NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年04月13日 (土) | 編集 |
第12回

楽しかった夏休みも今日でおしまい … 明日の朝、アキは東京へ帰ります。

収穫したウニの殻を割っている海女クラブの仲間にアキはお別れの挨拶をしました。

「あの、皆さん … 私、今日で最後なんで … 」

夏がうなずいただけで、他の皆はアキの方に目もくれずに黙々を作業を続けています。

「来年もまた来っから」

「どうだかなあ、来年はもう潜ってねえかもしんねえなあ」


かつ枝にそう言われて、アキは悲しくなってしまいました。

「お祖母ちゃん … 」

夏はアキを自分の隣に座らせました。

そして、殻を割ったウニの身を指ですくってアキの口に運びました。

「超うめえ … 」

「 … 忘れんな」


夏も感極まっているようです。

「まあ、なんだかんだ言っても、来年も潜ってるから心配するな」

組合長の六郎がアキを安心させました。

そこへヒロシが監視小屋のカギを戻しにやってきました。

ヒロシはアキが東京に帰ることを聞くと、何やら紙切れの束を差し出しました。

「これ西新宿のカレー屋のサービス券、あと1枚あれば、カレー1杯ただで食えるから」

アキに無理やり渡し、「元気でね」と一言行って帰って行きました。

… … … … …

夜、ドライヤーで洗い髪を乾かしているアキに、春子は話しかけました。

「アキ、本当はあんた、こっちで暮らしたいんじゃないの?」

ドライヤーの音で聞こえないのか、アキは返事もしません。

「アキ … ねえ、アキ!」

ようやく気付いたアキがドライヤーを止めて、振り返りました。

「何?」

「あ、いや … 何でもない」


… … … … …

「東京、帰るんだよね?」

「そうだよ … だって、2学期始まっちゃうでしょ」

「パパと3人で暮らすんでしょ?」

「うん、それはそうなるように話し合い … 」


春子が口ごもっていると、アキは立ち上がって春子の前に座りなおしました。

「そうしようよ、パパひとりじゃかわいそうだし … アキも寂しいし、帰ろう」

… この子もしかして聞こえていたんじゃないかしら? と、春子は一瞬思いました。

両親のために東京に帰ろうと考えているのかもしれないと …

「あんた次第なのよ、いいの? これで」

「いいよ、何か吹っ切れた … こっちに友達もできたし、また来年も来ればいいし」


春子は何か腑に落ちない思いでした。

… … … … …

一方、梨明日には海女クラブのメンバーと大吉が集まっていました。

「どうすんだ、おい! 大吉、北三陸駅長の大吉よお!」

かつ枝が大吉の肩を思い切り叩きました。

「明日になったら、春ちゃん、東京さ帰っちまうど

弥生に言われて、大吉はうなずきました。

「好きなんだべ? ここで決めねば、男でねえど」

カウンターの中から美寿々も煽りました。

「好きは好きだけど … こればっかりは本人同士の問題だからな」

弥生が思い切りカウンターを叩いて声を荒げました。

「本人同士なんかどうでもいい!! この際だから言わせてもらうけど、おめえら中年男女が引っ付こうが離れようがオラたち何も興味もねえ。

のぼせあがんな!!」


弥生の剣幕に恐れをなして、直立不動して頭を下げた大吉はカウンターから逃げ出して席を移りました。

「問題はアキだ … 24年ぶりの新人海女をここで失ってはもったいねえべ! 海女クラブにとって、これ以上の損失はねえ、ここでアキを失ってもいいのか、おめえ!」

大吉が逃げた席までわざわざ来て見下ろしました。

「北の海女が絶滅してもいいのか、おめえ! 言いわけねえべ!!」

首根っこ掴むと壁にめがけて放り投げました。

… … … … …

「美寿々、あとはよろしくね」

夏が店を任せて帰ろうするのを見て、かつ枝が引き止めました。

「夏ばっぱ、まだ話終わってねえべ?」

「オラの意見は決まってる、去る者は追わずだ … ははは」


夏は静かに答えて、店を後にしました。

少し不満顔のかつ枝は、起き上がった大吉の顔を睨みつけると命令するように言いました。

「プロポーズしろ」

「ええっ?!」


… … … … …

春子とアキが東京へ帰る荷造りをしているところへ、夏が帰ってきました。

「ああ、疲れた疲れた」

ふたりのことを一瞥しただけで、「疲れた疲れた」と繰り返して、自分の寝床を用意し始めました。

「お母さん、あたしたち明日帰るんだけど」

春子が声を掛けましたが、それには答えずに着替えもせずに横になり布団をかぶりました。

「明日も早い、さっさと寝るべ」

あきれ顔の春子は言い捨てます。

「またかよ … 」

… … … … …

それは24年前、1984(昭和59)年、北三陸鉄道開通前日 … 北三陸市長と長内夫婦、弥生が天野家を訪れて、高校生の春子に海女になってくれと頭を下げたあの夜のことでした。

