NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年06月24日 (月) | 編集 |
第73話

< 1984(昭和59)年、夏 … おらのママこと天野春子さんは、上野駅に降り立ちました。

上野は東京の東の玄関、しかし東北新幹線はまだ乗り入れてなくて、大宮がらは各駅停車を使ったそうです >


18歳の春子は、上野のアメ横で通行人にシャッターを押してもらって記念撮影をしました。

< それから25年後 … 2009(平成21)年、夏 … おらこと天野アキも上野に降り立ちました >

相変わらず賑わうアメ横で同じようにカメラならぬ携帯で通行人に頼んで記念撮影をしたのでした。

… … … … …

< 北三陸から上野に行ぐには、宮古まで北鉄を使い、釜石までは山田線、盛までは南三陸リアス線(めんどくせえ)、大船渡線に乗り換え気仙沼、気仙沼線で石巻へ、石巻線で仙台、そっから新幹線でわざわざやって来たのです >

アキは水口に連絡を入れました。

「もしもし、着いた?」

「はい、着きました」

「あ、いたいたいた … 後ろ向いて、上だよ上」


言われた通り振り向いて見上げると、『東京EDOシアター』という看板が掲げられた建物で手を振る水口が見えました。

… … … … …

「アキちゃん、やっと来れたね」

水口は『東京EDOシアター』の入り口でアキを歓迎して迎えました。

「はいっ」

「疲れたでしょ、ご飯食べようか?」


アキの手から荷物を取って階段を上がり始めた水口がふと足を止めました。

「 … つうか、ユイちゃんは?」

「えっ、メール見てないですか?」


携帯を取り出すとメールの着信を確認する水口。

『件名:緊急連絡!!!

ゆいちゃんの父ちゃんが倒れだ!(‘j’)/』

「じぇっ!」

水口の手からアキから預かっている荷物が全部落ちました。

慌てて拾うアキ。

「じぇじぇっ、ユイちゃん来れないの? じぇ … マジかよ」

< 出発前夜、ユイちゃんの父ちゃんが倒れました >


『ごめんね、アキちゃん』

『そしたら、おらも行ぐのやめるか』

『ダメ、それはダメ! アキちゃんは行って! … 大丈夫、必ずすぐ行くから、ねっ』

水口は頭を抱えて座り込んでしまいました。

「会社の人間に言っちゃったんだよ、今日岩手からGMTのセンター候補が来るって … 」

「センターって?!」

「ユイちゃんだよ、ユイちゃんに決まってるでしょ!」


強い口調で言った水口、あからさまに態度が変わりました。

「 … ごめん、君に言っても仕方ないけど」

「本人は来たがってたんですけど」

「こっちもだよ! … 君に言っても仕方ないけど」

< 君に言っても仕方ない … という言葉を、水口さんはこの日、23回も口にしました >


水口は手ぶらでサッサと階段を上がって行きます。

「ついて来て!」

< おらも23回、申し訳ねえ気持ちになりました >


… … … … …

「本社は渋谷にあるんだけど、アメ横女学園関連のスタッフはここに常駐しています … これからお世話になる人たちだから、ちゃんと大きな声で挨拶して」

水口の後について事務所に入ったアキは言われた通り大きな声で挨拶をしました。

「おはようございます、天野アキです」

アメ女のチーフマネージャーの河島耕作に紹介されました。

「あれ、ふたりじゃなかったけ?」

「ええ、ちょっと事情があって、また後日」


先ほどと違って、そつなく答えました。

「あそ … 可愛い方?」

河島は、さほど気にしてはいないようで、アキの顔を見て尋ねました。

「いえ、訛ってる方です」

「うん、期待してるよ」


ほとんど興味を示さずにお決まりの文句です。

… … … … …

「あの、太巻さんは?」

「ここには滅多に顔を出さないの、ここが社長の部屋」


事務所の隣のひときわ広いガラス張りの部屋を水口は指しました。

『太いものには巻かれろ』『巻かれて太れ』『巻かれて巻かれて強くなる』

会社のモットーでしょうか、ホワイトボードに何枚も紙が貼られていました。

… … … … …

楽屋口。

『天野秋 GMT(岩手)』と書かれた名札を渡しながら、守衛が水口に聞きました。

「可愛い方?」

「訛ってる方」


水口は、壁に掲げられた『着到板』と書かれたパネルの前にアキを連れて行きます。

「名札、入る時に必ず裏返して」

アメ女の全メンバーの名札が人気順にピラミッドに並んでいました。

「じぇじぇっ、こんなに?」

その数に驚くアキ、水口はピラミッドの頂点あたり指して言いました。

「この辺は人気だから、さすがに知ってるでしょ?

