NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年09月17日 (火) | 編集 |
第146話

< 地元系アイドルGMT5が北三陸にやって来ました >

アキと一緒にGMTのメンバーが改札を通って出て来ると、たちまち学生たちに取り囲まれて、駅舎内はもう大騒ぎ。

「じぇじぇじぇじぇじぇじぇじぇ ~ !」

最大級の『じぇ』でお出迎えの大吉。

「やっぱり、現役アイドルは違うな」

人込みを縫うように歩きながら、アキは実感していました。

自分だって、つい最近まで、そんな世界にいたのです …

その様子を見ていたユイはといえば、『営業中』の札を裏返すと店の中に逃げるように入ってしまいました。

… … … … …

アキは、GMTのメンバーをリアスに招き入れました。

本来はスナック営業の時だけ開放するパーテーションを開けて店内を広くしました。

「いや~、皆さん、わざわざ遠いところを」

席を用意しながら、大吉がメンバーを歓迎しました。

「チャリティコンサートで東北をツアー中なんです。

昨日は宮古で今日は移動日なんで」


少し足を伸ばしてアキに会いに来たことを河島は説明しました。

「なんかまだ信じられません。こんな田舎に天野以外のアイドルが ~ 」

興奮して舞い上がっている磯野、保やヒロシまでウキウキしています。

「『GMTがやってきたじぇじぇじぇ』だな」

… … … … …

保のギャグをサラッと流して、河島はアキに尋ねました。

「ところで天野、紹介してよ … 例の相方」

「相方?」

「『潮騒のメモリーズ』の訛ってない方ね」

「可愛いか方やなかと?」


横からしおりと真奈も興味津々に言いました。

「ああ、ユイちゃん」

「何?」


名前を出されて、テーブルの準備をしていたユイは返事しました。

一同の視線がユイに集まります。

「 … 可愛い」

ユイに釘付けになる河島。

「こちら、オフィスハートフルの、ちっちゃい方の河島さん」

「 … まあ、あの大きい方はいないんだけど」


ユイに名刺を渡す河島。

「あ、水口さんの?」

「そう … あいつ、俺の後輩、ふふふ、今いくつ?」


しかし、ユイは軽く挨拶しただけで、買い物に出かけてしまいました。

「お人形さんのごと可愛かねえ」

「素材の違いは否めないよね」


メンバーの間からため息が漏れました。

「でも、なんか影があるね」

しおりが口にすると、河島は「そこがいいんだよ」とうなっています。

「ごめん、たぶん人見知りしてんだ。

しゃべってみたら、意外とおもしれえし、そのギャップがまたたまんねえんだ」

「 … たまんねえ」


河島はひとめで気に入ったようです。

… … … … …

「ところでお腹空いてない?

