NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年02月15日 (金) | 編集 |

第114話

純たちの思いが通じて、サトがホテル存続を決意。純と愛たちは、いよいよ本格的に里や再生に乗り出す。だがそんなみんなのもとへ、借金の取り立て屋がやってくる。

(2012年2月8日 NHKネットステラ)


お父ちゃん、女将さ … ボスが、やっと「里や」を続けていく決心をしてくれました。

『里や リニューアルオープン 準備中』と書かれた紙を扉に貼る純。

「おう! 皆、行ってくるよ」

「里や」再開の準備をする従業員たちに、威勢よく声を掛けてサトが出かけていきました。

いくらあたしたちがやる気になっても、借金を返すメドが立たなきゃどうにもならないので … ボスは、今日も街中に金策に走ってくれています。

… … … … … …

… その間にあたしたちも、借金返せるような再建案を考えないとね。

… 「愛の奇跡のメニュー」、「セクシーの華麗に変身ヘアメイク」、「正のゴッドハンド・マッサージ」と三つ「里や」の売りができたのですが … 純はまだ何か足らない … もっともっといろんなことを考えた方がいいような気がするのでした。

「はあい! 皆、盛り上がってる?」

純は、陣中見舞いにやってきた、マリヤにも何かいいアイデアがないか尋ねました。

「 … 全然ワカンナイ … でも、ここが全然ダメ!」

… … … … … …

マリヤの指示で食堂の大改造が始まりました。

床にじゅうたんを敷いて、定食屋のような品書きを外し、カーテンも変え、テーブルクロス、ソファーにはクッションを置き、照明も変えました … ほとんど、剛の勤務先からの調達です。

見違えるようになった食堂、歓声が上がりました。

「一応、コンセプトは、ロビーでもあり、レストランでもありながら、マイホーム・リビングみたいに落ち着けるスペースってことにしてみました!」

マリヤの才能に拍手拍手 …

… … … … … …

仕事をする気が起きないと、今だに「里や」に滞在中の多恵子が誠を従えて食堂に下りてきました。

「ああ … なんか、落ち着くわね、今までと違って … 」

ソファーに体を横たえながら言いました。

「ほんまや、何 … この心地よさ」

誠もリラックスしています。

早速、効果が出たこと … それも、多恵子からお墨付きをもらったようなものなので … 純は、マリヤと手を取り合って喜びました。

… … … … … …

「 … お腹すいたわ … ビーフストロガノフがいいわ、サイドメニューは、ニース風サラダ」

愛は、多恵子の注文を復唱すると、セニョールと共に「喜んで」と、厨房に向かいました。

… リニューアルに向けて、すべてが順調に運んでいるように見えますが、純はまだ何か足りない気がして仕方がないのでした。

食堂を見渡すと … お茶を飲みくつろぐ多恵子、セクシーに髪型のアドバイスを受ける誠、正のマッサージに気持ちよさそうな師匠、勇気をあやすマリヤと剛 …

「そうか … ホテルとして、考えるからいけないんだ … ここにフラッと遊びに来たくなるような、そんなお店にしたらいいんだ」

… … … … … …

「 … 食べたくなったら食べて、飲みたくなったら飲んで、ヘアメイクとかマッサージが必要な人はやってもらって … お客さんが、泊まっちゃおうかなって気分になったら、二階に部屋ありますけど … みたいなノリにしたら …

キャッチフレーズは … ここにいる人は、皆、家族だ!」


純の考えたキャッチフレーズが気に入った剛がチラシを作ると、張り切りだしました … いつまでも「里や」にいるけど、勤務中じゃないの?

マリヤの発案で、お香も焚いてみることにしました。

皆がそれぞれの趣味や特技を生かしたり、アイデアを出したり、だんだん盛り上がってきました。

… … … … … …

そんな雰囲気の中 … そっと羽純が外に出ていくのを、純は見逃しませんでした。

後をつけてみると、コインランドリーのイスに腰掛けて、浮かない表情で、いつものようにジュースをチュルチュルしていました。

純が声を掛けると、羽純は、寂しそうに笑って言いました。

「何かあたしだけ、できることがないなと思って … 純ちゃんは、すごいよ … 夢中になっていろんなこと考えて … ぐいぐい皆のこと引っ張ってるよ」

「羽純ちゃんだって、自分で気づいていないだけで、羽純ちゃんにしかできないこと、きっとあるよ」


決して、なぐさめでなく、純は本当にそう思っていました。

「そうだ、一緒に考えてよ … ウチのホテル、何かが足りないと思うのよ」

… … … … … …

純は、帳場の横に開いたスペースを指して言いました。

「ここら辺なんだよな、やっぱり … ここら辺に何かが足りないの」

羽純は、何が足りないのか、一生懸命に考えました。

「何かが … 足りない? … 何かが … 」

食堂内を、少しずつ見渡してみました。

愛に手ほどきを受けてセニョールが作った料理を師匠が褒めています … マリヤが用意したお香を嗅いでいるセクシー … 誠の写真を撮っている剛 … 正のマッサージを受けている愛 … 

羽純は、ひらめき、思わず声をあげました。

「聴覚!」

皆の視線が自分に集まったので、少し戸惑いながらも羽純は言いました。

「五感のうち、聴覚の売りがない、まだ」

… … … … … …

「音楽とか、聴けないの? ここ … 」

カウンターでお茶を飲んでいた多恵子がそう言いました。 … それが物足りないと思っていたようです。

純の頭の中の知恵の輪が外れました。

「わーーーっ!」

羽純どころではない大きい … 叫び声です。これはもう …

「ジュークボックス! … 何で気づかなかったんだろう?!

