NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年05月02日 (木) | 編集 |
あまちゃん はじめての南部もぐり

第28話

「よし、決めた! ユイちゃん、おら普通科辞めて潜水土木科編入する!」

「えっ?!」

「種市先輩さ教わって、潜水士の資格さ取る!」


アキがユイにそう宣言した時、偶然にも種市浩一が通りかかりました。

「じぇじぇっ」

「何かようか?」

「え~と、あのお … 」


もじもじしているアキ、先を急ぐ種市、ユイが機転を利かせました。

「あの、この子、南部もぐりに興味があるんです。ヘルメット潜水やってみたいんですって」

ユイに種市の前に押し出されたアキは思わずうなずきました。

「いいよ、体験実習のセットあるから、ついて来い」

あっさりと許可すると、すたすたと歩きだしました。

顔を見合わせるアキとユイ、急いで種市のあとを追いかけました。

… … … … …

思いもよらず体験実習することになったアキ、体験といっても装備は本番そのまま、何人もの生徒の手にかかって潜水服を装着してもらいました。

横で見ていたユイはだんだん心配になってきました。

「いきなり素人がやって危なくないんですか?」

「危ねえからこれ巻いてるの、何かあったらこれ引っ張るから大丈夫だあ」


アキの腰に命綱を付けながら磯野が言いました。

「心配するな、体験実習は浅いプールで潜るから」

一緒に潜ってくれる種市の言葉で、アキの不安は吹き飛びました。

… … … … …

「このホースを伝って、カップに空気が入ってくるからな」

磯野はアキにヘルメット内にある弁を見せながら、これを頭で押して上手く空気を抜くように指示を与えました。

「あのさ、他になんか質問ねえか?」

質問 … いろいろありすぎて、何から聞こうかと思う間も与えず、磯野が「おっけぇ]と言うと、アキはヘルメットを被らされてしまいました。

ヘルメットだけで20キロ、潜水服を合わせた総重量が何と70キロ、陸上では一人では歩けない程です。

種市に手を引かれて、アキはまずプールに腰まで浸かりました。

そして、種市に倣って徐々に体を沈めていきます。

「ええっ、ちょっと大丈夫なんですか?!」

「うん、大丈夫だあ」


素人のユイの目にはどうみても大丈夫なようには見えないのですが、磯野はのん気に構えています。

実習プールの中に作られた段差をゆっくりとアキは下りていきます。

でも、水中ではその重さのおかげで深く潜られるのです。

地上から空気を絶えず送り込んでもらい、ヘルメットの横に付いた穴から吐き出す … だから、苦しくはありません。


先に下りていた種市がアキに後ろを見るよう手振りで教えました。

振り向くと、いつもアキたちが実習を覗いていた丸窓があって、そこから心配そうな顔でユイが見ていました。

指でOKサインを出したユイの口が『大丈夫?』と動いたのがわったので、アキも同じようにOKサインを返しました。

… … … … …

体験実習、水中歩行の時、種市がアキの両手を掴んで引いてくれました。

お互いの会話は、筆談で行います。

『くるしくないか?』

ボードを見せた種市にアキはOKサインを出しました。

ただ種市先輩と目がうたびにドキドキして胸が苦しくなります。

天にも昇る心地 … 実際にアキの体が急に浮き始めました。

完全にプールの中央の水面に浮かび上がったアキ、異変と感じた磯野が慌てて命綱を曳き手繰り寄せました。

「大丈夫か、大丈夫かあ? 落ち着け、落ち着けよ!」

水面を滑るようにプールサイドへ引きずりあげられたアキ、急いでヘルメットを外されました。

「おい、おいどうした?」

心配して覗きこむ磯野。

「すいません、なんか胸が苦しくて … 」

「当たり前だ、くぬやろ、空気抜いてねえべ?!」

「空気?」


きょとんとした顔のアキに磯野はあきれながらも説明しました。

「自分で抜かねえと、空気が溜まって体が浮いてくるんだ! … そしたら、おめえ何かあったと思うべ」

… 胸の苦しさは恋のせいではなかったようです。

… … … … …

「珍しいな、女子で南部もぐりさ興味持つなんて」

実習後、用具を片付けながら種市はアキに尋ねました。

「海好きか?」

「はい、祖母ちゃんが海女クラブの会長で海さ潜りたくて東京から転校してきたんです」


アキはウキウキしながら答えました。

「じぇじぇっ、東京から? … おめえ、えれえ訛ってるな」

「はい、海女のおばちゃんとばっかりしゃべってるから」

「ああ、袖が浜は訛りきついもんなあ」


… そういう種市も相当訛っています。

「先輩はなして潜ろうと思ったんですか?」

種市は先祖が南部潜りの家系で祖父は今も現役の潜水士、真冬でも潜っていると言いました。

「ま、親は大学さ行けって反対したけど、自分は勉強好きでねえし、海で育ったからな」

「東京さ、就職するんですか?」

「んだ、羽田空港新滑走路拡張工事さやるんだ … 潜水士が潜って石積み上げるのさ、なんぼ技術が進歩しても基礎工事は人間が潜ってやんねばなんねえ … そういう仕事に自分は誇りを感じてるんだ」


種市は今までアキの周りにいなかったタイプの男性でした。

「かっけえ!」

「かっけえか?」

「自分のこと自分って言うんですね」


… そこかい?

