、ここで働いてるの?」

…放浪中のはずの弟の剛でした。

“放浪”といいながら、必ず家族の誰かがいるあたりをウロウロしているような…

… … … … … …

「またしばらく泊めてくれないかな?」

「里や」の食堂で、沖縄ソバをすすりながら、図々しいことを言っています。

「何言ってるの?! …お母ちゃんの所に泊まればいいじゃん」

…純は、晴海のことが少し心配でした。

書道家はすでにあきらめて、今度は、「カバディ」をやっているとか、あいも変わらず、天下泰平の剛でした。

そして、今は、カウンターにいるチュルチュルのことが気になっているようです。

… … … … … …

「ま、誠ちゃん?!」

扉を開けて入ってきたのは、誠でした。 …固まる剛。

「純ちゃん。悪いんやけどさ、お金貸してくれへん?」

いきなり、そう切り出す誠です。

「…いいけど、何に使うの? もしかして、彼氏と何かあったの?」

純の質問には答えたくないようです。…借金を頼む態度ではありません。

「誠ちゃん、一度、家に帰ったら?」

「もういい! 親みたいに説教するんやったら」


腹を立てて、出て行こうとする誠を、剛が呼び止めました。

「あのさ、本当に幸せなの? 彼氏と…」

「もちろん…」


… … … … … …

うなだれる剛、おもむろに沖縄そばをかっ込みました。

「いいねえ、あんたの家族。ドラマチックだねえ」

サトは、嬉しそうにそう言って二階へ上がって行きました。

「失恋」

チュルチュルの一言に泣き出す剛。

… … … … … …

善行の職場~ビルの警備室。

無礼な態度をとった若い客に説教をしたことで、年下の担当者に注意されている善行でした。

「あなたは、ただの警備室の受付なんですよね!」

不服そうな顔の善行。担当者は、追い打ちをかけるように言いました。

「嫌やったら、辞めたらよろしい。今のご時世、あんたみたいな人、雇ってくれる会社、何処にもないねんからね!」

去っていく担当者の背中をにらんでいた善行は、首から下げていた職員証を外して、叩きつけました。

… … … … … …

「…お家、どっちだっけ?」

外出中の晴海の身に異変が…

駅から自分の家に帰る方向がわかりません。

「おい、どうしたんや? 迷子にでもなったんか?」

偶然、駅からおりてきた善行が晴海に声をかけました。

「違いますよ。 …お父さんこそ、今日は早いんですね?」

そう聞かれて、口ごもる善行。お互いに都合の悪いことを悟られぬように隠すふたりでした。

… … … … … …

一方、剛は、サトの言葉に甘えて、いつのまにか「里や」に泊めてもらうことになっていました。

「この部屋、なんとかしてよ。変な声するし、臭くてたまらないんだけど」

剛が、純にそう言った部屋は、例の“あかずのま”でした。

「あ”~! あ~~~! ○×▲◎…」

いやいやながら、純は、扉をノックして声の主に話しかけました。

「お客さん、すみません、お願いだから開けてください。 …開けてくれたら、何でもします」

… … … … … …

扉が、きしみながら少しだけ開きました。

あたりに異様な匂いが広がり、顔をそむける、純と剛。

扉の隙間から、うつむき加減の不気味な中年男が顔をのぞかせて言いました。

「ほな、包丁を持ってきてんか?

そしたらなあ、言うこと聞いたるわ!


いきなり声を張り上げた中年男。

… … … … … …

一瞬たじろいだ純ですが…冷静を装って、尋ねました。

「お料理でもなさるんですか?」

荒い息遣いの中、中年男が答えました。

「そんなわけ、ないやろ…」

… … … … … …

「じゃあ、だめです!」

「ほな、俺も出て行かん」


純がきっぱり断ると、中年男は、扉を閉めてしまいました。

「ちょっと、お客さん!」

「やかましい! 向こう行けえ!!」


… … … … … …

おじい、一体どうしたらいいの? …この人

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2013年01月07日 (月) | 編集 |

第80回

里やで働きだした純(夏菜)は、初日からやる気満々。だが、従業員たちは冷ややか。純はたった2日で、またもや孤立してしまう。

(2012年12月28日 NHKネットステラ)


(おじい、今日から新しいホテルで働くことになりました。)

晴れて「里や」のスタッフの一員となった純。

(今度のホテルには、運命みたいなものを感じるんだ。)

やる気と希望に胸を膨らませています。

(だって、ホテルがあるのは、大正区と言って、沖縄出身の人がたくさん住んでいる町で、ここを歩いていると、一瞬沖縄にいるのかと思ってしまうから…)

