NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年05月11日 (土) | 編集 |
第36話

あの男が北三陸に帰ってきました。

アキが急いで玄関の戸を開けると、忠兵衛と酒を酌み交わしている正宗がいました。

「パパ、何やってるの?」

「だってお前、明日誕生日だろう?」

「じぇじぇじぇ!」

「じぇ」3つ分驚いたのには理由がありました。

自分の誕生日を忘れていたこと、正宗が自分の誕生日を覚えていたこと …

そして、3つ目の「じぇ」は?


… … … … …

それは、今日の潜水実習後のことでした。

準備室で用具の後片付けをしている時にアキは種市から「少し早いけど」と小さな包みを渡されていたのです。

そのことを思い出したアキは慌てて二階の部屋に行き、その包みを開けてみました。

包みの中に入っていたのは水色のミサンガでした。

「じぇっ!?」

3つ目の「じぇ」は、あこがれの先輩がアキの誕生日を知っていたこと …


アキは種市にお礼の電話をしようとしましたが … 番号を知らなかったことに気づいて、もしかして知っているかもしれないと、ユイに電話を掛けました。

あいにく、ユイも種市の携帯の番号は知らないようです。

「 … って言うか、それ本当に誕生日プレゼントかな?」

「それ以外考えられねえべ、だってミサンガだよ」

「いや、死んだ目したおばちゃんたちが漁協で作っているやつでしょ?」


何故かユイは否定的でした。

「 … でもミサンガだもん」

その時、一階から春子の「うそでしょ?!」という大きな声が聞こえてきました。

「あ、ママ帰って来ちゃった」

「じゃあ、知り合いの先輩に連絡先聞いておくから」


… 知り合いの先輩ですか …

… … … … …

「来ないでって言ったのに何で来んのかなもう!」

あれほど来るなと念を押したのに、やって来て平気な顔をして座っている正宗に、春子は腹を立てています。

「何が悲しくて、娘の誕生日にひとりで … ねえ、お義父さん」

すっかり忠兵衛と打ち解けた正宗が同意を求めました。

「亭主に向かってそう言う口のきき方したらダメだ」

「んだんだ、相手を立てるのが長続きの秘訣だ」


両親が揃って、娘のことを責めました。

「年に10日しか一緒にいない夫婦に言われたくないんですけど」

正宗が驚くと、夏は言いました。

「これが意外と悪くないのよ、メリハリがついて」

「正宗さんも乗りますかあ、マグロ船」

「いいですねえ」


正宗の言うことがいちいち癇に障る春子、3人は和気藹々とまた酒を酌み交わしはじめました。

二階から下りてきたアキが春子のことを呼んでいます。

「何?」

「 … 誕生日、明日、明けて今日、誕生日」

「そうよ、だからこんな面倒くさいことになってるんじゃないのよ」

「お祝い、なんかお祝い … 」

「それどころじゃないでしょ、あんた早く寝なさい」


アキは尻を叩かれ追い立てられてしまいました。

… … … … …

でもアキは大して気にはなりませんでした。

種市にもらったミサンガを手首に巻くと灯りを消して布団に入りました。

夢の中 … 種市はアキの手首にミサンガを結んでくれました。

微笑みあうふたり。

次はアキが種市に巻く番です。

しかし、急に腕が太くなったようで、ミサンガの寸法が足りなくなり、結ぶのに苦労するアキ。

ふと顔を見上げると、種市ではなく磯野の顔 …

跳ね起きるアキ。

「どうした?」

尋ねたのは正宗でした。

「 … 怖い夢見た」

「お父さんがついてるから安心しなさい」

「うん、おやすみ」


再び横になるアキ、眠りにつこうとしてハッと気づきます。

何で、同じベッドにパパが眠っているの?

