NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年07月08日 (月) | 編集 |
第85話

「国民投票を行います!」

< 太巻さんの鶴の一声でおらたち60人はいぎなり崖っぷちさ立たされました。

国民投票で20位までに入るとアメ女のレギュラーメンバーに昇格。

30位以内はリザーブ、年越しライブに出演できます。

40位までがビヨンド、つまり奈落組。

ただし、40位以下の6人は … >

解雇!!


… … … … …

東京EDOシアター、朝のミーティング。

それぞれの趣向を凝らせた衣装を着たGMT6のメンバーは水口に引き連れられて、スタッフの前に並びました。

資料を配布して水口は説明を始めます。

「アメ横女学園の妹分として結成されたGMT6のお披露目を兼ねて、ファンミーティングを企画しています。

握手会、撮影会はもちろん、地元の名物料理を振舞うなど、地方色を前面に出して認知度を上げていく作戦です。詳しくは … 」


アメ女のチーフマネージャー、河島耕作が口を挟みました。

「ちょ、ちょっと待って水口 … これ、太巻さんなんて言ってるの? 太巻さんのGOは出てるの、出てないの?」

「社長には … 皆さんの感触を確かめてから」

「まず社長だろう? … うちの会社は、太巻さんが『やれ』と言ったことをやる、太巻さんが描いたビジョンを形にするのが俺たち社員の役目だろ、水口」


河島は資料を突き返しました。

そこへ出社してきた太巻。

「挨拶も訛った方がいいんじゃないか?」

GMT6にそう言いながら、テーブルの上に置いてあった資料に目を付けました。

「何だこれ?」

「GMTのファンミーティングです … 2階のアイドルカフェでフェアを展開しつつ、認知度を上げていく作戦で … 」


水口の説明を聞きながらパラパラと捲りました。

「う~ん … まだ早いんじゃないか?」

そうひとこと言うと社長室に入って行ってしまいました。

「まだ早いんじゃないか … はいっ解散!」

太巻の言葉を忠実に復唱する河島、太巻が取り上げない以上、この話はこれでお終いです。

… … … … …

< 考えすぎだべか? … あの日から社長のおらを見る目が変わった気がする >

『お母さんがよろしぐって』

『お母さんが?』

『 … 天野春子っていいます』

『えっ、何っ、えっ?! … 君、天野春子の娘?』

確信はないのですが … あの日以来、太巻が自分と視線を合わせないようにしている、自分のこと避けているような気がしてならないアキでした。

< 考えすぎだべか? … >

… … … … …

楽屋口。

カリカリしながら、あゆみが出てきました。

「まだ早いって何よ、遅すぎるわ」

もう時期、国民投票は始まってしまいます。

「水口さん、てっきり食い下がると思ったんだけど」

当てが外れたしおりも不機嫌です。

「やっぱり社長には逆らえんとばいね」

ドアに貼られた国民投票のポスター、太巻の顔をぼ~っと見ているアキに喜屋武が声を掛けました。

「どうした、アキ?」

「何でもないさあ」


急いで皆に追いついてくるアキ。

「ラーメンでも食べてく?」

しおりの提案でメンバーは楽屋口の前にいつもいる屋台のラーメン屋の席に着きました。

… … … … …

「あの、すいません」

出待ちしていた連中の中からふたりの少年が近づいて来ました。

「GMTの皆さんですよね?」

「あ、えっ、そうですけど」

「ネットで見て、何かビビッと来ました」


喜色満面、メンバーは席を立って少年たちと相対しました。

「今度の国民投票もGMT押します」

少年Aが手を差し出しながら言いました。

「ありがとうっ」

真奈が両手を出して握ろうとしたのですが、サッと引っ込めてしまいました。

「小野寺ちゃんは?」

「 … 何かテスト近いから、勉強みたいな」


取り繕うしおり。

「あ、これ … 」

少年Bがカバンから小さな包みを取り出して渡してきました。

「ありがとうっ」

今度こそしっかり受け取った真奈に少年Bは言いました。

「 … 小野寺ちゃんに渡してください」

… … … … …

合宿所。

「小野寺ちゃんにプレゼント、捨てちゃっていいい?」

先ほどの包みを手に、居間に先頭で入ってきたしおりの足が止まりました。

ソファに男が腰かけて、パソコンをいじっています。

「じぇっ?」

… 正宗でした。

「誰ね、ここでなんばしよっと? あんたくさあ!!」

