NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年07月24日 (水) | 編集 |
第99話

慌てて帰ってきた水口からの重大発表、それは …

「太巻さんが、GMTのデビュー曲作ってる!」

じぇじぇじぇじぇ、じぇっ!


… … … … …

地下のゴミ箱から太巻が詩を推敲したらしき紙切れを見つけた水口。

『地元に帰ろう 地元で会おう あなたの故郷 私の地元 地元地元地元 … 』

GMTの曲に違いない!

水口の話をチーフマネージャーの河島はまともに相手にしませんでしたが … すでに奈落ではダンスをしながら曲の構想を練る太巻の姿がありました。

「地元へ帰ろう … 地元で会おう … YAHHH!」

奈落に下りてきた水口は、その様子を圧倒されながら見ていました。

「すげえ、バラードじゃないんだ … 」

詞のイメージからてっきりバラードかと思っていた水口でした。

「 … デスメタルでサビ、テクノ」

ダンスを止めて、振り向いた太巻が言いました。

水口がいることに気づいていたようです。

「あ、すみません … 」

「 … バラードの方がよかったかな?」

「いや、全然 … あいつらのこと気にかけてくれて、ありがとうございます」


水口は頭を下げました。

しかし、太巻の口から出た言葉は、そんな甘いものではありませんでした。

「勘違いしないで、GMTのためじゃないから … これ、マメりんの曲」

「 … えっ?」


トレーニングウエアに着替えためぐが奈落に入ってきました。

「有馬めぐが奈落に落ちたことを逆手に取って、商売しなきゃプロデューサー失格でしょ?」

そう言い切ると、めぐにダンスを指導し始めました。

… … … … …

「 … やっぱり、マメりんだ」

水口から事の次第を聞いたしおりが言いました。

「あたしの読み当たったよ」

「マメりんのバックか … 」

「いきなりデビューとか、無視のよすぎるもんね」


ぬか喜び … デビュー曲の話を聞いた時のテンションが下がってしまったメンバーたちに水口は檄を飛ばします。

「何だよ何だよ、ようやく奈落に光がさしたんだぞ。

GMTの知名度を上げるには願ってもないチャンスでしょ?」


水口の言う通りでした。

これをチャンスと考えればいいのです。

「だってCDでるんですもんね」

自分自身にも言い聞かせるような、しおり。

「これから掛け持ちのメンバー忙しくなるぞ」

「立ち位置とかもう決まってんのすか?」

「まだでしょ、詞も曲もまだ全然だから」


薫子に聞かれて、水口が答えました。

「じぇえ?!」

「太巻さんは振り先やけんね … 踊ってるうちに曲が降りてくるとよ」

「ええっ? 気持ち悪い」


真奈に説明を聞いた小百合が信じられないといった顔をしました。

「ついでに有馬は事務所の借りてるマンションに移るらしいから、天野、2階使っていいぞ」

『今日から2階使っていいよ、当分彼んち泊まるから … 』

「 … ダマされた」

< あんなこと言って、仲間を油断させて、実は奈落で居残りなんて … やっぱ、すげえ世界だぞ、ここは! >


… … … … …

次の日から、奈落では、デビュー曲へ向けてのレッスンが始まりました。

「天野、ボサっとすんな!」

振りが皆から遅れたアキへ太巻の罵声が飛びます。

「はい、すみません!」

「じゃあ、天野のためにもう1回頭から」

< デビューが内定してから、太巻さんは頻繁に奈落にやって来ました >

「だあああっ!」


いきなり大声を上げてダンスを止める太巻。

「君たちの汗とエネルギーと息遣いにインスパイヤされるわけだからね!

