NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年05月14日 (火) | 編集 |
第38話

「アキちゃんのママ、オーディション受けたことあるみたいだよ … 駅の反対側にさ、古い写真館あるじゃん、あそこで写真撮って送ったみたい。

探したら家にあるんじゃない?」


家に飛んで帰ったアキは二階の部屋でユイから聞いた写真を探しはじめました。

「何探してるの … もしかして、これ?」

そこに現れた春子が手にしていたものは …

… … … … …

「見ていいよ、見なよ、見たかったんでしょ?」

「ごめんなさい」


春子はそれを開いてアキの方に向けました。

ユイが話していた春子の写真、全身とバストショットの2枚つづり、聖子ちゃんカットの若かりし頃の春子が笑顔でポーズをとっていました。

「ダサっ」

春子は自嘲しました。

「でも、めんこいな」

「そう? … 何かほら媚びている感じしない?」


確かにファッションやポーズは古めかしい感じはしましたが、春子自身の容姿は人気があっただけのことはありました。

「必死だったのよ、この頃」

春子はアキの顔を見つめ改めて言いました。

「 … アキ、こないだ、お父さんが言った通り、

ママね、アイドルになりたかったんです」


… … … … …

「別に隠していたわけじゃないのよ、たださ、言う必要はないかなと思って黙ってただけ … 

でも近頃あんたたちが人気者になってさ、テレビ出るとか言い出すから、まっ、いつかは話さなきゃいけないなと思ってたから … まあ、ちょうどよかった」


春子はベッドに腰かけながら話を続けました。

「アイドルって言っても、今みたいな … ほら、人数の多いあの ~ 」

母はモーニング娘。やAKB48のことを言いたいようなのでアキが名前を出しました。

「ああ、それとは根本的に違うわけ … 大体今は歌を歌う人をアーティスト、演技する人は女優、モデルはモデル、グラビア専門の人がいる、棲み分けができてるでしょ?

… でも昔はね、ぜ~んぶアイドルがやってたの」

「へえ」

「その走りが百恵ちゃんね」


封印を解かれ、まるで堰を切ったように、春子は独自のアイドル論を展開しましたが …


アキが知りたいことは、アイドルの系譜ではなく、春子本人のことについてでした。

「ねえママ、お店大丈夫かな?」

「うん、まだ平気 … で、その後は、キャンディーズとかピンクレディとかグループの時代が来るわけ … 」

導入で盛り上がりすぎて中々、春子本人の話にたどり着きません。

ついにアキはシビレを切らし … 


… … … … …

「それで、次が聖子ちゃん?」

「 … それちょっと長くなるから端折ろうと思ってたんだけど … しょうがないなじゃあ、ママもう今日スナック休むわ、ね?

はい、聖子ちゃんの時代に突入します、その前にママお酒取って来まあす!」


春子は腰を落ち着けて話すためにスナックは休むことに、潤滑油を取りに一度、一階に下りて行きました。

… 裏目に出ました。

… … … … …

「うん、全然大丈夫だ … 弥生さんもいるし、正宗さんも洗いものやってくれてるから」

春子が梨明日に休みの連絡を入れると、美寿々の話では何故か正宗が手伝っているというではありませんか …

「好きでやってるんだって」

「だめだめ美寿々さん、好きにさせちゃ、そいつね、放っておくとすぐ図に乗るんだから!」


… … … … …

春子は缶ビールを片手に戻ってきました。

「それで、何処まで話したっけ … ああ、聖子ちゃんだ聖子ちゃん」

松田聖子のデビューが1980年の春、山口百恵の引退がその年の秋だと春子は話しはじめました。

「つまり、80年の夏こそ、二大アイドルが揃って存在したアイドル黄金期なわけよ … ママにとっては中2の夏ね!」

「やっとママが出てきた! … それでそれで?」

「皆夢中だったのよ、聖子ちゃんには … 何しろ歌が上手い、もちろん可愛い、ぶりっ子って言葉の語源は聖子ちゃんだからね」


… … … … …

「可愛い子ぶってるのに同性に嫌われない、むしろ憧れの対象だったわけ … 」

ビデオのない時代、テレビの前にラジカセを置いて、テープに直に録音して、新曲を覚えて …

「 … そうやって応援してるとさ、何かこう元気が出てくるのよ、自分も … わかる?