「で、自分そろそろ帰る」

種市がまた『自分』と口にしたので、思わず顔を見合わせてお互いに笑ってしまいました。

「気いつけて帰れよ」

最初は種市の容姿にひとめぼれしたアキでしたが、今日初めて話をしてその人柄にも魅かれ始めていました。

… … … … …

ユイは北三陸駅の待合室でアキのことを待っていました。

しあわせな気分のアキと裏腹に振り向いたユイは何とも言えない憂鬱そうな顔をしていました。

「どうしたの? 怖い顔して」

ユイはアキに一通の封筒を差し出しました。

「これ、兄貴から渡せって頼まれた … 」

まるで汚いものでも扱うように封筒を摘まんでいるユイを不思議に思ってアキは尋ねました。

「何でそんなに端っこ持ってるの?」

「だって嫌じゃん、親友に兄貴からのラブレター渡すなんて」

「らぶれたあ?」


目を丸くして驚くアキ。

「 … 久しぶりにメールしてきたと思ったら … いやだもう!」

我慢の限界が来たように立ち上がると「こんなの読まなくていいから」とゴミ箱に投げ込んでしまいました。

そして、アキの手を引っ張ってその場から立ち去ってしまいました。

… … … … …

その一部始終を偶然(?)盗み見していた吉田、ゴミ箱からユイが捨てた封筒を拾い上げました。

「読むよねえ … 」

その場で勝手に開こうとした瞬間、足音が聞こえたかと思うと、ものすごい勢いでユイが吉田の手から封筒を奪い返しました。

「ごめんね、兄貴には直接渡せって言っておくから」

アキにそう言いながらふたたび立ち去りました。

… … … … …

「 … という訳で中身は確認できませんでしたが、足立の野郎あきらめてないですね」

梨明日のカウンターで大吉と保に報告する吉田です。

「母親としては、これ気が気じゃないでしょ?」

保が春子に尋ねましたが、何かこの前と様子が違います。

「まあね、でもあの子良い子だからね」

「ちょっと、この間は大反対してたべ?」


『ダメえ、絶対ダメえ! あり得ない、絶対ダメえ … 金輪際、ダメえ!!』

大吉に言われても春子はそのことを覚えていませんでした。

「言った言った、けちょんけちょんだったべ」

弥生にもそう言われてもまだ思い出せません。

… 宮古島の晴海さんと同じ病気?

