NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年09月24日 (火) | 編集 |
第152話

袖が浜を見下ろす丘の上の監視小屋、ひろ美はひとり海を眺めていました。

「寄せては返す波のように 来てよその火を飛び越えて … 」

つぶやいたのは、『潮騒のメモリー』の一節。

コンサートで歌うに当たって、ひろ美は少し気になっていることがあったのです。

… … … … …

< 突然、送りつけられた招待状。

一方、北三陸では、鈴鹿ひろ美のリサイタルを目前に控え、『海女カフェ』が何とな~く完成しました >

「いいですか? キリないから、これで完成ということで」


作業を続けている皆にヒロシは声を掛けました。

ディスプレイされた琥珀を熱心にチェックしている勉さんにアキは尋ねました。

「ファイナル勉さん?」

「あ、ちょ、ちょっと、待ってて … 」


勉さんは、飾ってある琥珀の向きを直して、満足そうに笑いながら言いました。

「ファイナル勉さん!」

「 … はい、お疲れ様でした」


拍手 …

… … … … …

< その頃、場末のスナックでは、なんとな~く悪いウワサが … >

「怪しいと思うんですよね ~ 」


連れだって、梨明日に入ってきた吉田夫妻、しほりが首をひねりながら吉田に話しています。

「いやいや、考え過ぎだって!」

「だけど、海女カフェも完成したのに、練習する気配さえない … 」

「うん? なになに、何の話?」


ふたりの会話に首を突っ込んだ保。

「うちのこれが、鈴鹿ひろ美はホントに歌、歌えんのかって」

驚いて、思わず手が滑って、磨いていた琥珀を落とした水口。

「それどういうこと?」

「ふつかほど前、駅でばったり会ったんです」


… … … … …

しほりは娘のさおりをベビーカーに乗せていました。

「さおりちゃん、『だんご3兄弟』好き?」

「好きだよね ~ 大好きなんです」

「ちょっと、歌っちゃおう」

手拍子を取って、ひろ美は歌い出しました。

… 顔色が変わるしほり。

「そのメロディーが、何ともいえない不穏で、不快な旋律で … 今にも魔界の門が開き、そこから聞こえる死霊のうめき声のような …

死霊の『だんご3兄弟』なんです!」


今までご機嫌だった、さおりは泣き出す始末、しほりは慌ててその場から逃げ出したのでした。

… … … … …

「えっ、要するに音痴ってこと?」

ユイがしほりに聞き返しました。

「いやいやいやいや、歌っこ上手いよ、鈴鹿さんは」

「んだんだ、昔は歌番組とか出てたもんね」


当時を知る、保と吉田が否定しました。

… 影武者がいたとは知らず。

「栗原ちゃんは、リアルタイムで聴いたことねえから分からないんだよ」

… … … … …

< その頃、当の鈴鹿ひろ美は … チャリティーコンサートの準備も大詰め >

天野家の居間で、当日の曲順を考えていました。

「老眼ですか?」

お茶を運んできた夏が、眼鏡をかけているひろ美を見て言いました。

「ははは、そうなんです … もう、手放せなくて」

笑い合ったふたり。

「春子とひとつ違いでしたっけ?」

「早生まれなんで、学年だとふたつ上です」


ひろ美は、思い切って夏に『気になっている』ことを尋ねました。

「ねえ、お母さん、これ、どうしたもんかしら?」

「何が?」


夏に見せたのは『潮騒のメモリー』の歌詞カードでした。

何か所か赤鉛筆でアンダーラインが引いてあります。

寄せては 返す 波のように

「こちらの皆さんが聴いたら、津波を連想するんじゃないかしら?」

不安そうな顔をして聞きました。

「するね … それが、何か問題でも?」

「あっ、ほら、ここも!」


三途の川の マーメイド

「ひっどい歌詞 … 」

「ああ、そこ変えるんなら、ここも変えねばなんねえな ~ 」


夏が指差したのは、『17才』でした。

「 … 『47才』にせねばなんねえな ~ 」

ひろ美は口の中で言い換えてみて … 吹き出しました。

「いやだあ、語呂が悪い ~ 」

夏もひと笑いした後、ひろ美に言いました。

「歌っても歌わなくても、津波のことは頭を離れませんから … どうぞ、お構いねぐ」

「え?」

「それよりも、有名な大女優さんが、わざわざこんな田舎さ来て、目の前で歌ってくれる …

ああ、それだけで皆、大喜びでがす」


