NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
  • 06«
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • »08
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


朝ドラ関連のブログ一覧はこちらです。よろしくお願いします!

にほんブログ村 テレビブログ 朝ドラ・昼ドラへ
2013年06月28日 (金) | 編集 |
第77話

「そばですか、うどんですか … まめぶですか?」

懐かしい声を偶然耳にしたアキは思い切ってその屋台の暖簾をくぐりました。

「いらっしゃい!」

声の主は … そこにいたのは紛れもなく、安部小百合でした。

「じぇじぇっ!」

「じぇじぇじぇじぇじぇじぇ … 」


思いがけない再会にアキと小百合は屋台の裏で抱き合って喜びました。

… … … … …

「宇都宮のデパートで小さな店出したんだけど上手くいかなくて … 無理もねえ、岩手の人間がピンと来ねえ『まめぶ』が、栃木でウケたらそれは栃木の名物だもの」

「そんで立ち食いソバ屋さなりすまして?」

「たまたま車安く譲ってくれる人がいで、暖簾だけ作って、ちょっとずつちょっとずつ東京さ目指して … 上野は、ほれっ東の玄関だべ、ごくたまに三陸沿線の人も通りかかるし …

そうでなくても『そば、うどん、まめぶ』って声掛けてれば、20人にひとりは『まめぶ』って何だべってひっかかるべ」


そう話している間に客が訪れました。

「そばですか、うどんですか、まめ … 」

小百合の言葉を最後まで聞かず、そばを注文しました。

「ひっかからねえ客には間違えた振りして … 」

まめぶをひとつ、そばに入れて客に出す小百合。

「食ってみて、美味えと思ったら、次は『まめぶ』注文するべ?」

「 … すんげえ、安部ちゃん地道だ」

「地道だけが東北人の取り柄だもの、地道にやんねばな … 」

「ちょっと、なんか変な丸いの入ってるんだけど」


クレームをつけた客に「捨ててください」とひとこと。

… … … … …

「それにしても、アキちゃんがアイドルなんて … やっぱり、春子さんの血なんだべか?」

小百合はしみじみと言いました。

「安部ちゃんとは、去年の『本気獲り』以来だもんな」

「アキちゃんが自力でウニ獲ったの見届けて、北三陸離れたから … 」

< そうなんです … 安部ちゃんは、ずっとおらの『落武者』として、海の中でコッソリとウニを渡してくれていた恩人なのです >


… 『影武者』でした。『落武者』と『影武者』では全然違います。

そのアキが今は、アメ女のセンターの『落武者』いや『影武者』なのです …

「一杯食うか?」

「うんっ」

< 安部ちゃんの『まめぶ』は相変わらずピンと来なくて、そのピンとこない味にピンとくるアキでした >

「ああ、懐かしい … 決して美味ぐはねえ、でもそこがいい。

美味えだけのもんなら、東京は何でもあるが … これは、美味ぐもねえのに食いだぐなる、最高だ!」


知らない人には、とても失礼な物言いに聞こえるかも知れませんが、ふたりの間柄だから、分かり合える表現なのでしょう。

「いつでも来て … 結構、リピーターもいるんだから」

「へえ」

「ほら、来た … いらっしゃい!」


どうやら話に出たリピーターの客のようです。

「うどんとまめぶのハーフ&ハーフ」

注文した青年はまめぶの入った鍋の傍に周って、たまらないという感じで匂いを嗅ぎました。

その青年 … なんと、アキの初恋の人、種市浩一でした。

種市は、鍋の向こうに座ってまめぶを夢中で食べているアキを見つけました。

驚く種市 … 食べ終わったアキが顔を上げた瞬間、思わず顔をそむけました。

「ごちそうさま、また来るね」

「うん、ガンバって!」


アキは種市に全く気づかずに行ってしまいました。

… 何故こんな時間に種市が上野にいたのか、そして何故アキから身を隠したのでしょうか? …

… … … … …

< 懐かしい『まめぶ汁』に出会って、心が軽くなったのも束の間 … >

合宿所の前に見慣れた車 … 正宗のタクシーが駐車してありました。

… … … … …

合宿所内の居間。

苦虫をつぶしたような顔で無言のままアキの前に立ち、アメ女のCDを手に取る正宗。

「威圧感たっぷりなところ、申し訳ないんですけど、手短にお願いします … 一応ここ男子禁制なんで」

お茶を出しながら、しおりが正宗に言いました。

正宗はアキの前に座りました。

「ママから聞いたよ … まあ、正確にはママとしゃべっても埒が明かないから来た。

どういうことだ、アキ? 芸能界なんて … お前からは最も遠い世界じゃないか?!

