NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
  • 10«
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • »12
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


朝ドラ関連のブログ一覧はこちらです。よろしくお願いします!

にほんブログ村 テレビブログ 朝ドラ・昼ドラへ
2013年07月25日 (木) | 編集 |
第100話

太巻と鈴鹿ひろ美が昔つきあっていた … そのせいでデビューできなかった春子。

春子はアイドルの道をあきらめ、正宗と結婚して生まれた自分が今、ひろ美の付き人をしている …

結局は、ひろ美の言うように『運』なのか?

母には『運』がなかったということなのか?

… 果たしてこれでいいのか?

アキは何もかもが分からなくっていました …

… … … … …

< おらたちGMTは、岩手物産展の手伝いをしました >

アキたちは、お揃いの絣半纏を着て、北の海女の鉢巻を締め、上野のデパート前広場でチラシを配ったり、呼び込みをしました。

< 新曲は間に合いませんでした … だけど、楽しかった、懐かしい感じがした。

絣半纏のせいでしょうか、海女クラブさ入った日のことを思い出していました … >


… … … … …

< 物産展の合間にストーブさんとおらは原宿さ行きました >

地図を頼りにふたりが探し当てた場所は … かつて、若き日の春子がアルバイトをしていた純喫茶アイドルです。

20年経った今も営業を続けていました。

「やってる?」

入り口から店の中を覗きました。

灯りはついていますが人影は見えません。

「 … どうだべえ?」

アキはドアを開けました。

「ごめんください」

店に入ると、奥から年老いた店主が出迎えてくれました。

「お好きな席へどうぞ」

席について店内を見渡したアキ。

建物は新しくはなさそうですが、センスが良く、趣がある雰囲気の店です。

店主が立っているカウンターの壁にアイドルのCDが飾ってあって、アメ女の隣に『潮騒のメモリー』のジャケットも並んでいました。

アキは注文を取りに来た店主に思い切って話しかけました。

「 … あの、私以前ここでバイトしていた天野春子の娘です」

驚いた顔をする店主 … しかし、それは見当たらなかったテレビのリモコンを見つけたからです。

アキの話はスルーされてしまいました。

「覚えてないのかな? … 店の名前はあってるんだけど」

ヒロシがメニューで確認しましたが、間違いなく『純喫茶アイドル』と書いてありました。

… … … … …

とりあえず、ひと息ついたふたり。

「会えてよかった … 正月はゆっくり話せなかったもんね」

今回の帰省はいろいろあって慌ただしかったし、考えてみたらヒロシとアキが、ふたりきりでこうやって落ち着いて話すこと自体ほぼ初めてと言っていいくらいのことです。

「ああ … ユイちゃんは変わりないですか?」

「変わりないって言うか … 変わってから変わりないよ」


よしえからの連絡はいまだないそうです。

「 … そのうち帰ってくるんじゃないかな、待つしかないよ。

ユイも親父も俺も、だからその件は話さないんだ … 暗黙の了解で」


東京でよしえを見かけたことはアキ以外は小百合しか知らない秘密でした。

「アキちゃんは、東京来てもちっとも変わらないね」

「 … そうかな?」

「うん、あの寮の雰囲気なんて、昔の漁協みたいだよ」

「んだべ、そう思うべ?」


アキも同じようなことを感じていたのです。

「皆が勝手にしゃべって、勝手に笑って … 海女クラブみたいで面白いんだ。

水口さんは勉さんみたいだし、安部ちゃんもいつの間にか入り浸って、毎日のようにご飯作ってくれるし」

「アキちゃんがいるからだよ」

「えっ?」

「アキちゃんがいる場所は他の場所と違って、ちょっと温度が高くて明るいんだよ … アキちゃんのおかげだよ」


そんなこと人から言われたのは初めてのことでした。

「おいおい、よせやい、まるで人をストーブみてえに!」

照れるアキ。

「本当だって!

… 場所じゃなくて、人なんだよ、結局」

「場所じゃなくて、人か … いいごと言うな」


感心しているアキにヒロシは種明かししました。

「前に春子さんに言われたんだけどね … 」

『 … 田舎が嫌で飛び出した奴って、東京行ってもダメよね?

