NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年10月03日 (木) | 編集 |
第4話

「新聞にある人がお父ちゃんの料理のこと書いたんだよ。それがさ、あんまりいい風には書かれてなくてね … 」

一緒におやつを食べている時、トラが大五とイクのケンカの原因となったことを話してくれました。

「私も今日、ケンカしちゃった」

「どうして?」


め以子は、いちごジャムのことで源太とケンカになってしまったことを話しました。

「う~ん、ひと口ぐらいあげりゃ、よかったじゃないか?」

「あれは、私のもんなのに、何で皆そういうこというの?!」


トラといい、先生といい、まるで自分の方が悪いように言うことが、納得いかない、め以子です。

「どうして、め以子は、ひと口もあげないんだい?」

「 … 減るから」

「そうか、減るからか … でもね、ジャムが減っても増えるものがあるんじゃないかい?」

「そんなもんなんて、ある訳ない」


トラは「あるよ」と言いましたが、め以子は譲りません。

「じゃあ、ジャムは減らなくても、代わりに減ったものはないかい?」

トラに尋ねられて、め以子は考えました。

『絶対、友達じゃねえよ!』

何故か思い浮かんだのは、そう叫んだ源太の顔でした。

「 … ない」

しかし、強情な、め以子です。

「そうかい?」

見透かしたようなトラ、しかし、それ以上は何も言いませんでした。

… … … … …

次の日、学校へ行くと、め以子の机が『ケチンボ メイコ』とチョークで落書きされていました。

落書きを手で消していると、いつも源太とつるんでいるふたりの男子が寄ってきました。

「お前んとこの店、不味いんだって?」

「えっ?」

「新聞に書いてあったんだろ?」

「あれは … 」


言葉に詰まる、め以子。

「お前の父ちゃんだもんな、客には高い金でカスしか出さねえんだろ?」

そこへ顔を出した源太、め以子の耳元で言いました。

「ケチンボ、め以子!」

ケチンボ、め以子! 欲張り親子! ケチンボ、め以子! 欲張り親子!

3人で、そう囃し立てました。

「お父ちゃんは、そんなことしないもん!

卵だって新しいのしか使わないし、お客さんに一番美味しいものをって、一生懸命、ちゃんと … お父ちゃんは …

お父ちゃんの料理は世界一なんだから!」


… … … … …

開明軒。

「おい、今日やめるか?」

気乗りしない表情で仕込みをしていた大五がおもむろにそう言うとコック帽を脱ぎ捨てました。

「予約も入ってねえし、一杯やりにでも行くか?」

返事に困っている見習いコックの山本。

「あんた、何考えてるんだい?」

咎めるイクに大五は言いました。

「これからはよ ~ 予約の分だけ、やるって形にしようかと思って ~

その方が無駄も出ねえし、うちの料理を食いたいって奴だけ、来るだろうし … 」

「 … 本気じゃないよね?」


イクは怖い顔でにらみました。

「町場にフランス料理の灯をともすのが、あんたの夢じゃなかったのかい?

それをこの程度のことで投げ出すのかい?」


黙ったままの大五。

… … … … …

そこへ、め以子が源太やその取り巻き、チヨを引き連れて帰って来ました。

何事かと尋ねるイク。

「お料理作って!」

「えっ?」

「皆、うちの店が不味いって言ってんの …

そうじゃないって、分からせて!」


イクは大五の顔を見ましたが、ソッポを向いています。

「 … 分かった。

いいよ、皆座ってな!」


… … … … …

驚いたのは厨房にいた大五です。

「母ちゃん、勘弁してくれよ!」

「どうせ、予約も入ってないんだ ~ 」

「お代は? … ガキから取れるわけないだろ?」

「 … 自信ないんだ?

子供は正直だからね、美味しいって言わす、自信がないんだろう?」


そこまで言われた大五は、コック帽をかぶって調理を始めました。

山本と顔を見合わせて、微笑むイク。

… … … … …

「ねっ、美味しいでしょ?」

パンを食べる源太たち尋ねる、め以子。

「脇村屋のあんパンの方が美味えよな ~ 」

… … … … …

牛肉の赤葡萄酒煮込み、フォアグラのフラン等、店自慢の料理を振る舞いました。

「なあ、箸ないの?」

「フォークで押さえて、ナイフで切るの!」

「ねえ、ご飯ちょうだい!」


厨房からその様子を見て、大五はため息をつきました。

「これ、腐ってる」

初めて食べた味、思ったままに答えたチヨ。

「腐ってない、腐ってない、こういう味なの!」

「でも … ごめん」

「お肉は? お肉は美味しかったでしょ?」

「牛鍋の方が美味えよ」


ガッカリした、め以子。

… … … … …

少しでも、大五が自信を取り戻せるかと思って、め以子の頼みを聞いたイクでしたが …

子供たちから「美味しい」のひと言も引き出すことができずに、逆効果だったのでしょうか?

「じゃあ、行くか?」

ひと通り食べて、席を立とうとする源太たちを、め以子は慌てて引き止めました。

「ちょっと、ちょっと待ってよ!

