NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年09月06日 (金) | 編集 |
第137話

盛岡で乗り換えたバスはもうすぐ北三陸に到着します。

懐かしい景色が見えてきました。

アキは夏にメールを打ちました。

『Sub:もうすぐ帰るよ

今年は潜らないよね?

アキ』

< ついに1年半ぶりにアキは、北三陸に帰って来ました >

… … … … …

2011年6月24日。

北三陸駅前のロータリーにバスが着き、アキが下りてきました。

< 町は閑散としていました。

まるで、3年前初めてこの土地を訪れた時のように … いや、それ以上に寂れていました >


駅前デパートを見上げるアキ。

観光協会の窓に『がんばっぺ東北!』の文字が見えます。

しかし、『北の海女』と『北鉄』の看板は外されて壁に立てかけられたままでした。

< 北三陸市を襲った津波は、川をさかのぼったものの、その川が二股に別れていたため、勢いが分散されたようで、街中は壊滅的な被害は免れました。

しかし、人的な被害も出た沿岸部の打撃は大きく … 流された車や家屋も少なくなかったそうです >


アキは観光協会を訪ねました。

カギは開いていましたが、保やヒロシの姿はなく、騒然とした部屋中に全国から届けられた衣類などの救援物資が入った段ボールが所狭しと積まれています。

< 覚悟はして来たものの、アキは言葉を失いました >

壁には、応援メッセージ、移転のお知らせ、求人情報が無造作に貼られています。

アキはふと目についた、足元に落ちていたものを手に取りました。

それは、ジオラマから落ちた『海女カフェ』の模型でした。

アキは『海女カフェ』を元の位置に戻しました。

無残にあちこちヒビ割れて壊れたジオラマを見つめながらアキは思ったのです。

< もっと早く帰って来ればよかった … >

… … … … …

観光協会を後にしたアキは、北鉄の駅へ。

< 駅にも誰ひとりいませんでした >

薄暗い駅舎、もちろんリアスも閉まったままです。

『大地震の影響により現在、北三陸~袖が浜間の1駅区間運転となっております』

切符売り場の貼り紙。

無料運行は5月で終了しましたが、6月よりはひと駅区間100円で運行しているようです。

「ひと駅区間 … 」

そうつぶやいたアキは、窓口に100円玉を置いて、ホームへ向かいました。

入れ違いに駅務室から出てきたのは、吉田でした。

… … … … …

誰もいないホームでひとり、電車を待っていると、線路に1匹のキツネが迷い込んできました。

キツネ相手に歌って踊ってみせるアキ。

… 黙っていると落ち込みそうな気持を紛らわしました。

「間違いねえです … 今、ホームでキツネと戯れています」

その様子を駅舎の中から窺がいながら、吉田はどこかへ電話で知らせていました。

電話を切った後、アキが窓口に置いた100円玉に気づいて、それを手に取って微笑む吉田。

… … … … …

北三陸を出た電車はアキの他、誰も乗客は乗ってはおらず、ひとり占めでした。

< 久しぶりに可愛い電車に揺られながら、アキはこの土地で暮らした3年前の日々を思い返していました。

この車内で、初めてユイに出会った時のこと。

