NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年06月18日 (火) | 編集 |
第68話

アキとユイが乗り込んだバスの終点は、上野ではなく袖が浜でした。

こうして、ふたりの家出計画はあえなく失敗に終わりました。

… … … … …

翌日、観光協会で緊急会議が開かれました … 久しぶりのK3RNSP ~ 北三陸をなんとかすっぺ会議です。

出席者は、大吉、吉田の北鉄コンビ、保、しおり、ヒロシの観光協会トリオ、長内組合長、今野商工会長、琥珀の勉さん、ユイの父・足立功、そして春子です。

「今回の議題は他でもねえ、我らが北鉄のユイちゃんと海女のアキちゃんが家出を企てた … よりによってバスで深夜バスで。

ユイちゃんは2回目だ。

一番の問題は前回は引き留める側だったアキちゃんも家出する側に回ってしまったことだ」


司会進行役の大吉が、昨夜のあらましを説明しました。

「何か、申し訳ない … 」

「何かあ?!」


功の言葉に春子が不満そうに食いつきました。

「まあまあ春ちゃん、先生ば責めてもしょうがねえべ」

慌てて、保が春子のことをなだめました。

「んだ、元はと言えば、勉さんとこのニセ弟子がよ」

組合長が水口のことを持ち出すと、隣に座っていた勉さんが皆に頭を下げました。

「何か、すみません … 」

「そこは何かじゃねえべ?! ちゃんと謝れよ勉、その琥珀を磨く手を止めて!」


会議中だというのに琥珀を磨く手を休めない勉さんのことを組合長が強い口調で責めました。

「っていうかさ、アキは?」

事情を聴くために呼んだユイは功と並んで座っていますが、アキの姿が見えないので、春子が大吉に尋ねました。

「アキちゃんは、夏ばっぱに頼んだ」

「なんで?」

「これは、海女クラブの問題でもあるし、春ちゃんが一緒だとそれにまた、ほれ … 叩くべ?」


… … … … …

同じころ、アキは海女カフェで事情聴取を受けていました。

アキの座ったイスの周りを先輩海女たちが囲んでいます。

「心配すんな、母ちゃんは観光協会だ」

縮こまっているように見えるアキが、春子のことを怯えていると思った弥生が安心させました。

「おらたちが多大なるショックを受けてるのは分かるな?」

かつ枝にそう言われて、アキはうなずきました。

そして、黙って見ていた夏が口を開きました。

「アキ、海女クラブの会長として、今おめえをこの町から出すわけにはいかねえ … 海女クラブにとっても、観光協会にとっても、かなりの痛手だ。

わかるな?」

「はい … 」

「それだけじゃねえ、おらたちは毎日、命がけで潜ってる … 海ん中でも陸の上でも、お互いの信頼関係が何より大事なんだ。

おめえはその信頼関係を壊して逃げようとしたんだど、重大なペナルティだ!」


厳しい口調でそう言った夏の顔をアキは見上げました。

… … … … …

観光協会。

「もし万が一、アキちゃんとユイちゃんがいねぐなった場合、この北三陸がどれくらいの経済的打撃を受けるか、今ウチの優秀な経理担当の栗原ちゃんが計算してくれてます」

保が説明しました。

入ってくるはずだった金がいくらかという話です。

軽快なリズムで電卓を叩いていたしおりの指が止まり、眉をひそめて苦しそうに唸り出しました。

「栗原ちゃん?」

鬼のような形相でじわじわと立ち上がりかけたしおり、保はその手から電卓を奪うと抱きしめました。

「ああもういい栗原ちゃん、大体分かった! ごめんよ、ごめんよ」

ひしっと抱き合うふたり。

「眉間のしわの深さが全てを物語ってたよ」

功が思ったように相当の額の損害になるようです。

「しわの中に顔がこう半分めり込んでましたもんね」