ウニ丼、ちょうど人数分あるんだけど」


メンバーから歓声が上がりましたが、磯野が何やら図々しいことを切り出しました。

「その前に … 差支えなかったら、例のやつ見たいなあ ~ ずんだずんだっていう … 」

磯野だけでなく、大吉や吉田たちも期待一杯の顔で見ています。

プライベートだからと、河島は渋りましたが … 

「やっぺし、河島さん、アキちゃんの地元だし」

「そうだよな、チャリティーツアーですからね!」


メンバーの好意に折れて、自己紹介だけは許可が出ました。

全員がステージに上がると、恒例の自己紹介を順番に披露しました。

「 … 5人合わせて、地元系アイドル … せ~の、GMTファーイブ!」

決めのポーズを取った時に、今野と弥生が店に入ってきました。

「あらあら、何だか有名なアイドル来てるって聞いたんだけど」

「残念、今自己紹介終わったとこだ」

「もう1回お願いできませんか? … これ、復興祈願の靴下プレゼントすっから」


有無を言わさずにメンバーに握らせる弥生。

「あ ~ いたいた!」

もの凄い勢いで入って来たのは、珠子のふたりの娘の手を引いたかつ枝でした。

「おめえ達の好きなあのGMTだど」

「 … かつ枝さん、琴が好きなのAKBだけども」

「うるさいっ」


自己紹介が終わったところだと知ると、無理やり妹に頭を下げさせました。

「そこを何とかお願いします」

「 … あの、これ結構消耗するんですよ」

「大ファンなんですぅ!」


今度は無理に手を上げさせられて半べそをかいている妹。

「 … 大ファンの顔じゃないでしょ?」

「やります! チャリティ、チャリティ」


… … … … …

< その頃、東京でもあるチャリティの企画が進行していました >

「番組の企画なんですけれど、こんなのが … 」


スリーJプロを訪れた太巻、春子に企画書を差し出しました。

『東北を笑顔に SMILE FOR とうほく』

「著名人総勢80人によるチャリティーソング、楽曲は森山直太郎さんの『さくら』 … 」

春子は太巻の顔を見上げました。

「無理無理無理! … お断りします」

企画書をつき返しました。

「でもチャリティーでしょ … 断りづらいなあ」

「 … 歌わせるの?」


もちろん、鈴鹿ひろ美のことです。

「まさか … 」

顔色を変えて否定した太巻。

「ですよねえ ~ えっ、本人は、オファーがあったこと知ってんの?」

「家内に … 」


そう言いかけて、太巻は咳払いして言い直しました。

「鈴鹿さんには見せてません。

というのも、最近、家内 … は、歌に興味を示しておりまして」

「えっ?!」

「口の堅いヴォイストレーナーを紹介しろと … あなたがあんなこと言うから」


春子のことを恨めしそうに見ました。

『音痴様様です』

「私のせい? やだ、怖い ~ ってか無理!

絶対無理音感の持ち主なんだから」

「分かってます! 誰よりも分かってます。

でもね … 歌の歌詞、『さくらさくら』の1行だけなんですよ」


太巻は企画書を開いて、春子に見せました。

「そうなんだ?」

… それならば、もしかしたら何とかなる?

