NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年08月05日 (月) | 編集 |
第109話

< ママが会社を立ち上げました >

マンションのリビングが、スリーJプロダクションのオフィスです。

< 会社にするのは、意外と簡単でした … パパの貯金の一部を資本金にして、余ったお金で社長のイスを買いました >

皮張りの立派なイスに腰かける春子。

< あと、ホームページを作りました … 以上です >

「 … お腹すいたでしょ、お昼パスタでいいよね? … 漁協の長内さんからいただいた瓶詰のウニが残ってるし」

「おら、ウニのパスタ食いてえ!」


キッチンに立とうとする正宗を春子が制しました。

「ダメよ、ここはリビングじゃなくてオフィスなんだからね」

「でも、昨日もウニ丼作って食べたじゃない?」

「昨日は日曜日だからいいの、平日はダメ! … ウニのパスタなんて手の込んだもの社員は作らない!

昼間は出前、作るならラーメンまで!」

「 … ママ」

「社長って呼んで」


… … … … …

春子のヘンなこだわりのせいで、ラーメンをすする3人。

その時、オフィスの電話が鳴りました。

「はい、スリーJプロダクションでございます」

「 … あ、間違えました」


電話してきたのは、長内組合長でした。

「春子ですけど … 」

「何だ、春ちゃんか ~ びっくりした … ウニ届いたか?」


春子は電話をモニターに変えました。

「今年は小振りだけど、身が詰まってて美味えべ?」

「うん、美味かった!」


アキが代わりに答えます。

「おっ、アキちゃんもいたか?」

リアスからかけてきているようです。

「うん、皆変わりない?」

「変わりねえな … あ、北鉄の吉田君が結婚するぐれえだ」

「じぇじぇっ?!」

「しかも相手は観光協会の栗原ちゃんだぞ ~ 」


そう言ったのは大吉です。

その栗原の左手の薬指には婚約指輪が光っています。

「じぇじぇじぇっ」

「へへへ … そういう形になりました」


電話を替わった吉田がうれしそうに報告しました。

「でも、栗原ちゃんって、ストーブさんとつきあってなかった?」

「アキちゃん、それは言わねえプロミスだべ … わははは」

「くっついたり、離れたりの繰り返し … それが地方都市の青年の特権さ」


そう言った保自身もヒロシと似たようなものです。

「あのねアキちゃん、私分かったの … 甘いマスクの男性って、頭の中も甘いのよ。

つまり、話が面白くない … その上、無口。

つまんないテレビを音声消して見てるようなもんなのよ」


ヒロシ本人もリアスにいるのに栗原の酷い言いようです。

「その点、吉田の話は … すべらんなあ ~ わははははは」

結婚が決まった本人はカウンターの中でご機嫌です。

「え ~ という訳で、足立ヒロシ君は今、失恋レストランの片隅で … 涙の味のチャーハンさ食べているのさ」

保の言葉をきっかけに、店にいる一同が声を合わせて歌い始めました。

♪ねえ、マスター ねえ、マスター ねえ、マスター

… … … … …

「うるさいね、切っちゃおうか、これ?」

いつ終わるか分からない戯言にいらいらしてきた春子。

「そういう訳で、アキちゃんからお祝いビデオレターいただきたい訳」

ようやく大吉が本題を言いました。

「ビデオレター?」

「そうそう … お色直しの間、会場で流すから」

「そういうことは、事務所を通していただけますか?」


春子が口を挟みました。

「 … 事務所?」

「はい、天野アキは、弊社の所属タレントですので」

「 … 弊社の?」

「今回は謝礼は結構ですので … ただ、企画書かイベント概要をメールかファックスで送って … 」


電話を切る大吉。

「何で切るんだよ、大吉?!」

「ふんっ! 変わっちまったな、春子 … ギスギスしやがってよ!」

「 … 正確には、ギスギスシタ女が、一時だけ優しくなって、またギスギスに戻ったんだけどな」


… … … … …

じっと耐えながら、チャーハンを食べ終わったヒロシ。

勉さんの座っているテーブルに置いてある、小さな琥珀を手にしました。

「勉さん、これいくら?」

「あ、300円か」


ヒロシは1,000円札を渡すと、その琥珀を持って栗原の元に向かいます。

「裸で悪いけど … お祝い」

笑顔もなくそう言って、琥珀を手渡しました。

「 … ありがとう」

ヒロシはそのまま、店を出て行きます。

琥珀を掌に載せたまま、困ったような顔をしている栗原。

「 … 捨てちゃえよ」

吉田に不機嫌そうに言われて、灰皿に捨ててしまいました。

… … … … …

< というわけで、天野アキの記念すべき初仕事は … >

