NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年08月27日 (火) | 編集 |
第128話

< 『潮騒のメモリー』、今日は最も難易度の高い撮影 … すなわち、ラブシーンです。 >

昨晩 …

アキは種市に明日はラブシーンの撮影だということを伝えました。

「キ、キ、キスシーンがあんのか?」

「分がんねえ、明日現場行ってみねえと … 」


ショックを隠せない種市は、よろよろとベンチに腰かけました。

「じゃあ、キスしねえ可能性もゼロではねえんだな?」

「うん … 台本には『貪るような接吻』って書いてある」

「あるじゃねえか、確実に … しかも貪られるのか?!」


思わず立ち上がる種市。

「ごめん、先輩 … 仕事だから」

「仕事じゃ、しょうがねえな … 」


うなだれてそう言った種市、アキは少し不満でした。

「しょうがねえのか?」

「いや、しょうがなくねえ … 自分ともまだしてねえのに!」

「 … してもいいよ」


何でもない事のように言うアキ。

「い、今か?」

「おら、先輩好きだし、練習もかねて」


アキは目を閉じて、唇を軽く突き出しました。

♪白い鴎か 波しぶき ~

気合を入れるためにか、種市は『南部ダイバー』を歌い出しました。

「時間ねえから、早く!」

完全に主導権はアキにありました。

急かされて腹をくくった水口でしたが …

「あっ!」

水口と梅頭がふたりのことをドアの隙間からじっと見ていたのです。

「見せもんじゃ、ねえです!」

… … … … …

< 問題のシーンは、映画中盤の山場です。

素潜りの練習をしていたあきは、沖に流され、たまたま通りかかったイカ釣り船の漁師・トシヤに助けられる。

廃屋となった網小屋で夜を明かすふたり。

以前からあきを想い続けていたトシヤは、焚火の前で愛の告白をする >

「トシヤ役のTOSHIYAさんから、栄養ドリンクの差し入れいただきました ~ 」


助監督の声が響いて、そのあとからTOSHIYA本人がスタジオ入りしてきました。

「TOSHIYAっす」

「よろしぐお願いします」


アキが挨拶をすると、TOSHIYAは握手を求めてきました。

< TOSHIYAさんは、ZOO STREET BOYSというダンスチームのメンバーで、若者の間ではすごい人気で … >

「俺さ、映画とか見ないし、芝居とか興味ないんだけど … まあ、1日だけスケジュール空いたから出ることにしたんだよね」

< 前髪が個性的で、腰さ鎖ジャラジャラぶら下げて、ムッキムキで … >


常に手鏡を持って、その個性的な前髪をチェックしています。

「まあさ、ダンスも、演技も、同じ表現だからさ」

腰をカクカク動かしながら、アキに近づいてきて肩を叩きました。

< すみません … 言っちゃいますけど、苦手なタイプです。

なんかクネクネしてて、いけ好かねえ、ダンス野郎です >


落ち着きが全くないTOSHIYA、セットを見て騒ぎ始めました。

「わあ、超やべえじゃん、このセット! … スタッフすごいよ、ええ!」

マネージャーに言って、セットをバックに写メを撮りました。

< 『前髪クネ男』と呼ぶことにしました >

「これさ、ちょっとつぶやいちゃっていい? え、まずい … ファンクラブのメルマガに? … ダメすか ~ 超やべえわな、これ ~ 」


話し方からして、おバカ丸出し …

< こいつとキスすんのか … >

… … … … …

開店前の無頼鮨。

「そうそうそう … いい手つきだ」

包丁の刃の研ぎ方を梅頭に習っている種市。

「おお、目つきもいいぞ、いいよ! … よし、もういいよ」

一心不乱に庖丁を研いでいる種市は気づきません。

「もういいよ、種! どうした? 種!!」

ようやく気づいて、手を止めた種市。

「 … すみません」

その時、誰かが店に入ってくる音がしました。

「すみません、ランチは12時から … あっ」

鈴鹿ひろ美でした。

「お茶だけくださる?」

ひろ美は今日、撮影が休みでした。

「台本読んでたんだけど … いてもたってもいられなくって」

「えっ?」

「 … 気になるじゃない、大事な娘のラブシーンだもの、ねえ?」


ひろ美の言葉に反応した種市を見て、梅頭は理解しました。

「ああ、そういうことか … 」

「差し入れ持って行っちゃおうかしら?」


何気なく口にしたひろ美 …

「持っていきましょう、持っていきましょう」

切羽詰った顔でふたりに訴える種市でした。

… … … … …

「飛び越えて来い … おらのこと好ぎなら、この火を飛び越えて来い!」

「あきちゃん … あきっ!」


TOSHIYAはアキに向かって跳躍して来ると、肩を掴んで … 顔を近づけました。

「はい、カット!」

太巻がアキに近づいて来て言いました。

「本番はその顔しないよね?」

「えっ?」

