NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年07月23日 (火) | 編集 |
第98話

♪来てよ その火を 飛び越えて 砂に書いた アイ ミス ユー …

とある朝。

合宿所の廊下をぞうきん掛けしているアキ、CDプレイヤーでエンドレスで流している『潮騒のメモリー』に合わせて口ずさみながら …

ドスン!

前を見ていなかったので、2階から下りてきためぐのスーツケースに頭をぶつけてしまいました。

「あ、ごめんなさい」

「この歌、誰?」


めぐはアキの頭より、聴いたことがない曲の方が気になったようです。

「鈴鹿ひろ美の『潮騒のメモリー』でがす」

< 本当は、天野春子のだけどな … >

「ふ~ん、この人歌も出しているんだ」


テーブルの上のCDケースを手に取って簡単に眺めただけ、それ以上の興味は示さないで、すぐに元に戻しました。

「あ、天野さん、今日から2階で寝ていいよ」

「じぇじぇっ?!」

「当分、彼んち泊まるから」


そのためのスーツケースですか …

「あ、有馬さん … 余計なお世話だけども、奈落にも一応門限はあるし、恋愛御法度だ」

遠慮がちに注意したアキに、めぐは少しも悪びれることなく答えました。

「バレなきゃいいんでしょ?」

< すげえ、この子、おらのこと敵ともライバルとも思ってねえんだな … >

「じゃあねえ ~ 」


颯爽と出かけて行きました。

… … … … …

こちら、天野家の朝食。

どういう訳だか、大吉が家族に混ざって食卓を囲んでいます。

「おかわりっ!」

元気よく茶碗を差し出しました。

「大吉さん、あんたちょっと太ったねえ」

夏に指摘されて、照れる大吉。

「いやあ、バレた? … 1日5食なもんで。

朝朝、昼、晩晩だ」


朝と晩は実家とここで2回ずつ食べているのです。

「正直、ぜんぜん腹減っていない」

「バカだな、おめえ … ここで食うのになして家で食うんだよ?」


忠兵衛があきれました。

「 … 食わねえと母ちゃんに悪いし、角が立つべ?」

大吉なりの気配りでした。

「忠兵衛さんも少し太ったねえ」

夏は忠兵衛のことも指摘しました。

「バレタか? … 食っちゃ寝、食っちゃ寝だからよ ~ 」

照れる忠兵衛。

「今年の検診は、どこも悪くねがったんだから、もうそろそろ漁さ出てもらわねえと、困りますよ」

「やんだ、行かねえ! … おら絶対、行かねえぞ!」


行くなと言われれば行きたくなり、行けと言われたら行きたくなくなるもの … あまのじゃく忠兵衛は、その場にひっくり返りました。

こうなったら、放っておくのが一番 … 夏は食卓を片付け始めました。

< この3日後、お祖父ちゃんは漁さ出ました … 今度は、南半球だそうです >

… … … … …

さっきから何か考え事をしている春子、どうしても思い出せないことがあり … 思い余って台所の夏に尋ねました。

「お母さんさ、あん時さ、私に何て言ったか覚えてる? 

… 私が上野から、電話した時」

「いつの話だ?」

「20年前」


覚えている訳がないと言う夏に春子も最もだと思いました。

「 … アキにさ、聞かれちゃったのよ電話で」

『何で1回上野まで行ったのに、また世田谷まで戻ったの?』

「上野でね、電話ボックスに入ったのは覚えているわけ。

と、いうことはさ、夏さんに何か言われて … やっぱ帰るの止めたってなった訳じゃん?」

「そんな昔のこと、どうでもいいべ」


こっそりと窺がっていた大吉が口を挟みました。

「いやよくねえぞ、夏ばっぱ … その電話の中身次第じゃ、春ちゃん20年前に帰って来たかも知んねえ!

そしたら、あのタクシー野郎じゃねぐ、おらと一緒になったかも知んねえ!