吉田と栗原へのビデオレターでした。

アキは海女の格好に着替えて、春子が構えるビデオカメラの前に立ちました。

「副駅長の吉田さん、観光協会の栗原ちゃん、ご結婚おめでとうございます … スリーJプロダクションの天野アキです」

「もっと笑顔で」

「はいっ、本当はそちらにお伺いしたかったのですが」

「そういうのは残念そうに言わなきゃさ」


注文が多いカメラマンです。

「ちょちょちょ、何処行くの?」

正宗が出かけようとするので春子が止めました。

「 … 仕事ですよ」

本業の個人タクシーです。

「おらもバイトなんだけど」

「 … バイトとか言わないでよ、タレントなんだからさ。

営業って言いなさい。

黒川さんも、外回りって言いなさい」

「黒川さん?」


目を剥く正宗。

「ホワイトボードに黒川外回りって書きなさい!」

春子の言う通りにしながら、正宗が言いました。

「どこまでも会社にこだわるんだね」

「だって、楽しいんだもん … 専業主婦がいきなり社長だよ。

たまんないよね ~ 」


まだまともな仕事さえ取れていない会社ですが、社長業を楽しんでいる春子でした。

「社長、晩御飯はどうします?」

「あっ、いらない … 面接だから」

「面接?」

「現場マネージャー雇おうと思って … アキも立ち会ってよ」


… … … … …

面接は、アキのバイト先、アイドルで行われました。

偶然、甲斐が点けたテレビから『地元に帰ろう』が流れはじめ、アキは思わず目を見張りました。

♪地元 地元 …

< 私の声だ … でも、歌ってるのは見たこともないハーフの女の子 >

薫子、しおり、真奈、喜屋武の他、新加入したベロニカという名の少女が次々に画面にアップで映ってポーズを取りました。

『太巻プロデュース、アメ女の妹分、地元系アイドル GMT5 … まもなく始動!』

「ベロニカ、熱いよね … 山梨とブラジルのハーフなんだってさ。

地元の概念を変えたよね」


甲斐がいち早く仕入れた情報をひけらかしました。

< 本当は、おらが歌ってるのに … >

アキの顔が強張っています。

… … … … …

「それでは、追って連絡させていただきます」

数名との面接を終えた春子がため息をつきました。

「 … 覇気がないのよね。

どいつもこいつも、いい大学出てるくせにさ」


カウンター席に今日はスーツを着込んだ水口が座っています。

「あの … 」

恐る恐る春子に声を掛けるアキ。

「何? … 今の気に入った?」

アキは、そっと水口を指差しました。

「ダメよ ~ 」

取りつく島もなく却下しました。

「だよね … 覇気がねえもんね」

「そうじゃなくて … いや、それもあるけど」


テレビからまたGMT5デビューのスポットが流れ出します。

「すごいわね、GMT5 … これだけスポット打つのに宣伝費いくら掛かってるんでしょうね?」

そう言いながらも、春子は甲斐にチャンネルを替えさせました。

「1万枚売らなきゃ、解散なんでしょ … 油売ってていいの?」

振り向いた水口の口から出たのは …

「10万枚です。

予算も10倍になりました … だから、俺なんかもう用無しなんです」


水口は立ち上がって、春子の前に履歴書を出しました。

「このままじゃ、悔しいっす。

太巻の奴を一緒に見返してやりましょう」


春子は水口の顔を見つめました。

「俺じゃだめっすか? マネージャー」

「ダメよ」


ふたつ返事の春子。

「ママ、なすて?」

「 … 確かにうちとあんたは同じ敵と戦ってる … でも、今手を組んだら、こっちが引き抜いたことになっちゃうじゃん。

あんな執念深くて、小っちゃくてさ、無駄に権力もってる男、敵にまわしたら … この業界ではやっていけない。

簡単につぶされます」


春子の言うことはもっともでした。

「 … わかりました」

「ごめんね」


… … … … …

「電話1本かけていいすか? … 男として筋通しますんで」

水口はおもむろに携帯を取り出しました。

「ちょっと待って、誰にかけるの? やめて … 」

「もしもし、水口です … ユイちゃん?」


春子は慌てて止めましたが、電話の相手はユイのようです。

ユイはリアスを開店するため北三陸駅に着いたところでした。

「ごめん、君との約束果たせなかった」

「えっ?」

「会社、辞めることにした … ごめん。

太巻さん裏切って、春子さんが新しく作った事務所でアキちゃんのマネージャーやることにした」


たった今、春子にダメだしされたばかりですが、水口はそう口にしました。

「ごめんね、元々は君を太巻さんに引き合わせてデビューさせることが目的だったのに、こんなことになっちゃって …

本当、申し訳ない!」

「いいです、そんな … 」

「よくないでしょ!