「はい … ただし、前を歌うのが森公美子、後ろがセリーヌ・ディオン(交渉中)なんですけど、ふふふふふ」

思わず笑う太巻。

「無理! 音痴が際立つ!」

… … … … …

ユイが買い物から帰って来ると、GMTが2度目の自己紹介をしているところでした。

さすがに続けて2度は見ている方も盛り上がりに欠けるようで …

そんな雰囲気を感じたアキはベロニカの後に自分もステージに飛び入りしました。

「じぇじぇっ!」

一気にボルテージが上がる一同。

しかし、一瞬ユイが不快な表情を見せました。

「岩手県北三陸で海女さんやってます! 潜水士の資格も持ってます …

海女ちゃんこと、天野アキです!」

「じゃあ5人、いや6人合わせて、地元系アイドル … せ~の、GMTシーックス!」


アキも入れて決めのポーズを取ると、拍手と喝采が起こりました。

その様子をじっと見つめるユイ。

… … … … …

「さあ、まめぶできたよ ~ 」

「懐かしい!」


小百合のまめぶを手にしたメンバーに河島は告げました。

「お前ら、それ食ったら移動するぞ」

「え ~ ?!」

「まだ、よかろうも … 」

「相変わらず、忙しいのか?」


この夏はずっとチャリティーだったと喜屋武が答えました。

「アキは、海女さんやってないの?」

「うん、今年はウニが津波に流されちまって … 」


そんな話をしているところへユイが口を挟みました。

「お話し中、すみません …

あの追加でご注文いただいてもよろしいでしょうか?」

「あ、お構いねぐ」


しかし、そういう意味ではなかったようです。

「いつまでも貸切りにしてたら、商売になりませんから」

やはり、この騒ぎを快く思っていないようです。

… … … … …

その時、今日の潜水作業を終えた種市が店に入ってきました。

「おお、種市、遅いじゃん」

「てめえら、ホントに来たのか?」

「種市、男前になったね ~ 」


再会を喜んで種市を取り囲むGMT。

「えっ、なんでそんなに親しいの?」

うらやましいのか、いっそん …

「劇場裏のお寿司屋で、しょっちゅう会いよったから」

「あっそ、あっそ … 教え子、教え子だし」


軽くスルーされました。

「で、どうなの、順調?」

ユイは話を遮って種市の前に立ちました。

「すいません、ご注文ご注文」

笑顔で催促するユイ。少しひるんだしおりでしたが明るく返しました。

「じゃあ、コーラ、ファイブ ~ 」

「ちっ」


ユイは確かに舌打ちしました。

… … … … …

「今は海中の瓦礫撤去やってる。

今日で袖が浜の作業は、終わりました … お盆過ぎにとはいきませんけど、20日頃には潜れます」


種市の報告を聞いて、磯野たちはうなずきました。

「安部ちゃん、20日には潜れるど!」

ハイタッチするアキと小百合。

「違うんだよ ~ ほら、アキとどうなの?」

「まだ、つきあいようとやろ? チューしたとやろ?」


ふたりを囃し立てるしおりたち。

またそれを邪魔するかのように、ユイは大きな音を立ててコーラをテーブルに置きました。

「 … ユイちゃん?」

顔を上げたユイ。

「カラオケありますけど、歌います?」

さすがにそれは、河島は断りました。

「『地元に帰ろう』聞きたいですね ~ 」

「こらこら、いくら何でも失礼だべ?」

「んだよ、プ、プライベートですもんね」


吉田、大吉、保の見え見えの猿芝居。

「別に … 」

「いいんですか?」


… … … … …

結局、今度は歌うためにステージに上がったGMTとアキ。

♪地元に帰ろう 地元で会おう ~

店の大漁旗にサイン、駅舎で記念撮影 …

そして、別れの時間が来ました。

「久しぶりに会えてうれしかった」

「可愛か方にもよろしく」


ユイの対応も、さほど気にしていないようです。

「いや、うちら危なかったからね、あの子が上京したら間違いなくセンター」

今の自分たちは現役のアイドルだという余裕から出たセリフかも知れませんが、あながち冗談でもないでしょう。

「そうか … そうだよね」

アキは駅舎に貼ってある『潮騒のメモリーズ』の時のユイの写真に目をやりました。

ここにいる誰にも負けてはいないように見えました。

「お前ら運がよかったと思わなきゃな」

河島の言葉にうなずくメンバー。

「がんばってけろ、応援してるから」

「アキちゃんもね」

「またな!」


6人で握手を交わして、皆は次のコンサートの地へ旅立ちました。

… … … … …

「ええっ、GMTが来たの?!」

スナックタイムになってから水口を連れて、梨明日に顔を出した勉さん、昼間GMTが来たことを知って残念そうに言いました。

「勉さん、知ってんのか?」

やはり、スナックタイムから店に来た夏が驚いています。

「そりゃもう ~ 作業中、ずっと聴いてますよ!」

サイン入りの大漁旗を手に悔しがっています。

「ちょっと言ってよ、ここ? ここさ座ったの?」

いつもの指定席に腰を下ろしました。

「あ、まだ温けえ ~ 」

「そこは、マネージャーの河島さんです」


ヒロシに言われて立ち上がりました。

「河島さん、来てたんだ?」

「んだ、ユイちゃん見たら、上がっちゃって … 名刺渡すのが精一杯だった」

「へえ ~ すごいじゃん」

「別に … 」


ユイは、そんな水口とアキの話にも興味なさそうな顔をしていました … 表向きは …

… … … … …

「 … っていうかさ、あのレベルでテレビとか出れるんだね」

「えっ?」

「いや、あの小野寺って子も思ってたより普通っていうか … 若くて可愛いだけ?

リーダー性格悪そうだし、沖縄の子はキャラだけ … 」


洗い物の手は休めずにGMTのダメ出しを始めました。

「ベロニカは?」

試しに水口は聞いてみました。

「あれは狙いすぎ、あの枠はトリンドルがいるから厳しいっしょ!」

< 腹黒ユイちゃん、久々に復活です >

「ずば抜けて可愛い子もいないし、ずば抜けて歌が上手い子もいないし …

アイドルとしては、限りなくCに近いB級!

