NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年04月10日 (水) | 編集 |
第9回

アキが、また海に飛び込みました。

またか … この娘はよっぽど服着たまま泳ぐのが好きなんだな、と思われるかもしれませんが、好きで飛び込んだ訳ではないのです。

父親が訪ねてきたのです。


… … … … …

海女クラブで濡れた髪を乾かすアキ。

折り入った話がある春子と正宗は夏と共に一足先に天野家に帰っていきました。

夕餉の準備をするかつ枝と美寿々、組合長の長内はすでに一杯はじめています。

「遅くまでつきあってもらってごめんなさい」

アキが申し訳なさそうにすると、美寿々とかつ枝は笑いながら言いました。

「気にするなあ、夏ばっぱから聞いてるから」

「どっちみち、一杯やって帰るつもりだったからな」


ちょうど、見張り小屋の仕事を終えたヒロシがカギを返しに顔を出したので、長内がアキに紹介しました。

「ユイちゃんのお兄ちゃんだべ、っていうか先週おぼれた時サイレン鳴らしてもらったし」

「んだんだ、命の恩人だあ」

「今日も海さ落ちたよね? … 監視小屋から見てたんですが、スイスイ泳いでたから、サイレン鳴らしませんでした」


ヒロシはアキと違って、漁協の人たちにあまり馴染んでいないようです。居心地が悪いのかそそくさと帰って行きました。

… … … … …

天野家。

仏壇に手を合わせ終えた正宗に春子が尋ねました。

「何で来たの?」

「あ、車で … 」

「わざわざ車で何しに来たのって意味」


春子はイラっとしながら聞き直しました。

「だから、君が急にいなくなるから」

「急じゃないでしょ? 予感はあったでしょ絶対に」

「あったけど、枕が臭いとかパジャマが臭いとか … でも離婚を予感させるほど重大なペナルティじゃないし … その辺も手紙に書いてあるのかな?」


春子は夏の顔を見ましたが、黙ったままです。

「あの、離婚届に判子押して送ったので、そちらのタイミングで役所に提出してもらっていいですか?」

何故かついてきて玄関口で様子を窺がっていた大吉と小百合、大吉が春子に尋ねました。

「判子ってどっちのよ?」

「どっちのって、天野だよ天野、旧姓の」

「ああダメだ、それ無効」


離婚届を書いている時点ではまだ夫婦だから、夫の姓の判子でなければダメなんだと言いました。

「あたしも安部の判子押したら、突っ返されたの」

小百合が自分の経験から話しました。

「そんなの離婚したことないから知らないし … 」

… … … … …

一方、海女クラブ。

「じぇ、じぇじぇじぇじぇ … 大吉さんと安部さんって夫婦だったの?」

アキがあまりにも驚くので、一同大笑いです。

「しかも一緒に暮らしたことないんだよ」

結婚式を挙げた後、アパートを探して、半年後に空くからということで契約したのですが … 5か月で別れてしまったのです。

「組合長とかつ枝さんも夫婦だったんだよ」

「じぇじぇじぇ、じぇじぇじぇじぇ!」


アキは二人の顔をまじまじと見直しました。

「だったって、まだ一緒に暮らしてるけどな」

「んだ」


夏が言ったように北三陸は離婚率が高いようです。

… … … … …

ふたたび天野家。

「ようするに元々夫婦仲上手くいってねえとこに、大吉が夏ばっぱ倒れたどってウソのメール送ったって訳だ … ほんで、これ幸いとマンション飛び出し、そのままって訳だ」

夏が春子に代わって正宗に説明しました。

「寝耳に水っていうか、僕は上手くいってると … 」

「うっそでしょ?!」


春子は正宗の言い分を否定しました。

「もちろん、小さな衝突はあります … どこの家庭もそうだよ」

「よその家庭はどうでもいいけど、おめえら夫婦の話しろ」


正宗が姿勢を正すと、またまた何故か大吉と小百合が身を乗り出して … すぐそばに座りなおしました。

「取りあえず、出て行った理由を教えてくれないかな?」

「理由なんかない … 逆に、一緒に暮らす意味が見当たらない」


… … … … …

「随分な言われようだな」

正宗のショックは小さくはなかったようです。

夏はわが娘の言動を詫びました。

「すいませんね、ウチは普通の家庭じゃないもんで … 春子の父ちゃんは遠洋の漁師ですから1年のうち340日は母子家庭だったんです」

「ええ聞いています。だから、僕は仕事より家族を優先して … 」


その正宗の言葉を聞いて春子は思い当たりました。

「はっ … それだ、理由。

そりゃさ、皆で一緒に暮らした方がいいに決まってるよ、でも今のアキにとって果たしてそれがいいことなのかなって思ったの」


… … … … …

海女クラブ。

「美寿々なんか駆け落ちしたんだよ」

「やぁめぇて~」


しかも1回や2回ではありません、最後は年下の彼氏と船に乗って …

「若かったぁ~」

「かっけえ、美寿々さん、かっけえ … 」


… … … … …

天野家。

「私たちさ、知らず知らずアキを追い込んでたのよ … 良い子に育ってほしいって言う願望が強すぎて、それはね私がそんなに良い子じゃなかったってことなんだけど」

「悪い子だったんですよ」


夏が茶々を入れると春子は声を荒げて言いました。

「大体良い子ってなによ? 親に迷惑かけない子、携帯電話にロックかけない子、テレビの電源切るときは主電源まで切る子? 良い子って何よ何なのよ」

理不尽にも正宗に詰め寄る春子、正宗は大吉に目で助けを求めますが … 独り者の大吉にわかるはずもなく。

… … … … …

海女クラブ。

