2012年11月19日 (月) | 編集 |
ブライダル客へのおせっかいが災いして、純がストーカーに襲われる!?
彼女を助けたのは、愛ではなく水野だった。
「お前に純は守れない!」
愛と水野、ついに2人が正面対決──!
第43回
新居へ引っ越した純(夏菜)と愛(いとし・風間俊介)。ある日、純がブライダルを担当することになった新婦(宮嶋麻衣)のもとに、元彼・灰田(中村昌也)から「結婚式メチャメチャにしてやる」とのメールが届く。
(2012年11月16日 NHKネットステラ)
新居で迎えた朝。
となりで眠る、愛の顔をのぞきこむ純。
(おじい、いとしくんと出会って、いろいろあったけどさ…)
出会ってから、今日までのふたりを思い返します。
( …実は、結婚して引っ越してから、よく眠れないんだ。 …もし目を開けて、いとしくんがいなかったらどうしようかと思って。)
いつの間にか目をつぶっていた純、「はっ」と気づくと …そこにいたはずの愛がいません。
「いとしくん!」
部屋中を探しても、愛の姿が見当たりません。途方に暮れる純…
「 …純さん、起きてください。遅刻しますよ」
「夢だあ、(時計を見せられ)やばい!」
… … … … … …
愛の作った朝食をとる純。弁当も用意され、仕事用の靴まできれいに磨いてありました。
「純さんには、いつもきれいでいてもらいたいんで」
(幸せすぎて怖い …いままさにラブストーリーの最終回って感じ?)
「水を差すようで、悪いんですけど …ドラマじゃないんで、結婚したらハッピーエンドってわけにはいかないと思いますよ。これからの方が大変なこといっぱいあると思うし…」
…ドラマです…
… … … … … …
ホテル、結婚式場。
(結婚した途端、ブライダルに移動するし、きっとこれは天職ってことなのね!
…ブライダル最高~)
純は、結婚式を明日に控えたカップルの披露宴をサポートすることになりました。
今回は、ごく普通の仲のよさそうなふたりで、ホッとする純です。
「あの、私も実は新婚なんですよ。 …今日も朝から結婚してよかった~ってことばっかりで、本当結婚って最高ですよ…」
誰彼となく話したい気分 …話が脱線しそうになるのを池内に制されます。
打ち合わせは、滞りなく終わりました。
ただ、新婦の表情がメールが届くたびに曇るように見えたのが、純は気になりました。
(幸せな花嫁とは思えない、その曇った顔は… 止めておこう、きっと余計なおせっかいって言われるし)
しかし、首を突っ込まずにいられないのが純です。
新婦が一人になるのを見計らって…
「もしかして何か心配なことでもありますか? …よかったら、何でも言ってください。私にできることがあれば…」
新婦は、「彼にはないしょで」と念を押してから、純にメールの画面を見せました。
『結婚式 メチャメチャにしてやる』
… … … … … …
スタッフルーム。
新婦から預かった脅迫メールを送ってきた相手の写真を皆に配る純。
「この男性と、つい最近までつきあっていたそうなんですけど、新郎さんにプロポーズされて別れたそうです。」
露木部長が、「男を乗り換えた」と不適切な発言をして、池内に注意されました。
「最初は優しい人だと思ったんだけど、やたら嫉妬深いし、気に入らないことがあると、すぐ暴力をふるうって」
「全員、その写真を携帯して、その男が式場に入らんように見張るしかないな。 …警察沙汰にはしたくないっておっしゃっているし。 ハ、ハークション!」
… … … … … …
休憩室。
愛の作った弁当を食べながら、愛に携帯で報告する純です。
「…でもさ、悪い人に見えないんだよね。一度は愛し合っていた仲なんだし、彼女を不幸にするようなことしないと思うんだけどさ」
「でも、愛が憎しみに変わると怖いってよく言いますからね」
「あたしたちは、そんなことないよね❤」
純からの電話をハンズフリーで相手している愛、家計の足しになるように始めた1個2円の玩具作りの内職(今日の目標、2,000個)のため手は休めません。
… … … … … …
「いとしくんの弁当、めちゃめちゃ美味しいよ」
痛い視線を感じて出入り口を見ると、悲しげな表情の水野がこちらの様子をうかがっていました。
そそくさと電話を切る純。
水野が同じテーブルに腰かけてきました。
「今のは愛? …籍、入れたんだ?」
純の胸の名札、「待田 純」に変わっています。
「俺のどこが悪いんだよお? 身長だって収入だって、愛よりずっと高いし …顔やスタイルだって、ずっと勝っていると思うし …社長になりたいって、夢とか目標だって一緒じゃん!俺たち」
…顔やスタイルについては何とも言えませんが、以前に愛に勝負を挑んだ時に何ひとつと敵わなかったことは、お忘れですか?…
「いや …水野さんが悪いとか、そういう話では…」
「愛と結婚したって、君が幸せになれるとは思えないだよね」
(いやいやいや、もう十分しあわせですから…)
水野は、深いため息をつきながら、席を立ち休憩室から出て行きました。
いちいち愛をけなされて、おもしろくない純。
… … … … … …
ロビー。
(もうすぐ帰るからね いとしくん❤)
ふと、フロントに目をやると、 …憂鬱そうな表情の千香、ため息。
(ここにも暗い顔した人がいるけど …やめておこう。今度こそ、余計なおせっかいって言われるし)
しかし、放っておけないのが純です。
… … … … … …
「千香ちゃん、どうしたの? あ、田辺さん…」
「千香ちゃんでいいです。友達なんだから」
(そう?)
「私 …仕事辞めようかな …水野さんと同じ職場にいるのが、つらくて…」
「そんなこと言わないでよ! ね、元気出して」
「じゃあ、今晩付き合ってもらえますか?」
「あ、うん …あ、いいけど、いいけど…」
…結局は、千香も純しか友達と呼べるような存在がいないのでしょうか…
… … … … … …
「予約した灰田ですけど」
さっと、仕事モードに切り替える千香と純。
「灰田様、本日から二泊でございますね…」
(あれ? この顔…)
宿泊客~灰田の顔 …どこかで見た覚えがあるような気がします。
(この人は、もしかして…)
こっそりと、バインダーを広げると、先ほどの写真が挟んでありました。
(はっ!)
灰田の顔と写真を見比べる純。同一人物…
(うそ?! おじい、来ちゃったよお~)
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