NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年08月14日 (水) | 編集 |
第117話

< 夏ばっぱは、あこがれの橋幸夫さんに会うことができました。

しかも、橋さんは、女優の鈴鹿ひろ美さんのことは覚えてなかったにも関わらず、夏ばっぱのことは … バッチリ覚えていたのです >


… … … … …

< 夏ばっぱが橋幸夫さんと感動の再会を果たしていたちょうどその頃、大吉さんと正宗さんは … >

正宗の案内で東京見物に周っているふたりは、純喫茶アイドルで一服しているところでした。

「東京さ来て今日で3日になるな …

今日は朝から、あっちゃこっちゃ連れてってもらった。

井之頭公園、スーパー銭湯、駒沢公園、スーパー銭湯、代々木公園、スーパー銭湯 … 」

「いや、何処案内していいか、分からなくて」

「汚れて、洗って、汚れて … 童心に帰った、楽しかった」


少しホッとした表情の正宗です。

「テレビで観たラーメン屋さん行きてえって言ったら、名前も分からねえのに探してくれて … 行列ができてたら、サッと抜け道さ入って、上野美術館のエジプト展さ連れてってくれた。

おかげで並ばずにラーメン食えた上にツタンカーメンまで観れた …

あの、1点も無駄のねえ移動は、行き当たりばったりか?」

「まあ、たまたま知ってる店だったから」

「アドリブか?!」


驚いたように身を乗り出した大吉。

「 … ですね、もう20年以上走ってますから」

… … … … …

大吉はよろけながら立ちあがりました。

「参った … カッコいいよ、正宗君。

それに引き換え俺は、敷かれたレールの上をダイヤ通りに走るだけ」


大吉は勝手に店の窓を開けて、顔を出しました。

「毎日毎日、鉄道マニアと病院臭え老人を乗せて … 」

「そりゃ、大吉さん言い過ぎだ」


首を振る正宗。

「途中でラーメン食いたくなっても回り道もできねえ、抜け道もねえ、上りと下りの繰り返し …

たまにブレーキかけて、景色を眺めるのがささやかな反抗さ」


いきなり振り向いて、声を大きくしました。

「大都会東京で渋滞を避け、縦横無尽に駆け巡るあんたとは … 同じ運転手でも、格が違い過ぎる」

席に戻って泣きはじめました。

「そりゃだって、電車と車は違いますから … 」

「電車じゃねえ!

目つぶって、よく思い出してけろ、北鉄のフォルムを!」


正宗は目をつぶりました。

「上に電線走ってるか? 走ってねえべ、電線」

確かに …

「言われてみれば、そうですね」

「ディーゼルで走ってるんだよ、電気じゃねえんだよ … だから電車でねく、汽車なのよ!

もっと言えば、レールの上を走るバスなのよ ~ 」


増々大きくなる大吉の声、他の席の客もチラチラと振り向いて見ています。

「はあ?」

「 … 第3セクター、破れたり!

モータリゼーション、大勝利だ!!」


大吉はまた席を離れて、正宗のすぐ横に立ちました。

「プロポーズ撤回、おら潔く身を引く!

