NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年09月02日 (月) | 編集 |
第133話

2011年3月11日。

< それは、突然やってきました … >

明日開催されるアキのファーストコンサートのために上京するユイは列車の窓から北三陸の海を見つめていました。

同じころ、体調がおもわしくなく、休んでいる夏を心配した長内夫婦は天野家の居間に控えていました。

「かつえ、おめえ落ち着きがねえな?」

今日に限って猫のかつえの様子がおかしい … その時、突然に警報のような音が夏の部屋から聞こえて来ました。

携帯電話から発せられるその音に目を覚ました夏。

… 画面には『緊急警報』の文字が表示されています。

「どうした?」

「何の音だ、おい?!」


慌てた長内夫婦は夏の部屋へ …

列車が畑野のトンネルに入った時でした。

衝撃を感じたユイは、その勢いで椅子に座り込んで身構えました。

… … … … …

東京EDOシアター。

明日に備えたレッスンの最中のアキとGMT5。

「あれっ?」

体がよろけたアキ … 最初は何が起こったのかよく分かりませんでした。

「なんか揺れてるよ?」

「やんだあ、地震?」


天井を見ると証明が振り子のように揺れているのが見えます。

… … … … …

春子は、正宗とふたりで事務所にいました。

「ちょっと待って、地震?地震?」

テーブルに積んであった、アキのCDが揺れで一気に床に落ちて散らばりました。

「ちょっと大きいね」

「大きい、危ない危ない!」


… … … … …

EDOシアターのオフィス。

「でかい、でかい!」

大きな揺れに慎重に身を屈める太巻、河村、水口、スタッフたち …

「やばい、やばい、まだ揺れてる」

… … … … …

無頼鮨。

治まらない揺れ、梅頭が種市に客のひろ美を連れて外に出るように指示しました。

… … … … …

倒れるステージの電飾、慌てて逃げ惑うスタッフ。

奈落に落ちてくるセリ。

小百合がアキをかばうように抱えてしゃがみ込みました。

体を寄せ合うしおりたちGMT …

… … … … …

「止めろ! ブレーキ、ブレーキ!!」

大吉が運転手に命じて列車を緊急停車させました。

急ブレーキの反動、列車はきしむ音を立てながら止まりました。

… … … … …

観光協会。

事務所の窓ガラスはメチャメチャに割れ、保自慢のジオラマは落下物のせいで無残な姿になっています。

保やヒロシの姿はありません …

… … … … …

< 3月11日、午後2時46分の時点で、運行中だった北三陸鉄道リアス線の車両は2台。

1両は海に迫る高台で止まり、もう1台は畑野トンネルの中 …

乗客は、ユイちゃんの他に鈴木のばっぱ、親子連れがひと組、部活帰りの中学生がふたり … >

「ユイちゃん大丈夫か?」


イスに寄りかかっていたユイに大吉が声を掛けました。

「 … 何、これ?」

「分かんねえ。

ごめんな、ユイちゃん … 仙台さ、何時に着けばいいんだっけ?」

「5時半 … 」


大吉もユイも何度か試しましたが、携帯電話が何処にも繋がらずに、状況が把握できません。

< 大吉さんやユイちゃんも事態が呑み込めず、ただ暗いトンネルの中で呆然としていました >

… … … … …

揺れが治まり、アキたちが倒れたものや落ちたものを直しているところへ太巻や河島、水口が血相を変えて下りてきました。

「皆、大丈夫? ケガない?」

奈落にいたものは皆、無事でした。

「震源地宮城らしいぞ」

太巻は宮城に母がいる薫子にすぐ電話をするように指示しました。

< じぇじぇ … 明日、お披露目ライブなのに … あの日、多くの人がそうだったように、アキもまた事態の深さを理解していませんでした >

「実家は?」


しおりに尋ねられてアキは気づきました。

震源地が宮城なら、北三陸もそう遠い場所ではありません。

「ユイちゃんに電話してみたら?」

水口が言う通り、アキはすぐにユイの携帯に電話しましたが … 何度かけても、『しばらく経ってから、おかけ直しください』という電話局のメッセージが流れるだけで一向に本人に繋がりません。

