NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年10月23日 (水) | 編集 |
第20回

め以子が開明軒の前で出くわした女性は、悠太郎の知り合いでした。

相談があって訪ねて来たと言う彼女を店に招き入れる悠太郎。

そんなふたりがお似合いに見えて、自分をひどくみじめに感じてしまう、め以子でした。

… … … … …

「学校どう?」

「まあまあや」

「亜貴のまあまあは、できてるってことやな」

「悠ちゃん、変わらへんね」


会話を聞いただけで、ふたりの親密度が分かるようです。

「いらっしゃいませ」

厨房から出てきた大五とイクに悠太郎は女性のことを紹介しました。

「友人の村井亜貴子といいます」

「はじめまして」


亜貴子は朗らかに笑って挨拶しました。

しゃしゃり出たのは、客でもないのに店に入り浸っている室井でした。

「いや ~ 僕、室井っていうんですよ。

室井と村井、一文字違いですね ~ 」

「いや ~ ホンマですね」


如才なく話を合わせた亜貴子。

「結婚しても、変わらなくていいですね」

「ほな、せんでもええですやん」


あつかましい室井のことを上手に受け流しました。

「元気のいいお嬢ちゃんだね ~ ねえ、お嬢ちゃん、何か食うか?

ごちそうするよ」


大五も亜貴子のことを気に入ったようです。

… … … … …

ちゃっかり、ふたりと同じテーブルに座った室井。

「亜貴子さんはどうして、東京へ?」

「女子医専に通っているんです」

「え ~ お医者の卵? すごいね ~ じゃあ、お家は結構な資産家で?」

「いいえ ~ 無理言うて、通わせてもらってるんです。

せやから、頑張らないと」


室井の質問にも嫌な顔せずにハキハキと答えている亜貴子。

微笑んで見ている悠太郎が何か言いたげな顔をしていることに気づきました。

「何、悠ちゃん?」

「亜貴見てると、なんやこっちも頑張らんとって、思えてくるわ」

「 … それは、私かて同じや」


水を運んで来ため以子が、そんなふたりのやり取りを聞いていました。

… … … … …

「う~ん、美味しいこのスープ」

大五のスープをひと口飲んで、声を上げた亜貴子。

「せやろ? ここの大将が名人なんや」

悠太郎はまるで我がことのように自慢しました。

「悠ちゃん、気に入られてるんやろ?」

「そうかな?」

「見てたら、分かるわ」


厨房から、め以子は不機嫌な顔で見ています。

… … … … …

「ああいうの今時じゃシャンっていうんだろ? キリっとしてよ」

「でも何か、馴れ馴れしくない?」


大五まで亜貴子にニヤケているので、め以子はあまり面白くありませんでした。

「いい女っていうのは、お前、そういう気の使い方するんだよ。

美人ってのはな、いるだけで相手を緊張させちまうからよ ~ お前、なんも分かってないな」

「いい女でも美人でもありませんからね ~ 」


… … … … …

「あっ!」

ちょっとした油断で、め以子は目の前に置いてあった熱い鍋を触ってしまいました。

「何やってんだ? お前」

「ああ、火傷してら」


右手の手首が赤く腫れ上がっています。

「あの、よかったら診ましょうか?」

騒ぎを聞きつけた亜貴子が厨房を覗きました。

「ああ、いやそれほどのことじゃないと思うんで … 」

「でも、痕残ったりしたら … ちょっと、入れてもらってええですか?」


… … … … …

亜貴子は、め以子に手首を水道の水で冷やさせていました。

「あの ~ まだですか?」

「まだや … 痕残したくないやろ?」

「別にこのくらい … 」

「何言うてんの ~ あんた、そないな別嬪さんで」

「 … べ、別嬪?」


そんなこと生まれてこのかた言われたことがなかっため以子でした。

「別嬪やんか ~ 背もスラッと高うて、外国の雑誌のモデルさんみたいや」

「そう … なんですか?」

褒めらているようですが … 実感がありません。

「大将、すいません … 冷めてしまうの、もったいなかったんで」

め以子の治療のため、亜貴子は厨房の調理台の上で食事を続けていました。

「いや、こっちこそ、うちの馬鹿がホントすみません」

「いえ ~

このカレー、無茶苦茶美味しいですね … どうやって作るんですか?」

「そいつは、秘密でしてね ~ 」

「教えてくださいよ ~ どうせこんなに上手に作れないんですから」


厨房の男たちはデレデレでした。

… … … … …

「1日1回、ちゃんと薬塗ってね」

包帯を巻きながら、亜貴子は指示しました。

「はい … あの、よかったんですか? ひとりで」

「うん?」

「 … 西門さん」


自分の治療に掛かりきりにしてしまっため以子は、少し申し訳なく思っていました。

「ああ、一文字違いの人と楽しくやってるみたいやし … 」

黙々と食べている悠太郎の横で室井が何か熱く語っている最中です。

亜貴子はめ以子の手をしげしげと見ました。

「ええ手してんな ~ 指長うて、丈夫そうで」

「そうですか?」

「うん、手術向きや ~ うらやましいわ ~ 力がいるところでもガンガン縫えそうや … はい、終わり」


包帯を結び終えました。

「あの … ありがとうございました」

「こちらこそ、ごちそうさんでした」


礼を言っため以子、お返しに亜貴子も、笑顔で頭を下げました。

その時、め以子は、自分もいつの間にか亜貴子に好感を抱いていたことに気づきました。

… … … … …

「はあ ~ あのカレー、最高やったわ」

停留所のベンチに腰掛けながら、亜貴子は言いました。

「ええな、悠ちゃん、あんなの毎日食べてるん?」

「亜貴、結局何を相談に来たんや?」


