NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年09月12日 (木) | 編集 |
第142話

「ユイ … 」

聞きなれた声に振り向くユイ。

大きな荷物、食料品を乗せたキャリーを曳いて、立っていたのは … 種市でした。

「 … ただいま」

久しぶり、それも予期せぬ元カレとの再会でしたが、ユイは特に驚く様子もなく普通に答えました。

「おかえり」

< 種市君が北三陸に帰ってきました >

… … … … …

「せんぱ ~ い!」

種市帰郷の報せを聞いたアキは浜から自転車を飛ばして駆けつけ、そのまま駅舎に走り込んで来ました。

「先輩! 先輩! 先輩は?」

勢い余って、吉田の向う脛に自転車の前輪をぶつけて止まりました。

ムッとしている吉田に謝ることもせずに、種市の居場所を問いただすアキ。

「種市先輩、どこ、どこどこ?!」

吉田がリアスを指差すと、急いで小窓を開けました。

「いた ~ 」

種市はカウンターに腰かけ、ユイが相手をしていました。

自転車のまま、リアスに入って行くアキ。

… … … … …

「なすて? なすて、先輩、お盆に帰ってくるって言ってたのに」

種市に会えてうれしいことには違いありませんが、突然帰郷した訳をアキは尋ねました。

「震災以降、ずっと気になってて … 」

「何がですか?」


横から口を挟んだのは吉田です。

「何がって … 北三陸のことが」

「いやいや、お構いねぐ ~ 」


吉田は意味ありげに言うと、目の前のピラフを頬張りはじめました。

「本当は、アキちゃんが気になってでしょ?」

「いやいや、お構いねぐ … 」


ユイにそう言われて、照れるアキ。

「もちろん、天野も … ユイも。

だけど、海とか、天野が作った海女カフェが流されたとか、そっちも気になって … 」

「梅さん、よく許してくれたね?」

「梅さん?」

「寿司屋の大将だ。顔怖えけど、優しいんだ」


アキはユイに教えました。

… … … … …

「本当におふたりは、つきあっているんですか?」

また吉田が横槍を入れてきました。

「えっ?」

「つきあってるならつきあってるで、誰が見てもわかるように、ペアルック着るとか、ひとつのジュースさ2本のストロー射して飲むとか … してください」


いつの間に店に入ってきていたのか、アキの自転車のスタンドを立てて、ヒロシとふたり乗りしながら、保が言いました。

吉田、保、ヒロシの3人は、お揃いの黄色い復興祈願のポロシャツです。

「フリーのイケメンが歩いてると、青年部に戦慄が走るんで … なあ、足立君?」

「そうすね」


吉田に振られたヒロシは自転車をこぎながら、敵意ある目で種市をにらんでいます。

「あれ、お兄ちゃんって、昔はイケメン枠じゃなかった?」

ユイに指摘されたヒロシはムッとして自転車を下りて来ました。

「うるせえなっ」

「降りたの? イケメン枠から降りたってことでいいの? … 脱落?」


子供を相手にするようなユイの話し方が癇に障ったのか …

「うるせえよ! 元ヤンのくせに!」

「お兄さん、それは言い過ぎですよ」


止めに入った種市、ユイも負けずに言い返しました。

「元イケメンに言われたくな~い!」

「ユイもお兄さんに失礼だべ?」

「お前のお兄さんじゃねえよ!」


突然、アキが無言のまま席を立ちました。

「 … 自分、ユイの元カレだから」

「つうことは、元お兄さんですね? ははは」


茶々を入れる吉田。

… … … … …

「アキちゃん、どうした?」

皆から離れて、ソファに腰かけたアキを気にかけ、勉さんが声を掛けました。

不安げな顔のアキ。

「何だか、怖くなってきた … 」

「何が?」


種市が心配そうに覗きこみました。

「おらの大好きな北三陸に、安部ちゃんが帰ってきて、種市先輩が帰ってきて、ユイちゃんとストーブさんが兄妹げんかしてで …

もう、これ以上の幸せなんかねえんじゃねえかって。

うばっ」


小さい子供みたいに泣き出しました。

「そんなことで泣かねえでよ、アキちゃん」

あの吉田が困ったような顔をしています。

「そうだよ ~ 兄妹げんかぐらい、アキちゃんのためなら毎日だってやるよ」

ユイは泣いているアキの前にしゃがみこみ、なだめるように言いました。

「それは、さすがに勘弁だけど … もっと楽しいことたくさんあるって!

