NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
  • 07«
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • »09
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


朝ドラ関連のブログ一覧はこちらです。よろしくお願いします!

にほんブログ村 テレビブログ 朝ドラ・昼ドラへ
2013年03月23日 (土) | 編集 |

第145話

そんな中、宮古島に台風が上陸。サザンアイランドも、多大な被害を受ける。

(2013年3月15日 NHKネットステラ)


「それじゃあ、行ってきます」

祈るように見送る家族。

愛の乗ったストレッチャーが手術室に消えて、手術中の表示が点灯されました。

純は軽いめまいを覚え、ソファーに座り込んでしまいました。

「あなたは少し休んで来たら? … 7、8時間はかかるって言ってたし、手術」

多恵子たちに促されて、純は一度ホテルへと戻ることにしました。

… … … … …

台風の接近に伴って風だけでなく雨も降りだしました。

次第に強まる風雨の中、純は休むこともせずに、正たちとともに台風上陸に備えていました。

不安に押しつぶされそうな自分に負けないため、あたしは今やるべきことに集中した … せんせいの言うとおり、朝始まった手術は夕方になっても終わらなくて … 

その間にも台風だけは、確実にあたしたちのホテルに近づいていた …


… … … … …

「純ちゃん、電話!」

外で作業中だった純はマリヤに呼ばれて、慌てて部屋に戻り携帯に出ました … 多恵子からでした。

「手術、終わったわ」

… … … … …

純は病院に駆けつけました。

手術が終わった愛は、集中治療室に入っていました。

「成功したんですか?」

「それが、私たちにもよくわからないの … 」


担当医に詳しい話を聞こうと思って、純が来るのを待っていたと謙次が言いました。

… … … … …

「せんせい、どうだったんですか?」

純たちは、すがるように担当医に尋ねました。

「できることは全部やったんですが … 腫瘍が思ったより脳幹に入り込んでいて、全部を取りきることができませんでした … その残った部分がどれだけ脳を侵しているのかわかりませんので …

残念ですが今の段階では、愛さんの意識が戻るかどうか保証できないんです」


信じられない … 呆然とする純、多恵子、誠 … 点を仰ぐ謙次 …

「もちろん、こちらとしては意識が戻ると信じています … ただそれが、10日後かも知れないし、1年か2年かかるかも知れないし … 」

「もしかしたら … 二度と目覚めないかもしれないんですか?」


多恵子の質問に担当医はうなずきました。

誰一人それ以上のことは聞くことができず … 沈黙の時が流れました。

… … … … …

台風一過の朝。

純と多恵子たちは無言のまま病室の前のソファーに座っていました。

… 愛を乗せたストレッチャーが運ばれてきました。

「いとし君、いとし君」

純が何度も声を掛けましたが、愛は目を閉じて眠ったままです。

「体が固まってしまわないように、手足を伸ばしたり、さすったりしてあげてください … 脳に刺激を与える意味もありますので … 」

病室に戻った愛 … 純たちは早速、手足をさすり始めました。

「早く目を覚ましてね、いとし君のこと皆待っているんだから」

謙次も多恵子も同じように愛に声を掛けながら、懸命に手や足をさすり続けました。

「いとし、いとし … 」

… … … … …

席を外していた誠が病室に戻ってきて、つらそうに純に伝えました。

「純さん … ツヨキチから電話があって、ホテルが台風で大変なことになっているって」

… … … … …

昨日、宮古を襲った台風は、サザンアイランドに残酷な傷跡を残して去って行ったのでした。

入り口やロビーのガラスは割れ、建物の中は泥だらけ、水浸し … 「プロポーズの壁画」も「仲直りのブランコ」も見るも無残な姿に変わり果てていました。

そして、おじいのジュークボックスも …

純は、言葉を失って立ちすくんでしまいました。

… … … … …

正と剛が二階から疲れた足取りで下りてきました。状態を訪ねる純。

「だめ、ここと同じようなことになってる」

羽純とあゆみも途方に暮れています。

「純ちゃん、どうしよう? 純ちゃん … 」

純は、泥だらけになったおじいと善行の写真に問いかけます。

おじい、お父ちゃん … こういう時、何て言えばいいの?