もっと、もっと美味しいのだすから、待って、待って!」


… … … … …

厨房に飛び込んできた、め以子。

「お父ちゃん、赤ナスご飯とおっきいオムレツ作って!」

め以子が世界一美味しいと思っているものでした。

「私のお弁当に入っているやつ」

「ありゃ、残り物で作る賄い」

「でも、お弁当交換した時、チヨちゃん、美味しいって言ってたの!

オムレツも絶対にビックリするから!」

「だめだよ … あんなの人前に出せるようなものじゃねえよ。

出せねえって言ってこい!」


… … … … …

「やだ … 」

「ああ?」

「だって、お父ちゃんの料理は世界一美味しいんだもん!

美味しいんだから … 美味しいって言わせなきゃダメだよ」


今にも泣きそうな顔でそう訴える、め以子。

「私もお父ちゃんの料理、好きだよ」

黙って聞いていたイクが、いても立ってもいられずに口を出しました。

「1週間も煮込んだドミグラスソースも、丁寧に裏ごししたホワイトソースも、トロットロのポタージュも ~

ああ、フランス料理だなあって …

でもね、だからこそ思うんだよ。

そんな、父ちゃんが作りゃ、なんだってフランス料理だよ。

なべ底のソースと冷や飯で作った赤ナスご飯は、立派なフランス料理だよ。

お父ちゃんにしか作れないフランス料理だよ」


黙って、イクの話を聞いていた大五でしたが …

「 … 飯あるか?

飯、持って来い!」


め以子とイク、ふたりの思いは大五に伝わりました。

「あいよ! … め以子も手伝って!」

「うん!」


… … … … …

「うわ ~ !」

子供たちの顔が一斉に輝きました。

「当店特製の赤ナスご飯と巨大オムレツでございます。

どうぞ召し上がれ」

「いただきま~す!」


イクの言葉を待ち切れなかったかのように、源太たちは赤ナスご飯を食べ始めました。

め以子は、イクが盛り分けたオムレツをひとりひとりに配るのを手伝っています。

「どう?」

「美味え ~ 」

「美味しい!」

「本当?」

「ホント、ホント!」


め以子は源太のことを見ました。

「おう … うん、まあまあな」

「め以ちゃんも、食べてみなよ」


チヨにそう勧められた、め以子ですが …

「私、お客さんじゃないから」

しかし、その、め以子の前にあの源太が自分の赤ナスご飯の皿を差し出しました。

イクの顔を窺がう、め以子。

「 … 特別だよ」

「うん!」


源太から皿を受け取ると、スプーンで口に運びました。

… … … … …

め以子が急に赤ナスご飯を食べていた手を止めて、オムレツを見つめました。

何を思ったか、赤ナスご飯の上にそれを乗せて、一緒にかっ込みました。

「おい、食いすぎだろ!」

め以子の食べる勢いに自分の分がなくなることを心配した源太。

「うん、う ~~~~ 」

唸り始めた、め以子。

「一緒に食べてみて、一緒に!

すっごい、すっごい美味しいから!」


それは、今でいうオムライスのようでした。

皆、め以子と同じように、オムレツを赤ナスご飯の上に乗せて食べ始めました。

「美味っ!」

「美味しい ~ 」


… … … … …

「いい顔して、食いやがんな ~ 」

「本当 … 」


そんな、子供たちを厨房から笑顔で見つめている大五とイク。

「時が経ちゃさ、ナイフとフォークも馴染むようになるよ」

「なんか … そんなこたあ、どうでもいいような気がして来たよ」


子供たちの笑顔が思い出させてくれたのです。

「俺、こういうの好きでコックになったんだよな」

微笑み、うなずいたイク。

… … … … …

大五の料理に満足して帰る皆を店の外まで見送りに出た、め以子とイク。

「また来てよ、今度はお財布持った人と」

イクが笑いながら言いました。

「美味かったです!」

「ありがとう」


この子たちのおかげで、大五にも笑顔が戻ったのです。

め以子の前にやって来た源太が照れくさそうに …

「あのよ … ごちそうさま、め以子」

源太が赤ナスご飯を分けてくれたことを思い出した、め以子。

「私も、ごちそうさま!」

笑い合ったふたり。

… … … … …

夜、台所で糠床をかきまわしているトラに、め以子は言いました。

「お祖母ちゃん、私分かったよ」

「えっ?」

「ジャムが減ると増えるものだよ」


トラは笑いながら尋ねました。

「『ごちそうさま』でしょ?」

うれしそうなトラ。

「ジャムは減るけど、『ごちそうさま』は増えるもんね」

「ははは … め以子、ごちそうさまっていうのは … 」


トラが急に胸を押さえました。

「お祖母ちゃん、どうしたの?」

心配そうに顔を覗きこんだ、め以子、トラは笑いかけようとしましたが … そのままうつぶせに横たわってしまいました。

「お祖母ちゃん!」

苦しそうにうずくまっているトラ。

「お祖母ちゃん! お祖母ちゃん!」

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