NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年08月22日 (木) | 編集 |
第124話

「今日ならいいど … ママもパパも家さいねえの」

アキの口から出た言葉に、種市は一瞬驚きましたが …

「 … 5分待でるか?」

そう言うと、店の中に戻って行きました。

< じぇじぇじぇじぇ ~ どうした、アキ? 天野アキ18歳、いづになく大胆でねえか?! >

アキも自分自身に驚いていたのです。

「ママもパパも家さいねえの」

さっきのシチュエーションを思い出して、もう一度同じ言葉を口にしてみました。

< なんぼオーディションの緊張から解放されたとはいえ、まさかおらの口からこんなベタベタなセリフが出るとは >

「ママもパパも家さいねえの」

< 恥ずかしすぎて、3回も言っちまった! >


そう言う割には、結構自分に酔っているみたいです。

< で、先輩は家さ来るつもりだべか? >

「5分待でるか?」


種市の口マネをしました。

< … 来るつもりだ!

そして、4回目 … >

「ママもパパも家さいねえの」

< 確かにその通り、邪魔するものはなにもねえ … でもいいのか、この大事な時期に?

しかも、夏ばっぱが病気で入院してるっつうのに >


一応、後ろめたさないわけではありませんが … 

帰り支度を終えた種市が、裏口から出てきましたが、アキは気づかずに5回目のそれを口にしました。

「ママもパパも家さいねえの」

< だめだ、黙ってらんねえ … というわけで、『あまちゃん』スタート! >


… … … … …

EDOシアターの社長室。

「2次審査の合格者は以上の5名でよろしいでしょうか?」

河島がホワイトボードに5名の写真を貼りました。

「あら、天野さんは?」

アキの写真がないことをひろ美が指摘しました。

「天野アキでしょ? あの子、良かったよ。俺残したよ」

「あの子良いですよね? … 残しましょうよ」


ふたりのプロデューサーもアキを気に入っていているようです。

困った河島は太巻の顔を見ました。

しかし、太巻は上の空です。

何故、アキのことが春子に見えたのだろう … 太巻はオーディションのことを思い返していました。

… … … … …

「母ちゃん、私、新助さんが好き … だから、島を出ます」

「好きにすりゃいいべ、さっさと行け!」

「親不孝ばかりで、ごめんなさい!」

… … … … …

「ちょっと待って!」

オーディションの時と同じように席を立ちあがった太巻。

その声にアキの写真も貼ろうとしていた河島は手を止めました。

「えっ?」

一同、太巻に注目します。

「 … なんだ?」

「え、今 … ちょっと待てって?」


辺りを見回す太巻、今がどういう状況なのか思い出しました。

「うん、ああ、ええ … 確かに、天野は素材としてはいいと思います」

気を取り直して話しはじめました。

「ただ … ヒロインは荷が重い」

… … … … …

「たとえば、『伊豆の踊子』の山口百恵、『野菊の墓』の松田聖子、これのオリジナルの鈴鹿ひろみさん然り … アイドル映画は、ヒロインの鮮烈なデビューによって記憶に残る。