深く頭を下げました。

ひろ美も同じように下げ返しました。

「春子は東京さ、出てったが、あんたのようにアイドルにはなれねがった …

でも、めんこい孫連れて帰って来た。

いや ~ おらの人生、大逆転だ ははは」


そんな風に笑う夏を見て、ひろ美の良心が痛みました。

「ねえ、お母さん … ちょっと、聞いて」

夏にすべてを話そう …

「春子さんが … 」

その時、急に玄関から賑やかな一団が入って来ました。

… … … … …

忠兵衛とアキ、長内夫妻、それに大吉でした。

「往生際が悪いぞ、大吉! 男ならビシッとケジメつけろ!」

なんだか、かつ枝に叱られている大吉。

「夏さん、1本つけてけろじゃ!」

「はいはいはい」


夏は台所へ行きながら、ひろ美の顔を見ました。

「何か言いました?」

「 … 私、やります」


ひろ美は笑顔でそう言うと、夏に代わって台所へ向かいました。

それを見た忠兵衛。

「あららら、今日は女優のお酌で飲めるど!」

「居候ですから ~ 」


… … … … …

「夏ばっぱ、夏ばっぱ、大吉がついに覚悟を決めた!」

「えっ?」


かつ枝が興奮気味に言いましたが、夏には何のことか分かりません。

「明日、ほれっ、北鉄の試運転があるべ?

… 無事で済んだら、プロポーズするってよ!」


組合長が発表しました。

「誰の?」

「誰のって、おめえ … 安部ちゃんしかいねえべ!」


忠兵衛に言われて驚く夏。

「じぇじぇじぇっ」

1升瓶を抱えてきたひろ美が夏以上に驚いています。

「じぇじぇじぇって程のことじゃねえぞ」

「んだんだ、元々夫婦だからな」


割と冷静な長内夫妻。

「でも、随分昔の話よね?」

「22年前」

「 … 別れたのは?」

「それも、22年前」

「半年で別れたんだど、鈴鹿さん … 2クールだな」


酒をお燗するための竹筒を差し出しながら、アキが言いました。

大笑いする一同。

「大吉、ホントにいいのか?」

夏は大吉の顔をまじまじと見つめました。

「試運転の後、話があるからリアスさ来てけろって伝えた!」

「ほら見ろ! プロポーズしたのも同然だべ?!」


… … … … …

翌日。

北鉄の車庫、アキが何やらゴソゴソとやっています。

「あ、駅長 … 車両点検、終了しました」

試運転のためにやって来た大吉を待ちかねたように迎える吉田。

「試運転、お願いします」

「うん」


指差し確認しながら、車両の裏に回ろうとした大吉を吉田は慌てて止めました。

「こっちは問題ねえですから、どうぞ乗ってけろ」

その声を聞いて、隠れるアキ。

吉田に促されて、大吉は運転席に乗り込みました。

… … … … …

「揺れはどう?」

状態を確認しながら電車を走らせる大吉。

所々で、沿線の人々が集まって、電車が近づくと手を振っています。

中には何故か電車を指差して笑う人も …

窓から顔を出して、時には手を振ってそれに応える大吉。

… … … … …

リアス。

大吉と待ち合わせた小百合が店に入って来ました。

「あら、アキちゃん?」

珍しくアキがひとりきりで店番です。

「何だべ? 今日に限って随分ヒマだね」

客が誰ひとりいない店内を見て小百合は言いました。

「安部ちゃん、コーヒーでいいか?」

「うん」


… … … … …

時間は昨夜へと遡ります …

「いいのか? 大吉、あせってねえか? … 春子が正宗さんと再婚して」

くどい程、念を押す夏。

「いや、そりゃまあ、関係ねえとは言い切れねえが … 

若え頃、若気の至りでくっついて別れたが、お互い知らねえ仲じゃねえし …

今更、歳も世代も違う『ゴーストバスターズ』も知らねえ若い娘っこと所帯持つなんて、面倒臭え」

「それは、さすがに安部ちゃんに失礼じゃないかしら?」

ひろ美がムッとして言いました。

「 … だよね」

あっさりと認めた大吉。

「でも、偽らざる気持ちなんだよね ~ 」

… … … … …

「おら、いいと思う!」

「アキ?」

「震災婚だの、授かり婚だの、何かと理由がねえとくっつかないのが大人だべ?

だったら『面倒臭え』婚も、立派な理由だど思う」

思わぬアキの助言。

「何より、大吉っつあんと安部ちゃん … すっげえお似合いだど思う!」

「さすがアキだ、いいこと言うな ~ 」

忠兵衛がアキの頭を撫でました。

「どうなんだ、大吉?

