NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年08月26日 (月) | 編集 |
第127話

< 映画『潮騒のメモリー~母娘の島~』、いよいよ撮影開始です。

まずは、オープニング … 日の出のカットから >


まだ覚めやらぬ朝、暗い海辺に集まったスタッフの拍手に迎えられて主役のふたりが助監督から紹介されました。

「段取り前にご紹介します! 鈴鹿ひろ美役鈴鹿ひろ美さんで~す!」

「鈴鹿です。どうぞよろしく」

「そして、鈴鹿あき役の … 」


自己紹介をしようとしたアキの言葉を遮って、ひろ美が話しはじめました。

「私はこの作品になみなみならぬ思い入れがあります。

思い起こせば25年前、右も左も分からない少女がこの作品に出合い … 」


… … … … …

ひろ美の話は長く、20分経っても続いています。

「 … それは、私の女優人生ともリンクする訳です。

いかにして、少女が国民的大女優に成長したか?」


空が白々と薄明るくなってきても、ひろ美の話は終わる気配を見せません。

見かねた太巻が遠慮がちに口を出しました。

「あの … 鈴鹿さん、日の出が … 朝陽が出てしまうんで、もうそろそろ船にですね」

「正直、シナリオにも不満が残っています … 例えば、シーン12、皆さん、台本持ってますか?」


構わずに話を続けるひろ美、あきらめた太巻はスタッフに台本のシーン12のページを開くように指示しました。

「そのシーンのダイアログがいささか冗漫で説明的なのは … まあ、もちろんプロですからやりますが … にしても … 」

そうこうするうちに、水平線から太陽が昇りはじめて、陽の光が射してきました。

「あああ ~ 」

太巻、お手上げ。

「 … 続いて、シーン15」

… … … … …

< ここで、改めて、『潮騒のメモリー』のあらすじを紹介します。

太平洋に浮かぶ架空の離島『鈴鹿島』、伝説の海女・ひろ美が数年ぶりに帰ってくる。

夫と共に島に残したひとり娘のあきは17歳になっていだ。

母と娘、感動の再会。

ひろ美の夫・新助はすでに山火事で命を落としたという … 更に数々の不幸がふたりに襲い掛かる!

夫の残した借金、村人の噂話、執拗ないやがらせ、60年に一度の巨大台風、120年に一度の大飢饉、4年に一度の盆踊り、鈴鹿山の大噴火 … 突然現れるイカ釣り船の漁師・トシヤ。

そして、母ひろ美の体をむしばむ流行病。

あきは母の病気の治療のため、単身東京へ向かうのだった … >


… … … … …

< 映画というのは、頭から順番に撮影する訳ではありません。

2日目だというのに、今日はいきなりクライマックスの撮影です >


病床のひろ美の元にあきが駆けつけてくる例のシーンです。

「用意 … スタートッ!」

太巻の掛け声で、カメラが回り始めました。

「母ちゃん!」

入口の戸を開けて、家に上がってくるあき。

「あき、来てくれたか?」

布団から体を起こすひろ美。

「うん … でも、すぐ行かねえと、連絡船が出るんだ」

「あの男と一緒に行くのか?」

「おら、ひとりで生きていく … 母ちゃんの言うように強い女になる」

「 … そうか」

「お母ちゃん … 親孝行できなくて、ごめんなさい」


… … … … …

「う~ん … オッケイ!」

ラッシュを観終わった太巻が、唸りながらもOKを出しました。

「だめね、もう1回やりましょう」

隣に座っているひろ美がすかさずダメ出しです。

「鈴鹿さん、監督がOK出してるんですから ~ 」

「そんな考え考え出たOKじゃ、ダメよ! … もう1回!」


太巻の迷いはひろ美に見透かされていました。

「 … すみません」

後ろに控えていたアキにひろ美は言いました。

「アキ、オーディションの時のこと覚えてる?」

一次審査の時のことです。

「そう、あれが良かったの … 逆に言えば、2次、最終、今日の本番って下がってる訳!