「お祖父ちゃん、入れ歯臭い ~ みたいな顔になってるから」


アキは無意識に顔をしかめていたのです。

「 … すみません」

間もなくテストに入ることを助監督が知らせました。

「監督!」

TOSHIYAが太巻を呼び止めました。

「 … テストは思いっきり行っちゃっていいすか?」

アキの耳にも聞こえています。

「その方が彼女も気持ち作りやすいと思うんで … 何か堅いから」

太巻はTOSHIYAに任せるとひとこと。

「オッケイ! じゃあ、行っちゃいま~す!」

< テストからすんのか? ということは、最低2回 … NG出したら、それ以上 …

先輩ともしたことねえのに … なすて、前髪クネ男と? >


… … … … …

「鈴鹿ひろ美さんから、巻き寿司と卵焼きの差し入れいただきました ~ 」

スタッフの拍手に迎えられて、ひろ美がスタジオに入ってきました。

「じぇじぇっ?!」

そのあとに従っているのは種市です。

「ごめんね、今日は見学だから」

「いや、鈴鹿さんはいいけど … 」


種市の顔を見ました。

「 … 俺のことは気にすんな」

「いや、気にするよ!」


代わりに答えたのは、水口です。

「 … 来ちゃダメだろ?」

しかし、種市の目は、相変わらず腰をクネクネさせているTOSHIYAを凝視していました。

「頑張れよ、天野 … 応援してるから」

少しずつ、TOSHIYAの方へ歩き出しました。

「分かってる … 仕事だからしょうがねえ」

「だめだって!」


種市の腕をつかんで止めた水口。

「 … 切ってきます。太巻」

差し入れの巻き寿司を切りに廊下に出て行きました。

… … … … …

「テスト行きま~す!」

巻き寿司を切りながら、種市はモニターに目をやりました。

焚火を挟んで対峙するアキとTOSHIYA。

「飛び越えて来い … おらのこと好ぎなら、この火を飛び越えて来い!」

その時、種市が思い出したは … アキとふたりで北鉄の倉庫に閉じ込められた時のことでした。

『天野、行きます! … その火を飛び越えます!』

「天野 … 」

種市の目はモニターにくぎ付けです。

「あきっ!」

TOSHIYAはあきの名前を叫んで、今まさにふたりを遮っている炎を飛び越えました。

そして、アキの肩を掴んで …

「天野っ!」

走り出す種市。

TOSHIYAとアキの唇が触れ合おうとした寸前 …

「天野っ!!」

スタジオに飛び込んできた種市の声で、ふたりは振り向きました。

「カット ~ 」

後先考えずに思わず声を上げてしまった種市。

「どうしたの?」

太巻の隣でテストを見ていたひろ美が不思議そうな顔をして尋ねました。

「あ … お寿司、切りました」

後から追いかけてきた水口が頭を下げました。

… … … … …

本番が始まるまでのしばしの休憩。

種市に近づいてくるアキ。

「天野?」

アキは首を振りました。

「でも、本番は … 」

「わかってる … 仕事だもんな、応援する」


ふたりの横をTOSHIYAが前髪を直しながら通り過ぎました。

「帰ってけろ!」

アキの口から出た思いがけない言葉に唖然とする種市。

「帰れよ!」

水口に続いて、ひろ美は種市に諭すように言いました。

「 … 帰りなさい」

種市は何も言えず、うつむいて帰って行きました。

… … … … …

洗面所で歯を磨くアキ。

< ああ、こんなことなら、もったいつけるんじゃながった … チャンスはなんぼでもあったのに。

… 天野アキ19歳、デビュー作で早くも壁にぶつかっていました >


… … … … …

「助けてけろ、ユイちゃん!」

リアスでユイがアキからの電話を受けると、いきなりでした。

「代わってけろ!」

アキがそう言うので、電話を目の前の弥生に渡しました。

それに気づかずにアキは話し続けました。

「好きでもねえ、今日初めて会った人と、キ、キ、キスしなくちゃなんねえんだ … できねえべ?

なんぼイケメンでもできるか?」


電話を受けた弥生、どことなくうろたえています。

「 … 折り返し電話しま~す」

裏声で答えました。

「えっ?」

「今は、隣さ旦那がいるがら … やんだあ ~ 」


何故か弥生に突き飛ばされる今野。

「弥生さん、気持ち悪いですよ」

ひとり恥ずかしがっている弥生を気味悪がる吉田。

電話を奪い返したユイ。

「ごめん、ごめん、電話代わってけろって意味じゃないよね?

ちょっと、ボケてみた … って何?

好きでもない人とキスしたくないってことは、好きな人がいるってことか?」


その言葉を聞いて、どういう訳か磨いていた琥珀を落とした勉さん。

「そういうことだよね、違うの?」

「 … 実はおら、つ、つ、つきあっている人が!」

「種市先輩でしょ?」


アッケラカンと答えるユイ。

「じぇじぇっ?! … 知ってたのかあ?」

「うん、何となくね ~ やっと話してくれたね?