「うそうそ、だって反対する理由ないじゃん」

『ヒロシ君じゃ、アキを幸せにできないからよ … 』

「あら、ちょっと思い出してきた … 言ったね、あたしね

… でももう気が変わったのよ、なんか最近アキ、変に人気が出てきちゃったじゃない?」


今や海女のアキちゃんと言えば、北鉄のユイちゃんと並んで北三陸市の観光の二枚看板になっていました。

「勘違いしたり、ヘンな虫がつくくらいだったらさ … 」

「いやいやあ、足立君も相当ヘンな虫だよ」


そう言いきった保に、昨日はあんなに褒めていたのにと春子があきれました。

「昨日はホラ、お父さんがいたから … ロクなもんじゃねえべ、女子高生にラブレターなんて」

自分の言葉がこの後ブーメランのように返ってくるとは知る由もない保でした。

… … … … …

「あ、ラブレターで思い出しちゃった」

いたずらっぽく笑った春子が取り出したものは …

「交換日記、持ってきたの」

「じぇっ!」


すかさずノートを手に取る大吉、奪い取ろうとする保を吉田が羽交い絞めしました … 北鉄の連携プレーです。

「高校時代に交換日記やってたの菅原君と、三日間だけ」

経緯を知らなかった弥生に説明する春子。

「じぇじぇじぇ!」

弥生もカウンターを出て大吉たちの仲間に加わりました。

「春ちゃんへ、今日から交換日記を始めます。」

大吉が大きな声で読み上げ始めました。

「 … 付き合っているわけでもないのに、こんなのヘンだなと思うかもしれないけど、僕は気にしない。

男女の間にだって、友情は成立するよね … なんでも好きなこと書いてね」

「で、それに対して春ちゃんは … 」


大吉に代わって弥生が読み上げました。

「髪を切った私に、違う人みたいと … アナタは少し照れたよう … あれっ?」

「松田聖子の『夏の扉』だ」

「何でも好きなこと書けって言うからさ」


悪びれずに春子は言いました。

引き続き大吉。

「春ちゃんへ、僕も松田聖子大好きです … でも春ちゃんの方が可愛いと思います」

「もう死んでしまえばいいのに、俺 … 」


保はノートを取り上げるのをあきらめてへたり込んでしまいました。

一方、春子の方には恋愛感情がなかったことがわかった大吉はノリノリです。

「それに対して春ちゃんは!」

「どれどれ … 」

「何で弥生さんが読むの?」


春子のパートは弥生の担当です。

「紅茶の美味しい喫茶店 … 」

「柏原よしえだ」

「よっぽど書くことなかったんだな」


保へのおしおき(?)はまだ終わりません。

「春子ちゃんへ、涙のリクエスト、最後のリクエスト!」

「ああ、菅原さんも歌詞書いちゃった」


吉田は楽しくてしょうがないみたいです。

「そして、ついに最後の日記です」

大吉はノートを弥生に渡しました。

「ラブ・イズ・オーヴァー!」

… これにて一巻の終わり …

… … … … …

カウンター席に戻る3人。

「ごめんね、持ってこなければよかったね」

「もう遅いんだよ … 」


春子は謝りましたが、保の顔は一気にやつれて見えました。

「菅原は足立君のこと、とやかく言う資格ねえってことがよぐわかった … でも、この大事な時期にスキャンダルはちょっと困るんでねえか?」

「何それ、芸能人じゃあるまいし」


大吉の言葉を大げさだと言う春子に吉田がこの男には珍しく真顔で言いました。

「いや、ネットユーザーにとってアキちゃんとユイちゃんは芸能人と一緒ですよ」

「だからまあ、できれば当分の間、恋愛の方は控えてもらって … 」

「足立君にはそれとなく注意しておくか」


大吉と保、すべて大人の都合でした。

… … … … …

恋をしてからアキは、春子の隠し部屋に入り浸っていました。

「自分、自分 … てへへっ」

春子のカセットの曲の中でも自分のお気に入り、「君に、胸キュン。」をヘッドフォンで聴きながら、学校案内に載っている種市の写真を見るアキ。

知らず知らずに笑顔がこぼれてくる …

「キュン。」

… … … … …

潜水服を着たふたりは手を取り合ってプールの底に沈んでいきます。

筆談用のボードにアキは書きました。

「好きです♥」

それを見た種市も同じようにボードを見せました。

「自分も♥」

… 相思相愛?

目を閉じるアキ、種市が近づいてきます。

コツン!

… ヘルメット同士でした。

目を開けると、アキの体はプールの水面に浮かび上がりました。

「今度は何を?! いい加減慣れてよお!!」

プールサイドで磯野が大声でわめいています。

… 当然、夢でした。

… … … … …

春子のベッドの上でうなされているアキ、ドアをノックする音がしましたが目を覚ましません。

「入るよ」

アキの返事を待たずに、そう断って春子は部屋に入ってきました。

「何うなされてるの?」

春子は持ち出していた交換日記をしまうために机の引き出しを開けました。

そこに入っていた見慣れない書類、春子は手に取りました。

転科願書と学校案内。

「何これ? … アキ、アキ起きなさい、うなされている場合じゃない、起きて」

… … … … …

茶の間に下りたふたり、春子はアキの目の前に先ほどの書類を置いて問いただしました。

「何これ、これどういうこと?」

春子の剣幕で隣の部屋で寝ていた夏も起きてきました。

「何だよ、こんな夜中に大っきな声出して」

「いいから、お母さん黙っててくれない? ほら早く!」


春子はアキを促しました。

寝起きの顔でアキは説明し始めました。

「あのね、普通科から潜水土木科へ編入しようと思うの」

「せんすいどぼくかあ?」

「そう、潜水服着て海に潜って … 」

「南部もぐりでしょ、それ?」


アキは母が南部もぐりを知っているとは意外でした … 考えてみれば祖父は北高潜水土木科の出身、母も2年までは通っていた学校でした。

「何これ? ちょっとわかんないんだけど … 何で潜水土木科に?」

「 … 潜りてえから」


潜りたい … アキの答えは、それが全てでした。

「温水プールがあるから1年中潜れるんだって、あっ、海女は海女でつづけるよ … 夏場は海女やって、それ以外は南部もぐりやりてえ」

春子は何か言い聞かせようとしましたが、構わずにアキは続けて言いました。

「って言うか、もう決めてきた … 親御さんがOKなら明日からでも来いって」

… … … … …

「知ってたの?」

春子は夏に尋ねました。

「まあな … ああ、もう母ちゃんと相談して決めろって言っただけだ」

夏はとぼけて自分の寝床に戻ってしまいました。

「相談って … あ~あ、逃げたよまた」

アキに向き直った春子。

「本当にやりたいの? 南部もぐり」

アキはしっかりとうなずきました。

アキの決意の固さは、その目を見ればわかりました。

それにしても、海女の次は潜水士、まったく目の離せない子です …
 


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