「あとは、おらが話して聞かせるから」

夏はそう言って、一同を引き取らせた後、何の話もせずに寝床に入って言いました。

「明日も早え、そろそろ寝るべ」

… … … … …

「あん時もそうだったよね、私は話したいことがあったのに先に寝ちゃって … ていうか、いつもそうだよね … 肝心なことは何にも言わないで、全部私に決めさせて … 

ずるいよねえ、本当に親ってずるい」


春子は布団に入ったままの夏に一方的に話し続けました。

「いいこと教えてあげようか? … お母さんてね、本当に眠っている時には、ちょっとだけ目が開いてるんだよね、だから寝たふりしている時には一発でわかるんだ。

しっかり目つぶっちゃってるから!」


春子は横になって目を閉じたままの夏の顔を覗き込みました。

「 … 知らなかったでしょ? じゃあね、おやすみなさあい」

… … … … …

そして、別れの朝。

帰り支度を整えた春子が外に出ると、海女クラブのメンバーと大吉が待ち構えていました。

「わざわざ集まってくれなくてもよかったのに」

「なにどうせ早く起きっから」


そこに夏の姿はありませんでした。

「お母さんは?」

「随分前に浜の方さ下りてったべ」


小百合が大吉のことを春子の方へ突き飛ばしました。

大吉は海女たちに「今日が最後」だときつく念を押されているのでした。

「は、春ちゃん … 」

「行くよ、アキ!」


アキは名残惜しそうに家の中を見渡していました。

春子は、そんなアキ呼ぶため振り返ったので、大吉は肩透かしを食ったようになってしまいました。

… … … … …

ようやく出てきたアキ、かつ枝は大吉に目くばせしました。

一歩前に出た大吉は、春子の顔を見て

「これか、荷物?」

結局、何も言えずに荷物を車に運び込みました。

落胆する海女クラブの面々 …

… … … … …

それでも、海女の仲間たちはアキたちが乗った大吉の車のあとを追って手を振って見送ってくれました。

「バイバイ、また来年来るからね … 」

… … … … …

夏はワカメが採れる岩場にいました。

鉄橋の上を北三陸鉄道の列車が渡って来ました … あれにアキたちが乗って行くのです。

切ない思いで見つめる夏でした。

… … … … …

北三陸駅のホームに列車が入ってきました。

春子は24年前のことを思い浮かべました。

「あと2、3分で出るから」

大吉が声を掛けます。

「出るっていうか、俺が出すんだけど … 」

… … … … …

アキは何か気にしています … 後ろ髪をひかれるような …

駅舎の窓から、副駅長の正義と琥珀掘りの勉さんが大吉に「春子に言え、言え」とゼスチャーで促していますが、大吉は頭を振りました。

そんな大吉に春子が礼を言います。

「いろいろありがとうね、大吉さん … おかげでとってもいい夏休みになったみたいで、ね?」

アキはうなずき、大吉に向かってペコリと頭を下げました。

… そうです、大吉の偽メールがなかったら、アキはこの町に来ることはなかったのです。

「お世話になりました」

「来年また来いよ、絶対だぞ」

「はい」


… … … … …

「じゃあ、行くか?」

大吉は発車のベルを押して、春子の荷物を持って列車に乗り込みました。

それに続いて行く春子。

… アキが列車に乗ろうとはしません。

「どうしたの? アキ」

「 … お祖母ちゃん、来ないね」


アキは夏が見送りに来るのを待っていたのでした。

「いいから早く乗りなさい!」

アキはうなずきましたが、ドアの前に立ち止まって最後の一歩が出せません。

春子もドアの前まで戻ってきてアキに言い聞かせました。

「あんたが決めたのよ、帰るって」

「うん」


しかし、アキは動きません。

「どうしたのよ? アキ」

春子はアキの顔を見つめました。

「どうしたいの? アキは?!」

「うん」


… … … … …

思い切って列車に乗り込んだアキ、同時に春子は列車から飛び降りていました。

「えっ?!」

「ママ?!」


お互いに見合す顔 …

発車ベルが鳴りやみ、ドアが閉まり始め … 刹那、思わず春子は手を伸ばしてアキの腕をつかむと列車の外に引っ張り出していました。

… … … … …

ドアは閉まって、ホームを滑り出した列車が春子とアキの目の前を過ぎていきます。

「あれ、春ちゃん、アキちゃん??」

事情が分からない大吉が窓から顔を出しています。

「ごめ~ん!」

春子は、大吉に手を振りました。

「なして? いやいやバイバイじゃなくて、なして俺だけ? 春ちゃ~ん」

… … … … …

「ごめんなさい … 」

春子はアキのことを咎めたりはしませんでした。

そして、もう一度、遠ざかる列車に大きく手を振るのでした。

… … … … …

作業場にいた夏は、庭に誰かが走りこんでくる音で顔をあげました。

信じられない … アキでした。

アキは母屋の扉を勢いよく開けて元気よく声を出しました。

「お祖母ちゃん、ただいま!」

うれしすぎて言葉にならない夏 … 気配に振り向いたアキ、お互いに駆け寄りました。

「早すぎっぺ」

「ただいま!」


抱き合おうとしたふたりを引き離したのは … 春子でした。

「何で来なかったのよ?!」

春子は夏には咎めるように言いました。

「待ってたんですけど!」

「何でって … ワカメが岩さいっぱいついてたから、誰かに採られる前に … 」


春子は夏の言葉を遮りました。

「今日じゃなくて、あん時だよ!」

「 … あん時?」


発車のベルが鳴りやんだ瞬間、春子は思い出したのです … 24年前のあの日、自分が北三陸の駅で母が迎えに来るのを待っていたことを …

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