NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年08月07日 (水) | 編集 |
第111話

< ミサンガ1本切れた夜、アキは地元の先輩に励まされました >

家路を急ぐアキは無頼鮨の裏で種市と出くわしました。

「ここが踏ん張りどころだぞ!

天野、ひとりぼっちでツレエのは分がる … でも、今逃げちゃダメだ」

「先輩 … 」

< 一度はすっかり冷めた恋の病が … いやいやいや、ダメだ!

何しろ、おらはアイドル … 恋愛はご法度。

… じゃねえ!! GMTをクビになった今、おらをしばるものは、国の法律以外になにもねえ! 

恋愛御法度解禁、鎖国は終わった! … 開国ぜよ、夜明けが来たぜよ! >

「先輩っ!」


アキは思わず叫んでいました。

「 … どうした、天野?」

初めて見かけて一目ぼれした日、北高での潜水実習 … 北三陸での種市との思い出。

『 … その火を飛び越えます!』

「先輩 … お、おらと、つ、つ、つつ、つきあってけろ!」

… … … … …

… 口走っていました。

「 … わかった、よし、つきあうべ」

驚いた顔をした種市でしたが、意外にも簡単にOKすると、アキの両肩に手を伸ばしてきました。

「やんだっ」

その手を払って身を固くしたアキ。

「じぇじぇっ? な、何だおめえ?」

「だって、今のおら普通でねえもん! … 海の底では判断力が鈍るもんだ。

今度にしてけろ」

「 … 分がった … そういうことなら、今度にすっぺ。

ただ、自分の気持ちは変わんねえ … 自分は天野のことが好きだ」


顔がほころんでくるのを隠せないアキでしたが …

「いやいやいや … だって、先輩はおらじゃなくて」

「ユイとはもう何でもねえ、もう別れた」


ユイは結局、東京に彼氏が欲しかっただけで、東京行きをあきらめたと同時に自分は用無しになったと、訥々と話しました。

「それ、いつの話?」

「別れたのか? … 正月」


大分前のことでした。

「もっと前から天野のこと気になってたけどな … 」

照れくさそうに話した種市。

「 … いつから?」

「自分が『海の底』いた時だ」

「じぇじぇじぇ ~ もっと前じゃん、すっげえ前じゃん?」


種市が座っているベンチの隣に腰かけるアキ。

「あれからずっと、天野のこと一番に考えてた … いつか、思いを伝えっぺと思ってた」

「何だよ、なすて早く言わねえんだよ?」


不満顔のアキに種市は言いました。

「そりゃおめえ、恋愛御法度だったからよ」

… … … … …

「ま、返事はいつだっていい … じっくり考えてけろ」

種市は立ち上がってそう言うと、店に戻ろうとしました。

「やっぱ、つきあってけろ、先輩!」

アキは後を追って、そう叫びました。

「 … じっくり考えたか?」

うなずくアキ。

「おら、先輩が好きだ」

種市は、先程と同じようにアキの両肩に手を伸ばしてきました。

アキは今度は拒まずに、そのまま種市の両手で肩をつかまれて、そしてお互いに見つめ合いました。

… … … … …

「アキちゃん?」

振り向くアキ、シアターの裏口に薫子が立っていて、こちらを見ていました。

「やんだっ」

思わず種市から離れたアキ。

「ごめん、また今度」

言うより早く、アキは走り出していました。

「アキちゃん、待ってけろ!」

その後を薫子は追いましたが、出待ちのファン達に見つかって、取り囲まれてしまいました。

… その様子を物陰からアキは見ていました。

… … … … …

いろいろな思いを抱えて自宅に戻ったアキ。

春子は電話中でしたが、アキの気配を感じて切り上げました。

無言のまま、ふて腐れたような顔のアキに春子は尋ねました。

「アキ、あんた何処行ってたの?」

「別に … 」

「何よ、別にって … 水口さん、心配して電話くれたんだよ」


春子の問いかけに答えることなく、自分の部屋にこもってしまいました。

… … … … …

無頼鮨。

シアターを上がったGMTのメンバーもようやく揃っていました。

… 薫子の顔が見えないようですが …

携帯を閉じた水口。

「無事、家に着いたみたい」

取りあえず、ホッとする一同。

「ばってん、会わせる顔がなかって、アキちゃん水臭かね?」

真奈の言葉に皆は苦笑いしました。

「いつもの明るさで誤魔化したくなかったんだよ … 『お疲れ、よかったよ』で、笑顔で迎えたら、せっかく感じた悔しさも流れちゃうだろ?

ちゃんと落ち込むことも必要なんだよ」


水口はそう言った後に立ち上がりました。

「 … 見捨ててすまなかった」

メンバーを残して退職したことを謝罪しました。

「えっ、そんな … 」

水口の気持ちもよく分かる、しおりたちは答えに困っています。

「そして、立派になったな … おめでとう」

他人行儀な水口が、やけおかしくて皆笑っていました。

「 … でも、俺もこのままじゃ終わらない。

アキちゃんとふたりで、必ず見返してやるからな」

「ちばりよ ~ 水口!水口!」


立ち上がって、おどけながらエールを送る喜屋武を他の客に迷惑になるとしおりが止めました。

思わず笑顔になる水口。

… … … … …

「今日じゃなかったかな … 」

座敷の上がり口に控えていた種市がつぶやきました。

… 水口の話、決意を耳にして、アキに自分の思いを伝えるのが少し早かったと思ったのかも知れません。

「えっ?」

「あ、いや … 先にお会計いいですか?」


伝票を受け取った水口、本来ならばお祝いにご馳走してあげたいところなのですが、現在収入ゼロの身でとてもそんな余裕がありません。

すると、一番年少のベロニカが水口の手から伝票を取り上げ、金額を確認すると …

「水口、2,000円でいいよ … 皆は、5,000円通しね」

「 … ソーリー」


… … … … …

一方、部屋に閉じこもったアキは、電気も点けずにベッドの上にうずくまっていました。

「アキ、入るよ」

ノックをして春子が部屋のドアを開けました。

灯りを点ける春子、アキはヘッドフォンをつけたまま振り向きもしません。

春子に尻を叩かれ気がついて、もそもそと体を起こしました。

ヘッドフォンを外させて、アキの隣に腰かける春子。

「何、あんた、アメ横行って来たんだって?

