NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年03月19日 (火) | 編集 |

第141話

「手術が怖い」と漏らす愛を元気づけるため、正(速水もこみち)やマリヤ(高橋メアリージュン)たちがメッセージビデオを贈る。

(2013年3月15日 NHKネットステラ)


おじい、お父ちゃん … いとし君の手術の日が決まりました

次の朝、純が面会に訪れると、愛はベッドを起こして何やらノートに書き留めている最中でした。

「純さん、いろいろアイディア考えたんです … まずチェックインカウンターの横に手荷物置き場があった方がいいと思うんです … 」

待ち構えていたように自分のアイディアを話しはじめた愛の手から、純はノートを取り上げながら言いました。

「わかった、やっとくから … いとし君、安静にしとかないと … 手術、明後日なんだよ」

ふとサイドテーブルに目をやった純は、手術同意書が置いたままなのに気づきました … 愛の署名がありません。

「まだ書いてないの?」

純に咎められると、愛は思いもよらぬことを言い出しました。

「純さん、手術止めませんか?」

… … … … …

「ちょっと … な、何言ってるの?」

愛は学校を休みたいがための口実を探す子供のような目で純を見て言いました。

「何か、怖くなってきちゃったんです … すごく危険な手術だっていうし … 死んじゃったら、どうしようって … 」

純は、愛の手を取って言い聞かせます。

「そんな弱気なこと言わないでよ … せんせいも言ってたでしょ、手術しなかったら、もっても一ヵ月だって」

… … … … …

「わかってるんですけど … 僕もっと純さんと話がしたいです、純さんの顔をずっと見ていたいです」

… … … … …

「それが、もしかしたら … あと二日でできなくなるかもって思ったら … それに、純さんの“まほうのくに”見れないのも嫌ですし … 」

愛の気持ちがよく分かる純は、何と答えていいのかわからなくなっていました。

その時、思わず口から出た言葉は …

「あ、お腹空いたね … 」

吹出す愛 … 笑顔で見つめ合う純と愛 … 純は愛のほっぺたを両手でぎゅっとつねりました。

「何か作りましょうか?」

… … … … …

ホテルに戻って純は皆に愛のことを報告しました。

「大丈夫、嫌って言っても、引きずってでも手術室へ連れて行くから … 皆も心配しないで、仕事続けて」

皆それぞれ自分の持ち場に戻って行ったのですが、ひとり誠だけその場にたたずんで、ため息をついていました。

「まこっちゃん、元気だしなよ … そんな顔してたらさ、いとし君もうかばれないよ」

剛なりに誠を励ましたつもりなのでしょうが …

「あんたなあ、“うかばれへん”って言葉の使い方どうなん、今?」

「あ、ごめん … そうじゃなくて … このホテルはさ、いとし君への愛がいっぱい詰まっているホテルなんだしさ、皆で頑張ってオープンすれば、いとし君も本望なんじゃ … あっ」


