NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年10月24日 (木) | 編集 |
第22回

「お前にやっとこさ、見合いの話が来た」

「み、見合い?! … 私が??」


大五は笑顔でうなずきました。

「お前、まるやって料理屋知ってんだろう?」

「お堀端にある老舗の?」

「そうそう ~ 社長があそこの馴染みでよ、食べるのが好きで舌のするどい嫁なんて、金出しても欲しいんだってよ」

「でも … 私でいいの?」

「おう、いいみたいだぞ。

社長の話だと、向こうさんは家事なんて当てにしていない、そういうのは女中さんに任せたらいいだってよ」


それは、め以子にもってこいの話でした。

「お前いいよな? 受けちまっていいよな、この話」

大五は、相当乗り気です。

「ちょ、ちょっと待って」

「もう、考えることもあるんだろうからさ ~ 」


め以子の気持ちも関係なくせっかちに話を進めようとする大五のことを、イクがたしなめました。

「ほら、賄いよそってやるからおいで」

大五からめ以子を引き離しました。

「おい、ちゃんと考えろよ!」

… … … … …

め以子を厨房へ引っ張ってきたイクは小声でそっと言いました。

「返事、急がなくていいから」

うなずくめ以子。

「 … それからこれ、忘れてたよ」

皆に見られないように、そっと帳面をめ以子に渡しました。

「あ … 」

… … … … …

め以子は糠床をかき混ぜながら、先ほどの見合いの話のことを考えていました。

< そうだね ~ 来年は卒業だしね ~ 悪い相手じゃなさそうだし、というよりも … >

「 … 理想的?」

< そうだよね ~ またとない話だよね ~ >

「あっ、明日のおむすび?!」

明日からまた頑張ると、悠太郎と約束したことをすっかり忘れていました。

「どうしよう … 」

全く何も考えていません。

< め以子、め以子!

お祖母ちゃんのお腹ん中、ぐ~っとかき回してご覧 >

手に当たったものを取り出すと、それは古漬けのキュウリでした。

「 … 取り忘れか?」

… … … … …

古漬けのキュウリを使った具をいくつか考えて、帳面に記しました。

「これは、これでよし」

帳面を閉じて表紙を眺めていると、悠太郎が食べている姿が目の前に浮かんできます。

「 … お呼びでないんだよね」

机の上に置いた帳面の上に顔を乗せました。

「私はそういうことなんだから … 」

… … … … …

「め以子、昨日の話考えたか?」

朝食の時、大五がまた念を押しました。

「うん、あ、え~と … うん」

曖昧な返事をしため以子。

「お前、一体何を迷ってんだよ? … こんないい縁談、二度とねえぞ?!」

大五の言葉に反応したのか、悠太郎がめ以子の顔を見ています。

「分かってる … 分かってるって」

そうは答えましたが、歯切れの悪いめ以子です。

「分かってるならいいけどよ … 」

悠太郎の様子が少しおかしい? … イクだけがそれに気づいていたようです。

… … … … …

「僕の記憶が確かやったら、あなたは以前、自由結婚を目指してるって、おっしゃってた気がするんですけど … 」

電車を待つ停留所で、悠太郎が突然そんなことを聞いてきました。

「はい」

「それは、もうええんですか?」

「ああ … お見合いもひとつの出会いじゃないですか?」


割り切っているようなもの言いに聞こえました。

「ええ話やって、大将言うてはりましたけど … そうなんですか?」

「これ以上ないってくらい、理想的なんです」

「へえ …

じゃあ、何を迷ってるんですか?」


め以子は悠太郎を見て … そして、空を見上げました。

そして、少し迷った後、悠太郎に尋ねました。

「 … 西門さんは、した方がいいと思いますか?

お見合い、した方がいいと思いますか?」


うつむいて、考えるポーズを取った悠太郎。

… … … … …

「僕が答えるの変やないですか?」

答えを待っていため以子に悠太郎が言ったのはそんな言葉でした。

「えっ?」

「 … ただの書生ですよ」


何かを期待していた訳ではないのですが …

「あ … そうですよね」

笑うしかありません。

「そうですよ ~ 赤の他人なんですから」

「そうですよね … 」


どことなく空々しいふたりでした。

… … … … …

「西門君、ちょっといいかね?」

悠太郎が弁当を食べようとしていると、そこに教授が訪れました。

「それが、噂の弁当かね?」

「噂?」

「毎日違う握り飯が入っているそうじゃないか?」


大方、近藤あたりが言いふらしたのでしょう。

「召し上がりますか?」

遠慮せずにおむすびをひとつ受け取った教授は、本題に入りました。

「 … 例の話は考えてくれたかね?

やはり何と言っても、日本の中心は東京だ … ここに残った方が断然面白い仕事も出来ると思うよ」


亜貴子にも話していたように、卒業後も東京へ残るように勧められているのです。

「それは、分かってるんですけど … 」

「君が感じている使命感をここで果たしてもいいんじゃないかね?

亡くなられたご母堂も大阪でなければと思っているわけではなかろう ~ 」

「頭では分かってるんですけど … 」

「全くこっちに残る未練なんかはないのかね?」

「ないですね」


躊躇なく言い切った悠太郎でした。

… … … … …

「それでね、何かよく分かんないんだけど ~ ふたりが一緒になることは許されないってことなんだって!