しかし…

出勤初日から、大いに水を差されてしまいます。

女将のサトは、テレビドラマばかり見ています。その他のスタッフも、ほとんど仕事をしているようには見えず、やる気も感じられません。

純のことは、ほぼ無視…

サト曰く、ここでは、あだ名で呼び合うルールとのことで、純は、自分の意に反して、オオサキにいた時と同じ“しゃちょう”に決定。

… … … … … …

宿泊客も、不気味、無愛想、あまり構ってほしくないような…人ばかりでした。

(おじい、ここには笑顔がありません…)

初日から、浮きまくりの純でした。

> これは、何処に行っても、ある程度避けられない、運命(?)

… … … … … …

宿泊費を払っていない客も結構いるようで…無銭飲食も見逃していましたが、ほんと経営大丈夫?

「焦らない方がいいんじゃないですか? 郷に入れば郷に従えって言いますし」

愛にたしなめられましたが、改革案を作って出すと息巻く純です。

… … … … … …

あくる日。

純は、廊下の掃除中に叫び声を聞きつけます。

声の主がいる部屋を覗こうと、扉を少し開けると、物凄い異臭…思わず、顔をそむけると、扉は勢いよく閉められてしまいました。

「あっち行け! ○×▲◎…」

… … … … … …

「ああ、あの“あかずのま”ね、たしか1ヵ月ぐらい出てきてないんじゃなかったかな?」

と、純に他人事のように話すサト。

「…2ヵ月です」

子持ち(?)の天草蘭~セクシーが、訂正しました。

さすがのサトも少し驚いたようですが、だからといって何か対策をとる気はないようです。

「今のところ苦情もないし、ウチは基本的に客の自由を尊重するからさ」

呑気なサトに、純は作成してきた“ホテル「里や」改革案”を差し出します。

… … … … … …

「あたし、おじいのホテルがなくなって、生きる希望を失った時に初めてここに来て。
…そんな時、本当に心が安らいで、生きる元気を取り戻すことができたんです。

だから、あたしみたいに、ここに来たお客さんを、そういうふうにできるんじゃないかと思うんです」


> 今の「里や」に来て、心が安らいで、生きる希望を取り戻した…ということは、改革など必要とせず、そのままでいた方がいいってことじゃないのかしら?

純の熱意より、サトにとっては、ドラマの成り行きの方が大切のようでした。

純もここでめげずに、オオサキの理念のプレートを取り出しての熱弁です。

サトがうわの空だとわかると、セクシーの元に行って話を続けようとしました。

「いい加減にしてよ! 言っとくけど、ここはアンタが思っているような場所じゃないの!」

ヒステリー気味に言い捨てると、子供を連れて、2階へ上がって行ってしまいました。

宮里羽純~チュルチュルからは、「笑止」の一言。

「自分は、女将さんに言われたことをやるだけなんで…」

と、藍田忍~セニョール。

「買いかぶり過ぎよ、そんな大したホテルじゃないからさ、ウチ」

サトも改革案を見ようとしません。 …誰もまともに相手をしてくれない。

… … … … … …

あきらめて、改革案を鞄にしまう純に、セクシーといた男の子がやって来て、くしゃくしゃに丸めた紙を手渡しました。

(やっぱ、子供には好かれるんだよな)

ワクワクしながら、紙を広げると、そこには、大きく「バカ」。

逃げていく男の子、呆気にとられる純。

(おじい、ここに来て、まだ2日目なのに …もう、ひとりぼっちだよ、あたしゃ)

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2013年01月05日 (土) | 編集 |

第79回

里やで働くことになった純。だが、ここの従業員はクセのある輩(やから)ばかりで……。

(2012年12月28日 NHKネットステラ)


「あの、あたしをここで働かせてください。 お願いします」

唐突な純の申し出。愛も一緒に頭を下げました。

「ここは、アンタが目指しているような夢とは正反対の場所なの。笑顔もなければ、希望もない…」

このホテル~「里や」は、女将~上原サトの亡くなった旦那の父親が沖縄出身で、大阪に来る沖縄県人が泊まれるようにと50年前に開業したのですが、建物も老朽化して、今ではホテルというより簡易宿泊所のようになっていました。

サトは、純の申し出を断った代わりに、何軒かホテルを紹介してくれました。

… … … … … …

いくつかのホテルの面接を受けた純は、サトからの紹介だったらと、歓迎されました。

どこも思ったより立派なホテルでしたが、何かしっくりくる所がなく迷っている純でした。

> 純には、オオサキに復帰するという選択肢はなかったのですかね?
> 今更戻れない…ってこと?
> 支障はあると思うけど、桐野たちは大歓迎するだろうから何とかなりそうだけど。
> 水野から話は伝わっていないのかしら?