そういうインパクトが、『天野春子』にはない!」

「えっ?!」


怪訝な顔をする一同 … 確かに『天野春子』と口にしました。

「天野春子にないものが、他の候補者にあるかといえば … 未知数です。

しかし、例えば、小野寺薫子なんかは、表現力こそ天野春子には及ばないが、独特のムードがあります。

年齢的にも若い … 天野はいくつだっけ?」

「40? … 」


首をひねる河島。

「何言ってるんだ! … 18歳じゃないか」

太巻は河島が持っていたプロフィールを確認しました。

「『天野アキ』はそうです」

「えっ?」

「ずうっと、『春子』っていってるから、ねえ」


太巻は、ひろ美に言われて、無意識に『春子』と口にしていたことに気がつきました。

「 … 誰、春子って?」

言葉を失った太巻にひろ美は意味深に笑いかけました。

プロデューサーのふたりもアキを押します。

「残しましょうよ、ねえせっかくだから」

「何か入ってますか? 仕事とか」

「空いてます!」

「水口?!」


突然、水口がホワイトボードの後ろから顔を出しました。

挨拶するために社長室を訪れたのですが、タイミングを逸して入口の所に控えていたのです。

「天野アキ担当のマネージャーです … もちろん、次も空けて待ってましたんで」

「じゃあ、そういうことで … 」


ひろ美が締めて、アキの2次審査通過が決定しました。

太巻は … 膝を抱えてうずくまっていました。

… … … … …

その頃、アキは種市を連れて帰宅したところでした。

種市をリビングに通したアキ。

「ここが事務所か?」

「んだ、あっちがおらの部屋」

「生まれた時からここに?」

「いや、おらが8歳の時、パパがローン組んで買ったそうです … その前は団地です」


物珍しそうに見回す種市。

「何か飲みますか?」

「ああ、じゃあ、ビール」

「じぇっ?!」


… 種市はもう20歳でした。

「あ、その前にシャワー借りていいか?」

「じぇじぇっ?!」


何気なく、そう口にした種市ですが、驚くアキを見て … 焦り出しました。

「あ、ごめん! あの、図々しいよな … 最近、卵ずっと焼いてるからさ、汗かくんだよ。

シャワー浴びないと、気持ち悪くて」

「 … どうぞ」


アキは種市をバスルームへ案内しました。

… … … … …

< うわ ~ うわ ~ 先輩 … いきなり、お風呂って、もしかして先輩? 

うわ ~ うわ ~ しか出てこねえ >


その時、オフィスの電話が鳴りました。

春子からでした。

「うわ ~ 」

「うわ ~ って … 元気?」

「な、な、なんのようだ?」


事務所の留守電を聞こうと思って、かけてきただけでした。

「じゃあ、出なきゃよかったのか?」

「もう遅いけどね … で、どうだったの? 2次審査」

「う ~ ん、まあまあかな?

