NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年07月05日 (金) | 編集 |
第83話

「地元の友達とか後輩から、よくねえ噂聞くんだ。

悪い仲間とつるんで夜遊びしてるとか、暴走族の車さ乗ってるとか … ま、どこまで本当か分かんねえけどな」


種市から聞いたユイに関する悪い噂話に心が痛むアキでしたが …

「そういう姿、ユイちゃんはおらに見られだぐねえはずだから … おらも見だぐねえし …

ツラいけど、聞かなかったことにする」

< おらたちは、ユイちゃんを信じていました。

でも … >


ショッピングセンター、フラフラとした足取りでユイが化粧品売り場にやって来ます。

周りを軽く見渡し、陳列された口紅のひとつをつかむとそのままパーカーのポケットにしまい込みました。

「ふふっ、ダメダメ、もっと上手くやらなきゃ」

近づいてきたのは、春子でした。

ユイは、ポケットの中の口紅を放り捨てて逃げ出そうとしましたが、一瞬早く、春子が腕をつかみました。

「いいからおいで!」

そのまま首根っこをつかんでユイを何処かへ連れて行きます。

… … … … …

喫茶リアス。

勉さんが入口に顔をつけて中の様子を窺がっています。

「勉、この野郎、何してんだ?」

後ろからいきなり声を掛けて、驚かしたのは吉田でした。

ビクッとした後、勉さんは入り口に掛かっている『貸切』の札を指さします。

「 … ?」

吉田も勉さんと同じように中を覗きました。

… … … … …

店内。

ふて腐れたように壁にもたれてユイがテーブル席に座っています。

「ほら、アバズレの食いもんだよ」

ブティック今野の服に着替え、ケバい化粧をした春子が、テーブルの上にケチャップで真っ赤なナポリタンが盛られた皿を置きました。

ユイの向かいの席に腰かけながら、春子は言いました。

「昔のドラマや映画の不良はさ、皆ナポリタン食べるんだよね … 粉チーズ掛けてさ。

いいから食べなよ、唇テッカテカにしてさ」


春子に勧められても、ユイは手を出そうとはしません。

「ふっ、あんた見てると昔の自分見てるみたいだわ」

… 奇しくも、鈴鹿ひろ美がアキに言ったことと同じ言葉を春子がユイに言ったのでした。

… … … … …

「つうか何それ、えっ?」

春子は立ち上がって、ユイの髪の毛をつかみました。

「ブリーチ、脱色、これ?」

春子の手を払いのけるユイ。

「警察電話してもいいんだよ? … それとも、アキに電話しよっか?」

無言のままのユイの顔を覗きこむ春子。

「 …っ、そっちの方が嫌なんだ?」

カウンター席に腰かけて、携帯を取り出した春子

「そっかそっか、警察よりアキの方が嫌か … 」

「 … 何なんですか?」


ユイはようやく口を開きました。

「おっ、やっと声出した」

「放っておいてください … 誰にも迷惑かけてないし … 」


鼻で笑う春子。

「『東京行く!』って大騒ぎしたくせに?」

「大人が勝手に騒いだんじゃん」


春子は、もう一度、ユイの向かいに座り直しました。

「ま、どっちでもいいけど … ひとつだけ約束して。

お母さんのこと恨んじゃダメだよ。

… お母さんの家出とあんたの脱色は無関係!」


うつむいたまま何も言わないユイに春子は急に語気を強めて言いました。

「行きたきゃ行けばいいじゃん、東京に!

どうせ学校行ってないんでしょ? … お父さんの世話もしてないんでしょ?」


ユイは春子のことをにらみました。

「 … 何?

そんで、昼間プラプラして、万引きして、夜は先輩の車でスピード違反してんでしょ?

だったら、行きゃいいじゃん! … こんな田舎でくすぶってないでさあ?!

