NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年04月17日 (水) | 編集 |
第15回

「ねえママ起きてよ、朝ご飯食べようよ」

アキがいくら起こしても春子は寝床から出ようとはしません。

枕元のテーブルには寝酒をしたビールの空き缶が数本転がっています。

日曜の朝、天野家に不穏な空気が立ち込めていました … 

原因はアキでした。

約束を破って、4時以降に漁に出たため海流に流され、海女クラブ会長の雷が落ちたのです。

そのことがきっかけで、せっかく雪解け間近にみえた夏と春子がまた大ゲンカをしてしまったのでした。

… … … … …

夏のウニ丼を大吉が受け取るところをアキは作業小屋の外からのぞいていました。

「お、アキちゃん、今日も素潜りか?」

事情を知らない大吉に声を掛けられても、ただ首を横に振っただけです。

大吉が車のところへ行った後、アキは思い切って、夏がいる小屋の中に入りました。

昨日、海女クラブで叱られてから、夏とはまともに話をしていません。

話したいこと、話さなければいけないことがあるのに、その機会が作れずに朝を迎えてしまったのでした。

夏はアキの方を見ようともせずにせっせと後片付けをしています。

「何だよ、さっきから … 言いたいことあるなら、サッサと言え」

しかし、アキの口から出た言葉は …

「 … 何か手伝うことない?」

夏はアキに自分が販売する分のウニ丼を渡して言いました。

「20個、きっちり売るまで帰えってくるなよ」

そして、大吉とどこかへ出かけて行ってしまいました。

… … … … …

毎月第一日曜日は、北三陸市の定例の首脳会議が開かれます。

海女クラブの会長として、私も呼ばれます。


会場は観光協会の事務所、参加者は、観光協会の菅原、事務の栗原、北三陸鉄道を代表して大吉と吉田、商工会長の今野夫妻、漁協から組合長の長内(元)夫妻、まめぶ汁後援会から小百合、何故か琥珀掘りの勉さんです。

