NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年03月16日 (土) | 編集 |

第139話

久しぶりに顔を合わせた待田家の4人。彼らが語り合ったのは……。

(2013年3月8日 NHKネットステラ)


「おめでとう」

おじい、お父ちゃん … 今日は久しぶりに家族がそろった、いとし君の誕生日です

テーブルに愛たちが腕を振るった料理が並べられました。

「今日は、純ちゃんの話、してくれへん? … 病気で苦しんでるときの純ちゃんしか、覚えてへんから、うち … 」

誠の気持ちを汲んで、多恵子と謙次が純の思い出話を始めました。

「純は小さい頃いつも愛と遊んでたわね」

「そうだったな … 積み木とかパズルとか、シャボン玉もよくやったなあ」


家で花火をして、火事になりそうなこともあったのですが … 今となっては笑い話になっていました。

… … … … …

「でも、病気で寝込むようになってからは、愛が作った糸電話でいつも話してたわ」

謙次が何を話していたのか尋ね、愛がバツが悪そうに謙次と多恵子の悪口だと言うと、家族に笑いが起きました。

誠が手にしていた家族写真を改めて見ながら、多恵子は話しました。

「この写真のころは、コーラス大会に出たくて … 毎日毎日、大きな口を開けて練習してたわね」

多恵子は、後片付けを手伝っていた羽純に「おぼろ月夜」を歌ってくれないかとリクエストしました。

♪ 菜の花畠に、入日薄れ、見わたす山の端、霞ふかし … 春風そよふく、空を見れば、夕月かかりて、にほひ淡し …

羽純の歌声に聞き入り、純を想い … いつしか皆、一緒に口ずさんでいました。

… … … … …

「純はね … 誠、あなたが生まれた時、本当にうれしそうだったの」

照れたように笑う誠。

「あなたがいてくれたおかげで、家族が暗くならずにすんだのよ … 生まれてからずっと、あなたは家族を照らす希望の光なの …

あなたがいないと困るのよ、あなたが必要なのよ … それだけは、信じてちょうだい」


誠は涙を流しながら、何回も何回もうなずきました。

謙次もそんな誠をやさしく見つめていました。

… … … … …

「愛 … 前から言おうと思ってたんだけど … 純が死んだのは、あなたのせいじゃないわよ」

愛は驚いて多恵子のことを見ました。

「だから … あたしのお腹の中で、自分が純の才能や生命力を全て奪ったと思うのは、もうやめなさい … 今を生きなさい、未来を見つめなさい … 幸せになりなさい、それが残された者の責任だから … 」

