NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年09月16日 (月) | 編集 |
第145話

天野家の玄関に立っていたユイの姿を見た水口はうれしそうに話掛けました。

「久しぶり … 」

< 水口君とユイちゃん、実に1年半ぶりの再会でした >


『デビューしたいんです! … 東京へ行って、アイドルになりたいんです』

< ユイちゃんに取っては、今一番会いたくない人でした >

「 … 何でいるの?」


目を見開いたユイ、しかし視線は合わせずに水口に尋ねました。

「あきらめきれなくて … もう一度、君とアキちゃんで『潮騒のメモリーズ』 … 」

「やりません!」


笑顔で近づこうとする水口めがけてミサンガの束を投げつけると、外へ逃げて行ってしまいました。

「ユイちゃん!」

後を追ってアキも家を飛び出しました。

「あの野郎、漁師の魂を … 」

そう言いながら、玄関に散らばったミサンガを拾う夏。

… … … … …

「それにしても変わってますよね … こんな田舎にわざわざ仕事辞めてくるなんて」

挨拶のため、梨明日に顔を出した水口にヒロシは言いました。

「あ、辞めてないです。春子さんの計らいで … これ」

水口は、名刺を差し出しました。

『スリーJプロダクション 岩手北三陸支社長 水口琢磨』

「むしろ、出世しちゃった感じで … あ、でも歩合なんで、アキちゃんとユイちゃんがメディアで取り上げられた時だけ、マネージメントする形で」

梨明日を窓口とさせてもらって、基本的にはまた勉さんに世話になるつもりだと水口は言いました。

「勉さんが許してくれたらの話しだな」

吉田に言われてうなずいた水口。

「でも、新しい人生の出発点としては、これ以上ふさわしい環境はありませんから」

そう言って、カバンから琥珀磨きの道具を取り出すと、今日は顔を見せていない勉さんの指定席の隣に座りました。

「んだんだ、私もちょうど新しい恋を探してたの」

カウンターから出てきて、ニコニコしながら水口の横に腰かけた美寿々。

「 … 見つかるといいですね」

… … … … …

「それより、ミズタク!

マサと春ちゃんが再婚するってのは、リアルか?」


一気に飲み干したコップを置いて、大吉が尋ねました。

「リアルですね」

「めでたい! 限りなくウーロン茶に近い、ウーロンハイ!」


注文を受けた美寿々がからかいます。

「ホントは少しさみしいクセに」

「春ちゃんにはマサが一番しっくりくるんだ …

よしっ、おらも新しい恋を探すべ!」


大吉がそう宣言したのと同時に店に入ってきたのは、小百合でした。

「ああ、疲れた ~ 美寿々さん、ミサンガ今日の分」

美寿々に手渡した後、しょぼしょぼした目をこすりました。

「 … ??」

一同が自分に注目していることに気づいた小百合。

「えっ?」

「なすて、このタイミングで?」


あきれ顔の吉田。

ひときわするどい視線を向けている大吉でした。

「安部ちゃん … 」

「 … 大吉っつあん?」


見つめあうふたり。

「いやいやいやいやいや … 」

… … … … …

その頃、ユイとアキは線路の上を歩いていました。

< そこは北三陸鉄道リアス線の車庫 … 3月11日以降、運行がストップして、出番を失った車両が多く眠っています >

「ねえ、ここ来たことある?」

「種市先輩と … 」


アキはユイに、その時のことを話しました。

… … … … …

「その火を飛び越えて来いって意味ですよね?」

「ダメだ、天野来るな!」

「せんぱ ~ い!!」

… … … … …

「 … 恥ずかしい」

恥ずかしいけど懐かしい思い出でした。

「その後、映画でそういうシーンやったんでしょ?」

「あ、やったね」


ユイに言われて、改めて実感しました。

「すごいよアキちゃん、夢かなえているよ」

小さく拍手したユイ。

「いやいや … 」

「私、アキちゃんと友達でよかった ~ 」

「えっ?」

「これからも仲良くしてね」


ユイは何を今更 … アキは思わず背を向けてしまいました。

< 重っ … 何かわかんないけど、重っ!

