NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年06月04日 (火) | 編集 |
第56話

勉さんの琥珀採掘場。

坑道内、ひとりで作業している水口が人の気配に振り向くと、そこに … ユイが立っていました。

「おおっ、こんばんは … 」

切羽詰ったような顔で水口のことを見つめるユイ。

「勉さんならスナックだよ」

しかし、ユイが用事があるのは勉さんではありません。

「電話でしゃべってるの聞いちゃったんです」

「?! … 」

「お座敷列車の前の日 … 」


… … … … …

水口は驚いたような顔をしましたが、すぐにまた作業を始めました。

「私とアキちゃんのこと、誰かに報告してましたよね?」

『一応席はキープしてありますんで、太巻さんにもそうお伝えください』

「スカウトマンなんですか?」

「ちがうよ」


あっさりと否定しました。

「業界の方ですよね … 雑誌で読んだことがあります。ターゲットを決めたら、まずその子の近所に部屋を借りて家族や友人と仲良くなってから、交渉に入るって … それが円満にデビューさせる秘訣って」

黙々と作業を続ける水口。

「あの、あのさ、何言ってるか全然わかんないんだけど … 」

「デビューしたいんです!

東京へ行って、アイドルになりたいんです、こんな田舎で終わりたくないんです!」


ユイは押さえていた思いの丈を吐き出しました。

「 … どうしたらいいんですか?」

少し考えて、水口は言いました。

「それは、君次第でしょ? 