それがアイドルの条件だと思うわけ」


アキには母の言っていることがよく分かりませんでした … そんな存在が今のアキにはいないということです。

「聖子ちゃんに夢中になってるとさ、そのうち自分も聖子ちゃんになりたいって思い始めるんだわ」

「アイドルに?」

「うん、そうなのかな … 試にこう聖子ちゃんカットしてみてさ、お母さんにスッゴイ叱られてさ …

髪型変えたぐらいじゃ、何も変わんないのよね」


でもアイドルになりたいという気持ちは強くなる一方で、それでオーディションを受けたりしていたと春子は言いました。

「だからこれはね、それ用に撮った写真」

そう言って、先ほどの写真を改めてアキに見せました。

「ダサいでしょ?」

「そんなことないよ … ちょっと、何だろう … イタイ子だなとは思うけど、ダサくはないよ」

「イタイって、言葉選んでそれかよ?」


春子は苦笑いしました。

「たしかにね … 写真と書類を送りまくって、落ちまくってさ、その時点で気づけよって話なんだけどね … まあ、あきらめきれなくってさ … 

イタイよねえ」


… … … … …

「帰ったど」

一階、忠兵衛が外出から帰ってきました。

「アキは?」

二階の部屋に顔を出そうとした忠兵衛を夏が止めました。

「ダメだ、女子の邪魔しちゃあ、ふたりっきりで大事な話があるんだと」

「正宗君は?」

「ああ、そう言えば見ねえな … 一本つけるか?」

「いや、今日は飲まねえ」


… 拍子抜けで夕餉の支度に戻る夏、忠兵衛が一瞬見せた浮かない表情には気づきませんでした。

… … … … …

一方、スナック梨明日の一角はただならぬ雰囲気に包まれていました。

カウンターに腰かけ(され)た正宗の周りを斜めに構えた大吉、吉田、保の3人が睨みを利かせて取り囲んでいます。

本人たちは凄んでいるつもりなのでしょうが、欲目で見てもチンピラです。

「改めてご挨拶させてもらってよろしいですか? 観光協会会長の菅原です、春子さんとは高校の同級生です」

「交換日記してたんだよなあ」

「へえ … 」


大吉が付け加えましたが、正宗の反応が思ったより薄いものだったので、吉田が声を荒げました。

「へえってそれだけかい?!」

「吉田君、東京の方はクールだから“じぇじぇ”とか言わないんだよ」

「かなり濃厚でハードな内容でしたよぉ」


大吉がもったいぶって含み笑いしました。

「同じく観光協会でウェブ担当しています、足立ヒロシです」

ヒロシが礼儀正しく挨拶すると、正宗も会釈しました。

「春子さんの元担任の息子、ユイちゃんのお兄さん」

「アキちゃんにラブレター渡したんだよな」


あまり効果があるとは思えないようなことを付け加える保と大吉。

「厳密には書いただけで渡してないです」

「かなり濃厚でハードなラブレターでしたよぉ」

「ああ … 」


冷静な受け答えをする正宗に吉田がキレました(演技)

「なんだよ、ああって大都会か?!」

そんな3人をヒロシがなだめて席につかせました。

… … … … …

「えっと、改めまして、春子の亭主の … 」

「何だと、この野郎!」「上等だ、この野郎!」「ダンカン、バカ野郎!」


『春子の亭主』という一言で、3人がテーブルを叩いて立ち上がって、正宗に掴み掛ろうとしました。

「うるせえ! ケンカだったら表でやれ!」

しかし、弥生にピスタチオを豆まきのように投げつけられて、怯んでカウンターから離れて身構えました。

「元、春子の亭主の黒川と申します」

正宗も立ち上がって、3人に向かって自己紹介しなおしました。

「すいません、いつも全然おとなしいんです … 駅長、お酒飲めないし、菅原さん、ジオラマだけがお友達だし」

ヒロシは皆を席につかせました。

「春ちゃんが町から出て行った経緯を聞きたいって、あんたが言うから集まったが、こっちもしゃべりたくてウズウズしてたんだ … 基本的にはこっちのペースでやらせてもらうぜ」

大物ぶってしゃべっても大吉は大吉です。

… またウーロン茶とウーロンハイ、入れ替わってませんか?

