NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年05月21日 (火) | 編集 |
第44話

北高潜水土木科の準備室、アキは種市とふたりきりです。

「天野 … 自分、3月に東京行っちゃうけど、それでもいがったら、つきあってほしい」

背中を向けたままで種市はそう言い、振り返りました。

「おめえのこと、好きなんだ」

突然の告白にアキも答えます。

「あたしも … 」

もう、先に言っちゃいますけど、これは夢です。

今更特にびっくりしないと思いますが、何処まで続くかしばらく様子を見てみましょう。


お互いに名を呼び、見つめあうふたり … 目をつむるアキ、種市の両手がアキの方に置かれて、顔が近づいてくる … コツン!

次の瞬間、ふたりは潜水服を身にまとい、ヘルメットをぶつけ合っていました。

何度顔を近づけても、唇は触れ合うことはありません。

コツン、コツン、コツン …

「なんだ、どうした? 天野! … あ・ま・の ~!!」

絶叫する磯野 …

… … … … …

「うわっ」

やっと目を覚ましたアキ、ここはリアスのカウンター … アキはうたた寝をしていたのです。

「アキちゃん、大丈夫?」

隣の席でユイが尋ねました。

「 … 夢見でた」

「夢見でると思った、はははは」


カウンター内で夏が笑いました。

大体予想はつきますが、どんな夢を見ていたのかユイが聞きました。

「 … 種市先輩に告白されて」

ユイの隣に座っているヒロシが色めき立ちました。

「キ、キ、キスしそうになって … 」

「いい加減目を覚まして!」


ユイは声を荒げました。

「 … 今目を覚ましたところだ」

「そうじゃなくて、大事な時期じゃん」


アキは急に悲観的な表情になりうなずきました。

「そうなんだよ、資格試験まで1ヶ月切ってるし … 」

「ちがう … それも大事だけど、私たち『JJガールズ』も今が正念場だと思うの」


アキの中では引き出しにしまわれていたことでした。

「実際、ふたりの人気も一段落というか、飽きられた感は否めないですよね」

久しぶりにお呼びがかかったヒビキ一郎です。

ふたりは頑張っているのに、何が原因なのかわからないと吉田とヒロシ。

「これはジモドル(地元のアイドル)やネットアイドルの限界であり、面白さでもあるんですけど … 知名度が上がったところで一旦落ち着くんです。希少価値がなくなると言うか … ちなみにこれ掲示板」