今より悪くなることないって!」


皆の視線がヒロシに集まりました。

「あ、すみません」

「今より悪くなることはない、か … 」


つぶやいた勉さん、うなずく保。

「確かに … 震災からこっち、景気も最悪だしな」

「はあ ~ ため息はピラフの匂い」


… … … … …

その後、磯野に会いに学校へ行く予定の種市でしたが、保から午後になったら観光協会へ来ることを聞き、それまで待つことにしました。

アキと種市が観光協会を訪れた時はすでに会議は始まっていて、ホワイトボードの前に立った磯野が『K3RKDNSP』のメンバーに報告をしている最中でした。

ふたりはしばし、部屋の外で入るタイミングを待ちました。

「以上が、3ヶ月に及ぶ海底調査による、三陸海岸の被害報告及び水質調査の結果です」

いつになく真剣な表情の磯野からの報告を聞いた夏が質問しました。

「ようするに、おらたちがこれ以上潜っても、それは意味がないってことだな?」

「じぇっ?!」

「いやいや、それどころか … もう潜らねえでけろって話だ」

「そこまでは言ってねえべ、なあ磯野先生?」


かつ枝をたしなめて組合長が尋ねました。

「はい … しかし、海底の瓦礫が危険な上に、ウニのえさになるワカメや昆布の上に堆積している現状では、ウニの繁殖が望めないのは事実です」

… … … … …

「あの、いっそんが真面目にしゃべってる」

「ああ、別人みたいだ」


ひそひそ話が聞こえたのか、アキだけ磯野に見つかってしまいました。

< では、ウニの繁殖に関する『基礎知識』と震災による影響を、北三陸高校・潜水土木科の磯野心平教諭に説明していただましょう >

「押忍!

ウニは海の中で産卵します。

孵化した受精卵は、海中を漂う植物プランクトンを食べながら、『稚ウニ』と呼ばれる大きさに成長し、更に大きくなると昆布やワカメなど海草を食べ、3~4年で5センチを超える『親ウニ』に成長するのです。

… しかし、3月11日の津波によって、多くの親ウニが陸に打ち上げられたり、沖に流されるなどして、失われました …

このまま数少ないウニを取り続けると、秋の産卵期に親ウニがいなくなり繁殖もストップしてしまいます」

そんなことは分かってるんだよ!!


磯野の説明を聞いていたかつ枝が突然キレて大声で怒鳴りました。

「す、すんません … 」

「ここで実演やめたら、明治から続いた海女漁の伝統もストップしてしまうべ?!」

「んだ、ウニと海女との闘いだ」


うなずいた珠子。

「ウニが育つまで3~4年、他の魚介類で繋げればいいんだけども … 」

そう言う美寿々も無理な話だと分かっていました。

… … … … …

「よその海から、親ウニもらって放流することはできねえですか?」

待ちきれなくなった種市は部屋に入ってきました。

「ほっ! なんだ、くのやろ! 種市でねえか?!」

うれしそうに駆け寄る磯野。

「あらあら、元南部ダイバー!」

「ご無沙汰してます。

… 産卵中のウニを被害の少ねえ地域から買い付けて放流することはできねえですか?」

「ああ、なるほど! 八戸の漁協にコネあるから聞いてみっか?」


種市の案を聞いて、ひざを叩いた組合長。

「でも、都合よく卵産むかな … 」

今度はかつ枝が不安そうに言いました。

「その前に瓦礫を撤去して、海藻を育てる活動しなければ … そもそもウニのエサが … 」

そんなことは分かってるんだってよ!!


またも、かつ枝に怒鳴られた磯野。

「私のこと嫌いですか?」

「ウニは銭だ!

同情するなら、ウニ取らせろだあ!!」


拍手する海女クラブの面々。

… … … … …

矢面に立つ磯野、夏は尋ねました。

「その瓦礫の撤去は、何月までかかるんだ?」

「 … 年内にはなんとか」


それを聞いて、かつ枝たちに失望の色が見えましたが …

「今月中にやれ!」

厳しい口調で夏は言いました。

「じぇじぇじぇ!」

後ずさりする磯野。

「海女クラブは、お盆まで休業する。

遠慮ねぐ、徹底的にやれ!

… その代り、お盆過ぎたら、遠慮なく潜らせてもらうぞ」


年内というのも相当無理をしてのことです。

磯野は返事することをためらっています。

「いやあ、夏さん … それはいくら何でも無理あるんでねえか?」

「んだんだ、北鉄の復旧のめども立ってねえのに」


助け船を出したのは保と大吉でした。

「それなりに危険の伴う作業だし」

組合長でさえ、二の足を踏んでいます。

「そんなことは、皆分かってらよ … 」

夏は立ち上がりました。

「だからこそ、ここで本気出さねばどうする?

いつまでたっても、被災地だぞ! … それでいいのか?」


一同の視線は夏に集まりました。

そして、夏は振り返って磯野の顔をにらみつけました。

「 … いぐねえべ?」

その勢いに飲まれ、磯野は直立不動、姿勢を正しました。

「よろしぐ頼むど」

それだけ言うと夏は出口に向かいました。

その後に続く海女クラブ。

♪星よりひそかに 雨より優しく …

鼻歌まじりで出て行きました。

… … … … …

「相変わらず、かっけえな、天野の祖母ちゃん」

種市に言われて、アキは夏たちの背中を見送りながら、うなずきました。

「種市、おめえしばらくいるのか?」

「はい、お盆までは」

「そんなら、手伝え! 