どういうことなんだろうね ~ 」


め以子は、桜子と民子に悠太郎から聞き出した話を報告していました。

「血を分けた兄妹とか?」

「やっぱり??」

「 … そんな訳ないじゃない!

あれなんじゃないの、どっちかに許婚がいるとか?」


いずれにせよ、桜子の予想は小説じみていました。

「め以ちゃん、大丈夫?」

民子が心配そうにめ以子の顔を覗き込みました。

「うん? 何が … 」

「もう、お弁当ないんだけど」


そう言われて、空になった弁当箱を箸でつついていたことに気づきました。

「あはは … やだ ~ 私ったら、もうお腹空いちゃって … 馬鹿よね、お間抜け」

… … … … …

放課後、桜子と民子は染井庵にいました。

「訳分かんないな、め以子 … 何かあったのかな?」

あの陽気さが、無理をしているようで、ふたりには不自然に見えたのです。

「 … 桜子ちゃんは?」

め以子のことも心配ですが、民子は目の前の桜子のことも気になっていました。

「栞の方とは、連絡取れた?」

「昨日もカフェで待ってたんだけど … 」


… 会えなかったようです。

ちょうどその時、店に入ってきたふたり連れの学生を見て、桜子の顔色が変わりました。

「 … いた」

「えっ?」


ふたり連れのうちのひとりが『栞の君』だったのです。

桜子は、席に着こうとした『栞の君』の目の前に立ちはだかりました。

「どうなさってたんですか?」

… … … … …

開店前の開明軒。

イクが店で帳簿をつけていると、悠太郎が顔を出しました。

「あら、お帰りなさい」

「あの、女将さん … ちょっといいですか?」


遠慮がち悠太郎が聞いてきたことは …

「め以子さんのお見合い相手の家のことなんですけど … 」

何故、悠太郎がそんなことを聞くのだろうと、イクは思いましたが …

「ああ、まるやって料理屋、悠太郎さん知ってるかい?

そりゃあ、立派なお店でね ~ 」

「あ、そやなくて … その、家族関係とか … 」

「お姑さんが、どうとかかい?」


悠太郎はうなずきました。

イクはそんな悠太郎を見て、何かを察したような顔をしました。

「そのお姑さんが是非にってゆう話でさ …

相手の二男坊には、ゆくゆくは暖簾分けするって言ってるらしいから、いずれは別居になるんじゃないかね ~

滅多にない、いい話だよ」

「ああ、そうですね ~ ホンマに」


それだけ聞くと、店を出て行こうとする悠太郎をイクは呼び止めました。

「悠太郎さんはさ、このお見合いした方がいいと思う? しない方がいいと思う?」

探るような目で悠太郎の顔を覗き込みました。

「女の人は、嫁ぐ先で人生が決まってしまいますから … 不幸にはなって欲しくないやないですか」

イクには、悠太郎の気持ちは計り知れませんでした。

… … … … …

め以子は、母屋の台所に立っていました。

「 … 焼きおむすびですか?」

「はい、やってみたくなっちゃって … まあ、お弁当には向かないかも知れませんけど」


そう言いながら、悠太郎にもひとつ差し出しました。

「熱いうちがいいんですよ、早く早く」

焼きおむすびを持ったまま、何かを考えている悠太郎を見て、め以子は怪訝な顔をしました。

「見合いした方がええと思います」

おもむろに言いました。

「 … そうですか?」

戸惑いを隠せないめ以子。

「何を迷ってはるのか知りませんけど、つまらん悩みなんか放り出してしまった方がええと思います」

悠太郎の言葉を聞いているうちに、め以子の表情が険しくなっていきます。

「本当にええ話やと思いますし、家の中も円満そうやし、何よりお姑さんのお眼鏡にかないそうというのが … 」

「私だって … そのくらいのこと、分かってるんです」


声を荒げて、悠太郎の言葉を遮りました。

「分かってんですよ、そのくらいのこと!

大体、西門さん関係ないでしょ?

私がお見合いしようが、どうしようが … 」


顔を見てるとだんだん怒りがこみ上げてきます。

「聞いてきたのは、そっちやと思いますけど?」

「 … そうですね … ああ、そうですね、そうですね!

わざわざご丁寧に貴重なご意見ありがとうございました!」


… … … … …

自分の部屋に戻っため以子は、机の上にあった料理ノォトをごみ箱に投げ捨ててしまいました。

しかし、拾い上げてまた手に取りました。

ページをめくって読み返してみます。

悠太郎の言っていることは何ひとつ間違ってないし、自分のためを思って言ってくれたことは分かっています。

でも、何でこんなに腹が立って … こんなに悲しいんでしょう。

「馬鹿みたい … 私」

涙が溢れてきて … 帳面に顔を押しつけていました。

… … … … …

居間にひとり残された悠太郎は、暗い表情で、め以子の部屋がある二階を見上げていました。

何を思う悠太郎 …

… … … … …

朝、め以子はいつものように台所でおむすびを握っています。

「おはよう、今日は何にするんだい?」

台所に顔を出したイクを待っていたかのように、め以子は言いました。

「お母ちゃん … 私、お見合いする」

「?!」


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