NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年02月22日 (金) | 編集 |

第120話

どうにか外へ逃げ出した純たちは、燃え広がる火をただ呆然(ぼうぜん)と見ることしかできない。

(2012年2月15日 NHKネットステラ)


… 異変を知らせるブザーの音で、純は飛び起きました。

場所を確認すると、二階 … 美矢の部屋です。

その時、けたたましく火災報知機が鳴り響きました。

二階へ駆け上がる純 … 美矢の部屋から煙が漏れています … 扉を開けると …

火、燃えあがる炎  … 美矢の手から落ちたタバコの火が引火してしまったのです。

しかし、当の本人は、こんな状況であるのに、ぐっすりと眠ったままです。

「火野さん、火野さん、起きてください!」

揺すっても、叩いても起きない美矢を背負って廊下に出た純は、叫びました。

「誰か手伝ってください!」

… … … … … …

リビングに下りると、サトが宿泊を外に誘導していました。

セクシーが士郎を抱えて階段を駆け下りてきます。

純は、サトに美矢を預けると、消火器を手に再び二階へと駆け上がって行きました。

「気をつけるんだよ!!」

… … … … … …

美矢の部屋の火はもう手のつけようもないくらいに燃え広がっていました。

純は、消火器を噴射しましたが … まさしく焼け石に水 … 一向に弱まる気配はありません。

煙も立ち込めてきたホテル内、三階から宿泊客を誘導してきた羽純が純を見つけて叫びました。

「純ちゃん、久世さんが残っているの!」

… … … … … …

秋代は、この騒ぎにも気づかずに、熟睡中でした … 一升瓶が転がっているのを見ると、寝酒をしていたのでしょう。

純が声を掛けても、煩がってなかなか起きようとしませんでしたが、火事だと知ると、酔いもさめたのか、純に従って避難しました。

… … … … … …

純が久世を外に連れ出した時、やじ馬をかき分けて、愛とセニョールが駆けつけてきました。

「純さん、純さん大丈夫ですか?!」

「あたしは大丈夫だから! … 女将さん、消防車は?」


しかし、「里のや」の付近の道は狭くて、消防車が立ち往生しているらしいのです。

「とにかく、とにかく下がってください!」

愛が純たちを「里や」から少しでも遠ざけようとしたとき … 一階の梁が轟音と共に燃え落ちるのが見えました。

… … … … … …

咄嗟的に飛び込んだ純は、ソファーの上にあった毛布を手に取り、炎めがけて何回も何回も叩きつけました。

追いかけてきた愛が純に抱きついて必死に引き離そうとしても、純は止めようとしません。

「離して! “里や”が燃えちゃう!」

無常にも炎は、益々大きく燃え盛っていきました。

「しゃちょう、もういいよお!」

サトが泣け叫びました。

もうこれ以上、ホテルの中にいるのは、危険です。

何人かがかりで無理やり純を外に引きずり出しました。

… … … … … …

ようやく消防員が数名駆けつけてきました。

「今、車を停めたところから、ホースを伸ばしていますから!」

紅蓮の炎につつまれた「里や」を見上げる一同 …

… … … … … …

「 … 女将さん、三線は?」

セニョールは、サトが大切な三線を手にしていないことに気づきました … サトが持っていたものは、テレビのリモコンでした。

「あ … 忘れた … 」

しかたなく、あきらめようとするサトのことをセニョールは叱りました。

「ダメですよ、旦那さんに絶対手放すなって言われたんだから! … 女将さんの部屋ですね」

セニョールは、ゆっくりと歩み出て … 思いっきり深呼吸をすると … 皆が止めるのも聞かずに … 火の海の中へ駆け込んでいきました。

「セニョールさーん!!!」

… … … … … …

セニョールは、転げるように飛び出してきました … その手には、しっかりとサトの三線が …

サトは、セニョールを抱きかかえながら言いました。

「どうしてだよ … 自分の包丁セット、取ってくればいいのに … 買ったばかりだろ?」

そんなことは、すっかり忘れていたセニョールです。

「ばかだねえ、ばかだねえ … 」

涙を流してそういいながら、真っ黒に汚れたセニョールの顔のススを拭いました。

… … … … … …

突然、二階のガラスが割れ … 無数の火の粉が、純たちのところまで降り注ぎました。

いてもたってもいられなくなった純は、入り口まで駆け寄ると、せめて「里や」の看板だけでもと … 外そうとしましたが … 

お父ちゃん、「里や」が … 皆の力で、たくさんのお客さんを笑顔にし … 「まほうのくに」になりかけていた「里や」が … 消えようとしているのに … あたしは、何もすることができない

燃え崩れていく「里や」、呆然と立ち尽くす … 純と愛、サト、セニョール、セクシーと士郎、羽純 …

… … … … … …

病院に担ぎ込まれた美矢の病室を訪れたサトと純。

ふたりに気づくと美矢は体を起こしました。

「 … 申し訳ありませんでした」

自分が火事を起こした張本人だと言うことは承知しているようです。

「でもよかったよ、大したことなくて … 」

そうサトが慰めました … 本人は、まったくの無傷でした。

「あの、ホテルは?」

「うん … まあ、幸いけが人もなかったし … 」


サトが語らなかったことで、ホテルがどんなことになってしまったかを悟った美矢。

「あたしのせいです … あたしなんかいなきゃ … あたしなんか死んだ方がよかったんだ!」

… … … … … …

泣きじゃくる、美矢。

サトもこれ以上は慰めることはできませんでした … かといって責めることも …

しかし … 純には、こみ上げてくる怒りを止めることができませんでした。

「冗談じゃないわよ … 」

純の口から出た思いもよらない言葉 … 美矢だけでなく、サトも純に目をやりました。

「 … 本当に申し訳ないと思っているのなら … 辛くても生きなさいよ! … 歯を食いしばって、病気だって、ちゃんと治しなさいよ! … ひとりぼっちで寂しいなら、自分をちゃんとさらけ出して …

あんたの大切な“と”の人、ちゃんと見つければいいでしょ?」


サトも黙って、純の言いたいように言わせていました。

「じゃなきゃ … じゃなきゃ、こっちだってやってられないわよ …

あんたがこれからまた同じようなことして、幸せになれなかったら … ぶっとばすからね、あたしが!」


純がどんな気持ちで話したのか … それが、美矢に伝わったのか … 

「迷惑だから、行こうか?」

サトに促されて、病室を出て行く純。

「 … あんたも早く元気になってね」

そう言い残して、サトは純のあとについて行きました。

… … … … … …

ふたりが「里や」に戻ると、従業員に加えて、惨事を聞いて、正とマリヤ、剛と誠もかけつけていました。

現場検証が行われている中 … 誰一人、言葉を発する者はいませんでした。

純は、朝の陽の中、改めて、「里や」 … だった場所を目にしました。

それは、ただの瓦礫の山にしか見えませんでした。

「何で? … 何でこんなことになっちゃったの?」

師匠の言葉が、皆の気持ちを表していました。

突然泣き出したマリヤ。

純は、自分で自分の頬を思い切りつねりました … 何度も何度も … 片手だけでなく、両手で …

「 … 夢なら覚めてほしいから」

愛がその手を取り、自分の手で優しく包みました。

「お願い … ウソって言って … 」

愛の目を見つめて、純は言いましたが … 愛は辛そうに目を伏せました。

「なんで … なんでこんな目に合わなきゃいけないの? あたしたち … 」

誰も答えることはできません。

「ウソだろ? … ウソだ!

消え入るような声で、もう一度言いました。

「 … うそだ」

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