… 1日3食で済んだかも知んねえ!」

「おめえさん、安部ちゃんと婚約してたべ?」

「じぇじぇっ! … んだった、朝昼晩まめぶ生活だった」

「何しゃべったんだろうね … 」


… 思い出せないとなると余計に気になるものです。

… … … … …

「それでは、番組をご覧の皆さんにひとことお願いします」

主演映画のPRでTV収録中の鈴鹿ひろ美。

女性司会者が話を振ると、カメラはひろ美を正面から捉えました。

笑顔で話しはじめるひろ美。

「岩手こっちゃこいテレビをご覧の皆さん、ご機嫌いかがですか?

映画『猫に育てられた犬』、実話を元にした感動的なストーリーです。

今回は主人公の母親を演じた訳ですが、演技じゃなくて泣いちゃいました。

猫の気持ちも犬の気持ちもわかるんです …

『犬に育てられた猫』 … ん? じゃなくて『猫に育てられた猫』 … あっ!」


カットが掛かりました。

「天野さ~ん … 」

うわべは落ち着いて静かにアキを呼んだひろ美でした。

… … … … …

「何よ、あの司会者! まだ5分も残っているのに最後のひとことって、どういうこと?」

楽屋に戻る通路、ひろ美はトチったことを司会者のせいにして八つ当たりです。

「あんなつまんない映画の宣伝、5分もできません!」

「えっ、つまんないんですか?」

「最悪よ、猫の気持ちも犬の気持ちも分かんない! … 猫アレルギーだもん。

実話を元にすりゃ、ヒットすると思ったら大間違いよ。

… 現実なんて退屈!」


… … … … …

仕事が終われば、例のごとく無頼鮨で反省会です。

「あ~あ、もう最近母親役ばっかりだよ」

アルコールが入ったひろ美は愚痴りはじめました。

「やりたくねえのか?」

「だってつまんないじゃん、ドラマの中の母親ってさ。

『肝っ玉』か『良妻賢母で、ちょっと病気がち』、2パターンしかないわけ。

それって男の勝手な願望じゃない?

… 開店前の寿司屋で、飲んだくれてるお母さんとか絶対出てこないわけでしょ、ねえ大将?」


梅頭は作り笑いでうなずきましたが、たぶん何を聞かれたのか分からずに答えているのでしょう。

… … … … …

「ねえ、天野さんのお母さんってどんな人?」

「じぇっ!」

「肝っ玉、病弱、どっちのパターン?」


まさかここで母のことを聞かれるとは思ってもみなかったアキでした。

< い、言えねえ … あんだの影武者で、『潮騒のメモリー』歌ってたなんて … >

「ねえ、どんな人?」


アキの強張った顔を見て、聞いてはまずかったのかと察したひろ美は気まずそうに謝りました。

「 … 歌が、歌がうめえお母さんです」

考えあぐねた結果、アキはそんなことを口にしていました。

「へえ、そうなの?」

ひろ美は感心しています。

「はい、歌がうめくて、かっけえ母ちゃんです … 今は、地元でスナックやってます」

「海女さんじゃないのね?」

「海女は祖母です … 母は、海女になるのが嫌で東京さ出て …

か、歌手を目指してた時期もあります」


… 言っちゃいました。

「はあ、そうなの」

益々感心したようなひろ美、目がキラキラしてきました。

「じゃあ、お母さんに“夢を託されて”来たのね」

「 … えっ?」

「そうでしょ? … “自分の果たせなかった夢を、娘に叶えて欲しいのよ”お母さん。

がんばんなきゃねえ ~ 」

「は、はい」

< そうか … 考えもしねがったが、確かにそうだ。

そしたら、なして最初はあんなに反対したんだ? >


『おら、アイドルになりでえ!

