NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年06月12日 (水) | 編集 |
第63話

部屋にこもるユイを外に連れ出すため、アキはある企画を提案しました。

皆で歌ったり、踊ったり、潜ったり、ウニ獲ったりする、海女のフェスティバル。

海女のサマーフェス、海女~ソニックの開催です。

賑やか好きな海女クラブのメンバーは全員賛成してくれました。

「でも、ママが … 」

口ごもるアキ、かつ枝たちは気になったようです。

「何、ママがって?」

ここからが肝心、いかにして海女たちを味方につけるか …

アキは、いかにも悪そうな顔を作って、春子の口調を真似ました。

「いい、芸能界とか、アイドルとか、チャラチャラしたのママ絶対に許さないからね! … 返事は? 聞こえない!」

腹を抱えて大笑いする海女たち。

「何してるの?」

アキは凍りつきました … 悪意たっぷり(?)のモノマネをしていた本人が目の前に現れたのです。

「め、珍しいね」

「うん、たまにはランチとかいいかなと思って」


かつ枝たちはしらじらしく、何事もなかったように春子をカフェ内へと招き入れました。

皆の協力もあって、間一髪ことなきを得たアキ。

「いつにする、海女フェス?」

夏がアキの顔をのぞきこんで言いました。

「木曜日でいいか?」

うなずくアキ。

「おらに任せろ」

そう言うと夏はテーブルについている春子に向かって声を掛けました。

「春子、アキ木曜日借りるど」

「どうぞ」


二つ返事する春子。

「よし、筋は通したど」

親指を立てる夏。

「じぇじぇっ、今ので?」

夏は笑いながらうなずいていますが、今ので春子が納得するわけがありません。

… … … … …

取りあえずアキは『海女~ソニック』の企画書を作って、観光協会を訪れました。

「本当にいいのか、アキちゃん?」

春子との約束を知っているヒロシはアキに念を押しました。

「うん、ユイちゃんのためだ … 一遍だけやることにした」

「ほお、『潮騒のメモリーズ』復活か?!」


保が色めき立ちました。

「いや、そんな大げさなもんでなく、『海女~ソニック』の間だけひっそりと期間限定で … 」

「派手にやんなきゃしょうがないでしょ、生で特番組みましょう!」


池田はノリノリです。

「そういう訳なんでストーブさん、ユイちゃんを『海女カフェ』さ呼んでください」

「よくお母さん許してくれたね」


アキの顔が急に強張りました。

「それが、家さ帰ってすぐ相談しようと思ったんですが … 」

… … … … …

あの日 …

夏流の筋の通し方では、絶対に春子は納得しないと思ったアキは、正直に話す決心をしました。

帰宅した時、春子は夢中になってテレビを観ていました。

「ママ、ちょっといい?」

「何?」


振り向いた春子の頬に光っていたのは涙でした … テレビを観ながら泣いていたのです。

驚くアキ、春子はテレビのスイッチを切りました。

「何よ、早く言いなさいよ」

「 … いや、後でいい」

「あ、そう … ご飯炊いといたからさ、何か適当に食べて」


逃げるように居間から出て行ってしまいました。

気になったアキはビデオデッキからテープを取り出しました。

ビデオのタイトルは『潮騒のメモリー』 …

… … … … …

喫茶リアス。

「ああ、やっぱり春子さん泣いちゃった?」

テープを春子に貸した吉田が言いました。

「はい、泣いてた … 涙ポロポロ流してた」

アキがあんな母を見たのは初めてかも知れません。

「あの『北の冷血女』と呼ばれてた春ちゃんが?!」

感心する大吉。

「速い車さ乗っけられても、急にスピン掛けられても、泣かなかった春子さんがか?!」

とにかく春子は「強い」「泣かない」イメージで語られていたようです。