いつもなら茶化しそうな吉田も深刻な顔つきです。

「今や北鉄の乗客の7割は観光客だ、これを失うのはツラいっ」

「こっち見ないでよ」


泣き言を言いながらチラ見をしたので春子が大吉に文句を言いました。

「漁協のダメージもでけえど、銀行から借りた2千万、海女カフェの改装費、月々のローン返すので精いっぱいだ」

組合長の話を聞いた大吉と吉田がまた春子をチラ見して言いました。

「ツラいっ!」

「ツラいっていう時にチラ見しないでよ」


… … … … …

「ええ、琥珀は … 」

「琥珀はこの際どうでもいいべっ!」


組合長は机を叩いて、勉さんの話の腰を折ると立ち上がりました。

「取りあえず、新人海女のアルバイト代もかさむし、せめて今年はウニ1個600円に値上げして、漁協の取り分を増やしていただかねば!」

声を大にして訴える組合長。

琥珀のことを軽んじられてムッと来た勉さん、ふと目についた机の上にあった七味唐辛子の小瓶を手に取ると、何事もない顔のまま、組合長のお茶の中に何回も振りました。

… … … … …

海女カフェ。

「深夜バスで何処さ行こうとしてたか言ってみろ」

「東京」


弥生に尋ねられたアキは素直に答えました。

「東京で何するつもりだったか言ってみろ」

「 … アイドル」


かつ枝に聞かれて、そう答えたアキ、珠子が思わず吹き出して、美寿々に注意されました。

「でも、スカウトされたんだべ、芸能プロダクションから?」

「芸能プロダクションなんて、あっちゃこっちゃで名刺バラまいてるんだ、当てになんねえ」


頭から決めてかかった弥生にアキは言いました。

「事務所の社長とも電話でしゃべったべ」

「じぇじぇっ!」


『もしもし、初めまして、太巻ですけど … 夏休みだよね今? 東京に出て来れる?』

… … … … …

観光協会。

「会ってみたいって言われました」

「じぇじぇじぇっ!」


ユイの話を聞いて驚く一同。

「だから、とにかく行こうって決めたんです … 皆さんに事情を説明する時間がなくて、事後承諾っていうか … あとで皆さんにちゃんと説明するつもりだったんです、ごめんなさい」

虚実取り混ぜた言い訳のあと、ユイは立ち上がって頭を下げました。

「小さい頃からの夢だったんです、それを行ってみないであきらめるのが嫌なんです」

… … … … …

ふたたび、海女カフェ。

「家出の理由はわかった … しかし、そうまでしてアイドルとやらになりてえのはなしてか?

おらたち、田舎の年寄りにもわかるようにしゃべってみろ」


夏はアキにそう言いました。

… … … … …

観光協会。

「この町には、まだユイやアキちゃんの力が必要なんだよ」

功の言葉に保と大吉が乗っかってユイを説得します。

「んだんだ、去年の今頃さ比べたら、観光客も増えたし、海女カフェも建った!」

「“北鉄”“北の海女”“潮騒のメモリーズ”この3枚看板で行きたいんだ!」


しかし、ユイは冷静に答えました。

「それについては考えました …

確かにうちらがいなくなると、一時的に観光客は減るでしょう … でも。PRなら東京行ってでもできますよね? … むしろ北三陸の知名度上げるには、ここにいて観光客待っているより、東京に行って呼びかけた方が効果的なんじゃないかって」


正論でした。

「北三陸の名前を全国区にするためにアキちゃんも私も積極的に訛っていこうって」

「じぇじぇっ!」

「じぇじぇ … むしろ、“じぇじぇ”って言っていこうって、相手がタモリさんだろうがアッコさんだろうが、“じぇじぇ”で通そうって … 好きな食べ物は“まめぶ”と“ウニ” … 名前もJJガールズにして、“じぇじぇ”って流行語大賞も獲ります!

