NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
  • 09«
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • »11
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


朝ドラ関連のブログ一覧はこちらです。よろしくお願いします!

にほんブログ村 テレビブログ 朝ドラ・昼ドラへ
2013年09月04日 (水) | 編集 |
第135話

震災が起きて1ヶ月以上経ちましたが、アキは自分が今どうしたいのか分からないまま悩んでいました。

北三陸で過ごした楽しい思い出や記憶が薄れていくような不安にかられる時 … そんな時、アキはひとりひとりの顔を思い出していました。

皆がどんな顔をして笑っていたのかを …

「 … 足立先生と奥さん、いっそん … 」

昼間、種市にこの話をした時から、誰かひとり忘れているような気がして、ずっと気になっているのです。

ふと部屋の隅に置いてある段ボールの箱が目に入りました … それは、電気ストーブが入っていた箱です。

「あっ! ストーブさん! … ストーブさん、忘れてた」

ようやく思い出せました。

苦笑いするヒロシの顔が見えるようで … 頬が緩むアキでした。

… … … … …

純喫茶・アイドル。

「 … やっぱり帰りたいのかしら?」

何気なくつぶやいた春子。

雑誌に載っているアキの記事を読んでいた水口は顔を上げて、向かいの席に座っている春子を見ました。

「アキ … あの子、岩手に帰りたいのよ」

春子は、昨夜、アキが何を言おうとして止めたのかを考えていたのです。

< 社長のひとことが、水口君の背中に重くのしかかりました >

… … … … …

2011年5月20日、雑誌の取材。

「今、はまってるものですか?」

アキはライターからの質問に考え込んでしまいました。

「マイブームみたいなことなんですけど」

取材の様子を見守りながら、水口は春子の言葉を思い返していました。

< 何故、気づいてあげられなかったんだ … 水口君は自分を責めました。

タレントが今何を考え、何を欲しているのか、先回りして考えるのがマネージャーの仕事なのに … 何をやってるんだ、俺は?! >

「ホクロから生えた毛、伸ばすことですかね ~ 」


アキは腕のホクロをライターに見せています。

< 違う、俺は目を背けていたんだ! >

「あっ、あとヨリ目、ヨリ目にはまってます! やりましょうか?」


ヨリ目をしてみせるアキ。

< アキちゃんが岩手に帰ると言い出したら、今までの苦労が水の泡 … だから、気づかないフリしてたんだ。 

元々ユイちゃんに誘われて、芸能界を目指した彼女に野心はなかった >


取材がひと通り終わると、スタジオで写真撮影が始まりました。

< … もう思い残すことはない、岩手に帰って大好きな海に潜ってウニを取りたい … その気持ちを誰にも打ち明けられず、カメラの前で健気に笑顔を作っている … >

「そう言えば、アキちゃん、実家大丈夫でした?」


ライター自信は、何気なく聴いた質問でしたが、アキの表情が強張りました。

「岩手の、確か海沿いだったよね?」