インスパイヤ待ちだよ!」

「はいっ!」

< 曲も詞もない状態で、おらたちは踊り続けました … >

「止めよう … 違うな。

止めよう、忘れて … 何もかも忘れて、消去して!」

「じぇええっ?」


せっかくここまで覚えたものを無に戻すのです。

アキは思わず不満の声を上げてしまいましたが、他にそんな者はいませんでした。

「何となくでいいから皆ついて来てくれるかな?」

太巻は思いつくがままにダンスを再開しました。

< 覚えたり忘れたりするうちに、おらとしおりちゃん、真奈ちゃん、喜屋武ちゃんは高校を卒業してしまいました >

… … … … …

厳しいレッスンを終えて、シアターの出口に向かうGMTメンバー。

「アキちゃん、今日も鈴鹿さんの相手ねえ?」

真奈に聞かれてアキはうなずきました。

「大女優なのに、私生活寂しいんだな」

「適当に切り上げてくさ、帰って来んね」


真奈としおりはそう言いましたが、これも付き人の仕事だし、アキも決して嫌々ひろ美の相手をしている訳ではありませんでした。

「ああ、来た来た」

シアターから出たアキを思いがけない人が待っていました。

「アキちゃん!」

「じぇじぇ、ストーブさん、なして?!」


出口前に停めた安部そばの屋台、その前にヒロシが立っていたのです。

「前に話した物産展の担当になったんだと」

屋台の奥から小百合が顔を出して言いました。

「えっ、岩手県の? 大出世だ!」

アキは、しおりと真奈にヒロシのことを紹介しました。

「足立ヒロシさん、ユイちゃんのお兄さん … 何でストーブさんがっていう説明は面倒くせえからしねえ」

「 … ミドルネームだ

足立・ストーブ・ヒロシです」


笑い飛ばすしおり、真奈に耳打ちしました。

「何か残念なんだけど?」

「黙ってたら、カッコよかとに … 」


… 見事にスベったようです。

「それでさ、今からウニ丼の試作作るんだけど … 寮のガスコンロ貸してほしいなと思って」

「それってうちらも食べれる?」

「もちろん、感想も聞かせて!」


小百合の申し出に歓声が上がりました。

… … … … …

屋台の片づけを手伝う一同。

向かいの無頼鮨から種市が出てきたのを見て驚くヒロシ。

「あっ?」

「あっ、種市君 … 何してるの?」

「自分、転職してここで板前の見習いを」

「 … 聞いてないけど」

「 … 言ってねえがら」


シアターの目と鼻の先にある寿司やで見習い …

「近いなあ … えっ、南部もぐりは?」

シアターと無頼鮨の間を行ったり来たりするヒロシ。

「どういうこと? これ近っ! ねえ近すぎるでしょ?!」

種市はヒロシの疑問には答えずにアキにひろ美からの伝言を伝えました。

「 … 天野、鈴鹿さんが様子見て来いって」

「じゃあ、先に寮さ行ってて、すぐ帰るから!」


アキは皆を残して、店内のひろ美の元に急ぎました。

「 … 近すぎますよね?」

… … … … …

「お待たせしました」

アキが座敷に上がると、ひろ美はひとりで嗜んでいました。

「ごめんね、故郷から若い衆が出て来てるのに」

「いえいえ、しばらくいるみてえだから」

「そっか、天野さんも隅に置けないわね … 三角関係じゃない、ねえ種市君?」


種市は、ひきつったような笑い顔で誤魔化しました … それが大将の梅頭が困った時にする笑顔と似ていたので、ひろ美は声をあげます。

「やっだあ、大将の真似して … 」

「種市先輩には、随分前にフラれましたから」


アキは小声でひろ美に話しました。

「でも、好きなんでしょ?」

そう言いながら、ひろ美は水割りを作るようにグラスを差し出しました。

「でも、おらたちGMTは恋愛御法度ですから」

「バレなきゃ平気よ、皆やってるわよ。

… お盛んよ、もう合コン三昧。

合コンのために仕事しているようなもんよ!」

「じぇじぇえっ」


減滅するアキ。

「バレてもね、しらばっくれてればいいの … 男性がいるとは知りませんでした、とか。

ははははは、ちゃんちゃら可笑しいそんな言い訳。

… でも通用するのよ、それが芸能界なの」


アキが作った水割りを奪い取るように受け取るひろ美。

「ちょっと飲み過ぎじゃねえですか?」

… … … … …

「太巻さんが恋愛御法度にこだわる理由、教えてあげようか?」

含み笑いしながらひろ美が言いました。

「えっ?」

「あたしのせいなのよね、実は … 」

「ちょ、ちょっと待ってけろ!」


アキは慌てて窓や襖を締め始めました。

「その話、おらが聞いても … 」

「私たち、昔つきあってたの」

「うわあ、聞いちゃったあ ~ じぇじぇじぇじぇっ!」


耳を押さえて大声を上げるアキ。

「 … もう遅い、どうすべ?」

「大丈夫よ、割と有名な話だから … ねえ、大将?」


しかし、さっきから梅頭は腕を組んでカウンターの上を見上げたまま微動だに動きません。

その視線の先は … プロ野球中継でした。

「大将、大将!」

種市に肩を揺すられてようやく、ひろ美の冷たい視線に気がつきました。

小林薫を意識したらしい、あの笑顔で返しました。

アキはカウンターからも見えないように御簾を下ろしました。

… … … … …

「デビューも間もない頃、まだ大きな事務所にいた頃ね … 彼、下っ端のマネージャーだったんだけど。

ほら、『潮騒のメモリー』が大ヒットして、あっという間にチーフに昇格して … その頃、あたしの方から交際を申し込んだんです」


うれしそうに、話したくてしょうがないと言った感じで続けるひろ美でした。

「 … 断れないよね、事務所も公認だったのよ、ヘンな虫がつくよりマシだって。

当時、私は歌なんかサッサと辞めて女優に転向したくて … 元々彼は音楽畑だったんだけど、私が独立したいって言ったの。

随分迷ったみたいよ彼、ずっと目を掛けていたアイドル志望の子がいたみたいだし」


もしかして、それは … ??