ふたりでウニ丼を売りまくったこと。

ケンカもした … それから、お座敷列車 >


車窓から見える風景は所々震災の傷跡が垣間見えました。

< 全ては思い出、今となっては過去の出来事 … いや、もはや前世の出来事ぐらい遠い記憶。

もう、あの日々は二度と帰らないんだ >


… … … … …

座席に腰かけ、ほんの少し微睡んでいたアキ。

< おや? >

どこかで誰かが自分の名前を呼んでいるような … それもひとりでなく大勢 … そんな気がして … 席を立ちました。

「間もなく終点、袖が浜 ~ 袖が浜に到着します」

列車後部の運転席から出てきた懐かしい顔、吉田でした。

「吉田さん!」

「おかえり!」


吉田は走り出したかと思うと、窓を開けて、アキにホームを見せました。

「じぇじぇじぇじぇじぇっ!」

近づいてくる袖が浜のホームの先端でたくさんの人がこちらに向かって手を振っています。

垂れ幕や小旗、大漁旗まで見えます。

「安部ちゃんから駅長がメールもらったんだ。

でも、皆どこで待っていいか分かんなくて … でも、アキちゃんなら北鉄さ乗るはずだって、駅長が」


『おかえり』『おかえりアキちゃん』の文字。

「ただいま … 」

アキは窓から身を乗り出して大きく手を振って応えました。

「ただいま ~ !!」

「おかえり!!」


皆の歓声に迎えられて、ホームに滑り込む電車、それに合わせて走る、走る一同。

… … … … …

ドアが開くのが待ちきれなかったように、いきなり弥生が抱きついてきました。

「アキ ~ よく帰って来たなあ」

その上から、抱きしめるかつ枝。

「弥生さん、かつ枝さん」

「いがった、また会えていがった!」


泣き出さんばかりの喜びようです。

「つまんねかった ~ アキちゃんがいねえから、毎日がつまんねかった!」

美寿々もアキを抱きしめました。

「美寿々さん、会いたかった」

「アキちゃん!」


勢いでアキのことを抱きしめそうになった勉さんですが、思いとどまって両手でアキの手を握りました。

続いてアキの手を握ったのはヒロシです。

「アキちゃん、有名になっても何も変わらないね」

保は『おかえり』の札を見せて、アキの頭を撫でました。

笑い声に包まれた袖が浜のホーム。

「皆もちっとも変わんねえ … ホントにご無事でよかったです」

皆に向かってお辞儀をしたアキ。

「んだな、ここさいた連中は何とかやってる」

無愛想な珠子も笑顔でアキを迎えました。

「夏ばっぱは?」

そういえば、夏の顔が見当たりません …

「あ … 夏さんは … 」

何故か言葉を濁す珠子。

「さあ、行くべ行くべ」

大吉に急かされて、取りあえず一行は、天野家に向かいました。

< 皆、ちっとも変わんない … そうアキは言いましたが、本当はちょっと変わったなと思いました。

うまく言えないけど、強さと明るさが増したというか、笑っていられることがうれしくてたまらない … そんな笑顔でした >


… … … … …

天野家の居間でさっそくアキの歓迎会が始まりました。

「皆、ホントに変わんないね」

「塞ぎ込んでてもしゃあねえからな」


かつ枝の前向きな言葉。

「ほれ、まめぶ入れっど ~ 」

囲炉裏にかけてある鍋にまめぶを放り込む弥生。

「いや、びっくりしたべ?