よろしくお願いします!」


大人たち相手に一気にまくし立てました。

「 … 我が子ながら、手強い」

困惑する功。

しかし、ユイの話をどこか信じきれない春子でした。

… … … … …

「黙ってたら、わかんねえべ、アキ」

アキは夏の質問に答えられずに黙り込んだままでした。

きっと頭の中でいろいろな答えがぐるぐる回っていてそれを中々まとめることができないのでしょう。

「どうした、母ちゃんが怖えか?」

夏は少しイライラし始めています。

「無理もねえ、顔叩かれたんだもんなあ」

「あれはおらが悪い」


かつ枝の言葉をきっかけにようやく口を開いたアキ。

夏は聞き返しました。

「なしてそう思う?」

「コロコロ言うこと変わるから … 東京さ帰りだぐねえって言ったり、帰りでえって言ったり … 」

「海女になりたいっつったり、南部もぐりさあこがれたりな」


弥生に言われて、アキはうなずきました。

「でも、どれも本気なんだ … ここさ残って就職して、夏の間だけ海女やって、それはそれで間違いなく楽しいべ。

こんなこと言ったら、怒られるかもしんねえが … 」

「怒んねえから言ってみろ」


夏は言いあぐねているアキの背を押しました。

… … … … …

「海女は好きだけど … 今じゃなくてもできるべ」

思い切って口にしたアキ、海女たちの表情が変わりました。

「だけど、ユイちゃんと東京さ行って、アイドルさ … なれるかどうかわかんねえけど、それは今しかできねえべ?」

「なれねがったら、どうする?」


美寿々の問いにアキは即答しました。

「そん時は潔く帰って来るべ」

「帰ってきて、また潜るんか?」


かつ枝は尋ねました。

「当たり前だ、おら海女だもん! … ただし、町のためとか誰かのためでねえ、おらが潜りたいから潜るんだ」

海女たちはアキのことを唖然とした顔で見つめています。

アキは夏の前に立ちました。

「祖父ちゃんが言ってた、ここが世界で一番いい所だって、夏ばっぱに教えるために長く航海してるって … 」

『いろんな国のいろんな町を見て回ってよ、んでも、やっぱここが一番いいぞって教えてやってんだ … 北三陸も東京もおらに言わせれば日本だ』

「おらも一緒だ、ここが一番いいぞって、皆さ教えるために東京さ行ぐ … 行ぎでえんだ!」

… … … … …

「行がせてやっぺ!」

立ち上がったかつ枝が言いました。

「行げアキ、ここはおらたちに任せて東京でがんばれ!」

「かつ枝さん … 」

「誰のためでもねえ、潜りでえ時に潜る … そったな、当たりめえのことを、まさかおめえがら教わるとは思わねがった」

「んだな、朝が早えとか、海が冷ゃっこいとか、家族のため、町のためさって、自分さ言い聞かせて乗り越えてきたが、でもそれはウソだ!

好きだから潜る、それが根本だべ?」


弥生もそうアキに向かって言いました。

「若え時は、潜んのが面白くて、潜るだけで十分だったもんね」

美寿々も笑っています。

「アキちゃんも潜りたいときに潜ればいい」

笑い返そうとしたアキですが、何を思ったか表情が陰りました。

「でも、おらがいねぐなったら、観光客が … 」

「んだんだ、せめて9月の本気獲りまで」


事務を預かる珠子は、海女たちに比べて現実的でした。

「いやだめだ、今すぐ行げ!」

「ここの改装費、ローンまだ残ってるべ?」

「じぇっ!」


珠子の言葉でかつ枝も現実に引き戻されそうになりましたが …

「銭なんか何とかなる! おめえひとり欠けたぐれえで、40年続いた海女クラブが廃れてたまるもんかあ!」

弱気を強がりで一気に跳ね飛ばしました。

「んだんだ、海女はアキだけでない … 後継者なら、他にもいるべ?!」

アキの肩を叩いた弥生、いつの間にか新人海女たちも周りに集まっていました。

「なんなら、花巻ちゃんとこの娘っこもなあ!」

… … … … …

「 … どんだべ、夏ばっぱ?」

真顔に戻ったかつ枝が夏に伺いを立てました。

「アキの好ぎなようにさせてやってもらえねえべか?」

「夏ばっぱ、おらからも頼む … 行がしてやってけろ!」


かつ枝に続いて弥生も美寿々も頭を下げました。

海女クラブの会長とはいえ、アキは我が孫、身内でもあります。

孫のためにクラブのメンバーに苦労を掛けることになるのは明白でした。

しかし、夏は決断しました。

「うん、おめえらの気持ちは、よおく分かった …

アキ、おめえ、東京さ行って来い」

「ばっぱ … 」

「町の大人たちは、おらが説得する」


アキは今度こそ満面の笑みを返しました。

… … … … …

観光協会。

結論は出るわけもなく、硬直状態のK3RNSPです。

「ユイちゃんが芸能界にあこがれている気持ちはよく分かった、東京行きたいなら行けばいい」

春子の言葉に大吉が慌てました。

「ただね、アキを巻き込まないでほしいの … 田舎に来て、やっとカラ破ったのに、また東京に戻ったら、もとの地味で暗くて向上心も協調性も … 」

「アキちゃん?!」


大吉の声に皆が入り口に目をやると、そこにアキが立っていました。

「海女クラブの話し合い終わったのか?」

中々部屋に入って来ないアキのことを大吉は迎えに立ちました。

「さあさあ、怖がんなくていいから、中さ入れ」

部屋に入ってくるアキ、その後から …

「じぇっ、じぇじぇじぇじぇ!」

海女の衣装を身にまとったクラブのメンバーが勢ぞろいで乗り込んできました。

「な、何だ、どうした、どうした?」

「袖が浜海女クラブでがす」


夏が改めて名乗りを上げました。

「海女クラブが何の用だ?」

全く話を聞いていない組合長が不満げに聞き返しました。

「アキの応援で来ました」

さあ、いよいよ正念場です … この欲に目がくらんだ大人たちの、たまたま中央にボスキャラよろしく鎮座する氷のように冷たい目つきの母親にアキは思いの丈をぶつけることができるのでしょうか?


辛あああああああ ~

お茶を飲み干した組合長がもんどりうってひっくり返りました。

表情一つ変えずに、ポーカーフェイスの勉さん … 内心してやったり …

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