NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年09月18日 (水) | 編集 |
第147話

2012年2月、北三陸市長選挙 …

< 北鉄の存続を掛けた市長選挙が始まりました >

かねてから表明してた通り、北鉄の再建と地元の復興を公約に掲げて、足立功は市長選に立候補しました。

「北鉄は市民の足、復興のシンボル!

2013年の全線の復旧を目指し、一致団結してやっていく所存でございます!」


選挙事務所に集まった支援者の前で力強く演説する功に拍手が起こりました。

「それでは、お待たせいたしました。

足立功のサポーター、『潮騒のメモリーズ』です!」


よしえのマイクに紹介され、お馴染みの衣装を来たアキとユイが登場すると、より一層大きな拍手と歓声が上がりました。

「海女のアキちゃんです」

「北鉄のユイちゃんです」

「せ~の … 『潮騒のメモリーズ』です!」


お互いが相方を紹介して、決めのポーズを取る … 変わらないスタイルです。

< 再結成した『潮騒のメモリーズ』が動き始めました >

… … … … …

『潮騒のメモリーズ』を従えて、漁協の仮事務所を訪れた功。

漁業関係者たちや海女クラブの面々の拍手に迎えられて、演説を始めました。

「 … 何でもかんでもね、自粛をすればいいというのじゃないんですよ!」

「んだんだ!」

「震災から間もなく1年です … 本当に復興は果たされていますか?

北鉄、北の海女、北三陸の誇り! 宝です!

重要な観光資源なんです!」


功のひと言ひと言に真剣なまなざしでうなずく、かつ枝や弥生たち。

「んだんだんだ ~ !」

そこでアキが拳を掲げて声を上げると、それに倣って皆も同じように声を上げました。

「んだんだんだ ~ !!」

「市民の側に立った復興を、皆さんと一緒に考えて行きます!」


拍手 ~

「どうかひとつ、この足立功に力を貸してください!」

突然、床に膝をついた功。

「おやじ?!」

ヒロシでさえ信じられない行動に出ました。

「お願いします!」

深く頭を下げて、今までこれだけは絶対にしなかった土下座をしたのです。

どよめく一同 … 反対に全員が土下座で返しました。

つられてアキとユイまでも …

< 土下座が功を奏したのか、『潮騒のメモリーズ』の効果か …

とにかく、足立先生は見事当選! 北三陸市長に選出されました >


… … … … …

梨明日で開かれた祝賀会。

万歳三唱の後、大吉は泣きながら功に言いました。

「いや、ホントにね ~ こんなに美味いウーロン茶飲んだの初めてですよ、先生!」

保、吉田と共に功の肩や手をマッサージしはじめました。

「はははは … 大吉君、菅原君、これからだよ。

まずはね、北鉄を1区間でも長く走れるようになっ」

「得意の土下座でお金回してもらわないとね」


一度やってしまったら、わだかまりがなくなったのか、功は抵抗なく土下座ができるようになっていました。

「先生、今でなくていい!」

「やめて下さい、先生!」


別の席に座っている客に向かって土下座をはじめて、大吉たちが慌てて止めています。

… … … … …

その様子を見ているユイとアキ。

「いがったな、ユイちゃん」

「いがったのかな? … だって、市長の娘でご当地アイドルなんて、無駄にセレブ感でちゃわない?」

「もともと、それ程親しみやすくねえがら、大丈夫だ」


歯に衣着せぬアキの言葉、でも的を得ていたので、ユイは笑ってうなずきました。

… … … … …

にぎやかな店から抜け出したヒロシ、ひとり駅舎のベンチに座って、手酌でビールを飲んでいました。

「ストーブさん?」

偶然出てきたアキ。

「 … どうした? そんな所で黄昏て?」

「いや、黄昏てはいない … 風に当たろうと思って」

「気をつけてください。

自分が思ってる3倍は、負のオーラ出てますからね」

「よく言われる … ふっ」


苦笑いしました。

「そんな顔して、ホーム立ってたら、誰が見ても飛び込むと思うからね!」

表現はどうであれ、心配してくれているのは分かりました。

「 … アキちゃん、今回は本当にありがとうね」

「いやいや、礼には及ばねえ、おら1票入れただけだもん」

「親父もだけど、それよりユイのこと … 」

「ああ、それこそ礼には及ばねえ、親友だもの!