で、どうだった … 皆?」

「カッコよかったよ、すごい盛り上がってた。

… おらがいねぐなって、かえってよぐなったんでねえか?」


ヒガミっぽいことを口にしたアキ。

「何よ、あんた … 辞めたこと後悔してるの?」

「してるよ、してるに決まってるじゃん!」


我慢しきれずにアキは立ち上がりました。

「 … バカね、アキ。

ママがちゃんと仕事取ってきてあげるから」

「そういう問題じゃ、ねえっ!」


春子が止めるのも聞かず、アキは外に飛び出して行ってしまいました。

ため息をついた春子、アキが何を聴いていたのか、ヘッドフォンに耳を当てました。

♪好きです 先輩 覚えてますか?

朝礼で倒れた私 …

… … … … …

夜道をあてなく走るアキ。

< おらだって、あの中さ、いたかもしんねえのに … いや、確実にいたんだ。

あのまま、デビューしてたかもしんねえんだ。

なのにママが、ママが切れるから … >


『こんな事務所、こっちから願い下げだけどね! … 普通にやって、普通に売れるもん作んなさいよっ!』

< ママのせいだよ、ママのせいじゃん! >

目の前にトンネルが現れ、アキは足を止めました。

あの日、ユイは袖が浜の駅からトンネルに向かって叫びました。

『アイドルになりた ~ い!』

そんな記憶がアキによみがえりました。

おらもアイドルになりてえど ~ 

… … … … …

「ただいま!」

本業を終えて、帰宅した正宗。

春子は押し入れから、あれこれと引っ張り出して、何やら探しています。

「何やってるの?」

「あった ~ !!」


1冊の手帳を手にしています。

「これだ、これ … 一か八か、本気出してみる? 黒川さん」

手帳には、数枚の名刺がスクラップされていました。

「名刺?」

「そう … 私に影武者やらせた奴らのね」

「えっ?!」

「いざという時の切り札になると思って、全部捨てずに取っといたの。

… まずは、こいつから」


春子が選んだ名刺は、『潮騒のメモリー』のチーフディレクター・柏木誠司のものでした。

… … … … …

春子はその柏木をアイドルに呼び出しました。

彼は現在、ミレニアムレコードの制作本部長に出世していました。

「ご立派になられて … 」

「まだ、この業界にいたんだね … で、どういったご用件で?」

「私じゃなくて、娘なんです」


後ろに控えていたアキに挨拶をさせました。

「アイドルになりたくて、岩手から上京して来たんですよ」

「歌唱力は?」

「そんなの別の人に歌わせちゃえばいいのよ!」


笑顔でそう言った春子。

柏木の顔が一瞬ひきつりました。

「はははは、冗談きついな」

< スリーJの女社長、天野春子がついに動き出しました … >


… … … … …

次に会ったのは、関東テレビのプロデューサーの馬場健一郎です。

「ここだけの話なんですけど、柏木さんが気に入ってくれて、ミレニアムからCDデビューが決まったんですよ」

< ウソにウソを塗り重ねて、ママは交渉を続けました >


お次は、毎朝テレビのチーフ・プロデューサー、桂啓介。

「困ったわ ~ 馬場さんの所で女優デビューすることが決まってるの」

「ああ、残念だけど、今回は … 」

「レギュラーだったら、向こう蹴りますけど … よろしくお願いします。

… 私が果たせなかった夢を娘にかなえて欲しいんですぅ」


泣き崩れる春子。

< それは、まるでアイドルになれなかった、かつての少女・天野春子による復讐劇を見ているようでした >

… … … … …

< そして、ついに … >

スリーJプロダクション。

大したものでテーブルの上には十数冊の台本が並びました。

「ざあっと、こんなもんよ!」

「すげえ … 」


ドヤ顔の春子、感心している水口 … アキはちょっと複雑な表情ですが。

「まあ、演技は素人だって言ってあるしさ、最初はセリフもあったりなかったりだしさ …

忙しくなるよ!」


自分の好きな番組もあると、正宗も喜んでいます。

ところが、このいいムードに水を差したのは、アキ本人でした。

「やりたくねえ」

「えっ?」

「 … ママごめん。

でも、おら今は何もやりたくねえ」


春子は我が耳を疑いました。

「ちょっと、あんた何言ってるの?

… この仕事貰うためにママがどんなに苦労したか」

「インチキじゃん!

これ全部、ママのコネでしょ? おら何にもしてねえ … こんなんで、何の努力もしねえで、ドラマだのバラエティーなど出たら、天狗になっちまう」

「あのね、世の中にはテレビに出たくて出れない人が五万といるんだよ」


アキを諭そうとした水口を春子は制しました。

「聞こう … アキの言い分、最後まで聞いてみよう」

… … … … …

「だから、気持ちはうれしいけど、おら … ズルしてまで仕事欲しくねえ」

「ズルじゃないわよお!」


春子は丸めた台本でアキの脳天を思い切り叩きました。

言葉を失うアキ、次第に顔が崩れて … 大泣き … です。

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