安部ちゃんのこと、好きか?」

夏が尋ねると、一同の視線が大吉に集中しました。

「うっ、う ~ ん」

「悩んじゃダメよ! スッと言わなきゃ!」

また、ひろ美に叱られました。

… … … … …

「好きでねがったら、こったらに悩まねえべ … 好きだから、幸せになってもらいてえがら、悩むんです。

元夫婦間の友情を壊したくねえんです。

春ちゃんも好きだ、鈴鹿さんも … でも、おらやっぱり、安部ちゃんなんです。

まめぶと一緒です。

甘えのか、辛えのかも分かんねえのに、だんだん好きになってしまった … 理由なんて忘れちまった」

… … … … …

「吉田君、見ろよ! 皆の笑顔 … まだ試運転だっつうのに、こんなに温かく迎えられるとはな」

沿線に集まってくる人々は一向に絶えることはありません。

電車に向かって手を振る人、一緒に走る人、写真を撮る人 …

「本当ですね、駅長」

何かを隠しているような、空々しい吉田の返事。

「いや、鈴木のばっぱ … 笑い過ぎでねえか?」

… … … … …

「決めた!

試運転終わったら、『再婚してけろ』って言うべ!」

「ホントにいいのか?」

最後にもう一度、夏は問いただしました。

「い、い … 言えんのか?」

… 大丈夫なのか、大吉?

… … … … …

試運転を終えた電車が北三陸駅に戻って来ました。

「じぇじぇじぇ、安部ちゃん、あれ見て!」

窓からそれを見ていたアキが、どこかワザとらしく小百合を呼びました。

「なになに?」

アキが指差す方を見た小百合。

ホームに入ってきた電車を見て、驚き … 店を飛び出して行きました。

改札口で立ち尽くす小百合。

「大吉っつあん … 」

『安部ちゃん オラど 結婚してけろ! 大吉』

電車の車体に大きな文字で書いてありました。

そんなことには気づかずに電車を下りてくる大吉、ネクタイを締め直しました。

… … … … …

「いがったな、安部ちゃん」

アキは小百合の背中から声を掛けました。

「アキちゃん、ありがとう!」

小百合は振り向いて両手でアキの手を握りました。

はっとして、手を引っ込めたアキ。

「えっ?」

「 … 何でもねえ、へへ」


ペンキのついた手を隠したのです。

大吉が走って来るのを見て、ふたりは急いでリアスに戻りました。

… … … … …

「安部ちゃん … 」

「はいっ」


店に駆け込んで来た大吉は窓際のテーブル席に腰かけている小百合の正面に座りました。

「落ち着いて、よ~く聞いてけろ …

おらと、おらともう一度 … って、何処見てんだ?」


チラチラと落ち着かない小百合の視線の先を追った大吉。

だあっ! ~ じぇじぇじぇっ!!

電車の横に書かれた文字に今初めて気づきました。

… この電車で試運転して来たことを知り、愕然とする大吉。

立ち上がった小百合。

「こちらこそ、よろしくお願いします … 大吉さん」

大吉も立ち上がりました。

「大吉さん!」

大吉の胸に飛び込んで来る小百合。

しかし、大吉は寸でのところで止めると、カウンターの中でガッツポーズをとっているアキに向かって大声で尋ねました。

「ちょっと、誰? あれ書いたの誰?!」

… … … … …

アキの手についたペンキが誰が犯人か物語っていました。

そんなことには構わず、クラッカーを取り出して鳴らたアキ。

「おめでとう ~ !!」

それを合図にパーテーションが開いて、奥からお馴染みの顔ぶれが勢ぞろいして現れました。

『おめでとう!大吉 安部ちゃん』の横断幕、そして、紙吹雪、歓声 …

「ちょっと、もう ~ 鈴鹿さん! 夏ばっぱ!」

「おめでとう!」

「よぐ言った、大吉 ~ 」


大吉の肩に手を置いてうなずく忠兵衛。

「まだ言ってねえよ! 言わせてよ!!」

ヒロシが大吉に花束を渡しました。

「ほれほれ、今しゃべったらいいべ!」

同じように花束を持った小百合と向い合せにされました。

「あのあのあの … 安部ちゃん、お、お、おらど、もう一度 … 最 … 」

大吉の顔を覗きこむ小百合。

「だめだ、言えねえ! やっぱ言えねえ!!」

カウンターに突っ伏してしまいました。

その隣に座る小百合、言葉などなくても通じています。

うれし泣き … 涙、涙 … 笑顔、笑顔、笑顔。

< 取りあえず、おめでとうしか言えねえ … >

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