棒を振り上げて威嚇する真奈をアキが慌てて止めました。

「うちのパパ!」

目の悪い真奈が、改めてよくよく見直して、正宗だとわかりました。

「ほんとだ … その節はどうも」

アメ女のメンバーの代役で急遽呼び出しがあった時、偶然居合わせた正宗にシアターまで送ってもらったのです。

「ほな、こっちはママ?」

アユミが指さす方、廊下に見知らぬ女性が立っていました。

「あ、うちの母ちゃん … 」

トイレから出てきた薫子が申し訳なさそうに言いました。

女性は、薫子の母親、小野寺さとみでした。

… … … … …

「仕事の合間に彼女のブログをずっとチェックしてたんだ」

正宗はパソコンで薫子のブログを開いて、皆に見せました。

『どうすっぺ、40位に入んねえど、クビだ … 』

「これは果たしてどうなんだと、大事な娘同士を大人の都合で競い合わせて優劣をつけるようなことが許されるのかと … 」

「私が書いてるんです … この子のフリして」


暴露するさとみ。

「それじゃあ、一緒に抗議しましょうっと」

「抗議?」


正宗はうなずきました。

… … … … …

報せを受けて合宿所に戻ってきた水口、正宗の顔を見るなり頭を下げました。

「あれっ、あんた?」

「ご無沙汰してます」


ふたりは北三陸で何でも会っていました。

しかし、何処かで会ったことまでは分かるのですが、誰だか思い出せない正宗。

「琥珀の勉さんの弟子だ」

アキにそう言われても、勉さんのこと自体、まったく思い浮かばないと、頭を抱える正宗に水口は言いました。

「あ、もう結構です、勉さんは … 弟子じゃないし」

「じゃあ、何なんだよ、今の話は?! 時間の無駄!!」


実際のところは短気なのか、正宗は立ち上がって大声をあげました。

「スカウトマンだ、弟子に成りすましてたんだ」

「はい、今はマネージャーです … 水口と申します」


… … … … …

水口が要件を聞くと、まず正宗は薫子のブログの件を話し始めました。

「国民投票を止めさせろって、お母さんブログに書いてましたよね?」

水口はブログのことも、それをさとみが書いていることもすでに承知していました。

感心する正宗。

「ええ、マネージャーとして当然でしょ」

「理不尽です … こったの、体の良いリストラじゃねえですか?

ろくな芸能活動もしてねえのに」

「なるほど」

「まだ15歳ですよ … 高校受験も控えてます。

クビになったら、親子ともども路頭に迷うんです!」

「なるほど、なるほど … 返す言葉もありません」


低姿勢の水口ですが、その言葉には心がこもってないように聞こえます。

「聞けば、お母さん、旦那さんと離婚して上京する準備を … 」

正宗が説明すると、さとみは声を大にしました。

「必死なんです、私たち! … この子に賭けているんです!!

こった中途半端な形で解雇だなんて、納得いかねえ」


… … … … …

「40位以下ならね … その代り20以内に入れば、レギュラーに昇格します」

「まさか … 」


冗談で言われたかと思って、さとみは笑ってしまいました。

しかし、水口は真剣でした。

「まさかって何ですか? … いくら可愛い娘さんでも、そこまでは可愛くないという意味ですか?」

「おいっ!」


水口の言葉に正宗は立ち上がりました。

「水口さん、言い過ぎ!」

たしなめる、しおり。

「40位以下、すなわち解雇になる前提で抗議にいらっしゃったんですか? … そんなの、徒競争の順位を発表するなって言ってる親と一緒じゃないですか?

小学校の運動会じゃあるまいし、芸能界はそんなに甘いところじゃないんです。

うちのやり方が気に食わないなら、辞退してもらっても構いません … 参加しないでください、そうしたら他の子にチャンスが回りますから」


さとみは聞き返しました。

「それは … 田舎さ帰れって意味ですか?」

「あるいは、もっと生ぬるいプロダクションで飼い殺しにされるかですね」


キツ過ぎるひとことに、さとみの顔は強張り、メンバーの視線も水口に集中しました。

… … … … …

水口はさとみに頭を下げました。

「すみません …

僕も始めはフェアじゃないと思いました … アメ女と同じ土俵で戦うにはこの6人、経験値も知名度もなさすぎる。

でも … だからこそ、ランクインしたら『こいつ誰?』ってなる訳ですよ。

ねえ? ねえ?

田舎者で訛っている無名の新人が揃って上位に食い込んだら面白いだろ?