「しばらく経ったから、かけたのに … 」

… … … … …

「 … 現在位置、教えてください」

トンネルの中で止まったままの列車、大吉はようやく外の吉田と無線が繋がりました。

「現在地、畑野トンネルです」

「 … こちらから、指示を出します。お待ちください、お待ちください … 」


無線の向こうの吉田の様子がいつもと違います … まるで感情がない、淡々とした話し方 …

「吉田君、もしもし、吉田君? 運転指令!」

無線が雑音で聞こえなくなり、また列車が、ぐらぐらと揺れはじめました。

< 余震は絶え間なく続きました。

落ち着け、大吉!

こういう時は、お客さんを不安にさせたはダメだ!

… 大吉さんは何度も自分にそう言い聞かせました >


大吉は笑顔を作ると、乗客に向かって話しはじめました。

「え ~ 只今、大きな地震がありました。

あの、御心配ねぐ … 状況が分かり次第、あの、改めて … 」


その時です。

大吉の言葉を遮るように無線から、吉田の声が … 叫び声が聞こえてきました。

「津波! 津波が来ます! 大津波警報発令!! … 避難します!!」

… … … … …

15時53分 …

オフィスのテレビの前に集まった一同。

アキの目は画面にくぎ付けになっていました。

津波が町を …

< 映画か何かみてえだな … とても現実に起こっていることとは思えませんでした。

周りのみんなも『うそ~』とか『何これ?』『何で?』とか、取りあえず声に出すものの … 気持ちが追い付いてなくて … >

「天野、お前の実家は海沿いだろ?」


太巻にそう言われたアキですが、何をどうしたらいいのかすぐに思いつきません。

「漁協さ、電話してみる」

震える声で小百合が言ったのを聞いて、アキも慌てて夏の携帯に電話しました。

そこへ、母親に電話が繋がらず、メールも送れないと、青ざめた顔の薫子がオフィスに入ってきました。

「混戦しているんだ今、後でかけなさい」

そう諭した河島、今にも泣き出しそうな薫子を慰めるしおりたち。

アキも小百合もやはり連絡を取ることができませんでした …

… … … … …

16時30分 …

ユイたちを乗せた列車は相変わらずそのままの状態でした。

ほんの少し微睡みながら、ユイは大吉の声を聴いていました。

「皆さん … ご存じの通り北鉄はディーゼル車ですから、停電はしません。

燃料もたっぷり積んであります。

暖房もあるし、トイレもあるし … 」


大吉は精一杯の笑顔で乗客たちに不安を感じさせぬよう振る舞っていました。

「腹減ったよ~」

しかし、母親と一緒に乗っていた幼い兄妹にそう言われ、大吉は困惑しました。

さすがに食料の備えはありません。

母親は子供たちをたしなめましたが、鈴木のばっぱが自分が持っていたゆべしを譲ってくれました。

< 救助は来ない … いつまで待っても埒はあかない!

ついに、大吉さんは決断しました >

「乗客の皆さん。

あの、ちょっとトンネルの外の状況、見て来ます。

ご心配ねぐ … 安全が確認できてから、皆さん誘導しますんで、そのまま …

あの、すぐ戻ってきますから、お待ちください」

< そう言って、大吉さんはドアを開け、外へ出ました >


真っ暗なトンネルに降り立った大吉。

「こっちが近えか … 」

そのまま進行方向へ進むことを選択しました。

< その小さな弱々しい光を頼りに、大吉さんは歩きはじめました >

列車がヘッドライトをつけてくれたおかげで少し足元が明るくなりました。

♪ツッツクッツッツ ツッツクッツッツ … ゴーストバスターズ!

