NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
  • 09«
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • »11
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


朝ドラ関連のブログ一覧はこちらです。よろしくお願いします!

にほんブログ村 テレビブログ 朝ドラ・昼ドラへ
2013年06月11日 (火) | 編集 |
第62話

8月2日、ユイちゃんは今日もお休みです。

わんこチャンネルでユイ担当の人気コーナー『海女カフェ日和』は、病気休養中ということにして代理のレポーターが務めています。

「すっかりおなじみ、ベテラン海女のかつ枝さんと弥生さん」

レポーターに紹介されてかつ枝が流ちょうに話しはじめました。

「皆さん、寝苦しい夜が続いていますが、いかがお過ごしでしょう?」

… … … … …

喫茶リアス。

客は吉田とヒロシのふたりです。

「めがね会計ババア、テレビ慣れしてきたな」

放送を見ながら吉田が感心しています。

『夏バテにはワカメや昆布がお勧めですよ』

カメラがかつ枝から弥生にパンすると、緊張でひきつった顔の弥生が映りました。

『んだんだ、ミネ、ミネミネミネ、ミ~ミネラル … 』

「騒音ババア相変わらずだ」

… … … … …

「そして今日は何と、現役高校生の海女のアキちゃんも一緒です」

リポーターはアキにマイクを向けます。

「こんにちは」

「アキちゃんは3月までユイちゃんと一緒に『潮騒のメモリーズ』っていうユニットを組んでたんですよね?」

「はい」


レポーターがカメラの向こうのユイに励ましのメッセージを贈るように注文しました。

「いや、ユイちゃんそういうの好きでねえんだ」

… … … … …

自宅に引きこもっているユイは、リビングのテレビでその放送を見ていました。

『頑張れって言われるの嫌いなんです … いつか必ず戻ってくると思いますんで、その時はあたたかく迎えてやってくださ … 』

ユイはテレビのスイッチを切ると、ソファーから立ち上がって … 母の呼びかけにも答えずに部屋に閉じこもってしまいました。

… … … … …

「わんこチャンネルやってる?」

大吉がリアスに駆け込んできましたが、ちょうど終わったところでした。

「ユイちゃんは?」

「今日も休みでした、すみません」


頭を下げたヒロシ。

「そっか、心配だなあ … 」

「何が、北鉄が?」


大吉が注文したウーロン茶のロックを作りながら春子が嫌味っぽく言いました。

「ユイちゃんだよ、今のはそういう意味じゃないよ、やめてよ … 俺だって北鉄のことばっか、考えている訳じゃねえよ」

「んだ、エロいことも考えてますよね?」


身もふたもないフォローをする吉田。

「透明人間さなって、女湯さ覗いてみてえな … とか?」

「もうちょっと大人だよ」


春子にからかわれて、大吉は少しムッとしました。

「“発車オーライ”って何か興奮するよね … とか?」

「ミイちゃん、ケイちゃん、両方に告白されたら、おらどうするべえ … とか?」


調子づいてからかうのをやめない吉田と春子。

「“ダイヤの乱れ”って何か興奮するよね … とか?」

「しねえよバカ、鶴光のラジオか?! … しかも“ダイヤの乱れ”とか、全部鉄道関係でねえか!

結局、北鉄のことしか考えてねえじゃないか?!」

「結局、北鉄のことしか考えてないじゃん」


笑った春子に向かって、思わず大吉は口走りました。

「春ちゃんのことも考えてるよ!」

… … … … …

「やめでよぉ … 」

不意を突かれて、照れて横を向く春子。

「あ、訛った」

「 … やめてよ」


標準語で言い直した春子を見て、北鉄コンビが声を合わせて言いました。

「かわい~い!」

「うっさいバカ、何だバ~カ、電車バカ! … 大体古いんだよ、鶴光のことなんかアンタたち知らないでしょ?」

「アンタたち?」


春子に指差されたヒロシがふと隣を見るといつの間にか、しおりが腰かけていました。

「そうですね、リアルタイムではないですね … ピンクレディもギリですね」

「 … ふたり、まだ続いてたんだね?」


吉田にふたりの仲を尋ねられて、何故か慌てるヒロシを差し置いて話し始めるしおり。

「そうですね、まあ終わってはないですね ~ 終わる時は大体わかるんです、空気で … 今までの恋愛、全部自然消滅だったんで。

まあ今回は、職場も一緒だし、そう簡単には終わらないと思います」


真顔でそう言ったしおり … 脅しか、釘を刺したのか … ?

