NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年10月04日 (金) | 編集 |
第5話

「脈も乱れがちだし、心臓も弱っているようですな」

倒れたトラを往診した医師は、大五とイクにそう告げました。

「あの、お母ちゃんは?」

「今すぐどうということはないと思いますが … 余り無理はさせないで下さい」


… … … … …

安静に眠っているトラの枕元には、め以子と照生が心配そうに座っていました。

「あんたたち、もう寝なさい」

戻ってきたイクに尋ねる、め以子。

「お母ちゃん、お祖母ちゃんは病気なの?」

「歳も歳だからね ~ それなりにガタは出てくるさ。

大丈夫だよ、無理させなければって、お医者様も言ってたし …

いい子にして、お祖母ちゃんに余計な世話かけないってことだよ」


め以子はトラを見つめながら、うなずきました。

… … … … …

次の日の朝。

「おはよう!」

「まあ、今日は早いね ~ 」


いつも自分では起きてはこない寝坊助の、め以子が早起きして降りて来たので、イクは目を丸くしました。

「何かすることってある? 手伝えること」

「ああ ~ じゃあ、ご飯をお櫃に移してくれる?」

「うん!」


トラに世話をかけないように、自分が家の手伝いをしようと考えた、め以子でした。

… … … … …

学校に行くと、源太が声を掛けてきました。

「よお、め以子!」

「おはようございます!」

「昨日のこと、父ちゃんに言ったら、今度店に行くって」

「よろしくお願いします!」


… いつもと調子が違いました。

「お前、なんか変じゃねえか?」

「 … お祖母ちゃん、倒れちゃったの」


驚く、源太。

「だから、私ががんばるのです!」

… … … … …

学校が終わると、家まで走って帰りました。

「ただいま ~ 

何か、何かやること … 」


家に着く早々、息を切らしながら、イクに尋ねる、め以子。

「じゃあ、これ畳んでくれる?」

イクは、今取り込んでいた洗濯物を渡しました。

… … … … …

洗濯物を、め以子に任せたイクは、廊下の雑巾がけを始めました。

「それ、私やる!」

「洗濯物は?」

「もうできた!」


め以子は、イクから雑巾を奪いました。

… … … … …

洗濯物に目をやるイク … きちんと畳めていません。

ため息をついて、畳み直すイク。

「お母ちゃん、もう終わった!」

「もう?」


いくら何でも早すぎます。

「私、水汲みに行って来るね」

そう言うや否や、部屋を飛び出して行きました。

「水汲みはもういいよ!」

め以子を追って、廊下に出たイクは、危うくすべって転ぶところでした。

きちんと絞っていない雑巾で拭いたので、廊下が水浸しです。

… … … … …

「気持ちはありがたいんだけどね … 二度手間になっちまうっていうのが … 」

厨房で困った顔で話すイクに大五は言いました。

「この機に教えればいいじゃねえかよ?」

「今それどころじゃないだろ?」


その時、外で水がこぼれる音がしました。

そして、泣き声 …

汲んだ水を運ぶのを手伝わせていた、弟の照生が転んでしまったのです。

「薬箱どこ?」

「あ、もういいから ~ 」


自分がやると言って聞かない、め以子。

「じゃあ、おやつ買って来てくれるかい?」

トラの好きそうな、おやつをと言われて、め以子は勇んで出かけて行きました。

… … … … …

「お祖母ちゃん、おやつ買って来たよ」

早速、トラの部屋に届けた、め以子。

「おやまあ、脇村屋まで行ってくれたのかい? 遠いのに」

トラは布団の上に体を起こして、嬉しそうに言いました。

「お祖母ちゃん、好きでしょ?」

「うん、ありがとう」


トラは袋からあんパンを取り出すと、ちぎってひと口食べました。

「美味しい? お祖母ちゃん」

「うん、美味しいよ ~

でも、あとはふたりでおあがり」


そう言うと、ひと口食べただけのあんパンを差し出しました。

「えっ、あんパンだよ?