歌って踊って、潜ってウニ獲って、上がって食わせる … そんなアイドルになりでえ!』

初めてアイドルになりたいと口にした日、アキは春子に頬を思い切り叩かれたことを思い出していました。

< 痛かったあ … だが無理もねえ、この世界でやって行く難しさを、誰よりも知ってんだもんなあ … >

… … … … …

< そんなママの期待を背負ってるとしたら … >

「 … 重でえ」


ひろ美に解放されて店の裏から出てきたアキ … そんなことを考えていたら、思わず口から出ていました。

「天野 … 」

種市が声を掛けましたが、気づかないのか … そのまま自転車を曳いて歩き出しました。

< あんなに歌が上手くて、器量が良かったママですら、通用しねがったのに、おらなんか … >

「おっ、天野 … 無視すんなよ、天野」

「 … 無視じゃねえ、聞こえたけど聞こえねえフリしただけだ」


… やはり聞こえてはいたような … 北三陸時代では考えられなかったことです。

「いやだから、それが無視だべ?」

「何すか、先輩?」


振り向いたアキはややキレ気味に尋ねました。

「手短にお願いします」

「 … ユイに会って来たんだべ?」

「そっちも重でえ … いや、元気だった … スナック手伝ってた」

「スナック? ユイが?!」


たまげる種市。

アキは携帯を渡して、ユイとのツーショット写真を見せました。

脱色した髪の毛にヤンキーファッションのユイがいます。

「おっ、だせえだせえ … 」

狼狽えて、そんな言葉しか出てこない種市です。

アキは携帯を奪い返して言いました。

「だせえぐらい我慢しろ!

… ようやく立ち直ったんだぞ」

「あ、そうか … そうだよな」


納得する種市 … 同時に自分は何もしてあげれなかった後ろめたさが …

… … … … …

スナック梨明日。

ユイが手慣れた手つきで水割りを作って、カウンターの吉田と磯野の前に置きました。

「先生、ガールズ・バーって知ってる?」

「ああ、東京で流行ってるっぽいね」


そういう情報には敏感なふたりです。

「何、それ? 知らない」

ユイが興味を示しました。

「カウンターの向こうにガールズがいて … 一緒にお酒飲んだり、しゃべったり、カラオケ歌ったりするんですって」

「すっごく楽しいんですって」


吉田と磯野の説明をユイの横で聞いていた弥生。

「それ、スナックだべ?」

「んだ、スナックだ」


その隣の美寿々 … 

「スナックと何が違う訳?」

春子が尋ねました。

カウンター内に並んだガールズたちの無言の圧力 …

「 … な~んも言えねえ」

… … … … …

アキが合宿所に戻ると、しおりが開口一番。

「遅いっ!」

リビングにメンバーが集合して待っていました。

「じぇじぇ、また反省会ですか?」

「またとか言うなよ、奈落にいる限り日々反省だよ!」


すごすごと席に着くアキ。

「じゃあまず昨日の反省から××」

「まめぶ食べる?」


台所から小百合が顔を出して、しおりの話の出鼻を挫きました。

… ちょいちょい合宿所を訪れては何かと世話を焼いてくれているようです。

… … … … …

「有馬さんは今日も無断外泊か?」

「連絡も来ないよ」

「どうせ夜遊びやろうもん、やれ麻布のクラブ … 」


反省会とはかけ離れた話題に流れていきます。

「だんごいくつ?」

そして、お構いなしの小百合。

「3つ!」

そう言えば、薫子の姿も見当たりません。

「起こした方がいいかね?」

喜屋武がしおりに聞きましたが、

「寝かしとこう、受験も近いしな」

… … … … …

気を取り直したしおりが反省会を再開させました。

「 … 昨日も言ったけど、年末のファンミーティングの成果が生かされてないと思うんだよ」

「七味入れますか?」


またまた小百合、今度はまめぶをよそったお椀をリビングまで運んできました。

「じゃあ、ストップって言ってください」

まめぶの椀に七味唐辛子の小瓶を振りはじめます。

「国民投票の結果で満足しちゃってるって言うかさ … 特に真奈とか、小野寺ちゃんもだけど、アメ女と掛け持ちでやってる子はさ、自分でGMTなのかアメ女なのか××」

「ストップ!」

声を上げたアキ。

七味を振るのを止めて、台所に引っ込む小百合。

「 … ハッキリしてほしいって言うかさ、その辺どう考えてるの?」

邪魔されてもメゲずに話を進めるしおり、真奈に聞きました。

「元々、佐賀なのか博多なのか、ハッキリせんとばってん」

「佐賀だろ、佐賀のがばいキャラで行くんだろ?