ファンはこの8人を『アメ女八賢伝』って呼んでいる」


3段目までがレギュラー、その下にリザーブ、ビヨンドと続き、ビンテージはOBだと説明しました。

「で、ここがGMT」

パネルには入ることができず、その下のスペースがGMTの名札を掛ける位置でした。

すでにある5名の横にアキの札が掛けられました。

… … … … …

「おはようございま~す」

ステージ衣装を着たふたりの少女が下りてきました。

ポカンと眺めているアキに水口が注意しました。

「何やってるの? 挨拶しなよ、先輩なんだから」

慌ててふたりに挨拶をするアキ。

「ああ … どうも、お、お、おばんです」

「ふたりはアメ女の新メンバーで … 」


水口が言いかけると、ひとりが元気よく自己紹介を始めました。

「アメ横女学園、出席番号36番 … 片思い星からの転校生、両思いになると死んじゃうの。

み~んなのアリサこと、高幡アリサ13歳で~す! よろしくピョン!」

「じゅ、13歳?」


呆気にとられているアキに構わず、待ちかねたようにもうひとりの女の子も自己紹介を始めました。

「はいはいはい、アメ女の『あ』は?」

「愛してるの『あ』」


アリサだけでなく水口を声を合わせて答えました。

「アメ女の『め』は?」

「メロンの『め』」

「アメ女の『じょ』は?」

「情緒不安定の『じょ』」


女の子は「よくできました」と手を叩き、そして尋ねました。

「あ、ところで私は誰だっけ?」

「成田りな!」

「上から読んでも … 」

「なりたりな!」

「下から読んでも … 」

「なりたりな!」

「成田りな、出席番号37番、15歳! う~わぉ!」


とてもアキがついていけるテンションではありませんでした …

< 帰りたい … 本気でそう思いました。

東京に着いて、まだ2時間ですが、年下の先輩から洗礼を受け、すでに心が折れそうなアキです >

「ああ、天野にも面白い自己紹介考えてもらうからね」


とんでもないことを水口は言っています。

「じぇじぇっ!」

「じゃあ、劇場行こうか?」


… … … … …

「去年、オープンしたアメ女専用の劇場です … 平日は7時半から、土日は2ステージ、アメ女のショーをここでやってます」

ドアを開けて中に入ると、レギュラーメンバーが本番さながらのリハーサルを行っていました。

「すげえ … 」

その華やかさに目を奪われるアキです。

「写真撮ってもいいですか? ユイちゃんに送ってやっぺえ!」

そう言うや否やアキはステージに携帯のカメラを向けてシャッターを切りました。

「こんな立派な舞台立てるって知ったら、ユイちゃん喜ぶ … 」

「立てないよ」


水口はアキの言葉を遮りました。

「 … 立てるのはアメ女の正規メンバーだけ。当たり前じゃん、そんなに甘くないよ … 皆、最低1年はレッスン積んでるんだから」

水口は冷たく言い放つとまたもサッサと歩き出して、舞台の横を抜けて奥へ進んでいきました。

遅れないように後からついて行きながらアキは、尋ねました。

「じゃ、GMTは?」

「シャドウだね … 代役のこと、正規メンバーがケガや急な体調不良、あるいはテレビの仕事で休んだ時に代わりに踊ってもらうから、振りは覚えてもらいます」

「じゃあ、誰かがケガしないと出れないんですか?」

「だからって、靴に画びょうとか入れないでね」


水口の話し方は、あまり感情を出さないので、冗談で言ってるのか本気だかよくわかりません。

… … … … …

< あれっ、何だかイメージしてたのと、随分違う … >

貨物用のようなエレベータに乗って地下に下りました。

「ここは?」

「レッスンルーム、うちら『奈落』って呼んでるけど」

「ならく?」

「ステージの真下だから」


工事現場のような通路を抜けると結構広い板張りのスペースが広がりました。

「じぇっ」

「あれ、お前らふたりだけ?」

「喜屋武ちゃんと小野寺ちゃんは買出し」

「宮下さんはバイトに行きんしゃったよ」

「前に話した、岩手の『潮騒のメモリーズ』」


水口は、ちょうどいたふたりにアキのことを紹介しました。

「北三陸市から来ました、天野アキでがす」

「あれ、可愛い方は?」


アキの顔を見るなり、ひとりがそう尋ねました。

「来ない … 」

「ええ、何それ? センターどうするんですか?」

「うるせえな、ほら早く自己紹介」


さっき上の階であったアメ女の子たちに対する口のきき方と完全に差があります。

今声をあげた方の子がアキの前に立ちました。

「海はないけど、夢はある! 埼玉在住アイドル … NOオーシャンの元気印、入間しおりです。

今日も東武東上線に乗って、元気い~っぱい」