北三陸をなんとかすっぺ … 略してK3NSP合同サミット、まずは北三陸鉄道の報告からです。

大吉が提示したデータによると、北三陸市は、ここ5年間、人口、観光客、観光収入、すべて減少していました。

「そんな中、わが北鉄の利用者数、ほぼ横ばい」

胸を張る大吉、皆から拍手が起こりましたが、菅原が指摘しました。

「だが、収支は減少傾向だべ?」

「その通り、昨年度も大赤字ぶっこきました … 何でか?」


記念切符や北三陸駅限定グッズ、各種イベントの開催費用等の観光目的の投資の結果だと吉田が説明しました。

「種は蒔いた、今月14日は恒例の秋祭りだ … 町おこしの成果見せるチャンスだべ、皆の力をひとつにするべ!」

また菅原が異論を唱えます。

「お言葉ですが、秋祭りは観光目的ではなく、地元の市民のためのもので … 」

「そういう辛気臭せえこと言ってるから、東北人は暗くて閉鎖的でへそ曲がりだって外から思われてんだど」


夏の意見に菅原は黙りました。

「出し惜しみしている場合でねえ、来るものは拒まずの精神で徹底的にサービスすんべ!」

… … … … …

その頃、孫のアキは、ウニ弁当を抱えて、海を見つめていました。 … 普段なら、休みの日は朝から晩まで潜れるのに … 

「あら、アキちゃん」

浜に向かう美寿々の自転車とすれ違いました。

「夏ばっぱ、今日は会合だべ?」

「はい、だからウニ丼売りさ行ぐんです … 美寿々さんは、浜さ行ぐんですよね」


うらめしそうにそう尋ねたアキに美寿々は申し訳なさそうにうなずくとそのまま自転車を走らせました。

… 少し行ってから気になって振り返ると、まだアキが見ていました。

「浜さ行ぐんですか?」

アキがもう一度聞くと、美寿々は親指を立てて言いました。

「元気出せアキ、またいつか潜れっぺ!」

… … … … …

北三陸の駅前には大きな3つの看板のスペースが並んであって、北の海女、北鉄、もうひとつが空いたままなのです。

「あそこさ入る第3の名物、なんかある人?!」

大吉が聞くと、勢いよく手を挙げたのは勉さんでした。

「琥珀以外でなんかある人?!」

… 琥珀に恨みでもあるのか、大吉さん …

一同、黙り込んでしまいました。

「なんだなんだ、ロウ人形になってまったか?」

「まめぶ!」

「だから、安部ちゃん、まめぶは違うって」


しかし、かつ枝が妙に納得して言いました。

「たしかに、ご当地グルメは必要だ」

宇都宮の餃子、八戸の煎餅汁しかり、横手焼きそばしかり …

「でも、まめぶは地元の人間ですら … おかずなのか、おやつなのか … 」

「だからこそ、まめぶを北三陸の名物に認定して、まめぶ1グランプリを決めましょう」


俄然、小百合が張り切りだしました。

菅原自慢のジオラマを指さしながら …

「まめぶ博物館をこの辺りに、まめぶミュージアムを建てて、こっちにまめぶの森美術館を … 」

「黙ってくれ、安部ちゃん」


ジオラマに関わることなら菅原も黙っていられません。

「そっちなら、ジオラマ作りなおさねばなんねえけど、こっちなら … 」

「おめえも黙れ … お前もロウ人形にしてやろうか?!