「あ … はい、祖母がひとりで暮らしてて … 」

「帰ったりしないんですか?」


アキに取ってデリケートな質問、完全に笑顔が消えてしまいました。

「アキちゃん、笑顔 … 笑って」

水口の言葉に助けられて、アキは笑顔を取り繕いました。

… … … … …

次の仕事までの時間調整に水口は、アキをアイドルに連れて行きました。

< 水口、お前はどうしたいんだ? … 夏が近づいている … このままアキちゃんを、東京砂漠に繋ぎとめるつもりか? 水口 >

「何ですか?」


さっきからずっと自分のことを見つめたままの水口にアキは尋ねました。

「えっ? あっ、いや … 何だか、ゴメンね、変に時間空いちゃって … 」

「お構いねぐ … ゆっくり考え事したかったんで」

< ゆっくり考え事?! い、岩手のことか? >

「マイブームはなんですか? とか、はまってるものは? とか … アイドルらしい答えって何なんですかね?」

< … 違った >

「やっぱり、編み物とか、雑貨集めとかですかね?」


安心したような、それでいて肩透かしを食ったような … 複雑な気分で水口は答えました。

「あと、無難に音楽鑑賞とか、コスメとかね」

「ホクロの毛伸ばすのはまずかったですね? … パブリックイメージがありますもんね」


この子なりに考えているんだな、でも言葉の意味わかっていないでしょ? … そんなことを思いながら、うなずく水口。

… … … … …

その時、甲斐が見ているテレビから『地元に帰ろう』が流れ始めました。

すぐさま、アキもテレビの画面に目をやります。

「 … 大船渡市の避難所にGMT5のメンバーが慰問に訪れました。

炊き出しを振る舞い、復興を誓って、ヒット曲『地元に帰ろう』披露、会場は大盛り上がりでした」

GMT5の歌に合わせて手拍子する人々、笑顔、子供たち …

「熱いよね ~ どうせ売名行為だろうけどさ、日本を元気にしてるよね」

テレビを見ながら、そう言った甲斐の言葉、アキの目も画面にくぎ付けです。

< 岩手め … >

… … … … …

無頼鮨の裏口、ゴミ出しに出てきた種市。

「 … 俺は今、岩手県と闘ってる」

突然聞こえてきた水口の声がする方を種市は見ました。

「うわっ!」

水口は塀の前に出された粗大ゴミの中に隠れるように座っていました。

「なかなか手強い」

そう言うと水口は立ち上がりました。

「全国47都道府県でも、北海道に次いで広大な面積を誇る岩手県だからな … 圧倒的に不利だ」

意味の分からないことを口走っている水口のことが少し心配になった種市。

「大丈夫ですか?」

水口は振り返り、反対に種市に質問しました。

「お前はどうなんだ? 種市浩一 … 闘ってるのか?」

「闘ってはねえです … 仕込中です」


生真面目に答えた種市、却ってそれが水口をイライラさせました。

「アキちゃんとどうなってんだって聞いてんだよ、それぐらい分かれよ!」

「 … 1回キスしただけです」


途端に声を荒げた水口、食って掛かりました。

「そんなこと聞いてない!

自慢すんじゃねえよ … つうか、自慢すんじゃねえよ!」


… … … … …

その頃、自宅のベッドの上でため息をついたアキ。

< ひと月前、アキはこんなメールを夏さんに送りました >

『夏ばっぱ。

今年の夏は潜らないよね?