室井が邪魔だったり、め以子の火傷があったりで、肝心の相談を聞きそびれていたのです。

「ああ、せやった、せやった … ホンマやな」

笑い出した亜貴子。

悠太郎も亜貴子の隣に腰掛けました。

「怪我人見ると、忘れてまうんやな」

「ごめん、ごめん … 」


ひと息ついて、亜貴子は話し始めました。

「あのな、今の先生に大学行くの考えてみいひんかって言われてんねん」

「すごいやんか?! 女子で行けるゆうたら」


悠太郎は喜びましたが、亜貴子本人は複雑な顔をしています。

「 … 東北やねんけど」

「 … 遠いな」

「うん … お金もかかるしな」

「光男さんは、どう言うてはんの?」

「あの人は多分、私がそうしたいならええよって、言うてくれはるから … せやから、まだ言うてへんねん」

「相変わらず、理解あるな … 」

「うん、理解ある」


そう言って、亜貴子は立ち上がりました。

… … … … …

「無責任なこと言うけど … ええ言わはるなら、甘えたら?」

悠太郎も立ち上がりました。

「けどな … 」

「親父さんとお袋さんにもろうた夢やろ?」


うなずいた亜貴子。

「 … 悠ちゃんはどうするの? 来年」

「俺も、こっちに残らへんかって話あったんやけどな … 」

「けど、お母さんにもろた夢やから?」

「せや … 」


… … … … …

「せや、あの子 … もしかして、かなり家事してる?」

め以子のことです。

「まあ、弁当は作ってくれてるけど … 」

「手の皮、すごい厚かったから」

「ああ、毎日、熱々のご飯で、おむすび握ってるからちゃうか?

… 熱々のご飯でやらんと、おむすびって美味ないねんて」


それで亜貴子は何かを察したようでした。

「それ … 火傷してんねんで」

「そうなん?」

「 … お熱い話やな」


ため息をついた後、停車した電車に向かって歩き出しました。

「相変わらず、そういうとこ鈍いねんな ~ 」

振り向いてそう言うと、デッキに乗り込みました。

「何?」

「あかん、教えたらん」


亜貴子を乗せた電車は走りだし … 見送る悠太郎。

… … … … …

開明軒の厨房は、亜貴子の話でもちきりでした。

「いや ~ 気持ちのいいお嬢さんだったな」

大五もよほど気に入ったようです。

「俺もあんな姉ちゃんがよかったな ~ 」

… … … … …

め以子は、母屋の台所で明日のおむすびを試作していました。

白身魚フライにタルタルソースを絡めたものを具に入れたのですが … 思っていたほど美味しくありません。

料理ノォトに反省点を書き込みました。

「はあ ~ 明日、どうしようかな?」

ふと、手首の包帯を見て、亜貴子のことを思い浮かべました。

< どんな人だったんだい?

… そうかい、頭がいいのに、気さくで明るくて、一生懸命で、頑張ってる姿が素敵で … >

め以子には、非の打ちどころがないように思えました。

『亜貴見てると、なんやこっちも頑張らんとって、思えてくるわ』

悠太郎の言葉が耳に残っています。

… … … … …

「はっ!」

その時、め以子は桜子と民子から聞いたことを思い出して、息を飲みました。

『西門さんの意中の方っていうのは、よく食べて、一生懸命で明るくて、見てると自然と元気になるような方なんですって … 』

「あれって … 」

すべて亜貴子に当てはまりました。

呆然とするめ以子。

そこへ、亜貴子を送った悠太郎が戻って来ました。

慌てて、料理ノォトを隠して、台所を飛び出しため以子ですが、居間で悠太郎と鉢合わせしてしまいました。

「あ、あの … 」

「何ですか?」

「前に民ちゃんから聞いたんだけど …

西門さんには、その …  思ってる人がいるって」


咄嗟に口に出して聞いてしまいました。

「民ちゃん?」

「剣道の試合の後に、聞いたって … 」

「 … ああ ~ 」


ようやく分かったようです。

「それって、もしかして … 亜貴子さん?」

悠太郎は考えるポーズを取りました。

「あっ いや、私は別にどうでもいいですけどね …

うちの店にもまた来るかもしれないし … そしたらほら、一応、対応とか、あの … 」


声は裏返り、何かしどろもどろになっています。

… … … … …

「亜貴子さんのこと、好きなんですか?」

ついに聞いてしまいました。

怪訝な表情の悠太郎。

「嫌いなわけないでしょ?」

即答されて、め以子は悠太郎の顔を見返しました。

「亜貴のような人を嫌いな人なんて、そうそういないと思いますが」

… 怒ったような顔にも見えました。

しばし、言葉をなくした、め以子でしたが … なんとかうなずきました。

「そう … ですよね」

とにかくこの場から逃げ出したい気分でいっぱいでした。

「あの、私 … 賄いもらってきます」

… … … … …

母屋から飛び出しため以子は、厨房に行くことはせずにその場に座り込んでしまいました。

今までのことを思い返すと、泣きたくなってきます。

『私は、あなたのこと好きになりませんからっ!』

すべて勘違いの独り相撲だったなんて …

「何やってるの? こんなとこで」

厨房から出てきた照夫に声をかけられても、返事する元気もないめ以子。

「姉ちゃん?」

「 … 姉ちゃん、馬鹿かもしんないわ」

「は?」

「はは … 本当に馬鹿かもしんないわ」


もう一度繰り返し言いました。

め以子が何故、突然そんなことを言い出したのか、照夫には分かりませんでしたが …

「うん、まあ気づけてよかったんじゃないの?」

大五にどやされないうちに、忙しい厨房へ戻って行きました。

< 穴があったら入りたい … まさに、そんな気分のめ以子でございました >

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