… そもそも『がばい』って何だよ、どういう意味?」


白黒つけないと納得できない性格のようです。

「そいも、ハッキリせんとばってん … 『すごい』とも違うし、『やばい』とも違うし」

マイペースの喜屋武が自分もまめぶを食べたいと小百合に言いました。

「だんごいくつ?」

「4つ、七味もね」

「じゃあ、ストップって言ってください」


… … … … …

東京EDOシアター。

「河島さん、河島さん!」

慌てて飛び込んできた水口が会議中の河島を無理やりに引っ張り出しました。

「うるせえな … 何だよ?」

水口は1枚の紙切れを手にしています。

「これ、地下のゴミ箱で見つけたんですけど、何だと思います?」

「 … ゴミだろ!」

「ゴミになる前ですよ、見てっ!」


会議に戻ろうとする、河島を引き留めてその紙を手渡しました。

「んっ? 歌の歌詞か … お、社長の字?」

水口は河島に読むように指示しました。

渋々読みだす河島。

「地元に帰ろう 地元で会おう あなたの故郷 私の地元 地元地元地元 … 」

「GMTの曲ですよね、ですよね?!

… 地元地元言ってますもんね!」

「捨ててあるんだから、ゴミだろう」


興奮気味の水口に反して河島は冷めた口調で言いました。

… … … … …

ふたたび合宿所。

「チャンスだと思うんだよな … アメ女の元センターがGMTにいるわけじゃん、ってことは今イベントをやれば、ファンが確実に集まる訳じゃん!」

熱く語るしおり。

「マスコミも取材に来るかもな」

パジャマ姿の薫子が下りてきました。

「なんか、面白そうな話してるから」

そう言って話の輪に加わりました。

「どうした喜屋武ちゃん?」

「ううん、何もないよ」


実は、小百合がまめぶに振っている七味のことが気になっている喜屋武でした。

「 … 路上はちょっと厳しか?」

「もうちょっと派手にやりたいよな … 公園とか、デパートの屋上とか」

「デパート?!」

「何、安部ちゃん?」

「4月に上野のデパートで、岩手物産展やるから手伝ってけろって頼まれたんだあ ~ 」


せっかく皆が話に乗ってきたところでまた小百合です。

半ばあきらめ顔のしおり。

「観光協会の菅原さ、北三陸からはまめぶ汁と … あっ、夏ばっぱのウニ丼も出品するって!」

「じぇじぇっ、東京でウニ丼食えるのか?」


夏は来ないけど、レシピを知っている小百合が冷凍のウニを使って作るのだそうです。

こういう時アキはひらめきます。

「じゃあ、物産展手伝うってのはどうだべ?

手伝う代わりに1曲歌って … いぐねえ? リーダー」


アイデアはいいのですが、生憎持ち歌がありません。

「そうか … いつまでも、ディセンバーって訳にもなあ」

「そこなんだよな、何て言うかさ××」


… … … … …

もの凄い勢いで帰ってきたのは、水口でした。

「水口さん?」

「どうした? … 慌てて」


切れ切れの息の中、水口は言いました。

「重大発表がある … 落ち着いて聞いて」

注目するメンバー。

「 … ついに××」

「ストップ!!」


喜屋武が大きな声で止めました。

「えっ?」

「まだ何も言ってないぞ?」


唖然とする水口の目の前を泣き顔の喜屋武がフラフラと通り過ぎました。

そして、小百合の前にあるまめぶ汁の椀を悲しそうに見つめます。

「うちのまめぶがああ … 真っ赤になってるう」

七味唐辛子で埋め尽くされたまめぶ汁、椀を手に取りました。

「やんだあ、ストップって言わねえから ~ 」

… 程度ってもんがあるでしょ、安部ちゃん …

… … … … …

「 … で、何?」

しびれを切らせたしおりが水口に聞きました。

「あっ …

太巻さんが、GMTのデビュー曲作ってる」


やっと言えました。

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