「泣くよね、『潮騒のメモリー』観たら」

「泣く泣く、泣くに決まってる」

「俺らの世代は、みんな泣く」


吉田の言葉に大吉と保もうなずきました。

『潮騒のメモリー』は、1986年に製作された青春映画、今や実力派女優として知られる『鈴鹿ひろみ』のデビュー作です。

… … … … …

「ねえねえ吉田さん、どんな映画?」

「それ俺に聞いちゃう?」


アキに尋ねられて、吉田がたどたどしい解説を始めました。

… … … … …

「舞台は新潟だか鳥取だかに浮かぶ架空の島『鈴鹿島』

貧しい漁村の漁師だか工員だかの娘として生まれた少女ひろみは、もっと貧しい村の青年、新一だか新吉だかと出会います。

ひろみ17歳だか18歳だかの夏でした … 」

余りにもたどたどしすぎ …

「ノッケからイライラするな!」

「こんなもんでしょ、いきなり説明しろって言われたらさ!」


アキに罵られて、逆ギレした吉田です。

「新潟と鳥取はだいぶ違うど」

つっこみを入れる大吉。

「正しくは『松島』だね」

琥珀を磨きながら、勉さんがしたり顔で言いました。

松島といえば、宮城です。

「本当か、勉さん? 間違いないか、それ … ファイナル勉さんか?」

「 … たしか、ひろみの母ちゃんが海女さんなんだ」


ムキになる吉田に、この映画を観たことがあるらしい勉さんは答えました。

… … … … …

勉さんのフォローを受けて、吉田は解説を再開しました。

「ひろみの母、律子は海女でした。

夫に先立たれ、女手ひとつでひろみを育てた律子の夢 … それは、由緒正しき本土の名家、合田財閥にひろみを嫁がせること … 」


… … … … …

母、律子はひろみに厳しい口調で言います。

「いけないよ、ひろみ … お前は合田様のお嫁になるんだ」

しかし、母の言葉に逆らうひろみ。

「いや、私は新一さんだか新吉さんだかが好きなの! … 新吉さんもきっと私と同じ気持ちよ!」

… … … … …

「んだ、んだんだんだ、それで例の名場面 … 『その火を飛び越えて来い!』になる訳だな」

大吉が先走りましたが、吉田は首をかしげています。

「その前に新助さんが熱病にかかるんだ」

またまた勉さんが横槍を入れました。

「新助じゃねえかよ!」

「間違えねえか、ファイナル勉さん?」


つっこみどころ満載の吉田が目を剥いて尋ねました。

「ファイナル勉さん!

… でもって、熱病の新助をひろみが背負って本土の病院に連れて行こうとして … 」

「船が難破するんだ?!」


思い出した吉田が言いました。

「アキちゃん大丈夫か、ここまではついて来てるか?」

保に聞かれてうなずいたアキ。

「さあ、来た来た … 無人島に流れ着いたひろみと新助は?!」

「んだっ!」


また先走る大吉、しかし今度は吉田も乗ってきました。

「焚火を挟んで!」

「んだんだっ!」

「新助、その火を飛び越えて来い!」

「う、う~ん … 」


考え込む吉田。

「な、なんだよ … 何でそこでテンション下がっちゃうんだよ?」

… … … … …

「 … そんな場面はないからです」

「ないってどういうことよ?」


保が問いただし、吉田が語った衝撃(?)の事実。

「いや、20数年ぶりに見返して、何がびっくりしたって … 焚火を飛び越える場面がなかったんです」

「じぇじぇじぇっ!」

「ないの?」


アキでさえ知っている有名な場面がないとは??

「ないんです … 」

吉田は言い切りました。

「ファイナル勉さん!」

アキに振られて、勉さんは答えました。

「 … おめえら皆、三島由紀夫の『潮騒』と記憶がごっちゃになってるんだな」

「いやいやいや … だって、歌の歌詞が『来てよ、その火を飛び越えて』だべ?」


納得がいかない大吉。

「一応、飛び越えるシーンはあるにはあるんだけど … 」

口ごもる吉田、一体何を飛び越えたのか?