… … … … …

春子の昔話は続いていました。

「歌が好きでちょっとは自信あったから、高校に入ってレッスンに通い始めたの」

「ユイちゃんと一緒だ、でもお金は?」

「自分で稼いだよ」


この町で手っ取り早く小遣いを稼げる方法で … それは、海女でした。

「じぇじぇじぇえ」

あまちゃん 春子18歳 海女

… … … … …

こちら梨明日。

「どうだい、まぶしすぎて直視できねえだろう?」

大吉は海女姿の春子の写真を正宗の目の前のカウンターに置きました。

「あいつも海女だったんだ … 」

「いや、アキと違って、海さ潜ったりしなくて、接客したり、歌っこ歌ったりよ … 何しろ、高校生で人気あったからよ」


当時を知っている弥生が話しました。

美寿々が結婚して、後継者がいなくなった頃の話でした。

「だけど、春ちゃんは東京さ行って、歌うたいになるって言ってた … 周りは皆いくら何でも無理だべって語ってたけど、本人は至って本気だったな、ねえ先輩?」

「おらが北鉄さ就職した後、たまたま3人で会ったんだ。」


… … … … …

時はさかのぼって、1984(昭和59)年。

北三陸鉄道の開業を間近に控え、その準備に追われる大吉の元を訪ねてきたのは高校生の保と春子でした。

その時、大吉は相変わらずスカートの丈の長い春子に高校を卒業した後の進路について尋ねました。

「東京さ行って芸能人になる … 」

「バカも休み休み言え、いつまでおめえ、そんな夢みたいな話」

「夢じゃねえよ、歌番組にデモ送ったもん」

「で、デモ?」

「知らないの? 土曜の夕方にやってる素人参加のオーディション番組!」


春子は、カセットテープを大吉の鼻先に突き付けて言いました。

「あげるよ、そのテープ。あたしが有名になったら、高く売れるよ」

少し照れながら笑った春子。

『1984.5 君でもスターだよ!』と、そのカセットには書かれていました。

… … … … …

「あった、本当宝の山だわここ」

春子がさっきから探していたもの、それはあのカセットでした。

「『君でもスターだよ!』っていう番組があったの、その時に送ったテープなんだ … ついでに何本かダビングして皆に配ったの … ふふふ、イタイよね?」

アキは頭を振りました。

「でも、随分積極的って言うか、今のママからは想像できない」

春子はアキの顔色を見ながら言いました。

「 … 聴いてみたりして?」

「えっ?!」


アキの顔がパッと明るくなりました。

「いえいえいえ、無理無理無理 … 」

「聴かないの?」

「えっ、聴きたいの?」


アキは大きくうなずきました。

「いえいえいえ、無理無理無理 … 」

「そうだよね、じゃあ今度でいい」


… そう簡単にあきらめられても、何か物足りない気がする春子でした。

「とか言っちゃって、ママがいない時、こっそり聴いたりするんでしょ?」

アキはいたずらっぽく笑いました。

「じゃあ … 今、聴いちゃおうか?!」

実際、本人も聴いてみたい気持ちでいっぱいでした。

… … … … …

いざ聴くと決めたら一刻でも早く聴きたいものです。

春子はラジカセを手に取って、カセットをセットすると、落ち着くためにか、ビールを一口あおりました。

「行くよ!」

アキの顔を見た春子、うなずいたアキ …

再生ボタンを押しました。

残念、時間切れです … 15分って短いですね … という訳で、明日ちゃんと聞きましょう。

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