NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年05月04日 (土) | 編集 |
第30話

朝、仏壇にご飯と水を供え、線香をあげるアキ。

南部もぐりを始めてからアキは毎朝、仏壇に手を合わせるようになりました。

「お祖父ちゃん、今日も一日、アキを守ってね」


そうしないと安心できないほど、潜水土木科の実習はハードでした。

潜水実習。

潜水服に身を包み、重りを抱えて水中歩行の訓練中のアキがまた突然プールに浮かび上がってきました。

何事かと命綱を手繰り寄せ、慌ててヘルメットを外させた磯野。

「天野、大丈夫か?」

「ごめんなさい、鼻の頭がかゆくて … 」


… … … … …

帰宅後、アキは仏壇の祖父の写真に手を合わせて夏に尋ねました。

「ねえ、祖父ちゃんも海で死んだの?」

「うん … 」


あまり多くを語ろうとしない夏。

それでもアキは何年前のことかと聞きました。

「 … 一年前か」

「じぇじぇ、そんな最近の話なんだ … ごめん、ばっぱ辛かったら別にいいけど」

「辛くねえよ別に … 毎回漁さ出るときには、もう死んでしまうかもしれねえ、それくらいの覚悟で送り出してるんだ、それが漁師の嫁の宿命さ」


… … … … …

無謀にもアキは潜水士の資格試験を受けようとしています。

潜水土木科では、ほとんどの生徒が2年生で潜水士の資格を取ります。


2年の途中からの編入で、他に後れを取っているアキは、放課後、準備室で種市に試験対策の勉強をみてもらっていました。

「アキちゃんまだ帰んない?」

ユイがアキのことを迎えに来ましたが、勉強の続きがあるので先に帰ってくれるように言いました。

「今度の土曜日どうする、北鉄乗る?」

「わかんねえ … 」


アキは少し迷ってから答えました。

「頑張って」

何となく察したユイは、そう言うとひとりで帰って行きました。

今のアキには町興しより大事なことがありました …

… … … … …

北三陸駅、電車の待ち合わせの時間も惜しんで参考書を広げるアキに声を掛けたのはヒロシでした。

「潜水土木科に編入したんだってね、ユイから聞いたよ」

返事もそこそこに参考書に目を戻すアキ、何やら言いたげに覗き込むヒロシ。

「あのストーブさん、おら勉強に集中したいんで」

「その後、どうかな?」

「 … どうって?」

「えっ、忘れたの?」


『好きなんだよ、アキちゃんのことが好きなんだ!』

「 … 覚えてますけど、短編的に」

「で、そろそろ答えが聞きたいなと思って … で、これ」


ヒロシは先日の封筒を差し出しました。

「ユイに直接渡せって言われちゃってさ、読んでもらえないかな?」

「今ですかあ?」

「うん、こないだはホラ、アキちゃんテンパってて … 」


余り思い出したくない出来事でした。

「だって本気獲りの前の日だったから … 潜る時は脳みそ使っちゃだめなんです」

アキは手紙は受け取らずにカバンを肩にかけながら席を立ちました。

後を追おうとするヒロシにアキは少し強い口調で言いました。

「って言うか、ストーブさんって間が悪いですよね、何か!」

… アキちゃん訛ってないよ。

「ごめん … 」

謝ったヒロシにアキもぺこっと頭を下げてホームに急ぎました。

ヒロシは手紙を渡すことはあきらめたようですが、それでもまだアキの前に回り込みました。

「で、どうかな?」

… アキの態度で結果はすでに出ているのに …

「今は勉強に集中したいので、すみません」

そう答えるのが精いっぱいでした。

他に好きな人がいるなんて言ったら、ストーブさんはまたストーブのそばから離れられなくなってしまう …


… … … … …

案の定、その夜は眠れませんでした …

「ウニ1匹、ウニ2匹、ウニ3匹 … うにゃあ、ああもうストーブ!」


茶の間に下りて、のどを潤すアキ、春子はまだ帰っていないようです。

ふと仏壇に目をやると … アキは異変に気が付きました。

「ばっぱ、ねえばっぱ!」

夏の部屋に飛び込んで揺すり起こしました。

「 … うるせえなあ」

「お祖父ちゃんの写真がないよ、お祖父ちゃんの写真、仏壇にあったよね … ないよ」


夏はゆっくりと身を起こして言いました。

「かたづけたあ … 」

「片付けた、なんで?!」

「もう、なんだよ、こんな夜中に … さっさと寝ろ、わらし」


ふたたび横になるともう起きようとはしません。

「あやしい!!」直感的にアキは感じました。

… … … … …

そして、数日後 …

「ちょっと、ウチで話せないことってそれ?」

リアスでアキから一部始終を聞かされた春子はあきれて言いました。

「だってほら、ばっぱ海女のシーズンが終わってから元気なかったじゃない?」

「毎年のこった、9月になると一回燃え尽きるんだ」


弥生が言いました。

「それがここ最近妙にソワソワしてんだ」

ウニ丼を作る時も鼻歌まじりで小躍りしたり、ご機嫌なことが多いのです。

「そりゃあれだべ、アキちゃんユイちゃん効果でさ、もうウニ丼が売れて売れて笑いが止まらねえってパターンだべ」

商工会長の今野はそう言いましたが、よくよく考えてみると、春子にも思い当たる節がありました。

鏡の前で服を取っ換え引っ換え合わせてみたり、唇に紅をさしてみたり … そんな夏を幾度か見ているのです。

「化粧なんかさ、若い頃から一切したことない人だよ」

「ひょっとして、ばっぱ好きな人できたんじゃない?」