アキ』

< その返事は … >

『お構いねぐ』

… 素っ気ない一文だけでした。

… … … … …

「天野さ~ん」

部屋に入ってきたのはひろ美でした。

「ぬれ煎餅食べる?」

いまだにやる気が出ない様子のひろ美がアキに尋ねました。

「ヒマだったら、仕事したらどうですか?」

少し意地悪を言うと、哀しそうな顔をしました。

「お母さんのマネをして …

気晴らしに映画でも観ない?」


1枚のDVDを取り出しました。

< それは、公開後1週間で打ち切られてしまった、アキのデビュー映画『潮騒のメモリー』でした >

ふたりは自分たちが主演の映画を観ながら号泣していました。

「もったいねえよ、鈴鹿さん … こんなにいい映画なのにな」

「本当よね … あんたはまあまあ。

… 私は、最高」


アキは『北の海女』の手拭で涙を拭いました。

… … … … …

6月1日、純喫茶・アイドル。

その日、水口は1本の企画書をアキの目の前に置きました。

『私らの音楽』

「歌番組ですか?」

「うん、出演依頼」

「 … 『潮騒のメモリー』ですか?」

「いや、できれば違う曲がって言われてる … いい曲なんだけど、歌詞がちょっとって」


しかし、アキには違う曲などありませんでした。

「うん、知ってる … だから、断ろうとしたんだけども … 」

企画書のページをめくっていくアキ。

「じぇっ?!」

そのページには、出演予定者(交渉中)として、『GMT5 × 天野アキ』、楽曲は『地元に帰ろう』と書かれていました。

「そうなんだよ、GMTの出演が先に決まってて、向こうが君と共演したいって、提案してくれたんだ。

『地元に帰ろう』をアキちゃんと一緒に歌いたいって」

「でも、社長がなんて言うか … 」

「どっちの? 太巻さん? 春子さん?」


… どちらもでした。

「太巻さんも悔いが残ってるみたい。

覚えてる? 劇場公演が震災で中止になった時 … 」


『中止じゃない、延期だぞ』

太巻はアキにそう言いました。

「 … 約束を果たそうとしてくれたんだよ。

あ、もちろん君のお母さんもやらせたがってる」


… … … … …

< 彼は、ところどころウソをついていました。

本当は水口君の持ち込み企画で、自ら太巻さんに直談判して、頭を下げ成立させたのです … アキのために >


「お前の頼みだから、一肌脱ぐか」

太巻はそう言って、プロデューサーに話をつけてくれました。

「太巻さん、ありがとうございます」

「恩を売るだけだぞ … お前に対する売名行為だ」


… … … … …

「どうかな?」

アキは少し考えていましたが、笑顔でうなずきました。

「 … わかった、やるべ!」

ホッとする水口。

「やったあ!」

カウンターの中で聞いていた甲斐が思わず声を上げていました。

「あ、ごめん … でも、うれしい。 … 俺見るよ、録画して何度も見るよ!」

… … … … …

収録当日のスタジオ。

アキとGMT5のメンバーは、震災の日以来の再会、形はどうであれ、同じステージに立てること … 皆にとって思い入れのある『地元に帰ろう』を歌えることを喜び合いました。

♪地元に帰ろう 地元で会おう あなたの故郷 私の地元 …

その様子を見ながら、水口は、種市との会話を思い出していました。

… … … … …

「アキちゃんを東京に繋ぎとめるためには、種市浩一とのラブが必要なんだ」

「え、でも … CMの契約があるから、恋愛御法度 … 」


戸惑いの表情の種市に水口は言いました。

「しょうがねえ、解禁だ … 俺ひとりじゃ岩手に勝てねえ」

「でも、天野は … 岩手に帰りてえんじゃないでしょうか?」


種市はアキから聞いたことを種市に話しました。

「寝る前に皆の笑顔、思い浮かべるんだそうです。

… でも、ユイの笑顔だけ、思い出せないって … 言ってました」

「それ … それ、メチャメチャ帰りたがってるよ!」


… … … … …

種市から聞いた話 … 水口はモニターに映るアキを見ているうちに目頭が熱くなってくるのが分かりました。

「 … 水口、泣くんなら、外で泣け」

太巻に見透かされて、水口は頭を下げてスタジオの外に出て行きました。

ドアにもたれて、溢れ出る涙を拭おうともせずに水口は何かを考えていました …

… … … … …

純喫茶・アイドル。

甲斐と一緒に春子と正宗はアキとGMT5が歌う『地元に帰ろう』を観ていました。

♪ … 私の地元 地元 地元 地元に帰ろう

歌の最後にメンバーがそれぞれの地元の名前を叫びます。

埼玉、仙台、佐賀、沖縄、ブラジル、そして … 岩手。

「熱いよね、これ … 永久保存版だよね」

演奏が終わるのを、待ち構えていたように正宗は春子に言いました。

「ねえ春子さん、僕の考え過ぎかも知れないけど … もしかしてアキは、岩手に帰りたいんじゃないかな?」

「 … 今頃?」


春子だけでなく甲斐まで正宗の顔を見てしまいました。

何も答えない春子に、正宗はもうひとつ聞きました。

「君はどうなの?」

「え?」

「帰りたいんじゃないの?」


正宗にそう言われて、春子は改めて自分の胸に聞いてみました。

… … … … …

その時、アキが店に飛び込んで来ました。

「ママ!」

春子の元に駆けよって … ついにその言葉をアキは口にしました。

「おら、岩手さ、帰りてえ! … 北三陸さ、帰りてえ!」

あまちゃん 歌のアルバム

新品価格
¥2,550から
(2013/9/4 14:18時点)



連続テレビ小説 あまちゃん Part1 (NHKドラマ・ガイド)

新品価格
¥1,155から
(2013/9/4 14:20時点)



連続テレビ小説あまちゃん Part2 (NHKドラマ・ガイド)

新品価格
¥1,155から
(2013/9/4 14:20時点)


関連記事
スポンサーサイト

朝ドラ関連のブログ一覧はこちらです。よろしくお願いします!

にほんブログ村 テレビブログ 朝ドラ・昼ドラへ
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。