お祖母ちゃんの大好きな脇村屋のあんパンだよ?」

「 … そうなんだけどね」


大好物の脇村屋のあんパンも食べられない程、重い病気なのだろうか? … め以子の不安が募りました。

「お祖母ちゃん、本当に大丈夫?」

「動かないから、お腹空かないのかね ~ 」

「 … 本当にいいの?」


優しく微笑んで、うなずいたトラ。

あんパンを受け取った、め以子は、半分に割って、照生と分けて食べました。

「子供の食べてるのはいいね ~ 何だか元気が出てくるよ」

美味しそうに食べているふたりを見てそう言いました。

「お祖母ちゃん、何かして欲しいことってない?」

「じゃあ、糠漬け漬けてくれるかい?」


… … … … …

「お野菜をお塩で揉んで ~ 布巾でよく拭いてっと、糠床をひっくり返すように … 」

め以子と照生は、トラに教わった通り、糠床を手でかき混ぜた後、野菜を埋めるように入れました。

「お姉ちゃん、糠漬け美味しくできるかな?」

「お祖母ちゃんの言う通りにやったんだもん、美味しいに決まってるよ!

上手にできたら、食べてもらおうよ」


… … … … …

しかし、その出来は …

翌朝の食卓。

め以子たちの作った糠漬けを微妙な顔をして食べている大五。

当の、め以子は、あからさまに不味そうに食べています。

「いう程、不味くないよ … 初めてにしては上等、上等、ねっ?」

山本の言葉に大五も相槌を打ちました。

「でも、お祖母ちゃんのとは … 」

「ひと晩で同じ味出されたら、お祖母ちゃんだって立つ瀬ねえだろうが ~ 」

「 … 言われた通りにやったのに ~ 」


漬け上がるのを楽しみにしていたのに … 落ち込む、め以子。

… … … … …

浮かない表情のイクがトラの部屋からお盆を下げてきました。

食事にほとんど手を付けていません。

「胃に物を入れると気持ち悪くなるんだって … 」

「食わなくなると、どんどん食えなくなるって言うからな …

何かねえのか?

どんな時にでもよ、これだけは食べるってやつはよ」


考え込むイク …

… … … … …

学校から帰ってきて、店の前に座り込んだ、め以子。

自分の手のひらを鼻に当てました。

「同じなのに … 」

「何が同じなんだよ?」


通りかかった源太が尋ねました。

「手の匂い … お祖母ちゃんと … でもね、味は同じじゃない」

「味?」

「あの糠漬け、食べられないんだよな ~

お祖母ちゃん、よくならないと … 」

「よくないのか? お祖母ちゃん」

「うん」


返事した、め以子が源太の顔を見ると、小指で鼻をほじっている最中でした。

「なんか食べたいって思う物ないのか?」

「 … あった!

ありがとう、源ちゃん」


め以子は勢いよく走り出しました。

… … … … …

め以子の走ってきた先は寺でした。

『いつか、一緒に食べようよ!』

… 小指を立てた源太を見て、トラと指切りをしたことを思い出したのです。

境内で掃き掃除をしていた、和尚を見つけました。

「め以子、祖母ちゃん倒れたっていうのは本当か?」

「そのことなんだけど … あのあの、いちごって持ってきた人のお名前とか … 教えてください」

「何するつもりなんだ?」

「お祖母ちゃんにいちご食べさせたいの … このままじゃ、お祖母ちゃんの糠漬け食べられなくなっちゃう!」


祖母のことを一途に思う、め以子。

め以子の行動する原理は、必ず食が絡んでいました。

「亡くなった方は、赤嶺さんと言ってな … まだここにご家族の方が住んでおられると思う。

帝国大学の裏手の方かね ~

大人と一緒に行くんだぞ、人さらいが出とるそうだからな」


住所を書いた紙を渡しながら、和尚はそう念を押しました。

しかし、め以子はそのままひとりで探しに行ってしまいました。

… … … … …

「赤ナス、こんなに頼んだのかい?」

ボール一杯に剥いた赤ナスを見て、イクは驚くやら、あきれるやら。

「うん、これから俺は世界一の赤ナスご飯を作り出さなきゃなんねえからな」

もう笑うしかありません

そこへ、警察官が店に入って来ました。

「店に貼り紙を貼ってもらいたいんだが … 」

それは、最近出没している、人さらいの人相書きでした。

… … … … …

帝学の近くまでやって来た、め以子は分れ道で立ち止まりました。

もう近くまで来ているはずです。

和尚に書いてもらった住所を確認しました。

「お嬢ちゃん、どうかしたの?」

振り向くと、ハンチング帽をかぶった男が立っていました。

「あの ~ ここに行きたいんですけど」

め以子は近づいてきた男に、紙に書かれた住所を見せました。

「どうしてここに?」

「私のお祖母ちゃん、病気で … いちごをあげたくって」

「そうか … 」


男は少し何かを考えてから、答えました。

「じゃあ、おじちゃんが連れて行ってあげるよ」

「本当?」

「本当だよ」


笑顔になる、め以子。

男は、め以子の手を取って、歩き出しました。

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