だって、これで完全に君の夢が断たれてしまったんだから」

「いいんです … とっくにあきらめてるから。

それより、アキちゃんのことよろしくお願いします」


また熱い水口が目を覚ましました。

僕はあきらめてないよ!

絶対いつかデビューさせる、アキちゃんとふたりでまた『潮騒のメモリー』歌ってもらうから、お座敷列車で … いや、なんなら満員電車で歌ってもらうから、その時は頼むよ!」


電話を終えた水口は、店を後にしようとします。

「 … 合格」

「えっ?」


春子の言葉に振り返りました。

「水口さん、アキのことよろしくお願いします」

そして、春子の方から水口に深く頭を下げました。

「よろしく」

笑顔のアキ、水口も慌てて頭を下げました。

「よろしくお願いします

カウンターの中から甲斐もそう言って、頭を下げていました。

… … … … …

自分では、あきらめていたはずの夢 … 水口の電話でユイの心は少し揺れていました。

「どうした、ユイちゃん? ボっとして」

夏に声を掛けられて、我に戻るユイ。

「あ、おばあちゃん … ごめんごめん、お店開けなくちゃ」

「誰としゃべってたんだ?」

「 … あっ、春子さん会社作ったって」


驚く夏。

「アキちゃんを売り込むための事務所だって、聞いてない?」

「あの野郎、何も話してねえ … 」


半分あきれ顔の夏でした。

「すごいね、春子さん … やるって言ったらやるんだね」

「 … プールさ、行ってきたのか?」


うなずくユイ。

「長く潜れるようになったか?」

「うん、大分」


一時期、荒れていた頃の荒んだ感じが、ユイの表情から消えていました。

「よしっ、スナック開店だ」

… … … … …

テレビ局。

「よろしくお願いします」

水口は早速、アキを連れて挨拶回りを始めました。

「あれ、あんたハートフルの?」

見覚えのある職員に声を掛けられました。

「ああ、それが先月一杯で退社しまして … 今、スリーJプロダクションという事務所でこの子のマネージャーを」

「天野アキです、よろしぐ」

「訛ってるねえ」

「そうなんですよ、岩手の子なんで … 東北のドラマとかあったら是非!」

「さっき宮城の子と会ったなあ」


男が指差す方を見ると、河島が別の職員に薫子のことを紹介しているのが見えました。

「やべっ!」

思わず身を隠して、様子を窺がう水口とアキ。

「宮城の子なんで、東北のドラマとかあったら、ひとつ … 」

同じような売り込みをしているのが聞こえました。

… … … … …

「隠れることないじゃない」

アキは聞きなれた声に振り返りました。

「じぇじぇっ?!」

鈴鹿ひろ美でした。

役の為の衣装でしょう、白衣に身を包んだひろ美は水口の手から名刺を取りました。

「あら、独立したの?」

「ママが社長で、パパが運転手なんだ」

「相変わらず、タメぐちね」


そうは言ったものの、ひろ美は笑っています。

「あ、すみません」

「大変よ、これから … 私も独立した後、2~3年は仕事なくて …

でもまあ、このまま太巻さんのとこにいて、芽が出ないより干された方がマシかもね」


ひろ美は水口にも名刺を返しながら言いました。

「あなたもね」

「 … よろしくお願いします」


真顔になって、アキを見つめた、ひろ美。

「いつか一緒にお芝居しましょうね」

思いもしなかった、ひろ美の言葉にアキは力一杯うなずきました。

「はいっ!」

差し出されたひろ美の手を、アキは握り返しました。

「絶対よ!」

「絶対っ!」


ひろ美はアキの肩をポンと叩くと行ってしまいました。

立ち去る背中を見送ろうとした時 …

「あっ!」

河島と薫子と鉢合わせしてしまいました。

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