県外からダイバー来てるが、人手が足りねえ … OBにも片っ端から声掛けるべ」

「えっ、やるのか? 今月いっぱいで?」


目を丸くする組合長。

「あそこまで言われて、男が動かねえなんて … ウソでしょ?」

「いっそんもかっけえ!」


アキは初めて磯野のことを尊敬のまなざしで見つめました。

「初かっけえ!いただきました ~

よしっ、カップかぶれば魚の仲間だ! 今月中に震災前の海に戻すつもりで、がんばるべえ!!」


ファイティングポーズをとった磯野。

「いつまでも被災者じゃいられねえすけな!」

大吉も男気を感じて立ち上がりました。

「よしっ、おらも他県の漁協さ声掛けて、ウニの繁殖やってみっぺ!!」

組合長も腹をくくったようです。

「天野! 種市! 景気づけに『南部ダイバー』歌うか?

よいしょっ!」


♪白い鴎か 波しぶき、若い血潮が 躍るのさ …

< 夏さんの言葉が青年部の心に火をつけました。

ウニが育つ環境造りのための瓦礫撤去や、防波堤の土台造りが行われ … 漁協が仕入れた親ウニの放流も始まりました。

海女クラブの皆さんも遊んでいる訳にはいきません。

県外から仕入れたウニで、ウニ丼の出荷を増やし … >


♪ウニは銭、銭 ウニは銭 ~

「夏ばっぱのウニ丼で~す!」

< それをアキが車内販売して … その様子を観光協会のWEB担当が撮影し、ホームページに随時アップすると … >

「はい、帰ってきた海女のアキちゃんです!

今日も44食売り切りました ~ 来週は『レールウォーク北鉄』と題して、袖が浜の駅から宮古方面さ、線路の上を歩きます!」


レールウォーク北鉄のお知らせ

… … … … …

『レールウォーク北鉄』当日。

「あの、本日はみなさん、こんなにたくさんお集まりいただき、ホントにありがとうございます!」

多くの参加者を前に挨拶する大吉、感激して涙で言葉に詰まります。

「ホントに、ホントに … 」

「出発進行 ~ !!」

< さすが、春まで現役アイドルだっただけあって、面白いようにオタクさんたちが釣れました >


いや、参加者はオタクさんだけでなく、アキが子供番組をやっていたからか親子連れも少なくありませんでした。

アキを先頭に線路を歩く一行。

「それでは、皆さんお取りください」

「お好きなことを書いてください」


そう言いながら、大吉たちはマジックペンを配布しました。

参加者たちは今は不通となっている線路のまくら木にそれぞれが北鉄に対するメッセージを書き込みました。

『みんなでがんばっぺ!』『LOVE北鉄』『北鉄ガンバ!』『復活!北鉄』 …

色とりどりのペンで書きこまれていくメッセージ …

その後に始まったのは、アキとの記念撮影。

「どけよ、そこに立ったら写っちゃうだろ!」

カメラを構えた吉田に毒づいたのは、ヒビキ一郎でした。

なんだかんだ言う割に、北三陸でイベントがあると顔を見せる一郎です。

「じゃあ、撮ってもらおうか?」

吉田が一郎にカメラを渡すと、他の参加者も我も我もとカメラを一郎に預けました。

「はい、まめぶ ~ 」

自己中なのか、人がいいのか、よく分からない男です。

… … … … …

イベント終了後、梨明日に集まった青年部のスタッフ。

「今週の復興祈願の乗客 … はいっ!」

ステージの吉田が掲げた垂れ幕には『1,133人』の文字。

拍手、そしてクラッカー!

「まあ、全盛期には遠く及ばないけれど … 大したものだな」

「いやあ、1,000人の大台に乗っただけでも、立派なものだ!」


満足そうな保と大吉、しかし吉田は物足りなさそうにつぶやきました。

「これで、ミス北鉄が乗ってくれたらなあ ~ 」

吉田の視線を感じたユイ。

「だから、無理だよ私はそういうの」

何となく、あしらい方も慣れてきました。

「ヒビキさんからも何か言ってくださいよ」

あきらめきれない吉田は、カウンター席に腰かけている一郎に泣きつきました。

「場末のスナックで働く少女が実はアイドルの卵だった … それを知りつつ、敢えて声を掛けず遠くから眺めるという今の状況。

個人的には嫌いじゃないですね ~ 」


雰囲気に酔う一郎。

「黙っててくださいよ … っていうか、帰ってくださいよ!」

… … … … …

「私も今の自分、嫌いじゃないよ」

テーブルに料理を並べながら、そうユイは言いました。

意外な顔をする男たち。

「アキちゃんのおかげで、田舎の良さにも気づいたし、チヤホヤされなくなった代わりに陰口叩く人もいなくなって … 皆優しく見守ってくれるから、満足してるよ」

そう言うとユイは、カウンター内に戻って、調理の続きを始めました。

< そんなこと言われたら、何も言えない …

ユイの決意は固い、アキは途方にくれました >


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