うれしさよりも重圧感に息が詰まりそうなアキでした >


… … … … …

ふと、横に目をやると …

「あ、これお座敷列車! んだべ、そうだよね?」

「 … 懐かしいね」


言葉とは裏腹にどことなく冷めているようなユイです。

「やっぱりおら、北鉄が好きだ。

ユイちゃんと初めて会ったのも北鉄だし、ウニ丼売ったり、ウニ丼食ったり … 」

「 … 駅でケンカしたりね」


お座敷列車の直前のことでした。

種市のことで頭が一杯で練習に身が入らないアキにユイが切れたのでした。

「あん時ごめんね … っていうか、私にとって青春の1ページになっちゃった」

そう言うと、ユイはお座敷列車から離れてどんどん奥へと入って行きました。

< 重っ … どこから攻めても、重っ! >

かといって、放っておく訳にもいかないアキは、ユイの後を追いました。

… … … … …

ユイは、ひとつの車両の前で足を止めて見つめていました。

「 … ユイちゃん?」

「これ、私が閉じ込められた車両」


『奇跡の車両』とよばれた列車でした。

「 … あれから乗れなくなったの、北鉄。

震災から5日で走り出したんだけど、無理だった。

今はもう平気だけど」


そう言うと、ユイは入り口の手すりに手を掛けて列車の中に入って行きました。

「ユイちゃん!」

アキがユイに続いて乗り込むと、真っ暗な車内でユイはあの日自分が座っていたボックス座を見つめていました。

そして、窓に頭をつけ …

… … … … …

「ユイちゃん、見てはダメだ」

「もう遅い … 」

… … … … …

ふたたび、梨明日。

「あん時のユイちゃんの表情、今も目に焼き付いてる …

何が起きたのか分からねえのに、もうあきらめてるような、なんとも言えねえ顔だった … 」


大吉は、あの日のユイの身に起きた出来事を水口に話して聞かせていました。

「そうだったんですか … 」

「だからよ … そのユイちゃんを引っ張り出して、お座敷列車やろうなんて、容易いことじゃねえぞ、ミズタク」

「んだ、あのヌメッとしたテレビ局のディレクターですら、どうにもなんねかったんだから」


吉田も茶化すこともなく真顔で言いました。

「それでもやるべって言うんだったら、青年部が全力でバックアップするべ、なあ足立君」

「はい、最終的には兄として、俺が説得しますよ」


保の言葉にうなずいたヒロシ。

「その一部始終をヌメ~っと撮らせていただきたいな~」

いつの間に、水口がいた席に『ヌメっとしたディレクター』池田がカメラを構えて座っていました。

「あれっ、水口さんは?」

「帰ったよ … 今晩中に勉さんに挨拶したいって」


美寿々が答えました。

… … … … …

「地震の話よりさ、芸能界の話なんか聞かせてよ」

ユイはボックス席から離れて、別の席に腰を下ろしながら言いました。

「えっ?」

「誰と誰が仲悪いとか、誰が性格悪いとか聞きたい。

… 帰ってから、1ヶ月も経つのに、アキちゃん全然話してくんないんだもの」

「ごめん、聞きたぐねえかなと思って」


少し戸惑い気味のアキにユイは笑いながら言いました。

「 … 地震の前はね」

ユイはそう前置きをして話しはじめました。

「アキちゃんがテレビ出ると消してた。

CDも1回も聴いてないし、映画も見ていない … ごめんね」

「悔しかったし、嫉妬してる自分も嫌いだった …

周りも私に気つかってたのかな?」

「でも、今はもう悔しくないよ。

皆も私に気つかわないし … 悔しいとか嫉妬とか、そういう感情が湧くのって、元気な証拠なんだよね」


およそユイの口から出るのにふさわしくない … 聞きたくなかった言葉でした。

< やっぱり重い … 表情や口調は明るいのに、重い … >

「ごめんね、重くて … そろそろ行こっか」


アキの表情を読んだのかユイはそう言って、アキの手を取りました。

… … … … …

梨明日。

吉田はカラオケに『潮騒のメモリー』を入れましたが、途中で切なくなって歌うのをやめてしまいました。

「お座敷列車か … おらも時々、夢に見るなあ」

「にぎやかだったもんね」

「もうあんな大勢人が来ることなんて、ねえかもしんねえな … 」


吉田と保のせいでしんみりとしかけた店の雰囲気。

ウーロンハイを飲み干して、コップを乱暴に置いた大吉。

「懐かしん … 」

懐かしんでる場合でないべ?!


大吉が叫ぶより一瞬早く、吉田のマイクを奪って声を上げたのはアキでした。

「大吉さん!」

大吉はといえば、そのまま椅子から落ちて寝てしまいました。

… … … … …

「あんなもんじゃねえ …

今のおらとユイちゃんが本気出したら、あんなもんじゃねえや!」


目を剥いて声を荒げるアキを見て呆気にとられる一同。

… アキは一先ずマイクをテーブルに置きました。

「ごめん … さっきまでユイちゃんとしゃべってたんだけど、あんまり張り合いねえからさ ~ 」

テーブルを叩いたアキ。

「ユイちゃん、いつからああなった?