逆にさ、田舎が好きな人って言うのは、東京に行ったら行ったで、案外うまくやってけるのよ、きっと …

結局、場所じゃなくて、人なんじゃないかなって思う … 最近』

「確かに場所じゃねえ、自分をしっかり持ってれば、何処さ行っても大丈夫なんだ。

… 奈落だろうが、アメ女だろうが」


… … … … …

「アメ女?!」

カウンターの奥にいた店主がアキの「アメ女」という言葉に反応しました。

「お嬢ちゃん、アメ横女学園のメンバーなの?」

「あ、いや、アメ女じゃなくて、その妹分の××」

「GMT!!」

「じぇじぇっ?! 知ってんの?」

「熱いよね今、GMT! 有馬めぐがいるでしょ、あと小野寺ちゃん、彼女熱いよね、訛ってて … ブログも訛ってるよね?」


それまで物静かな老紳士といった風情でしたが、いきなりテンションが高くなっています。

「ヤケに詳しいですね?」

意外に感じたヒロシが尋ねると店主はドヤ顔で答えました。

「そりゃそうだよ、アイドルオタク歴40年だよ」

そう言いながら、ふと思い出したように、考え込む店主。

「じぇじぇ? … 何か聞いたことあるぞ、すっごい昔に」

「 … たぶん母です。

昔ここでバイトしてたことが××」

「まあいいや … 」


店主はまたもアキの話はスルー、考え込むことも止めて話題を変えてしまいました。

「太巻っているじゃん?