… … … … …

「皆、疲れたでしょ? … 今日は帰って休んで … あたしはこれから予約してくれたお客さんに、オープンは延期しますって、電話するから」

スッタフを気遣って、そう指示を与えました。

「大丈夫かよ、お姉 … いとし君、大変なのに」

「そうよ、純ちゃんこそ休んだら? 寝てないんでしょ」


反対に剛とあゆみが純のことを心配しました。

「あたしは大丈夫です」

不安をかけまいと、気丈に振る舞った純でした。

… … … … …

そこへ、マリヤに連れられて晴海がやってきました。

「ああ純、大丈夫?」

晴海は心配そうに純の顔をのぞきこみました … 今日の晴海は、意識がハッキリしているようです。

「うん、大丈夫 … お母ちゃん、どうしたの?」

晴海は懐から封筒を取り出して、純に差し出しました。

「いとしさんから、私に手紙が来てた」

病室で書いたのでしょうか …丁寧で綺麗な愛の文字でした。

… … … … …

おかあさん、この前は、ぼくみたいな男にもったいない言葉をたくさんくださって、本当にありがとうございます。

あんなラブレターを頂けるなんて、ぼくは本当に幸せ者です。

それなのに、純さんを、あなたの大事な娘さんを結局不幸にしてしまうかもしれません。


◇   ◇   ◇   ◇

こんなことなら、ぼくなんかと結婚しなかった方がよかったんじゃないかと思うけど、そんなこと言ったら、純さんに怒られるのでやめます。

ぼくは純さんと結婚して、おかあさんたちと家族になることが出来て本当に幸せです。

宮古にも来ることが出来、ぼくへの愛が一杯つまったホテルを作ってもらえて、本当に幸せです。


◇   ◇   ◇   ◇

おかあさん、純さんを産んでくれてありがとうございました。

… … … … …

純は手紙を読み終え、涙をこらえながら晴海を見つめると … 晴海の目も潤んでいました。

… … … … …

病室に戻った純は、愛の耳元で話しかけました。

「いとし君、あたしこんなのへっちゃらだよ … いとし君を絶対元気にしてみせるからね」

純は、愛の手を取るとていねいにさすり始めました。

… 一瞬、愛の手が握り返して来たのを感じました。

「いとし君?!」

愛の顔をのぞきこみました … 様子は変わりません。

大声で医師を呼ぶと、多恵子が病室に駆け込んできました。

「どうしたの?」

「いとし君が手を握り返したんです! … せんせい、呼んできます!」


病室を飛び出して行こうとする純を多恵子が引き止めました。

「さっきも同じようなことがあったから、せんせいに聞いたら … よくあることなんだって … でも、それだけじゃあ、目覚めることはないんだって … 」

たぶん、多恵子も今の純のように大騒ぎをしたのでしょう … そして、医師の説明を受けて … 同じように落胆して …

… … … … …

純は改めて、愛の手を握りました。

「ねえ、いとし君 … 手を握り返してくれたじゃない、今 … もう一回、ねえ、いとし君 … 」

純は愛の手を握りしめ、すがりつくような格好で必死にさすりながら、「もう一回、もう一回」と泣きながら繰り返しました。

それを見つめていた多恵子が純の横に立って言いました。

「これは … あなたのせいじゃないわ」

… … … … …

「わかったって言うまで何度でも言うわよ … こんなことになったのは、あなたのせいじゃない」

多恵子は純に言い聞かせるように続けました。

「いとしはあなたと結婚しなければよかったなんてことは決してない」

純の心の声を聞いたのでしょうか … 愛がこうなったのは自分のせいだと、純は心の中で己を責めていたのです。

「反論しても何度でも言うわよ、これはあなたのせいじゃない … わかってるの?」

… … … … …

「 … わかりました」

泣き顔の純は、ようやく多恵子の顔を見つめてうなずきました。

「ありがとうございます」

多恵子はそっと純の肩に手を置きました。

「目覚めるって信じましょう … 私とあなたが力を合わせたら、世界最強なんでしょ? … 私たちがあきらめたら、いとしが終わっちゃうわ」

「 … はい」


多恵子は純を抱きしめました。

はじめて触ってくれたお義母さんの手が、あたしよりずっと震えているのがわかった …

別冊spoon. vol.34 特集「ドラマと日常」 風間俊介『純と愛』最終回を語る 62484-92

新品価格
¥980から
(2013/3/23 11:48時点)




台風が来るたびにあんなになっちゃうの? … 考えようによっては、オープン前だからまだよかったんだよね 
関連記事
スポンサーサイト

朝ドラ関連のブログ一覧はこちらです。よろしくお願いします!

にほんブログ村 テレビブログ 朝ドラ・昼ドラへ
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。