一郎は手元にあったネットブックをヒロシたちに見せました。

アキも気になって、一緒にのぞきこみます。

ヒロシは掲示板に書きこまれた投稿を読み上げました。

「 … ミス北鉄とか、もう終わってるっしょ … 海女のアキ、まじウザい … だって彼氏できちゃったらしいよ … 天狗になってるんじゃねえの? … ブスW」

「ひどい! … 何でこんなデタラメ書くんだあ?!」


アキはいきなり一郎の胸倉をつかんで揺すり始めました。

「まだ彼氏いねえし、アンタなんかにブスって言われる筋合いねえし!」

「いてて、俺じゃねえし、俺書きこんでねえし!」


一郎はアキの腕を振りほどき、ふたりはにらみ合いになりました。

「ファンが増えれば、当然アンチも増えるってことか … 」

「来年は開通25周年だ、そろそろ次の手を打たねばなあ


吉田が憂鬱そうにつぶやきました。

「あれ、大吉っつあんは?」

いつもこの時間はいるはずの大吉の姿が見えないことに夏が気づきました。

「駅長は何だか、北鉄より大事な会議があるとか … 」

… … … … …

その会議とは …

「とにかく、この現状を打破する方法は一つしかないと俺は思う」

神妙な顔でそう語った大吉、目の前に向かい合って座っているのは正宗と春子でした。

そう、ここは天野家 … 夫婦ふたりきりで話し合うはずでしたが、何故か大吉が立会人として座っています。

春子の署名を終えた離婚届を前に正宗は言いました。

「どうしても別れたいの?」

無言でうなずく春子。

「 … わかんないな、いつ何で嫌われたのか … 僕の何がいけなかったんだろう?」

「そのままでいいの、正宗さんは … 変わらなきゃいけないのは、私の方なんです。

そして、変わるためには別れなくちゃいけないの」


そのままでいいのは、宮古島の純だけ …

… … … … …

「一度捨てた町に戻って、母や昔なじみと向き合って、改めて思ったの … 私自身が変わるためには、東京の暮らしを捨てなくちゃいけないって」

「僕も変わるつもりさ、一緒に変わればいいじゃないか?!」

「それは、ダメよ … 」


大吉もうなずきました。

「ここで一緒に暮らすには、あなたあたしのこと知りすぎてる」

「知りすぎている」 … 言葉が大吉の胸を貫きました。

「正宗さんは、本当のあたしを知ってる」

「本当のあたしを知ってる」 … 大吉に二度目の衝撃でした。

「だから、一緒にいると本当のあたしに見られてるような気になるの … わかるでしょ?」

「わかるよ … 」


狼狽する大吉。

わからない … 大吉は疎外感を感じていました。

「最も君を知っているのは確かに世界中で僕だけだ」


「僕だけだ」 … ダメ押しは正宗からでした。

何なんだ … この敗北感は?

試合に勝って勝負に負けたようなこの感じ、俺の知らない春ちゃんをこの野郎は知っている、このクセッ毛の童顔野郎め … いや待て待て、逆にこいつの知らない春ちゃんの秘密を俺は …


春子の説得に折れて、離婚届に署名している正宗の横顔を睨みつけながら、大吉は必死に思い出していました。

全部しゃべってしまった! … こないだスナックで、得意げに、ああ、俺はおしゃべり豚野郎だ!

… … … … …

署名を終えて、捺印をしようとした正宗の手が止まりました。

「ごめんごめん、春子さん … せめて、クリスマスだけでも3人で過ごせないかな?」

「だめよ … 」

「頼むよ、25日の朝には帰るからさ」

「だめです!」


春子はキッパリと拒否しましたが、それでも正宗は続けました。

「 … じゃあ、サンタクロースは?」

何か重大なことを思い出したのか、春子は黙ってしまいました。

… … … … …

再びリアス。

アキのことを、ユイ、吉田、ヒロシ、一郎が信じられないと言った顔で見つめています。

「アキちゃん、それ本気で言ってるの?」

ユイが聞くと、アキはうれしそうにうなずいて話しはじめました。

「うん、今年もサンタさんにお手紙書いたんだ … 良い子にしていればプレゼントもらえるの」

「それはいくら何でも無理があるべ?」


吉田にそう言われてもアキには意味が分かりません。

「 … おらも引いた、高校生にもなって、夢見すぎだべ」

「でも信じてる子の家には必ず来るの、サンタは信じてないと来ないからね!」


夏にもたしなめられましたが、それでも得意げに話すアキ、決してポーズではなく本気で信じているみたいです。

「目に余る不思議発言が痛々しい … 天然ぶってんじゃねえよ、天然ブス!」

先ほどの恨みもあるのか、キーボードをタイプしながら一郎がアキのことを罵りました。

「ブス」という言葉に敏感に反応するアキ、一瞬で顔色が変わって、一郎の元に駆け寄るとネットブックを思い切り閉じて一郎の両手を挟みました。

「ブスとか言うな!」

「いい加減にしろよ、サンタがいるとかいないとか!」


吉田が立ち上がって声をあげました。

「いるもん!」

「見たのかよ?」

「見たもん!」


子供の喧嘩です。

「 … じゃあ、河童見たことあんのか?」

「なんで河童が出てくるんだよ?」


いつものアキではありません、やはり春子譲りでしょうか …

「出てくるよ、河童も天狗もUFOもツチノコも … 」

ムキになって対抗する吉田。

「おら、海坊主見たど!」

「じぇじぇ、マジで?」


夏の話に食いつくアキ。

「 … おばあちゃん、黙ってて」

話がどんどん違う方へ向かっています。

「心霊写真だったら、俺も … 」

ヒロシも立ち上がりました。

「私、何も見たことない … 」

ガックリと肩を落とすユイ。

「ユイちゃんも落ち込まないで」

「金縛りは?」


アキがヒロシに興味津々で尋ねました。

「何だこれ、何の話からこうなった?」

混乱する吉田 … あんたのせいだよ!