… … … … …

足立家、ユイは自分の部屋でクッションを枕に気の抜けたように寝転がっています。

ドアをノックする音がして、よしえが声を掛けました。

「ユイ、アキちゃん来てるよ」

無表情のまま、動こうともしないユイ。

「 … ユイちゃん、顔ぐらい見せてあげなよ、ねえ」

ドアノブに手をやって、カギか掛かっていることに気づき、よしえはあきらめました。

… … … … …

リビングに戻ったよしえは、待っていたアキに首を振りました。

「ごめんね、わざわざ来てくれたのに … 」

「いやいや、特に用事があったわけじゃないし」


そうは答えても、ガッカリした気持ちは隠せませんでした。

「あ、ご飯食べてかない?」

「えっ?」


功は人間ドック、ヒロシも帰って来ない、ユイもあの調子 …

「お願い、ひとりで食べても美味しくないから、ね?」

… … … … …

「ママみたいになりたくないって … ?」

「 … 言われたのユイに」


『こんな田舎で、こんな山奥で … ダッサいポロシャツ着て、残念なエプロンして、シチュー作って … 

そんな風になりたくないって言ってるの!』

食事をとりながら、よしえは、一度目の家出未遂の後、家に戻ったユイから言われたことをアキに話しました。

「 … どういう意味ですか?」

「さあ、勘違いしてるのあの子、勝手に … 私が結婚と同時に嫌々田舎に引っ込んだって」

「違うんですか?」


よしえは笑いながら否定しました。

「アナウンサーだってなりたくてなった訳じゃないし、短大出てたまたま内定もらえたのが岩手のテレビ局だっただけ」

「へえ … 」

「むしろ都会で育ったから、ずっと田舎に憧れてたの」

「おらと一緒だ」


ふたりは笑い合いました。

「だから、正直わかんねえ … ユイちゃんが何でそこまで、東京さこだわるのか」

部屋からそっと出てきたユイが、ふたりの会話を柱の陰で聴いていました。

「知らないからね、行けばわかると思うの、あの子が思うような夢の国じゃないって … だから、反対しないの、行って挫折したら、帰ってくればいいし、夢が叶うんだったら、追いかければいいし …

私はただ帰ってきた子供たちを温かく迎えてあげたいなって思うだけ、美味しいご飯と笑顔で」

いいお母さんだ、アキは心底そう思いました … 柔らかくて、温かくて、間違っても「ブス」とか「バカ」とか言わない優しいお母さん …


… … … … …

「あらっ?」

よしえがリビングの入り口に立ってこちらを見ているユイに気づきました。

「ユイちゃん!」

ユイはアキのことを自分の部屋に誘いました。

… … … … …

「全部ウソだよ」

部屋に入るなり、開口一番ユイはそう言いました。

「えっ?」

「お母さんの話 … 声も言い方もウソ臭いでしょ、原稿読んでいるみたいでしょ?」


言われてみるとそんな感じもしないではありませんが、「全部ウソ」とは思えませんでした。

「アナウンサーだからでねえか?」

ユイはパソコンを開いて操作しながら続けました。

「近所づきあいしないから、お茶飲み友達もいない … 家事と手芸と韓国ドラマの再放送、それだけで幸せな訳がない」

アキは表情を変えずに母を悪く言うユイのことが心配になってしまいました。

「ユイちゃん … 」

しかし、ユイの話題はもう母のことから移っていました。

「これ、見てよ」

アキの方へパソコンの画面を向けて見せました。

そこには『GMT』のホームページが開いてありました。

「いつの間にかできてた」

キャッチコピーは …

『全国のアイドルが一堂に会する新ユニット!!!

「地方から日本を元気に!」がコンセプトのアイドルグループ「GMT47」』

ページの中央にレイアウトされた日本地図、いくつかの県が赤く塗りつぶされています。

「 … スカウト済みってことじゃない?」

「宮城、埼玉、徳島 … 岩手は?」


岩手はまだでした。

「でも油断してたら、赤になっちゃうよ」

アキはユイに言われて、赤く塗りつぶされた宮城県をクリックしてみました。

… … … … …

すると、ウィンドウが開いて、緑色のお揃いの衣装を着た3人の女の子の動画が再生され始めました。

『森の都仙台に彗星のごとく現れた、“牛タンガールズ”で~す!』

「じぇじぇっ、何だこれ?」


目を丸くするアキ。

「仙台限定のアイドルユニットだって」

『私たちのデビュー曲が、こちらの“GMT47”さんのサイト限定で配信スタートしまぁす!

… それでは聴いてください、牛タンガールズで“ずんだ ずんだ”』


♪ずんだすんだ ずんだずんだずんだ ~

演奏がスタートして、冷めた目で彼女らの動画を見つめるユイ。

「これ、2万ダウンロードだよ」

「じぇじぇ、これが?!」

「ちなみに“ずんだ”は宮城県の郷土料理で枝豆をつぶして … うるさいっ!」


パソコンを思い切り閉じました。

ベッドに倒れこんだユイにアキは尋ねました。

「1日中見てるの? 部屋さこもって」

「だって、気になるじゃん … 本当は岩手も赤だったのに … 邪魔が入んなきゃ … 」


ユイの部屋の壁に掲げられたコルクボードには、地元紙に掲載された『潮騒のメモリーズ』の切り抜きがスクラップされていました。

それと一緒に色々な地方のご当地アイドルの記事も貼られています。

ただ1日の限定ユニット『潮騒のメモリーズ』、お座敷列車で撮った記念写真には笑顔のユイが写っていました。

そして、今のユイは …

部屋の隅にあの日のままの状態で置かれっ放しになっているスーツケースを見て、アキの不安は募りました。

… … … … …

「このままじゃヤバいと思うんです … ユイちゃん、放っておいたら、また家出するんじゃねえがって … いや、家出する気力も無くなる … 部屋にこもって毒ばっか吐いてるから」