ここにジュークボックスを置けばいいんだ!」


帳場の横のスペースは、ちょうどそのくらいの広さでした。

… おじいのホテルにあったような、ジュークボックス … 

「ここにジュークボックスあったら、完璧だと思わない?!」

これで、問題解決 … と思いきや … そういうわけにはいきませんでした。

すかさず、愛がネットで価格を調べてみると … 40万!!

「 … とても無理ですね」 … 撃沈 …

… … … … … …

「絶対いいアイデアだと思ったのになあ … 」

頭をかきむしる純 … こういう時に起こる症状 … さっきから、頭の中で「ひなまつり」がずっと流れていました。

「あれ? 二番何だっけ …

♪ お内裏様とお雛様 … ふたり並んで、すまし顔 … ♪

「そのあと、何だっけ? … もやもやする、もやもやする」


… … … … … …

♪ お嫁にいらした、姉様に、よく似た官女の、白い顔 … ♪

純がわからなかった続きを、羽純が歌い切りました。

「ねえねえねえ、あんたさ … ヘドバとダビデの“ナオミの夢”って歌える?」

師匠が、羽純の世代では、まず知らないような歌手の歌をリクエストしました。

♪ 一人見る夢は、素晴らしい君の … ナオミ・カンバック・トゥ・ミー ♪

見事、難なく歌ってみせました … 大喜びの師匠。

「何で歌えるの?!」

興味津々、純が羽純に尋ねました。

「いや、友達いなかったし … いつも、ひとりカラオケだったから … ある曲、片っ端から歌っていたの」

本人は、そう思っているようですが … 歌が好き、歌う才能があったことが … 一番の理由でしょう。

… … … … … …

「ねえ、じゃあ、あんたさ … “おぼろ月夜”って、知ってる?」

多恵子のふいのリクエストに、羽純はうなずくと、歌い始めました。

♪ 菜の花畠に、入日薄れ、見わたす山の端、霞ふかし … 春風そよふく、空を見れば、夕月かかりて、にほひ淡し ♪

… 「おぼろ月夜」を歌い始めた途端に愛と誠の様子がおかしくなったと感じた純は、どうしたのか尋ねました。

「ああ、純が … 弟の純が、中学生の時、合唱コンクールで歌うはずの曲だったんです」

兄が、妹が、辛そうに答えました。

「ママ、喜ばせようと思って、すごい練習したんやけど … 結局、具合悪くなって、出られへんかったんや、純ちゃん … 」

♪ 里わの火影も、森の色も、田中の小路をたどる人も … 蛙のなくねも、かねの音も … ♪

母は … 今は亡き我が子が、自分のために歌ってくれるはずだった歌を、耳にして … 誰はばかることなく、涙を流していました。

♪ … さながら霞めるおぼろ月夜 … ♪ 

「ありがとう … 」

純は、こんなに素直に誰かに礼を言う多恵子をはじめて見たような気がしました。

… … … … … …

羽純の唄に皆から拍手が起きました。

「 … 羽純ちゃんにしかできないこと、あったよ」

羽純には、純の言っていることの意味がよく分かりませんでした。

「あなたの思い出の曲を歌います … どんなリクエストでも、歌えますって …

キャッチフレーズは … 人間ジュークボックス!」


羽純は、自分にしかできないことを、自分自身の手で見つけたのです。

「人間ジュークボックス … 」

そうつぶやいてみました。

… … … … … …

これで、「里や」の売りが五感全部そろいました。

「ねえ、こうなったら、第六感も満たしちゃう?」

そう純が振ると誠が答えました。

「愛ちゃんの本性占いで?!」

以前なら、シャレにならない冗談でしたが …

「勘弁してくださいよ … 最近、余程のことがない限り … 本当に殆ど見えないんです」

その言葉は、カウンターの多恵子にも届きました。

「それは … やっぱり、幸せだから?」

「たぶん … 」


愛は、純にそう答えました。

その時の多恵子の顔は、ほっとした … 肩の荷が下りたような、おだやかな表情に見えました。

… … … … … …

「あらあ、どうしたの? 盛り上がっちゃって … 」

金策に走り回っていたサトのお帰りです。

純は、待ちかねていたように、今日の出来事を話そうと、サトに駆け寄りました。

「こんばんわ」

サトの後に続いて、人相の悪い男たちが、「里や」に入ってきたのです。

「いっらしゃいませ!」

… … … … … …

客と思って、あいさつしたのですが … サトの表情がこわばっているのに純は気づきました。

「あの、この方たちは … お客さんですか?」

頭を振るサト。

「あたしにお金を貸してくれた方々 … 」

へ?

「ごめん!」

いきなり、皆に向かって頭を下げるサト。

「返済待ってくれって、頼んだけど … ダメだったあ!!」

うそ …


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