… 分かる?」


アキはうなずきました。

「じゃあ、もうワンテイク行きますか?」

しかたなく、スタッフに指示を出す太巻。

… … … … …

< それに関しては、思い当たる節がありました。

だって、あん時は … >


撮影の合間にアキは、水口に打ち明けました。

「 … ようするに、お祖母ちゃんの容体を心配してたから、素直に言えたんだね?」

「でも、もうだいぶ良くなったから … 」


… … … … …

その夏はと言えば …

「 … 何してるの?」

ベッドの上で身を起こして何やらやっている夏に、春子は問いただしました。

「何って、おめえ … 内職だ、エビの殻むき」

夏の目の前にあるのは、ザルの中に山のように積まれたエビと剥いたその殻でした。

「も ~ 止めてよ!」

「寝てばっかりで退屈だあ … 指先は動くんだから」

「だめ!」


春子は、聞く耳持たずにザルを取り上げてしまいました。

「ああ、もうヒマだヒマだヒマだ ~ 」

生来働き者の夏は、少し調子が良くなって来ると、じっとしてはいられない質でした。

「何でもいいから、仕事けろ ~ 」

「だめ ~ 」

「 … いつまでいるんだ? 春子さんよ」


玩具を取り上げられた子供のように、春子の顔をのぞきこんだ夏でした。

… … … … …

< その後、何度もチャレンジしたのですが、結局この日は上手くいかず … >

「はあ? … お祖母ちゃん、元気だと芝居できないってこと?」


アキから理由を聞いた、ひろ美はあきれて声をあげました。

「 … すみません」

「ホントよ、あんた!

NG連発した挙句、後日にしましょうってさ … 普通だったら、クビよ! チェンジ、チェンジよ!」

< 撮影が終わると、反省会、連日です。

… でも、実はそれほどツラくありません >


それは、反省会の場所が無頼鮨だからです。

ひろ美に説教されながらも、アキの目は種市のことを追っていました。

「壁があるのよね … 何かカメラの前に立つと」

ひろ美はアキのことをそう評しました。

「 … そうかなあ?」

実感できないアキ。

「今はないわよ … 今の方が良い表情してるじゃない」

アキの顔をマジマジと見ながら言いました。

「何で現場でそれが出ないかな … 」

難しい顔で焼酎を呷るひろ美。

… … … … …

「うんっ … わかった!」

何やらひらめいたひろ美。

瞬間、カウンター内の梅頭と目が合いました。

「一緒に暮らしましょう!」

思わず、腰が引ける梅頭。

「 … 私生活でも、母と娘になりましょう!」

ひろ美はアキの方を向きなおして言いました。

自分が相手ではないことが分かった梅頭ですが、心臓はバクバクです。

「こう、壁取っ払いましょう。

何だったら、今日から一緒に住む?」

「 … い、いいのか?」

「もちろんよ! ねえねえ、よくない?」


隣にいた水口はあいまいに返事をしただけでした。

… … … … …

「はあ? ちょっと待って、それどういうこと?」

梨明日で正宗の電話を受けた春子、言っていることがよく理解できずに、聞き返しました。

「だから、家で一緒に暮らすんだって … 親子合宿」

ひろ美がマンションで一緒に暮らすということでした。

正宗自身はまんざらでもなさそうな顔をしています。

「あの … 空気清浄器ございませんか?」

「えっ?」

「ちょっと、ハウスダストが」


客間に自分の床を延べているひろ美が咳き込みながら話していることが春子にも聞こえました。

正宗はアキに電話を替わります。

「ごめん、ママ … てっきり鈴鹿さんの家、お呼ばれだと思ってOKしちゃったんだ」

… … … … …

「私の部屋に?