マサ、春ちゃんをよろしく!」


頭を下げる大吉、それにつられて正宗も頭を下げました。

カウンターの中から、甲斐がその様子を微笑んで見ています。

… … … … …

「よかった ~ 」

「はい?」


安堵の表情で笑いだす正宗、大吉は怪訝な顔をしました。

「何となく今日は、いやこういう展開になるような気がして … 最悪話し合いで決着がつかなかったら、もう決闘もありかなって、ある程度覚悟はしてたんです、はい」

そう言いながら、正宗はグローブを外しました。

「それで、それで何度も公園に連れてったのか?」

「はい … こう見えてもさ空手の有段者だし、広いとこ連れ出して肉弾戦に持ち込めば勝てると思って … 」


折り畳み式の警棒や、チェーンなど、体中に隠していた武器を次々に外し始めました。

「いやあ、話の分かる人でよかった ~ 」

大吉だけでなく、甲斐をはじめ店中が思いっきりどん引き …

… … … … …

< こうして、夏ばっぱと大吉さんが北三陸さ帰る日がやって来ました >

大きな目的を果たすことができた、夏にとって大満足の旅でした。

「こっちはこっちで満喫しましたんで」

春子に礼を言った後、アキと顔を見合わせて、またふたりして笑いました。

「何があったか知んないけど、ずっとニコニコしてんのよ」

… … … … …

「正宗さん、荷物を車に運んでくれ」

大吉に頼まれて、振り向いた正宗。

何やらふたりでアイコンタクトを交わした後、正宗は荷物を抱えて部屋を出て行きました。

「お願いしますね、夏さん」

夏の面倒を頼まれた大吉はうなずくとそのまま春子の前に立ちました。

「春ちゃん … 俺の思いは重すぎるから、正宗さんさ全部託したからな」

いつになく真面目な大吉、春子にはよく意味は分かりませんでした。

「あの男は本物だ。

春ちゃん … 大事にしてもらうんだぞ」


曖昧にうなずいた春子。

その時、玄関のチャイムが鳴りました。

… … … … …

「長居は無用だ、もう帰るぞ」

「ちょっと待ってよ、持っていてもらいたいもんがあるんだから」


春子が引き止めても、帰るとなったらせっかちな夏です。

「土産は要らねえ、もう駅で適当に買うから、いいからいいから」

「手ぶらで帰す訳にはいかないでしょ」

「帰るぞ!」


夏が玄関のドアを開けると … そこに立っていたのは、足立よしえでした。

「じぇっ」

「足立先生の … 奥さん」


目を見張る夏。

< ママからのお土産は、なんとユイちゃんのお母さんでした。

ママはおらたちが幸夫さ熱を上げている間に何度も相談に乗っていたのです >


よしえは深く頭を下げました。

「説教は勘弁してあげてね、私が散々やったから」

「 … よく考えたのか?」


夏の問いかけによしえはうなずきました。

「それも散々聞いた … 許してもらえなくてもいいんだって、それでも家族に会いたいんだって。

謝りたいんだって、ねっ?」


よしえはまたうなずきました。

「そんじゃ、おめえ … 連れて帰るしかねえじゃないか」

「 … お願いします」


… … … … …

< という訳でユイちゃんのお母さんが約1年ぶりに、北三陸さ帰ってきました >

改札を出る大吉、夏、そしてよしえ。

よしえの足が止まりました。

駅舎内には、笑顔のユイのポスターが至る所に貼ってあります。

… … … … …

無頼鮨の裏口。

ベンチに腰かけているアキに種市は聞きました。

「夏さん、もう着いたかな?」

「 … んだな」


気のない返事をしたアキでした。

突然立ち上がったかと思うと、種市の顔に携帯を向けて、写真を撮りました。

「 … 何?」

「何って、待ち受け … おらたち、つき合ってるのに、1枚も写真ねえなと思って」


今写した写真を確認したアキは「つまんねえ」とひとこと。

「カッコつけねえで、もっとおもしれえ顔してけろ!」

もう一度、カメラを向けました。

「おもしれえ顔? … 分がった」

注文通りに、ヘン顔をする種市。

「はや、早く撮れ … 」

シャッターを切るアキ。

「 … まあまあだな」

… … … … …

梨明日を覗く大吉。

連絡を受けた吉田が、こそこそと外に出てきました。

「大丈夫、ユイちゃん何にも知らないから … 足立先生とヒロシ君はちょうど病院さリハビリさ行ってます。