あのプロデューサーの荒巻太一、あいつね若い頃よくここに来てたんだよ」


少し面白くないアキは、素っ気なく言いました。

「知ってます」

「えっ?」

「天野春子の娘なんで、あたし!」

「じぇじぇっ!」


ようやく通じたみたいです。

「何、春ちゃんの娘なの? おいおいおい、早く言ってよ ~ 」

「言いました、3回言いました」


驚いた顔の店主。

「 … あ、そう?」

「そこはじぇじぇでしょ?」


ヒロシのツッコミにうなずきながら店主 … 甲斐は懐かしそうに話しました。

「そうそうそう、春ちゃん、普段は訛ってないのに、ビックリした時だけ『じぇじぇ』って言ってたんだよ」 

甲斐は春子の面影を重ねているのか … アキの顔を見ながら言いました。

「そうかい、GMTなんだ … 春ちゃん、娘に夢を託したんだな、そっか、そっか … 」

『自分の果たせなかった夢を、娘にかなえてほしいのよ、お母さん … がんばんなきゃねえ』

アキはひろ美にも同じようなことを言われたのを思い出していました。

… … … … …

アイドルを後にしたふたり。

< そして、ストーブさんは北三陸へ帰って行きました >

「じゃあ、ここでいいよ、わかるから」


上野駅前まで見送りに来たアキにヒロシはそう言ったあと、右手を差し出しました。

握手するアキ、その上からもう片方の手を合わせて、両手で握り返したヒロシ。

何かを念じるように目を閉じて頭を下げました。

一瞬戸惑いの表情を見せたアキですがそれは微笑みに変わって … 顔を上げたヒロシと笑顔を交わしました。

「じゃあ」

「じゃあな」


自転車を曳いて歩き出したアキの背中に向かって、ヒロシが声をあげました。

「皆、応援してるから」

振り向くアキ。

「 … しんどくなったら、帰って来いよ。

大吉さんが春子さんを待っていたように、俺もアキちゃん待ってるから」


うなずいたアキ。

「元気でな!」

そう言うと、今度はヒロシが駅に向かって歩き出しました。

その姿を目で追うアキ … 

「ストーブさんっ!」

怒鳴るような声で呼び止めました。

何も知らず手を振るヒロシにアキは続けました。

「おら、お母さんに会ったど!」

「えっ? … 」


ヒロシの顔色が変わりました。

「ストーブさんのお母さんとあったど、東京で … 男の人と一緒だった」

立ち尽くすヒロシ。

「ごめんな、黙ってて … ユイちゃん、傷つけたくなかったんだ。

だけど、もう限界だ。

ごめん、本当ごめん … でも、たぶん帰って来ねえぞ 」


ヒロシにしてみればショックだったことでしょう … しかし、気を取り直してアキに言いました。
 
「ありがとう … 聞かなかったことにするわ」

笑顔を作って、また駅へと歩き出しました。

… … … … …

< デビュー曲のデモが届きました … >

わくわくしながら、奈落に集まったメンバー、太巻本人が歌うデモテープを水口が聴かせました。

♪地元に帰ろう 地元で会おう

あなたの故郷 私の地元

地元 地元 地元に帰ろう …

「水口!」

曲の途中でしたが、河島に手招きされたので、水口は後について行きました。

< 最終的にミディアムテンポのとても素敵な曲になりましたが … おらがデビューすることはありませんでした … >

… … … … …

「有馬が抜かれた、いきなり事前の連絡もなく記事が出た!」

奈落から出てきた水口に河島はめぐの記事が載った写真誌のページを開いて見せました。

『元アメ女のセンター 有馬めぐ 「熱愛 ♥ お泊り愛の現場」ついに撮った!』

「太巻さんが呼んでいる」

… … … … …

太巻は開口一番言いました。

「レコーディングは中止だな … 河島、奈落へ行って伝えて来い!」

社長室を出ていく河島。

「中止にしなくてもよくないですか?」

珍しく水口が太巻に意見しました。

「もう3回目だぞ、かばいきれないよ」

「いや、そうじゃなくて、有馬がGMT脱退すれば済む話じゃないですか?!」

「有馬は卒業という形にする、ブログに謝罪文を載せて、劇場でファンに謝罪させる」


太巻の口から出るのは有馬めぐのことだけでした。

「じゃあ、奈落の子たちは? とばっちりでチャンス潰されて … また、また奈落でレッスンですか?」

「マメりんのいないGMTに商品価値はない」

「売る努力してないじゃないですか?!」


水口らしくない強い口調で手に持っていた雑誌を机に叩きつけました。

ムッとして振り向いた太巻。

「お前何言ってるの?」

「 … すみません」


無礼を詫びる水口。

「俺が今回の件で傷ついてないとでも思ってるの?

作詞して、作曲して、PVのプラン考えて、それ全部捨ててるんだよ!

ソロデビューのことなんて、とっくに考えてるよ、けどそれじゃつまらないからGMTと抱き合わせにしたんだろうがっ?!」


次第に激昂してくる太巻。

「全部、『運』なんだよ!

センター候補が奈落に落ちてきて、デビューが決まったのも『運』、それが流れたのも『運』なんだよ!」


不満そうな表情をした水口ですが、太巻に言葉を返すことができませんでした。

社長室を出ていく太巻。

… … … … …

しかし、その太巻に盾つく者が現れました。

「ちょちょちょ、待て天野!」

河島が止めるのも聞かずにすごい勢いで奈落から駆け上がってきたのはアキです。

「中止ってどういうことですか?!」

ちょうど社長室から出てきた太巻に向かって問いただそうとしました。

河島の後からメンバーも追いかけて来ました。

太巻は軽く振り向いただけで、請け合わずにそのまま行こうとします。

それでもアキは止めません。

「デビューできないんですか?」

「アキちゃん待って、今おれが話してるから」


止める水口を振り払いました。

その姿は、観光協会に押しかけた夏、あるいは漁協に乗り込んで行った忠兵衛を彷彿させました。

アキはやはりふたりの孫です。

「なしてですか、おらたち何も悪くねえのに?!」

「連帯責任だ!

… 良い悪いじゃない、GMTは実力も知名度も足りない!

有馬がいなければ勝ち目がない、だから会社は金を出さない、それが現実だ … 以上」


事務的にそう言うと踵を返し歩き出そうとします … まるでアキから逃げるように。

「やってみなけりゃ、分かんねえべ?!」

スタッフ、タレント含めて、この会社に太巻に逆らいこんな口の利き方をする者はひとりもいないハズでした。

太巻の足が止まりました。

「やりもしねえで売れねえって、何で決めつける?」

「 … 今じゃないってことだよ、タイミングが」


河島がとりなそうとしました。

「そうやって先延ばしにして、おらがママみたいにあきらめるのを待ってるんですか?」

ゆっくりと振り返った太巻、アキをにらみつけました。

「ああっ?」

… … … … …

「 … ようするに今じゃないんだ。

今いくら売り出しても、うちの事務所に圧力を掛けられる、潰される、君はデビューできない」

「もう、じゃあいつですか?」

「必ず … 僕に任せて」

… … … … …

負けじとにらみかえすアキ。

「母のせいですか? … 天野春子の娘だからですか、私が?」

『天野春子の娘』

これが何を意味するのか、この場にいる誰にもわかりませんでした … アキと太巻を除いて。

1歩2歩にじり寄る太巻の口から出た言葉。

「 … そうだよ」

新品価格
¥1,785から
(2013/7/25 15:48時点)


関連記事
スポンサーサイト

朝ドラ関連のブログ一覧はこちらです。よろしくお願いします!

にほんブログ村 テレビブログ 朝ドラ・昼ドラへ
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。