って言うか、そんなことでいちいち泣きながら電話してこないでよ!」


まるで春子がのりうつった様な言い方でした。

「ごめん … 」

「 … なんてね」


何かユイはアキの反応を楽しんでいるかのようです。

「終わったら、優しくしてもらいなよ … じゃあね」

「うん … ユイちゃん、ありがとう」


アキは電話を切って、化粧台の鏡に映る自分を見つめました。

ユイはああ言いましたが、憂鬱な気持ちは変わりありません。

… … … … …

「私もファーストキスは現場だったなあ」

いつの間にか後ろに立っていたのはひろ美でした。

「じぇじぇっ … っつうことは?」

「『潮騒のメモリー』 … つまりこの場面。

いやでいやで仕方なかったけど、現場のマネージャーが説得してくれたの」


現場のマネージャー … 太巻のことです。

… … … … …

「女優を続けていくってことはね、好きでもない人を好きになったり、好きな人を傷つけたり、接吻したり … 接吻じゃ済まなかったり、それをずっと続けていくってことなんだ。

もし耐えられないんだったら、今辞めてしまった方がいい。

だって、不自然だろ?

… いくら仕事だからって、ファンのためだって、自分にウソをつき続ける仕事なんて不自然だろ?

普通じゃないよ、好きな人を裏切って評価されるなんて … おかしいよ!」

… … … … …

「それで?」

「 … 辞めることにしたの」

「じぇっ?! 女優を?」

「ううん … 正直に生きるのを辞めたの。

ウソの世界で誰かを好きになったり、誰かの母親になったり、この本に書いてある通り生きることにしたの」


アキの手から、台本を受け取るとページをめくりながら、ひろ美はそう言いました。

「私にとって、ウソか本当かなんて、どっちでもいい … 見てくれるお客さんが本当だと思ってくれたら。

その代り、ウソは上手につかないと、バレちゃうからね」

「はい … 」


ひろ美はアキの口に種市の焼いた卵焼きを入れてあげました。

「ふふふ … はい、行きましょう ~ 」

… … … … …

「 … ここに来てのそれはないんじゃないかな?」

アキたちがスタジオに戻ると、太巻とTOSHIYAが何か揉めていました。

「キスシーンやりたくないとか、前髪野郎が言いだした」

水口がアキにささやきました。

「ZOO STREET BOYSは女子中高生のファンが多いんです」

「うちのファンはもう純粋な子が多いんで … 」


マネージャーと一緒にいかにファンのためかということを訴えています。

「女だろう、どうせ … 嫉妬深い女とつきあってると、男でもキスNGとか言いだすんだよ」

TOSHIYAの言葉の裏を読む水口。

「台本、読んでるのか? … 台本のト書きに何て書いてあったか言ってみろ!」

太巻にそう言われて、TISHIYAは台本を開きました。

『貪るような接吻』

「『おどる』ような接吻?」

「『おどる』じゃねえよ、『むさぼる』だよ! … 漢字勉強しろ、バカ!」

「TOSHIYAは俳優でなく、パフォーマーですから」


フォローするマネージャー。

「パフォーマーだと?!」

本来、音楽プロデューサーである太巻に対して恐れを知らないマネージャーです。

「でも、テストの時はがっついてきましたよね?」

せっかく覚悟を決めたのに … アキも黙っていられません。

「はあ? テストは~って言ったじゃん!

本番で~って、やるよ~って言ってないじゃん!」


ああ言えば、こう言う、口先男でした。

「いや、お前がさ、心開かないからさ … ちょっと、ふざけただけじゃん」

爆発寸前のアキ。

TOSHIYAはいつまでもグズグズ言っています。

「超怒ってるよ、超プンプン顔だよ … TOSHIYA、笑顔与えられなかったことある? ないじゃん … 」 

… … … … …

数時間後、無頼鮨。

「えっ、じゃあ、してないの?」

何だかんだで … 結局、本番でもキスはしなかったと水口が梅頭に話しています。

「はい … カメラの角度とかで何とか誤魔化して撮りました」

種市は心の中で胸をなでおろすのでした。

… … … … …

「先輩!」

しばらくして、種市が裏口にビールの空き瓶を出しに行くと、アキが待っていました。

「おう … お疲れ」

先ほどのこともあるので何となく気まずい種市でした。

「卵焼き、美味かったです」

そんなことは忘れたようにいつもと変わらないアキ。

「 … そうか」

まだぎこちない種市です。

そのまま見つめあうふたり。

お互いに言葉がなくなった瞬間、突然アキは目をつぶって … 種市の腕をつかみ、背伸びしました。

近づく、ふたりの顔 …

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