じぇじぇっ?!」


リビングの入り口に上半身裸の種市が立っていました。

「あ、ごめん … どっちがシャンプーで、どっちがリンスだ?」

「泡が出ない方がリンスだ!」


受話器の口をふさいで慌てて答えるアキ。

「 … 誰かいるの?」

不審がる春子。

「あ、うん、水口さん」

「ああ、そう … 遅くまでご苦労様 ~ 」

「ご苦労様 ~ だって」


それらしく、誰もいないのに伝言を伝える振りをしました。

「じゃあね」

… … … … …

電話を切った春子。

ひとりきりの居間でビールを飲みながら、板の間に目をやりました。

囲炉裏の端で椅子代わりの樽に腰かけ、湯呑みで美味しそうに酒を飲む夏の姿 …

< この家でひとりで暮らしている夏ばっぱの姿を、何故かママは想像しました >

春子は、板の間に行って、夏のマネをして樽に腰かけてみました。

♪星よりひそかに 雨よりやさしく …

< 来るものは拒まず、去る者は追わず … 強がって生きてきた母の日常。

もう一度、夏さんにこの風景を見せてあげなくちゃ … そう心に誓うママなのでした >


… … … … …

< まさか娘が、部屋に男を連れ込んでいるとは、知らず … >

ふたりは、交わす言葉もなく事務所のソファーに向かい合って座ったままです。

「なんかしゃべれよ!」

沈黙に間が持たなくなった種市がアキに言いました。

「あ … はい、えっと … じゃあ、仕事どうですか?」

「じゃあ、って … 」

「すみません、雑談って難しいですね」


種市は訥々と話しはじめました。

「だんだん面白くなってきた。

最初は、大将無口だし、掃除と出前ばっかりだったけど … 最近、ようやく卵焼き任されるようになって」

「卵焼きか ~ 」


種市は急に饒舌になりました。

「ただの卵焼きでねえど。

卵といで、鉄の鍋さ流し込んで、こう火から浮かせてよ … 自分で火加減調節しながら、45分 … 時間かけて作るから美味いんだ」

「へえ ~ 」


種市は、ビール片手に立ち上がって、窓を開けて外を見ました。

「次は、シャリ作り教えてもらって、いよいよ板場の修行だ。

自分なりに目標もできた」

「何ですか?」

「いつか北三陸さ帰って、小せえ店構えるんだ。

三陸の新鮮な魚ど、内陸の米ど、あと地酒が自慢の店」


そう言いながら、アキの隣に座りました。

「いいなあ」

「名づけて … 『ダイバー鮨』」


満足そうにうなずく種市。

「名前はもうちょっと考えた方がいいな」

歯に衣着せぬアキでした。

「あ、そうか? ははは」

… … … … …

「 … 何かなつかしいな」

「え?」

「前にもこんな感じで、ふたりでしゃべったことあったな」


そう言われてアキも思い出しました。

「ああ、北鉄の倉庫で?」

… … … … …

ふたりで、改装中のお座敷列車に忍び込んでいて … それを知らない吉田に倉庫のカギを締められて、閉じ込められた時のことでした。

並んで焚火に当たりながら、いろいろ、とめどない話しをしました。

「『潮騒』って三島由紀夫だべ?

三島の恋愛小説で映画化もされた名作だ … 『その火を飛び越えて来い』っていうのは、その中のセリフだ。

… そのあと、ふたりは抱き合うんだ」

… … … … …

「いきなり電話鳴ってもうびっくりしたな」

懐かしそうに話す種市。

「あん時、先輩はユイちゃんが好きだったんですよね … 」

「 … ごめん」

「いやいや、責めてる訳でねくて … 」

「今は違う、天野が好きだ」

「おらもだ、先輩」

「 … 先輩って」


種市は少し不満そうな顔をしました。

「 … 天野って」

それは、アキも同じす。

真顔になった種市は言いました。

「アキ … 」

そう言って、顔が近づいてきます。

… … … … …

しかし、アキは何やら気配を感じて振り返りました。

「 ?! 」

社長のイスに若い頃の春子が座って、こちらを見ています。

「どうした?」

< なすて? なすて、先輩といい感じの時にママの幽霊が … いやいや、幽霊じゃねえ、ママ生きてるし、実家さいるし … じゃあ、何? >


悩んでいるところに電話が鳴り出しました。

「もしもし?」

「だから、出ないでよ!」


留守電の確認にかけてきた春子でした。

「 … ごめんごめん」

「水口君は?」


咄嗟にトイレだとウソついてしまいました。

「あっそ … じゃあ、いったん切るからね、すぐにかけるから出ないでよ!」

… … … … …

「あ、おらもシャワー浴びていいですか?」

「うっ … うん」

「電話鳴っても出ないでくださいね … 部屋で待っててもいいし」


アキの言葉に目を見開いて、やっとのことうなずいた種市。

平然とバスルームへ向かうアキの背中を見送りました。

ほぼ同時に、オフィスの電話が鳴って、留守電の再生が始まりました。

… … … … …

『もしも~し、水口です。

あとで携帯にもかけますが … アキちゃん、最終選考に残りました!

という訳で、今日は事務所によらずにそのまま帰りますね、ご報告でした』

… … … … …

水口からのメッセージを聞いて、春子は首をかしげました。

「うん? うん? … 今日は事務所によらずに … このまま帰る?」

録音されたのは1時間前 … アキの話と食い違います。

春子は胸騒ぎがしました。

… … … … …

いつになくご機嫌、無頼鮨で食事をとっている水口の携帯が鳴りました。

… 春子からです。

「もしもし … 今ですか? お寿司食べてます … ちょっと、なんか気が大きくなっちゃって、ふふふ …

えっ?! えっ、何で?」

「いいから、事務所に戻って! 今すぐ、お願い!!」


… … … … …

シャワーを浴び終えたアキがバスルームから出てきました。

化粧台の鏡に映った自分の姿を見てひと息吸い込むと、足音を立てずに部屋へ向かいます。

ドアに手が伸びて … 勢いよく開けました。

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