NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年05月31日 (金) | 編集 |
第53話

3月、雪景色の中をお座敷列車が走ります。

乗客の大部分は成人男性という予想は覆されました。

親子連れや10代の女の子もよく集まり、ふたりは幅広い世代に愛されていることを物語っていました。


アキとユイは給仕をしたりして乗客とコミュニケーションを取りながら、和気藹々とした雰囲気の中、列車は進んでいきます。

「左手をご覧ください、冬の三陸海岸が見えてきました」

手振りを交えて乗客たちにアナウンスするアキ。

海岸を見下ろす鉄橋に差し掛かると列車がスピードを緩めました。

「ここは北三陸随一の絶景スポットですので、記念撮影をされる方どうぞ!」

続くユイのアナウンスを聞きながら、アキ自身がこの景色にしばし目をうばわれていました。

… … … … …

アキが冬の三陸海岸に見とれている頃 …

おらたち、海女クラブは、ウニ丼300個を作り終え、真っ白に燃え尽きていました。


疲れ果てて、作業小屋でそのままの格好で横たわるクラブの面々。

はっと気づいて、目を覚ます弥生。

「 … 寝てた」

弥生は慌てて皆のことも起こしました。

「起きろ、アキの歌っこ聴きに行かねえと!」

… … … … …

列車は約1時間で折り返し地点の畑野駅に到着。

ここで記念撮影とトイレを済まし、30分後、北三陸駅に向かって出発します。


アキとユイは、よしえにこしらえてもらったステージ衣装に着替えました。

姿見の前で自分自身をチェックするユイ。

「いいのかなこれ、全然客観的に見れないんだけど」

アキはうなずきながら言いました。

「大丈夫だ、ユイちゃんは似合ってる … 問題はおらだ」

『北の海女』と書かれた大きなリボンを頭に乗せてユイに尋ねました。

「これ、アイドルか?」

「う~ん … 」


唸ったままハッキリと答えず、出ていくユイ。

「考え込まないでよ!」

後を追いかけるアキ。

「もう出るけど、準備は?」

「これでいいなら、OKです」


ヒロシはアキの姿を上から下までざっと見ました。

「う~ん … 」

ユイと同じような反応 …

「なんだよ、兄妹して!」

… … … … …

「ふたり合わせて『潮騒のメモリーズ』です!」

吉田に紹介されて、拍手と喝采に迎えられて現れたユイとアキは決めのポーズを取りました。

列車は復路、再び北三陸駅を目指して出発です。

帰りは、ジャンケンやゲーム、北鉄グッズのオークション、カラオケ大会、そして、待望の … 『潮騒のメモリーズ』によるミニコンサート。

… … … … …

喫茶リアス。

「ああ、もう歌ってる頃だな、師匠行かないんですか?」

水口に声を掛けられても勉さんは一心不乱に琥珀を磨いています。

店内は、あとの便を待つ乗客たちで溢れんばかり、それを春子がひとりきりで捌いています。

「ちょっと、ミズタク、手伝いなさいよ! 水入れるとかお皿洗うとかやることあるでしょ!」

常連は客扱いされないのが、リアス …

「夏ばっぱいる?」

慌てて飛び込んできた大吉。

「売店のミサンガ、売り切れだ!」

… … … … …

夏たち海女クラブの面々が支度を終えて、天野家を出るところに大吉から電話がかかってきました。

「何、ミサンガ50本?!」

「じぇじぇっ」

「頼む、いつもの倍払うから! あの1本400円、50本で2万円だど!」


夏は、かつ枝に伺いを立てました。

「しゃあねえ、やるか!」

皆は、最初嫌な顔をしましたが、手間賃がいつもの倍と聞いて、素直に後に続きました。

… … … … …

この調子で、正午の便、3時の便、共に定員を上回る盛況ぶり、北鉄開業25周年記念イベントは大成功のうちに幕を閉じました。

満足して帰って行く客たちを見送る大吉と吉田、イベント成功万々歳 … と、いうように簡単には終わりませんでした。

「そうはいかねえ!」

「大吉、おらたちも乗せろ!」

「貸切りだ、貸切りにして宴会させろ!」

「んだんだ、海女クラブを接待しろ!」


大吉を取り囲み詰め寄ってくる夏をはじめとする海女クラブの面々。

「ちょちょっと待って、何そんなに怒ってるの?」

大吉には意味が分かりません。

「あったりめえだ、おらたち朝4時半に集まって、ウニ丼300こせえて、その後、50本ミサンガ編んだんだぞ!」

「だから、普段の倍払うって!」

「ババアをこき使った代償は重いぞ、乗せろ!乗せろ!」


つまり、お座敷列車に乗り損ねた自分たちのためにもう1回走らせろという要求でした。