ただね、町の人たちはね、何か集まってる」

「じぇじぇっ、なすて??」

「何か呼んじゃいました ~ 」


屈託なく話す吉田。

「吉田君、困るよ ~ 誰にも言うなって約束!!」

「そこまでお人よしじゃありません」


… この男ときたら本当にもう …

「こそこそすることねえよ … おい、行くぞ!」

腹をくくった夏は、よしえを促しました。

… … … … …

店の中には、吉田が呼んだと言った通り、常連がほぼ全員集まっていました。

「ただいま ~ 」

夏の姿を見て皆の歓声が上がりました。

「おかえりなさい!」

笑顔で迎えるユイ。

「土産は特にねえ … その代り、懐かしいお客連れてきたぞ」

夏は一度店の外に出て、よしえの手を曳いてまた入ってきました。

「ほいほい、入れ入れ … 」

「じぇじぇじぇっ?!」


店に入ったところで、よしえは一同に向かって頭を下げました。

静まり返った店の中。

「何、何、何 … 何これ?

ちょっと、えっ、こういうの困るんですけど … 」


ユイから笑顔が消え、戸惑いの顔に変わりました。

「ユイ … 」

小刻みに震えているユイ。

「リアクションできないよ。こんなの … わかんない、わかんない、わかんない」

誰もひとこともしゃべりません。

「何で黙ってるの?」

「 … ごめんね」


よしえは蚊の鳴くような声で謝りました。

「ごめんねじゃなくてさ … 何、帰ってきてるの?

今更 … 今更だよ、本当に。

帰ってきた、ははははは … ダメだ、笑けてきた」


ユイは早足でカウンターの中に入りました。

… … … … …

「まあまあ、ユイちゃん … お母さんも心の底から申し訳ねえと思ってるようなんだよ」

とりなす大吉。

「ここさ座ったら?」

保が席を勧め、美寿々は飲み物を尋ねました。

「あとほれ、あれもあっぺ … カスス、カスス … 」

「粕漬けか?」

「カスス・オレンジ!」


弥生の言葉にどっと笑いが起こりました。

… どことなく白々しい笑い。

「うるさいよっ!」

ユイが怒鳴って、店がまた静まり返った瞬間、ドアが開いて功とヒロシが店に入ってきました。

「 … すいません、でも気遣わないでください。

知ってるんだから、皆さんがあの人のこと陰で悪く言ってるの … 夫と子供と田舎捨てた、見かけによらずしたたかな女だって …

言ってるんだよ、皆」


ユイは涙を溜めた目で、よしえをじっと見据えました。

「言い返せないよ … そのまんまだから」

うつむいたよしえも涙を流しながら、何度もうなずいています。

「今だって思ってるよ … 今更、どの面下げて帰って来たって!

本当、よく返って来れたよね?」

「 … ごめんなさい」

「ごめんなさいで済むわけないじゃん!

私、高校辞めたんだよ!

何もかもあきらめたんだよ!」


… … … … …

「ユイ、それぐらいにしなさい」

功の声によしえは振り向きました。

「もういいだろ?

母さん責めても、しょうがないんだから」


ユイは店を出て行ってしまいました。

「 … 何しに帰ってきたの?」

ヒロシがよしえに尋ねると功がそれを制しました。

「黙れ、しゃべるな!」

「黙んねえよ、だって逃げたんだぞ!」

「皆さんがいる前で醜態をさらす気か?」


しかし、夏は言いました。

「どうぞ、お構いなく、遠慮なくやってください。

口挟みませんから … おらたちにとっては所詮、他人事だし … よしえさんも、それなりの覚悟で戻って来たようですから、なっ?」


夏に促されてよしえは、功とヒロシに頭を下げました。

「ごめんなさい … 」

… … … … …

ユイは、薄明かりの駅舎のベンチにひとりぼんやりと腰かけていました。

着信を知らせた携帯を手に取りました。

アキからのメールでした。

添付されていた画像を開くと … それは、種市のヘン顔でした。

ユイの顔が少しだけほころびました。

そのうちに、種市からもメールが届きました。

「へへへへ … 」

声を出して笑うユイ。

… アキのヘン顔です。

泣き笑いのユイでした …

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