君の覚悟っていうか本気が見たいって … もし俺が業界の人間で、そういう業界のそういう立場の人だったら、思うと思うけどね。

普通にそこそこ可愛くて、『アイドルになりたい』なんて言ってる、ちょっと痛い女の子と何が違うのかと、知りたいと思うけどね」


口調は優しくても、決して甘いことは言っていない水口の言葉をユイはどう受け取ったのでしょうか …

… … … … …

一方、天野家。

「ああ、夏ばっぱ帰って来たあ!」

かつ枝は玄関まで出て夏を出迎えました。

「聞いてけろ、夏ばっぱ、さっきまで漁協で銀行の人と会ってたんだよ」

『海女カフェ』の企画書を見せても、最初は無表情で値踏みするような感じの悪い態度だったのですが … 『潮騒のメモリーズ』のアキが関係していることを知ると一転。

「融資決まったのか?」

「2千万、アキの名前で借りられた!」

「海女カフェ出すど、アキ!」


手を取り合って喜ぶかつ枝とアキ。

「ちょっと待って待って待って!」

組合長が聞き捨てならないことを言ったと、台所にいた春子が慌てて飛んできました。

「アキの名前って、アキが借金したことになってないよね?」

「違う違う、アキちゃんがいたら、客がひっきりなしに来て、繁盛して、すぐに借金返せるべって意味だ」


どの道、アキが頼りということには変わりがないようです。

「そんなんで、2千万? … いいの、それで? 返せるの、本当に?」

「大丈夫だ、おら頑張る」

「いやあ、よく言った!」


能天気に笑ったアキが胸を張ると、一同が拍手しました。

「大丈夫か、これ?」

ひとり不安にかられる春子です。

… … … … …

早速、『海女カフェ』の構想について、漁協でミーティングが開かれました。

『海女カフェ』担当のヒロシが議事進行を行います。

「というわけで、7月1日、海開きと同時オープンを目指して、皆さんの意見を … 」

「窓はやっぱ南向きだべな?」


♪南さ向いてる窓を開け~

夏の意見を弥生が歌って茶化すと、一同大笑い。

「海がきれいなのはこっち向きですけど」

ヒロシが東側を指すと、夏は『やませ』が吹くので東はダメだと組合長が言いました。

「2階はさ、やっぱオープンテラスにすっぺ!」

美寿々の意見にかつ枝も賛成しました。

「いいなあ、パラソル立ててさ、マティーニ飲みてえなあ」

「ちゃんとメモしろよ!」


弥生に指示されて、慌ててメモを取るヒロシ。

「海が見えねえなら、いっそ、ここに水槽5、6個置いて珍しい魚泳がせたらどうだ?」

それじゃあ、水族館 …

「いいねえ、だったら、いっそ、でっけえ水槽作って、おらが飛び込んでウニ獲るの見せっか?」

アキも調子に乗ってきました。

「そんでよ、イスとかテーブルはロココ調のアンティークな」

ロココ調の意味もわからず、あこがれるかつ枝。

皆それそれが思いつくまま好き勝手なことを言い出だしました。

メモを取りながら、だんだん憂鬱になって行くヒロシ …

… … … … …

翌日、海女たちの意見を元にした試算を持ってヒロシが再び訪れました。

気が重そうな顔で報告します。

「先日伺った皆さんの希望をすべて叶えますと … 2億4千万かかりますね」

「じぇじぇじぇっ!」


♪億千万、億千万

「もう弥生さん、うるさい!」

また歌って踊り出した弥生を今回は無理やり黙らせたヒロシ。

「大幅に予算を削減してください!」

「じゃあ、マティーニをやめてよ、発泡酒にするか?」

「そういう問題じゃない … そもそもオープンデッキが無理なんです!」


意外という顔をする海女たち。

「それから、人件費削減のため、内装は基本自分たちでやってもらいます!」

「え~っ?!」

試行錯誤を繰り返しながら、漁協を『海女カフェ』に改装するリフォームが始まりました。


… … … … …

この頃から、ユイちゃんはひとりでテレビに出るようになりました。

あっという間に人気に火が付き、ちょっとしたコーナーを任されるようになっていました。


『は~い、ミス北鉄の足立ユイです。

今日はこちら、1,000円でランチが食べられるステーキ店を3つご紹介します!

足立ユイの“もうお腹いっぱい!”』

… … … … …

喫茶リアス。

テレビでユイのグルメレポートを見ながら、くつろいでいる大吉、吉田、保の3人

「あ~あ、平和だ!」

大吉が声を上げて大きく伸びをしました。

「何よ、急に?」

その声に驚く春子。

「本当にいいね、海女クラブのばばあがこっちさ出て来ないば静かで」

しみじみと言う保。

「ばばあ?」

「ばばあで行くことにしたんです。毒蝮三太夫みたいに、言い続ければ気にならなくなるから」


吉田がいつもの調子で説明しました。

「最近、すっかりばばあレスで身も心も軽いもんね」

「血液もサラサラで背も伸びた気がする」


笑いながら話す大吉たちを見て、春子は諌めました。

「ちょっと言い過ぎじゃないの、いくらなんでも」

… ばばあ呼ばわりされている中に自分の母親もいるということは余り面白いものではありません。

「愛があるからいいの」

詭弁を言う保。

「ところでここってビデオ見れましたっけ?」

ガラッと話を変えて、吉田が尋ねました。

「ビデオ、何で?」

「家にあったんですよ」


吉田が取り出したビデオテープ、『潮騒のメモリー』と書かれたラベルが貼ってありました。

「映画か? おっ、鈴鹿ひろみの!」

「じぇじぇじぇっ」

『潮騒のメモリー』とは … 1986年の正月映画として公開された青春映画です。

今や実力派女優として知られる鈴鹿ひろみのデビュー作で、鈴鹿本人が歌う主題歌は60万枚のセールスを記録しました。


ビデオテープを手に取る大吉。

「懐かしいなあ、北鉄が開通した2年後か … 」

「あ、見ます? … テレビでやった時、撮った奴だから、頭とケツに水野晴郎が映ってますけど」

「今はダメ!」


テープをデッキに掛けようとした吉田を春子が止めました。

「何で?」

聞き返されて、春子が一瞬だけ言葉に詰まったように見えました。

「テレビ見てるの、ユイちゃんの」

その言い訳も少し不自然 … かな?

… … … … …

「頑張ってるなあ」

「本当、毎日出てるもんね、律儀に北鉄の制服をば来て」


ユイのレポートを見て感心、感謝する大吉と保。

しかし、春子は少しユイの様子が気になりました。

「でも、なんかやつれてない? … なんか心配、ユイちゃん学校行けてるかしらね?」

「午前中は行ってるみたいです」


音もなく店に入ってきていたのか、背後からいきなりヒロシの声がして、一同がビビりました。

「じぇじぇっ!」

「何でお前、げっそりして … 」


ふらつく足取りでカウンターについたヒロシ、大吉が尋ねました。

「大丈夫か、お前? 『海女カフェ』担当 … 」

「いや … 何かすっかり生気吸い取られちゃって、身長縮んじゃいました」

「イケメンのミイラなんて初めて見たよ」


ガックリと肩を落とし、やつれたヒロシを見て、保も声を掛けます。

「病院さ行った方がいいんじゃないか?」

「だったら、代わってくださいよ … 朝から晩まで5人のおばちゃんの5種類の愚痴聞かされて、血液ドロドロです」

「 … 絶対やだ」


焦点の定まらない目で語るヒロシ。

「あの人たち、文句ばっか言ってて、全然手伝わないんです」

… … … … …

改装工事で職人たちが忙しく動き回り、ヒロシやアキだけでなく、何故か勉さんと水口までもが手伝っているというのに、4人のおばちゃん海女と組合長は邪魔になるのもお構いなくテーブルを置いて座り込んで井戸端会議中です。

