NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年02月16日 (土) | 編集 |

第115話

「今すぐ借金を返さなければ、ホテルを明け渡せ」とすごむ取り立て屋。絶体絶命の純たちを救ったのは……?

(2012年2月8日 NHKネットステラ)


「返済待ってくれって、頼んだけど … ダメだったあ!!」

サトについて来た男たちは、借金の取り立て屋でした。

「約束の期日は、とっくに過ぎてますねん … お貸ししたものを返していただけない以上、この建物を明け渡していただくしかないんですよ」

男は、借用書をチラつかせながら、即刻退去を強いてきました。

「お願いです、一ヵ月でいいんで、待ってもらえませんか? … いろいろお客さんに喜んでもらえるアイデア、たくさん考えたんです … 一ヶ月経ったら、ここを予約でいっぱいにできるようなホテルにしてみせる自信があるっていうか … 

そうしてみせるって、今決めました!」


純は、リーダー格の男に頭を下げて頼みました。

「この子もこう言っていますから、何とかなりませんかねえ」

「お願いします」


サトが、愛が、羽純が … 皆が、男に頭を下げました。

… … … … … …

しかし、そんなことで取り立て屋が折れるはずがありません。

「頭下げられても無駄ですわ … こっちは、今日からここを新しい事務所として使うつもりなんで」

男は、ソファーを占領すると、ふんぞり返って、テーブルに足を乗せました。

男の手下どもに隅に追いやられ、なすすべが見つからない純たちです … 一人を除いて。

… … … … … …

カウンターに腰かけていた多恵子が伸びをして立ち上がりました。

肩をコキコキ鳴らすと、男に歩み寄り … その手から、借用書を奪い取りました。

慌てる男をものともせず、パラパラとめくって確認しながら、言いました。

「そもそも、あなたたち、抵当権者でもないじゃない … だったら、ルールに法って、訴訟を起こし、判決勝ち取ってからじゃないと、明け渡し求めることなんてできないはずよ!」

