NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年05月27日 (月) | 編集 |
第49話

「バカ野郎おおお!」

天野アキ17歳、生まれてはじめての失恋です。

『自分、ユイが好きなんだ … つかもう、つぎあってる、正式につぎあってる、バリつぎあってる … 遠距離恋愛だ … 』

考えもしなかった、種市先輩に好きな人がいたなんて、しかも相手はアキの親友、ミス北鉄のユイちゃんだなんて …

「うわあああ!」


アキの暴走自転車はスピードを緩めることもなく堤防を走り抜けました。

ザッブ~ン!!

この日の水温、7℃です …


… … … … …

アキが自転車のまま海に飛び込んだ … 漁協は大騒ぎです。

急いで引き揚げて、漁協に連れて行くと、組合長はありったけのストーブを焚いてアキの周りを取り囲み、かつ枝がずぶ濡れの体にタオルをかぶせました。

「ほらほらほら、自分で拭け!」

落ちた本人はただ泣くだけです。

「ETかよ?!」

珠子がアキにきつい口調で言いました。

「自転車で空が飛べると思ったか、という意味の例えつっこみだ … 笑え!」

彼女なりの慰めか、場を和まそうとしたのか? … しかし、アキには通じずに輪をかけて泣き出しました。

「アキ!」

知らせを受けて駆けつけてきた夏。

「大丈夫か?! 早く着替えろ、風邪ひくぞ!」

「放っといてけろ、おらなんか風邪ひいて、鼻詰まって死んじまえばいい!」


… … … … …

「振られたあ?」

リアスから戻った春子は、夏から今日の出来事を聞いて驚いています。

「えっ、種市君?! … この間、デートしたばっかりなのに」

「男と女のことだからな、こればっかりは … 」

「だからってバッカじゃないの、海に飛び込んだりするなんて」


春子が部屋に様子を見に行こうとするのを夏は止めました。

「だめよ、もともと暗い子なんだから … 東京で暮らしてた時はね、地味で暗くて、向上心も協調性も存在感も個性も華もない、パッとしない子だったの。

本来は取扱い注意の子なんです。

裏と表があるの、何かの拍子にひっくり返って、裏の顔がまた出てさ … やっぱ、見てくるわ」


話しているうちに余計に心配になってきた春子は2階へ上がって行きました。

… … … … …

アキはベッドの上で布団を頭からかぶっていました。

眠ってはいないようですが、声を掛けても返事は一切ありません。

「あのさ、ママ今日ずっと起きてるから、しゃべりたくなったら呼んで」

金八先生のような母でした。

… … … … …

次の朝。

北三陸駅の入り口には、『お座敷列車運行まであと5日』とカウントダウンの大きな看板が掲げられています。

「アキちゃん、学校休むってよ」

大吉に声を掛けられて、ユイは振り返りました。

「聞いてねえか? 風邪だと。さっきウニ丼積みによったが出てこねがった」

「そうか、だから返信返って来ないんだ」


ユイはもう一度携帯を確認しましたが、やはりアキからの返信は届いていません。

「ユイちゃんも気つけてな、いよいよ今週末、お座敷列車だからよ … まあ、ユイちゃんは海さ落ちたりしねえだろうけどよ」

「えっ?!」


うなずいて歩き出そうとしたユイですが、大吉の言葉に足を止めました。

… … … … …

喫茶リアス。

「失恋か、甘酸っぺえなあ … 私なんか、もう毎日失恋したい」

美寿々が思わせぶりにカウンター席の水口の顔を見ました。

「そうですか?」

「だって、失恋しなきゃ新しい恋は生まれないじゃん」


何かにつけてまとわりついてくる美寿々のことを別に嫌がるでもなく手慣れた感じであしらう水口。

「 … ごめん、という訳で、今日これで上がらせてもらいますね」

洗い物をしながら、春子が言いました。

「この話、くれぐれも皆には“これ”でね!」