駅さ着いたら誰もいねえし、観光協会はまるで廃墟だし」


相変わらず遠慮なしの大吉。

「廃墟は言い過ぎだべ先輩、あれでも大分マシになったのさ」

看板が外されていたことを気にするアキに余震が多かったためだとヒロシが説明してくれました。

… … … … …

「あれ、お母さんは?」

さっきまでいたはずの珠子の姿が見当たらないことに気づいたアキ。

娘ふたりは皆と一緒に囲炉裏を囲んでいます。下の娘が答えました。

「パートさ戻った … よろしぐって」

組合長の話では、珠子は家を全部流されてしまって、大変な目にあったのだそうです。

「アキちゃんさ、ひとめ会いでえがら、パート抜けて来たんだ」

そう話したのは、アキのような海女になりたいと言っていた姉の方です。

「ま、おらのとこもほぼ全壊だ … 今、親戚の家さ世話になってる」

「仮設住宅申し込んだんだが、いつになるか ハハハハ」


深刻なことなのに朗らかに笑いながら話す長内夫妻。

「線路もな、まだ復旧の目途が立たないし … 」

「アキちゃんユイちゃん人気で建てた海女カフェも … 」


ヒロシは慌てて保を止めました。

帰る早々アキの耳には入れたくはないという思いやりでした。

「とにかくこれからだ … 何もかんもこれからだ!」

「んだな」


大吉の言葉に皆はうなずきました。

… … … … …

「アキちゃん! あららら、アキちゃん、ホントに帰って来た!」

「天野、くぬやろ ~ なすて連絡よこさねえ!」


アキが帰ってきたことを聞きつけた、今野、磯野、しほりの3人が顔を出しました。

「ごめん、いっそん」

「くぬやろ、見ろこれ!」


磯野は慰問に訪れた有名人たちにサインを入れてもらったジャージを自慢げに見せました。

「サンドウィッチマン、中村雅俊、中に若貴コンプリート … そして、EXILEのヒロシ!」

「EXILEにヒロシはいませんよ」


ヒロシに突っ込まれる磯野。

「えっ?」

「いるのは、HIROですよ」

< 磯野先生は、復興ボランティアで瓦礫の撤去に精を出しているようです >

< 副駅長の吉田さんと結婚した栗原さんは、女の子を出産しました >

「アキちゃん、写真見る?」


アキにアルバムを手渡すしほり。

写真を見せながら、吉田が話してくれました。

「地震のショックで予定日が早まったんだ」

「じぇ」


新居も水に浸かってしまって、避難所から病院へ運んで … まだ停電していたので、懐中電灯で照らして出産したのだそうです。

「大変だった ~ でも、その分うれしかった」

写真の中、そんな苦労などなかったかのように幸せそうに微笑むしほりの腕には、吉田にそっくりな赤ん坊が抱かれていました。

「めんこい … 」

… … … … …

「アキ、団子何個食う?」

「3つ … いや、4つ!」


まめぶが煮えたので、弥生がよそってくれました。

「ほれ、食え!」

< 温かい笑い声に包まれながら、アキはこの家の主の不在について、考えずにはいられませんでした >


… … … … …

ひと息ついたアキは、浜を目指して坂道を下ってみました。

漁港に近づくと震災の、津波の被害が次々と目に飛び込んできました。

積み上げられた瓦礫、ひっくり返ったトラック … 柵やブルーシートで囲われた場所も多く、立ち入り禁止の立札が幾つも目につきました。

地元やボランティアの人々が瓦礫の撤去作業をする中を通り抜け、海女の実演を見せていた辺りには破れた網や壊れたブイが山積みになっていました。

壊れた手すりの代わりにロープが張られていて、海には人影はまったくありません。

< やっぱり、今年は潜らないんだ … 

無理もない、あんな津波の被害の後じゃ、潜るなんて怖くてとても …

と、思いきや >


… … … … …

「いてっ!」

アキの背中に何か硬いものが当たりました。

振り向くと足元に落ちていたのは、トゲトゲの立派なウニでした。

辺りを見回すアキ。

水面に浮び上ってくる人影が見えます。

ザバア!

< はあい、出ました ~ >

「じぇじぇじぇっ?!」


水しぶきを上げて、現れたのは夏でした。

< 袖が浜海女クラブ会長、天野夏さんは完全復活して、今年も現役バリバリです >

海から上がった夏は、階段の降口に腰かけました。

その首には見事な昆布をマフラーのように巻いています。

アキが初めて出会った時と同じスタイルでした。

「はっ、帰って来たのか? アキ はは」

「なすて? 夏ばっぱ、なすて潜ってんだ?」

「なすてって … おもしれいからに決まってるべ」


夏は何を分かりきったことを聞くんだ … とでもいうように答えました。

階段を上り始めた夏。

「アキ!」

アキが振り向くと、さっきまで飲み食いしていたはずの弥生たち海女クラブメンバーがウェットスーツを着込んで集合して来たところでした。

「じぇじぇ、な、何? … 皆、今年も潜るの?」

「当たりめえだ、来週海開きだど」

「少ねえが、ウニもいた … 潜らねえって手はねえべ?」


頼もしい海女の大先輩たち。

「なんだあ ~ 」

アキは無性にうれしくなってきました。

… … … … …

「じゃあ、メール返してくれればいいのに!」

浜に上がってウニの殻を剥きはじめた夏に文句を言いました。

「ああ、メール?」

「送ったじゃん、今年も潜るの、潜らねえのって … 見てないの?」


アキに咎められて夏は「しまった」という顔をしました。

「 … やっちまった」

「?」

「夏ばっぱ、また携帯持って潜ったのか?」


美寿々に言われて、夏はうなずき … ウェットスーツから携帯を取り出しました。

「あ ~ あ ~ 」

大笑いする一同。

「 … 電気入んねえ … 4台目だあ ~ 」

< 2011年夏、北の海女たちは今年も海に潜るのです >


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