… 部屋にこもって、ネガティブなポエムばかり書いて … 」

「やめでっ!」


アキは正宗の言葉を遮りました。

… … … … …

「リーダー、なあリーダー! アキちゃん! … 誰?」

2階から大騒ぎで下りてきたアユミが見慣れない男性がいるので不審な顔をしました。

「娘がお世話になっております。私、アキの父、黒川正宗と申します」

立ち上がって挨拶をした正宗の応対もそこそこにアユミはしおりに報告をしました。

「 … それより大変じゃわ、真奈ちゃんが」

アユミの後から下りてきた真奈が緊張気味に言いました。

「どがんしゅう … シャドウの出番が来たとよ」

「じぇじぇっ!」

「水口さんからの電話で成田りなって子おるで、その子が体調不良で握手会休んだっぽい! … 段取り確認するけん今すぐ来いって」

「どがんしゅう、お腹痛か … 」


うずくまる真奈。

「タクシー呼ぶ、タクシー? … タクシー!」

しおりが正宗のことを指さしました。

… … … … …

EDOシアター。

アメ女のステージ、衣装替えのためにメンバーが奈落にぞくぞくと駆け下りてきます。

その中に真奈の姿もありました。

「45秒前!」

次の曲までのカウントダウンが聞こえます。

「あと何秒、何秒?」

「25秒!」

「よしっ!」


フィッティングから飛び出した真奈が着ていたのはパンダの着ぐるみ、次の歌の衣装は迷彩柄です。

「どうしよう?!」

「間もなくです、間もなくセリ上がります!」


もう着替えている時間はありません。

「行けこれで、出てまえ!」

そのまま真奈をセリに乗せて、ステージに上げてしまいました。

… … … … …

♪暦の上ではディセンバー でもハートはサバイバー

曲が始まると、奈落にいるメンバーたちも、それぞれのシャドウのパートに合わせて踊り始めました。

もちろんアキも …

… … … … …

その頃、シアターの社長室では、珍しく顔を見せた太巻に水口がGMTについての報告をしていました。

「何でも初めから上手くいくと思うなよ、水口 … アメ女だって4年かかったんだから」

「でも、北鉄のユイちゃんは社長も本命だとおっしゃっていたんで … 」

「おもしろいからいいんじぇね? あの海女の子も」


訛りは直さない方がいいと太巻は言いました。

「有馬めぐのシャドウに抜擢したそうですね?」

「ああ、最近あいつ『これ』だから」


『天狗』のジェスチャーです。

やはり水口自身がアキに釘を刺した通り、危機感を持たせるための噛ませ犬だったのでしょうか …

「男でもできたか? 売れると、すぐだからな … 奈落にいたころが一番おもしろかったよ、水口」

太巻はそういうと寿司を頬張りました。

… … … … …

< 道のりは険しいけど、アメ女がいったい何人いるのか分からないけど … 奈落でも努力は必ず報われる、そう信じるしかないアキです >

… … … … …

「お疲れ様でした!」

「すみませんでした!」


しおり、アキ、そして真奈は楽屋口の前で帰宅していくアメ女のメンバーひとりひとりに今日の不手際を詫びていました。

「お疲れ様でした!」

有馬めぐです。

「すみませんでした!」

アキたちを一瞥もせずに無視して通り過ぎて行きました。

… … … … …

ふたたび奈落に戻った3人。

「元気だしなよ」

しおりが慰めても真奈はひどい落ち込みようです。

「お疲れ、待ってたよ」

「見て、アメ女の子が持ってきたんだ、奈落で食べなって」


食べ残りですが、寿司桶がいくつかテーブルに置いてありました。

「うわ~ !」

喜び勇んで寿司にありつこうとする一同 … しかし、真奈がつぶやきました。

「お寿司があるってことは、太巻さん、見よんしゃったってことばいね … 」

… そういうことでした。

箸をおく、しおり。

「あ、そうだね … 」

「最悪ばい … 」


座り込んでしまった真奈。

「ごめん、残り物で喜んでる場合ちゃうわ」

アユミが謝りました。

「GMTからようやくひとり、客前に出れただけだもんね」

薫子。

皆、一気に寿司どころではなくなってしまった … いやひとりアキだけは、遠慮なくウニの軍艦巻きを手に取ると、あっという間に頬張りました。

「ちょっと、アキちゃん?!」

「超うめええっ!」

「何しょん?!」


アユミが咎めました。

「ごめん、無意識 … だって、もったいねえべ? 真奈ちゃんも食べて」

それどころではない真奈は首を横に振りました。

「それなら … ハイっ!」

アキはポケットから取り出した500円玉を真奈に差し出しました。

「何しょんよ、あんた?!」

アユミは腹を立てています。

「だって、ウニは銭ってばっぱに教わったから」

「金で済む問題ちゃうやろ?」


居たたまれなくなった真奈は奈落から出て行こうとします。

その真奈をアキは呼び止めました。

「真奈ちゃん、ひとつ教えてけろ!」

… … … … …

「ここと上、どっちが気持ちいがった?」

「そんなの … 上に決まってんじゃんね?」


しおりが代わりに答えると、真奈も無言でうなずきました。

「やっぱり、んだべな … なんぼ間違えても遅れても、奈落よりいいよな」