少しくらい言葉の使い方が間違っていても、剛の思いやりは誠に十分伝わっていました。

「別にええで、無理して励まそうとせんでも」

素直には「ありがとう」とは言えない誠です。

「そんなことないって、まこっちゃん … なんか俺にできることがあったらさ、何でも言ってよ」

… … … … …

「じゃあ … ずっと、うちのそばにおって」

「えっ?」

「死ぬまで、ずっとそばにおって」


誠の口から出た思いもよらない言葉に、上手く返事ができずにあたふたする剛でした。

「じょうだんや … ツヨキチはこれからアーティストとして世界にはばたくんやし … うちなんか相手にしてたらあかんしな」

逃げるように去って行ってしまいました。

その背中を複雑な顔で見送る剛。

そして、そんなふたりの様子を … チラシを抱えた羽純が階段の所から動けずに見つめていました。

… … … … …

「好きなら、好きって言えば?」

後から下りてきた、あゆみに心を見透かされて羽純はうろたえます。

「そんなわかりやすく動揺しないの!」

あゆみと羽純はチラシを配りに出かけていきました。

… 宮古に来てから、服装も性格も明るくなったあゆみ …

… … … … …

「ねえ、純ちゃん、純ちゃん … これ食べてみて」

マリヤが愛のレシピ通りに作った特製豚まんを持って来ました。

早速試食する純 … 愛と同じ味です。

「美味しいよ!」

「でしょう? … やっぱ、いとし君、すごいよ! … 他の料理もね、とってもわかりやすく書いててくれてさ」


… … … … …

夕刻。

純は、マリヤが作った豚まんを愛に届けました。

一口かじった愛、純に意見を聞かれると …

「味はいいです … でも色が混ざっちゃってますね」

愛は、見た目のまずさを指摘して、原因と対策をこと細かく純に伝えました。

「きびしいねえ、いとし君のダメ出し」

純にはそこまで気づきくことはできませんでした。

… … … … …

「あ、チラシもできたんだよ … あとはオープンまで予約が入ってくれればいいんだけど」

純は愛に出来上がったチラシを渡しました。

「大丈夫です … お客さん、いっぱい来ます」

純と愛はうなずき合いました。

「あともう一つ」

純がカバンから取り出したのは、ビデオカメラでした。

「皆からのメッセージ … 」

… … … … …

液晶モニターに先ず正が映りました。

「いとし君、イスとか荷物置き場とか、頑張って作っているからね … あの、お見舞いに行きたいんだけど、大勢で行って疲れさせちゃいけないと思ってさ … だから、元気になってくれなきゃ困るよ~」

続いて、マリヤと勇気が映りました。

「いとし君、ノート、サンキューね! … 頑張って、豚まんも他の料理も完成させるからね … 勇気もいとしおじちゃんに … 病気になんて負けるな!」

続いて、剛。

「いとし君、元気? あ、元気ってのもおかしいか … 看板のデザイン考えたんだけどどうかな? … 感想聞きたいから、早く帰ってきてよ!」

あゆみ、士郎、羽純 … それぞれ愛への思いが次々に映し出されました。

… … … … …

「愛ちゃん … 四の五の言わんと、純さんの言うこと聞かな、うちがぶっ殺すで」

物騒なセリフを吐く誠を止める剛 … その剛のことを、また愛と間違えた晴海が画面に入ってきました。

「あら、いとしさん … 何処行ってたの?」

「母ちゃん … 俺は、つ・よ・し」


… … … … …

「お母ちゃん、カメラに向かって何か言って … そしたら、いとし君に会えるからさ」

純の声が聞こえました。

晴海は言われたようにカメラに話しはじめました。

「いとしさん、何処にいるんですか? … あなたがいないと寂しいから、早く帰ってきてください … 」

… … … … …

晴海の一言で、堪えていた涙があふれ出して、愛の頬を伝わり落ちました。

「いとし君 … お母ちゃんや皆のためにも、手術受けないなんて言わないでよ … 絶対成功するって信じてさ」

… … … … …

「わかってるんですけど … 」

そう言ったまま黙ってしまった愛。

「わかってるなら、早くサインしなさい」

… … … … …

病室の入り口に多恵子がいました。

ゆっくり入ってくると、驚いている愛の正面に立ちました。

愛は多恵子の顔を見て、純の顔を見ました。

「強力な助っ人、呼んじゃった」

驚いているというより、どちらかといえば、怯えたような愛の表情です。

「あとはじゃあ、親子水入らずってことで」

席を立とうとする純を愛は引き留めました。

「怖いよ~、お義母さんに逆らったら」

… … … … …

「よろしくお願いします」

純は多恵子に頭を下げ後を委ねました。

「任せておいて」

俎板の上の愛でした。

純が病室を出て行き、多恵子とふたりきりになると … 愛は、弟の純だけでなく自分まで生死に関わるような病を患ってしまって … 母の胸中を思うと、切なくて悲しくて、また涙が出てきました。

… … … … …

夜。

ホテルに戻って、ひとり作業を続ける純に多恵子から電話が … 愛が手術することを承知したという報告でした。

「本当ですか … 」

安堵する純に多恵子は続けました。

「その代り、手術の結果にかかわらず、ホテルは必ずオープンするって約束してくれ … ですって」

… … … … …

「大丈夫?」

純が黙ったままなので、多恵子が心配して尋ねました。

「 … はい、ありがとうございます … すみません、結局、お義母さんに頼りっぱなしになっちゃって」

「別にいいわよ、家族なんだから … 」


多恵子にそう言われて、純は押さえていたものがこみ上げてきました。

「 … あたしは、情けない嫁です … いとし君のために何もしてあげられ … 」

多恵子は、純の言葉を遮りました。

「言わないで、それ以上! … 今は何も言わないで、手術の成功だけを祈りましょう。そうしないと … 」

… … … … …

「泣いてしまうから」 … という言葉を、多恵子が飲み込んだのが、純にはわかりました … 

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