… … … … …

「 … 飛び越えて来い! … 新助、私が好きなら、その蛇を飛び越えて来い!」

… … … … …

「へびぃ?」

「じぇじぇじぇっ!」

「 … 蛇なんです」


残念そうに言う吉田。

「蛇かあ … 」

「何か盛り上がりに欠けるね」


拍子抜けの大吉、保。

「監督もそう思ったんでしょうね、クライマックスにとってつけたように … 」

… … … … …

「新助、その火を飛び越えて来い!」

「無理だあ!」


ひろみと新助の間にとてつもなく大きな火のかたまりが …

… … … … …

「 … 泣ける映画なんですよね?」

聴いた話ではとてもそうは思えないアキ、吉田に確認しました。

「泣ける、見れば間違いなく泣ける!」

それでも吉田は断言しました。

しかし、アキは疑心暗鬼です。

「こんなもんですよ、80年代のアイドル映画なんて … 」

ガッカリなことを言う吉田、アキは取りあえず帰って実際に観てみることにしました。

… … … … …

映画『潮騒のメモリー』は荒唐無稽なストーリーと斬新な演出が話題となり、大ヒットを記録し、鈴鹿ひろみはその年の名だたる映画賞を総なめにしました。

特にラストシーン …

荒れ狂う海と夕陽を背に立つひろみの姿は大型新人の誕生を予感させる名場面で …


ヘッドフォンをつけて、『潮騒のメモリー』のビデオを鑑賞するアキ。

次第に夢中になり、そのうち涙が止まらなくなってしまいました。

「アキ、どうした? 具合でも悪いのか?」

帰宅した夏がテレビを見ながら泣いているアキを見て、心配して声を掛けました。

夏のことに気づいたアキはヘッドフォンを外して言いました。

「夏ばっぱ、おら映画女優になりてえ!」

「何ぃ?!」

「この人みてえになりてえ!」


アキが指差した画面、本編が終わり解説者が映っていました。

「水野晴郎か?」

「違う … この人だ!」


新聞を広げて、夏に見せました。

「鈴鹿ひろみか」

現在、放送中のドラマ『静御前』の宣伝広告でした。

… … … … …

「すげえんだ、本当に泣けるんだってば」

一気に鈴鹿ひろみのファンになったアキは誰かに話したくて仕方がありません。

海女カフェでも珠子を捕まえては、鈴鹿ひろみがどれだけすごいか話して聞かせます。

「わかった、わかった」

「カッコいいんだって、女優ってすげえな … やっぱりこう … 」


上手い言葉が見つからず考え込むアキ。

「オーラか?」

「オーラが違うべ」


弥生に教わりました。

… … … … …

「アキちゃん、例のもの持ってきたけど」

アキはヒロシに頼んであるものを海女カフェまで持ってきてもらいました。

「夏ばっぱ、またアキがおかしなこと始めたど!」

美寿々に呼ばれて外に出た夏もさすがに驚きました。

「じぇじぇっ、アキどうしたんだ? こんなでけえもの持ち込んで!」

それは、北三陸駅前、観光協会に掲げられてある『潮騒のメモリーズ』の看板でした。

… … … … …

アキは、家に引きこもるユイを強引に海女カフェに連れ出しました。

そして、フロアへ。

『潮騒のメモリーズ』の看板はステージの横に納まっています。

アキはユイをステージの上に引き上げると言いました。

「ここで歌うべ、一緒に歌うべ!」

「アキちゃん … 」


アキはユイの顔をのぞきこんで尋ねました。

「 … だめ?」

目をそらすユイ。

「だめだよ、デビューしてからって約束でしょ」

「 … 部屋さこもってたら、デビューもできなくなるべ!」


『デビューしたいんです、東京行ってアイドルになりたいんです』

『それは、君次第でしょ?』

ユイの脳裏にあの時のことが、水口の言葉がよぎりました。

「ごめん、でも今の本音だ … 皆を元気にするのがアイドルの仕事だとしたら、今のユイちゃんは職場放棄だべ?!」

「おらもそう思う」

「夏ばっぱ … 」


いつの間にか傍にいた夏、ユイに言い聞かせるように話しました。

「この間のお座敷列車が北鉄や町のためだとしたら、今度は『自分』のためだ … 今度は自分のために歌って、踊ればいい」

「おらもそう思う」

「メガネ会計ばばあ … 」


… かつ枝も出てきました。

「東京がなんぼいいか知らねえが、まずは地元でもっともっと人気者になってよ、北三陸もユイちゃんも有名になってよ … プロデューサーだか何だか知らねえけど、直々に頭下げてくるまで、こっちから東京さ行くことねえ」

『君の覚悟っていうか … 本気が見たいって、もし俺が業界の人間で、そういう立場の人だったら思うと思うけどね』

「でも … 」

まだ踏ん切りがつかないユイ。

「でもじゃねえべ!」

… ヒロシです。

「皆お前のためにここまでやってるんだぞ、やれ、歌えよ、つべこべ言わずによ … どうしても嫌だって言うなら、これ駅前まで戻せ!」

看板を指さしました。

「かっけえ … 」

アキはヒロシのことを初めて、そう思いました。

『普通にそこそこ可愛くて、“アイドルになりた~い”なんて言ってる、ちょっと痛い女の子と何が違うのか … 知りたいと思うけどね』

ユイは決心しました。

「わかった、歌うよ … 歌おう、アキちゃん!」

「うんっ!」


笑顔でうなずくアキ。

「よしっ! そんだら、『海女~ソニック』! 盛り上げるべえ!」

「 … メガネ会計ばばあって何?」


今頃になってかつ枝が気にしだしました。

「皆であたしのことメガネ会計ばばあって呼んでたの?」

… … … … …

ユイが復活、『海女~ソニック』は無事開催されることになりました。

速い車さ乗っけられても、急にスピン掛けられても … 『飾りじゃないのよ涙は』収録

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