アキの推測をカウンターの大吉と今野は声を揃えて否定しました。

「いやいやいや … 」

… … … … …

「いや、ないことないよ、だってお父さん死んだのいつよ?」

春子がそう言うと、今野が変な顔をして聞き返しました。

「死んだ?」

女房の弥生が何故か慌てて今野をつねって止めました。

「去年って言ってた」

「去年? … えっ、そうなの?」


アキに聞いて、驚いた春子は大吉たちに確認しました。

「んだんだんだ」

何処か不自然にうなずく大吉と弥生。

「まだ一年しかたってないのに、やだやだ考えたくない、何それ … 」

頭を抱え込む春子を大吉がなだめます。

「春ちゃん春ちゃん、落ち着いて考えよう、いや、だって夏さんいくつ? 64でしょ、いくら忠兵衛さんが … 亡くなったからって」

「えっ、亡くなった?!」


弥生が今度は亭主の背中をつねりました … もんどりうってのけ反る今野。

「問題は相手が誰かってことよ!」

「春ちゃんってば!」


春子はもう夏が誰かと恋愛中だと決めつけています。

… … … … …

「ちょっといいべか?」

いつものように皆の話を黙って聞いていた勉さん、そのまま黙っていればいいものを …

「近ごろ私、内職で漁協にお邪魔してるんですけども … 」

「べ、勉さん、大丈夫か? … 爆弾発言飛び出すんじゃねえべな?」


勉さんの話では、ほぼ毎日、夏がやってきて …

「組合長と?!!」

全員が声を揃えて驚きました。

「いや、そうと決まったわけじゃないけど、やけに親しげだなあって思ってました」

しかも、帰りがけに夏は勉さんに向かって笑顔でこう言ったそうです。

「じゃあね、勉さん、はぶ・あ・ないす・でい」

… … … … …

「怪しい、『はぶ・あ・ないす・でい』は怪しい!」

断言する今野。

「いやいや組合長の奥さん、かつ枝さんだべえ」

大吉が話を収めようとしましたが、火に油を注ぐその女房。

「あのふたり、今は別れてるはずだ」

「やめて、弥生さん … 」


しかし、弥生は止まりません。

「組合長が八戸だ北海道だって走り回ってウニば調達してたのも … そうだったのか、ふたりが『不適切な関係』と考えれば合点がいくというわけだね」

… 弥生さん訛ってないよ。

「やめて、アキちゃんが聞いてるから」

大吉が止めましたが、もう全部聞いてしまった後でした。

「職権乱用だべや」

「泥沼交際だべや」


… 何なんだ、この夫婦。

そこへ、当の本人たち … 夏とかつ枝が笑いながら仲良くリアスに入ってきました。

一同がやけによそよそしく、おかしな雰囲気だと感じたふたり。

「なんだ、おめえら? おっかねえ顔して」

しかし大して気にせず、話の続きで手を叩き合って笑い合う夏とかつ枝でした。

… … … … …

その夜。

夏が完全に寝入ったのを確認したアキは春子に合図を送りました。

「寝てる寝てる」

「あんたさ、明日ウニ丼売りに行きな … その間にママが問い詰めるから」


使命を帯びた顔でうなずくアキ。

春子は夏の持ち物をチェックしましたが、『不適切な関係』の証拠らしきものは何一つ見つかりはしませんでした。

… … … … …

翌日。

言われた通り、アキはウニ丼を売りに行きました。

その頃、春子は …


海女クラブの面々の手を借りてウニ丼を作る夏の様子を母屋からうかがっていました。

今日も朝からご機嫌のようです。

… … … … …

「北鉄名物ウニ丼はいかがですか~」

「好評につき、10月以降も販売しま~す」


北三陸駅に電車が着いて、ウニ丼が入った番重を下げた海女姿のアキとユイがホームに現れると、いつものようにオタクの群れが一斉にふたりの周りを取り囲みました。

その騒動を珍しいものでも見るような顔で眺めている男性がいました。

壮年期をやや越えたくらいの年齢でしょうか、船員帽を被って顔にはひげを蓄え、手には古ぼけたトランクを提げて、北鉄に乗り込んでいきました。

… … … … …

「ああ、くたびれたくたびれたあ」

予定数のウニ丼を作り終え、仮眠をとるために寝床に入ろうとする夏を春子は呼び止めました。

「お母さん、ちょっと座って」

「何だよ、寝かせてくれよ」

「大事な話があるの、いいから座って!」


春子は渋る夏を無理やりに座らせました。

… … … … …

アキは残りわずかになったウニ丼を車内で販売していました。

「おい姉ちゃん、1個けれや」

先ほどの男性がアキに声を掛けました。

最後の1個が売れました。

「やっと完売だあ」

「お疲れ様」


ユイの隣に座り込むアキ。

アキが座った席から今ウニ丼を買ってくれた男性の顔が目に入りました。

「 … 」

どこかで逢ったことがあるような顔、アキは目を凝らして身を乗り出しました。

ウニ丼を頬張るその顔 … アキが毎日見て、手を合わせていた顔 … ひげこそ生えていますが、仏壇にあった写真の祖父・忠兵衛に瓜二つでした。

… … … … …

思わず立ち上がるアキ。

「じぇじぇじぇじぇじぇじぇじぇ … 」

不審に思ってユイが声を掛けましたが、アキは男を見つめたまま固まっています。

アキに見られていることに気づいた祖父に似た男が訝しげに言いました。

「何だよ?」

まさか、幽霊?

「じぇじぇじぇじぇ … じぇじぇじぇじぇ … ∞」

こぼれ落ちそうなくらい目玉を丸くして、ただただうわ言のように「じぇじぇじぇ」と繰り返すアキでした。

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