NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年04月09日 (火) | 編集 |
第8回

漁協の組合長、長内六郎を乗せたタクシーの運転手、誰あろう春子の夫、つまりアキの父親 … 黒川正宗なのであります。

正宗は不慣れな土地の為、長内の行き先の漁協の場所がわかりません。

「お客様、あの漁協まではどのようなルートで … ?」

「ルートも何も一本道だべ、6号線さ出て一本だべ」


その6号線へ出る道もわからず道路マップを食い入るように見る正宗です。

「バイパスまで行って、袖が浜方面曲がれば6号線だ」

正宗が「袖が浜」という地名に反応しました。

「袖が浜聞いたことがあります … 海女さんのいるところですよね?」

正宗は袖が浜が見つからずにここに車を停めて地図で探していたところなのでした。

「やったあ、やっと行ける袖が浜」

何と正宗は料金はいらないからと、運転を長内に代わってもらいました。

… … … … …

漁協の海女クラブ。

潜りの訓練を終えたアキと美寿々が着替えを終えて一休みしています。

「やっぱ長く潜るのは難しいな」

「大丈夫だあ、始めは皆そう言うべ」


そこに長内が、タクシーの運転手に代って自分が運転させられたことをぼやきながら入ってきました。

「参った参った … おお、アキちゃん、帰って来たか?」

「ただいま」


アキもすっかり漁協の一員です。

かつ枝がアキに尋ねました。

「今日みたいなあったかい日でも水の中は冷てえべ?」

「うん、でも楽しい」

「楽しいばっかりじゃねえぞ海は、いきなり潮さ流されるし、漁船さぶつかることもあるからよ」

「潜るときはオラたち大人が見ているときだけだぞ」


アキはかつ枝が段ボールをどかした後に貼ってあった古い海女の写真に目がくぎ付けになっていました。

そこに写っている海女の何人かが、上半身裸で胸をあらわにしたままの姿でした。

「どうしたアキちゃん?」

「安部さんこれ … 」

「おっぱい?」

「何で出している人と出していない人がいるの?」


説明しようとする小百合を遮って、長内が話し始めました。

「新人の海女は、皆乳出して潜るんだじゃ」

「じぇっ?!」

「その方が深く潜れんのだ、水の抵抗がねえからよ … まあ、服着て潜れるようになるのは2、3年はかかる」


アキはショックでした。

「じゃあ、安部さんも美寿々さんも新人の頃はおっぱい放り出して潜ってたの?!」

ふたりとも手ぶりを入れてうなずきました。

「じぇ、じぇ、じぇぇ」

「アキちゃんも深く潜りてえなら、出した方がいいべな」


… … … … …

天野家。

夏が昼食の支度をしているところにうつろな目をしたアキが帰ってきました。

「どうした、アキ?」

アキは答えずにそのまま風呂場に閉じこもってしまいました。

「アキ開けろ … どうした?」

戸を開けたアキは夏に言いました。

「お祖母ちゃん、アキやっぱ海女辞める」

… … … … …

「どうした? 急に」

「自信がない」

「最初は皆不安だ、だけど慣れれば平気だ」


アキは漁協で見た写真を思い浮かべました。

「いやいやいや、慣れたくない! 平気になんてなりたくない!」

… … … … …

「なんで、ねえ何笑ってるの?」

「だからおめえ、組合長にダマされたんだ」


ふくれっ面のアキを前にして、訪ねてきた長内とかつ枝、夏は大笑いです。

「いやいや、まさか信じるとは思わないから」

「どういうこと?」

「あれはな昔の写真だ、今は裸で潜る海女なんていねえ」


目を丸くするアキに夏は話しました。

「まだ祖母ちゃんが結婚する前の話さ … それまでは食うために潜っていた海女だちに観光協会が目つけて、観光海女として売り出したのさ」

観光海女 … 客からお金をもらって、潜ってみせて、ウニ食べさせる今のスタイルのことです。

「どうせ旦那たちは漁さ出たきり何か月も帰えってこねえから、女だちは観光海女として稼いでくらしの足しにしてたんだ」

かつ枝も説明してくれました。

「おっぱい放り出して?」

「出したっていうよりは、隠さなかったって方が正解だな」


… … … … …

「ところが、漁から返ってきた男連中がそれ見て、頭さ血がかーって昇っちまったってわけだ」

夏は愉快そうに話しました。

その時に先頭切って漁協に乗り込んで行ったのが、夏の旦那、アキの祖父の天野忠兵衛だったのです。

「んで、それ見て、『ああ、この人かっけえな』って思って、結婚することに決めたのっしゃ」

夏はアキに合わせて「かっけえ」という言葉を使ってみました。

そのアキはダマされたことなどとうに忘れて、夏の話に夢中でした。

「ええかアキ、海女にはそういう歴史があるんだど … だから、海女が採ったウニやアワビには、家族のために海で働く漁師と留守を守る嫁の愛情がいっぺえ詰まっているんだ」