呼ばない呼ばない … 絶対、教えない」


アキのことをどんなに可愛がっても、付き人時代から通して部屋には絶対に呼ばなかったひろ美でした。

「ごめん、撮影の間だけだから … で、ママはいつ帰ってくるの?」

「うん? … じゃあ、もう少しこっちにいようかな ~ 今帰ったら、ママがふたりになっちゃうもんね?」


カウンターに並んだ、保と吉田が間に挟んだ大吉のことを冷やかしました。

「違うの … 鈴鹿ひろ美が家に泊まるんだって」

「じぇじぇじぇっ?!」


アキはしつこく、いつ帰るのか聴いてくるようです。

「だから帰るわよ、そのうち!

いつって … お祖母ちゃんが大丈夫だなって、思ったら! はいはいはい、はい … じゃあね」


電話を切った春子は、ため息をつきました。

… … … … …

そんな春子を見つめるカウンターの連中。

「 … 何よ?」

「いやいやいや ~ 」

「帰ってほしくないみたいですよ … 春子さんに」


ユイにさらっと言われて、大吉は慌てて否定しました。

「ちょっとユイちゃん!

… いやいやいや、おらじゃなくて、こいつらが!」

「いやいやいや、先輩だべ!」

「駅長、素直になった方がいいべ」


無責任に焚き付ける保と吉田です。

「ウーロン茶、ロック、焼酎1滴!」

珍しくアルコールを注文する大吉。

「やっぱり機嫌がいいんですよ … 『出発進行』の声が弾んでるもんね。

『独身最高』って聞こえるもんね!」

「いや、それはさすがにウソだべ?」


吉田の戯言を聞き流した春子、氷を入れたグラスにスポイトで焼酎を1滴入れました。

「いや、帰るわよ! 夏さんが … 」

「もう大丈夫なんだべ?」


勉さんにそう言われて … 春子はうなずきました。

「 … もう大丈夫なのよ」

… … … … …

「娘とふたりだと、息が詰まるんだろうね … 今日だってさ、海女クラブの皆さんを呼んじゃって … 」

天野家、夏のベッドの周りを囲んで酒盛りが始まっていました。

「でも、春ちゃん帰って来て、ばっぱ寂しぐねえな」

「どうだかな … 」


美寿々にそう言われましたが、ハッキリしない夏。

夏のあやとりの相手をしている組合長が言いました。

「へそ曲がりだな、うれしいくせに!」

「おらとこなんか、もう夫婦ふたりで … この先どうなるんだか」


ひとり息子を海で亡くしている長内夫婦です。

「子供いたって同じだ … 困った時しか頼って来ねえもの」

ぼやいたのは弥生です。

「これっ、かつえ! 囲炉裏で小便垂れるな!」

突然、怒鳴る珠子、かつ枝は思わず、自分の股間に目をやりました。

「かつ枝さんじゃねえ、猫だ猫!」

美寿々が、かつえを捕まえてオモテに連れ出しました。

「分かってても、ギョッとするわ!」

一同、大爆笑。

「忠兵衛さんも春子も、それからアキも、帰ってくるのは構わないけど … いずれ出ていくかと思うと、頼りたくても頼れねえのさ」

賑やかな中、何気なくポロリと本音をこぼした夏でした。

… … … … …

「東京帰ろうと思ったら、アキはもう鈴鹿さんベッタリだし、もうどうすりゃいいのよって感じ」

春子には春子の思いがありました。

「いやいや、こっちさずっといたらいいべ?」

無責任なことを言う保を大吉が諌めました。

「アキがさ、はじめて自分の手で掴んだ仕事じゃん … 主役だしさ、私がいたら何か難癖つけてさ、まぜっかえすしさ … ステージママとか言われるしさ。

夏さんは夏さんで、『おめえ、いつまでいるんだ』って、そればっかりだしさ」


春子は自分の居場所がなくなったような言い方です。

「行ったり来たりすればいいんじゃないですか?」

しおりが言うと、旦那の吉田も賛成しました。

「んだんだ、実際そう遠くねえし … 」

「遠い誓いの問題じゃねえべ?」


大吉の声のトーンがさっきまでとは違います。

「えっ?」

「気持ちの問題だべ、春ちゃん!