「なあ、わかったか? 皆いろいろあるのよ、いろいろあって、今日があるのよ」

かつ枝がアキに言い聞かせるように言いました。

「アキちゃんのお母さんが特別な訳でねえの、皆いろいろあって … 最終的にはここさ帰えってくるの … お互いわかってるから、黙って受け入れるの」

美寿々はニコリと笑ってアキを見つめました。

かつ枝も長内も優しげな顔でアキのことを見ています。

アキは素直にうなずきました。

… … … … …

「ただいま」

アキが家に戻ると、正宗をはじめ大吉と小百合も帰った後でした。

春子は食卓に突っ伏して眠っていて、ひとり起きていた夏が迎えました。

「ママ … 」

「ほら、ちゃんと娘さ説明しろ」


夏に言われて、春子は頭を起こしました … 母親譲りの寝たふりだったのかもしれません。

「わかってるよ … ちょっと待っててね」

自分の中でもアキになんて話したらいいのか上手くまとまっていないようです。

「いいよ、ママ」

意外な言葉がアキから返ってきて、春子は振り返りました。

「わかるから何となく … いろいろあるよね」

「おやすみ」と言って、ニッコリ笑うと寝床のある部屋に入って行きました。

顔を見合わせた夏と春子です。

… … … … …

天野家を後にした正宗は大吉に誘われてスナック・梨明日にいました。

「たまたま私が春子さんを客として乗せたんです、それが出会いでした  … 世田谷から上野駅まで乗せました」

自分と春子との馴れ初めを語っていました。

「春子は東京でいろいろあって、疲れて、もう田舎に帰るんだって言ってました」

それを聞いて、大吉は目を剥いて正宗に詰め寄りました。

「上野ってことはおめえ、東北本線さ乗って帰ろうとしてたってことでねえか?!」

今野にたしなめられた大吉は、弥生にウーロン茶のロックをお代わりしました。

正宗はウーロンハイをお代わりして続きを話しはじめました。

… … … … …

1989(平成元)年、正宗は24歳、春子23歳の時でした。

「道が混んでていろんな話をしました。お互いの身の上話とか、世間話とか」

春子を上野駅で降ろした後、町を流していた正宗の車を停めたのは … 偶然にもさっき降ろしたばかりの春子でした。

「という訳で来た道を世田谷まで戻りました」

「この野郎、何で戻った?!」


正宗に手を出そうとした大吉の顔面を弥生はペットボトルで殴って止めました。

「それで連絡先を交換して、相談に乗ったりしているうちに交際に発展しまして」

「もう許さねえ、表さ出ろ!」


大吉は正宗に掴み掛りました … しかし、あえなく腕をひねられます。

「すみません、こう見えて僕、空手の黒帯なんです … 東京はタクシー強盗多いですからね、自分の身は自分で守らないと」

… … … … …

ヤケになってウーロン茶ロックのお代わりを繰り返す大吉。

「くっそお、腹がちゃっぽんちゃっぽんで、それでも俺は飲むしかねえのか?!」

その大吉のことをさっきから勉さんが意味ありげな顔で見ています。

「その年に結婚して、その2年後にアキが生まれました」

正宗は、なるべく家族が一緒に過ごせるようにシフトを組み、土日は休んで、平日も夜の6時には仕事を切り上げて寄り道もせずに帰宅しました。

「それがいけなかったんでねえの? … 時間通りに帰えって来たのが、不仲の原因じゃねえのって」

弥生にそう指摘されても、正宗には理解も納得もできませんでした。

「家庭を顧みない父親よりはましでしょ?」

「ましだけど、メリハリがねえべ?」


… … … … …

弥生の父はイカ釣り船に乗っていて、半年に1回しか家に戻ってきませんでした。

「帰えって来た時は、母ちゃんそりゃうれしそうな顔してるのよ、でもまあ1週間だな … もうそのうち、『邪魔だ邪魔だ、顔も見たくねえ』ってケンカばっかりしてるのよ、はっはっは …

わかる? 時には距離を置くのも長続きの秘訣だよ、年がら年中一緒にいたら会話もなくなっぺよ?」


正宗にも何となく思い当たることもありました。

「中にはな、大吉さんみたいに一緒に住む前に別れるのもいるけどな」

「何だとこの野郎、やるのか?」


今野に自分のことを言われた大吉は立ち上がろうとしましたが、足がもつれて転倒 … そして、そのまま大いびきをかいて眠ってしまいました。

「ウーロン茶で酔っぱらうなんて、安上がりだなあ」

あきれるやら、感心するやらの弥生。

「やっぱり! これウーロン茶、こっちがウーロンハイ」

大吉が飲んでいたコップを確認した正宗が言いました。

「何かこの店、ウーロンハイ薄いなって思ってたら、おばさん間違えて出してた … この人ずっとウーロンハイ飲んでたんだ」

「じぇじぇじぇ!」


途中からそれに気づいていた勉さん、日頃、大吉から邪険な扱いを受けていた腹いせか、してやったりの顔です。

… … … … …

黒川さんはビジネスホテルに泊まって、翌朝ふたたび袖が浜に向かいました。

正宗は船の陰から、海女姿のアキが観光客を接待する様子を見ていました。

「アキ … 」

初めて見る娘のハツラツとした姿に、アキのパパは驚きを隠せませんでした。

学校でも家でも見せたことがない明るい表情、明るい声、笑い声 …


いつの間に正宗の横に春子が立っていました。

そして、パパとママはそんな娘のことを黙って見続けたのです。

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クドカンの脚本。アキのパパが同じタクシー運転手で登場、ママは後輩

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