棒読み、無表情で自己紹介しました。

「元気にやれよ、こらっ」

苦笑いする水口。

「福岡天神、ごほごほっ … 親不孝ドールズの柚子胡椒担当、遠藤真奈ばい!」

風邪気味なのか咳き込みながらの自己紹介でした。

「よろしぐ … えっ、GMTって5人しかいないんですか?」

「なんかね、いろいろ難航しているみたい … 親に連れ戻されたりとか」

「47人はちょっと無理ばいね」


… 初耳でした。

「岩手ってどこ、東北だっけ?」

「新潟の上じゃなかと?」

「何が有名? イタコ、恐山」

「キリタンポじゃなかと?」


好き勝手なことを言い合う、しおりと真奈。

「伊達正宗 … 違う、わかったナマハゲ!」

「 … 海女さん」


ふたりに海女が理解できたかどうか … ?

… … … … …

「あ、あれっ、水口さんは??」

いつの間にか姿が消えていました。

「とっくにくさ、出て行きんさったよ」

所詮、アキはそんな程度の扱いなのです。

「皆さん、うちらのこと何て聞いてました?」

「可愛い方は華があるからセンター確定で … 訛ってる方、何か言ってたっけ?」


しおりが聞きましたが、真奈も覚えていないのか、黙っています。

「 … もういいです」

慣れてはきましたが、さすがに気落ちするアキです。

「ばってん、キャラは強烈だって!」

「そうそうそう、一般受けしないけど、マニアにはたまらない奴だよね」


本人には言えないわけです。

「一般受けはしない … 」

元気づけようと言ったのでしょうが却ってアキは凹んでしまいました。

… … … … …

そこへ買出しに行っていたふたりが戻って来たのでしおりが紹介してくれました。

「この子、喜屋武ちゃん、沖縄の子」

「ハイサイ!」


喜屋武エレン、くったくのない笑顔で片手をあげました。

そして、もうひとり …

「はずめまして」

「訛ってる、何処、ねえ何処?」

「仙台です」

「あっ、あの『ずんだずんだ』の子?」


ユイの家のパソコンで動画を見た『仙台牛タンガールズ』の子でした。

「小野寺薫子、14歳でがす」

「じぇじぇ」


何故か少しホッとするアキでした。

「あと徳島の子がいるんだけどさ、今日はバイトって」

「あ、泊まるとこあるの?」

「世田谷さ、実家があるんで」


その時、急に音楽が流れ始め、4人は話を止めて踊り始めました。

< GMTは今のところ、アメ横女学園の妹分っていうか、2軍扱いみたいです … 急に来るかもしんねえ出番に備えて、奈落と呼ばれる場所でレッスンに励んでいます >

… … … … …

取りあえず、実家に顔を出すため、シアターを後にしたアキ、外はもう日が暮れていました。

「やっぱり、東京好きじゃない … 」

< そんなに甘ぐねえと思ってたけど、こんなに甘ぐねえとは … ママ、夏ばっぱ、おらやって行げるのかな?

… ユイちゃん、早く来てよ >


… … … … …

病院の薄暗いロビー。

ユイはアキからのメールを受け取りました。

『ユイちゃん、

おらは無事に東京さ着きました。

アメ女の劇場、すげえ!

早くユイちゃんとこの舞台さ立ちてえ!

待ってるからね。』

アメ女のリハーサル風景を写した写真が添付されていました。

「電源切れよ、ここ病院だぞ」

ヒロシにたしなめられましたが、ユイの目は携帯の画面を見つめたままです。

「ふたりとも中入って」

病室から出てきたよしえが声を掛けました。

… … … … …

< 1年ぶりの東京、1年ぶりの実家 … >

ようやく辿り着いたアキはマンションのチャイムを鳴らしました。

「は~い!」

正宗の返事が聞こえました。

「アキだけど」

突然、バタバタと慌ただしい音が聞こえ始めました。

ドアを少しだけ開けて、父が顔を出しました。

「ごめん、急に … 」

「全然平気、全然平気 … 何?」


一見、平静を装っていますが、どこか変です。

「ママから聞いてない?」

「聞いてない、聞いてない、聞いたことない … えっ、何?」

「中、入っていい?」

「いやいやいやいや … 」


ドアをそれ以上、開けないばかりでなく、アキを部屋に入れようとしません。

「どうしたの、変だよ?」

「誰が、パパが? 変なことなんにもねえよ!」


思わず、ドアを広く開けました。

その刹那、髪をかき上げながらバスローブを羽織った女性が通り過ぎました。

「ジーザス … 」

天を仰ぐ正宗。

< そして、ダメ押し … >

引き返してきた女は、リビングへと入って行きました。

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