「だから海女って、かっけえんだ」

「んだ、だから、かっけえんだ」


皆で「かっけい」と言って笑い合いました。

… … … … …

その頃、春子は書き上げた夫への手紙と離婚届を同封した封筒を手にポストの前に立っていました。

いざ投函となると、なかなか思い切ることができずに、逡巡を繰り返しています。

「いやいやいや、もう迷わない … 」

封筒の先をポストに少し差し込んだ時、いきなりクラクションを鳴らされて、思わず手を離してしまいました … 封筒は、ポストの中へ。

「えっ、えっ、ええ?!」

ポストの口に手を入れて封筒を取り戻そうとする春子の目の前に1台のタクシーが停まって、夫の正宗が降りてきました。

… … … … …

「えっ、えっ、ええ、何で?!」

「何でって、こっちこそ何でだよ、春子さん … 何で岩手にいるの?」


正宗は近づいてきます。

「そっちこそ何で岩手にいるのよ」

「君が岩手にいるから来たんだよ、君がいなきゃ来ないよ、岩手なんか … 心配したよ、春子さん、どうして急にいなくなったの?」


春子は人目をはばかり、正臣を別の場所へと連れて行きました。

… … … … …

夏とアキは、他の海女たちと一緒に午後の接客、浜で魚介を焼いて観光客に振る舞っていました。

… … … … …

場所を漁協に移した春子と正宗。

「海女さん?! アキが、何で海女さんなんかに??」

春子からアキのことを聞いた正宗は驚いています。

「そのへんの詳しい経緯を手紙に書いたのよ」

「じゃあ、あとで読むよ」


手を差し出した正宗に春子の口調は強くなります。

「出したわよ! 今まさにポストに入れたところだったの、離婚届と一緒に」

最後の一言を聞きのがしたのか、正宗は平然としています。

春子は念を押すようにもう1回言いました。

「そうよ、離婚届と一緒に」

「離婚届?! … 僕たち別れるの? 何で?」

「だから、その辺の理由も書きました、手紙に」

「僕、読んでないよ」


正宗の態度がいちいち癇に障るのか、春子は切れました。

「出したって言ってるじゃん! 今、速達で … 明日届くわよ、東京に」

ようやく事の成り行きを理解した正宗は急いでポストまで手紙を取り戻しに走り出しました。

… … … … …

しかし、寸での差で手紙は郵便局員に取集されてしまいました。

その様子を見ていた長内。

「あれ? お前、昼間の運転手」

正宗を追ってきた春子に知り合いかと訪ねました。

「 … 旦那です」

「じぇじぇじぇ!」


… … … … …

早速送られてきた長内からのメールを大吉はリアスで受け取りました。

「じぇじぇじぇじぇ!」

「どうしました? 駅長、じぇが4つも」


店番をしている吉田が尋ねました。

「漁協の長内さんからメールで、春ちゃんの旦那が東京から来ているらしい」

「じぇじぇ!」


基本的に吉田にとっては関係のないことなので「じぇ」は2つでした。

「 … どうやらタクシーの運転手らしい」

「モータリゼーションの弊害がここにも」


たぶん違うと思います。

「しかも個人らしいじゃ … 一匹狼だ」

「一匹モータリですね」

「ああ、くそお! こんな時、酒飲みなら一杯やって気合い入れるのに … 俺は酒が飲めねえ!」


吉田は「歌いましょう」とカラオケにリクエストを入れました。