… … … … … …

そんな時、正から晴海の様子が変だという電話がありました。

晴海が電話をかけてくるたびに赤ん坊の名前を聞いてくる…ボケたのではないか、と正は心配しています。

純は、確かめるために、晴海に電話をしましたが、これといって異常は感じられませんでした。

…取りあえず、一安心。

… … … … … …

「里や」のことが、あきらめきれない純は、愛とともにもう一度、訪れます。

この日は、今までと違って、何人かの客と従業員らしき人たちがいました。

宿泊客の老婆が倒れて、救急車で運ばれたり、外人の無銭飲食に出くわしたり…なかなかサトと話すことができません。

「ここでは、日常茶飯事だからね…」

何もかも失った人ばかり集まってくるホテル「里や」。

… … … … … …

その「里や」に懐かしさと心地の良さを感じている、純。

「やっぱり、ここで働かせてもらえませんか。 …ここに来たお客さんが、笑顔になるようなホテルにしたいんです」

サトは、あっけなく、純を採用しました。

晴れて「里や」の一員となった純。

しかし、ホテルのスタッフは、一癖も二癖もありそうな…面々。

料理が苦手な板前、謎多き客室係、無愛想な雑用係…

(おじい、やっぱり間違だ、とか言わないでね。ここで働くの…)


「里や」は『千と千尋の神隠し』の「湯屋」をイメージしているそうです。

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2013年01月04日 (金) | 編集 |

純と愛」は、年明けから大阪・大正区&ベイサイドが舞台。 
おじいのホテル崩壊の衝撃から完全復活した純の次なる職場は、一癖も二癖もある面々が集う、オンボロホテル「里や」。
より絆を深めた純と愛を、新たな困難が待ち受けるが──。


… … … … … …

第78回

新年を迎えた純と愛は、「お互いの家に挨拶に行くべきだ」と狩野家、待田家へ年始の挨拶に行くが、予想どおり波乱の訪問に。気分転換のため、純と愛は年末のお礼を言おうと、サトのもとへ。なんと彼女は、ホテル「里や」の女将(おかみ)だった。

(2012年12月28日 NHKネットステラ)


結婚してから、初めての正月を迎えた純と愛のふたり。

「やっぱり行こう、お互いの家に。 …良い年にするためにもね。 …逃げてちゃいけないと思うから

あたしたちの家族なんだからさ…」


しかし、待田家では、父・謙次は歓迎してくれたものの、酒浸りの母・多恵子からは、いつもに増して酷い言葉で罵倒されます。

「あたしにとって“待田純”は、この世に存在しない人間なのよ!」

… … … … … …

気を取り直して、訪れた狩野家。

ふたりきりで寂しい正月を迎えている善行と晴海ですが、純と愛の訪問に喜んでくれたのは、晴海だけでした。

意気消沈して帰宅した純と愛。

… … … … … …

次の日、純と愛は、純が暮れに世話になった“食堂”の女将に改めてきちんと礼を言うために、大正区を訪れます。

その辺りは、街角で三線を弾く人がいたり、商店街では、いろいろと沖縄のものが売られていたりして、懐かしく感じる純でした。

純の記憶をたどり、“食堂”を探し当てて、女将と再会しました。

「もしかして、これがアンタの“純”と“なんとか”?」

「妻がお世話になりました。“愛”と書いて“いとし”と読みます」

「いいねえ、ドラマチックだねえ、名前が」


… … … … … …

純は、愛に女将の本性が見えるか尋ねました。

「何か、女神様みたいです」

… … … … … …

ふたりが、どことなく元気がないことを察した女将。

純は、お互いの親と上手くいっていないと打ち明けます。

「まあ、それが人生だからね。良いことがいつまでも続かないように、悪いことだって、そんなに続かないから」

女将の言葉に元気をもらったふたりでした。

… … … … … …

「えっ、ここホテルなんですか?」

そして、ひょうんなことから、ここが食堂ではなく、ホテルだということが判明!

「大抵の奴は、食堂だと思っているけどね。」

関西ホテル旅館組合の組合員のプレートを指さす女将。

… … … … … …

純の中で何かがひらめきました。

「あの、あたしをここで働かせてください。 お願いします」

唐突にそう言われて、呆気にとられる女将。 …と愛。

新しい騒動の日々の幕開き…

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