NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年03月22日 (金) | 編集 |

第144話

純と愛は、2人が出会ってからの日々を振り返る。

(2013年3月15日 NHKネットステラ)


おじい、お父ちゃん … 外出を許された、いとし君は、オープン直前のホテルを見ることができました

病室に戻った愛は、今日の出来事を思い返していました。

「楽しかったなあ、なんかね … ホテルのオープンのこと考えたら、ワクワクしすぎちゃって … 今日、眠れそうにないです」

「だめだよ、明日手術なんだから、ゆっくり寝ないと」


夜になって、窓の外の風の音がだんだん激しくなってきていました。

「やっぱり、台風来そうですね」

「予報だと、明後日 … 」


愛がしきりにホテルが被害にあわないかを心配するのですが、純にたしなめられました。

… … … … …

突然思い出したように愛が純の顔を見て笑い出しました。

「何?」

「純さん、オオサキに勤め始めたころ、台風で飛行機が飛ばなくて … 大阪戻ってこれなかった時ありましたよね」


マリヤが妊娠して、正と揉めていた時のことでした。

「あの時、純さんが沖縄に行ってなかったら … 勇気ちゃん、産まれてなかったかも」

純も納得してうなずきました。

「最近ね … 思い出すのは、楽しかったことばっかりなんです」

しみじみと愛は語り始めました。

純と愛の結婚式のとき、両家族が入り乱れて、大ゲンカしたこと … 「里や」の一室にこもった「世捨て人」を部屋から出そうと、天岩戸みたいに皆で踊ったこと … あゆみを救うために純が晴れ乞いしたこと … 

当時は、楽しいと言えるようなことではなかったとしても、思い返してみると … 愛の中でそれは楽しかった記憶に変換されていました。

「って言うかさ、もうちょっとロマンチックなこと思い出してよ」

… … … … …

「純さん、キスしてくれませんか?」

… ふたりは、そっと唇を重ねました。

「純さん … もし僕が死んだら」

純は聞くのを嫌がりましたが、構わず愛は話し続けました。

「聞いてください、どうしても約束してほしいことがあるんです」

… … … … …

「もし、僕が死んじゃっても、絶対にホテルのオープン、中止にしないでください」

「何言ってるの?! … だって、いとし君が」


愛は純の言葉を制して言いました。

「大丈夫です、皆がついてます … 皆、本当に素敵なホテルマンになりました … 皆、何があっても純さんのことを信頼して、支え続けてくれます」

愛はそのことを今日、確認していました。

「 … 違いますか?」

… … … … …

「そうだけど … 」

「僕はもう、死ぬのは怖くはありません … だって、僕が生きたあかしを残すことができたんですから … 

だから、純さん … もし僕が死んでも、泣いたりしないでください」


目を伏せていた純が愛を見つめなおしました。

「わかった」

純の返事を聞いて愛がうなずきました。

「 … って言いたいけど、やっぱ無理」

… … … … …

「だって、いとし君が死んだらどうしたらいいのよ?!」

純の大きな目から大粒の涙がボロボロとこぼれ出しました。

「あたし、いとし君が死なないって信じてるし … 病気だって、治るって信じてるから … それまで泣かないって決めてたのに」

涙はもう止められません。

愛は、純の頬に手を当てて、静かに言いました。

「神様は、こう言いたいのかもしれません … どんなに愛し合った者でもいつかは別れないといけないんだって … 残された方は、どんなにつらくても生きていかなきゃいけないんだって」

愛の声も震えていました。

… … … … …

「何それ? … そんなの信じたくないから! … っていうかね、神様なんていないんだよ!

神様がいたら、いとし君みたいな人を、こんなひどい目に合わせるわけない … 」


… … … … …

「純さん … 僕は、神様いると思うなあ … でもね、皆が思っているような全知全能な神様じゃなくて … 何か、もっとちょっとしたことしかできないんですよ … 相性に良い男女を出会わせるチャンスを与えるとか …

純さんと僕が、ドンってぶつかって、初めて出会った時みたいに」


だから、あまり神様に期待してはいけない、願いがかなわなかったからといって、恨んだりしても無駄だと愛は言いました。

「結局、僕たちの人生を決めているのは、自分自身の意志と信念でしかないんですから」

… … … … …

「いとし君は、納得してるの? … 自分の運命に」

泣きはらした目で純が尋ねました。

「はい」

潔く答えた愛の顔が少しずつ泣き崩れていきました。

「 … って言いたいけど、やっぱ無理だなあ」

… … … … …

「なんかね … 入院してから、ずっと心の中で叫んでます … “何でおれが死ななきゃいけないんだろう”って … どんどん、どんどん嫌な奴になってるんです … 

俺の他にもっと死んだ方がいい奴がいっぱいいるんじゃないかって」


堰を切ったように、愛の目からも涙があふれてきました。

純は、愛の頬の涙を掌で拭いました。

「どんどん、どんどん臆病になってます … 今なら、純の気持ちがわかるんです、あいつ死ぬの怖かっただろうなって … 」

… … … … …

「なんかね … 純さん、帰ってから、いつも今みたいにひとりでメソメソ泣いてるんです

もっと純さんと一緒にいたいなって、離れたくないなって

もっといっぱい、もっといっぱい、純さんと話したいなって … 」


純は愛のことを抱きしめました。

愛は純の腕にすがって、いつまでも泣いていました。

… … … … …

手術の日の朝。

風は昨日にも増して強まり、波は荒く打ち寄せています。

手術の支度をしてストレッチャーに横たわる愛を、純、謙次、多恵子、誠は見守っています。

多恵子は袖をめくって、愛の腕時計をはめているのを見せました。

うなずき合う家族。

… … … … …

「それじゃあ、行ってきます」

愛は純に満面の笑みを見せました。

純が愛の頬を軽くつねると、愛は指を二本付きだして、純の両頬にあるえくぼを押しました。

おじい、お父ちゃん … そしてもし、あたしたちを見ている小さな神様がいるのなら … お願いですから、いとし君を助けてください

神さまは大切な事ほど小さな声でささやく。

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イノッチと有働さんのコメントは今日でおしまい … 来週は高校野球
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