… なんぼ北三陸と東京が近くなっても、おらと春ちゃんの気持ちの距離は変わんねえど」

「今、誰も駅長の話してませんから」


吉田の言葉に大吉は、ふらりと立ち上がりました。

そして覚束ない足取りでステージに向かいます。

… 焼酎1滴で悪酔い?

「おら、マサと男の約束を交わしたんだ!

だから、もう惑わすな! 帰れ、春子!」


カラオケのリモコンで何やら選曲しようとしますが、手元も確かではありません。

「ダイヤの乱れは、心の乱れだ!」

自分の足が乱れてひっくり返りました。

「駅長? … 駅長、寝てまっだ!」

… … … … …

アキは、早朝なのにキッチンから聞こえるモーターのような音で目が覚めました。

微睡の中、そのうち止むだろうと思っていましたが、いつまでたってもそんな気配はありません。

ベッドを抜け出して、眠い目をこすりながらキッチンをのぞくと、エプロン姿のひろ美が何やら忙しそうに働いています。

「あ、おはよう! 起こしちゃった?」

音の正体は、ひろ美がいろいろな野菜をジューサー・ミキサーにかけていた音でした。

「何してんだ?」

「朝ご飯よ、ちゃんと食べないと調子出ないからさ」


アキは時計を確認しました … まだ、午前5時です。

「じぇじぇっ」

「撮影あるなしに関わらず、この時間に起きますから。

起きたら、1時間ウォーキングして、熱いお風呂に浸かって、ジュース飲みますから。

ハイ、飲んで!」


今、しぼりたてのミックスジュースを注いだコップをアキに差し出しました。

「鈴鹿スペシャルですから!」

それは紫色のドロッとした液体でした。

恐る恐る受け取るアキ。

「喉にもいいのよ … ビックリするほど、声が出るから。

ホイ、ホイ、ホイホイ!」


ひろ美は『飲め』と手でアキに強制しました。

仕方なく、一口飲んでみるアキ。

「うわああああ ~ っ!!」

悲鳴にも似たアキの声。

ひろ美自身も同じ液体(ジュース)を呷りました。

「うわ ~ っ!!」

発声練習のようなひろ美の声。

「ね、出るでしょ?」

アキに微笑みかけるひろ美。

「行きましょう … お父さん、起こしてきて」

しかし、そう言ったかと思うと、ひろ美は顔をしかめ、口を押えてうずくまりました。

「だまされだ … 」

口の周りを紫に染めたアキは、次の犠牲者(?)正宗を起こしに行きました …

… … … … …

撮影3日目。

「はい、本番 … 用意、スタート!!」

< 今日は、こないだ撮れなかったオープニングの撮影です >


朝の海を滑るように港に近づく一艘の船。

あきは、堤防でその船を見つめています。

船の舳先に人が立っています … あきの母、鈴鹿ひろ美です。

「うわ ~ 」

< すごい … 映画みてえだ。

いや、映画なんですが、鈴鹿さんがいるだけで目の前の風景が映画になるんです >


あきの目の前を横切る船。

「かっけえ … 」

アキは、役を忘れて、思わず口に出してしまいました。

「ハイ、カット ~ !!」

すかさず、アキに駆け寄ってくる太巻。

「かっけえじゃないだろ?! お帰り母ちゃんだろ!」

「 … あ、回ってたんですか?」

その時、また水平線から … 太巻の顔が朝陽に染まりました。

「ああ、太陽出ちゃったよ ~ 」


アキは、振り向き朝陽に向かって微笑みました。

< 『潮騒のメモリー』撮影快調です! >

「 … まだ、ワンカットも撮ってないよ」
 by太巻

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