… 親のせいで夢あきらめたとか、誰も同情しないからね」


… … … … …

「いまさら … 今更行ってもしょうがないじゃないすか … だってもう18ですよ、20歳までにデビューできんのかって話しじゃないすか?」

「 … だよね、アキより遅れてスタートするなんて、プライドが許さないよね?」

「プライドなんてハナっからないすけど」


ユイは否定しました。

「熱冷めちゃったんです。

なんか … 芸能界とかアイドルとか言ってた自分がもうダサいなって。

ほら、東京行ったってダサい奴はダサいまんまじゃないすか?」


突然饒舌に話しはじめるユイ。

「キャラ作って、男にこび売って、超ダサいじゃないすか?」

これからという時に悲運が重なった自分を慰め、あきらめるために作り上げた理由 … そんなユイを春子は悲しげな眼で見つめていました。

「 … アキも?」

アキもダサいのかと尋ねました。

「 … まあ、そうっすね … 」

少し間をおいて、無表情で答えたユイ。

… … … … …

「やっぱ電話しようっ」

春子は立ち上がって、携帯を取りました。

「 … もしもし、アキ? … うん … 今さ、リアスにユイちゃん来てるんだわ。

あんたのことダサいって、アイドルなんかダサくてしょうがないっ」


ユイは春子に飛びついて携帯を奪いました。

その携帯を握りしめてうつむくユイに向かって春子は言いました。

「プライドあるじゃん!」

泣き出しそうなユイ。

「カッコつけてるんじゃねえよ、18の小娘が!!」

春子はそう言い捨てると、出口に向かいました。

ドアの前では、勉さんと吉田に加えて、大吉と保も心配して様子を窺がっていました。

「今だよ … 慰めてやんなよ」

… … … … …

恐る恐る店内に入ってきた4人の男たち。

しかし、こんな場面に慣れていない者ばかりで、何と言って慰めていいやら … 分からずに譲り合います。

ユイは、春子が作ってくれたナポリタンを黙々と食べています。

頬を一筋の涙が流れました。

「チーズ掛ける?」

やっとのことで勉さんがそう聞くと、ユイはうなずきました。

ぎこちない手つきで粉チーズを振る勉さん、その様子を心配そうに見つめる他3名。

ユイの目から続けて落ちていく涙。

ホッとした表情をする春子 …

… … … … …

法廷のセット。

弁護士役のひろ美がつらそうに立ち上がりました。

「異議を申し立てます … うっ、ああ、ああ!」

苦しそうな顔でうずくまるひろ美。

「はい、カットです!」

モニターを見ていたアキがひろ美の元へ駆けつけます。

… … … … …

メイクルームに向かうひろ美に従うアキ。

「見てた、今のラストカット?」

「はいっ」

「またアップよ、ちゃんちゃら可笑しい! … 大体何よ『おめでた弁護士』って、毎回法廷で産気づくのよ!」


そう言いながら、ひろ美は台本の表紙を確認しました。

「 …っ、パート14! いつそんなに産んだの?」

ひろ美の当り役のひとつ、人気シリーズでした。

「おめでたさんから、手作りクッキーの差し入れいただきました!」

スタッフ一同が頭を下げて礼を言っています。

笑顔で応えながら、ひろ美はつぶやきました。

「おめでたさんじゃないし … 」

… … … … …

無頼鮨、撮影の後の反省会 …

「読みあわせしようか?」

「じぇじぇっ!」


ひろ美にいきなりそう言われて慌てるアキ。

「女優志望なんでしょ?」

アキに台本を手渡しました。

「演技はズブの素人で … 」

演技『も』の間違いでは?