それに、おらの最終目標は、海女カフェの復活だ … 肝心のユイちゃんが落ち込んでたら、海女カフェ建てても、しゃあねえがらな」


ヒロシは微笑んでいましたが、ふとアキの言ったひと言が気になって、聞き返しました。

「アキちゃん、選挙行ったの?」

「んだ、おらもう20歳だもの … 国民の義務だ」


そう言いながら、ビールまで飲んでいます。

「お、お酒飲んでる … 」

「まあな、形だけだ … へへへ」

「へえ ~ 」


アキはテーブルの上のビール瓶を取るとヒロシに向けました。

「あ、どうもどうも」

「まあまあまあ ~ 」


アキに酌してもらったコップを手にヒロシは尋ねました。

「そっか … 初めて北三陸来た時、いくつだっけ?」

「高2の夏だから、16だな」


そう言いながら、手酌しようとするアキ。

「ああっ、まあまあ ~ 」

お返ししようとヒロシは瓶をつかみました。

「まあまあ ~ 」

遠慮するアキと「まあまあ」の言い合い …

「 … って、何だか、おっさんみてえ」

顔を見合わせて大笑いのふたり。

… … … … …

「ストーブさん、おら変わったかな?」

駅舎には何枚も貼られてある自分の写真を見ながらアキが尋ねました。

「えっ?」

「16の時より、少しは大人になったかな?」

「いや」


そう答えてヒロシはビールをひと口飲みました。

「そうか … 」

「あっ、ごめん … でも、ウソついても仕方ないし。

アキちゃんは全然変わらないよ … それはでも、すごいことだと思うよ」


ヒロシの話を聞いているのか聞いていないのか、アキは写真を見ながらウロウロしています。

「 … 東京の子が田舎に来てさ、海女になって、東京行ってアイドルになって、映画に出て、また帰ってきて … それで、変わらないんだもの。

たいしたもんだよ!

普通いろいろあるって … いい気になったり、派手になったり、男できたり」

「男はできたよ!」


しっかり聞いていました。

「うん … でも、基本は変わらない、アキちゃんは」

「いがった」


アキはヒロシの顔を見てニッコリ笑いました。

「いがった?」

「うん、芸能界さいると … っていうか東京がそうなのかな?

成長しねえと、怠けてるみたいに言われるべ?」


窓を開けて夜風を入れました。

「でもな、成長しなきゃダメなのかって思うんだ。

人間だもん、放っておいても成長するべ?

背が伸びたり、太ったり痩せたり、おっぱいでかくなったりな … それでも変わらねえ、変わりだぐねえ部分もあると思うんだ。

あまちゃんだって言われるかも知んねえけど、それでもいい!

うん、プロちゃんにはなれねえし、なりだぐねえ!」


言葉もなく、うなずいたヒロシ … 遠い目をしました。

「何だよ? 黄昏て」

「いや … 『男ができたよ』のダメージが予想外に重くて … 」


今ごろになって効いてきたようです。

「変わんねえな、ストーブさんは!」

アキに背中を叩かれて、やや引きつった笑いを返しました。

「がんばっぺ、海女カフェ担当!」

グラスを突き出したアキ。

「うん、がんばっぺ!」

そのグラスに自分のグラスを合わせて鳴らしました。

そして、ビールを飲むふたり … アキは苦い顔をしてひと言。

「あ ~ 美味ぐねえ ~ 」

… … … … …

スリーJプロダクション。

テーブルの上に置かれたポスターの刷り上がり見本 …

『鈴鹿ひろ美 チャリティーリサイタル in 東北』

「勝手に進めたことは謝ります … だけど、もう決めたことですから」

誰に相談することもせずに、ひとりで勝手に引き受けてしまったのです。

「いやいやいやいや ~ 決めるのは社長の私ですから、あなたは一所属タレント」

春子は言い切りました。

「 … 『一』って、ひとりしかいないのにね」

ひろ美は隣に座っている太巻と一緒に笑いました。

「 … すいません、半分は私の責任です」

くすりとも笑わない春子を見て、謝罪した太巻。

「そこに貼らないで!」

春子は、チャリティーコンサートの刷り上がりを壁に貼ろうとしている正宗を注意しました。

「やっと見つけたんです … 私にできること。

私がやらなきゃいけないこと。

今までは女優として、役を介して、東北の皆さんに元気になってもらいたいと思ってきたけど …

もっと直接励ましたい … 生身の鈴鹿ひろ美の声をね、届けたいって」

「 … リサイタルということは、歌を歌われるということですよね?」


春子は、念のために聞きました。

「歌以外に表現方法あります?」

「ありますよ ~

朗読とか、ポエトリー・リーディングとか、あと … 詩吟とかねえ?」


太巻もうなずきました。

「むしろ、被災地の皆さんも喜ぶんじゃないですかね?