「このイスはケツが痛くなる」とか「掘りごたつにすれば良かった」とか勝手なことを言い合っています。

「大体、よく考えたらこの店、おらのスナックの商売敵でねえか」

そう言って夏は笑いました。

「んだんだ、こんな洒落た店出来たら、誰も梨明日さ来ねくなる」

遠慮のない美寿々。

「アールグレイって何だ?」

メニューを見ながら、かつ枝が尋ねると、答えたのは弥生です。

「グレイはバンドだべ?」

そこへ、組合長がまたわけのわかんないことを …

「アボガドか、アボカドかどっちが正解か?」

今話し合わなきゃいけないことなのか?

「どっちでもいい、働け!」

いい加減見かねた珠子がテーブルの真ん中に雑巾の入ったバケツをドカッと置いて、話を打ち切りました。

… … … … …

「このままじゃ、7月1日のオープンに間に合わねえっす」

カウンターに突っ伏すヒロシ。

「だめだよ、海開きに合わせてくんねえと!」

「 … しかも、おばちゃんたち、もう潜る気ゼロなんですよ」

「じぇじぇっ!」

「カフェに専念したいとか言って、かつ枝さんなんかバリスタの資格取ろうとしてますよ」

ちなみにバリスタとは、コーヒーを入れる高い技術や知識を持つ、カフェのスペシャリストです。


ヒロシひとりに任せきりで、のんびりしていたツケが回ってきそうです。

「やばいやばいやばい … 」

… 早いうちに手を打たないともっと大変な事態に、取り返しのつかないことになりかねません。

「募集するべ、若いウエイトレス」

「ついでに海女さんの募集もかけよう」


ヒロシの手を握った保と大吉。

… … … … …

『じぇじぇ、袖が浜のあまちゃんこと天野アキです。

袖が浜海女クラブでは、新人の海女さんを募集してま~す!

泳げない方も大歓迎、7月1日にオープンする『海女カフェ』のウェイトレスさんも同時募集してま~す!』

ホームページにこの動画がアップされると、アキ人気もあってか観光協会には応募者が殺到しました。

「足立君 … これちょっと集まりすぎだろう」

廊下まであふれる面接希望者を見て保はヒロシに耳打ちしました。

「これで半分です。残りは午後に呼んでます」

「じぇじぇじぇっ」

「来てる、来てるわ、北三陸!」


うれしい悲鳴を上げる大吉。

… … … … …

アキのフォロワーが6人、新人海女として加わりました。

去年はたったひとりの新人だったアキが、今年は後輩の教育係です。

「え~、観光海女は接客業、サービス業です。潜ってウニを取るのは諸先輩たちがやりますので」

新人を前にアキがそう伝えると、中には本当に潜りたくて応募してきた子もいました。

「潜っちゃダメなんすか?」

「潜り方は営業時間外に私や美寿々さんが教えます」


… … … … …

「あ、ユイちゃん!」

「久しぶり、いよいよ開店だね」


ユイが池田やテレビのスタッフと共に取材の下見にやって来ました。

同じ学校に通っていながら、お互いそれぞれに忙しく、こうやって会って言葉を交わすことも久しぶりのことでした。

「ユイちゃんのコーナーで『海女カフェ』特集を組むことになったんだよ」

池田が説明しました。

「へえ、なんかすっかりタレントさんだな」

「やめてよ、恥ずかしい」


照れ方も何か手慣れた感じがしました。

「あ、ちょっと待ってて、ユイちゃんさ見せてえもんがあるんだ」

アキは池田に断るとユイの手を取って、改装中の建物の奥に入って行きました。

「見て」

「えっ、何これ?」


それはこじんまりとしていましたが、舞台のようでした。

「組合長に頼んで造ってもらうんだ … ユイちゃんが躍ったり歌ったりするステージ」

「アキちゃん … 」

「テーブル片付けて、椅子の向き変えだら、100人は座れるって、デビューしたらここで歌ってけろ」


アキはユイは必ずアイドルになれると信じているのでしょう。

自分は一緒にはできないけど、応援することならできる …

「 … ありがとう」

「ふふふ ほら、ユイちゃん」


アキはユイを舞台に上げました。

そして、ふたりで舞台から客席を幻の見下ろします。

もうすぐ海開き、アキが北三陸にやって来て丸1年、この町にとってアキはもうなくてはならない存在でした。

♪南さ向いてる窓を開け~

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