唇に人さし指を立てて、美寿々だけでなく、水口や勉さんにも念を押しました。

その時、入り口が開いて飛び込んできたヒロシは、開口一番。

「アキちゃん、振られたって本当ですか?」

「ええっ?! 早えな」


しかも、うれしそうなヒロシ、誰から聞いたかというと …

「大吉さんから、一斉メールで」

… 大吉よ、あんたって人は …

… … … … …

天野家。

夏が居間に掃除機をかけていると、スウェット姿のアキが、“もそ”っと起きてきました。

夏の目の前を夢遊病患者のように通り過ぎると、そのまま玄関へ。

「アキ、そんな薄着で何処さ行く?」

上がり間口に腰かけて、ただ一点を見つめるアキ。

夏は慌てて、その肩に半纏を羽織わせました。

囲炉裏に火を起こそうと夏がそばを離れると、アキは立ち上がり半纏を払いのけました。

そして、靴も履かずに外に出ようとしました。

夏は連れ戻して、また半纏を羽織わせましたが、隙をみせると同じように外へ出ようとします。

「アキぃ!」

… … … … …

「確かにかなりの重傷であることは、間違いねえべ」

「普段がうるさすぎっから、静かでいいんだが … 」


海女クラブで内職をしながら、夏からその話を聞いたかつ枝は腹を立てていました。

「 … しかし、種市ってわらしはよ、今時珍しい好青年だと思ったが、とんだ狸だな」

「締めてやんねえとな」


弥生が作りかけのミサンガで締めるマネをしました … この人なら本当にやりかねません。

… … … … …

北三陸駅。

「待ちなさいよ!」

種市が振り向くと、ユイが怖い顔をして立っていました。

「ユイ」

笑顔で寄ってくる種市をユイはどなりつけました。

「気安く名前で呼ばないでよ!」

その様子をリアスの小窓から窺っている大吉と美寿々がいました。

「ねえ、何したの? … とぼけないでよ、アキちゃん学校休んだでしょ!」

「ああ、風邪だって聞いたけど … 」

「何で風邪ひいたと思う?」


詰め寄ってくるユイに種市は答えました。

「海さ飛び込んだって聞いたけど … 」

「何で海さ飛び込んだと思う?」


そこまでは種市にはわかりませんでしたが、

「 … 若さ?」

「そんな訳ないじゃん!」


ブチ切れたユイが、種市の胸倉をつかんだ時、ちょうどホームから下りて来た吉田。

「ごゆっくりどうぞ」

モメているふたりを見てそう一言、そそくさとリアスに入って行きました。

… … … … …

「何だ、何の騒ぎ?」

逃げるように入ってきた吉田に大吉は尋ねました。

「ユイちゃんが種市締めてます」

「なるほど、女同士の友情って訳だな」


うなずき合う美寿々と大吉。

「さすが、『潮騒のメモリーズ』、これで一安心だ」

「それはどうかな? … そんな友達想いじゃないですよ、あいつ」


安堵する大吉にヒロシが水を差しました。

「いや、ユイちゃんは良い子だよ」

ユイの心の叫びを聞いたことがある、勉さんが否定しましたが、今度は弟子の水口が口を挟みました。

「僕も足立さんと同意見だなあ、芸能界を目指すような子は他人のために怒鳴るとかそういう無駄なカロリー使わないと思いますよ」

… … … … …

「だから、もう彼女いるし、天野とはつきあえないってハッキリ言ったよ」

ユイに問いただされて、種市は昨日のことを包み隠さずに話しました。

「待って … えっ、彼女って誰? … 私?」

「 … 他にいねえべ」


ところがユイから返ってきた言葉は …

「やだ、まだつきあってないよね?」

ポカンとした顔の種市。

「いやいやいや、ないからないからないから、怖い怖い怖い、鳥肌鳥肌鳥肌 … 」

ユイは叫びながら種市の前から離れました。

リアスから覗いている大吉たちには何事が起きたのかまったく分かりません。

「こないだつきあうっていったべ?」