なあ? なあ? なあ?」

「はいっ!」


水口の夢物語をワクワクしながら聞いていたアキは思わず立ち上がっていました。

「あれっ?」

しかし、それはアキだけ … 他の皆は深刻な表情で考え込んでいます。

「じぇっ … 今の『はい』は合いの手だと思ってください」

へたれのアキは座りなおしました。

「わかった …

じゃあ、この中からひとりでもクビになる奴が出たら、俺も一緒に辞める」


ざわめく一同。

「責任とって、俺も解雇にしてもらう。

… どうですか、お母さん? 6人全員40位以内に入れるように自分も死ぬ気で頑張りますから」


それでも、不安は解消されない、さとみでしたが、仕方なくうなずきました。

< 知らねがった … 水口さんが、そこまでおらたちに賭けてたなんて。

無表情で分かりづれえけど、そこそこ熱い人なんだ >


… … … … …

正宗のタクシーの中。

「ごめんな」

「何が?」


いきなり父に謝られても、アキには何のことかわかりませんでした。

「近くにいるのに、何もしてあげられなくて … 」

「いいよ別に、パパにはパパの生活があるもんね」


深い意味はなくそう答えたアキ。

「別れた … こないだマンションにいただろう? 女、同窓会の女 … 別れたよ」

父の言葉でエライことを思い出したアキ。

「じぇじぇじぇっ!」

「振られたんじゃないぞ … かと言って、パパが振ったわけでもない」

「いわゆるフェードアウトってやつ?」


いきなり客席に乗り込んできたのは … 鈴鹿ひろ美でした。

「いや、ちゃんと話をしました … それで、別れたんだ」

「“同窓会の魔法”が解けてしまったんでしょうね?」

「そうでしょうね … そして、やっぱり妻を愛してるんでしょうね … !!!」


ようやく、自分とアキ以外の誰かが乗っていることに気づいて振り向いた正宗。

アキもひろ美だと気づいて、ペコリとお辞儀しました。

「月島方面にやってください」

「この人、父です」


アキはひろ美に正宗のことを紹介しました。

「あら、そうなの?」

「おら今この人の付き人してるんだ」

「へえ、そうですか?」


正宗はミラー越しに軽く会釈しました。

タクシーを降りるアキ。

「じゃあね、またねパパ … 気をつけてね」

正宗は改めて行く先を確認しようと、振り向いて … 更に驚きました。

「 … す、鈴鹿ひろ美じゃん」

ひろ美は熟睡していました。

… … … … …

合宿所に戻ったアキは水口の部屋を訪ねました。

「お仕事中ですか?」

「仕事って程じゃないけど、イベントの場所探し」


会社が協力してくれないからといって止めるわけにはいかないと水口は言いました。

「お父さんの手前、あんなこと言っちゃったけど … クビになって一番困るの俺だし」

「すみません」

「何かさ、途中から勉さんに言われたこと思い出しちゃったよ」

「琥珀の?」

「そう、琥珀の勉さん … 俺の師匠」


… さっきとは言っていることが違いました。

水口が指差した場所に琥珀の塊が置いてありました。

それを手に取るアキ。

『こんなもの、元はただの樹液だべ … 磨いて磨いて、やっと価値が出る。

お前の仕事もそうだべ?

どんないい原石もよ、磨かねかったら、宝石にはなんねえ!』

「 … ようやく、ピンと来たっていうか … 俺は今、6つの原石を持っているんだなって、それを勉さんみたいに磨いて磨いて、宝石にするのが俺の仕事なんだなって」

「それ言えばよかったのに、皆の前で」


水口は苦笑いしました。

「 … 言えねえよ」

しかし、誰かに話したかった … 共通の知人であるアキにポロリと話してしまったのでした。

… … … … …

「ダメだ、何処も高いわ」

イベントのためにネットで調べた会場、それなりの場所はどこもそれなりの金額が必要でした。

「路上でやったらどうですか?」

「えっ?」

「お披露目なんだし、駅前とかロータリーとか … どうせなら、人目に付く場所の方がいいべ?」

「路上か … 」


考えてもみなかった発想でした。

「北三陸でもそうだった … でっけえ声出せば、人は皆集まってくる」

「それは田舎だからだろう? … 東京は違うよ、怖いよ、コンクリートジャングルの冷たさ、なめんなよ」


… … … … …

しかし、水口はアキの案を採用しました。

人通りが多い道路。

メンバー自ら「GMT6ファンミーティング」と書かれたノボリや看板を設置します。

ハッピを着た水口が行き交う人たちを呼び込みます。

「新世代アイドルGMT6、どうかよろしくお願いします!」

「GMT6、来年必ず来ますよ!」


知名度が低く、チラシを受け取る人も足を止める人もまだほとんどいません。

「おっしゃ、円陣組もう!」

しおりの合図でメンバーは手を合わせました。

「天下取ろうぜ! GMT6!」

< 前略、ユイちゃん …

おらたち、GMT6は、ここからスタートします! >

「We are GMT6!」


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