昔はもっと腹黒くて、自己中だったべ?!

… 今はなんか、何しゃべっても作り笑いでうなずくだけで、なんも返って来ねえ!

なんか、そういう諺あるよね?

暖簾に! 暖簾に … 押し寿司みてえな!」

「腕押し! 暖簾に腕押し!」


大吉を介抱していた小百合が黙ってられずに指摘しました。

「やるよ …

おら、お座敷列車、ユイちゃんがやらなくても … 安部ちゃんとふたりでもやるよっ!

「いやいやいやいやいや … 」

「早すぎるべ、いやいやいやって否定するの早すぎるべ!」


否定されるとしても、即では面白くない小百合でした。

アキはまたテーブルを叩きました。

「あんた方にとっては、懐かしい思い出かも知んねえが、おらにとっては大事なスタート地点だ!

海女カフェ復活に向けての大事なチャンスだ!

真剣にやってもらわないと困るんだ!!」


はじめて見るアキの姿に息を飲み絶句する一同。

「あ … 」

その時、アキは思い出しました。

『遊びじゃないんだよ!

アキちゃんにとっては、高校時代の思い出づくりなのかも知れないけど、私にとっては大事なチャンスなんだあ!

真剣にやってくんないと困るんだあ!』

アキが吉田たちに吐いた言葉は、あの時のユイの言葉そのままだったことに気づいたのです。

「 … どうしたの?」

急に黙り込んだアキのことを不審に思ったヒロシが尋ねました。

「なんでもねえ!」

ふて腐れたように、そう答えたアキでした。

… … … … …

『小田こはく工芸』

水口は、入り口で勉さんがやって来るのを待っていました。

微かに聞こえてくる聞き覚えのある曲。

♪地元に帰ろう …

水口は顔を上げて、音が近づいてくる方を見つめました。

暗がりの中、ラジカセを手にやって来たのは勉さんです。

勉さんは水口の姿を見つけると足を止めました。

「ご無沙汰してます … お元気ですか?」

水口は駆け寄って挨拶しましたが、勉さんは一瞥もせずに物置から作業道具を手押し車に積み始めました。

「あれから勉さんの教えを胸に原石を、アイドルの原石を磨いて来ましたが … 何ていうか、志半ばで断念して戻って来ました」

道具を積んだ手押し車を押して坑道の入り口へと運ぶ勉さん。

その後を追いながら、水口は話し続けました。

「初心に帰って、今度こそ、今度こそ本気で琥珀と … 」

「うるせえな!」


やっと口を開いたと思ったら、どやしつけられました。

「 … 口じゃなくて、手動かせ」

「えっ?」

「こん中にあるべ … 道具、忘れたか?」


水口は慌てて物置への扉を開けました。

そこには、水口用と書かれた札の下、以前使っていたヘルメットや作業服が、そのままの状態で残っていました。

思わず勉さんのことを見る水口。

「ついて来い」

「はいっ!」


勉さんは微笑み、坑道へ向かって歩きはじめました。

… … … … …

「はい、だから、もう少しゆっくりしゃべって下さい」

ある日、アキが帰宅すると夏が困った顔で電話をしていました。

「誰?」

「だから、その『で~じ』が分からないさ」

「じぇじぇっ! … ちょっと貸してけろ」


アキは夏から受話器を受け取ります。

「喜屋武ちゃん?」

電話の相手はアキが思った通り、喜屋武でした。

「夏ばっぱ、うちのこと忘れてる … もう、で~じ悲しい。

海女カフェもさ、瓦礫の山だしさ」

「海女カフェ? … なすて、喜屋武ちゃん、海女カフェさいるの?」

「あ、もしもし天野?」


喜屋武に代わって電話に出たのは河島です。

「ああ、ちっちゃい方の河島さん」

いきなり失礼なことを口走ったアキ。

「 … 実はさ、宮古で復興チャリティコンサートがあって、そういえば、天野の実家『この辺さ~』『この辺たいね』って話になって、足伸ばしてみたんだけど」

「じぇっ、じゃあ皆いるの?」


… … … … …

北三陸駅。

「駅長、駅長!」

駅務室から飛び出して来た吉田が大吉に報告しました。

「た、た、大変! GHQが来てます!」

駅舎のベンチに座っていたお爺さんがお茶を吹き出しました。

「GHQ?」

「GHQ … なんかしっくりこねえな ~ G、G 」

「 … GMT?」


リアスから顔を出したユイ。

「イエス! GMTが来てます!!」

その言葉と同時に駅舎がざわめきだしました。

アキと一緒にGMTのメンバーが改札を通って出てきたのです。

途端に高校生たちに取り囲まれ … ちょっとしたパニックです。

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