「ちょっと待ってけろ、それいつの話? … 思い出してけろ、なるべく正確に」

「 … 」


ひろ美の頭に『平成』と書かれた額を掲げる小渕官房長官(当時)の姿が浮かびました。

「平成元年だわ」

< ママだ、間違いねえ … >

「 … でも、その子は結局、デビューはできなかったみたい」


… … … … …

「 … もうちょっと、やってみないか?」

「だったら、お願いがあります」

「何、何?」

「 … 『潮騒のメモリー』を歌わせてください。

私のデビュー曲です … もう一度、あの歌を歌わせてください、今度は自分の名前で」

… … … … …

「厚かましい女よねえ、そんなの私が許可するわけない!

聞くまでもないって、彼よく分かってたわ」

< 違う、ママには歌う権利があったんです … >


アキは喉まで出かかっている言葉を飲み込みました。

「だから、私に代わって太巻がNOを出した訳」

… … … … …

「君にはプライドってものがないの?」

「プライドなんて、あるに決まってるじゃない … なかったら、とっくにあきらめてます!

プライドあるから、このままじゃ終われないから、今日まであんたの言うこと聞いてきたんです …

バカにしないでよ!」

… … … … …

「はあ … 結局は、『運』よねえ」

ひろ美はため息をついて言いました。

「『運』がなかったのよ、その子は … 」

< 違う … >

「でも彼、ずっと気にしてるの、今も … 恋愛なんて、個人的な感情に流されて、有望なアイドルの卵をひとつ潰しちゃったって …

そういう自戒の念を込めて、恋愛御法度なんじゃない?」


最後に憶測だと付け加えました。

… … … … …

黙り込み伏目がちなアキを見てひろ美は謝りました。

「ごめんね、聞きたくもないのに無理やり … 」

「いえ、聞けてよかったです」


決して、ウソではありませんでしたが …

「『運』か … 『運』ですよね … 」

… やるせない思いに苛まれるアキでした。

… … … … …

合宿所。

「できたよ ~ 」

小百合の作ったウニ丼の試作をヒロシがリビングに運んできました。

待ち構えたメンバーがテーブルを囲みました … 何故だか、全員海女の衣装に着替えています。

「いただきま~す!」

ウニ丼をかっ込む一同。

「うん、で~じ美味しい、夏ばっぱのとほとんど一緒!」

夏のウニ丼も食べたことがある喜屋武が絶賛しました。

皆も満足そうに箸を進めています。

「いや … ウニのふっくら感が足りねえ」

しかし、小百合自身はまだ出来に満足していませんでした。

「こんなもんだと思うけどな … こんなもんでしょ?」

北三陸に潜入していた頃にやはり夏のウニ丼を食べたことがある水口が言いました。

しかし、その言葉を聞いた小百合が激高しました。

「こんなもんなんて言うな! 夏ばっぱのふっくら感を舐めるんでねえ!」

「まあまあ、本物は実際に北三陸で食べてくださいってことで … 」


ヒロシがなだめましたが、くやしそうな小百合、納得がいかないようです。

「いくらで売るとですか?」

「こんなウニ丼じゃ、500円も取れねえ」


人にやさしく自分に厳しい小百合でした。

「自信持ってよ、安部ちゃん」

ヒロシが手を焼いているところにアキが戻ってきました。

… … … … …

「お帰り~」

ひろ美の話のせいで、アキが落ち込んでいることに気づかないメンバーが海女の衣装で出迎えました。

「似合うべ?」

無邪気に聞く薫子。

「 … いい匂い」

ポツリとアキ。

「ああ、食べる? ウニ丼、美味しいよ」

匂いに誘われるようにテーブルに着いたアキは、すかさず茶碗を手にウニ丼をかっ込み始めました。

「そうだ、天野に値段決めてもらおうか?」

水口の提案に皆がうなずきました。

「んだんだ、毎日食べてたんだもんな!」

ヒロシがアキの後ろに控えます。

ひとしきり食べたアキの箸が止まりました。

「やべえ … 」

アキはつぶやきました。

「美味しいね?」

尋ねる喜屋武、他の皆も注目する中、アキは次第に泣き顔に …

「 … 美味え」

< 太巻さんと鈴鹿さんが昔つきあってた … そのせいでママはデビューできなかった。

ママは、アイドルの道をあきらめ、パパと結婚して生まれた娘が今、鈴鹿ひろ美の付き人をしてる … >


「結局は、『運』よねえ … 『運』がなかったのよ、その子は … 」

< いいのか? 果たしてこれでいいのか? … 分がんねえ。

今はもう何もかも分がんねえ … >


アキは茶碗をヒロシに差し出しました。

「おかわり … 」

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