「いやあああ … 」

… … … … …

「信じられない!」

「何してるんだ、娘の布団に潜り込んで!」


アキの悲鳴で駆けつけた春子と夏が正宗を責めました。

「えっ、いや、だって去年までは時々一緒に寝てたから … 」

弁解をする正宗にアキが食って掛かりました。

「ウソっ、中学まで!」

「いやいやでしょ、いやいや寝てたんでしょ!」

「いいじゃないか、親子なんだからさあ~」


口をとがらせて言う正宗。

「正宗君、見苦しいべ」

忠兵衛の鶴の一言。

… … … … …

次の朝。

アキが作業小屋でウニ丼の仕込みを手伝っている時、ユイはやって来ました。

結局、種市の携帯番号はわからなかったようです。

「何だおめえ、ミサンガ手首さ巻いてるのか?」

アキがミサンガをしているのに気がついた弥生が言いました。

「お、お揃いだな、見ろ」

かつ枝がメガネバンド替わりにしているミサンガはアキと同じものでした。

姉様かぶりを取った弥生が頭に巻いていたものも …

… … … … …

その夜、終電まで弁当を売ったアキが大吉さんの車で家へ送ってもらおうとすると …

「大吉さん、支度できました」

駅務室で待つ大吉にアキが声を掛けました。

「ああごめん、車まわしてくるから、スナックで待ってろ」

「いや、ここで待ってます」

「寒いから“スナックで待ってろ”」


やけにムキになる大吉、アキには理由はわかりませんでしたが、言われたとおりに梨明日に向かいました。

すかさず、携帯でどこかへ連絡を入れる大吉。

… … … … …

アキが梨明日の扉を開けると、薄暗い店の中から同時にいくつものクラッカーが鳴らされました。

「じぇじぇっ?!」

「お誕生日、おめでとう!」


両親に祖父母、いつもの常連だけでなく、漁協や海女クラブの面々が声をそろえてアキの誕生日を祝いました。

サプライズパーティです。

ハッピイバースディの合唱の中、大吉がローソクの灯が点ったケーキを運んできました。

『アキちゃん お誕生日 祝17歳 おめでとう』

「やだあ、もうびっくりしたあ!」

春子に促されてアキはロウソクを吹き消しました。

「おめでとう」

「ありがとう、皆本当にありがとう」


アキはこんなにも北三陸の人たちに愛されているのです。

… … … … …

「先輩、こっちこっち」

ユイが入口の外に立っていた種市の手を引いてアキの前に連れてきました。

「こんばんわ」

「じぇじぇじぇっ」

「ごめん、実は連絡ついて、来てもらっちゃった」

「もしかして、噂のヘルメット先輩か?」


組合長が声を上げると、皆が囃し立てました。

いたたまれなくなったヒロシは輪を離れていきなりビールを煽りはじめます。

「ストーブ対ヘルメットかあ?」

… … … … …

しばらくして、盛り上がっているスナックを抜け出してアキと種市は待合室にいました。

「天野ごめん、誕生日だって知らなかったんだ」

「えっ?」

「もうすぐ潜水士の資格試験だべ、毎日勉強頑張ってるからさ、受がるといいなと思って … 」

「わざわざ買ってくれたんですか?」


種市はうなずいて駅の売店コーナーを指さすと、そこに『あなたの願い きっと叶う … 海女のミサンガ(琥珀付き)』と書かれて500円で売られていました。

かつ枝や弥生たちが勉さんと一緒に漁協で内職で作っているものです。どうりでお揃いのはずです。

「高けえ!」

「だからそれ誕生日プレゼントじゃないんだ」


少し当てが外れたアキですが、よく考えてみれば、種市が自分の誕生日を知っている訳がないのです。

「むしろうれしいです、全然うれしいです!」

「そうか … 」

「あの … ひとつお願いがあるんですけど」

「なんだ?」


アキは種市が座っているベンチの隣に腰かけました。

「もし … もし、資格試験さ受がったら … 」

「受がったら?」

「受がったら … おらとデートしてけろ!」


勇気を振り絞ってやっと言えました。

一瞬困惑の表情を見せた種市は思案しているようです。

返事を待つアキ。

梨明日から漏れてくるカラオケ、アキの不安な気持ちをかきたてるように、大吉が「ゴーストバースターズ」と繰り返しています。

「うるせえなあ、もう!」

アキは思わず声を荒げてしまいました。

「デートってお前、ここらでデートつったってどこさ行けばいいんだ?」

ようやく口を開いた種市。

… えっ、断られたの?

アキは種市を見つめました。

その時、梨明日から忠兵衛が飛び出して来て手招きをしました。

「アキ何やってんだおめえ、夏ばっぱとデュエットだど」

「今いぐ」


そろそろ帰ると言って立ち上がった種市。

「わざわざすみません … 」

うなずいて歩き出した種市ですが、急に振り返って忘れ物をしていたかのように言いました。

「天野 … デートな、考えとくわ」

「はいっ!」


OKをもらったわけではありませんが、アキは自分の顔がほころんでくるのがわかりました。

種市にもらったミサンガを見つめたアキ … やはり自分にとって一番のバースディプレゼントでした。

… … … … …

「次、春子だ、歌え!」

忠兵衛は夏とのデュエットが終わると、春子を指名しました。

「いえいえ、私はいいよ」

「昔はお前、おれが漁さ出る晩は必ず一曲歌ってくれたべえ … ハイ、皆拍手!」


アキも母の歌を聴いた記憶がありません。

「ママ、歌って!」

しかし、春子は乗り気ではないようです。

夏の様子も少し変に見えます。

「マイクマイク」

「お父さん、ちょっと飲み過ぎなんでないの?」


保が心配しましたが、忠兵衛は怒鳴り返しました。

「うるせえ、24年ぶりなんだど、娘の歌っこ聞きてえべ! なあ?」

「春ちゃん、もう歌わねえと済まねえべ」


大吉にもそう言われて、マイクを手にした春子ですが、まだ踏ん切りがつかないようです。

… … … … …

その時、突然イントロが流れ始めました。

哀愁を帯びたその曲 …

「懐かしいなあ、何だっけこれ?」

「映画の主題歌だっぺ」


カラオケのモニターに映し出されたタイトルは『潮騒のメモリー』

その歌は20年前の流行歌でした。

何故、正宗がその曲を入れたのか … その真意はわかりません。


イントロが終わっていざ歌い出すと思った時、春子はカラオケを止めてしまいました。

「やっぱ無理無理無理 … 」

「何だよ、歌わねえのかよ? … 変わっちまったな、昔はおめえ『東京さ行って、芸能人になる』って語ってたのに」


… えっ?

忠兵衛の言葉で静まり返った店内。

空気が読めないのか忠兵衛は正宗に向かって話しはじめました。

「正宗君、知ってた? あいつね、『アイドル歌手になる』って家出したんですよ」

「えっ?」


… … … … …

耳を疑う者、聞き流そうとする者、聞いてなかった者 … 楽しかったアキの誕生会が緊迫した空気に包まれました。

お父さんが、とんでもない爆弾を落としてしまったことだけは間違いないようです。


こうして、アキが生まれてから17年で一番賑やかな誕生会が幕を閉じました。

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