「うん、お客さんおるし、ステージの方が全然気持ちよかよ」


真奈は引き返して来て、イスに腰かけました。

アキは真奈の正面に腰かけて言いました。

「それなら、明日はもっと気持ちよく踊ってけろ … おら、下で応援すっから、なっ?」

「そうだよ、アキの言うとおり、今、上で躍れるの真奈だけだしね」


喜屋武も言いました。

「わかっとう、チャンスやもんね」

少し元気が戻ったようです。

「いつか、皆で上行きてえなあ … 」

薫子がステージを見上げてそう言いました。

「行けるさあ!」

喜屋武のひとことで皆笑いました。

「私、ここから登場してえ」

薫子がメインのセリを指さすと、しおりが慌ててそこに座り込みました。

「だめだめだめ、セリはリーダーの特権!」

また笑い合う一同。

「やりたかねえ、6人で … できるやろうか?」

すっかり元気が戻った真奈がそう言って皆を振り返りました。

… … … … …

「できないんだったら、やめちゃえよ」

「水口さん、いつの間に?」


ステージに続く階段から、水口が降りてきました。

「出るタイミング計ってたんだよ … なんか女子特有のうっとうしいノリが収まるの待ってたんだよ」

「 … すいません」


リーダーのしおりが謝りました。

「ついでに言うけど … 」

寿司に手を伸ばして、ひとつ口に入れたままで話しはじめました。

「GMTはこの劇場では終わらないから、今はたった6人だし、間借りっていうかアメ女の補欠みたいな扱いだけど、絶対47都道府県から集めるし、全国ツアーやるし、ファイナルは武道館だし」

「じぇじぇじぇじぇっ!」


声を揃えて驚く一同。

「そういう気持ちでやってるよ、俺は … 

何しろ初めて任されたプロジェクトだからさ … 逆に言えば、人数が減ってもやめない、最後のひとりまでGMTだからな」

「はいっ」


いつかの夜、アキにマイナス方向の話ばかりした水口と違って、口調こそ物静かですが、今日は俄然やる気が感じられます … 何かあったのでしょうか?

もうひとつ寿司をつまむ水口。

「俺は絶対見捨てないから」

「はいっ」


水口が何か言うたびに目を輝かせ、声を合わせて返事するメンバーを見て苦笑いしました。

「 … うっとうしい」

それは柄にもなく熱く語ってしまった自分に対して言った言葉だったのかもしれません。

… … … … …

「精一杯やろう! 天下、取ろうね!」

しおりが両手を握りコブシにして皆を鼓舞しました。

「なあ、真奈ちゃんが無事シャドウを勤め上げたら、皆でお寿司食べ行かねえ?」

アキの無邪気な提案に、皆の勢いが止まりました。

「お寿司? … 」

「だって、お祝いするってリーダー言ったべ?」

「いやでも、お寿司はお金ないし … 」

「それは、水口さんが … ??」


危機を察知したのか、いつの間にか姿を消していました。

… … … … …

< その頃、北三陸では、『第2回・ミス北鉄コンテスト』が開かれようとしていました >

スナック梨明日。

「なんか盛り上がりに欠けるわあ ~ 」

吉田がぼやいた、その理由とは …

「きれいだよ、去年よりずっときれいだよ」

保が栗原しおりのことをしきりに褒めちぎっています。

去年に続いてまた今年もエントリーさせる気のようです。

「でも、ウエスト3センチ増えちゃったしぃ」

「いやその3センチがいいんだべ、ゆとりだよ、ゆとり世代だべ?」


吉田がもう1回と断ってから言いました。

「盛り上がりに欠けるわあ ~ 」

「なにが?!」


カウンターでは大吉が声をあげました。

その大吉は出場者募集のチラシを手に春子に出場しないかと口説いているのです。

「なあいいべ、春ちゃん、娘の七光りでさ、親子二代で地元のアイドルだべ?」

「だけど、節操ねえにもほどがあるべ! … 去年のミスが17歳で今年が45?」

「3!3! 43!」


春子が訂正しました。

しかし、吉田の言うことはごもっともです。

大吉と保はそれぞれご執心の女性を出場させようとしているだけなのです … ただ、それだけこの町にミスになれそうな人材がいないということでもあるのでしょうが …

… … … … …

店の扉が開いて、入ってきたのはヒロシでした。

「どうも、ご無沙汰してすみません」

バツが悪そうにしたのは栗原でした。

「先生はもういいのか?」

「はい、おかげ様で経過も良好で … 来週からリハビリも始めることになりました」


保に尋ねられて答えたヒロシは少し安堵しているような表情に見えました。

「ねえ、ユイちゃんは … 元気?」

春子が尋ねると、ヒロシは振り返って扉を開けました。

外で待っていたユイが店に入ってきました。

< ミス北鉄のユイちゃんが、約2週間ぶりに皆の前に姿を現しました … >

キャラクターきぐるみ パンダ 2639

新品価格
¥3,000から
(2013/6/28 14:19時点)


関連記事
スポンサーサイト

朝ドラ関連のブログ一覧はこちらです。よろしくお願いします!

にほんブログ村 テレビブログ 朝ドラ・昼ドラへ
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。