「こないだのは予約です!」


困惑の顔の種市。

「予約っていうか、予告! 来週からふたりはつきあうでしょうっていう … 」

「来週からつきあうなら今週からでも」

「よくない!」


真っ赤な顔をして種市をにらみつけました。

「逆に何故その1週間が待てないかなあ?!」

「1週間後に彼女ができるってわかってて、天野とつきあうわけにはいかねえ … 大事な後輩裏切れねえべ」

「 … 結果的に裏切ったじゃん」


それは、自分のこと? …

「じゃあ、別れるのか?」

「だからまだつきあってないって言ってるじゃん!」


髪を振り乱して大声を上げるユイ。

… … … … …

「ただいま」

家に戻った春子は、居間の灯りをつけてはじめて、階段の横に膝を抱えて丸くなっているアキがいたことに気づきました。

「何よ、気配消さないでよ」

「 … おかえり」

「お祖母ちゃんは?」

「 … 漁協」


聞かれたことにボソッと答えるだけのアキ。

「熱は、っていうか何か食べた?」

「 … おかゆとクラッカー」

「おいで、焼きそば作ってあげる」


しかし、アキは囲炉裏の前に移動しただけで相変わらず丸まったままです。

「あんたさ、ヒロシ君のこと笑えないよ」

「え?」

「ヒロシ君が『ストーブさん』なら、あんたは囲炉裏を離れられない … い、い、『囲炉裏ちゃん』だよ」

「うひっ」

「やっと笑った!」


へそを曲げて、そっぽ向くアキ。

… … … … …

ヒロシがリアスから出ると、待合室にはユイの姿はすでになく、種市がひとりベンチに座っていました。

軽く会釈してホームへ向かおうとする種市をヒロシは呼び止めてました。

「なんすか?」

「 … マネージャーとして、いやファン第一号として、いやひとりの男として … やっぱり、マネージャーとして言わせてもらう、アキちゃん泣かせるようなことすんじゃねえ!」


ヒロシは種市をにらみつけましたが、妹に比べてこの兄貴は童顔のせいもあってか、迫力がいまいちありません。

「お兄さんは関係ないでしょ」

そう一言だけ、種市は行ってしまいました。

「お兄さん?」

… … … … …

春子の作った焼きそばを食べるアキ。

「美味しい?」

アキはうなずきました。

「ツラい時も、楽しい時も腹は減るんだよねえ … で、焼きそば食べると、歯に青のりがつくんだよね

… 早く元気になんなきゃ、週末は北鉄のイベントでしょ?」


アキは焼きそばの皿を置いてしまいました。

「やりたくねえ … お座敷列車とか無理、歌ったり踊ったり、今そんな気分じゃねえ」

「そっか … まあ、無理にやることでもないしね。もともとママは反対だしね、気分が乗らないならいいよ、やめちゃえば?」


春子は飲んでいたビールを置くと、囲炉裏に近づきながら独り言のように言いました。

「でもあれだよね、楽しみにしている人、いっぱいいるんだろうね?」

そう言われてアキは再び焼きそばを食べようとしていた箸を置きました。

… … … … …

「種市先輩さ、告白した … 」

ふいに話しはじめました。

「遠距離でもいいから、おらとつきあってけろって」

うなずく春子。

「したら、他に好きな女がいるって言われた … ずっと前から、おらと知り合うずっと前から好きだった女だって … もうつきあってるって」

「誰?」


春子がそう尋ねたと同時に玄関の戸が静かに開きました。

「ユイちゃん … 」

春子が口にした名前にアキはうなずきました。

「んだ … だから、お座敷列車さ乗りたくねえ」

気づいていないアキに春子は軽い咳払いと目で玄関を見るように合図しました。

そっと顔を向けるアキ、そこに … 立っていたのはユイでした。

… … … … …

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