「大吉っつあん、おらからも頼む、せっかくだからもう1回、最後は地元の人のために走ってけろ」

アキにもそう懇願されて、大吉は決断しました。

「そこまで言われたら、仕方がない! もう一往復すっぺ!」

大歓声が上がりました。

… … … … …

大吉の男気で急遽運行が決まった臨時のお座敷列車、海女クラブの面々の他、春子、保たち観光協会、勉さん、諸々 …  ぞくぞくと乗り込んで行きます。

「それでは、おかげ様で25周年を迎えました北鉄の前途を祝しまして、お座敷列車、しゅぱっ」

「待って!」


大吉の出発の合図を遮ったアキは、急いで窓を開けました。

列車が止まっている向かいのホームに立っていたのは …

「種市先輩」

ユイが気を回して呼んでいたのです。

「呼ばない方が良かった?」

アキは窓から身を乗り出して手招きしました。

「早く乗って、先輩! 早く!」

「お、おう!」


皆に歓迎されながら列車に乗り込んだ種市に続いて水口も息を切らせながら走りこんできました。

「水口 … 」

ユイの顔が少し強張りました。

それぞれの思惑を乗せて、4往復めのお座敷列車は出発しました。

… … … … …

いつもの梨明日での宴会とほぼ変わらない … 場所が列車の中というだけ … それでも、誰もが皆このひとときを十二分に楽しんでいました。

「大吉、日が暮れる前に歌ってもらうべ」

組合長の進言で、ユイとアキの出番が回ってきました。

水口に目が行くユイ、ビデオカメラを構えています。

ユイの様子が少しおかしいと感じたアキが声を掛けました。

「大丈夫?」

「うん … 最後だもんね、一緒に歌うの」

「うん!」


この日のために練習を重ねてきた『潮騒のメモリー』、ふたりでこうして歌うのも最後 … ユイは気を持ち直しました。

イントロが流れ始めました。

♪来てよ その火を 飛び越えて 砂に書いた アイ ミス ユー

ふたりで考えた波を表す振付 …

ユイが歌います。

♪北へ帰るの 誰にも会わずに 低気圧に乗って 北へ向かうわ

続いてアキ。

♪彼に伝えて 今でも好きだと ジョニーに伝えて 千円返して

潮騒のメモリー 17才は寄せては返す 波のように激しく …


… … … … …

列車は折り返し地点の畑野に到着。

アキは一度ホームに降りた夏と春子に自分の歌の感想を聞きました。

「おらわかんねえ、母ちゃんさ聞いてみろ」

「どうだった、ママ?」

「今までで一番良かったよ」

「やったあ!」


一番褒めてほしい人からの言葉に喜ぶアキ。

「 … お話し中、すみません」

種市でした。

「どうぞどうぞ」

気を利かして、ふたりから離れていく春子。

「天野、ちょっといい?」

アキはユイのことを少し気にしながら種市についていきました。

「何?」

「俺、ここでバイバイするわ」


驚くアキ。

「このまま宮古方面さ乗って、仙台から新幹線さ乗る」

「じぇじぇじぇ」

「お盆には帰って来っからよ … その頃は天野、潜ってるな」


アキはうなずきました。

「うん、潜ってる」

種市の笑顔。

「そろそろ出発するよ!」

ヒロシが合図の笛を鳴らしました。

ホームの先端にいたユイがふたりに気づきました。

「じゃあな」

… … … … …

♪白い鴎か 波しぶき …

突然、アキが腕を振りながら『南部ダイバー』を歌い始めます。

♪若い血潮が 躍るのさ …

それに種市も声を合わせて歌い出しました。

♪カップかぶれば 魚の仲間 俺は海の底 南部のダイバー

旅立つ種市へ贈る、アキなりのエール …

笑い合うふたり、他に言葉は不要でした。

「頑張れよ」

手を差し出す種市、握手を交わすふたり。

その様子を見つめるユイの背中に声を掛けたのは、水口でした。

「よかったよ、歌 … 」

「えっ?」


… … … … …

「アキちゃん、行くべ」

吉田が発車時間を知らせました。

後ろ髪をひかれる想いのアキ。

「じゃあな」

アキはうなずき、また『南部ダイバー』を歌いながら、列車に戻って行きました。

♪白い鴎か 波しぶき、若い血潮が 躍るのさ …

走り出した列車の窓から顔を出して、大きく手を振り声を上げました。

「先輩、またねえ!」

「またなあ!」


… きっとまたあえる …

… … … … …

♪来てよ その火を 飛び越えて 砂に書いた アイ ミス ユー

好きよ …

2009年3月、北三陸に春が来るのはもう少し先のことです …


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