借用書を投げ返して、自分の名刺を男の目の前につきつけました。

「ついでに言っておくけど … あんたたちが昔、悪徳なやり方で、強制退去や不法占拠したのを、散々とっちめたことがあるんだけど … 覚えてるかしら?」

名刺を見て、男の顔色が変わりました。

「今日のところは、お引き取り願えます?」

それでも、まだあきらめないで席を立とうとしない男たちに、警察を呼ぶかと問うと、慌てて引き揚げていきました。

… … … … … …

「かっこいい!」

母の復活を喜ぶ、誠 … やんややんやの大喝采の「里や」です。

「お義母さん、ありがとうございます」

感謝して礼を言う純に多恵子は尋ねました。

「さっき言ったこと、本当でしょうね? … 一ヵ月でここを予約でいっぱいにしてみせるって?」

純は、即答しました。

「はい、もちろん!」

純の顔を見つめた後、今度はサトに向かって言いました。

「だったら、ここの借金 … 肩代わりさせてもらえますか? あたしに、女将さん」

思いもよらない申し出でした。

「 … ここが無くなったら、困るんですよ、あたし」

サトは飛び上がって喜んだあと、土下座しました。

「ありがとうございます!!」

… … … … … …

純も改めて礼を言って、頭を下げました。

「その代り、約束破ったら、即刻、全額あなたが返済すること … さもないと、ブタ箱にブチ込んでやる!」

その気迫に押されて … 純は緊張して答えました。

「 … わかりました」

… … … … … …

数日ぶりに我が家へ帰る多恵子と誠を、純と愛は外まで見送りに出ました。

「ねえママ、せっかくやから、ここの顧問弁護士になったら?」

誠が勧め、純たちもそう願いました。

「あたしは、客で来たいの、ここには!」

しかし、こだわりがある多恵子は、断りました。

「お母さん、今日は本当にありがとうございました」

多恵子は、愛にも、聞いておきたいことがひとつありました。

「ねえ、さっき言ってたこと、本当?」

愛には、何のことかわかりません。

「 … 殆ど見えなくなったとかって、言ってたでしょ?」

愛は、純のことを少し振り返り … そして答えました。

「はい、純さんに出会って … いろいろな人とふれあって … それで、“里や”に来たら、人の幸せそうな顔を見るのが、楽しくなってきました」

多恵子は、純と愛の顔を見つめました。

「 … じゃあ、あたしも良くなるかしらね … いつか」

独り言のように言いました。

… … … … … …

純と愛、誠の三人は、顔を見合わせました。

「 … もしかして、ママも、何か見えてた?」

誠が恐る恐る尋ねました。

「そんなもんじゃないわよ! … あなたたちの父親みたいに、耳鳴りはするし … 誠みたいに、どいつもこいつも臭くてたまらなかったわ」

それでも、そんなものに負けてどうするのかと、ずっと平気なフリをしていたのです。

母は、自分たちの何倍も苦しんでいた … 誰にも打ち明けることなく … ひとりで闘っていたんだ … 愛は、胸が痛みました。

「あ、でも … あたしも、少し楽になった気がするわ … ここに来て」

多恵子は、「里や」を見上げました。

「あんたも、相も変わらず … 元気そうだし」

純にそう声を掛けた後、颯爽と歩き出しました。

「 … なんだかんだ言って、ママ … 純さんらのことが心配で、ここに来たんよ … お父さん、亡くなって、元気なくしてるんやないかって」

口止めされていたことを … 誠が暴露しました。

多恵子の心遣いを知って、純は、感激していました。

「何やってるの? 誠」

通りの角まで行ってしまった多恵子が呼んでいます … 誠は、いたずらっぽく笑うと、急いで後を追いかけて行きました。

… … … … … …

「いらっしゃいませ、“里や”へようこそ!」

愛が作った「里や」のホームページ … 剛が撮影した、純が館内を案内しながら、サービスの数々を紹介する動画を見ることができます。

まずは、マリヤプロデュース、ロビーを兼ねた居心地抜群のリビングルーム。

そして、客室 … 狭さを逆手にとって、キャンプ感覚、修学旅行感覚を楽しめるドミトリータイプも始めました。

実は国家資格を持っていた、イケメン正のゴッドハンドマッサージ … セクシーさんの華麗に変身ヘアメイク … 待田愛の奇跡のメニュー … チュルチュルちゃんの人間ジュークボックス。

そして、待田誠のにおい占い … 待田謙次の法律相談 … 

「従業員一同、心よりお待ちしていま~す!」

… … … … … …

お父ちゃん、これをネットに流したら、すごい反響で … 一ヶ月経ったら、こんなにお客さんが来るようになりました。

人で賑わう、リビングルーム … サトの弾く、三線に合わせて踊る人、おしゃべりする人、お茶を飲む人、食事をする人 … 皆、それぞれに楽しんでいます。

ねえ、お父ちゃん … もしかして、あたしたちは、元々“まほうつかい”だったのかもしれないね … だって、赤ん坊の時、自分を見ているだけで、皆笑ってくれていたんだし … だから、あたしは信じたい … 

自分の中にはまだたくさんの人を幸せにできる“まほう”の力があることを …


… … … … … …

「あらあら、寝ちゃったよ、しゃちょう」

心の中の父に話しかけているうちに、純は眠ってしまっていました。

「そのまま寝かせておいてくれませんか? … ここ一ヵ月、純さん、全然寝てないんです」

仕事が終わった後も、得意客にメッセージカードを書いて … 一軒一軒回って届けていたのだと、愛が話しました。

リビングルームにいた客の殆どが、純の手書きのメッセージカードを手にしていました。

疲れているとはいえ … 満足そうな、幸せな寝顔でした。

サトが、その寝顔をじっと見つめています。

… … … … … …

純が目を覚ました時、目の前にはサトがいました。

はっとして、リビングルームを見渡しましたが、もう誰もいません。

「もう、とっくに寝ちゃったよ」

体を起こしている純のことをサトが手招きしました。

「しゃちょう、ちょっと来て … 見せたいものがあるから」

サトは、帳場の奥の小部屋の扉を開けて、また手招きしました。

「いいんですか?」

… … … … … …

秘密の小部屋 … 入口は、屈まないと入れないほどですが、中に入ると …

部屋自体はそれほど広くはありませんが、壁一面、見上げるような高さの本棚が、純のことを出迎えました。

まさか、あの狭い入口の奥にこんな部屋が隠されていたとは …

「わあ、何ですか? これ … 」

純は、サトに尋ねました。

「ホテルに関する資料や、知り合った人たちの連絡先とか … ウチの旦那が生きている間に集めたの」

改めて見ると、ものすごい量の本や資料です。

「 … 見てもいいですか?」

サトはうなずきました。

純の目は、宝の山を前にした子供みたいに輝いています。

どれから見たらいいのか … 手に取った「顧客帳」と書かれたノートには、ページごとに名刺が貼られていて、その下に客の特徴やプロフィール、好みなどがこと細かく記されていました。

「何か … コンシェルジュのパソコンの中みたいです」

純は、興奮しています。

「ここがあったから … どんな困ったときも、やってこれたんだ、今まで」

しみじみと、サトは言いました。

「亡くなった旦那さんの、“里や”や女将さんへの … ボスへの愛がいっぱい詰まっているんですね」

… … … … … …

「ここを、あんたに譲りたいんだけど … 」

唐突にサトにそう言われて、純は振り向きました。

「 … 何だか、あんたに譲るために、旦那もここを残してくれたような、気がしてきたからさ」

思いもよらないこと … うれしい … でも、恐れ多いという気持ちが大きくて …

戸惑うような顔でサトを見つめると … サトはうなずき、思いっきりの笑顔を見せました。 … あんたには、その資格があるんだよ …

純は、心の底から、うれしさがこみ上げてくるのがわかりました。

「ありがとうございます」

余りにも、うれしすぎて、何をしていいのか … 

お父ちゃん、おじい … もうすぐ、本当に“まほうのくに”ができる気がしてきたよ、あたし

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