… … … … …

「夏さんのウニ丼があるべな!」

長内が膝を叩きました。

これはすでに名物だし、皆賛成しました。

しかし、夏が作ることができるのが1日に30~40個が限度、そもそもウニが足りなくなることでしょう。

ご当地グルメの案も出尽くした頃、一同には疲れが見えてきました。

「誰だ?!ここさ琥珀そばって書いたの!」

… そんなこと書くのはひとりしかいません。

… … … … …

「他になんかない?」

半ばヤケぎみに大吉が意見を募ると、今まで話し合いに加わらずに自分の席で何か調べていた事務の栗原しおりが手をあげました。

「 … 北三陸市の有名人、誰がいたかなと思ってネットで調べたら … いませんでした」

「じぇじぇじぇ?!」

「有名人誰もいませんでした」


パソコンが苦手な菅原は栗原がネットを使えること自体に驚いていましたが … 話の本筋、北三陸市出身の有名人は今だかってただの一人もいないのです。

新沼謙冶は大船渡、サンドウィッチマンは宮城、気仙沼ちゃんは … 名前に地名が入っていますからと吉田はあきれ顔です。

「天狗! … 遠野の山には昔から天狗が出るって有名だ」

真面目なのか不真面目なのか、力説する勉さん。

「 … 何も言えねえ」

… … … … …

春子がひとりのリアスにヒロシが顔を出しました。

「あれ、浜にいないからここだと思ったんだけどな」

「アキ? 残念、あの子クビになったの … クビは大げさか、自宅謹慎、しばらく頭冷やせって」


… … … … …

K3NSP合同サミットは依然続いています。

「電車バカっているよね」

弥生がジオラマの鉄道模型を見ながら言いました。

「それは鉄道オタクのことですね」

「お、新しい切り口だな」


北鉄の二人が食いつきました。

… … … … …

ずっとヒマだったリアス、ヒロシが呼び水になった訳でもないと思いますが、次々に客が訪れ始めました。

それも見るからに、いかにも鉄道オタクといった輩ばかりです。

… … … … …

一方、K3NSP合同サミット。

「あとほれ、ホームさ三脚立てて写真バッシャバシャ撮る … 」

「写真バカ?」


しおりと弥生の会話を聞いて、吉田が言い直しました。

「カメラ小僧ですね」

… … … … …

ふたたび、リアス。

先ほどと同じ類の連中がまた後から入ってきて、店は鉄道オタクで満席になってしまいました。

… よく見ると、その中にあのヒビキ一郎の姿も見えます。

まさか、娘を盗撮していた「ヘンタイ」が客としてきているとは思ってもみない春子、当の一郎も自分を「ヘンタイ」呼ばわりした女の店とは思ってもいないようです。

オタクどもは店の都合などお構いなしにそれぞれが好き勝手なものを別々に注文します。

「あ~、もうめんどくさい!」

… … … … …

K3NSP合同サミットの話題も、いつの間にか鉄道オタクのことになっていました。

「なんか、あの人たちって気持ち悪いですよね」

「だって、駅のベンチで野宿してるべ、寝袋で」


鉄道オタクを毛嫌いする観光協会の二人に大吉は言いました。

「それがどうした、観光客減って困ってるのに選り好みできる立場か?」

「大吉さんの言う通りかもしんねえ!」


いきなり立ち上がった弥生。

「野宿している人がいたら安い宿を紹介してやる、そういう地道なサービスが、リ、リ、リ … リポート?」

「リピーター?」

「んだ、リピーターを作るんだ」


大吉も思わず立ち上がりました。

「良いこと言った! … そういうオタク心をくすぐるアイディア、なんかない?!」

… … … … …

春子の方は、ヒロシの手を借りて、オタクの一団の注文をさばくことができました。

オタクが去った後の片付けまで手伝ってくれているヒロシに春子は礼を言いました。

「いえいえ、ヒマなんで」

「無職だもんねえ」

「あの、アキちゃんって … 」

「何、好きなの?」


いきなりストレートに聞かれて、ヒロシは面食らいました。

「だったらさ、気晴らしにどっか連れてってあげてよ … 何か落ち込んじゃってるの、最近」

「いや、俺は別に … 」


ヒロシ、ドギマギ。

「あ、そうなの? ごめんね、アキ目当てで毎日来てるのかなって思ってたからさ」

春子が目当てだったりして … 

… … … … …

そこへ、ウニ丼を売り切ったアキが帰ってきました。

「今のは忘れて」

春子がヒロシに何か耳打ちしたのが見えたアキ。

「何?」

そんなヒロシと目があい、見つめ合ったふたり …

このまま誰も入ってこなければ、或いは恋が芽生えたかもしれません … 誰も来なければ …

… … … … …

会議を終えた夏を先頭に大吉たち一行がどやどやと店に入ってきてしまいました。

「もうさ、観光協会当てにしてたら何も進まねえべなあ」

「んだんだ、商工会と北鉄で勝手にやるべえや」


大吉はヒロシがカウンター内にいるのに気づくと …

「おお、また来たのか? 足立先生のところの、足立 … 」

「きよし!」


… 弥生でした。

「ヒロシです」

… … … … …

アキは夏にウニ丼20個売り切ったことを報告しました。

「はい、ご苦労さん」

期待していたわけではありませんでしたが、返ってきたのはそれだけでした。

元気のないアキにヒロシは声を掛けます。

「アキちゃん、今日も潜って来たの?」

「こいつ、海女向いてねえから辞めさせました」


夏が代わりに答えると、アキの表情が険しくなりました。

場の空気を読んだ … わけではないのでしょうが、弥生が話題を変えました。

「ちょうどいい、若者の意見も聞いてみるべ」

… … … … …

「町おこしのアイディアさ … これだけ大人が集まって、6時間もくっちゃべって何にも決まんねかったのよ、情けねえ」

「町おこしって、ミスコンとかやる奴ですか?」

「ご当地グルメはダメだぞ、さんざん出たすけ」


釘を刺した大吉がふと気づきました。

「んっ? … 今、おめえなんつった?」

「まめぶ?」「琥珀?」
 … しつこい二人のことは無視。

「足立君、今なんか言ったべ」

皆がヒロシに注目しました。

「ミスコン … 」

大吉には初耳の言葉でした。

「何だい、そりゃ?」

「地方都市だと必ずやりますよね、青森はミスリンゴとか … でも、そんなのとっくに出ましたよね、すみません」


… … … … …

「いや、出てねえよ … いいね、いくねえ? … いいべ、ミスコン!」

大吉に吉田も今野も賛成しました。

「おらは反対だね」

何故か弥生は不機嫌になりました。

それに構わず、旦那の今野が嬉しそうに言いました。

「当然これ水着審査もやんねえとな」

「反対反対反対、断固反対!」


弥生がカウンターを両手でバンバン叩くのを夏が止めました。

「弥生さんみっともないですよ」

吉田がボソッと言いました。

「ミスター北三陸もやればいいべ、若けえ男さ集めて」

夏の一言で弥生は目の色が変わりました。

「水着審査もか?」

「 … 当然だ」


ヒロシのことをチラ見した弥生は恥ずかしそうに手で顔を隠しました。

「やんだあ~」

「弥生さん、気持ち悪いですよ … 」


… … … … …

「問題はネーミングだな、ミス北三陸じゃ芸がねえじぇ … さあ、なんかないか?」

「ミス琥珀!」


懲りない勉さん。

「善は急げだべ、黙ってたらミス琥珀になっちまうぞ、安部ちゃん」

大吉が小百合を煽ります。

「 … ミスうに」

吉田が小百合にダメ出しをしました。

「そこは、まめぶでしょ?」

「はっ、ミスまめぶ!」


… … … … …

出たり引っ込んだりのスタイルで「ミスリアス」、いっそ「ミス不思議の国のリアス」、海女の要素も入れて「ミス不思議な海女のリアス」 …

「電車バカが喜ぶようなものがいいんでねえの?」

弥生が真剣な顔で言いました。

「北鉄にとっては大切なお客さんだからね、電車の要素も入れていこう」

「ミス赤字」「ミス脱線」「ミスダイヤの乱れ」「ミス北鉄」「ミス人身事故」「ミスつり革」「ミス痴漢」

北鉄の悪口を思いつくまま好き放題に口走っているだけでした … 一人を除いて。

「ストップ、今足立君がまたいいこと言ったべ」

大吉が止めましたが、春子がとどめの一発をかましました。

運転ミス!

… … … … …

というわけで「ミス北鉄」コンテストが開催されることになったのです。

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