自分を奮い立たすため、大吉は歩きながら十八番のゴーストバスターズを口ずさんでいました。

… … … … …

しばらく歩いて、トンネルから出た大吉、目の前に開けた光景を見て呆然と立ちすくみました。

大吉から少し遅れてついて来てしまったユイ。

「見るな … ユイちゃん、見てはダメだ」

振り向いた大吉の目には涙があふれていました。

「ごめん … もう、遅い」

すでにユイの目にも大吉と同じ光景が映っています。

線路はトンネルから出たところで瓦礫に埋もれて、寸断されていました。

< そこでふたりが見た光景は言葉にできるものではありませんでした >

ユイの … 東京へと続いていたはずの道は、そこから先は無くなってしまったのです。

< ただひとつ言えるのは、あの時ブレーキを掛けなければ、ふたりはその光景を見ることすら叶わなかったということ … もう1台も高台に停車したため、津波の被害を逃れました。

それは、後に『奇跡の車両』と呼ばれ、復興のシンボルになったそうです >


… … … … …

19時33分 …

夏に電話するアキ、しかし相変わらず「繋がりにくい状態」という電話局のメッセージが流れるだけでした。

< 夜になっても、母親の安否が確認できない小野寺ちゃんのために、河島さんや水口さん、太巻さんまで会社に残っていました >

「お待ちどう様!」


夕食を用意した小百合が奈落に下りてきました。

「安部ちゃん、漁協と連絡取れた?」

首を横に振る小百合。

「大吉さんも繋がらない …

ほらっ、沈んでてもしょうがないよ! 皆、食べっぺ!」


不安な顔をしているアキの尻を叩くと、一同の前にお盆を置きました。

「おっ、豚汁?」

意外そうな顔をしているしおりに小百合は尋ねました。

「まめぶのがいがったですか?」

「いや、豚汁の方が好きなんだけどね … でも、なんか今はまめぶ食べて文句言いたかった」

「甘いとか、しょっぱいとかね」


GMTには違う意味でまめぶが受け入れられているようでした。

「安部ちゃんといえば、まめぶやもんね … ドラえもんのドラ焼きみたいなもんたい」

「まめぶはポケットには入りません」

< 安部ちゃんのちょっと的はずれなツッコミで数時間ぶりに笑顔が戻りました >


その時、河島が息を切らせながら奈落へ駆け下りて来ました。

「小野寺、お母さん無事だったぞ!」

… … … … …

仙台市内の避難所にいると、ブログのコメント欄に書き込んでくれたファンがいて、無事なことが分かったのです。

オフィスのパソコンでそれを確認した薫子は胸をなでおろし、泣き出してしまいました。

「天野、いっそんと繋がったぞ!」

オフィスに走り込んできたのは種市でした。

「えっ、何て?」

「 … それが、一瞬だけ着信があって、すぐ切れたがら … 話しはできなかった。」


安堵と失望。

「ユイからは?」

種市に尋ねられて、首を振るアキ … こちらからも繋がらないし、ユイからの連絡もありません。

「時間的にはちょうど、北鉄に乗ってる頃だな」

水口の言葉に愕然とする種市。

「大丈夫だ、ユイは大丈夫ですよね」

自分自身を納得させるようにそう言いました。

… … … … …

ここで、太巻はひとつの決断を、皆に伝えました。

「皆 … 明日のイベントは延期する」

苦渋の選択、厳しい表情の太巻。

「中止じゃなくて、延期だ … なっ」

アキに向かって言い聞かせるように言いました。

「だから、今日は帰れる者は帰って、自宅待機」

太巻の話を聞いていたアキ、うなだれたかと思ったら … ガクッと膝をつきました。

それほどのショックだったのか?

「うん、天野?」

しかし、アキは床を這いつくばり始めました。

「アキ?」

そして、机の下に潜って …

「どうした、天野? お前の家はそこか?」

何かを探しているようにも見えます。

「 … あった!」

「何が?」


机の下から這い出して、立ち上がったアキの手には、ちぎれたミサンガが握られていました。

「わあ ~ !!」

GMTのメンバーから歓声が上がりました。

「大丈夫だ! 皆、絶対無事だ!」

アキは叫びました。

他愛のないおまじないのミサンガですが、今は皆それを信じてうなずき合いました。

… … … … …

その頃、奈落に置き忘れてきたアキの携帯に着信 … メールが届いていました。

『新着メール 夏ばっぱ』

… 夏からでした。

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