♪地元に帰ろう ~ っていうか、お前らが ♪田舎に帰れ ~ って感じ」

< 毒舌のアクセル全開! フルスロットルです >


… … … … …

「ちょっと待ってけろ、一応、皆おらの友達で … 」

「友達? ああ、そうだよね、ごめんごめん」


あっさりと謝ったかと思いきや …

「いやでもさ、友達だからって、いきなり押しかけてきて大騒ぎして、素人レベルの歌聴かされて …

興味ねえ人間にとって、この上なく迷惑だし … リーダー、性格最悪だしぃ!

アキちゃん、GMTだったら、余裕でセンター取れるよ!」


それもまた失礼な言い草ですが … 何か面白くなってきました。

「 … じゃあ、ユイちゃんだったら?」

薄笑いを浮かべながら尋ねた水口。

「私は … 私はいいよ、もうそういうの」

まだまだ、容易く尻尾は見せないようです。

アキが水口の顔を窺うと、小さく目くばせしました。

そして夏も同じように … アイコンタクトの3人。

… … … … …

「でも、あんな変なアイドルでチヤホヤされるんだったら、『潮騒のメモリーズ』の方がよっぽど可能性があると思うな」

「じゃあ、やろうよ!」


カウンター内に入ったアキはユイの横に立って言いました。

「えっ、やんないけど … やんないよ、お店あるし …

でもさ ~ 」

「何だよ、さっきから、『でもさ!でもさ!』って …

やりたいの? やりたくないの?」

やりたいよ!


ついに、ユイからその言葉を引っ張り出したアキ。

「 … やんないよ … やりたいよ … でも、やんないよ」

標語みたいなことを言いました。

「やりなよ!」

水口に言われても。

「 … やんない」

「やればいいのに」


夏に言われても。

「やんないよ … 」

あとひと押しです。

「やれよっ!」

「やるよっ!」


怒鳴ったヒロシに思わず怒鳴り返していたユイ。

「やった ~ !」

すかさず勉さん、ガッツポーズ!

… … … … …

「はははは … 」

笑い出した夏、水口、勉さん、ヒロシ …

「マジで?」

笑顔で念を押したアキ。

ユイは、カウンターの下から1冊のノートを取り出すと、ヒロシにつきつけました。

「えっ?」

ノートを開くヒロシ、水口も覗き込みました。

『潮騒のメモリーズ現象~第二章』と書かれたタイトル。

「何これ?」

「再結成から、お座敷列車までのストーリーをまとめたの、読んどいて」


ノートに細かい文字でびっしりと書き込まれています。

「やる気まんまんじゃん」

うれしそうなアキの声。

「もう失敗は許されないからね … 前回の反省を踏まえて、しっかり戦略練らないと」

やると決まったら、テキパキと仕切り始めました。

「水口さん、わんこチャンネルの池田Dに連絡しておいて。

あと、お兄ちゃん、観光協会のホームページで再結成の情報流して!」


水口もヒロシも、ユイの勢いに煽られて … しかし、うれしそうに引き受けました。

そして、ユイはアキに向かって頭を下げました。

「ごめん … 私、ウソついてた。

ぜんぜんあきらめきれてないし、ぜんぜん吹っ切れてないし … ものわかりいい振りしてたけど、無理!

GMTの歌、聴いてたらイライラしちゃって … あ、もちろん、私に。

なんか同じ年なのに何やってんの、私って?

… うん、いつも面倒くさくて、ごめんね」


ユイちゃん、自分でも分かってたんだ … 

話を聞き終わったアキは、たったひと言。

「おかえり」

「えっ?」

「面倒くさいユイちゃん、おかえり」
 

そう言ってアキは、右手を差し出しました。

… 北三陸に帰ってきてから、ずっとこの時を待っていたアキでした。

「ただいま!」

ユイは不適な顔を作って答えると、アキの手を握り返しました。

そんなふたりを微笑ましく見守る夏、水口、勉さん、ヒロシ …

『潮騒のメモリーズ』第二章の始まりです。

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