「見込みがあるかどうかは、私が決めますから! … はい、シーン67のセリフ、読んで」

台本を開いてセリフを読むアキ。

「 … おめでとうごぜえます、ぬんすん(妊娠)4ヶ月です」

座敷の外で聞いていた梅頭と種市が思わず吹き出してしまいました。

ひろ美も笑いをこらえながら止めました。

「 … わざとだよね?」

「すみません … 」


極めて真剣なアキです。

「標準語しゃべれないの?」

「そんなことねえです」

「妊娠4ヶ月」


アキは復唱しました。

「訛ってみて」

「ぬんすん4ヶ月」

「あはは、訛ってる方がいいね」


アキはうれしそうにうなずきました。

「マネージャーの水口さんからも、訛って行げと言われてます … 地方色を出して行げって」

「ご当地アイドルだから?」

「はいっ、まだ6人ですけど、いろんな訛りが飛び交って、おもしれえです」

「アイドルとしてはね … 」


ひろ美は真顔に戻りました。

「まあ、顔が売れるまでは、いいかもしんないけど … 女優としてやっていくんなら、標準語でもお芝居できるようになんなきゃね」

「なして?」

「なしてって、訛った役しかできないでしょ?」


ひろ美もつられてイントネーションがおかしくなっています。

「訛ってる役だけやる訳には、いがねっすか?」

「無理よ、それが通用するのは … あき竹城さんだけよ」

「ダブルあきだな!」


上手いこと言って能天気に笑うアキ。

ため息をついてひろ美は言いました。

「そんなに訛りたきゃ、あき竹城の付き人になんなよ!」

「そしたら、鈴鹿さん、寂しくなりますね?」


ああ言えば、こう言うアキ。

ひろ美は口をとがらせましたが、否定はしませんでした。

「ひとりぐらい訛ってたっていいべ? … テレビだからって、皆が皆同じ言葉しゃべんなくたっていいべ?!」

黙って聞いているひろ美。

「それにおらが標準語しゃべってるの、夏ばっぱや海女クラブの人が聞いたら、残念な気すっぺ?」

「あんた、お祖母ちゃんや海女さんのために女優やんの?」

「そしたら、鈴鹿さんは何のために女優やんだ?」


アキは逆に聞き返しました。

「 … わがんね」

… … … … …

「ただいま~」

アキが合宿所に戻ると、メンバーと水口が車座に座って待っていました。

「遅いぞ、一応門限もあるんだ」

アキも遊んでいたわけではありませんが、水口は注意しました。

「11時だけどね … おみやげ?」

しおりがアキが無頼鮨の寿司桶を抱えていることを目ざとく見つけました。

「あるよ!」

「ミーティング終わってから!」


席を立ってテーブルに集まろうとするメンバーを水口が制しました。

「ミーティングって何の?」

何か重大発表があるようです。

「え~、年末に『国民投票』を行うことになりました」

そう言われても、ピンとこない一同。

「 … 国民投票?」

薫子が聞き返しました。

「まあ、早い話が人気投票だな … アメ横女学園の全メンバーとお前らGMTの6人合わせた46人が対象です。

今日、首脳会議で太巻さんが発表しました」


水口は皆にチラシを配りました。

『決戦 アメ女国民投票! 12.12』

「じぇじぇじぇっ!」

… … … … …

スナック梨明日。

「琥珀の」

「勉さん」

「じぇじぇっ!」


大吉、吉田、保、今野夫妻、勉さん、そして春子、店にいる全員でいわゆる『せんだみつおゲーム』をアレンジした『琥珀の勉さんゲーム』を楽しんでいました。

簡単にルールを説明すると …

まず、最初の人が「琥珀の」と言いながら誰かを指さします。

指された人は「勉さん」と言いながら、また他の誰かを指さします。

そして次、指された人の両隣が「じぇじぇ」とポーズをとりながら言う …

その後はまた「勉さん」で指名された人が誰かを「琥珀の」と言いながら指す … これを繰り返すだけ、動作や言葉に詰まったり、自分の番でもないのに動いた人が負けという単純なゲームです。

「琥珀の」

大吉に差されて、やはり弥生のところで詰まりました。

「えっ?」

「はいダメ!」

「まだルール把握してねえべ」

「じゃ、入んないでよ!」


もめる一同、吉田が提案します。

「そんじゃあ、ブティック今野でやるか?」

「ああいいね、ブティック、今野、ダサダサって?」


春子がコマネチのポーズを取ると弥生を除いた一同が大笑いしました。

当の今野が一番受けているのを見て弥生が腹を立てます。

「おめえが爆笑することねえべ、このっ!」

カウンターから出て亭主を追いかけようとした時、ドアが開いて … ユイが立っていました。

… … … … …

「あっ、いらっしゃい」

春子が声を掛けると、一同が快くユイを招き入れました。

「どうぞ、ユイちゃん座って」

素直にカウンターにつくユイ。

「じゃあ、『ブティック今野ゲーム』だよ」

「ブティック」

「今野」

「ダサダサ」


何回か繰り返すうちにまた弥生のところで詰まりました。

思わず笑いがこぼれるユイ。

「じゃあ、ユイちゃん」

自然と皆の輪に打解けていくユイ、その顔には … ほんの少しですが、元の笑顔が戻ってきました。

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