… … … … …

2008年12月24日、そしてクリスマスイブの夜。

アキが眠りについた後の居間、春子と向かい合って座っているのはサンタクロースです。

袋の中から何やら取り出して春子に手渡しました。

その時、フスマが開いて顔を出した夏とサンタクロースの目が合いました。

息を飲む夏 …

「どちら様ですか?」

「何言ってるの?」


春子はサンタと笑い合い、礼を言いました。

「ありがとう、サンタさん」

サンタはうなずくと、袋を担いで立ち上がり、アキの寝ている二階の部屋へと向かいました。

サンタは正宗の変装です。

正宗はアキを起こさないように部屋に入ると、枕元につる下げてある靴下にプレゼントの包みを入れました。

そして、アキの寝顔をそっと覗きこみます。

しばし見つめた後、部屋をそっと出ようと … マフラーをつかむ手が … アキでした。

「今年も来てくれたんだ … よくわかったね、こんな田舎に引っ越したのに、ありがとうね」

… … … … …

「アキちゃん、君のパパから伝言を預かっています」

「何?」

「 … アキ、パパとママは別々に暮らすことにしたよ」

「うん、ふたりにとってそれが幸せならいいと思う」

「うっ、サンタはそうは思わないけどね … 確かに幸せの形はいろいろで … 」


ふと見るとアキは眠っているように見えました。

「 … アキちゃん?」

声を掛けると、うっすらと目を開けました。

「アキ、ママのことをよろしく頼むよ」

「うん … 」


そのやり取りを部屋の外で春子が静かにうかがっています。

「パパからはね、とにかく元気で暮らせと … つらくなったり、寂しくなったら、いつでも会いに来い … 待ってるぞ、アキ」

再び寝入ってしまったアキの頭を優しくなでました。

「 … だそうです。以上、メリークリスマス … よいお年を」

… … … … …

「何もこんな夜中に出て行かなくても … 」

正宗が東京に戻ることを知った大吉が天野家を訪れています。

「いいの、気が変わったら面倒くさいんだから」

正宗は仏壇に手を合わせた後、夏の方に向き直りました。

夏の手を両手でしっかりと握って、正宗は話しはじめました。

「じゃあ、お義母さん、お世話になりました … ウニ丼、あら汁、まめぶ汁、美味しゅうございました … それから下着を洗濯してくれたことも、電気毛布の温かさ … 」

名残を惜しむ正宗の挨拶が長引きそうなので、夏は中断させて上に羽織るものを取りに引っ込みました。

… … … … …

正宗が横に立っていた大吉に話しかけようとすると …

「春ちゃんのことは俺に任せろ」

笑顔で何度もうなずく大吉に正宗は言いました。

「任せるかどうかは別として … 天野家のことを、夏さん、春子さん、アキのことを見守ってください」

そう言うと右手を差し出しました。

思い切り握り返す大吉。

「俺は今日からあんたのことをマサって呼ぶぞ」

「もう会わないですけどね」

「心で呼ぶ … 」


… … … … …

戻ってきた夏にも別れを告げて、正宗は玄関に向かいます。

「また個人に逆戻りか … 」

「そういうことを言わない」


降り口で振り返った正宗は、春子に言いました。

「春子さん、幸せにしてやれなくてごめんなさい」

「こちらこそ … 身勝手な女でごめんなさい」


気の強いはずの春子が涙声です。

「アキと一緒に幸せになってください」

正宗の差し出した右手を春子は握り返してうなずきました。

そして、皆に向かって深く頭を下げて正宗は出て行きました。

… … … … …

一足違いで居間に飛び込んできたアキ。

「サンタさんは?」

「ああ、今そりに乗って帰ったよ」

「うそ … ママもプレゼントもらった?」


無邪気に聞いてくるアキに春子は答えました。

「 … もらったよ」

春子の手にはサンタから渡されたプレゼント … 離婚届がありました。

後ろに回した左手の薬指の指輪をそっと外す春子。

そして、年が明け、北三陸に本格的な冬がやってきました。

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