アキはどうしたらユイに元気が戻るのか、ワラにもすがる思いで観光協会を訪ねて相談しました。

「ま、それは、ご家族がちゃんとケアして … 」

当たり障りのないことしか言わない保。

「気晴らしが必要だって意味だよね?」

ヒロシが尋ねるとアキはうなずきました。

「とにかく部屋から出さねえと」

しおりが2泊3日くらいで東京見物にでも連れて行ったらどうかと提案しましたが、帰って来ない恐れがあるので却下されました。

「番組にも問い合わせ殺到してるんですよ」

同席していたプロデューサーの池田も困り果てたように言いました。

「1日も早く復帰してくれ、アキちゃんでもいいから毎日出してくれって」

「 … でも?」


口が滑った池田にアキは聞き返しました。

「ああ、ゴメン … 本当はふたりで出て欲しいって、そういう声があるのは事実です」

「んっ? 『潮騒のメモリーズ』復活か?」


期待して腰を上げる保、目の色が違います … しかし、簡単にそういう訳にはいきません。

「でもママが … お座敷列車の時に3月で卒業するって約束したから … 」

『芸能界とか、アイドルとか、チャラチャラしたのママ絶対に許さないからね!』

「 … 無理だ」

… … … … …

絶望的になるアキ。

「ユイちゃんが『海女カフェ』でバイトすればいいのに」

しおりの言葉に池田がひらめきました。

「そう言えば、お店の中に小さいステージありましたよね、あそこで歌ったらどうだろう?」

「おっ、『潮騒のメモリーズ』復活か?」


元々あのステージは、ユイがデビューしたらここで歌って欲しいからと、アキが頼んで造ってもらったものでした。

『アキ、いい? 芸能界とか、アイドルとか、チャラチャラしたのママ絶対に許さないからね … 』

しかし、春子の言葉を思い出すと、震えるほど怯えてしまうアキでした。

「 … 相談します」

そう言うのが精いっぱいでした。

… … … … …

無理だ、いくらユイのためとはいえ、春子が許可するとは思えない … 何か良い方法はないか?

「あっ!」


何か思いついたアキは、走り出しました。

… … … … …

行き先は『海女カフェ』。

アキは海女クラブの仲間にある提案をしました。

「フェス? 何だフェスって」

首をかしげる夏にアキは説明します。

「皆で歌ったり、踊ったり、潜ったり、ウニ獲ったりする、海女のフェスティバルだ」

「ここでか?」


美寿々は興味を持ったようです。

「んだ、ユイちゃんに元気になってもらうのが目的なんだけど … 露骨に元気出せって言うと、元気なくなる子だから」

アキに言われて、皆が納得してうなずきました。

「だから、無駄に元気な海女クラブのお祭りに放り出したらどうだべって」

一同、苦笑いです。

「海女~ソニック」

横で聞いていた珠子が突然、口を挟みました。

「海女のサマーフェス、海女~ソニック」

「はあ???」


おばさん連中にはちょっと難しいようでした。

「 … 何でもねえ」

ふてくされかけた珠子にアキが飛びつきました。

「それいいよ、花巻さん! … 『海女~ソニック』いぐねえ?!」

アキのウキウキした様子を見た夏は言いました。

「何だかわかんねえけど、賑やかなのはいいことだあ!」

「んだな、ユイちゃんもよ来てくれたら、客足更に伸びるべえ!」

「出たよ、この守銭奴が!」


かつ枝に突っ込みを入れたのは美寿々です。

「おら、『ヨイトマケの唄』歌うべ」

弥生のスイッチも入ったようです。

♪父ちゃんのためなら、エ~ンヤコ~ラ~

… ちょっとだけ不安なアキ …

あまちゃん 完全版 Blu-rayBOX1

新品価格
¥13,364から
(2013/6/11 15:40時点)



ゴールデン☆ベスト ピンク・レディー~コンプリート・シングル・コレクション

新品価格
¥2,584から
(2013/6/11 16:31時点)



リンダリンダ/僕はここに立っているよ

新品価格
¥859から
(2013/6/11 15:42時点)



特選:歌カラ1000 美輪明宏 ヨイトマケの唄/別れ話

新品価格
¥859から
(2013/6/11 15:43時点)


関連記事
スポンサーサイト

朝ドラ関連のブログ一覧はこちらです。よろしくお願いします!

にほんブログ村 テレビブログ 朝ドラ・昼ドラへ
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。