それは、愛のためにだけでなく、多恵子自身に対しての戒めだったのかもしれません …

そう感じた謙次が思わず口にしました。

「ついでだから言わせてもらうけど … 多恵子、自分を責めるのは止めてくれないか? … 純が死んだのは、君のせいでもない」

多恵子は素直にうなずきました。

「さびしがり屋なんだから、せめて子供たちには甘えてほしい … できれば、眉間にシワをいれないで、笑顔を見せてほしい」

… … … … …

「ねえ、パパとママは、もう一回やりなおすことはでけへんの?」

しかし、誠の願いを多恵子は、柔らかく否定しました。

「それは、無理よ … 純さんや愛みたいな気持ちにはなれないからよ、もう … でも … 」

多恵子はバッグから外した結婚指輪を取り出して見せました。

「これだけは捨てないわ … こんな素敵な子供を授かることができたんだもの」

… … … … …

「実は … 僕もいつもポケットに入れてるんだ」

謙次も同じように指輪を取り出して見せました。

謙次と多恵子は穏やかな顔で見つめ合い、うなずき合いました。

愛と誠にも微笑みが … 少し離れた場所で控えている純もそんな家族をやさしく見つめていました。

… … … … …

頃合を見計らって、看板メニューの「肉野菜辛味噌炒め」入りの豚まんが運ばれて来ました。

謙次と愛の豚まんを頬張る姿がそっくりと冷やかした多恵子、そう言う多恵子と誠の首をすくめる仕草が一緒だと謙次が反撃しました。

「お母さんがそうやって笑うところ、久しぶりに見ました」

「たしかに … 」


同意する謙次と誠、多恵子が少し不満そうな顔をしました。

「いいじゃないですか」

何年かぶりに … 純が亡くなって以来、はじめて … 待田家は心からの笑いに包まれていました。

… … … … …

次の日の朝。

海が見える岬、誠が走ってきます。その顔にはマスクはありません。

大きく深呼吸をしました。

「空気が美味しい!」

… … … … …

漁港を散歩している謙次。

漁の後片付けをしている漁師たちと挨拶を交わしました。

波の音、鳥の声 …

「すべての音が気持ちいい」

… … … … …

ビーチを走る多恵子。

クツを脱ぎ捨て、裸足になって波打ち際に立ち、大きく背伸びをして …

「わーーっ」

気持ちよさそうに叫びました。

誠、謙次、多恵子は、それぞれを苦しめてきた能力から解放されたのでした 。
… … … … …

時間は過ぎ、チェックアウトです。

純と愛、誠は、謙次と多恵子をホテルの外まで見送りに出ました。

「本当にお世話になりました … 楽しい時間をありがとう」

謙次が純に礼を言いました。

「せめて … これから、皆の誕生日には必ず集まらへん?」

誠が遠慮がちに提案すると … 謙次と多恵子は、一瞬驚きましたが、快く了解しました。

誰ともなく吹き出し、家族全員笑顔になりました。

… … … … …

「せっかくなんで、記念写真撮りません? … 家族四人で」

純がカメラを取り出し、四人をホテルの入り口に並ばせました。

シャッターを押そうとしたとき、多恵子が純に言いました。

「あなたも入ったら? あなたも … ウチの家族なんだから」

… … … … …

「いいんですか?」

純は戸惑っています。

「もちろんよ … 待田 純さん」

晴海が愛のことを受け入れたように、多恵子も純を街田家の一員として認めたのです。

純は心の底から、家族と認められた喜びが込み上げてきて … 目からは涙があふれてきました。

… … … … …

「あたしは、いつか … おじいのホテルの女将さんになるのが夢なの … それでね、ここを“まほうのくに”にするの … いらっしゃいませ、ホテル・サザンアイランドへようこそ! … 女将の狩野純です」

その夜、純と愛は幼い頃の純の声を録音したテープを聞き返してみました。

「純さん … このホテルの名前は、ホテル・サザンアイランドにしましょう … 純さんの“まほうのくに”は、おじいのホテルの名前を継ぐべきです」

愛の言葉を深くかみしめて、純はうなずきました。

… … … … …

「そうだ、いとし君」

純が取り出したのは、糸電話でした。

昨晩の話を横から聞いていて、自分も愛とやってみたくなったのです。

片方を愛に持たせて、自分は部屋の外に出ました。

… … … … …

「あたし、こんな幸せでいいのかな?」

「それはこっちのセリフです … 純さんがいてくれたから、また家族とちゃんと話すことができました … それに … また動くようになったんです、時計」


愛の腕で時計が時を刻んでいました。

「本当!?」

「純さんと逢えて、僕はほんとうにしあわせです … もうなにもいりません … 」


… … … … …

「ちょっと、何言ってるのよ? … いとし君には、これからもっともっと幸せになってもらわないと困るんだから … 

だって、新婚旅行にだって行ってないんだよ! … いとし君、何処行きたい? … あたしはねえ、やっぱパリかなあ … だって、サモトラケのニケさんがいるんだもん!」

「 … 」

「あっ、でもさ … その前に仕事が軌道に乗ったらさ … 子供作ろうか? … 男の子がいい? 女の子がいい?」


純は糸電話を耳に当てて、愛の答えを待ちました … が、返事はなかなか戻ってきません。

気が付くと糸が切れて垂れ下がっていました。

… … … … …

部屋に戻ってみると … 愛はベッドに横たわっていました。「ねむり姫」の絵本を抱いたまま …

「なんだ、寝ちゃったの? … ちゃんと布団掛けないと、風邪ひくよ」

声を掛けましたが、熟睡してしまったのか … 体を揺すってみました。

「 … 起きてよ」

反応がありません … 何かおかしい …

「? … いとし君? … いとし君、いとし君! ねえちょっと、いとし君!!」

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