「24年間待ち続けて、苦労してせっかく呼び戻したのに … 何しに来たんだ? モータリゼーション、恐るべしだな!!」

「大丈夫ですよ、運転手としての格は駅長の方が上です」


吉田は、根拠のない慰めを言ってマイクを渡しました。

流れてくるイントロは … 

♪ ゴーストバスターズ!

「よし、行って来る」


大吉は出かけて行きました … この人、本業の方は大丈夫なんでしょうか?

… … … … …

浜では、接客の合間にアキがお裾分けしてもらった焼きハマグリに舌鼓を打っていました。

「うっめえ! … ハマグリってずっと浜の栗だと思ってたけど、貝なんだね」

「相変わらずバカだなあ、アキは」


無垢なアキの言動に海女たちは大笑いです。

「ほら、客来たど」

美寿々に言われた先を見たアキの顔色が変わりました。

「あれ、春ちゃんじゃないか?」

「前歩いている男は誰だ?」


走ってくる男は正宗、そのあとを春子が必死に追いかけてきます。

「どうやら客ではねえようだな」

ふたりの様子を見た夏がそう言いました。

… … … … …

「アキ!」

「パパ … 」

「じぇじぇじぇ」


正宗はアキを見つけると、咎めるように尋ねました。

「何してるんだ? こんなところで … 何だ、その恰好は?」

「あ、海女さん … 」

「そんなの見ればわかる!」


激高して声が大きくなった正宗を春子が制しました。

正宗は自分で自分を落ち着かせると、改めてアキに問いただしました。

「どういうつもりなんだ、アキ? 終業式勝手に休んで、電話しても出ないし、メールも返さない」

「ごめんなさい、あの携帯、海さ落どして … 」


アキは謝ろうとしましたが、構わず正宗は続けました。

「学校はどうするんだ? 補習も塾の夏期講習もあるだろう? … いいのか? お前また成績落ちるぞ、高2の夏で勝負が決まるんだぞ」

「ごめんなさい … 」


誤りはしましたが、アキには今の自分にとってはどうでもいいことのように思えました。

「こんなところで何やってるんだ? アキ」

また声を荒げた正宗がアキに詰め寄ろうとした時 … その前に立ちはだかったのは、夏でした。

… … … … …

訝しがる正宗に向かって夏は言いました。

「海女クラブの会長でがす … この子は孫でがす」

「 … 孫?」


正宗は春子を振り返りました。

「あたしのお母さん」

正宗は恐縮して、あたふたしだします。

「あの、そうでしたか … すみません、いずれご挨拶には伺うつもりだったんですが、あのこんな形で … 」

いきなり頭を下げました。

「黒川正宗と申します、春子さんの夫でアキの … 」

「別れるって聞いてますけど」


うんうんとうなずく春子。

ちょうど、熱血バカ駅長の車も到着しました。

… … … … …

「僕は別れるつもりはありません」

正宗が夏に面と向かって宣言した時、何か飛び込む音が辺りに響きました。

「絶対に別れません! さあ帰るぞ、アキ」

ところが、アキの姿が見当たりません。

「あら、アキは?」

「アキ、また飛び込んだ?!」


美寿々たちが沖に向かって泳いでいくアキを見つけました。

「アキ … 」

アキは、また海に飛び込みました。


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