歌は、ほら、持ち歌は少ないし、ブランクもあるし … 」


春子が言葉を選んでいると、ひろ美の方から口にしました。

「音痴だし?」

… … … … …

♪来てよ その火を 飛び越えて … 砂に書いた アイ ミス ユー

その歌の音程はカラオケから大きく外れていました。

怪訝な顔をしている春子に太巻は言いました。

「そう … 彼女、音痴なんだ」

「 … こういう歌かと思いました」

「そうだよね、逆に誰もこんな風に歌えないよね」

… … … … …

「チャリティソングのイベント、断ったでしょ? 無断で。

… 傷つきました」


ひろ美は知っていました。

「 … すみません」

申し訳なさそうに、春子は素直に頭を下げました。

「僕はね、提案したんだよ … 最悪、春子さんが代わりに歌って」

太巻をにらみつけたひろ美。

「社長を責めている訳じゃないの。

ただ、あなたは自分が影武者だったことを告白して、スッキリしたかもしれないけど …

私はまだ渦中にいるんです。

闘ってるんです … 自分の『移ろいやすい音程』と」


上手いこと言い換えました。

「逃げるのは、もういやなんです!

下手でもいい、不完全でもいい、自分の声で歌って、笑顔を届けたい!

… ずっと、コンプレックスだった『移ろいやすい音程』を私なりに克服したい」


ひろ美の話に真剣に耳を傾けている春子。

『私はまだ渦中にいる』という言葉が気にかかっているのでしょうか …

「そう思って、去年の夏から、口の堅いヴォイストレーナーについて、レッスンしてるんです」

「そんなに前から?」


ひろ美は、にっこりとうなずいて立ち上がりました。

「今日は、その成果をお見せします」

「え”っ、鈴鹿さん歌うの?!」


一番に驚いたのは太巻でした。

「わっ、どうしよう?! 心の準備が … 」

慌てる正宗。

そんなことは構わずに、ひろ美は深呼吸しました。

「アカペラで?」

歌い始めるひろ美。

< 太巻さん、正宗さん、そして私 … 偶然、あの時の3人です。

あれから25年、人々が失いかけてる笑顔を歌で取り戻してほしい … 果たして、その思いは? >


… … … … …

「 … どうかしら?」

1曲、歌い切ったひろ美は3人に尋ねました … 期待を持って。

… しかし、何の反応も返ってきません。

どう答えればいいのか、分からないのです。

太巻は、ひろ美に微笑み返しました。

「ダメか … 」

がっくりと肩を落とすひろ美。

「ダメじゃないよ、全然ダメじゃないよ … うん、伝わるものはあったよ、ね、ねっ?」

「えっ、いや、ぼ、僕は素人なんで … 」


太巻に同意を求められた正宗は、愛想笑いで逃げました。

「ほ~ら、笑った ~ 笑顔を取り戻した。

確かに音程は移ろいやすかったけども、その移ろいが味になってたし … 誰もこんな風に歌えないよ」


何か言えば言う程、ぬかるみに嵌っていくようなものでした。

「だめだ、全然ほめてない … 」

頭を抱えてしまいました。

… … … … …

「 … いつから?

その、ヴォイストレーナー?」


春子はもう一度、ひろ美に確認しました。

「去年の夏から … 」

「すぐクビにした方がいい! お金もったいない!!

… 私がやります」

「えっ?」


一同、我が耳を疑いました。

「私が歌唱指導します! 鈴鹿さんの … 」

聞き間違いではありません … 春子は、高らかに宣言しました。

「やるの? リサイタル?」

「やりましょう!」


ひろ美の顔を見る春子。

沈んでいたひろ美に笑顔が戻りました。

春子も微笑んで、何度もうなずきました。

… … … … …

北三陸駅。

アキがウニ丼の車内販売を終えて戻ってくると、吉田が何やら駅舎の柱に貼っていました。

「じぇっ?!」

鈴鹿ひろ美のポスターでした。

「吉田さん、何これ?」

「今朝、いきなり届いたんだよ、30枚!」

「チャリティーリサイタル … 歌うのか?!」


目を見開いたアキ。

「場所と日時は未定なんだって … 駅長が今、春子さんとしゃべってるけど ~ 」

何だか吉田はうれしくてしょうがないようです。

… … … … …

急いで駅務室に入るアキ。

「 … それは、こっちとしては是非来てもらいてえが、いかんせん会場が … いや~ 公民館じゃ、味気ねえべ?」

せっかくの話ですが、現在の北三陸にはリサイタルを開けるような会場がないのです。

「 … とは言え、市民ホールは震災後、復旧してねえし … 鈴鹿ひろ美の希望は?

えっ?

あ、あ、海女カフェで?!」

「じぇじぇじぇっ?!」


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